カメラ内蔵のエフェクト
最近のカメラには撮影表現の多様化と云うか、お遊びに近いような表現が出来るエフェクトを搭載しているものが多い。
私の愛用するオリンパスペンFにも種々のエフェクトが搭載されている。
色々と試し撮りをして見たがなかなか面白い。
この花を例に2~3エフェクトを試して見た。
ファンタジックフォーカスにセット。
ソフトフォーカスで柔らかい表現になっている。
これに光彩を加えることも出来る。
その場合ハイライト部分に光の輝きが十文字に光る。
この写真はデイドリームにセット。
ややピンクがかった温かみのある表現になっている。
この写真はトイフォトにセット。
周囲が白くぼかされ、主題を引き立たせる。
逆に周囲を暗く表現する表現もある。
これらの他、写真の色を極端に変えてしまうもの、水彩画風に表現するもの、或る色だけを残して、後はモノクロにしてしまう表現等様々なものがある。
被写体によってはこれらのエフェクトを使う事で意外性のある作品に仕上げることが出来る場合がある。
ある女性写真家でファンタジックフォーカスを使った作品が自分のイメージにぴったりと云う事で常用している作家がいる。
昨日、新宿のエプソンサロンの写真展を覗いた所、写真を展示していた男性写真家もファンタジックフォーカスで撮影した作品が全体の1/2を占めていた。
カメラの進化とともに表現領域が広がりつつある事を実感した。