褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 ジャパンCの予想(2021)

2021年11月28日 | 競馬予想
ジャパンCの予想
 今年のジャパンCは久々に外国馬に少しばかり骨っぽい馬が出走してくる。世界的な名トレーナー、A・オブライエン調教師、そして松島オーナーには本当に感謝。おかげで今年のジャパンCはちょっとばかり予想を楽しめた。しかし、結局のところは俺の本命はコントレイル。前走の天皇賞(秋)は負けはしたが、やはり強さを感じさせるし、昨年のジャパンカップよりも相手関係は随分と楽になった印象。しかも2番という好枠をゲット。ここは現役引退レースとしてしっかり勝って欲しいという願望と無敗三冠馬としての名誉と威厳を保つためにも負けるわけにはいかない。
 相手候補はA・オブライエンが送り出す前走のブリダーズCターフで2着と世界的レベルの能力を示した3番のブルーム、良馬場で今年の日本ダービーを制覇した舞台ならエフフォーリアを差し切った脚を使えそうな4番のシャフリヤールの2頭。この2頭ならコントレイルを負かす可能性がある。

◎ 2 コントレイル
▲ 3 ブルーム
▲ 4 シャフリヤール
△ 7 オーソリティ
△ 9 アリストテレス
△11 シャドウディーヴァ
△12 サンレイポケット
△14 ユーバーレーベン
× 5 キセキ
×16 ジャパン

買い目 三連単フォーメーション
1着 2
2着 3、4、7、9、11、12、14
3着 3、4、5、7、9、11、12、14、18

買い目 三連単フォーメーション
1着 3、4
2着 2
3着 3、4、5、7、9、11、12、14、18              合計 72点
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映画 セルピコ(1973) これぞ正義の男です

2021年11月23日 | 映画(さ行)
 我が国においても、すぐにカネを受け取ってしまう政治家が多いのが、何とも嘆かわしい。そんな輩に是非とも観て欲しい映画が今回紹介するセルピコ。何だかよくわからないタイトル名だと感じた人が多いと思うが、本作は実在した警察官であったフランク・セルピコ(現在も存命中)の身に起きた事件を基に描いたストーリー。何の悪びれもなく平気でカネを受け取ったり、配ったりする政治家も問題があるが、正義を貫くべき警察機構の中で賄賂が横行しているなどは許しがたい行為。そんな汚職が蔓延しているニューヨーク市警全体をマトモな組織に改革しようとする警察官であるフランク・セルピコの行動が描かれる。なんせ犯人逮捕よりも、警察官の不正行為を無くそうとすることに忙しい警察官である。

 正義という言葉を簡単に口に出す浅ましい人間がこの世の中には多いが、命がけで正義を貫こうとする大変さを痛感できるストーリーの紹介を。
 ある夜、救急病院に顔面を銃撃されて重傷を負っているニューヨーク市警のセルピコ(アル・パチーノ)が運び込まれる。もちろん警察関係の連中へ連絡が届くが、彼らは遅かれ早かれこのような事が起きると思っていた。それは何故か?時は過去をさかのぼってセルピコの警察学校の卒業のシーンへ。
 理想に燃え、念願の警察になったのだが初日から彼が見たのは先輩警官のダメっぷりな仕事ぶりと日常的に行われる賄賂や不正の横行。自らは警察官としての信義に基づき汚いカネを渡されても決して受け取ることをしなかった。しかし、その態度が同僚たちの反感を買ってしまい孤独感を深めていく。よって何度も異動を申し出ては勤務地を変えてもらうのだが、どこへ行っても見てしまうのは警察署内で行われる賄賂の横行。それを上司たちも不正を見て見ぬをする始末。すっかり腐敗してしまったニューヨーク市警に幻滅を感じながらも、正義感の強すぎるセルピコは内部告発に踏み切る。しかし、そのことは彼を更なる孤独へ追い詰め、同僚たちからの嫌がらせを招き、命の危険にまで及ぶのだが・・・

 実話に基づいているストーリーだが、ニューヨーク市警の腐敗に驚く。これではニューヨークの住民も安心して暮らせない。しかし、本作を観て思うことは正義を貫くことが、どれだけ大変かということ。セルピコ自身も堕落した組織の中で上手く立ち回っていれば、もっと安定した暮らしができたはず。しかし、彼の警察官たる使命、矜持がそんな不正を許せない。組織で孤独感に襲われても、恋人と別れることになっても、給料が安くて出世の道を断たれようとしても、彼はニューヨーク市警に蔓延る腐敗、汚職に戦い続けるのだ。
 それにしても議員の中には私利私欲に邁進する奴が居るが、セルピコの爪の垢を煎じて飲まさせてやりたい。正義を貫くこともそうだが、改革を最初に手を挙げて行うことが如何に大変かがよくわかる。わずか月1日だけ国会議員になって、月額100万円の文書交通費を受け取ることができるなんて、どう考えてもおかしいだろう。国も地方も議員の大改革が必要だし、そもそも今までの国会議員の連中は何を寝ぼけてたんだ。普段は冷静な俺も流石に本作を観たら、ついつい怒りが湧いてきてしまった。
 しかし、まだ当時のアル・パチーノは本作の前年にゴッドファーザーに出演していたが、まだ若手であり、背も低いのだが、名優としての貫録がすでに漂っている。未だに活躍しているし、名優としての地位も築いているが、彼の初期の代表作として本作は外せないだろう。
 ド派手なシーンはないが社会派刑事映画として本作は映画史に燦燦と輝く名作。何かと理不尽なことが、まかり通ってしまう世の中に怒りが収まらない人だけでなく、自らのプライドの持っていき方を学べる映画として今回はセルピコをお勧め作品として挙げておこう。

 監督は社会派作品で傑作を連発しているシドニー・ルメット。過去の辛い経験から立ち直ろうともがく質屋、裁判映画の傑作十二人の怒れる男、米ソ冷戦の核戦争の恐怖を描いた未知への飛行、テレビ業界を痛烈に批判したネットワーク、これまたアル・パチーノが主演し、銀行強盗を演じた狼たちの午後、今や伝説的俳優として印象に残るリバー・フェニックス主演の旅立ちの時等お勧め多数の監督です。
 




 




 

 

 
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競馬 マイルチャンピオンSの予想(2021)

2021年11月20日 | 競馬予想
マイルチャンピオンSの予想
 いよいよ名伯楽の藤沢和雄調教師の引退も来年の2月に迫り、最後の傑作がグランアレグリア。得意のマイルの距離に戻って、恐らく1番人気に推されると思うが、色々と不安が多い、爪は悪いだとか、間隔を詰めて使うと良くないとか。実は俺も流石に今回はヤバいと思っていたのだが、枠順をみてやっぱりグランアレグリアを本命にした。調教からそれほど爪の不安を感じられないし、今の阪神コースは先週のエリザベス女王杯のように外枠が有利。12番の枠順は絶好だろう。今の時計の掛かる阪神の馬場が良いとは思わないが、マイルの距離だと能力は図抜けているし、当面のライバルであるシュネルマイスターが内枠に入ってしまったのもグランアレグリアに運も向いてきたようだ。
 相手候補は今の阪神コースならパワーで押し切れそうで、今回はブリンカーをつけて先行しそうな4番のサリオス、前走の京成杯AHでは枠順の利を活かすレースは出来なかったが、休養明けとしては上々の内容だった9番のグレナディアガーズ、外差しの馬場を活かして追い込みが効きそうな11番のカテドラル。この3頭を相手候補の筆頭にして馬券を組み立てる。シュネルマイスターは前述したように内枠がマイナスなので評価を下げる。

◎ 12 グランアレグリア
▲  4 サリオス
▲  9 グレナディアガーズ
▲ 11 カテドラル
△  3 シュネルマイスター
△  8 ダーリントンホール
△ 13 ダノンザキッド
×  5 サウンドキアラ
×  6 ケイデンスコール
×  7 インディチャンプ

買い目 三連単フォーメーション
1着 12
2着  3、4、8、9、11、12
3着  3、4、5、6、7、8、9、11、12

買い目 三連単フォーメーション
1着 4、9、11
2着 12
3着 3、4、5、6、7、8、9、11、12         合計 72点
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映画 手紙は憶えている(2015) ナチスへの復讐? 

2021年11月14日 | 映画(た行)
 欧米諸国にとって戦時中におけるナチスドイツの残虐行為は大きなトラウマとして残っているのは、現在に至っても多くのホロコースト(大量虐殺)を題材として扱っている映画が撮られ続けていることから理解できる。今回紹介する映画手紙は憶えているもその分野の作品で、しかも戦時中の恨みを果たそうとするナチス・ハンターを描いている。そのナチス・ハンターを演じるのが今年の2月に91歳で亡くなった名優クリストファー・プラマー。本作の公開時で既に85歳の老人だったのだが、更にインパクトを持たせるために90歳という年齢設定になっている。

 さて90歳になる老人は果たして、自分の家族をアウシュビッツ収容所で殺害したナチスの兵士を見つけ出して、復讐を果たすことができるのか?ストーリーの前半だけ少しばかり紹介をしよう。
 ニューヨークの介護施設で暮らしている90歳になるゼヴ(クリストファー・プラマー)だが、1週間前に長年連れ添った最愛の妻ルースを亡くしていた。しかし、ゼヴはすっかり認知症が激しく進んでおり、ルースが亡くなっていることを忘れてしまっている始末である。
 ある日のこと、同じ施設で暮らしている友人で車椅子生活を余儀なくされているマックス(マーティン・ランドー)から一通の手紙を渡される。実はゼヴとマックスの2人は戦時中にアウシュビッツ収容所に強制収容されていた過去があり、2人とも家族を殺されていたという共通点があった。
 さて、手紙の内容だが2人の家族を殺してアメリカに逃亡し、身分を偽って生きているルディ・コランダー、本名オットー・ヴァリッシュというナチスの兵士を見つけて殺すこと。そして物忘れが激しいゼヴのために詳しいアドバイスが手紙に記されていた。ルディ・コランダーという候補者は4名まで絞られており、ゼヴは親友のマックスとの約束を果たすため、そして自らの家族を惨殺したルディ・コランダーことオットー・ヴァリッシュに鉄槌を下すために、施設をこっそり抜け出して復讐の旅にでるのだが・・・

 御年90歳の老人だが、体力の無さに加えて、物忘れが激しいので、見ていてハラハラドキドキさせる。頼れるのは親友のマックスから預かった手紙に書かれたアドバイスのみ。実際に旅の途中で恐ろしいことにでくわしてオシッコを漏らしてしまうシーンもある。こりゃ~、いくらなんでも無謀すぎるチャレンジだと誰もが思うはず。しかし、未だにのうのうと生きているナチスの残党を許せない怒りが老人を復讐への道を突っ走らせる。
 まあナチスを描いた映画なんかは多くあるし、ナチスハンターを描いた内容の映画にしても結構見受けることがある。しかし、本作もそのような前例を踏襲しているように思わせているような作りになっているのだが、実はなかなか味わい深いサスペンス映画だということに気付かされる作品。ちなみに原題は日本人でもよく知っている映画の単語である Remember。映画を観終えた後、この原題が意味することを理解させられ非常な驚きを得られることになるのだ。ナチスドイツに対する興味や知識が無くても楽しめる映画。出演者の平均年齢が異常に高いので若いギャルやイケメンを期待することは全くの無理だが、サスペンスタッチの映画が好きな人には映画手紙は憶えているを今回のお勧め映画として挙げておこう

 監督はカナダ人のアトム・エゴヤン。けっこう当たり外れがあるタイプの映画監督だが、お勧めというか個人的には気に入ってる作品として、まだ10代半ばのサラ・ポーリーが出演しているスウィート ヒアアフターを挙げておこう。
 
 
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競馬 エリザベス女王杯の予想(2021)

2021年11月13日 | 競馬予想
エリザベス女王杯の予想
 ロザムールが逃げて、レイパパレが2番手。他の有力馬ではウインマリリンウインキートスのウインの2頭とアカイトリノムスメもこの枠なら好位に取り付くか。すんなり隊列も決まり、平均ペースで流れそう。しかし、早めに動きそうなのがデムーロ騎手のテルツェット。この馬の動きが差し馬の末脚を誘発する。よって50歳を超えてもその手綱さばきで競馬ファンを魅了する武豊騎乗のデゼルが本命。相性の良い阪神コースの舞台変わりは歓迎だ。

◎ 12 デゼル
〇  6 ランブリングアレー
▲  9 ウインマリリン
△  1 レイパパレ
△  3 アカイトリノムスメ
△  8 テルツェット
△ 11 ソフトフルート
△ 15 ウインキートス
×  2 クラヴェル

買い目 三連単フォーメーション
1着 12
2着  1、3、6、8、9、11、15
3着  1、2、3、6、8、9、11、15

買い目 三連単フォーメーション
1着 6、9
2着 12
3着  1、2、3、6、8、9、11、15

買い目 三連単フォーメーション
1着 6
2着 1、3、8、9、11、15
3着 12                            合計 69点
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映画 スパイ・ゲーム(2001) 師弟の絆に感動

2021年11月08日 | 映画(さ行)
 ロバート・レッドフォードブラッド・ピットという公開当時は新旧二枚目スターの豪華共演といった触れ込みでも話題となった映画。今やロバート・レッドフォードは80歳代半ばで顔はしわくちゃで、この映画の公開時でもすでに明日に向かって撃て!スティングでのイケメンだった容姿は既にない。
 一方ブラッド・ピットだが50歳代半ばを超えて、まあその割には格好良い方だとは思うが、それでも最近はどちらかと言えば二枚目を封印したような作品が多くなってきている。本作の公開時はまだ30歳代半ばでバリバリのイケメンスター。しかしながら本作での彼は拷問にかけられてしまって血みどろの顔面をさらしているだけに、久しぶりにイケメンの彼を見たいと思っている女性に対しては本作はその点では魅力に落ちるか。

 主演にネームヴァリューの高い二人を持ってきたとなると、俳優の魅力頼みの作品かと思われるが、それは本作に限っては間違い。タイトル名から想像できるようにスパイを描いた内容。しかし、007シリーズやミッションインポッシブルシリーズのようなお気軽さはなく、スパイの世界の非情さ、心理戦や駆け引きといった大人向きのスパイ映画。それでいてパワフルな場面も見れる娯楽性も兼ね備えている。

 現実でもアッチやコッチで色々とやらかしている悪行がバレているCIA(中央情報局)の男たちを描いたストーリーの紹介を。
 中国の蘇州刑務所でビショップ(ブラッド・ピット)は医師に成り済まして入り込むが、もう少しのところで目的を達せられずにスパイ容疑として捕まってしまい、拷問を受ける。その折にワシントンのCIAで働くミュアー(ロバート・レッドフォード)は今日だけ働けば定年退職を迎えるのだが、CIA香港支局長から電話がかかってきて、ビショップが捕まったことを知る。ビショップはかつてはミュアーの部下として働いており、ベトナム、ドイツ、レバノンでの作戦では一緒に任務を行っていた。しかし、あくまでも私情に流されることなく任務を成功させることを一番に考えるミュアーの考え方に疑問を持ち始めたビショップは彼の元を去り、それ以来二人は音信普通になっていた。
 ビショップが捕まったことはCIAの幹部たちも知るところとなり、ミュアーもビショップの件について会議に参加させられる。そして、米中関係に亀裂が走ることを恐れた上層部たちはビショップを見殺しにしようとしていることを察知したミュアーは彼を助けようと奮闘する・・・

 いきなりブラッド・ピットが捕まってしまうシーンから始まってしまうので、彼の出演シーンは殆ど拷問シーンばかりかと思われるかもしれないが、ちょいちょい間に入ってくるだけ。主に映画はロバート・レッドフォードとブラッド・ピットの出会いから、別々の道を進むことになってしまうに至る回想シーンがメインであり、ブラッド・ピットがボコボコに殴られるばかりではないので、多くの彼のファンの女性はその点において心配することはない。
 本作を観るとスパイの世界における命がけで現場の最前線で働く者の悲哀を感じさせるし、安全な場所から目的だけのために指図する者の人命を軽んじる態度が腹が立つ。CIAのみならず世界の諜報機関の裏側がさりげなく描かれているのが興味深い。
 そして、本作はなぜブラット・ピットが単独で蘇州の刑務所に潜り込もうとしたのか?そんな疑問を引っ張りながらストーリーは続くのだが、それを知った時に男の俺は心が熱くなった。そして途中でお互いの考え方の違いから袂を分かってしまった師弟とでも呼ぶべき2人だが、ディナー作戦を通じた絆の深さ,固さには大いに感動させられた。
 二大スターのうちの片一方でものファンの人、娯楽映画の影響で俺もスパイになりたいと思っている人、駆け引きや心理戦を駆使したサスペンス映画が好きな人、トニー・スコット監督作品と聞いて心が躍った人・・・等に今回は映画スパイ・ゲームをお勧めとして挙げておこう

監督は前述したようにトニー・スコット。あの名匠リドリー・スコット監督の弟であり、その兄以上のヒットメーカーだった彼が自殺したのには本当に驚きました。彼の死は本当にアクション映画が好きな人には大きな痛手だということを今になっても思います。ちなみにトム・クルーズ主演のトップガン、エディ・マーフィー主演のビバリーヒルズ・コップ2といって大ヒット作品は彼の作品。原子力潜水艦内における対立を描いたクリムゾン・タイド、国家の陰謀に巻き込まれてしまうウィル・スミス主演のエネミー・オブ・アメリカ、デンゼル・ワシントンが幼い少女の用心棒を務めるマイ・ボディガード、これまたデンゼル・ワシントン主演でタイムトラベラーを扱った抜群のアイデアが楽しいデジャヴ、これまたデンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタがの二大スターが地下鉄のハイジャックを舞台に戦うサブウェイ123 激突がお勧め。

 



 

 

 
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