ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸法をしながらイメージの訓練ー1

2006-11-15 10:15:44 | 座禅
 逆腹式呼吸を日常生活のあらゆる場面で行うことにより、スムーズに呼吸ができるようになったら、イメージ(観想)しながら呼吸法を行う次のステップに進みます。
 体の下腹部分にあるとされる臍下丹田を、意識しながら逆腹式呼吸を行いますが、実際に臍下丹田が活性化し、動いてしまえばなんでもないことなのですが、へその下腹部分にあるのかなと半信半疑ながらも、座禅(静功)する中で呼吸を続けます。
 自分の今ある目の角度ではなく、ちょっと離れて斜め上あたりから見てみるという工夫も必要です。 
 無理なく1時間ぐらい座禅ができるようになったら、人工衛星から地球を見ているイメージをしてみます。 青い海、茶系の大地、うっすらと浮かぶ白い雲が今までのテレビ映像や、新聞報道の写真を思い出しながら、イメージして逆腹式呼吸を行います。
 始めは大きく見えた地球も次第に離れていきます。 だんだんと小さくなっていき、点でしか見えなくなります。 更に離れてもう殆んど見えなくなりました。 広い宇宙の中で自分ひとりが、ポツンと独りいるのがイメージされます。 これが 無 のイメージに繋がります。
 このイメージを静かな暗闇の中で座禅をしながら、何度も何度も繰り返しイメージします。 耳がキーンとなってくるはずです。