褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 崖(1956) 人間はみんな崖っぷちに立っています

2015年09月30日 | 映画(か行)
 この世の中、いたいけな貧乏人の弱みに付け込んで騙して笑っているような連中が居るが、そんな奴等でも心の中から不安と恐怖は消すことができない。今のところ順風満帆、我が世の春の状態が続いている俺ですら、いつ何がきっかけで転落の人生が始ってしまうのかと怯えている。俺だけでなく、金持ちも貧乏人も常に良心という名の崖っぷちに立たされ、不安と恐怖に怯え続けながら生きているのだ。
 だいたい小さな喜びを積み重ねることに幸せを感じない人間が多すぎる。お金が常に懐にガッポリ入ってくることにしか幸せを感じることができない人間こそ実はとても悲しい人間だ。そんな教訓めいたことを教えられた気分になれる映画が今回紹介する。非常にいたいけな貧しい人から、金を巻き上げていくことにしか生きがいを感じられない詐欺師の運命を描いたストーリー。せめて大富豪を狙って金を巻き上げるのなら少しは良い気分になれそうだが、貧しく信仰心が篤い人間を狙って金を奪っていくシーンを見るのはあんまり良い気がしない。しかし、そんな詐欺師が良心の呵責に悩みだしてからの展開こそが本作の真骨頂。まさかこんなクズみたいな詐欺師から感動を得るとは我ながらビックリした。

 
 さて、ハリウッド映画ならば詐欺師の鮮やかな手口に大いに楽しめるとしたものだが、フェデリコ・フェリーニが詐欺師を描くと非常に苦味を感じさせるストーリーの紹介を。
 冴えない風貌のオーギュスト(ブローデリック・クロウフォード)、全く売れていない画家だが明るい性格のピカソ(リチャード・ベイスハート)、ちょっと男前で女垂らしのロベルト(フランコ・ファブリッツィ)の3人は詐欺仲間。今日は男爵と呼ばれる男からの詐欺の仕事を請け負う。
 3人は神父の姿に変装し、貧しくて信仰心の篤い家族から金を奪うことに成功。その後も貧民街に暮らす人々をアパートの斡旋の詐欺で金を騙し取り、ガゾリンスタンドでいざこざを起こして金を奪ったりしていた。しかし、オーギュストは久しぶりに会う娘と一緒に映画館にいたところ、かつて金を騙し取った男と鉢合わせしてしまい、半年間の牢獄生活を余儀なくされる。
 牢獄生活から出たオーギュストだったが、詐欺仲間のピカソはすっかり足を洗ってしまい、ロベルトは他所へ行ってしまっていた。オーギュストは違う仲間達と再び神父の姿に変装して、またもや貧しい家族を狙って金を騙し撮ろうとするのだが、そこには自分の娘と同じ年頃の足の不自由な女性が居り・・・

 前半はちょっとしたコメディタッチの雰囲気があり、ピカソ役のリチャード・ベイスハートがお笑い担当として楽しませてくれる。しかし、そんな雰囲気もオーギュストが長く会ってなかった娘と出会ってから一変する。ここからのオーギュストの心の葛藤がこの映画の見せ場だ。この詐欺師の小心さが暴かれ、初めて訪れる良心の痛みはチンケな詐欺師にどのような結末が用意されているのか。お金欲しさに本当の幸せを見失ってしまう詐欺師の人生が、俺の人生を暗示しているようで何となく気持ち悪い。
 しかしながら、本作は卑しい根性を持っている人間の本質を突いているし、だからこそ詐欺師が最後のド根性を見せるシーンは俺のような人間には大きな感動を呼ぶ。とにかくお金にしか興味を持てない人、人間って結局のところ何なんだろう?と哲学的な気分に浸りたい人、負け惜しみだとわかっていながら金持ちになることが人間の幸せじゃ無いよね!と頑なに信じ続けている人、今がまさに崖っぷちに追い込まれている人等に映画はお勧めだ

崖 [DVD]
フェデリコ・フェリーニ
IVC,Ltd.(VC)(D)


 監督は前述したイタリアが生んだ巨匠フェデリコ・フェリーニ。映画史に残る名作を連発し続けた大監督。これが本当の青春だよね~と感じさせる青春群像、世界映画史に残る大傑作、騙されても騙されても人を信じ続けることに大いなる人生賛歌を感じさせるカビリアの夜、現代ローマ(と言っても1960年の作品ですが)に生きる人間の退廃が描かれている甘い生活等がお勧めです。

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競馬 オールカマー&神戸新聞杯の予想

2015年09月26日 | 競馬予想

オールカマーの予想


 GⅠホースが3頭登場するが、伏兵馬も個性的なメンバーが揃っており、予想のやりがいのあるレースになった。先行タイプの馬が多く早いペースになりそうなレース展開。こうなったら中山コースといえども差し馬を本命に狙いたくなる。

 ◎ 7 レッドレイヴン
 ○14 マリアライト
 ▲ 4 ヌーヴォレコルト
 ▲15 サトノブレス
 △ 3 ショウナンパンドラ
 △ 6 ロゴタイプ
 △11 タマモベストプレイ
 × 9 ミトラ
 ×12 マイネルフロスト

 俺の本命は7番のレッドレイヴン。名門藤沢厩舎が送り出してきたのだが、今のところデビュー当初に比べて期待外れに終わっている。重賞になると今ひとつさえない結果に終わることが多いがローカル小回りの適正が全く無いのが原因。最後の直線に急坂が待っている中山コースならこの馬の末脚が活かせる。しかも、今回のメンバー構成ならスローペースになることはないはず。この馬にとっては展開は向きそうだ。馬場もインにこだわらなくても外からの差し馬も伸びてくる状態。このレースの強敵になりそうなGⅠホースは休養明けということもあり、使われている強みがこの馬には大きなアドバンテージ。ここは重賞制覇のチャンスがやって来た。

 対抗には14番のマリアライトを挙げる。前走のマーメイドSは2着に入るなど今年に入ってから力を付けてきたディプインパクト産駒の牝馬。東京コース向きの馬に思えるが、4コーナーで先頭に取り付ける機動力があり、3走前の中山コースでは圧巻の走りを見せた。今回はメンバー的にも早いペースになりそうだし、縦長の展開が予想される。これだったら外枠もマイナスにはならないだろう。休養明けが少々気になるが、力を付けてきた現状においてそんな心配は杞憂に終わるか。並み居る牡馬や牝馬のGⅠホースを蹴散らす可能性は充分にある。

 単穴には2頭挙げる。
 まずは4番のヌーヴォレコルト。GⅠホースの中では一番安定感がありそうで、能力を感じさせる。しかし、ヴィクトリアマイルから宝塚記念にかけての走りが俺には物足りなく感じた。しかしながら休養明けでリフレッシュできているし、中山コースでも好走済み。少々底が見えた気がするがこのメンバーなら主役を張って当然。コレぐらいの評価は必要だろう。

 次に15番のサトノブレスを挙げる。GⅠレースになると能力的な限界を感じるが、GⅡレベルのレースなら勝てる馬。今回は休養が長いが、休み明けの成績は非常に優秀だ。展開には左右されないし、本来の調子さえ取り戻せばこのメンバーなら充分に通用する。調教の動きは休養明けを感じさせるようにビシッと感じるものがなかったが、そこは強引にでも馬を動かせるウチパク騎乗なら馬に闘争心を引き起こせるか。GⅡレースは強い馬というのが時々いるが、もしかしたらこの馬がそういうタイプの馬かもしれない。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 7
 2着 3、4、6、11、14、15
 3着 3、4、6、9、11、12、14、15

買い目 三連単フォーメーション
 1着 4、14、15
 2着 7
 3着 3、4、6、9、11、12、14、15

買い目 三連単フォーメーション
 1着 14 
 2着  3、4、6、11、15
 3着 7                                     合計 68点


神戸新聞杯の予想


 ドゥラメンテの故障により、一気に混戦ムードが漂う牡馬クラシック最後の菊花賞。一気に1強ムードに持っていくことができるのかリアルスティールのレース振りに注目が集まる。しかし休養明けでも骨折明けというのはかなりの割引き。そして、母系の血統背景から2400Mの距離はギリギリの気がする。しかし、なんだかんだ言ってもダービー出走組みが強いレース。メンバーを見渡すとダービーに出走している馬が少ないのに驚いた。こうなると今年の神戸新聞杯は難解なレースになった。

 ◎ 7 アルバートドック
 ▲12 サラトガスピリット
 ▲13 ティルナノーグ
 ▲15 マッサビエル
 △ 2 レッドソロモン
 △ 5 リアルスティール
 △ 9 トーセンバジル
 × 3 ジュンスパーヒカル
 × 6 リアファル
 × 8 キロハナ

 俺の本命は7番のアルバートドック。名前の由来は一瞬犬の名前か?と思ったが、イギリスのリバプールの地区名らしい。春は重賞戦線で善戦するも賞金加算ならず日本ダービーには間に合わなかったが、3歳オープンの白百合Sを、しっかり勝ってきた。よくレースを見ると一戦毎に末脚の威力が増してきている。休養期間を経て更にパワーアップしている可能性が高いと思っているのだが、骨折で休養していたリアルスティールにも今なら成長力で上回っている可能性がある。差し馬のイメージが強いが、スタートはけっこう上手い方。あんまりスローペースになっても好位でレースができるはずだし、瞬発力勝負は望むところ。阪神の長い直線でこの馬の底力が見れるはずだ。
 
 単穴には3頭挙げる。
 まずは12番のサラトガスピリット。前走は2600Mの距離を使ってくるなど、デビューから一貫して長い距離のレースを選んで使っている。その経験が今回活きる可能性はありそうだ。前走にしても小倉コースとはいえ大外を回して強さを感じさせるレース振り。かなり距離適正及び能力を感じさせる。そうは言っても前走は500万条件。今回の方が明らかにメンバーのレベルは高くなるが、意外に今年の神戸新聞杯のメンバーのレベルは低そうだ。前走を勝った勢いであっさり重賞を制覇し、菊花賞へと名乗り出る可能性はありそうだ。

 次に13番のティルナノーグ。デビューから2連勝した時は大物かと思ったが、その後はスランプ状態。しかし、前走を勝ったことで期待された能力が開花したかもしれない。今まで位置取りが後方過ぎるレース振りばかりだったが、前走は逃げ切り勝ち。ようやく馬に走る気が出てきた。デビュー時のパフォーマンスから想像するに、このままで終わる馬では無いと思う。重賞の一つや二つは勝てる器。勝てる可能性はある。

 次に15番のマッサビエルを挙げる。休養明けだが、その前の2連勝が圧巻。エンジンの掛かりが遅いきらいはあるが、エンジンが掛ってからの脚は直線の長い阪神外回りコース向き。けっこう前の方でレースがしたい馬が揃っており、差し馬のこの馬にはペースが向くか。戸崎騎手がわざわざ関西にまで乗りにくるのだから、本気モード。折り合いには苦労がなさそうなタイプの馬だけにこの距離は魅力的。持ち味の末脚が炸裂しそうな条件は揃っているだけに、この馬が勝つ可能性はありそうだ。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 7
 2着 2、5、9、12、13、15
 3着 2、3、5、6、8、9、12、13、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 12、13、15
 2着 7
 3着 2、3、5、6、8、9、12、13、15              合計 72点

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映画 パトリオット(2000) アメリカ独立戦争が舞台背景です

2015年09月21日 | 映画(は行)
 いきなり冒頭からメル・ギブソン演じる主人公のナレーションが始る『私は恐れてきた、耐えられないほどの罪の報いを受けることを』。この台詞を聞いた俺は、過去の過ちを悔いるとは、なかかなか殊勝な奴だと思っていたのだが、途中からはそんな台詞を言ったこともすっかり忘れてしまったのか、手斧を持って次々に人を殺しまくる。返り血を浴びて鬼神の如く手斧を振り下ろす様子はけっこうなドン引きだ。ちなみにタイトル名のパトリオットとは愛国心のこと。アメリカ独立戦争を描いた歴史映画においては非常に相応しいタイトルだ。

 しかしながら俺には本作を観ていて、アメリカの愛国心を大して感じることができなかった。それは一体何故なのか?主演のメル・ギブソンは元々はオーストラリアで活躍していた俳優だし、彼の息子役のヒース・レジャーはオーストラリア生まれのオーストラリア人。監督のローランド・エメリッヒにしてもドイツ生まれのドイツ人。はっきり言って、アメリカから言えば外国育ちのこの3人が、アメリカという国に対して本当に愛国心があるのか?俺には観ている最中にそのような先入観がどうしても抜け出せなかった。
 本作はアメリカ独立戦争を描いた映画ではあるが、むしろメル・ギブソンを父親とする家族を描いたドラマと言った方が当てはまるような気がする。

 さて、よ~く考えてみればアメリカの歴史映画において独立戦争を描いたドラマは非常に少ないと思ったのだが、それは何故か?そんな疑問が少々わかった気分になれるストーリー紹介を。
 1776年のイギリス植民地時代のアメリカ、サウスキャロライナにおいて。かつてはフレンチ・インディアン戦争の英雄として名を馳せたベンジャミン(メル・ギブソン)だったが、妻には先立たれ、7人の子供達と一緒に農夫として暮らしている。
 イギリス本国の植民地アメリカに対する重税政策はアメリカの13州の反発を呼び、今やサウスキャロライナの議会でもイギリスに対して、戦争を挑むか否かの決断が迫られていた。戦争を経験して己の過去を悔いているベンジャミンはイギリスとの開戦には反対していたのだが、息子のガブリエル(ヒース・レジャー)は、そんな父親に反発しアメリカ大陸軍に入隊する。
 そんなある日のこと、戦火はベンジャミンの家のすぐ近くまで迫ってきていた時に、ガブリエルが負傷して帰ってくる。そこへイギリス軍のダビントン大佐(ジェイソン・アイザックス)一行が現われ、ガブリエルをスパイ容疑で連れ去ろうとし、それを止めようとした弟のトーマスが撃ち殺されてしまう。
 目の前で息子が殺され、家を焼き討ちされたベンジャミンは怒りから、かつての戦闘本能が呼び起され、三男、四男坊を連れて、イギリス軍の一行に奇襲攻撃を喰らわせて、ガブリエルを救出。このままではイギリスの横暴が続いてしまうことを悟ったベンジャミンは荒れくれ男達等をを集めて民兵団を結成し、イギリス帝国軍団に戦いを挑むのだ・・・

 ただ今の日本は安保法制に大揺れ、なんだかまだまだこの余波続きそうだ。しかし、本作のメル・ギブソン演じるお父さんが復讐鬼となってイギリス軍に立ち向かって行く姿は、安保法制に反対する人でも彼の行動を責めることは出来ないはずだ。そもそも目の前で我が息子を殺されて、立ち上がらない奴なんか親父としてだけでなく男として失格。真の平和を掴み取るには戦うことが必要だ、なんて俺が言うまでもなく歴史が証明している。
そして実はこの映画はチョットばかしアメリカの成り立ちがわかったりする。例えばメル・ギブソンとヒース・レジャーが見つめるアメリカ大陸軍と圧倒的多数をほこるイギリス軍の戦闘シーンだが、お互いに隊列を崩さず整列し、真正面から前進しあって、号令をかけて撃ち合うシーンがあるが、確かに正々堂々としたイギリスの騎士道精神を感じさせる。
 しかし、こんな戦い方では圧倒的な人数をほこるイギリス軍が勝つのは当たり前だと俺にでもわかる。そこでメル・ギブソン率いる民兵軍の戦い方は奇襲攻撃を仕掛けるゲリラ戦。しかも階級社会のイギリス人には考えも及ばなかったのが、いきなり軍隊を指揮する将校を狙ってくる戦い方。そこで俺が理解しかねるのが、なぜかあの日本の真珠湾攻撃が奇襲攻撃だとしてアメリカから卑怯だと非難されること。俺はアメリカこそ自分たちが言う卑怯な奇襲攻撃の連続で誕生した国であり、そんなトラウマがハリウッドでは独立戦争を背景にした映画が南北戦争に比べて極めて少ない理由だと思っているのだが、真相はいかに?
 そしてアメリカ人の国旗に対する想いの熱さが凄い。メル・ギブソンが戦闘中に国旗を持ちながら敵陣に突っ込んでいったり、もはやコレまでか!?と思わせながら国旗を見て急にエネルギーを取り戻したりするところは、日の丸を国旗に抱く日本人が見てもこれは熱い。

 他にも何だかそんなシーンいる?なんて思えたり、イギリスの軍人をとことん悪人に描いたり、そんな安心な場所があるなら最初から行け!なんて思えたり、やたら勇ましい音楽を流したりで、ツッコミどころも満載。しかしながら、必要以上に熱さを煽る演出はローランド・エメリッヒの特徴がよく表われている。
 戦争アクションが好きな人、アメリカの独立戦争に興味がある人、熱いお父さんが活躍する映画を見たい人等などに映画パトリオットはお勧めだ

パトリオット ― コレクターズ・エディション [DVD]
メル・ギブソン,ヒース・レジャー,ジョエリー・リチャードソン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


パトリオット エクステンデッド・エディション [Blu-ray]
メル・ギブソン,ヒース・レジャー,ジョエリー・リチャードソン
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


 監督はローランド・エメリッヒ。SFアクション映画を主に撮る娯楽志向の監督。この人を有名にしたのはウィル・スミス主演のインデペンデンス・デイ、ツッコミどころ満載の世界終末を描いた2012がお勧めです。

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競馬 セントライト記念予想 名伯楽が本気でクラシックを取りにきました

2015年09月21日 | 競馬予想

セントライト記念の予想


 名伯楽としてしられる調教師である藤澤和雄。かつて多くの名馬を輩出してきたが、不思議と牡馬クラシックとは縁がない。一つはクラシック路線を軽視してきた向きがあるが、最近はクラシック路線に向けて真剣になっているようなローテーションを組んでいるように、ここに来て牡馬クラシックに向けて本腰が入ってきたようだ。
 当然、かつて名馬ゼンノロブロイで挑んだ牡馬クラシック最終レース菊花賞も当然欲しいタイトル。トライアルレースである今回のセントライト記念に満を持した送り込んできた。中山2,200Mコースで行われるが外回りコースで行われるのが特徴か。そして今開催の中山だがけっこう差しがきまっている。今回のレース展開を読むと横山典弘騎乗の4番のミュゼエイリアンが逃げて、2番手に13番のキタサンブラックが追いかけるか。ペースは早くなりそうもなく先行馬にとって有利な展開になりそうだ。しかし、12番のブライトエンブレムが大外から早めにまくってくるとなれば話は別。俺の予想通りこの馬が早めにまくって勝負に出てくれば差し馬の台頭を誘発するか。

 ◎ 8 レッドライジェル
 ▲ 6 サトノラーゼン
 ▲12 ブライトエンブレム
 △ 2 ジュンツバサ
 △ 3 ペルーフ
 △ 5 ロッカフェスタ
 △13 キタサンブラック
 × 4 ミュゼエイリアン
 × 7 ミュゼゴースト
 ×10 タンタアレグリア
 ×11 スモークフリー

 俺の本命は藤澤厩舎が送り出す8番のレッドライジェル。ちなみに中山コースは2戦2勝。東京コースではサッパリだが、中山コースならGⅠ級の破壊力抜群の末脚を見せる。前走は凡走してしまったが、馬体重がプラス18キロと完全なデブデブ状態。一度叩いて今回は絞まった体で出走できそうだし、鞍上には今年の札幌シリーズの重賞で存在感を見せ付けた四位ジョッキーを迎える。あくまでも俺の想像だが、札幌での四位ジョッキーの手綱捌きを見ていた藤澤調教師が、『今度レッドライジェルを中山のセントライト記念に使いたんだけれども乗りに来てくれないか?』なんて相談があったと思う。いぶし銀の手綱捌きを見せる四位ジョッキーの腕はまだまだ大一番では力強い存在だ。後方から鋭い脚を使うこの馬にとって予想されるスローペースは向かないが、中山で見せる末脚はGⅠ級。春の活躍馬の始動がここからという実力馬に比べて、この馬のローテーションは今回はプラス材料だし、前走からの大幅な上積みを見込める。ここを堂々と制覇し、菊花賞へ道を進める。

 単穴には2頭挙げる。
 まずは6番のサトノラーゼン、日本ダービーではドゥラメンテと1頭だけラストの直線で叩き合うシーンを見せるなど強いところを見せた。好位で立ち回れる器用さは中山コース向き。しかも絶好の枠を獲った。しかし、今回は休養明けであり、いきなり完全に仕上げてこないし、恐らくジョッキーも次の3000Mの菊花賞へ向けて、折り合い重視のレースになるだろう。そうなると思っているよりも位置取りが悪くなり、取りこぼす心配がある。それにGⅠ級の能力を持っているとも思えないので本命にはしにくい。よってここは単穴評価まで。
 
 次に12番のブライトエンブレムを挙げる。ダービーは参加が叶わず無念の思い。しかし、そんな鬱憤をまず今回のセントライト記念で晴らす機会がきた。2歳時の札幌、今年の弥生賞で見せた長く使える脚は、このメンバーが相手なら、はまる可能性がある。外差しが割に決まっている馬場状態もこの馬には良いだろう。休養明けの不安はあるが、しっかりこの休養で立て直した効果の方が大きそうだし、ここは仕切りなおしの一線。春より一段パワーアップしていれば、勝てる可能性がある。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 8
 2着 2、3、5、6、12、13
 3着 2、3、4、5、6、7、10、11、12、13

買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、12
 2着 8
 3着 2、3、4、5、6、7、10、11、12、13               合計 72点

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競馬 ローズS予想 春の実績馬と夏の上り馬の対決です

2015年09月20日 | 競馬予想

ローズSの予想


 先週から秋の競馬が開幕し、夏のローカル競馬よりも簡単に的中できるだろうと思っていたのだが、東西の重賞とも大荒れ、そして俺の馬券はカスリもせず。正直なところ油断しすぎた。これからはもっと己に厳しく、もっと柔軟に予想する必要がありそうだ。しかし、今日はちょっと昨晩は遅くまで飲みすぎで、現在も頭が痛い状態。そういうわけで今回はチョ~手抜き予想でお送りします。
 さて、今回行われる3歳牝馬限定によるローズS。いよいよ秋華賞へ向けて徹底的に予想したいところだ。桜花賞馬、オークス馬と春のGⅠホースが登場。非常にハイレベルな戦いが行われそうだ。春の実績馬の強さは認めるが、それらの馬にとっては、あくまでここは叩き台。今回は夏の上り馬から馬券を組み立てる。しかも夏の上り馬に超良血で、ここにきて能力を発揮しだしたきた武豊騎乗のトーセンビクトリーが本命だ。
 
 ◎ 13 トーセンビクトリー
 ▲  3 アンドリエッテ
 ▲ 10 レッツゴードンキ
 ▲ 16 クイーンズリング
 △  4 シングウィズジョイ
 △  8 ミッキークイン
 △  9 サンクボヌール
 ×  7 ペルフィカ
 × 12 ディープジュエリー
 × 15 タッチングスピーチ

 俺の本命は母親にトゥザヴィクトリー(画像)を持つ、13番のトーセンヴィクトリー。春のクラシックには間に合わなかったが、ここに来て連勝中。いよいよ良血が開花してきたのが前走からもわかる。前走は小倉のレース内容が非常に良く、なかなかの優等生振りを見せ付けた。春の実績馬は確か強いが、気性、展開、休養明けなど不安を抱えている馬ばかり。その点では俺の本命馬は不安要素が何も無い。まさにクラシックを取ることを宿命づけられている血統。ブラッドスポーツと言われる競馬の奥深さを思い知らせてくれるだろう。

 ▲評価に春の実績馬から、恐らく緩いペースが予想されるので内枠、先行馬、そして距離適正をピックアップです

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 13
 2着  3、4、8、9、10、16
 3着  3、4、7、8、9、10、12、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、10、16
 2着 13
 3着 3、4、7、8、9、10、12、15             合計 72点 

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映画 巴里の屋根の下(1930) ルネ・クレール監督のトーキー一作目

2015年09月15日 | 映画(は行)
 1930年代のフランス映画黄金期を支えた名匠ルネ・クレール監督の初トーキー映画作品。俺の受けた印象では全編トーキーと云うよりも、サイレントとトーキーが混ざり合ったようなイメージ。しかし、その混ざり具合が絶妙のバランスで、現在進行形の映画では見ることができないような音声や映像の使われ方がしている。
 例えば最初からこんな調子だ、カメラが巴里(パリ)の上空の煙突をとらえて次第にビルの屋上から下の階へと住人を映し出していき、街路にたどりついた時に本作の主人公であるアルベール(アルペール・プレジャン)が登場する。そして、それに合わせてタイトル名にもなっている主題歌巴里の屋根の下(シャンソンの名曲です)の歌声が最初は聞き取れないぐらいの小さな歌声だったのが次第に大きな歌声になっていく。この時、俺はあまりにも古い映画なので音声不良なのかと思ったが、実はこれは演出のテクニック。この始り方は当時(1930年)の映画としては画期的と言うよりも、既に現在にも影響を与える映画の文法の完成形を見る思いがした。
 他にも台詞などは一切省略して、登場人物の表情や行動からどういう状況かを観客にわからせたり、音楽を効果的に使ったりで様々な演出が施されている。しかしながら、今を生きる我々の世代が本作を初めて観て『この映画の演出ってスッゲェ~!』なんて感じる人は、まず居ない。

 この映画が本当に凄いのは、一本の映画の中に喜怒哀楽が描かれ、ユーモアとペーソスに満ちているところ。喜怒哀楽でどれか一つでも欠けていたら、薄っぺらい映画になっていた可能性がある。ユーモアが無ければひたすら退屈なだけの映画になっていたかもしれないし、ペーソスが無ければ全く感動しなかったかもしれない。

 とにかく人間の持っている感情を刺激しまくるストーリー紹介を。
 パリの下町において。現代風に格好良く言えばストリートミュージシャンだが、毎日を楽譜を売って、歌うことを生業としているアルベール(アルペール・プレジャン)。彼にはいつも一緒に場末の酒場で飲んでいる親友のルイ(エドモン・T・グレヴィル)が居た。
 アルベールが今日もストリートで人を集めて歌っていると、お客の中にルーマニア美女のポーラ(ポーラ・イレリ)を見かける。彼女をナンパしようと接近を試みるアルベールだったが、町を支配するヤクザのフレッド(ガストン・モド)が強引にポーラを口説いているのを見て怖くて諦めようとするのだが、ヒョンなことからアルベールとポーラの仲は急接近。2人はアルベールの安アパートで一緒に生活をすることになるのだが・・・

 今のフランス人はなんでもかんでも『自由』という言葉で簡単に片付けてしまう印象があり好きになれないのだが、本作に登場する主人公であるアルベールは人情味があって、なかなかの好漢だ。ナンパの仕方が下手だったり、度の行き過ぎた友人想いだったり、ケンカしても直ぐに仲直りして意気投合したり、ちょっと怖そうな奴に恐々であるが飛びかかったり。そして、女性の前では必要以上にメンツにこだわり、格好つけようとするところなんかは大きく共感できる。なかなか巴里っ子にも良い奴が居るね~と本作を観れば思うはずだ。
 アルベールとルイの男同士の友情、アルベールとポーラの素敵だが儚い恋愛などハートを熱くさせるシーンも多い。そして、一度聴いたら耳に残る主題歌はミュージカル好きを惹きつける効果がある。更にギャグもけっこう笑えるし、今でもこのギャグ使えるじゃん、なんて妙な感心をしたりする。 
 急に名作と呼ばれる映画が観たくなった人、古き良き時代のフランス映画を観たい人、ルネ・クレール監督の熟練した演出のテクニックが見たいという珍しい人、そして恋愛、コメディ、ミュージカルの分野の映画が好きな人・・・等に映画巴里の屋根の下をお勧め映画として挙げておこう

巴里の屋根の下 [DVD]
アルベール・プレジャン,ポーラ・イルリ
ファーストトレーディング


 監督は前述しているようにルネ・クレール。1920年代~1950年代にかけて活躍したフランス映画界の巨匠。この人の映画は本当に人情に溢れ、笑いと哀感のサジ加減が絶妙な作品を撮るイメージがあります。笑えて感動できる巴里祭、社会風刺劇タッチの自由を我等に、ハリウッドで撮った奥様は魔女(テレビシリーズが有名か)がお勧め。

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競馬 京王杯オータムH&セントウルSの予想 競馬好きには至福の時期がやってきました

2015年09月13日 | 競馬予想
 やっと夏競馬が終わり、これからは秋のGⅠロードへ向けて重要なレースが目白押し。俺としても気合が入るところだ。今年の異常な暑さに頭も体もボロボロにやられてしまったが、次第に涼しくなってきた今日この頃。これからは俺の予想が冴えまくり、馬券が的中しまくるはずだ。
 
 

京王杯オータムHの予想


 3歳のマイル路線の強豪と古馬の実力派がぶつかる興味深い一線だ。中山1600Mコースというトリッキーで器用さを試されるレースでもあり、またハンデ戦ということがこのレースを難解にさせているか。しかも、天気もちょっと微妙。
 しかしながら、中山1600Mコースはずっとコーナーを回らさせられている印象で、外枠は不利。外枠の馬では穴馬にもならない。しかもメンバーを見渡すと逃げたい馬は7番のアルビアーノだけ。しかも、この馬が逃げるとなるとハイペースは考えられず、開幕週の馬場(ちょっと天気が心配だが)を考えると絶対に先行有利。本命は簡単に決まった。

 ◎ 7 アルビアーノ
 ▲ 3 スマートオリオン
 ▲ 6 グランシルク
 ▲ 9 レッドアリオン
 △ 1 アルマディヴァン
 △ 5 ブレイズアトレイル
 △10 ダローネガ
 × 4 ケイティープライド
 ×11 マイネルホウオウ
 ×13 ヤングマンパワー

 俺の本命は7番のアルビアーノ。展開、馬場、コース、斤量とこの馬にとっては絶好の舞台。何かな何までこの馬に味方している。3歳牝馬、休養明けと不安な点もあるが、調教は気持ち良さそうに走っていたし、精神面でもずいぶん成長し、少女が大人の女性へと駆け上がっている段階のように見える。古馬との力関係が問題だが、展開がこの馬をバックアップしそう。ここは先行して一気の逃げ切りが濃厚。

 単穴には3頭挙げる
 まずは3番のスマートオリオン。チョット前まではスプリンターのイメージが強かった馬だが、前々走の中京記念では1600M戦を好位から力で押し切ったように、スローペースのマイル戦なら充分に戦えることがわかった。ここも展開、スピードを考えると、好位の2番手からレースが運べる絶好の展開になりそうだ。中山とのコース相性も良く、ほんの少しだけ斤量を背負わされたの気になるぐらい。ウチパクジョッキーならスタートも決めてくれるはず。本命馬をぴったりマークして抜け出してくるか。

 次に6番のグランシルクを挙げる。3歳馬の中でもトップクラスの能力の持ち主。前走のNHKマイルCは1番人気に推されるも、ラストは弾けなかった。しかし、中山コースの相性が抜群の良さ。前々走のニュージーランドTでは大出遅れをやらかしてしまったが、接戦の2着に食い込んできた破壊力は大いなる希望と能力を見せた。スタート次第だが好位で立ち回れるし、スムーズにさえレースを運べれば勝てるだけの能力がある。斤量もかなり恵まれた。ステイゴールド産駒ということもあり、このレースにおいて恐ろしいほどの能力を見せ付ける可能性がある。

 次に9番のレッドアリオン。前走は外枠が幸いして出遅れたものの、その後の二の脚を使っての逃げ切り勝ち。今回この枠だと出遅れた時に挽回できるかどうか不安、そして58キロの斤量だとダッシュが効かない可能性がある。しかし、好スタートを切って好位の外側に位置取り出切れば、今年の重賞2勝の実績は侮れない。あくまでも好スタートを切ることが条件だが、GⅢレースならば実績的に大威張りできる。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 7
 2着 1、3、5、6、9、10、
 3着 1、3、4、5、6、9、10、11、13

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、6、9
 2着 7
 3着 1、3、4、5、6、9、10、11、13               合計 72点


 

セントウルSの予想


 こちらは秋の短距離戦のGⅠレース、スプリンターズSへ向けて重要な一戦だ。GⅠホースも登場し、いよいよ楽しい競馬のシーズン到来を感じる。短距離路線においては現在のところスターが不在。実際にメンバーを見渡しても名馬ロードカナロア級の馬が居ないように思えるのが正直な感想。しかし、そういう意味では頼りにならない馬ばかり。比較的固く収まる傾向のレースだが、今年はかなり荒れる可能性がある。展開だがこの枠だとハクサンムーンは逃げたいだろう。しかし、外にいるルチャドルアスールは強引にでも逃げたいし、3歳馬の2頭もマイル戦では距離が長すぎるが、この距離なら相当なスピードを見せ付けるかもしれない。結構なハイペースが予想されるが、開幕週とはいえ展開は差し馬に向くか。ここは少々穴っぽい差し馬から狙っていく。
 
 ◎ 8 バーバラ
 ▲ 7 ハクサンムーン
 ▲12 ストレイトガール
 ▲13 ミッキーラブソング
 △ 2 リトルゲルタ
 △11 マヤノリュウジン
 △16 ウリウリ
 × 1 マテンロウハピネス
 × 6 アクティブミノル
 ×10 ルチャードルアスール

 俺の本命は8番のバーバラ。名手武豊騎乗だ。前走の北九州記念は大外から凄い伸びを見せたが、いかんせんスタートが悪かった。しかし、元々はスタートはそれほど悪くないので、恐らく今回は中団ぐらいのポジションにつけられるだろう。何回も書くが名手武豊ならばスタートを上手く出てくれる。阪神での成績はボロボロだが、いずれも1400M~1600Mを使ってのレース。今回は得意の1200M戦なので期待できる。ハイペースの展開を利して台頭してくるのはこの馬だ。

 単穴には3頭選ぶ。
 まずは7番のハクサンムーン。このメンバー構成ならもっと外枠が欲しかったし、せめて10番のルチャードルアスールよりも外が欲しかった。しかし、今までと戦ってきた相手が違うし、恐らく今年が悲願のGⅠ制覇のラストチャンスだろう。元々叩き良化タイプなだけに休養明けの今回は一枚割引が必要だが、それでも先手を取れると開幕週の馬場を活かして逃げ切れる。
 
 次に12番のストレイトガールを挙げる。ヴィクトリアマイルでは6歳にして悲願のGⅠ制覇を成し遂げたが、圧巻の走りを見せてくれた。休養明けは得意だし、マイルの距離よりもスプリントの方が得意。はっきり言って死角が全くない。これよりも評価を下げることができない。

 次に13番のミッキーラブソングを挙げる。展開が向きそうな穴っぽい差し馬となれば、この馬も狙い目だろう。前々走で小倉でのレースを勝ったが、本来はもっと広いコースが得意な馬。今年の夏は小倉で良いレースを見せたが、阪神へのコース替りはこの馬にはプラスに働きそうだ。そして、この馬は5勝挙げているが、全部小牧太ジョッキーで挙げていること。前走の北九州記念でも小牧ジョッキーが乗っていたら結果が変わっていたかも?展開、コース、ジョッキーなど前走よりプラス材料ばかり。ここを勝てれても驚けない。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 8
 2着 2、7、11、12、13、16
 3着 1、2、6、7、10、11、12、13、16

買い目 三連単フォーメーション
 1着 7、12、13
 2着 8
 3着 1、2、6、7、10、11、12、13、16          合計 72点

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競馬 新潟記念の予想 末脚をフルに発揮

2015年09月06日 | 競馬予想

新潟記念の予想


 いよいよ最後の夏競馬の重賞レースである新潟記念。他の競馬場ののような小回りコースではなく、新潟2000Mコースは広くて、最後の直線も長くて比較的能力が発揮しやすい。俺にしてみればローカル開催の中では比較的簡単なコースだ。しかも、心配していた天気もレースまでは持ちそうな気配。ここは的中させる大チャンス。最近の大いなる不調をぶっ飛ばすような会心の予想を見せ付けてやる。

 ◎ 9 マジェスティハーツ
 △ 5 ユールシンキング
 △ 6 マイネルミラノ
 △10 ミュゼスルタン
 △12 アルフレード
 △13 ロンギングダンサー
 △16 メドウラーク
 △17 アヴニールマルシェ
 × 2 ラブイズブーシェ
 × 3 パッションダンス
 × 7 ダコール
 × 8 グランモンタナ
 ×14 ネオブラックダイヤ 

 俺の本命は9番のマジェスティハーツ。ここに来ての充実度、成長力を考えると重賞制覇のチャンス。なかなか勝ちきれないが、新潟2000M外回りコースならこの馬の末脚を思う存分発揮できる。マイルの距離よりも2000Mの方が走りやすそうだし、前走の関屋記念よりも条件は良くなった。ペースはスローになりそうだが、32秒台の末脚を発揮すれば瞬発力勝負は望むところ。正直勝つ馬となるとこの馬しか俺にはみつけることができなかった。

 △、×印は3歳馬は古馬混合の重賞レースでも善戦しているので印はつけざるを得ない。穴で5番のユールシンキングは最近の成績はボロボロだが新潟コースとの相性が良いので抑えたいところ。新潟大賞典もかっているだけにここで2着ぐらい入られても驚けない。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9
 2着 5、6、10、12、13、16、17
 3着 2、3、5、6、7、8、10、12、13、14、16、17      買い目 77点

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映画 北国の帝王(1973) 男同士のプライドの激突です

2015年09月05日 | 映画(か行)
 1930年代の大不況のアメリカが舞台。失業者で溢れかえり、彼らはホーボーと呼ばれる浮浪者になり、職を求めて新たな場所へ向かうのに列車のタダ乗りが流行っていたというのが時代背景。リー・マーヴィン演じるホーボー界のエースであり、彼らの間では最高の尊称である北国の帝王と呼ばれる男と、アーネスト・ボーグナイン演じる列車の車掌であり常にハンマーを持ち歩き、ホーボー達のようなタダ乗りをする奴等に対しては容赦なくハンマーを打ち下ろして惨殺するような世界一恐ろしい車掌。意地でも無賃で列車に乗りたい男と乗せたくない男のプライドを賭けた戦い。なんだかショボイことにこだわって命懸けで戦う様子は男性なら熱い気持ちになれるが、恐らく女性にとっては『何のために戦っているの?』となりかねないのが今回紹介する映画北国の帝王だ。
 だいたいイケメンの若くて格好良い男性同士が戦うのなら、まだ女性が観ても救いはある。しかしリー・マーヴィンアーネスト・ボーグナインというどこから見てもブサイクな男同士の戦いなので、俺としても積極的に女性にはお勧めしにくいのが本心。確かに若くてチョット二枚目な奴も出てくるが、こいつがエライ卑屈な人間として描かれているのだ。

 さて、観る人によっては『お前ら勝手にやってくれ!』なんて対決が描かれているが、個人的には血が騒ぐほどの熱くなれるストーリーを紹介しよう。
 1933年、アメリカは大不況に襲われ失業者が続出。彼等はホーボーと呼ばれ、職を求めるために列車にタダ乗りし各地を放浪するのだ。そんなホーボー達の間でも絶対に乗ってはいけないとされるのがオレゴン州のウィラメット・バレーを通過する19号車。この列車には冷酷無比で知られる鬼車掌のシャック(アーネスト・ボーグナイン)が乗っているからだ。ところがホーボー達の中で”北国の帝王”と尊敬の念で呼ばれ、彼らに物資を調達するエース(リー・マーヴィン)だけは、19号車に乗ることに成功していた。
 今回もエースは19号車にタダ乗りすることをシャックに堂々と宣戦布告。さて、ここにエースとシャックの列車に乗って目的地まで着けるか、着けさせないかの戦いが始ろうとするのだが、若きホーボーであるシガレット(キース・キャラダイン)がエースの後を付回していることから事態は意外な方向へ転がっていく・・・

ホーボー界で1番なんかになっても嬉しくもないだろうと、見ていて思ったりしていたのだが、その時々の時代背景によっては何が自慢になるかわからない。しかし、どんな業界だって1番になるべき人間は自らの信念とする帝王学を持っている。それは誇り、思いやりの気持ちなどあるだろうと思う。そして本作の凄いところは単なるオッサン同士の戦いのように見えて、ラストではそんなトップに立ち、その立場を維持するための帝王学を感じさせるところ。今日においても日本の元総理大臣ともあろう人間が、お隣の国で土下座するような態度を世界中に見せてしまっているが、あの姿に誇りもなければ、思いやりも感じない。あのようなパファーマンスだけで帝王学など持ち合わせていない人間が日本の最高権力者の座に就いていたことに驚き、本当に日本は危なかったんだと思わざるを得ない。
 それはさておき勇ましい音楽が流れてきたり、ちょいちょい1930年代の政治状況が出てきたり、そしてホーボーと呼ばれる浮浪者たちの生活の一端を見ることができたりで、注意して観ていると対決シーンだけでなく色々と興味深く見れる場面が多いのも、ちょっと気づきにくい特徴だ。
 男同士のプライドを賭けた熱い戦いを見たい人、ブサイクなオッサンの顔のドアップに耐えられる人、アベノミクスで日本が更に不況になっていくんじゃないのかと不安に思っている人には北国の帝王はお勧めだ

北国の帝王 [DVD]
リー・マーヴィン,アーネスト・ボーグナイン,キース・キャラダイン,チャールズ・タイナー
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 監督はロバート・アルドリッチ。男同士の戦いの傑作を多く撮っています。ゲイリー・クーパー、バート・ランカスター共演の西部劇ヴェラクルス、ジェームズ・スチュアート主演の砂漠で不時着してしまった困難を描く飛べ、フェニックス!、無期懲役、死刑囚たちを戦争の最前線に送り込む戦争映画特攻大作戦、女同士の怖い戦いを描いた何がジェーンに起こったか?、バート・ランカスター主演で刑務所内でのアメフト対決が燃えるロンゲスト・ヤード、ジャック・パランス主演の反戦映画の傑作攻撃、お勧めがたくさんありすぎます。

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映画 運命の女(2002) 余韻バッチリの不倫映画です

2015年09月02日 | 映画(あ行)
 よくある不倫映画の類で、ストーリー自体も大したことが無かったような気がする。しかし、この映画に惹きつけられる魅力はエロシーンの数々。エロイことをしている場所はトイレ、映画館、廊下などベタだが、手のしぐさ、表情、女性の体への書き込み、光の陰影・・・等々を効果的に使ったシーンは綺麗でドキッとさせる。ちなみに俺のブログは後世に残したいぐらいのお勧め映画ばかり紹介しているのだが、もちろん本作もエロイだけの理由でお勧めではない。非常に意味深なラストシーンがこの映画を傑作にまで高めた。

 さっそくだが、不倫にはまっていくのが旦那ではなく、奥さんの方というのがチョッと珍しく感じるストーリーの紹介を。
 郊外に専業主婦として暮らすコニー(ダイアン・レイン)は結婚して11年、会社を経営する優しい旦那エドワード(リチャード・ギア)と息子のチャーリー(エリック・パー・サリヴァン )の3人暮らし。非常に幸せそうな生活をおくっていた。
 コニーは息子の誕生日のためにニューヨークへ出かけて買い物をするのだが、あいにくその日は強風が吹き荒れていてマトモに歩くのも困難な状況。そんな時にコニーはフランス人青年のポール(オリヴィエ・マルティネス)とぶつかって膝が血まみれの怪我をしてしまう。そんなコニーを見たポールはすぐ近くに自分のアパートがあることを伝え、消毒液があるよと巧みに自宅へ誘い込む。
 最初こそやばい雰囲気になりながらもコニーは自制するのだが、夫のエドワードには無い若さを持っているポールの事がどうしても頭から離れず、彼のアパートを再度訪ねて一線を越えてからは夫に内緒で毎日の如くエロ三昧。コニーの様子の変化を悟ったエドワードは妻が浮気をしているのではないかと疑惑を抱き、それが確信に変わった時とんでもない悲劇が訪れる・・・

 強風さえ吹いていなければ、こんなことにならなかったのに。なんて恨み辛み愚痴をこぼしてしまいたくなるような展開だが、それにしても後戻りできないようなショックな出来事を迎える前になんとか回避できなかったのだろうか?俺には何回も回避できるチャンスがあったように思うのだが、この夫婦のやっていることは全て裏目に出てしまう。
 奥さんが不倫に走り始めてから、旦那には嘘をつきまくるようになり、なんだか急に下着はお洒落になったりする件は、男の俺にはけっこう笑えた。俺も綺麗な女性と会うときは淡いピンク色の服を着るようにしているが、けっこう大人の女性も考えることは男と大して変わらんようだ。
 それにしても本作のエンディングは非常に優れている。なかには曖昧すぎると批判する人が居るかもしれないが、観ている我々に未来を想像させるような余韻が残る終わり方。所々で間抜けなシーンが見られたりするが上手く最後をまとめた印象だ。すっかり大人になったダイアン・レインの裸を見ているだけでも楽しい気分になる映画だが、いつまでも余韻に浸れる映画。エロイシーンが多い映画が観たい人にはお勧めだし、このような映画を夫婦で観て激論を交わすのも良いのではないだろうか?何はともあれラブラブな夫婦、倦怠期に突入してしまった夫婦、新婚ホヤホヤの夫婦、熟年の夫婦、そしてその他の夫婦、別に結婚していない人にも映画運命の女をお勧めしておこう

運命の女<特別編> [DVD]
リチャード・ギア,ダイアン・レイン,オリヴィエ・マルティネス,チャド・ロウ,エリック・ペア・サリヴァン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


運命の女 [Blu-ray]
リチャード・ギア,ダイアン・レイン,オリヴィエ・マルティネス,チャド・ロウ,エリック・ペア・サリヴァン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 監督はエイドリアン・ライン。歌って踊るフラッシュダンスは良い気分なれる映画。しかし、個人的にはお勧めしたいのが男女の正しい遊び方が学べるナインハーフは必見です。他にちょっとした驚きを味わえるジェイコブス・ラダーもタイトル通り宗教的示唆に富んでいて楽しめると思う。

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