知人が自ら命を絶ったようです

　昨日、久しぶりで都心で勉強会があり、その帰りに知人と芋焼酎のお湯割を飲んできました。　その折、大規模修繕からみでここに来て、改めて構造計算書を点検したところ、一部不備が見つかり居住者側から(発注者側）責任追及を受け、伝え聞いたところによると自らの命を絶ったようです。
　事務所の代表者として責任を感じたようですが、私自身もよく知っていた方で温厚な紳士でした。　自分が代表になる前の仕事であったにもかかわらず、耐え切れなかったようです。
　たまたまバブル期の建設に伴い、施工上の様々な欠陥が判明し、一部建て替えが進められている建物郡にあり、その過程で改めて構造計算書を詳細に検討精査がされたとのこと。　耐震偽装ということではないのですが、計算上の部分的なデーター入力の不備があっただけです。　そのことが建物全体の耐震性に問題があるとは思われませんが、耐震偽装が社会問題化される中で、指摘を受けたようです。
　その方とは、会えば挨拶をしますし、年賀状のやり取りをしたり、離れていてもなんとなく心が通じているようなものを感じていましたので、残念でなりません。