ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

季節外れの蝶が飛んできた

2006-02-16 09:45:43 | 
 毎年、息子さんの命日になると知人(お母さん)と妹弟が仕事を休んでお墓参りをしているという話を聞きました。 11月初めだというのに、お線香をあげてお墓を前にしてみんなで故人を偲んでいたところ、ひらりひらりと黒い大きな蝶が飛んできて、お墓の周りをしばらく飛んでいるのを見て、お兄ちゃんがありがとうと言って飛んできたんだね と言いながらみんなで涙したということでした。
 私もよく知っているお子さんでしたので、思わず涙が出てきてしまいました。 よく親より早く子供に先立たれるのは、とてもつらいことだと言いますが、葬式などで涙する親御さんを見かけると、こちらも堪らなくなってしまいます。
 私の父親も65歳で交通事故で亡くなりましたが、20年間は、毎年命日に事故現場に行ってお花をあげてお参りをしていました。 また、必ず私の家族では、ごく普通に春と秋の彼岸に、秩父までのお墓参りを欠かしたことがありません。
 私自身は、お墓参りをすることによって、いつも初心に帰る気持ちになれる感覚を持っています。 自分の親だけでなく、時々は連れ合いの両親が眠る栃木まで出かけることにもなります。