観音堂？
ソニーサイバーショット ＨＸ９Ｖ ハイビジョン動画より
正面が今下りてきた階段。左手に仏像郡、右手に観音堂がある。
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このお堂には金色の仏像がウインドウのような中に４体安置してある。外の幟には「大日如来」とある。このお堂は観世音菩薩ではなく大日如来を祭っているのだろうか。
お堂の前の池の端には、仏像が立っているが左手に赤子を抱き右手には壷のような物を持ち、そこから水が落ちている。観音様？大日如来？或いは別の仏様、私には良く分からない。
龍の階段
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近寄ってみると階段だった。なだらかな幅広の段が５０段もあっただろうか。両側は土塀のようになっていて、その上を巨大な龍が二匹？這っていた。
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下から見上げると、彼方向こうに五重塔が見える。
左側の龍に寄って見たが、あまり迫力のある顔ではなかった。
五重塔に行くのはこの階段を登ってゆくのが正しい行き方のようだ。自分は裏口から登ったらしい。
仏国窟
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五重塔の左手に仏国窟入り口と言う文字が見えた。そこには四国八十八ヶ所霊場の石碑も立っている。
四国三十三番札所も文字も見える。ここに入れば四国の札所を全部回ったことになるのかも知れないと興味津々中に入って見る事にする。
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中には薄暗い照明の中に左側に仏像、右側に巡礼姿の像がずらりと並んでいた。入り口から出口までコの字型の通路になっている。一人ではいると有り難味より不気味さを先に感じてしまうが回り終えた後は、何か佛道の修行を終えた充実感のようなものがあったのが不思議だ。
出口の先に不思議な風景が見えた。龍がのた打ち回っているようだった。下には何やらお堂のようなものが見える。行ってみよう・・・・・
五重の塔
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五重塔が見えてきた。朱塗りの六角形の塔だ。昔の塔のイメージは全く無い。ただ、けばけばしいだけで趣が無い。いかにも現代的だ。
正面には香炉があり、香炉の柱には龍が巻きついていた。この観音様は龍に関係があるように見える。
正面右手には、観世音の石碑が建っていた。塔の回りは結構広い。天候が悪かったためかこの日は参詣人は一人もいなかった。
山口観音五重塔へ
ソニーサイバーショト ＨＸ９Ｖ ハイビジョン動画より
龍の頭越しに見た境内。中国風の龍と日本風の石灯籠の組み合わせがなんとも不似合いな情景だ。
七福神のお堂の左手に道路を挟んだ向かい側に「閻魔堂」がある。「閻魔堂」と言うからには閻魔様を祭ったお堂であろう。子どもの頃、嘘をつくと閻魔さまに舌を抜かれるよ！と脅かされたことを思い出した。
閻魔堂を後に急な坂道を登ると、途中に紫陽花に囲まれた割烹料理店がある。鬱蒼と茂る林の中の店、「深山」と言う名も肯ける。
紫の綺麗な花だった。
「深山」の横を通り抜け、坂の上に出ると山口観音五重塔の木札が立っていた。どんなものかと興味をそそられて行って見ることにした。
七福神
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建て物の中にもう一つ小さなお堂があり、大きな鍵がかかっている。中には謂れのあるご神体が安置されているのだろう。
お堂の回りに七福神の像が並んでいた。正月バスツアー等で七福神めぐり等といったものがあるが、ここにくれば一箇所で七福神めぐりが出来てしまう。
七福神
ソニーサイバーショット ＨＸ９Ｖ ハイビジョン動画より
正面階段を上るとお堂の前に出る。建物はやはり中国風で、柱、欄間は見事な彫刻で飾られている。
幟には、はっきりと武蔵野七福神と記されている。どうやら七福神が祀られているようだ。
階段を上がった所の左右に、塀を取り巻いていた龍の頭がある。口には何か玉のようなものを咥えている。
屋根裏、欄間の彫刻は象とか龍の頭らしきものが彫られている。日光東照宮には遥かに劣り、比べ物にはならないが結構楽しめる。
七福神
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本堂正面左奥に水子供養の墓地？がある。
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そのまた左手には不思議なお堂が建っていた。
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正面に来ると塀の上部には龍が取り巻いていた。幟には武蔵七福神と書いてあった。
どこか中国風の建造物である。
山口観音本堂
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本堂はなかなか立派な建物である。古びた感じは年代を感じさせる。
ソニーサイバーショット ＨＸ９Ｖ 静止画
本堂正面左右に写真のような佛塔？と勝手に思ったが、円筒形の塔に小さな仏像がびっしりと並べられ、その一つ一つに灯りが入っている。思わず手を合わせたくなるような荘厳さであった。
本堂裏にこんな看板が立っていた。
本堂裏は裏観音と言うらしい。赤い欄干が印象的で、軒下に絵を描いた額が架けられている。
この額は日蓮上人の修行の歴史が書かれているようだった。
本堂横には山口観音の案内図があった。壮大な敷地の中に色々なお堂が点在している。こんなに広い所だとは思わなかった。
馬頭観音
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水屋の右手に白馬が顔を出しているような小屋があった。
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近寄ってみると白馬の像が小屋の中に置かれていた。この馬は新田義貞が鎌倉攻めの時に義貞と共に戦い、戦後この山口観音で余生を送ったと説明書きがあった。
花と水が供えられ、お参りする人が大勢いるようだ。幸せな馬だと思う。
