褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 ビハインド・ザ・サン(2001) 復讐の愚かさを感じて、更に・・・!

2011年05月30日 | 映画(は行)
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 世界中を見渡すまでもなく、身近の人間関係を見ていてもやったらやり返す復讐劇が繰り広げられている。僕なんかは徹底した平和主義者だから、やられたらやられっ放しで自分は悪くも無いのにとりあえずあやまってしまうタイプだ。しかし原爆を落とされながら更に身内の人間を犠牲にしてしまい、また南京大虐殺や従軍慰安婦など何の事実も証明もされていないことをお隣の国からでっち上げられて土下座させられている日本という国を考えた時、僕みたいな人間は日本には多いということがわかる。
 スティーヴン・スピルバーグ監督のミュンヘンを観ると復讐劇の愚かさを感じると同時に周りをアラブ諸国に囲まれたユダヤ人国家イスラエルの事情を考えると、やったらやり返すことによって軍事的バランスがとれていることも事実。もし平和ボケした人間がイスラエルに多く存在していたら、とっくにイスラエルは世界地図から消えていただろう。

 国家間では色々と血を流すような復讐が半ば認められているケースがある一方で、一家と一家が伝統的に殺し合いを繰り広げていることを舞台設定にしている映画が今回紹介するビハインド・ザ・サン
 このように書いてしまうとマフィア同士が抗争を繰り広げる血生臭い内容を想像してしまうが、実際の印象は観終った後に爽快感を覚える内容だ。

 一家と一家の争いでどちらかが全滅するまで繰り返されるような復讐の愚かさがテーマであるのは確かだし、これ以上に無いくらい悲劇性を持った展開が起こる。しかしこの映画の凄いところはアンハッピーな結末を迎えることによって復讐は絶対にダメですよ、と言った類のことを示しているのではない事。
 大いなる悲劇を乗り越え、復讐の連鎖反応を乗り越えようとし、希望に向かっていく主人公の姿に大きな感動が得られる。

 監督はモーターサイクル・ダイアリーズで南米の厳しい自然、風習、そして南米のカリスマ革命戦士チェ・ゲバラの若き頃を描いたウォルター・サレス監督

 モーターサイクル・ダイアリーズでも南米の大自然を捉えた映像は魅力的だったが、今回紹介するビハインド・ザ・サンにおいても、大自然を捉えるカメラワークが非常に印象的で雄大かつ人間の愚かな部分を蹴散らせてくれる役目を果たしている。
 そんなありえないぐらいの悲劇が起こりつつも、希望を胸に持つことが出来るビハインド・ザ・サンを紹介します

ビハインド・ザ・サン [DVD]
ロドリゴ・サントロ,ラヴィ=ラモス・ラセルダ,ホセ・デュモント,リタ・アッセマニー
ハピネット・ピクチャーズ


 1910年、ブラジルの東北部における村において。そこでは先祖代々からプレヴィス家とフェレイラ家では土地争いを行っていた。プレヴィス家は父と母、そして男だけの3人兄弟。サトウキビを栽培していたが非常に貧しい暮らし。一方フェレイラ家は召し使いも多く抱えていて大豪邸だ。
 ある日、ブレヴィス家は長男がフェレイラ家によって殺される。ブレヴィス家の次男のトーニョ(ロドリコ・サントロー)は長男の兄が殺された報復のためにフェレイラ家の跡取り息子を殺害する。

 フェレイラ家では葬式が行われていた時に、ブレイヴィス家の父(ジョゼ・デュモント)とトーニョ(サントロー)が現われる。彼らはフェレイラ家に一時の休戦を申し入れに来たのだ。とりあえずフェレイラ家からのトーニョ(サントロー)に対する報復は次の満月の夜(二ヵ月後?)までお預け。しばらくの間トーニョ(サントロー)は自分の命が狙われることの無い安らぎを得るのだが。

 ブレヴィス家の近くを道に迷ったサーカスの一団(2人しかいないが)がトーニョ(サントロー)のまだ幼い弟(ラヴィ・ラモス・ラセルダー)に道を尋ねてきた。サーカスの一団の若い女の子のクララ(フラヴィオ=マルコ・アントニオ)はトーニョ(サントロー)の弟(ラヴィ・ラモス・ラセルダー)に道を教えてもらったお礼に絵本をプレゼントし、名前の無かったその弟(ラヴィ・ラモス・ラセルダー)にパクーと言う名前を付ける。

 その日の夜に、トーニョ(サントロー)とパクー(ラヴィ・ラモス・ラセルダー)は父(ジョゼ・デュモント)に見付からないようにコッソリとサーカスを観に行った。トーニョ(サントロー)はクララ(フラヴィオ=マルコ・アントニオ)に一目ぼれ。一方彼女もトーニョ(サントロー)に対して恋をする

 トーニョ(サントロー)はやがてやって来る報復の日に対する恐怖と、伝統的に繰り返される復讐に対して疑問を持ち始める。クララ(フラヴィオ=マルコ・アントニオ)たちのサーカスの一団がさらに次の村に向かう日、トーニョ(サントロー)は弟のパクー(ラヴィ・ラモス・ラセルダー)の後押しもあり、父(ジョゼ・デュモント)の猛反対を押し切り、クララ(フラヴィオ=マルコ・アントニオ)たちと一緒に付いて行くことにする。

 しかし、家族を見捨てることが出来ないトーニョ(サントロー)はやがて家に戻る。トーニョ(サントロー)を追ってクララ(フラヴィオ=マルコ・アントニオ)もやって来た。満月の夜にトーニョ(サントロー)とクララ(フラヴィオ=マルコ・アントニオ)は初めて結ばれるが、フェレイラ家からのトーニョ(サントロー)に対する報復が行われようとしており・・・ありえない悲劇が起こってしまい、トーニョ(サントロー)はある決心をしますが感動的なトーニョ(サントロ)の行動は映画を観てください



 世間から見るとかなりズレまくっている伝統、名誉、風習のあり方が、その中で住んでいると間違っていることに気付かないことは現代においても歴史的にも見られる。日本に住んでいると気付かないことが外国から見ると色々わかったりする事とこの映画は状況が似ている。
 しかし、代々家族で続いてきたことを否定されるとなるとその苦しみは想像を絶する。しかし間違いに気付いた時にそこには大きな苦しみよりも、これからの希望が見えてくる事実の方がいかに喜ぶべきかを理解した時、この映画の素晴らしさがわかります。

 ちなみにトーニョを演じたロドリコ・サントローはブラジル人のイケメン。ラテン系の男まえには世界中の女性が熱狂する理由が何となくわかる気がしますね。ちなみにこのイケメンは300(スリー・ハンドレッド)において、スパルタ軍を相手に大軍を率いて戦うペルシャ人の王様を演じています。

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競馬 日本ダービー予想

2011年05月29日 | 競馬予想

日本ダービー予想


 今年のダービーは不良馬場のレースになりそうだ正直なところせっかくの日本ダービー。良馬場で走らせてあげたかったし、予想にも影響が出てしまった。しかし今年の日本ダービーは世界ナンバーワンジョッキーのデットーリー騎手が来るなどちょっとだけ盛り上がっているようだ。
 天候、馬場、騎手など予想要因がたくさん増えて、僕みたいな理論派予想士には更に予想のやりがいのあるレースになった
 しかし不良馬場だから逃げ馬には気をつけないといけないのだが、どの馬が逃げるのかな?武豊ジョッキーのロッカヴェラーノあたりが逃げると思うのだが。この不良馬場だと差し馬には厳しいレースになりそうだが、有力馬が差しタイプなだけに大荒れの予感が漂うレース。当然馬券も大荒れを期待した組み立てになる。
 ◎ 10 ナカヤマナイト
 ▲  6 クレスコグランド
 ▲  8 フェイトフルウォー
 ▲ 15 トーセンラー
 △  5 オルフェーヴル
 △  7 ペルシャザール
 △ 13 ロッカヴェラーノ
 ×  2 サダムパテック
 ×  3 オールアズワン
 × 10 トーセンレーヴ

 僕の本命は10番のナカヤマナイト。前走の皐月賞はもう少し頑張れるかと思ったが、4コーナーで外に持ち出して勝つほど甘くなかった。確かにその時の1、2着馬は強かったがこの馬ももっとスムーズなレースが出来ればもっと差は詰まっていただろう。
 それにこの馬はもっと前走は間隔が少し開いていた。本来は完全な叩き良化タイプで、走れば走るほど成長してきた馬。そういう点では皐月賞の時よりも上積みは見込めるし、しかも2400Mの距離も折り合いに苦労するタイプの馬ではないから、他の有力馬は折り合いに難があるからその点で逆転可能と見た。

 単穴には3頭あげる
 まずは6番のクレスコグランド。ここに来て3連勝と非常に勢いに乗ってきた馬。しかも前走の京都新聞杯は明らかな地力アップを感じさせる勝ちっぷり。皐月賞組以外からの出走となると最も魅力を感じるのがこの馬。実はこの馬の能力が他の馬より上でしたなんてことに一気に4連勝でダービー制覇もありえる。

 次に8番のフェイトフルウォー前走の皐月賞は大敗も、間隔は開いていたしレース振りも中途半端。今回は明らかに皐月賞以上の出来の良さで出走してくるはず。上手くレースの流れに乗ることが出来れば、一発あるかも?

 次に15番のトーセンラー。この馬も前走の皐月賞は間隔が開いていたし、枠順も悪かった。終始あれだけ外を回るレースではあの敗戦も仕方ないし、逆によく走った方と言えるかも。今回も外枠だが東京2,400Mならこの枠順でも気にならない。勝てる可能性はある。

 次に勝つのは厳しいが2着ならありえる馬を挙げよう
 まずは5番のオルフェーヴル。前走の皐月賞は予想通りの強さまたジョッキーも上手かった。今回の2400Mは折り合いに不安があるだけにちょっと気になる。道中も後方からレースになりそうだが道悪で追い込んで勝てるとは思えず。能力は認めるがこんな天候でのレースになるとはちょっと運が無いね。これぐらいの評価が妥当か。

 次に7番のペルシャザール。前走の皐月賞は折り合いを欠いてしまった。今回は距離が延びるからその点では明らかにマイナス材料だが、この道悪競馬ならある程度前に行かないと勝負にもならない。ある程度好位で折り合いが付けば能力はある馬。2着に来ても驚けない。

 次に13番のロッカヴェラーノ。恐らくこの馬が逃げると思う。武豊が逃げても調教師は怒らないだろう人気しそうに無い馬だからこの馬を目標に早めに動いてくる馬もいると思えず展開的には怖い馬。スタミナはありそうな馬だし、皐月賞の内容からも全く能力が無いとは思えない。2着ぐらいなら踏ん張ったとしても驚けない。

 三連単の端っこ(3着)ぐらいなら来ても驚けない馬を挙げよう
 まずは2番のサダムパテック切れ味で勝負する馬なだけにこの不良馬場でのレースは厳しくなりそうだ。折り合い面や血統からも2,400Mの距離が向いているとは言えない。能力はあるのだが、これぐらいの評価が妥当だと思う。

 次に3番のオールアズワン。前走の皐月賞は大外枠でレースにならなかった。本来はもう少し走れてもいい馬。今回は内枠で穴として狙い目だし、穴馬としては狙い目。3着なら来ても不思議でも何でもない。

 次に10番のトーセンレーヴ。現役日本ナンバーワンの牝馬であるブエナビスタを姉に持つ超良血馬。執念とも言える過酷な状況をクリアしてダービーに出走してきた。常識的には厳しいが、調教の動きは疲れも感じさせないし、パワフルな走りから道悪もこなすかもしれない。3着ぐらいなら来る可能性充分ある。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  5、6、7、8、13、15
 3着  2、3、5、6、7、8、13、15、16

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、8、15
 2着 10
 3着 2、3、5、6、7、8、13、15、16                    合計 72点

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映画 陽のあたる場所(1951) ついつい明るい場所に行ってしまいます

2011年05月25日 | 映画(は行)
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 アメリカのような自由経済、競争社会においては昨日まで貧乏生活に陥っていたのに、ある日突然裕福な暮らしを過ごすことが出来るように大金持ちになるチャンスが転がっている国であるといえる。多くの国においてはアメリカと違い貧乏に生まれたら一生貧乏でいることが運命的であるかのような国もある。
 そのように考えたらアメリカは自由の国であり、チャンスが誰にでも平等にあるような国に思い勝ちだが、華やかに成功者として人生を過ごす人がいる一方で、その影でチャンスを掴み損ねて泥沼の貧乏暮らしを強いられる人が居るのも現実。むしろ今のアメリカはそのような傾向が強い。裕福な暮らしに憧れて地道に暮らして生きることの尊さをアメリカ人はどうやら理解できないようだ。
 ハリウッド映画を観ていると夢や希望を大きく見せてくれるのは良いが、逆に夢破れた人物に対しての教示的な映画がほとんど無いのが僕にとっては不満だ。夢や希望をあきらめずに頑張れば必ず実現すると貧乏人を喜ばすことを言っておきながら、夢破れて絶望の淵にいる人物に対しては知らんふりでは、自殺する人が多く出てくるのも仕方がない

 僕みたいな田舎者は都会の誘惑に負けることが多々あり、清楚で薄化粧のした女性よりもピカピカのドレスを着飾り、香水の匂いをプンプンさせている女性にヤバイと思いながらも手を出してしまう。そしてやっぱり結果は大やけど本当に高望みしてはいけないということがよくわかる。

 そして今回紹介する映画がまさに貧しい青年が、その野心から上流社会に入り込もうした事から起こる悲劇ドラマである陽のあたる場所です。
 監督は名作西部劇シェーン、そして人生の栄枯盛衰を大河ドラマで描いたジャイアンツなどの名匠ジョージ・スティーヴンス

 華やかな生活に憧れる気持ちはわかりますが、地道に頑張ることの大切さをちょっぴり理解できそうな陽のあたる場所を紹介します

陽のあたる場所 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
マイケル・ウィルソン,ハリー・ブラウン
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン


母と二人暮らしで貧しい生活を送っていたジョージ(モンゴメリー・クリフト)は、有名水着ブランドの工場を経営する叔父のチャールズを訪ねてきた。ジョージ(クリフト)は叔父の豪邸で社交界でもその美貌で目立っていたアンジェラ(エリザベス・テイラー)を見かけ、一目で彼女の虜になってしまう。しかし、あまりにも身分が違いジョージ(クリフト)には到底アンジェラ(テーラー)は手の届かない存在だった。

 ジョージ(クリフト)は叔父の工場で働くことになり同じ職場に居たアリス(シェリー・ウィンタース)と仲良くなり、やがて恋愛に発展する。
 会社で恋愛が禁止されていたためジョージ(クリフト)とアリス(ウィンタース)は人目を忍んでデートを繰り返していた。

 ある日ジョージ(クリフト)は普段の仕事ぶりが称えられ昇進を果たす。彼は叔父の豪邸にパーティーで招かれ、その場所でアンジェラ(テイラー)と再会する。ジョージ(クリフト)とアンジェラ(テイラー)はその場で恋におちてしまうが、その日はジョージ(クリフト)の誕生日でアリス(ウィンタース)は1人で彼の帰りを待っていたのだが・・・

 パーティー以来、ジョージ(クリフト)とアンジェラ(テイラー)は益々愛し合い、ある夏の日にジョージ(クリフト)はアンジェラ(テイラー)の別荘へ一緒に行く。そこでジョージ(クリフト)は彼女の別荘の近くの湖でボートに乗っていた人が溺れ死んで事件の事を聞く。

 そしてジョージ(クリフト)はアンジェラ(テイラー)と彼女の両親の家で夕食会に参加していると、アリス(ウィンタース)から電話がかかってくる。実は妊娠していたアリス(ウィンタース)がジョージ(クリフト)に結婚を迫り、内緒にしていた二人の仲を世間に公表すると言い出してきた。
 慌てたジョージ(クリフト)は夕食会を抜け出し、アリス(ウィンタース)に会いに行く。そしてジョージ(クリフト)はある決意を秘めてアリス(ウィンタース)をあの湖に連れて行き・・・その野心ゆえに苦悩する青年の結末は映画を観てください



 全く境遇の異なる2人の女性から愛されるとは羨ましいと思いながらも、どちらかを選ばないといけないとなると僕もこの主人公と同じ選択をしてしまいます。一見すると二股を掛けてしまった男性の哀れな結末を描いただけのストーリーにも思えますが、いかにもキリスト教的な思想を暗示させるラストシーンには僕のように感動する人も少数ながら居ると思います。
 
 主演のモンゴメリー・クリフトはどこか暗い影を持った役が本当によく似合う俳優さんです。
 シェリー・ウィンタースは、後に傑作パニックムービーのポセイドン・アドベンチャーで泳ぎが得意な太ったおばさんを演じていた人でした。
 そしてなんと言っても先日亡くなられたエリザベス・テイラー。古き良きハリウッド時代を代表する美人女優と言えば真っ先に思い浮かぶのがこの人個人的には全盛期の彼女は最も綺麗な映画女優だと思います

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競馬 オークス予想

2011年05月22日 | 競馬予想

オークス予想


 今回のオークスのメンバーを見ると、なんだかジョッキーがしょぼい。一流どころがまるで居ないし、ジョッキー的な観点から見るともう一つ盛り上がりに欠けるね。しかし、馬の方はレーヴディソールという本命級の馬がや、桜花賞の内容からオークスで楽しみだったトレンドハンターのリタイアはあったものの有力馬は無事に参戦してきた。
 しかし、このメンバーだとどの馬が逃げるのだろう。かなりのスローペースが予想される。有力馬に差しタイプの馬が多いが、そのような馬にとって展開に泣く可能性がある。そして外枠に入った馬はだいぶ外を回らせられることになるかも?もしかしたら枠順がレースに影響されるかも。
 そして牝馬にしては距離の長い2400M。血統的背景も気になるレースだが、スローペースである事を考えると血統をそれほど気にする必要は無いと思う。有力馬なら好位で流れに乗れるのがベストか?穴馬なら内枠の先行対応の馬か

 ◎ 12 ホエールキャプチャ
 ○  4 エリンコート
 ▲  9 マルセリーナ
 ▲ 16 グルヴェイグ
 △  2 メデタシ
 △ 10 デルマドゥルガー
 △ 13 シシリアンブリーズ
 ×  7 ライステラス
 × 17 マイネイザベル

 僕の本命はホエールキャプチャ前走の桜花賞は可哀想なぐらい大外を回らせられるレースをさせられた。勝ち馬とは枠順の差がモロに出てしまった。しかし、今回はこの枠ならそれほど外過ぎるわけでもなく折り合いにも苦労するタイプでは無いのでこのメンバーなら好位からのレース運びになると思う。今回は重賞勝ちのある東京コースはこの馬には良いし特に不安が見当たらない。血統的に2,400Mは少々不安だが折り合いは大丈夫だし、スローペースなら最後の直線でガス欠を起こしてしまうことは考えづらい。池添ジョッキーが今年のクラシックの二つ目を制覇すると見た

 対抗には4番のエリンコートを挙げる。ここに来て連勝中と非常に不気味な印象が漂う。それほどレベルの高い相手と戦ってきたわけでは無いが距離を延ばして勝ってきたところに今回のオークスでは軽視できない馬だと思う。
 後藤ジョッキーはペースを読むに長けているので恐らく先行するだろう。展開や枠を考えるとこの馬に利がある。血統的には向いているとは言い難いが、展開、枠順を味方に付ければ勝つ可能性はある。どうせ人気も無さそうならこれぐらいの評価を付ける価値はある。
 
 単穴には2頭挙げる。
 まずは9番のマルセリーナ桜花賞では見事な瞬発力を披露して割と余裕のある勝ちっぷりだった。今回のオークスではこの馬の能力を見誤る事は無いしかし、前走の桜花賞は折り合いに苦労しているところも見られたし、2,400Mに対しての距離不安はある。アンカツジョッキーもこの馬の能力を絶賛しているところを考えると恐らく今回は折り合いのみに集中して、位置取りは後方からになると思う。果たして人気する今回は前走のように直線まで我慢させ馬群を割ってくる危ないレースをするかどうか?団子状態を距離ロス覚悟で大外ぶん回しのレースになる可能性が高い。あっさり勝つ可能性は否定できないが、取りこぼすかも。単穴評価が最適だろう。

 次に16番のグルヴェイグを挙げる。母親はオークスも勝っている名牝であるエアグルーヴ。そしてさらに祖父がこれまたオークスを勝ったダイナカール。もしグルヴェイグが今回のオークスを勝つとすれば母娘3代に渡ってオークス制覇という大偉業が達成される。競馬ファンならこのようなロマンの実現に夢を持ってしまうのは当然のことで、かなり人気している。
 しかし前走は勝ったとはいえ相手のレベルを考えるとインパクトには欠ける。しかも外枠も痛い。正直勝つのは厳しいと思うが、ここは血統に期待して勝つ可能性を追求する。

 勝つのは厳しいが2着なら来ても驚けない馬を挙げます
 まずは2番のメデタシ。前走の桜花賞はまぐれでは無いと思うし、最後の伸びは桜花賞の上位3着までに来た馬と比べても大して遜色はなかった。本来は中団からでもレースの出来る馬だし、この枠順は一発を狙うには良い。しかし、この馬も折り合いがチョッと不安。有力馬が外を回れば最内から伸びてくるシーンがあるかも。2着なら来ても驚けない。

 次に10番のデルマドゥルガーを挙げる。走れば走るほど力を付けてきた印象があったが、前走は内枠でもまれるレースをしたことが大敗の原因か。今回は東京コースも良いし、この馬には枠順もちょうど良い所か。前走からコース、距離など条件が変わり激変の可能性はある。勝つほどのパンチ力は足りないが2着なら来られても驚けない。

 次に13番のシシリアンブリースを挙げる。もしかして逃げるのはこの馬かも?展開上は非常に気になる馬。有力馬に後方待機策の馬が多いだけにゴール前は大きく盛り上げてくれる可能性がある。東京の長い直線を逃げ粘るのは至難の業だが、2着ぐらいなら粘りきっても驚けない。

 三連単の端っこ(3着)に来ても驚けない馬を挙げます
 まずは7番のライステラスを挙げる。3歳牝馬において実績は上位のはずだが、前走の桜花賞での大敗と実績のない若手ジョッキーへの乗り替りから大きく人気を落としてしまった。能力的にも3着なら充分に来れる可能性はある。

 次に17番のマイネイザベル。どんな相手にも、またレベルの低い相手のレースでも善戦が精一杯の馬。こういう馬はとりあえず3着にマークだ。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 12
 2着  2、4、9、10、13、16
 3着  2、4、7、9、10、13、16、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 4、9、16
 2着 12
 3着 2、4、7、9、10、13、16、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 4
 2着 2、9、10、13、16
 3着 12                                   合計 68点

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映画 ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007) 果たしてこの選択で良かったのか?

2011年05月18日 | 映画(か行)
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 ボーン・シリーズの大ヒット、クリント・イーストウッドやコーエン兄弟やマーティン・スコセッシなど巨匠的存在の監督作品に出るなど名実共に大スターとしての地位を築いた親友のマット・デイモンに比べて、その活躍度の比較では大きく遅れをとってしまった感の否めないベン・アフレック
 しかし、最近は監督・主演作のザ・タウンが非常に評判が良い。そんな彼の監督としての才能が改めて評価されてきているが、彼の初監督作品であるゴーン・ベイビー・ゴーンを観たら彼の将来は前途洋洋であることを確信した

 さて日本は言うまでもなく法治国家であり、日本人は法治国家の国に住んでいるいじょうは法律に従わなければいけない。自分自身は特に不都合なことに遭遇してしまったことは無いが、いつ何時法律によってある種のジレンマに陥る時が無いとは限らない。
 法律で決められているからと言って他人が困っているのを黙って見ているのが良いのか、いやいやこんな大事が起こっているんだから法律を少々逸脱しても困っている人を助けてあげようかと手を差しのべるのが良いのか。間違いなく後者の方が正解だと言いたいのだが、これがなかなか難しい問題で簡単に結論が出せない。

 見終わった後、果たしてあの主人公が選択した行いは正しかったのか?と考えさせられるのが今回紹介する映画ゴーン・ベイビー・ゴーンです。今や日本において子供の世話を放り出してしまうお母さんがたくさん居ますが、改めて親子、家族、命などを考えさせられるゴーン・ベイビー・ゴーンを紹介します

ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]
ケイシー・アフレック,ミシェル・モナハン,モーガン・フリーマン,エド・ハリス,エイミー・ライアン
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント


 ボストンにおいてテレビではあるニュースが大きく流れている。へリーン(エイミー・ライアン)がまだ幼い娘のアマンダが行方不明になったことをテレビにて訴えている。
 ボストンにおいては少女誘拐事件が多発しており、ボストン市警はマスコミ、市民の批判を受けている。

 ボストンの片隅で探偵業を営んでいる恋人同士のパトリック(ケイシー・アフレック)とアンジー(ミシェル・モナハン)の元にへリーン(ライアン)の兄であるライオネル(タイタス・ウェイリヴァー)とその妻であるベアトリス(エイミー・マディガン)が訪れてきた。

 ボストン市警の捜査に行き詰まりを感じていたライオネル(ウェイリヴァー)とベアトリス(マディガン)は裏の世界に精通しているパトリック(アフレック)たちの元にアマンダの捜索願いにやって来たのだ。かねてからニュースで事件を知っていたパトリック(アフレック)とアンジー(モナハン)だったが、いつもは夜逃げを探していることを専門にしている2人に今回の少女誘拐事件を扱うのには及び腰で乗り気ではなかった。

 とりあえずパトリック(アフレック)とアンジー(モナハン)は行方不明になったアマンダの母であるヘリーン(ライアン)の家を訪れるが、彼らが目にしたのはヘリーン(ライアン)のアルコール、ドラッグに溺れている姿。しかもヘリーン(ライアン)は育児をすっかり放棄していて、アマンダの世話を叔父叔母であるライオネル(ウェイリヴァー)とベアトリス(マディガン)がしている状態だった。
 そんな状態を見て、さらにこの事件に対して気が乗らなかったアンジー(モナハン)だったが、人の良いパトリック(アフレック)は事件解決に乗り出すことを決意する。
 そして彼らはボストン市警の警部であるジャック(モーガン・フリーマン)の協力を得て、パトリック(アフレック)とアンジー(モナハン)は独自のコネクションをを駆使して闇社会から情報を得ようと捜査を開始する。

 そこでパトリック(アフレック)とアンジー(モナハン)はへリーン(ライアン)と彼女のボーイフレンドがドラッグの売人から大金を盗んだ情報を掴む。ヘリーン(ライアン)の娘のアマンダは大金を盗んだ代償として、誘拐されたのだという考えに到達する。
 パトリック(アフレック)とアンジー(モナハン)はジャック(フリーマン)の部下であるレミー刑事(エド・ハリス)と協力して、誘拐犯と接触してアマンダを取り返そうとするが、ボストンを支配する闇社会の現実と複雑さがパトリック(アフレック)の前に立ち塞がり・・・やがてこの事件の全貌が明らかにされた時、パトリック(アフレック)の取った行動は正しかったのか?ぜひ映画を観て確認してください



 全体の流れは少女誘拐事件に対するミステリー的な味わいと、ボストンを支配する裏社会の人間たちの凶悪犯的な人相のお陰でドキドキ感が楽しめる。所々で挿入されるドンデン返しの妙もあり内容的な暗さとは裏腹に飽きずに観ることができる。
 この映画の更なる妙味は登場人物たちのそれぞれの生き様がストーリー展開にうまく組み込まれていて、登場人物たちの行動に対してお前ら相当な悪だなと感じるが、そんな悪者の行動の中にも人生経験に裏打ちされた信念があるということを痛切に感じる。
 勧善懲悪なストーリーでは無いだけに後味がすっきりしないが、余韻がなかなか冷めないという点ではお勧めしたい映画だ。そしてモーガン・フリーマンエド・ハリスのような有名俳優がしっかりと脇を固めているのが見逃せません

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映画 ラストエンペラー(1987) 中国最後の皇帝の数奇な人生

2011年05月17日 | 映画(ら行)
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 アカデミー賞受賞作品と聞くとどれだけ面白い映画かとわくわくしながら観ると、地雷を踏んでしまうことがよくある。大げさすぎる宣伝効果の罠にまんまと嵌ってしまうわけだが、毎年同じ手口の罠に嵌ってしまう僕は正真正銘の馬鹿だなと映画を観終わってからやっと気付く。
 実は今回紹介するラストエンペラーが僕にとってそのような類の映画だった。ところが今回改めて観ると面白かったのであり、流石はアカデミー受賞作品だと妙に納得した
 
 この映画を初めて観たときは中国の近代史に対する知識が少なかったし、長い中国の歴史において最後の皇帝という言葉的な意味の重さが当時の僕には理解出来なかった。今となっては激動の中国の歴史の知識が増えたし、現在の中国共産党の姿がおぼろげながら見えてきた。
 ラストエンペラーと言う映画の内容がボロボロだからつまらないと感じたのでは無く、当時の僕の精神年齢があまりにも低かったということがわかった。時を経て同じ映画を再見すると新しい発見があることを今回改めて知ったし、今まで5、6回観てもどこが名作なのかさっぱりわからない2001年宇宙の旅を再び観ようというチャレンジ精神が湧いてきた。

 伝記映画という分野が確立されているように多くの作品があるが、意外に名作と呼ばれる伝記映画には歴史上は敗北してしまった人物が描かれている事が多い。スタンリー・キューブリック監督のスパルタカスはローマ帝国に反乱した奴隷スパルタカスを描いているが彼はあっさり反乱に失敗しているし、メル・ギブソン監督のブレイブ・ハートもスコットランド独立のために立ち上がった平民であり、最後は悲惨な姿で処刑されてしまうウィリアム・スコットが描かれている。
 そして今回のラストエンペラー朝最後の皇帝であり、その後満州国の皇帝になった溥儀の一生が描かれています。
 お世辞にも溥儀という人物は英雄でもなければ、暴君でもない。長い中国の歴史において最後の皇帝であること以外に語れることが出来ないぐらいだ。しかし、映画は歴史の表舞台に登場しないような人物も描かれる。

 ちなみに監督は巨匠ベルナルド・ベルトルッチ今観れば大したことが無いが、当時にすれば相当エロかったと思われるラスト・タンゴ・イン・パリ、ファシズムに傾倒する男の苦悩を描いた暗殺の森、イタリアの現代史を5時間強の長時間で描いた1900年、フランスの5月革命時の学生達の姿を赤裸々に描いたドリーマーズなど、名作、問題作で目白押し。まさに現代映画界の最高峰に君臨する監督だと言えるだろう。

 中国史上最も激動の時代を生きた皇帝であり、異なる国において皇帝に就いた人物としては非常に稀有な人物を描いたラストエンペラーを紹介します

ラストエンペラー [DVD]
ベルナルド・ベルトルッチ,坂本龍一
松竹


 1950年、ハルビン駅にシベリア抑留から中華人民共和国に送還された多数の戦犯たちが降りてくる。その中に1人の男がトイレに駆け込み自殺を謀るが未遂に終わる。その男こそ清朝の最後の皇帝であった溥儀(ジョン・ローン)だった。
 
 1908年、まだ3歳であった溥儀(ローン)は実質の清の支配者西太后によって紫禁城に皇帝として迎え入れられる。しかし溥儀は紫禁城の外に出ることは禁じられていて、城内での生活も自由が無い。そんな彼の唯一の支えが乳母のアーモの存在だけだった。
 1915年、中国全土に革命が吹き荒れる中、溥儀(ローン)の教育係りとしてイギリスからレジナルド・ジョンストンピーター・オトゥール)が赴任してくる。
 溥儀(ローン)はレジナルド・ジョンストン(オトゥール)から西洋の文化を学ぶと同時に、2人は友情で結ばれる。

 溥儀(ローン)が15歳の時、婉容(ジョアン・チェン)を皇后に、第二后に文繍(ウー・ジュン・メイ)を迎え入れる。しかし1924年クーデターにより溥儀(ローン)達は紫禁城を追い出され、レジナルド・ジョンストン(オトゥール)の忠告を受けた溥儀(ローン)は英国大使館に逃げ込もうとする。

 溥儀(ローン)は天津市の租界地で満州進出を企む日本軍の庇護を受け、自由な暮らしをしていた。その時に溥儀(ローン)と甘粕坂本龍一)との付き合いが始まる。
 やがて文繍(ウー・ジュン・メイ)は溥儀(ローン)の元を離れ、入れ替わるように日本軍の女スパイであるイースタン・ジュエル(マギー・ハン)がやって来る。

 1932年満州国が設立、溥儀(ローン)は満州国の皇帝に就く。彼は満州国と日本は同等の立場を主張し、その通りだと信じていたのだが実質は満州国は日本の傀儡政府に過ぎず、しかも彼が東京を訪れている間に・・・その後の中国文化大革命に至る溥儀(ローン)の運命は映画を観てください



 実質的にまるで権力を持たない清朝の皇帝に奉られ、満州国の皇帝として日本軍に利用され、ソ連に捕まりシベリア抑留・・・溥儀の人生はボロボロ本当に皇帝になんかになりたくないと心から思う。
 自分の罪を告白させられた刑務所での10年間の刑期を終えてから庭師として老後を迎えるが、偉大なる?皇帝としてよりもひっそりと暮らした庭師としての人生の方が溥儀にとってはるかに幸せな人生を過ごしただろう。人生の生々流転を感じさせます

 しかし、この映画の魅力は紫禁城の撮影シーン豪華で荘厳な映像美はまさにベルトルッチ監督の圧倒的演出力を感じます
 今回のラストエンペラー、そして縄張り争いを経て首領にのし上がろうとする若きチャイニーズ・マフィアを演じたイヤー・オブ・ザ・ドラゴンなどこの時のジョン・ローンは大スターでした。しかし東洋人がハリウッドで活躍し続けるのは難しいようです

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競馬 ヴィクトリアマイル予想

2011年05月15日 | 競馬予想
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ヴィクトリアマイル予想


 正直、馬券は固く収まる可能性が高いと思うけれど一騎打ちムードの漂う有力馬の2頭、ブエナビスタアパパネが普通に能力を出せば、この2頭での直線の叩き合い。
 しかし、ブエナビスタの調教を見る限り本調子のように思えないのだが。去年と同様のステップといえその去年がヒヤヒヤの勝利。今年の方が相手は骨っぽいだけに去年と同じぐらいの出来なら落とし穴に嵌るか。
 しかし、今年は徹底した逃げ馬がいない。ブエナビスタアパパネも後方からの差し馬なだけに展開で恵まれる馬に足元をすくわれる可能性もあるか
 ◎ 16 アパパネ
 ▲  6 オウケンサクラ
 ▲ 13 ブエナビスタ
 △  1 ワイルドラズベリ
 △  4 レディアルバローザ
 △  8 カウアイレーン
 △ 11 エーシンリターンズ
 △ 12 スプリングサンダー
 × 14 ディアアレトゥーサ
 × 17 ブラボーデイジー

 本命は16番のアパパネ去年の三冠馬だが、折り合いの難しさから安定感に欠ける印象もあった。しかし今年緒戦のマイラーズCは牡馬相手にスローペースでも折り合いを欠くことなく、4着だったとはいえ非常に収穫の多いレースだったと思う。
 今回は外枠になってしまったが、気性面で成長が見られるし元々休み明けを使った良くなるタイプ。1600Mもこの馬に向きそうなだけにブエナビスタより恵まれている部分が多い。

 単穴には2頭挙げる
 まずは6番のオウケンサクラ。去年は3歳牝馬ながら果敢に天皇賞(秋)に挑戦して4着に善戦するなど、持っている能力は高い。今回はスローペースになりそうだが、そんな展開を味方につけれるのはこの馬だろう。有力馬の2頭に不安もあり、ゴール前粘り込むシーンがあるかもしれない。

 もう1頭が13番のブエナビスタ。まともに能力を発揮できればこの馬が勝ちそうだ。しかし外国帰りの調整の難しさ、スローペースの流れなど考えると今回は厳しい戦いになるかも。単穴▲評価が妥当か。

 それ以下の馬については能力、展開的に馬券で組み立てます。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 16 
 2着  1、4、6、8、11、12、13
 3着  1、4、6、8、11、12、13、14、17

買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、13
 2着 16
 3着 1、4、6、8、11、12、13、14、17                  合計 72点

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映画 ライムライト(1952) 生きる希望があふれてきます

2011年05月13日 | 映画(ら行)
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 サイレント(無声)映画からトーキー映画全盛の現在まで映画の歴史は長いけれど、そんな映画史において現在でも色あせず人々の心に残っている映画監督としてチャールズ・チャップリンの名前が挙げられるだろう。
 彼が映画の中で見せるコミカルな動きやギャグの印象から喜劇王のイメージが強いけれど、いつまでも彼の作品が愛されるのは人間に対する限りない愛情が示されている点だろう。特に彼の映画のラストシーンにおいてそれは顕著に表われる。
 僕の最も好きなサイレント(無声)映画である街の灯における花売りの少女と浮浪者との再会場面、モダン・タイムスでは現代に悲観しながらも希望に向かって進む事を暗示させる男女2人の姿、独裁者においては暗雲立ち込める世界に向けて発するチャップリンの演説シーン。
 これらのラストシーンはまさに人間の素晴らしさを見事に描きだし、希望に満ち溢れている。

 そんなチャップリンが老齢に達し、人生の黄昏を描きつつも生きる希望を感動的に描いたのが今回紹介するライムライトこの映画を初めて観たのは僕がまだ20歳前後の時。その時の僕の感想は人間の老いの悲しみを表現した映画に思われ、明るく楽しいことばかりで将来について何の不安も無かった青春時代の僕には非常に不満な映画だった。この映画は若者向きでは無く、お年より向きの映画だなと
 ところが今回再見して、実は当時のこの映画に対する認識が間違っている事に気付いた。実は人生の素晴らしさを描いた作品であり、生きる希望に満ち溢れた映画だったことがわかったそれまで不幸なラストシーンだと思っていたのに、実はハッピーエンドだったんだと

 人生の最後を迎える老人を描くことによって生きる希望に満ち溢れた映画を作ってしまうとは、チャールズ・チャップリンの偉大さがよくわかる。人生の喜怒哀楽が抜群に上手く描かれているライムライトを紹介します

ライムライト コレクターズ・エディション [DVD]
チャールズ・チャップリン,クレア・ブルーム,バスター・キートン,シドニー・チャップリン
ジェネオン エンタテインメント


 第一次世界大戦前のロンドンにて。かつてはロンドンで芸人として観客を大爆笑の渦で巻き込み、超人気者だったカルヴェロ(チャールズ・チャップリン)だったが老齢に達した今では仕事もすっかり無く、過去の栄光は忘れ去られ、酒に溺れる毎日を過ごしていた。
 彼がアパート戻ってくると、ガス自殺を謀った少女を発見。間一髪で助けることが出来た。カルヴェロ(チャップリン)は少女が意識の戻るまで自分の部屋で介護する。その少女の名前はテリー(クレア・ブルーム)。彼女はバレリーナだったのだが、すっかり自信を無くしてしまい、自力で歩くことができなくなったことに自分の人生に絶望していたのだ。

 カルヴェロ(チャップリン)はテリー(ブルーム)が歩けなくなった理由が精神的な事である事を知り、彼女を叱咤激励する。カルヴェロ(チャップリン)は久々に舞台での仕事を得た。しかし、彼の舞台での劇は観客にも受けず大失敗。あっさり契約も途中で打ち切りになってしまい、彼は大きくショックをうけてしまう。
 ところがそんなカルヴェロ(チャップリン)を勇気付けたのが、再び歩くことが出来るようになったテリー(ブルーム)であり、彼女が逆にカルヴェロ(チャップリン)を叱咤激励することになる。

 カルヴェロ(チャップリン)とテリー(ブルーム)は劇団へオーディションを受けに行く。劇団においてテリー(ブルーム)は一躍大スターになるが、一方カルヴェロ(チャップリン)の方は劇団でも邪魔者扱い。劇団に所属していた才能のある若き作曲家であるネヴィル(シドニー・チャップリン)からテリー(ブルーム)は告白される。
 しかしテリー(ブルーム)はカルヴェロ(チャップリン)に対して恋心を抱いていたためにネヴィル(シドニー・チャップリン)の気持ちを受け容れることが出来なかった。

 カルヴェロ(チャップリン)はテリー(ブルーム)から結婚を申し込まれるが、彼は彼女とのあまりにも開きすぎる年齢差、テリー(ブルーム)はこれからバレリーナとしてスターへの階段を上っている途中であり、自分はすっかり落ち目になったしまった事を考慮して、カルヴェロ(チャップリン)は彼女から去っていく。

 やがて第一次世界大戦が始まり、ネヴィル(シドニー・チャップリン)は出征する。ロンドンに時々帰ってくるネヴィル(シドニー・チャップリン)とテリー(ブルーム)は何回も会っていたが、カルヴェロ(チャップリン)の事を忘れられない彼女はネヴィル(シドニー・チャップリン)と付き合うことが出来なかった。

 ある日、大道芸人としてその日暮らしをしていたカルヴェロ(チャップリン)とテリー(ブルーム)は偶然にも出会う。テリー(ブルーム)は自分の人生を救ってくれたカルヴェロ(チャップリン)の恩に報いるために、彼女は劇団に彼を出演させるように交渉する。

 カルヴェロ(チャップリン)はかつての仲間(バスター・キートン)と一緒に観客の前で舞台に立つが・・・感動的な人生のフィナーレは映画を観てください



 老いの心境に達してきた初老の男性とこれから輝く未来がまっている若き女性の台詞のやり取りが非常に印象的。年代、性別、境遇など2人の立場の違いは色々あっても、2人の人生において喜怒哀楽があるのは共通している。そんな喜怒哀楽をすべて人生の中で受け容れることの大切さが非常にわかります。
 そして名作には名曲が付きものですが、チャップリン自身が作曲した音楽が心に染みます

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競馬 NHKマイルC予想

2011年05月08日 | 競馬予想
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NHKマイルC予想


 全出走メンバーが決まるまで非常に難解なレースだと思っていたし、デビューから連勝中だったアイヴィーリーグが抽選をくぐりぬけて来たら、益々予想が難しくなるなあと思っていたら、そのアイヴィーリーグがアッサリと出走を決めてきた。有力馬たちの枠順もかなり微妙な馬が居るし、大荒れが期待できるレースになったと思う。
 しかし、逃げたい馬が何頭かいるだけにハイペースになりそう。リキサンマックス、フォーエバーマークあたりは何が何でも逃げたいだろうし、エイシンオスマン、クリアンサス、テイエムオオタカなどもあんまり無理に控えようとすると折り合いを欠きそうなだけに後方待機組にかなりチャンスがありそう。
 それでは僕の予想の印を以下に
 ◎ 14 アイヴィーリーグ
 ○  4 エーシンジャッカル
 ▲ 17 コティリオン
 △  1 リアルインパクト
 △  6 ダンスファンタジア
 △  8 プレイ
 △  9 ヘニーハウンド
 × 13 グランプリボス
 × 15 ロビンフット
 × 16 アドマイヤサガス

 僕の本命は14番のアイヴィーリーグ。ヤッカイな馬が出走してきたと思っていたが、よくメンバー構成を見るとこの馬が1番強いということがわかって非常に心強くなった。連勝振りも大物感が充分にあるし、馬込みに不安は無さそうだし、性格も良さそう。流石に今回はGⅠレースで相手のレベルは今までよりも高くなるが、案外他のメンバーが頼りない。このメンバーならこの馬の能力ならば充分に通用すると思う。父親のリンカーンはGⅠ級の能力もありながら惜しいところで届かず。この馬が最大のGⅠ制覇の高かったレースが5歳時の天皇賞(春)だろう。その時に下手な乗り方をしたのが、今回アイヴィーリーグに乗る福永祐一ジョッキー
 父親が果たせなかったGⅠ制覇を息子で果たすというのも競馬の血のロマンを感じる事ができて、非常におめでたい気分になるではないかここはかなり期待できる。

 対抗には4番のエーシンジャッカル。前走のニュージーランドTは最後は狭い所を割って伸びてきた。あの勝負根性は今回の混戦であろうGⅠレースにおいて非常に心強い。そしてこの内枠はこの馬の勝負根性を考えれば好材料。本命馬にとっては非常に強敵な馬だろう。確かに前走で出走してきた馬が今回多数出走してくるが、メンバー自体はそれほどレベルの高かったとも思わないし、上位10着までは大接戦だったように展開1つではこの馬の10着での負けもありえた内容。それだけに本命までは推しづらい。しかし、枠順を上手く活かせれば勝つ可能性充分。

 単穴には17番のコティリオン。かなりムラがある馬だが、折り合ったときの末脚の破壊力はこのメンバーなら最上位かも。外枠はちょっと不安だが、ハイペース必至の今回は折り合える可能性は高い。最後の最後に末脚を爆発させることができれば、まとめて大外から差しきるシーンが見られるかもしれない。問題は気ムラな性格がどう出るか。

 勝つのは厳しいが2着ならありそうな馬を挙げよう
 まずは1番のリアルインパクト。前走のニュージーランドTは着順は悪かったが、2着馬とは0.3秒差だったように内容はそれほど悪くなかった。しかも休養明けだったことを考えると、今回の戦いに向けて良い叩き台になったといえる。朝日杯フューチュリティーSで2着があるように能力があるのは証明済み。そして今回の最内枠もこの馬にとっては良い。勝つにはワンパンチ足りないが好勝負可能。

 6番のダンスファンタジアはすっかり印象が悪くなってしまったが、デビュー時のパフォーマンスやフェアリーSの内容からは能力はあるはず。この馬のベストの距離は1,600Mだろし、2着なら来ても驚けない。かなり厳しいローテーションになった印象があるが、逆にこの馬にとってカンフル剤になる可能性はある。

 8番のプレイ弥生賞での2着を考えると相当な能力を持っているはずだ。馬の能力だけなら勝っても驚けないと思うのだが、よりによってこんなショボイジョッキーしか用意出来なかったとはちょっと陣営のやる気を疑うが、2着にはマークする必要がある。

 9番のヘニーハウンドは前走のファルコンSでデビュー勝ちから、休養明けをはさんでの勝利。まだまだ奥が見えないし、上昇の余地もある楽しみで一杯の馬だ。しかし、前走のイメージから使える脚は長く無さそうなだけに、ラストの直線の長い東京コースでその一瞬の足を上手く活かせる乗り方ができるかどうか?そしてタフな東京1,600Mを乗り切るタフな精神力をもっているかどうか?底知れぬ能力を感じつつも想像できないほどの欠点を抱えている可能性もあり、勝つのは少し厳しいか。

 三連単の端っこ(3着)なら来ても驚けない馬を挙げよう
 まずは13番のグランプリボス。2歳チャンプだが3歳になってから弱点も見えてきた。かなり折り合いに難がありそうだ。中山の1,600Mには対応が出来ても、東京の1,600Mはこの馬には適していない感じがする。折り合いの難しさを考えたら中山コースなら押し切れても東京コースだと厳しいか?今まで戦ってきた相手を考えるとキャリアが豊富なのは強みもここはマークは3着まで。

 15番のロビンフットは強敵相手の重賞戦線を進んでいるために厳しい戦いをここまで強いられているが、それほど大敗を喫しているわけでは無い。GⅠレースとはいえ3着ぐらいなら来ても驚けない。

 16番のアドマイヤサガスも少し運が無いが、強敵相手に善戦している。最近は大敗が続いているが、能力の発揮しやすい東京コースなら期待できる。3着にはマークする必要はある。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 14
 2着  1、4、6、8、9、17
 3着  1、4、6、8、9、13、15、16、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 4、17
 2着 14
 3着 1、4、6、8、9、13、15、16、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 4
 2着 1、6、8、9、17
 3着 14                                         合計 69点 

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映画 マラソンマン(1976) スポ根映画かと思ってたら・・・!

2011年05月05日 | 映画(ま行)
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 僕なりに人生で1番大切な物は何かと考えたところ・・・という結論が出た。どうやら僕は相当運が良いのは自分でも自覚しているし、今までの人生の幾度かのピンチを運だけで乗り切ったと言っても過言では無い自信がある
 どうしてこんな書き出し方をするかと言うと、今回紹介する映画マラソンマンダスティン・ホフマン演じるマラソンが大好きな青年の運の悪さに驚いたからだ。

 マラソン好きの青年の父親はあのアメリカ史上における最悪の歴史の汚点である赤狩りの犠牲者であり、エリートだと信じていた兄貴には実は裏の顔があったり、ナンパした彼女は驚いたことに悪の組織の加担者であり、挙げ句の果てに全く身に覚えの無い事で誘拐、そして拷問され危うく命を失いかける
 
 誰だって突然ナイフで刺されて血だらけになっている人間が自分の部屋に飛び込んできたら驚くし、またいきなり誘拐されて本当に知らないのに”知っているだろう”と脅されても答えようがない。本当にこの世の中は不条理なことが多すぎるし、また自分の行動では解決できないことがたくさんある。気の狂ったじいさんの欲深さのために命を狙われてしまうほど理不尽な事は無い。
 
 今回紹介するマラソンマンを観ると運はやっぱり人生には大切だと感じるし、普段マラソンで体を鍛えておくとこんなに役に立つことがあるんだと気付く。実は僕は運の良さを自覚していながらも、何時までもこんなラッキーなことが続くわけが無いと客観的に考えたりもする。アンラッキーなことが起きた時のためにマラソンを始めようかと、ダスティン・ホフマンが走っている姿を見て本当にそのように思った。

 ちなみに監督はアメリカン・ニューシネマを代表する名作真夜中のカーボーイを撮ったジョン・シュレシンジャー監督。ニューヨークのど真ん中でドブネズミのように生きるジョン・ヴォイトダスティン・ホフマンの2人の男の友情が強烈だった印象がある。
 なかなかマラソンを始めようと思ってもきっかけが無いと思っている人は必見のマラソンマンを紹介します

マラソン マン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
ウィリアム・ゴールドマン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


 ニューヨークにおいて、銀行から出てきた老人がガソリン車に衝突して事故死。その現場の近くを青年のベーブ(ダスティン・ホフマン)はマラソンをしていた。
 パリにおいてドク(ロイ・シャイダー)は何やら怪しい活動をしている。しかも常にドク(シャイダー)は誰かに命を狙われていた。
 南米のウルグアイにおいてナチスの残党であるゼル博士(ローレンス・オリヴィエ)はニューヨークでの老人の事故死を知りニューヨークへ飛行機で向かう。

 ニューヨークの図書館においてベーブ(ホフマン)は美人なエルザ(マルト・ケラー)をナンパ。ある日公園をエルザ(ケラー)とデート中に2人の暴漢に襲われる。暴漢に襲われたことを兄のドク(シャイダー)に手紙で報告すると、その数日後にベーブ(ホフマン)の部屋にドク(シャイダー)がやって来た。二人は再会を喜び合う。
 レストランにおいてベーブ(ホフマン)とエルザ(ケラー)、そしてドク(シャイダー)の3人で食事を愉しんでいた。しかしエルザ(ケラー)がスイス人で無く、ドイツ人だと知ったドク(シャイダー)は急に態度を変えエルザ(ケラー)に怒りだす。

 その夜、ドク(シャイダー)はニューヨークに着いたゼル博士(オリヴィエ)と会う。ゼル博士(オリヴィエ)の側には公園でベーブ(ホフマン)を襲った暴漢の2人も付いていた。ドク(シャイダー)はゼル博士(オリヴィエ)に暴漢に弟のベーブ(ホフマン)を襲わせたことを口にした時、ドク(シャイダー)はゼル博士(オリヴィエ)に刺されてしまう

 ベーブ(ホフマン)が部屋に居ると、刺されたままの状態のドク(シャイダー)がやって来るが彼はそのまま力尽きて死んでしまう。ベーブ(ホフマン)の部屋に刑事とドク(シャイダー)の友人であるジェニウェイ(ウィリアム・ディヴェイン)が入って来た。ジェニウェイ(ディヴェイン)はベーブ(ホフマン)に兄のドク(シャイダー)が国の政府の人間だと明かされ、しかも重大な事件に巻き込まれていたことを知らされる。兄の正体を知らされベーブ(ホフマン)は驚き、更にジェニウェイ(ディヴェイン)からベーブ(ホフマン)自身にも危機が迫っている事を告げられる。

 ベーブ(ホフマン)の部屋に自分を公園で襲った暴漢の2人がやって来て、誘拐されてしまう。ベーブ(ホフマン)が意識を取り戻した時暴漢2人とゼル博士(オリヴィエ)が立っていた。ゼル博士(オリヴィエ)がベーブ(ホフマン)に質問をし何やら聞きだそうとするが、意味のわからないベーブ(ホフマン)は答えることも出来ず、しかも拷問を加えられる。
 無理矢理歯を抜かれるなどの拷問を受けたベーブ(ホフマン)だったが、そこへ奇跡的にジェニウェイ(ディヴェイン)が助けにやって来たのだが・・・誰もがビックリの展開は映画を観てください




 ストーリー中に驚かされる演出が仕掛けられていて、かなり強引な展開が目立つものの非常に楽しめる。赤狩り、ナチスなど歴史的な問題や家族、欲望など色々な要素が含まれているもののそんなちょっと難しいテーマは気にしなくてもサスペンスとして非常に見応えがある。
 とくにドク(ロイ・シャイダー)が暗殺者と争うシーンは映像的な点において感心した。

 しかし、マラソンマンというタイトルは正直なところいけてないように感じるのは僕の思い過ごし?このタイトルから想像するとスポーツ映画を期待する人も居るだろうし、ただ走りが得意なヒーロー物を想像してしまう人が居たとしても不思議では無い。

 ローレンス・オリヴィエと言えばアルフレッド・ヒッチコック監督のレベッカやウイリアム・ワイラー監督の嵐が丘、自身が監督したハムレットの時の若いときの印象が強かったけれど、その若い時の面影が少し残っています。
 そしてどう見ても悪役にしか見えないジェニウェイ役のウィリアム・ディヴェインはアルフレッド・ヒッチコック監督のファミリー・プロットでも目立っていた風貌が本当に個性的です。
 二転三転する展開は楽しめるし、マラソンの大切さもよくわかる映画です

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映画 ヴェラ・ドレイク(2004) 題名の意味がわかりませんでしたが・・・!

2011年05月03日 | 映画(あ行)
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 僕は本当に心の優しい人間であるのだが、少しばかり優しすぎるのが欠点なのかもしれない。自分の自慢はどうでも良いが、本当に心の清い人は居るもので余計なお世話なぐらい優しい人がいる。僕の優しさは下心が見え見えだが、自分の損得関係なく優しい人がこの世の中にはたくさんいるから少しは希望が持てる。

 あの大ヒット映画のダークナイトを思い出すと、クリスチャン・ベイル演じるバットマンは凶悪犯が蔓延するゴッサムシティにおいて警察に代わって自ら凶悪犯たちをお仕置きをしていたが、よく考えればあれは違法だ。
 あの映画の面白いところに本来英雄視されてもいい行いが、違法であるために自らの正体を明かすことができないジレンマが単なるヒーロー映画で終わらない深みのある人間ドラマを描いていた点だろう。本当にダークナイトは観る度に色々と新しいことが発見できる映画。未だ観ていない人も観たことがある人もぜひ再見することをお勧めします。

 もちろん今回の主旨はダークナイトという映画を褒めるでは無く、その映画の主人公のバットマンと共通点のある少しばかり年のいったおばさんを主人公にした映画が今回紹介するヴェラ・ドレイクです。
 もちろんこの映画に登場するおばさんバットマンとの共通点は凶悪犯をバッタバッタと倒すところでは無いのは言うまでもない。冒頭に述べたように自分の損得は関係なく、他人に対して思いやりのある心優しいおばさんが主人公だ。そしてその共通点とはあまりにも優しい性格が災いして、違法に踏み込んでしまう所だ

 ヨーロッパ映画を観ると宗教感の影響からか、どう考えても善良な人間なのに災いが降りかかってくる内容の映画をよく見受ける。例を挙げると金を盗んだ方が罰せられるのでは無く、金を盗まれた方が罰せられたりする映画を観たことはないだろうか?僕は思わず『そっちかい』と画面に向かってツッコミを入れてしまうのだが、そのような映画はだいたいヨーロッパ映画に多いと思うのだが。
 そんな不条理な内容を描きながらも、最後はしっかりと希望の光を見せてくれるイギリス映画のヴェラ・ドレイクを紹介します

ヴェラ・ドレイク [DVD]
イメルダ・スタウントン,フィル・デイヴィス,ダニエル・メイズ,アレックス・ケリー,エイドリアン・スカーボロー
アミューズソフトエンタテインメント


 1950年のロンドン、労働階級の人々が暮らす家庭においてヴェラ・ドレイク(イメルダ・スタウントン)は家政婦の仕事をしながら、困っている人を見ると助けてしまう近所でも評判の清い心の持ち主。彼女には愛する夫のスタン(フィル・デイビス)、息子のダニエル(ダニエル・メイズ)と娘のエセル(アレックス・ケリー)の4人家族。ヴェラ(スタウトン)は子供たちからも尊敬されている。

 そんな世話好きで、非の打ち所の無いと思われたヴェラ(スタウトン)だったが、彼女には家族にも知られていない一面があった。1950年のイギリスにおいて中絶は違法であり、彼女は友人のリリー(ルース・シーン)からの斡旋で妊娠して困っている女性の堕胎の世話をしていた。
 ヴェラ(スタウトン)は困っている女性のためと想って堕胎を無償で行っていて、その料金はリリー(シーン)が横領していた。

 ヴェラ(スタウトン)の娘のエセル(ケリー)の婚約が決まり、スタン(デイビス)の弟夫婦を自宅に呼びささやかなお祝いのパーティーををしている時に警察が押し寄せてきた。全く心当たりの無い家族たちの前でヴェラ(スタウトン)は警察に連れ去られていく。
 ヴェラ(スタウトン)が堕胎の世話をした女性の体調が急変し、彼女の違法行為がついに警察の知るところになったのだ

 アッサリ罪を認めたヴェラ(スタウトン)だったが、そんな彼女に対する家族の信頼は失われそうになり・・・ハッピーエンドとは言い難いですが、家族の絆を感じさせるストーリーはぜひ映画を観てください



 ヴェラ(イメルダ・スタウトン)が行ってきた違法に対して感情移入しにくい人も居ると思うが、そこは彼女に降される刑罰の重みを考えればこの映画の深みを感じることができる。そして血のつながりだけでは計れない家族の絆を問いかける点は見逃せない。
 ちなみに監督は人生は、時々晴れでもロンドンの労働階級における家族の絆を描いたマイク・リー既に巨匠的雰囲気がありますが、もっと日本でも有名になっても良い監督だと思います。

 ちなみに題名のヴェラ・ドレイクは既に気付かれている人も多いと思いますが、主人公の女性の名前でした詳しい演技の善し悪しはわかりませんが、ヴェラ・ドレイクを演じたイメルダ・スタウトンの演技は感動的です

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映画 マイレージ、マイライフ(2009) 仕事一筋の人生はつまらん

2011年05月02日 | 映画(ま行)
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 リーマンショック以降におけるアメリカ社会のへタレ振りが最近は非常によくわかる。失業率が10パーセントを示すようになりふり構わずクビを切りまくるプライド無きアメリカ社会を見ていると長年のアメリカという国の傲慢さのツケを感じるし、また我が国日本もこんなショボイ国の影響をモロに受けてしまうほど情けない国だったのかとショックを受けたりする。
 裁判が大好きな国において会社の偉いさんが自ら社員に対してクビを宣告するには相当な勇気が要るはずだと思うのだが、流石は発想の豊かなアメリカ社会。会社の偉いさんに代わってクビ宣告を専門とする仕事がアメリカでは大流行?のようだ。

 そんなクビ宣告人を演じるジョージ・クルーニーが『一体今までの俺の人生は何だったのだろう』という疑念に気付く映画。とにかく社員のクビを切りたくてウズウズしている会社が多い中で、ジョージ・クルーニー演じる男は半端では無い忙しさ。その忙しさは年間において320日以上は出張のために飛行機で移動しているという凄さ。そんな彼には何処へ行くのにも、宿泊するのにもカードだけで充分だから彼の人生には住居は必要無いし、車もいらない。常に鞄を一つ持っていれば良いが、しかもその鞄の中身は軽ければ軽いほど良いということをモットーにしている男だ。
 そんな彼の人生の目標はただ一つだけ。それは飛行機のマイレージを1000万マイルを貯めて、飛行機に自分の名前を残し、伝説のフィンチ機長と出会うこと

 そんな彼の人生には人との付き合いの必要性は無く、肉親とも距離を置き、結婚にも興味はない。彼には飛行機のマイレージを貯めることだけが生きがいであり、そのために必要なのは飛行機に乗る手段と、鞄1つで足りる荷物だけで良かった。
 極めて効率の良い?生き方をしていた彼に人生観を変える出来事が起こるのだが、そんな人生において大切な事を教えてくれるマイレージ、マイライフを紹介します

マイレージ、マイライフ [DVD]
ジョージ・クルーニー,ヴェラ・ファーミガ,アナ・ケンドリック
角川映画


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 今日もライアン(ジョージ・クルーニー)は解雇宣告人として、会社をまわったりや講演会で大忙し。年間320日以上を出張による飛行機移動に費やす彼の唯一の楽しみは飛行機のマイレージポイントを1000万マイル貯めること。その目標を達成するのはもう少しだ。

 ライアン(クルーニー)の出張へ出かけていくスタイルは鞄1つだけ。鞄の中に入らない物は持ち合わせないことにしており、中身も軽ければ軽いほど良いというのが彼のモットーだ。飛行機に乗るのも、行く先々の宿泊場所もカード1つで間に合わす彼のスタイルは非常に時間的、体力的にも効率は抜群だ。

 彼はある宿泊先において自分と同じように各地を出張で飛び回っているアレックス(ヴェラ・ファーミガ)と出会い、ベッドを共にする。しかし、2人の関係は行く先々で出会う軽い関係だった

 ライアン(クルーニー)の会社にナタリー(アナ・ケンドリック)という若い女性の新人社員が入ってきた。ナタリー(ケンドリック)は会社において革新的アイデアを出す。それは会社の経費を抑えるために出張を廃止して、インターネットを通して解雇宣告を行う事であった
 もう少しで人生の最大の目標を達成できる時にライアン(クルーニー)は飛行機での出張が廃止されそうになってナタリー(ケンドリック)と意見がぶつかり合ってしまう。

 しかしライアン(クルーニー)はボスであるグレイグ(ジェイソン・ベイトマン)からナタリー(ケンドリック)の教育係に任命され、ライアン(クルーニー)はナタリー(ケンドリック)を連れて一緒に飛行機に乗り、行動を共にする。
 そんな時でもライアン(クルーニー)は時間を見つけてアレックス(ファーミガ)と出会い、更に姉のカラ(エイミー・モートン)から妹のジュリー(メラニー・リンスキー)が結婚するためにある事をお願いされ・・・ライアン(クルーニー)が自分の生き方に疑念を抱いていく様子は映画を観てください



 オープニングや度々出てくる飛行機から映し出される風景が印象的で主人公がいかに飛行機の中からしか世間を見ていないかがよく表現されている。かつてアメリカンドリームという言葉があったが、この主人公の虚しい現実、また虚しい現実にすら気付いていないことに夢のある国の象徴であったアメリカの姿が全く見られない。僕も昔はアメリカに憧れていたのがアホらしく思えてきた。
 しかし、最近のハリウッドの映画の希望の落としどころはどの映画も同じく家族というのがキーワード。現代アメリカの社会を描いた面白い映画だったけれど、意外性の無い結末は少し拍子抜けした。しかし、いかにもインターネット世代を表しているナタリー(ケンドリック)の存在と彼女が知ることになる現実などは、まさにこの映画に隠された社会派作品としての一面が見られる。

 ちなみに監督はジェイソン・ライトマン父親はゴーストバスターズシリーズ等大ヒット作品多数の映画監督アイヴァン・ライトマンだ。そんな素晴らしい才能を受け継いでいるジェイソン・ライトマン監督自身も本作と良い、他にもサンキュー・スモーキングJUNO/ジュノのように若い監督ながら既に傑作を撮っている今後も大いに期待したい監督です

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映画 人生は、時々晴れ(2002) 家族の絆とは?

2011年05月02日 | 映画(さ行)
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 血のつながった親子と言えども、なかなかお互いの気持ちを察するのは難しい。だから親子であっても口喧嘩の類はあって当然だし、逆に親子であるからこそ口を聞かないことがあるのも当然だ。それは夫婦の関係にも言えてる。一つ屋根の下に暮らしながらも、どこかギクシャクした家族関係を描いた映画が今回紹介する人生は時々、晴れです。
 イギリスのどちらかと言うと貧困層に当たる3組の家族のつながりとそれぞれの家族の夫婦や親子関係が描かれている。ここに登場してくる人物が多数出てくるが、出てくる人間はみんなダメダメ人間ばかり。うだつの上がらない親父、太った文句ばかり言っているだらしない息子、夜遊び当たり前のお年頃の女の子、アルコール中毒の母親、ちょっとずれている母親など、性格は違えどダメさは共通している人間が勢ぞろい。しかも、夢も希望も無い人達ばかりが大集合。
 一見すると恐ろしく陰気な映画の印象を受けるが、これだけダメダメ人間が揃うと逆に笑える映画になっている。

 確かにこの映画を見ると世の中のお父さん、お母さん、子供たちが家に居たがらずに外へ出て行く理由が非常によくわかる。うるさい嫁さんや反抗する娘と一緒に居るぐらいなら、外へ出かけて仲の良い友人と一緒に遊ぶか、どこか綺麗な景色を見に行って1人になりたいと思う心情は全くその通りだ。

 優しい奥さんまたは旦那が居て、可愛い息子や娘が居ながら家族が煩わしいと想うようになってしまった人にとって超お勧めしたい映画だ。情けない人々が集まりながら、それぞれが自暴自棄になりながらも家族の絆を考えさせてくれるマイク・リー監督人生は、時々晴れを紹介します

人生は、時々晴れ [DVD]
ティモシー・スポール,レスリー・マンヴィル
ショウゲート


 ロンドンの集合アパートに住むフィル(ティモシー・スポール)はタクシーの運転手をしている。彼には内縁の妻であるペニー(レスリー・マンヴィル)、毎日自堕落な生活をしていてペニー(マンヴィル)にいつも悪態をついている太り過ぎの息子ローリー(ジェームズ・コーデン)、近くの老人介護センターで働きながらも非常に内気な娘レイチェル(アリソン・ガーランド)の4人で暮らしている。しかしフィル(スポール)は朝は遅くまで寝ているし、すっかり人生に希望は見出せなくなっており、ペニー(マンヴィル)とは会話も弾まず、息子のローリー(コーデン)や娘のレイチェル(ガーランド)とも親子関係はかなり冷えていた。
 そんなフィル(スポール)にとって唯一気の許せる友人は同じタクシー会社に勤めていて、同じ集合アパートに住んでいるロン(ポール・ジェッソン)だけだった。

 ロン(ジェッソン)も妻のキャロル(マリオン・ベイリー)はアルコール中毒を患っており、娘のサマンサ(サリー・ホーキンス)は非常に反抗的で働きもしない。ロン(ジェイソン)の家族の関係もかなり冷えている。
 キャロル(ベイリー)とペニー(マンヴィル)は隣人で仲が良く、2人には更に共通の友人で少し世間から考え方がずれているモーリン(ルーズ・シーン)が居た。モーリン(シーン)には野蛮な男であるジェイソン(ダニエル・メイス)と付き合っている娘のドナ(ヘレン・コーカー)が居る。モーリン(シーン)は旦那とは娘のドナ(コーカー)を妊娠してから直ぐに別れている過去があった。

 ある日キャロル(ジェッソン)とペニー(マンヴィル)とモーリン(シーン)の3人が近くのスナックで飲んでいると、キャロル(ベイリー)が普段のアルコールがたたり倒れてしまう。ペニー(マンヴィル)とモーリン(シーン)は慌てて彼女を病院へ連れて行く。

 そしてモーリン(シーン)の娘のドナ(コーカー)はジェイソン(メイス)の子供を妊娠してしまうが、ドナ(コーカー)は彼にも打ち明けられず、さらに母のモーリン(シーン)にも話すことが出来なかった。

 ローリー(コーデン)が友達とサッカーをして遊んでいる最中に急に苦しみ出し、倒れてしまう。彼は側を通ったサマンサ(ホーキンス)のお陰で救急車で病院に運ばれる。勤務中に連絡を受けたペニー(ベイリー)は慌ててタクシー勤務中のはずのフィル(スポール)に連絡するが、なかなか連絡がつかない。
 なんとその時フィル(スポール)は勤務中であるのに、海岸で1人で佇んでいたローリー(コーデン)が病院に担ぎ込まれた事を知ったフィル(スポール)は慌てて病院に向かうが・・・壊れかけた家族の絆を取り戻す展開は映画を観てください



 他人の家族は上手く助けることが出来るのに、不思議なことに自分の家族に関してはボロボロ。そんな心が離れ離れになった家族の絆が再びつながっていく様子は人間の本質を表現しているようで面白い。馴れ合いではなく、ぶつかり合うことでお互いが理解しあえることがあるし、それは家族の中でも当てはまることが非常によくわかる。
 
 しかし、この映画に登場してくるダメダメ人間を見ていると、実はこの集まったダメ人間の集合体が自分に該当することに気付いてしまった喪失感に襲われることが多い今日この頃ですが、希望を見失わずにいたいものです

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競馬 天皇賞(春)予想

2011年05月01日 | 競馬予想
 今年の春の競馬の予想はGⅠレースのみの限定にしようかと思ったのだが、つい皐月賞が的中したことに喜び青葉賞にも手を出してしまった。流石に調子に乗って浮かれ気分で競馬の予想をしても当たる筈がない。しかし、不幸中の幸いか心を引き締めて天皇賞(春)の予想をすることができた。
 しかし、以前から思っていたことだが今年の4歳馬は相当レベルが高い。今回の勝ち馬は4歳馬でほとんど決定。1~3着までを4歳馬で独占する可能性もあると見たが、それでは夢も希望も無いので少し馬かり夢を見たいものだ。

天皇賞(春)予想


 ◎ 4 ローズキングダム
 ▲ 6 ペルーサ
 ▲ 9 トゥザグローリー
 ▲15 エイシンフラッシュ
 △ 1 ビートフラッグ
 △ 2 ヒルノダムール
 △13 ジャミール
 × 8 マイネルキッツ
 ×11 ゲシュタルト
 ×16 オウケンブルースリ

 人気しそうで要らない馬
 3 ナムラクレセント

 僕の本命はローズキングダム毎年GⅠを勝っている武豊だけれど、今年のGⅠ勝利の最大のチャンスは今回の天皇賞(春)だろう。またローズキングダムはその想いに応えてくれるだけの能力と精神力を備えている馬だ。
 去年の有馬記念に出走できなかったことから、最近の2走は少しだらしないレースを続けているが、休養明けや斤量など恵まれなかった点もある。今回は叩き3走目だし、他の馬と同斤量ならさらにGⅠ勝利を重ねることは可能だと思う。距離の3,200Mも折り合いが付く馬だから大して心配もないし、内枠ならこの馬のレースセンスが更に活きるだろう。

 単穴には3頭挙げる
 まずは6番のペルーサを挙げる。去年の青葉賞の暴力的な勝ち方を見て以来、トップホースとして活躍すると思っていたのだが予想外のもたつきぶり。GⅠ級の能力はあるはずなのだが、今のところは若さを見せているのが現状。スタートで出遅れることがあり能力を発揮出来ないケースがあるが、最近は徐々にスタートも上手く切れるようになった。折り合いに不安は無いので、3,200Mはこの馬には良いと思う。前走の日経賞は2着だったが、休養明けだった事を考えると今回の天皇賞(春)に向けて上等だ。初GⅠ制覇の可能性は充分にある。

 次に9番のトゥザグローリーを挙げる。最近のレース振りの強さから一躍今回の主役候補に躍り出た感じがする。しかし折り合いに不安がある馬だけに3,200Mの距離はかなり心配だ。最近はだいぶ折り合いに対する不安は消えているが、それでも3,200Mの距離となると果たして?最近の充実振りからアッサリ負ける可能性もあるが、アッサリ勝つ可能性も充分。

 次に15番のエイシンフラッシュを挙げる。前走の大阪杯は3着だったが、休養明けで斤量も59キロを背負いながらも好内容。折り合いもピッタリで後方から伸びてきた脚は今回の天皇賞(春)に向けて上々だ。
 3,200Mの距離はちょっと不安だが、スローペースの瞬発力勝負ならこの馬に持って来いの展開だ。ちょっと枠が外の方になったのは良くないが、勝つ可能性ある。

 勝つのは厳しいが2着ならありそうな馬を挙げよう
 まずは1番のビートフラッグを挙げる。去年の菊花賞では3着に食い込んでいるだけにスタミナはありそうだ。前走も2,400Mの距離もインで折り合って、鋭く抜けてきた。長い距離は向くのだろう。しかし、今回は相当な一線級が揃った感があり、まともな瞬発力勝負では勝ち目が無さそうだ。善戦はするが勝つのは厳しい。

 次に2番のヒルノダムールを挙げる。前走で大阪杯を勝ち、やっと重賞を制覇。その大阪杯でもかなりきわどく迫られた事を考えると一線級が相手だと少しパンチに欠ける印象がある。折り合いに不安が無いから3,200Mの距離は充分に対応できるが、切れ味のある馬に負けている印象もあり勝つのは厳しそう。

 次に13番のジャミールを挙げる。前走は大してレベルの高くないレースだったが大敗。しかしスタミナはあるので3,200Mの距離はこの馬には良いだろう。そしてジョッキーは去年のこのレースをジャガーメイルで制覇したウィリアムズ騎手だ。名手の手綱捌きで2着ぐらいには持って来るかも。

 三連単の端っこ(3着)にマークする必要のある馬を挙げよう。
 まずは3番のマイネルキッツを挙げる。2年前の勝ち馬で、去年も2着。この相性の良さはかなり不気味だ。前走の日経賞も強敵相手に非常に価値のある内容。しかも長期休養明けだったことを考えると今回の天皇賞(春)に向けての叩き台としては非常に優秀な内容。3着ぐらいなら来ても驚けない。

 次に11番のゲシュタルトを挙げる。ここ最近は調子が上がってこないが、去年の日本ダービーでは4着に来ているように、レベルの高い4歳馬の中でもトップクラスの能力を持っているはず。有力馬よりも前の位置で流れに乗れる脚質なだけに3着ぐらいなら粘りこんでも不思議では無い。

 次に16番のオウケンブルースリを挙げる。菊花賞馬もすっかり最近は走る気がなくなってしまったのだろうか?しかし、京都コースはこの馬にとって最も力を発揮できる舞台。もし馬に走る気が出てきましたなんてことがあれば充分に3着の可能性ある。

 人気しそうでいらない馬について
 3番のナムラエクセレントは天皇賞(春)に向けての王道のステップレースの阪神大賞典を完勝してきただけに侮れない1頭だ。しかし、珍しいことに阪神大賞典のメンバーはレベルが低かった面もある。そしてこの馬は折り合いが難しいから、本来は長距離レースは向いていない。流石に今回はレベルの高いメンバーが揃っただけに3着以内にくるのは難しいようだ。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 4
 2着 1、2、6、9、13、15
 3着 1、2、6、8、9、11、13、15、16

買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、9、15
 2着 4
 3着 1、2、6、8、9、11、13、15、16               合計 72点


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