褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 新潟記念予想 ここは上昇馬に期待

2010年08月29日 | 競馬予想
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 なかなかの好メンバーがそろった。結構手を出したい馬が多いのだが、振り落とす作業が大変だ。展開から狙い馬を定めようか?
 恐らくテイエムプリキュアの逃げて、イケドラゴンが2番手に控えて無理に競り合わないだろう。
 しかし、"テイエムプリキュア"の逃げもそれほど遅くないから好位に居る馬に勝つチャンスがあると思う。問題は直線が長いからね
 差し馬たちがこの長い直線を上手く活用できるかがだね。
 それでは馬印と各馬についてコメントを

 ◎ 7 スリーオリオン
 ▲ 4 スマートギア
 ▲ 5 サンライズベガ
 ▲12 アドマイヤオーラ
 △ 1 テイエムプリキュア
 △ 2 ホワイトピルグリム
 △11 サンレイジャスパー
 × 6 トウショウシロッコ
 × 8 ナリタクリスタル
 × 9 バトルバニヤン

 僕の本命は7番のスリーオリオン好位からレースを進めて、終いの脚もしっかりしているという点では非常に本命にしやすい馬。前走は超スローペースの流れだったが、今回も逃げる馬を除いたらそれほど速いペースにならない。そしてオペラハウス産駒で晩成の血がちょうど騒ぎ出す時前走よりレベルは高くなるがこのメンバーでもアッサリクリアする能力がある。
頑張れウチパク

 単穴には3頭挙げよう
 まずは4番のスマートギアを挙げる。新潟コースはこの馬にとって願っても無い舞台だ。後方から行く馬なだけに毎回取りこぼしばかりだが、新潟コースはこの馬にあっている。
 ペースが心配だが、新潟コースなら全馬直線だけでまとめて面倒を見るかも。

 次に5番のサンライズベガを挙げる。この馬にも展開は向きそうだ。小回りだと松岡ジョッキーも早めに仕掛けて失敗ばかりしているが、今回は追い出しは我慢できそうだ。
 その時近くにいそうなスリーオリオンを目標に出来そうなのが良いね。重賞制覇の可能性はある

 次に12番のアドマイヤオーラを挙げる。持っている能力からすればこの馬に普通に勝たれても不思議では無い。差し脚が鋭いイメージがあるが位置取りは好位からでもレースを進めることが出来る。この一戦が復活の狼煙になるか。

 勝つのは厳しいが2着ならあるかもしれない馬を挙げよう
 1番のテイエムプリキュアを挙げる。恐らくこの馬が逃げるだろう。それにこの馬に対するマークがかなり甘くなりそうだ。前走は暴走してしまったが、今回は新潟コースならゆっくりと逃げる事ができると思う。しかも53キロの斤量。2着に押さえたい馬。

 次に2番のホワイトピルグリムを挙げる。最近の成績からすっかり影に染まってしまったが、本来の実力を発揮できれば充分にこのメンバーでも互角に戦える
 2着に抑えなければ怖い1頭

 次に11番のサンレイジャスパーを挙げる。前走の小倉記念が見所一杯の6着。いつもは離れた後方から追い込むスタイルだったが、前走はいつもよりkは前でレースが出来たのが大きい
 今回も中団ぐらいからレースを進めることが出来れば持っている末脚はまだまだこのメンバーでも通用する。今回は侮れない1頭。

 三連単の端っこ(3着)に押さえる必要のある馬を挙げよう
 まずは6番のトウショウシロッコを挙げる。この馬は善戦マン。新潟の長い直線は合わないが、3着には常に押さえる必要のある馬。

 次に8番のナリタクリスタルを挙げる。ここに来て能力を感じさせる状態になってきた。能力はあるけれど重賞だと勝ちきれない印象。この馬も善戦マンかも?とりあえず3着に押さえる。

 9番のバトルバニヤン。小回り、直線の短いコースが向いている。しかし、調子がよさそうなだけに3着に押さえる必要がある。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 7
 2着 1、2、4、5、11、12
 3着 1、2、4、5、6、8、9、11、12

買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、4、12
 2着 7
 3着 1、2、4、5、6、8、9、11、12     合計 72点

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競馬 キーンランドC予想  流石にこの馬の能力を認めねべ

2010年08月29日 | 競馬予想
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いよいよこのレースからローレルゲレイロが始動する。注目はこの馬の参戦ということになるが、去年の59キロを背負ってのセントウルSのレースを惨敗したことを思うと、今回はメンバー中ただ1頭のGⅠホースだが、いきなり能力が全開とは・・・
 非常にこの枠順も気になるね。ローレルゲレイロは何が何でも逃げたいタイプだけれど、内隣のビービーガルダンの方がスタートダッシュは鋭いし、外にも逃げたい馬がいる。
 いくら藤田ジョッキーでも厳しい展開になりそうだ
 ビービーガルダンも最内枠というのはちょっと怖い。スタートが上手な馬だから、ひょっとしてこの馬が逃げてしまうこともある。しかしスタート後はある程度仕掛けないと外から速い馬に被せられてしまう恐れもこの枠順ならあるし、果たしてこの馬が馬群の中でのレースをするとどうなるか?そこに不安が出てきた。
 それでは馬印と各馬のコメントを
 ◎10 ワンカラット
 ○ 6 モルトグランデ
 ▲ 1 ビービーガルダン
 ▲15 トウカイミステリー
 △ 3 ベストロケーション
 △ 5 ジェイケイセラヴィ
 △ 7 マヤノツルギ
 ×13 ケイアイストン

 人気しそうで要らない馬
 2ローレルゲレイロ

 僕の本命は10番のワンカラット前走での函館SSではスプリント戦に能力を示したもしかしたらスプリンターズSでは堂々の主役として向かうかもしれない。ハイペースの展開も望むところだし、1,200Mだと直線に入ってからの伸びが違う。ここは自信の本命 

 対抗にはモルトグランテを挙げる。堅実な成績を収めているし、洋芝適正も十分にある。この枠順なら最後の直線も内から突っ込む事ができそうだ。上手く馬群を捌ければ、このメンバーでも勝つ可能性充分

 単穴には2頭挙げる
 まずは1番のビービーガルダン。最内枠を引っ張ってしまった。この馬はスタートが良すぎるから、スタートで先頭に立ってそのまま逃げてしまう可能性もあると思う。折り合いは付きやすい馬だけれど、余裕を持って運びすぎたら馬込みの中でのレースを強いられると能力が発揮できずに凡走の可能性がある。能力、コース適正を考えるとメンバー中、最も有力な馬だと思うが、今回は枠順が良くないだけに本命にするのは怖い。

 次に15番のトウカイミステリーを挙げる。ここ2連勝中の勢いは侮れない。内容からもこのメンバーで通用しても可笑しくないし、スプリント路線を引っ張る馬がもっと出てきても良いと思う。しかもやっぱり夏に強い牝馬で、ここら辺で若いスプリント界の台頭があっても驚けない

 勝つのは厳しいが2着ならありそうな馬を挙げよう
 まずは3番のベストロケーションスピード能力のある馬。この馬が3番というのは良いだろう。控えてもレースできるタイプなだけにこの馬の位置取りは難しいが、内隣にローレルゲレイロがいるから、この馬についていくと思う。強い馬に付いて行ってそのまま2着に粘り込みの可能性はある。

 次に5番のジェイケイ・セラヴィをあげる。前走のアイビスSDで2着に来ているように、調子が良さそうな1頭。内枠で上手く脚を矯めることができれば、2着にドンで来ても驚けない。

 次に7番のマヤノツルギを挙げる。元々鉄砲がけはするが叩き2走目の今回は更に前走より状態アップがみこめる。得意の洋芝ならここは善戦するかも。2着には抑える必要のある能力をもっている。

 それでは三連単の端っこ(3着)に押さえる馬を挙げよう
 13番のケイアイストン本来は逃げ馬だけれど、今回は外枠だから控えるだろう。外目を自分のペースで追走出来たら3着に飛び込むか?

 人気しそうで要らない馬
 2番のローレルゲレイロはやっぱり去年のセントウルSの内容から斬っても良いだろう。斤量の59キロは厳しいし、アッサリ逃げる事が難しい感じだ。
 藤田ジョッキーがお前ら逃げるなよ注意してもみんな言うことを聞くかな

買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  1、3、5、6、7、15
 3着  1、3、5、6、7、13、15

買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、6、15
 2着 10
 3着 1、3、5、6、7、13、15

買い目 三連単フォーメーション
 1着 6
 2着 1、3、5、7、15
 2着 10                         合計 59点
 3着
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競馬 札幌記念反省 的中したと思っていたら・・・(泣)

2010年08月26日 | 競馬予想結果
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 今回の札幌記念は3着に人気の無いアーネストリーが人気馬のヒルノダムールの追撃を振り切って、ちょっと高い配当が的中したと思っていたら、2着に来たロジユニヴァースを3着にしか押さえていなかった

 レース観戦していた時は”ロジユニヴァース”を2着にも押さえていると思って観ているんだから、的中しなかった事に気付いた時はショックで・・・
 しかし、レベルの高いメンバーのレースだったけれどやっぱりアーネストリーは強いね宝塚記念で3着に来ただけの能力は持っている。
 今回も反省します

 勝ったのは前述したとおりアーネストリー。しかし、4コーナーを回ってきた時の手応えが見ていて抜群だった。このメンバーで楽勝するんだから持っている能力はGⅠ級
 金鯱賞を勝った時はスローペースを先行して展開も向いた部分もあったけれど、今回は自ら勝ちにいっての勝利なだけに、実力は本物だろう。秋のGⅠ戦線において主役を張る1頭だと言っても良いだろう。
 佐藤哲三ジョッキーもここ一番という時は頼りになるジョッキー



 2着にはロジユニヴァースが来たけれど、復活したといって良いのかな?
 逆にこれ以上良くなることは期待出来ないと思う。”アーネストリー”には決定的な差を付けられたと思うし、秋のGⅠ戦線において東京コースでのレースとなると厳しいと思う。
 次走で毎日王冠ぐらいに出走してくれば、思い切って斬ることも可能だろう。
 ダービー馬だけれど、東京コースよりも中山コースの方が良い馬だろう。

 3着にはアクシオンが来た。これぐらいは走れるだろう。しかし折り合いが難しい。
 本命にはしにくい馬だけれど、馬券予想に関しては常に買っておかないといけない馬だろう。

 4着にはヒルノダムール。スタートで致命的な出遅れがあった割に良い所まで来た。今年の3歳馬はレベルが高いと思う。折り合いは大丈夫だから菊花賞は楽しみになってきた。
 しかし、もう少し好位でレースが出来れば良いのに

 5着のジャミールは、2,000Mは少し距離不足かなしかも小回りの札幌コースだと余計に辛い。
 もっと好位でレースをすると思っていたけれど次走で京都大賞典ぐらいに出走して来たら楽しみ馬。

 6着のマイネルスターリーは、スタートから後手を踏んでしまった。ジョッキーがもっと積極的に乗らないとちょっと前走の函館記念が圧勝だっただけに、勿体ない一戦。次走も今回の敗戦で評価を下げるわけには行かないだろう。

 他にマイネルキッツは、今回は叩き台オーストラリアでは頑張って欲しいね

今年の成績
 的中率 74戦 12勝62敗 的中率 16.2パーセント
 回収率 476,800円使用 回収285,240円 回収率59.8パーセント

 やばい回収率が60%を切ってしまった
 とりあえず最近まともな馬券を取った記憶すらないから、今週は重賞が2レースあるけれど、両方とも簡単そうだからとりあえずどちらかのレースは的中させたいです

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映画 大地のうた(1955) インド映画の素晴らしさ!

2010年08月23日 | 映画(た行)
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 インドの映画と言えば、手を合わせて首を横に動かす変な踊りとミュージカルというイメージが僕にはある。だけどよく考えたら今までインドの映画と言えば今回紹介する大地のうたしか見たことが無いし、この映画には踊りも歌も出てこない。
 ただひたすらインドの寒村を描いた映画で、その中にインドという国を少し垣間見る事ができる。
 インド映画ではなくてもインドを描いた映画で印象的な作品と言えば最近でばダニー・ボイル監督のスラムドッグ$ミネオリアが挙げられるだろう。
 今や世界的に大都市になっているインドのムンバイにおいて、主人公のサクセスストーリーの中にムンバイのスラム街、宗教、生活を描いた傑作。

 そしてインドの父と呼ばれた男を描いたリチャード・アッテンボロー監督のガンジー
 伝記映画という分野においてこの映画は最高傑作だと思う。まさにインドの独立の父と呼ばれるガンジーだが、独立後も宗教的価値観の違いからインドとパキスタンに分裂してしまったことが、今や現在においても非常に世界的な問題(両国とも核保有国)になってしまっていることにおいて、決してガンジーの望んだイギリスからの植民地を脱した理想国家とは大きく違うことがわかる。

 そして僕のとっておきのインドの神々しさを描いた映画が巨匠ジャン・ルノワール監督の
 この映画こそ自然、あらゆる生物、そして伝統に常に神の存在を意識させられるインドを描いた作品。ストーリー自体は大したことがなくてもガンジス川の映像が素晴らしく、インドという国の奥の深さを感じさせられる映画。是非機会があれば観て欲しい映画です
 そして、このと言う映画の助監督として参加していたのがサタジット・レイ
 今回紹介する大地のうたの監督です

 サタジット・レイ監督が”河”の助監督として参加している時に触発されて作ったのが大地のうただということはこの映画を観て感じる。既に故人になられているがアジアのというより世界的に有名な監督
 正直この映画を初めて観たときは退屈な映画だったインドの寒村の貧しい一家の悲劇的な出来事が淡々と描かれているが、この映画のインド人の考え方を初めて観たときはまるで理解していなかった事がこの映画を興味深く観れなかった原因だろう
 そして再見したこの映画に対する僕が持った感想とは・・・それでは大地のうたを紹介します

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 インドの寒村において、伯母、父、母、娘のドガの4人暮らしの貧しい家族がある。元々は代々地主を務めていた家系だったのだが、今や借金の肩代りに土地を奪われ服も1年に2着買えたらと嘆くくらいの貧乏な暮らしをしている。
 娘のドガは地主の果樹園に行って、度々果物を盗んでいる。娘のドガのおかげで、この家族の評判は非常に悪く、母もドガには厳しく怒るのだが、彼女の盗み癖は直らない
 しかし、年老いた伯母はそんなドガを好きでいたし、ドガも伯母の事が大好きだった。しかし母にとっては伯母は単なる居候の身で、貧しいこの一家には正直金食い虫だ。
 また父は作家になることを夢見てまとまった収入が入ってこない。どうやらこの父のおかげで借金が重なり土地を手放さないといけなくなった。



 そんなときにドガに弟のオプーが生まれる。ドガとオプーは非常に仲が良かった。2人はいつも一緒だったが、ある日列車を見るために遠くへ行くが、その時伯母が死んでしまった。
 そして父は予定していた出稼ぎに行き、まとまったお金を持って帰ってくるはずが、予定していた仕事が無くなり、父からの手紙でまとまったお金を貯めてから帰ると記されていた。
 しかし、父からの手紙は最初のこれっきりで5ヶ月間全く連絡がなかった。借金苦に喘ぐこの一家を優しい眼差しを向けるのは意外にも地主のおばさんだった。

 ドガとオプーが遊びに出掛けると雨が降ってきたドガは雨に打たれ病気になってしまう。そして嵐が襲ってくる。家は崩壊しドガは死んでしまった。あれほど盗みを働いたドガの元に地主も駆けつけ悲しむ。

 そんな嵐が止んだときに父が帰って来た。陽気な表情で帰って来た父だったが、家は崩壊し、家の中には何も無い事に驚き、更に娘のドガが死んでしまったことにショックを受ける

 父は決心した。この寒村を離れ街に出て仕事を探すことをそんな父に村の長老たちは今までずっと住んできた家系だから是非ここに居続けるように説得するが、父にとって今やずっと住んできたこの土地も彼には借金があり、しかも壊れた家を修理する金など無く、この土地に住み続けることは不可能だった

 オプーは家を出るための準備として残っている家具の整理をしていた。彼は高い所にあった茶碗を取ろうとすると、その茶碗には蜘蛛が居て蜘蛛の巣だらけ
 そして、その茶碗の中にかつてドガが盗みの疑いをかけられた手首に付ける飾りがあった。やっぱりドガが盗んでいたことを知ったオプーだったが、彼は近くの小池に投げ捨てる。

 そして父と母とオプーはこの土地を去っていく。そして彼らの居なくなった後の家に大蛇が入っていく。この大蛇はもしかしてドガの生まれ変わりなのか?老い、死、生を静かに見つめたインドのヒンズー教からの悟りである輪廻転生が見事に描かれたこの映画は是非観てください

 この映画には動物がたくさん出てくる。犬は走りまくっているし、猫は何匹も飼われ、そして牛もいるインドではこの生物たちは人間と同じであるか、また神以上の存在なのかもしれない。 
 そして、その考え方は前述した蜘蛛や蛇に対しても同じだ
 
 そしてドガの度々行う地主の果樹園に忍び込んで果物を盗む行いは、地主からの怒りを買い、そして母はドガに対して冷たく当たる。その行為がこの一家を貧乏に苦しめられる原因なのか
 しかし、ドガが死んだ時の地主のこの一家に対する気遣いはとても、自分の果樹園にドガが盗みを働いた時の怒りからは想像できなかった。人間同士の繋がりが見事に描かれたシーン

 冒頭で紹介したという映画でも、家族の幼い息子がコブラに噛まれて死んでしまう
 確かに家族は嘆き悲しむが、やがて母は男の子を産むシーンで終わるが、まさに輪廻転生というインドの考え方を見事に表現されているが、今回の大地のうたでも、生と死が見事に描かれている。
 この映画を最初に観たのはインドに興味の無い学生時代あの頃の僕には輪廻転生なんて言葉の意味も知らないし、たくさん動物が登場していたこともまるで記憶に残っていない。
 僕も大人になって、色々知識が増えてこの映画の良さを知ったようです

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コメント (4)
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映画 グロリア(1980) グロリアがニューヨークを突っ走る

2010年08月22日 | 映画(か行)
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 巨匠シドニー・ルメット監督、主演シャロン・ストーンのリメイク版のグロリアが1988年に公開されているけれど、だいたいリメイク版はオリジナルよりつまらない。

 今回初めてオリジナル版のグロリアを観たけれど、噂に違わぬ面白さ。そして流石はインディーズ映画という言葉を流行らせたジョン・カサヴェテス監督
 ニューヨークを描く監督としてマーティン・スコセッシが有名だけれど、今回紹介するグロリアも見事にニューヨークが描かれているそしてこの映画の主人公のヒロインであるジョン・カサヴェテス監督の奥さんだったジーナ・ローランズが非常にクールなキャラクター。歴代映画の中でも彼女のヒロインは非常にそのクールさが際立っている。
 アクション映画ではあるけれど、例えばブルース・ウイルス主演のダイ・ハードシリーズは主人公が段々汚れていくけれど、今回紹介するグロリアのヒロインは最後まで汚れない
 しかも非常に危険な中でもお風呂に入ることを忘れないアクション映画のヒロインだ。
 ニューヨークをノンストップで駆け回るヒロインの活躍を描いたグロリアを紹介しよう

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 ニューヨークのアパートにおいて強面の男たちがうろうろしている。そんな中を帰って来たジェリ(ジュリー・カーメン)は夫をなじる。
 夫はマフィアの組織の会計を担当していて、その大金の存在する場所をFBIにばらそうとしていることが、マフィアの組織にばれてしまった
 ジェリ(カーメン)は友達のアパートの同じフロントに住むグロリア(ジーナ・ローランズ)に電話をし、息子の6歳?のフィル(ジョン・アダムズ)をグロリア(ローランズ)の部屋に隠してもらうが、マフィア達がジェリ(カーメン)の部屋に乗り込んできて、ジェリ(カーメン)と夫と娘は殺害してしまった。

 

 家族で生き残ったフィル(アダムズ)を連れて、グロリア(ローランズ)はアパートを出ようとするが、運悪くマフィアの連中に出会ってしまう
 しかし、グロリア(ローランズ)は持っていた拳銃をぶっ放し、逃亡難とかニューヨークから脱出しようとグロリア(ローランズ)は生意気なフィル(アダムズ)を連れて飛行場に行こうとするが、マフィアたちはグロリア(ローランズ)とフィル(アダムズ)の逃亡しようとするところに必ず現れて、二人を追いかける。

 実はグロリア(ローランズ)はかつてマフィアの組織に居て、ボスの情婦であったので警察も頼る事ができずにひたすら逃げまくるのだが、このままではいつまで経っても逃げる事ができないことを悟ったグロリア(ローランズ)はマフィア達が追い求めていてフィル(アダムズ)が持っていたノートを持って、マフィアの居る場所に自ら向かっていくが・・・グロリア(ローランズ)とフィル(アダムズ)はニューヨークから脱出できるのかは映画を観てください

 グロリア(ローランズ)は子供が嫌いで、その子供が生意気だときたそんな子供のために自らもマフィアに追われる立場になってしまう典型的な巻き込まれサスペンス。
 グロリア(ローランズ)の性格が男っぽく、まるで江戸っ子姉さんみたいな性格をしているのがこの映画の面白いポイント。
 最初はグロリア(ローランズ)とくそ生意気なフィル(アダムズ)は馬が合うはずもなく、グロリア(ローランズ)もフィル(アダムズ)と一緒に逃げるのは嫌がっていて、しかもフィル(アダムズ)もグロリア(ローランズ)と一緒に居るのが嫌だった。
 そんな2人が友達以上、あるいはグロリア(ローランズ)にとって自分の息子のような存在になってきたフィル(アダムズ)を逃がしてやろうとする心境の変化が抜群に面白い
 そしてニューヨーク中をスピード感抜群で繰り広げられる追いかけっこは、ロケ撮影が大半のはずだがカーアクションは非常に臨場感がある
 女性がヒロインのアクション映画だと恋愛場面を見せたりして甘ったるい印象があるけれど、この映画は女性でも情に流されないハードボイルド映画になっているので、娯楽作品として面白い映画になっています

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競馬 札幌記念予想 春のGⅠレースを賑わした馬たちが登場

2010年08月21日 | 競馬予想
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 やっぱり夏の大レースとなると札幌記念
 GⅡレースとはいえGⅠ級の馬たちが出走してくる。しかし難しいのが札幌競馬場というコース特性だろう。小回りで直線コースが短いから必ずしも実力が1番強い馬が勝つとは限らないこと。
 レースが上手な馬に対して重い印を打ちたい
 しかしペースが読みにくいね逃げるのはドリームサンデーだと思うけれど、スンナリと逃げさせてもらえるのかな?マンハッタンカフェもある程度は前でレースをするだろうし、ベルモントルパンが逃げを主張するかも
 ここは実績を重視して予想をするのが正解かな
 それでは馬印と各馬のコメントを
 ◎ 6 アーネストリー
 ▲ 1 マイネルスターリー
 ▲ 3 ドリームサンデー
 ▲15 ジャミール
 △ 5 アクシオン
 △ 7 フィールドベア
 △ 8 ヒルノダムール
 × 9 マイネルキッツ
 ×10 ロジユニヴァース
 ×12 サクラオリオン

 僕の本命は6番のアーネストリー宝塚記念(画像)の内容からこの馬の実力を素直に認めて本命
 好位で運べる自在性は展開を問わないのが良いね。宝塚記念の3着の能力は素直に認めるべきだと思うし、もしかしたら秋のGⅠ戦線の主役に踊り出る可能性のある馬基本的には札幌コースはこの馬に向く

 単穴には3頭挙げよう
 まずは1番のマイネルスターリーを挙げる。前走の函館記念は強かった。あの強さなら今回も勝つ可能性はある。しかも絶好の1番の枠順しかし前走は上手くスタートを切って好位からレースを進めることだ出来たけれど、だいたいはスタートはそんなに上手くない。
 後方からのレースだと力を出し切れないままで終わる可能性もあるだけに本命には推しづらい
 しかし、好スタートを切ってこの枠順を活かせれば逆転も勝つ可能性はある

 次に3番のドリームサンデー。前走の函館記念では逃げなくてもレースをすることが出来た
 しかし、この馬は逃げるのがベストだ。今回は単騎での逃げが叶うかは13番の”ベルモントルパン”の出方次第だが、この枠順の並びなら逃げれると思う
 逃げる事ができれば少々ハイペースでも止まらない。逃げ切る可能性はある

 そして15番のジャミールを挙げる前走はエンジンが掛かるのが遅かったどうも今回は積極策を取る可能性があるみたいだ。スタミナは充分にあるから好位からの積極策なら勝てる能力はある。前走でも距離不足を心配したがその前走で2,000Mを使ったことが今回は良い方に出るかも前走も格好の叩き台の感じもあるだけに勝つ材料が揃った気配がある。

 勝つのは厳しいが2着なら可能性のある馬を挙げよう
 まずは5番のアクシオンを挙げる。前走は負け過ぎだが折り合いを欠いた。今回は内枠だし折り合いは付けやすい。重賞を連勝したように持っている能力はGⅠ級に近い。休養明けで叩き3走目。本領発揮の舞台は整ったし、札幌コースとの相性は良い。

 次に7番のフィールドベアを挙げる。前走の函館記念でも2着だったジャミールとは0.1秒差。北海道の洋芝適正はあるし、勝つのは厳しいが2着になら来ても不思議では無い能力を持っている。前走は折り合いを気にしすぎ感じもあるし、もう少し上手く立ち回れば上位に来るかも?

 次に8番のヒルノダムールを挙げる。今年の3歳馬のレベルは高いと思う。この馬もレベルの高い3歳馬においてトップレベルの能力は持っていると思う。皐月賞では絶望的な位置取りから飛んできた脚は本物。ダービーは展開不向きで力負けではない。
 しかし、この馬は後方からレース運びをする馬なだけに勝ち切るまではどうかな?大外から捲くり切って勝つほど甘いメンバーでもないと思う。去年のブエナビスタでも勝ちきれなかったことを考えると・・・?

 三連単の端っこ(3着)なら来ても驚けない馬を挙げよう
 まずは9番のマイネルキッツ。基本的には休養明けは走らないタイプ。しかもメルボルンCへ向けての叩き台。
 本当は斬りたいところだが3着には押さえるべきだろう。

 10番のロジユニヴァースは去年のダービー馬しかし去年のダービーは今思えばレベルの低い戦いだったのかもしれない。しかし、この馬は好位でレース運びできるだけに3着に粘り込む可能性はある。脚質的にコースはあう。

 次に12番のサクラオリオンを挙げる。札幌コースは得意な馬だけに注意が必要。最近の成績から年齢的な衰えも感じるが展開が向けば3着に突っ込んでくるかも?

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6
 2着 1、3、5、7、8、15
 3着 1、3、5、7、8、9、10、12、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、3、15
 2着 6
 3着 1、3、5、7、8、9、10、12、15     合計 72点

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競馬 北九州記念反省 こちらはハイペース

2010年08月19日 | 競馬予想結果
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 流石にこのメンバーならハイペース。1番人気だったデグラーティアはハイペースに楽に付いて行けたけれど、流石に最後の直線は苦しかったか
 しかし、骨折が判明して引退することになったけれど最近は重賞を勝っている牝馬が死んでしまったニュースをよく聞くから、とりあえず骨折だけですんで良かった。

 しかしこの暑い時期のレースは牝馬が強い勝ったのは牝馬のメリッサ
 上手く内から抜け出してきた前走が不思議な負け方だったけれど、今回のような馬群で脚を矯めるレースが向いているみたいだ。

 2着にはスカイダノン。格上挑戦だったけれどハンデ戦ならこの馬にもチャンス充分だと思っていた。しかし、今回は外枠も良かった。しかし、この馬も牝馬か

 3着には去年の勝ち馬サンダルフォン。良い脚で突っ込んで来たけれどハンデ戦だっただけに仕方ない。上位2頭は52キロの軽ハンデの馬。この馬なりのレースは出来たと思う。

 僕の本命馬のレディルージュは牝馬だけれど意外に休養明けがこたえたかな
 叩いた次走はもう少し走れるだろう

今年の成績
 的中率 73戦 12勝61敗 的中率 16.5パーセント
 回収率 469,600円使用 回収285,240円 回収率60.7パーセント

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競馬 クイーンS反省 流石は武豊だ

2010年08月19日 | 競馬予想結果
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 開幕週の馬場で先行馬が有利だったけれど、確かに流れも先行馬に持って来いの流れ。しかし、穴馬だと思っていた本来の逃げ馬の9番のラウンドシャンクシーが出遅れるとは
 どうも僕が高い評価をくだした馬は、悪運が付いてしまうのかよく出遅れてしまう。
 
 しかし、今回のクイーンSは古馬も3歳馬もレベルの高い馬が出走してきたけれど、勝ったのは3歳馬のアプリコットフィズ
 クラシック戦線では馬体重の維持に苦しみ、本調子で無かったと思うが今回は余裕の勝利能力のあるところを見せた。スローペースの2番手と絶好の位置取り。これで秋華賞へ向けて楽しみになった。
 武豊ジョッキーも大きな負傷から復活の勝利。これからガンガン頑張って欲しいね


 2着にはプロヴィナージュがきた。先行力がこの馬の持ち味だからその特徴は活かせた。しかし、55キロを背負ってのれーすだったけれど、他の馬との比較で少し厳しかった。

 3着にはカウアイレーンが2着に惜しいところまで迫った。大外から伸びてきた内容は今後も注意が必要だ。しかし、今回は格上挑戦だったし、展開も向かなかった中でのこの内容。牝馬限定の重賞ならチャンスがあると思う。

 4着にはレジネッタ。流れに左右される馬で今回の流れではこの結果も仕方無い。
 レベル云々よりペースの速いレースになればこの馬の出番がありそうだ。やっぱり能力がある。

 僕の本命馬のブラボーデイジーはよくわからない。上がり勝負になって他の馬より瞬発力勝負が苦手だといえるかもしれないけれど、本来はこの流れは向くはずの馬。
 スローの上がり勝負なら好結果は出してきている。次走はもう少し頑張るだろう。

今年の成績
 的中率 72戦 12勝60敗 的中率 16.9パーセント
 回収率 463,200円使用 回収285,240円 回収率61.6パーセント

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映画 マルコムX(1992) 最も過激な黒人解放運動家

2010年08月17日 | 映画(ま行)
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 僕が学生の頃、アメリカでロサンゼルス市警の白人数人が全く罪の無い黒人を警防で滅多打ちにしている映像を見た時はかなりショックだった。
 そのシーンが今回紹介する映画マルコムXの冒頭で出てくる。

 新作を発表する度に問題作を連発するスパイク・リー監督の、最も評論家、観客を賛否両論の渦に巻き込んだのが今回紹介するマルコムXだろう。
 とにかくドゥ・ザ・ライト・シング、ジャングル・フィーバー等、この時代のスパイク・リー監督の作品は黒人をテーマにした作品が多かった
 しかし、今やアメリカでも黒人が大統領になる時代。彼の作品も黒人をテーマにした作品から幅広いジャンルの映画を撮るようになった

 クライブ・オーウェン演じる知的犯が印象的な傑作サスペンス映画インサイド・マン、そして刑務所行きまでの1日を描いたヒューマンドラマの25時、そして戦争ドラマを通して人種、宗教、国家のことを考えるだけでは平和はやってこないかのような奇跡が連発するセントアンナの奇跡など最近は幅広い分野の映画を撮っているが、彼の映画には社会性が常に付きまとう

 そんな黒人の人種偏見を描き続けていたスパイク・リー監督の最もパワーあふれる映画が今回紹介するマルコムX
 内容はタイトル通り黒人解放家のマルコムXを描いた映画黒人解放家といえばキング牧師が有名だ。キング牧師は白人との融合によって黒人差別問題を解決しようとした。
 しかし、同時代を生きたマルコムXは白人に対して非常に攻撃的で、その黒人差別問題の解決方法は大きく異なる。”白人は悪魔”とまで叫ぶマルコムXとは如何なる人物か?、そんなマルコムXの理想とした黒人の世界とは?
 それではスパイク・リー監督の渾身の力作マルコムXを紹介しよう

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 マルコム・リトル(後のマルコムX)は牧師をしている父親がいるが、そんな父親が過激黒人差別者によって殺される
 前半はマルコムX(デンゼル・ワシントン)の青春時代が描かれる。



 マルコムX(ワシントン)は将来弁護士になる夢を持っていたが、先生から黒人は弁護士になれないと言われ、彼は電車の食堂で働くことになるがニューヨークにおいて黒人ギャングのアーチー(デルロイ・リンドー)の子分として強盗を繰り返していた。
 その頃のマルコムX(ワシントン)は友達のショーティー(スパイク・リー)と一緒に遊んでいて、白人の女と遊び、またヘアースタイルも黒人特有のチリチリのへヤースタイルを白人のように髪の毛を伸ばしていた
 しかし、マルコムX(ワシントン)とショーティー(リー)は強盗罪などで捕まり懲役8~10年の刑を受けてしまう。

 そんな刑務所生活においての同じ黒人であるべインズ(アルバート・ホール)との出会いが、マルコムX(ワシントン)の思想に大きな影響を与える

 マルコムX(ワシントン)は黒人にはキリスト教ではなく、イスラム教こそ絶対的な教えだと考え、さらに黒人を差別してきた白人こそ悪魔の対象だと考えるようになり、そしてネーション・オブ・イスラムという黒人、イスラム教至上主義の団体の指導者であるイライジャ・ムハンマド(アル・フリーマン・Jr)の存在を知ることになる



 マルコムX(ワシントン)は刑期を終えると直ぐにネーション・オブ・イスラムに入信する。
 彼は栄養士を目指していたベティ(アンジェラ・バセット)と出会い、結婚するがマルコムX(ワシントン)はアメリカ各地を演説で回り多忙を極めていたために、なかなか妻のベティ(バセット)と一緒に過ごす時間が持てなかった。

 マルコムX(ワシントン)の演説は白人に対する誹謗がエスカレートしていき、また彼の誹謗の対象は白人と融和路線を取ろうとする黒人運動家にも向けられる。
 ネーション・オブ・イスラムの中でマルコムX(ワシントン)の存在は大きくなり、マスコミは彼のことを騒ぎ立て、またネーション・オブ・イスラムの中でも彼を疎ましく思う者も出てきた

 マルコムX(ワシントン)はわが父とまで尊敬していたイライジャ・ムハンマド(アル・フリーマン・Jr)が自らの女性秘書に手を出し、妊娠させていた事実を知る彼はイライジャ・ムハンマド(アル・フリーマン・Jr)に対して大きな失望感を持ち、ネーション・オブ・イスラムを脱退する。
 そんな彼にネーション・オブ・イスラムのメンバーから家に火炎瓶を投げられたり、命の危険性を感じるようになった。

 マルコムX(ワシントン)はイスラム教者としてサウジアラビアのメッカへ巡礼に行く。
 マルコムX(ワシントン)がメッカで見たものとは、白人も黒人も肌の色など関係なく衣食住を暮らす姿。
 
 マルコムX(ワシントン)は白人を誹謗する事を止めて、まずは黒人同士の争いを止めて新しい黒人解放運動家としての道を模索しようとするが・・・果たしてマルコムXの描いていた黒人の世界とは?人種偏見問題を考える上でも見て欲しい映画です

 白人は悪魔、白人が銃で襲ってきたら銃で対抗せよ、ケネディ大統領の死に対しても"自業自得”だと言い放つマルコムXの痛烈な言葉の数々
 白人だけでなく彼は本来自分が産まれたアメリカという国家に対しても痛烈な言葉を投げる。黒人の祖国はアメリカではなくアフリカなのだ。
 まさに黒人原理主義とでも言えそうな彼の黒人解放運動家としての言葉からは決して褒められる思想だったとは思わない。
 しかし、黒人がアフリカから奴隷として連れてこられて400年間ずっと白人に媚びていたことは事実であり、そんな黒人に対して勇気、アイデンティティを与えたのがマルコムXであることは事実である。

 しかし、マルコムXが人間が肌の色で争う事の馬鹿馬鹿しさに気付いた時に、黒人に殺されてしまうとは・・・歴史というものが英雄に対して味方をしない事を改めて感じる。いつも長生きするのは凡人なのだ。
 
 そしてマルコムXを演じたデンゼル・ワシントンが、彼にそっくり
 この時既にグローリーでアカデミー助演男優賞に輝いていて、実力は認められていたが本当のスターダムに登りつめたのがマルコムXからだろう
 
 オープニングから非常に迫力のある構成になっているが、本編に入ってからの前半が少し中だるみするのが欠点だが、途中からの迫力ある映像はスパイク・リー監督のパワーが炸裂した映画です

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映画 マリー・アントワネット(2006) 歴史劇とは違った感覚で・・・?

2010年08月16日 | 映画(ま行)
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 映画において歴史劇というのは名作が多々ある僕の中ではベン・ハーが大好き。
 僕はベン・ハーの凄さは、よく競争シーンや航海のシーンにおける迫力的映像を挙げる人が多いけれど、僕はローマ帝国圧政の中に苦しむユダヤ人がイエス・キリストによって救われるヒューマニズムにこの映画の凄さを感じる
 確かに歴史劇のひとつの特徴に圧倒的なスペクタクルシーンがあるということは僕は否定しない。そして重厚さを兼ね備えているのも確かだ。
 まさに映画というスクリーンという表現する場において、歴史劇というのは格好の材料であるのは確かだ。
 そして今回紹介するマリー・アントワネットだが、まさにタイトル通りフランス王妃であるマリー・アントワネットの生涯を描いている
 僕にとって彼女はフランス革命をもたらしてしまった悪女的なイメージを持っており、まさに歴史劇の格好の人物であると思う。実際に彼女をモデルにした映画はたくさんある。

 しかし、今回紹介するマリー・アントワネットはどうも僕の中では歴史劇という分野には属さない
 歴史劇というには前述したスペクタクルシーンなど全く無いに等しい映画であり、重厚なイメージをこの映画には感じない。
 ちなみにこの映画の監督はソフィア・コッポラあのゴッド・ファーザーフランシス・フォード・コッポラの娘である
 ちなみにソフィア・コッポラの監督作品ではロスト・イン・トラスレーションを観ているが、この映画がアメリカ人の異国(この映画は東京が舞台)における滞在を寂寥感が漂う映画。僕にとってはそれほど好きな映画でもないが、非常に高い評価を受けている作品であるので、観て欲しい
 そして今回のマリー・アントワネットが、全体的な画面が非常にパステル調で、そこには下手すると重苦しい感じになりがちな歴史劇とは全く違う雰囲気がある。
 歴史劇はある意味男性的な映画であるが、この映画は女性監督作品という事も関係するのかもしれないが、女性の視点を意識した歴史劇、あるいは青春ストーリーと言えるのかもしれない。それでは豊かな色彩で描かれ、14歳にして政略結婚をさせられたマリー・アントワネットの人生とは・・・それではソフィア・コッポラ版のマリー・アントワネットを紹介しよう

マリー・アントワネット (通常版) [DVD]

東北新社

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 オーストリアの王女であるマリー・アントワネット(キルスティン・ダンスト)は14歳の時に、母でオーストリア皇后であるマリア・テレジアマリアンヌ・フェイスフル)によるオーストリアとフランスの外交強化の政策のために、フランスの15歳の王子ルイ(ジェイソン・シュワルツマン)と結婚させられる。



 しかし、この15歳の少年と14歳の少女の結婚生活は王子ルイ(シュワルツマン)はベッドを共にしながら彼はアントワネット(ダンスト)に手を出さない。
 そんな2人であるためにアントワネット(ダンスト)は妊娠するはずがなく、フランス王室で子供を産めない女として回りの視線は冷たく、フランスの王国の跡継ぎが産まれないことに、マリー・テレジア(フェイスフル)はこのままではオーストリアとフランスの関係が強化できないことに苛立ち、遠くオーストリアからアントワネット(ダンスト)に妊娠をするアドバイスをおくるのだが、なかなかフランス王子ルイ(シュワルツマン)はマリアンヌ(ダンスト)に手を出してこない

 やがて孤独を感じ出したアントワネット(ダンスト)は、豪華衣装、そして豪華なケーキ、賭け事に浪費する生活を始める。
 やがてアメリカにおいて独立運動が高まり、その支援のためにフランスは応援することになるが、その事によってフランスでは財政難が更に進む。
 
 子供が産まれなかったアントワネット(ダンスト)だったが、ようやく子供が産まれ、そしてアントワネット(ダンスト)は田舎に別荘暮らしを始める
 そんなときにフランス国宝のルイ15世リップ・トーン)は死んでしまい、夫はルイ16世(シュワルツマン)となり、アントワネット(ダンスト)は王妃になる



 アントワネット(ダンスト)にとって王室での生活よりも別荘での子供たちとの暮らしの方が落ち着きがあった
 幸せな生活を送れるはずだったアントワネット(ダンスト)だったが、フランスのアメリカへの応援により、更にフランスは財政悪化が進み、民衆は食料危機状態に陥り、民衆の怒りは贅沢な生活をして国の財産を浪費するアントワネット(ダンスト)に向けられてしまうが・・・{
 孤独なマリー・アントワネットのフランス王室での生活とは映画を観てください

 この映画はルイ16世とマリー・アントワネット達が王室から脱出するシーンで終わってしまう。マリー・アントワネットが目にした朝日は彼女の心にどう映ったのか
 現実のマリー・アントワネットはこの後・・・
 歴史的事実を知っている我らにとって、ラストシーンはいかにもマリー・アントワネットの未来が暗示されているようで、切なくなる

 フランスの財政破綻をもたらした悪女的イメージのあったマリー・アントワネット王妃だが最近は彼女に対しての見解が見直されている。
 彼女が贅沢な生活をして浪費していたのは確かだが、既にルイ15世の時からフランスの財政は破綻していたので、マリー・アントワネットの浪費が直接に関係していたわけではない。むしろアメリカの独立戦争に手助けをしたことの方がフランスを財政破綻に追い込んだと見るのが正しいようだ。
 しかし、歴史的人物を描き、本来はドロドロした宮廷内を描いているのだが、実際のこの映画を観るとむしろ明るいノリがある
 マリー・アントワネットという悪名高い(本当かな?)人物をこのような明るい映画に仕上げたソフィア・コッポラ監督の演出は女性らしく、そしてまだこの映画の公開時が35歳という若さによる作品ということを感じさせます
 男性が好んで観る映画でも無い気はするけれど、女性にはお勧めしたい映画です

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映画 エディット・ピアフ~愛の賛歌~(2007) シャンソン歌手ってよくわからないけれど

2010年08月15日 | 映画(あ行)
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 最近よく耳にする女優さんの名前でマリオン・コティヤールの名前をよく聞く。
 現在大ヒット中のインセプションに出演しているし、パブリック・エネミーズにも出演している。
 そして豪華キャストのNINE(ナイン)にも出演するなど、話題作に立て続けに出演している今が旬な女優さんだ

 しかし、僕は彼女の映画でビッグ・フィッシュロング・エンゲージメントを観ているけれど、あんまり彼女の出演に対して気にならなかった
 今回紹介する映画はそんなマリオン・コティヤールが、超有名シャンソン歌手であったエディット・ピアフを演じたエディット・ピアフ~愛の賛歌~です
 僕が知っているシャンソン歌手といえばイヴ・モンタンしか知らなかった。
 あの有名な枯葉という曲を歌っていたけれど、僕の中ではシャンソン歌手としてよりも”恐怖の報酬”、”Z”という映画に出演していたイメージが強い
 ちなみに今回のエディット・ピアフという人物は全く知らなかった。だけど彼女の愛の賛歌という曲は、越路吹雪さんがカバーした曲で有名
 他にも聞いたような曲が、この映画のなかで何曲か出てくるから見ていて自然にエディット・ピアフという人に対して、興味を持って観られた
 しかし、生まれたときから非常に数奇な人生を送っていて、若干47歳で死んでしまう波乱万丈の彼女の人生を描いたエディット・ピアフ~愛の賛歌~を紹介します
エディット・ピアフ~愛の讃歌~ (2枚組)

東宝

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 映画は時系列シャッフルで描かれています。1959年のニューヨーク公演最中にエディット・ピアフマリオン・コティヤール)が急に倒れるシーンから始まる
 エディット・ジョバンナ・ガションが10歳の1915年のパリにおいて、母が路上歌手として歌っているが、母はエディット・ジョバンナ・ガションを自らの母に託して彼女の教育を放棄する
 やがてエディット・ジョバンナ・ガションは父に引き取られるが、父は兵士として復員するため父の母に預けられるが、父の母は娼婦館を経営していた
 しかし、エディット・ジョバンナ・ガションは娼婦たちの間で好かれており特にティティーヌ(エマニュエル・セイナー)とは仲良くなるが、エディット・ジョバンナ・ガションは幼くして失明するが、テレーズに祈ると、やがて彼女の失明は回復する。

 父がエディット・ジョバンナ・ガションを引き取りに来て、父は大道芸人として各地を転々とするのにエディット・ジョバンナ・ガションも付いて回る日々。やがて父と一緒に回っているうちに彼女は歌を歌うようになる。

 やがてエディット・ジョバンナ・ガション(マリオン・コティヤール)が20歳になると、ヤクザを通じて歌を歌うようになるが、名門クラブのオーナーであるルイ・ルプレ(ジェラール・ドパルデュー)からスカウトされ、エディット・ジョバンナ・ガション(コティヤール)は彼からピアフ(小さなスズメ)という命名れ、それ以降エディット・ピアフ(コティヤール)とした彼女の歌声はフランスで有名になっていくが、ルイ・ルプレ(土パルデュー)が殺される事件が発生し、エディット・ピアフ(コティヤール)は容疑者となってしまう



 やがてエディット・ピアフ(コティヤール)に著名な作曲家であるレイモン・アッソ(マルク・バルベ)から厳しい特訓を受け、彼女は復活する。
 そして1947年に妻のいる世界ボクシングチャンピオンのマルセル・セルダンと大恋愛をすることになるが、1949年に彼の乗っていた飛行機が墜落、そして彼も死んでしまう

 それ以降のエディット・ピアフ(コティヤール)は歌を歌い続けるが、彼女の生活はドラッグや酒に溺れていくことになる歌手として順調にスターダムの地位を維持する彼女だったが・・・彼女の波乱の人生は映画を観てください

 この映画を観ているとエディット・ピアフという人物が如何に大スターであるかわかる。色々なエピソードが散りばめられていて、彼女とマレーネ・ディードリッヒとの出会いのシーンや、そして前述したイヴ・モンタンに対して影響があった人物であることがこの映画を観てわかる。
 この映画を観ていてエディット・ピアフは背が低くて、声が少しかすれ気味で、年齢も60台のおばあさんに見えるのだが、実際は彼女は47歳で死んでいるから相当老けていたようだ

 そんなエディット・ピアフを演じたマリオン・コティヤールの彼女になりきった演技は凄い
 実際は上記の画像のように綺麗な人なのだが、この映画におけるマリオン・コティヤールは美貌をかなぐり捨て、姿勢、表情、声などはまさに女優としてのマリオン・コティヤールを見せる
 ちなみに彼女はフランス人でそしてこの映画もフランス映画に入るけれど、見事にアカデミー主演女優賞を取りました。
 本当にそれも納得の演技で、この映画はエディット・ピアフの人生を描いていますが、ひたすらマリオン・コティヤールの演技に圧倒されました
 しかし、この映画は時系列をバラバラにしているけれどあんまり効果が無いような・・・
 普通に生い立ちから順番に撮って欲しかった気がする

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競馬 クイーンS&北九州記念予想

2010年08月15日 | 競馬予想
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 昨日はお墓参り、今日もお墓参り。毎月、月命日のお墓参りもいっております。スティーブン・スピルバーグ監督のアミスタッドを観て以来、ご先祖様には感謝しています
 今日は少し忙しいので重賞の2レースの予想を、軽くアップします

クイーンS予想
 開幕週の札幌競馬場のレースにおいて先行馬有利。ここは6番のブラボーデイジー本命

買い目 三連単フォーメーション
 1着 6
 2着 1、2、5、9、12、14
 3着 1、2、5、8、9、11、12、14

買い目 三連単フォーメーション
 1着 5、9
 2着 6
 3着 1、2、5、8、9、11、12、14    合計 56点


北九州記念予想
 このレースはハイペースになりそう。ここは休養明けでも自在に好位で立ち回れそうな10番のレディルージュを本命

買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  4、6、8、12、16、18
 3着  4、5、6、7、8、12、15、16、18

買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、16
 2着 10
 3着 4、5、6、7、8、12、15、16、18    合計64点

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映画 アンタッチャブル(1987) アル・カポネVSエリオット・ネス

2010年08月13日 | 映画(あ行)
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 僕はお笑いは好き。漫才も好きだけれどそういえばアンタッチャブルの漫才は面白かった
 それにしても大声を張り上げての柴田英嗣のツッコミは上手かった彼には早く芸能界に復帰して欲しいけれど、どうして活動を休止したのだろう。なんだか色々な噂が流れているけれど・・・
 おっと、最近アンタッチャブルという映画を見た。
 この映画によってケビン・コスナーが一挙にスターダムの座を駆け上がった作品。
 映画の内容は実在の人物であり”暗黒街の帝王”と呼ばれた最も有名なマフィアであるアル・カポネとアメリカ財務省の人物にして正義感の塊のようなエリオット・ネス率いる”アンタッチャブル軍団”の対決
 1930年代、禁酒法時代のアメリカ、シカゴを舞台にしている。
 僕はマフィア・ムービーは好きだけれど、今回紹介するアンタッチャブルも抜群に面白い。
 実在の人物を登場させているが、実際にケビン・コスナー演じるエリオット・ネスが拳銃を持ってマフィアを相手に撃ち合いをするわけが無いが、しかし映画は大胆な脚色によって非常に面白い映画ができる見本のような映画である
 監督はブライアン・デ・パルマ彼の映画では愛のメモリーは普通だけれど、ヒッチコックを意識したようなボディ・ダブル、殺しのドレスは僕にとってはあんまり面白くない。
 むしろヒッチコックタッチの映画よりもキューバン・マフィアの栄光と挫折を描いたスカーフェイスや今回紹介するアンタッチャブルのような正統派?的な作品の方が面白い時々自ら認めるような大駄作映画も撮ってしまうこともあるが
 それでは今にして思えば超豪華キャストのアンタッチャブルを紹介しよう

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 1930年、シカゴはギャング抗争においてアル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)によって支配されていた。
 シカゴの官僚たちはカポネ(デ・ニーロ)との賄賂、汚職にまみれ、シカゴ市警もその例にもれず汚職まみれだった。
 特に禁酒法の時代においてカポネ(デ・ニーロ)は酒の密売を資金源としていて、その資金源こそ賄賂の元になり、しかも脱税をしていた
 
 カポネ(デ・ニーロ)の支配において、シカゴ市警の力ではどうしようもなくアメリカ財務省からエリオット・ネス(ケビン・コスナー)が派遣される。
 早速ネス(コスナー)はカポネ(デ・ニーロ)の密造酒摘発に乗り出すが、シカゴ市警のカポネ(デ・ニーロ)中にカポネ(デ・ニーロ)に情報を流している者が居るらしく、密造酒摘発は失敗に終わる

 ネス(コスナー)はカポネ(デ・ニーロ)逮捕に執念を燃やしていたが、自分の無力さと孤独を知ってしまう
 しかし、夜間パトロールをしていて既に初老に達していたマローン(ショーン・コネリー )と出会う。
 マローン(コネリー)は正義感が高いゆえに長い期間警官をしていながら、夜間パトロールの仕事に甘んじていた。

 ネス(コスナー)は正義感を持つマローン(コネリー)を仲間に加え、更に警官の訓練生であるが銃の腕はピカイチのストーン(アンディ・ガルシア)を味方に加える。
 そして更に財務省から応援としてネス(コスナー)の友人のウォーレス(チャールズ・マーティン・スミス)も仲間に引き入れ、絶対に賄賂を受け取らない4人組のアンタッチャブルを結成する



 彼ら”アンタッチャブル”はまずはカポネ(デ・ニーロ)の密造酒現場であるシカゴの郵便局において摘発することに成功する。
 さらにカナダとアメリカの国境付近で酒の売買が行われている情報を得た”アンタッチャブル”は見事にその現場を押さえることに成功する。一躍”アンタッチャブル”の4人組はマスコミからヒーロー扱いされるが、それは同時に死ぬか生きるかの後戻りのできない”カポネ一味””アンタッチャブル”の激闘の始まりに過ぎなかった
 果たして勝者は・・・映画を観てください

 今思えば豪華スター競演。そんな中でもやっぱりロバート・デ・ニーロの存在感が凄い。髪の毛を抜いてまでの役作りは実際のアル・カポネとそっくり
 まさにデ・ニーロ・アプローチを見せてくれる
 そしてショーン・コネリーの渋さ、アンディ・ガルシアの格好良さ、そして白いスーツを着た暗殺者のビリー・ドラゴの悪役ぶりも忘れがたい
 そしてブライアン・デ・パルマならではの粘着質的で、ちょっと悪戯なオチなども、映像的技巧に走りすぎてストーリーが面白くなくなる傾向のある彼の作品だが、今回のアンタッチャブルにおいては、階段の名シーン(戦艦ポチョムキンのパクリだが)など彼の演出がピッタリはまった面白い映画です

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映画 訣別の街(1996) 政治腐敗を描く

2010年08月12日 | 映画(か行)
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 僕は東京に憧れを持っていたやっぱり仕事をするなら田舎で細々と仕事をするくらいなら東京へ行って大きな仕事をしたいと学生時代は思っていた
 しかし、今思えばこの考えはアメリカ映画の見過ぎによる誇大妄想
 東京なんかへ行っても大した仕事が出来る環境が無い。
 アメリカ映画を観ていると田舎者や貧民街で暮らす男がアメリカン・ドリームを求めてニューヨークや大都市に出掛けて、成りあがっていく映画がたくさん見受けられるが、東京へ行くこととアメリカン・ドリームを一緒に考えているのだから、僕も夢を持っていたと言うよりも単に世間を勘違いして見ていたというべきであろう
 今回紹介する訣別の街はニューヨークへルイジアナ州の田舎から出てきた若者がアメリカン・ドリームを掴みながら、政治腐敗という現実を知ってしまうストーリー
 この映画が公開された1996年といば、日本人にはアメリカン・ドリームなんて言葉は既に死語になりつつあったと思うが、しかしアメリカの若者にとってアメリカン・ドリームはまだ存在していたことがわかる

 このような政治腐敗を描いている映画にギリシャの映画でコスタ・ガヴラス監督のという映画を思い出す。
 しかし、この”Z”という映画は政治腐敗を描いていると言っても政治家殺人事件を描いているから内容はメガトン級だ
 日本における政治スキャンダルといえば、政治献金という事になるのだろうか?
 今回紹介する訣別の街はアメリカにおいても政治献金の問題があることを知らせてくれるが、アメリカの政治の世界でもどす黒い部分があることを知らせてくれる訣別の街を紹介します
訣別の街 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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 ニューヨーク、そこは運があれば成功する街とつぶやく、ルイジアナ州から出てきた若者は若くしてニューヨーク市長補佐官という高官に抜擢され、ニューヨーク市長のババス(アル・パチーノ)から”自分の右腕”と呼ばれるカルフーン(ジョン・キューザック
 彼はババス(パチーノ)のカリスマ性、そして市民からの圧倒的人気のの存在に対して憧れを持ち、そして尊敬していた



 しかし、若き市長補佐官のカルフーン(キューザック)の運命を変える事件が起きる
 ある日、ニューヨークの敏腕刑事が保護観察中のマフィアが撃ち合い、一発の流れ弾が偶然その場にいた黒人の少年の命を奪った刑事とマフィアも死亡する
 次期アメリカ大統領を目指すババス(パチーノ)はイメージダウンを避けるため早速カルフーン(キューザック)に事件処理を任す。
 しかし事件の成り行きは殉死した刑事がマフィアとつながりがあったという結果になったが、マフィアとのつながりに疑いを持つ女性弁護士コーガン(ブリジット・フォンダ)からカルフーン(キューザック)に、刑事に撃たれたマフィアは保護観察処分どころではない罪を犯している事を聞かされる

 市長補佐官として多忙を極めるカルフーン(キューザック)だったが、コーガン(フォンダ)と撃たれたマフィアの事を調べると、そこには判事スターン(マーティン・ランドー)に対する賄賂、そして地元の議員であるアンセルモ(ダニー・アイエロ)とのニューヨークの大物マフィアとのつながり、そしてさらには尊敬していたババス(パチーノ)に対しても疑惑が・・・結末は映画を観てください


              
 僕ではなく、友達が描いたアル・パチーノです。うまい

 市長と市長補佐官という関係でありながら、まるで親子関係のようなアル・パチーノとジョン・キューザックの友情に感動する作品。
 政治家を志す者は誰しも自分を捨てて市民、国民のために誰しも頑張る事を誓うのだろう。しかし、その理想を忘れる、いやその気持ちをずっと持っていたとしてもいつの間にかおいしい事にぶら下がってしまう。
 アメリカの映画を見て、日本の政治家のことを考えさせられました

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競馬 関屋記念反省 超スローペースになってしまった

2010年08月12日 | 競馬予想結果
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 ちょっと遅すぎるくらいのスローペース。簡単に外枠からレッツゴーキリシマが競り合うことなく逃げる形に持ち込んだ
 う~ん、フサイチアウステルがもっと逃げにこだわるかと思ったけれど、そんな素振りも全く見せず

 しかし、僕の本命馬のマイネルクラリティが逃げ馬の直後の超絶好の位置取りでレースを進めながら、馬群にのまれてしまったのだから、根本的に僕の予想が拙かったの一言に尽きる
 ちょっと前走の米子Sのレース振りからもう少し頑張れるかと思ったけれど少しこの馬の能力を過大評価してしまったようだ。
 タマモナイスプレイも5着に沈んでいるし、米子Sのレベルが低かったのだと思う

 それでは気になった馬についてコメントを
 勝ったレッツゴーキリシマは調教の動きも良かったけれど、休養明けだったからちょっと能力を出しきれるか不安だったけれど、よく粘った。
 展開も向いたけれど、やっぱり能力があるね。しかし、この馬は2,000Mぐらいの方が良いだろう。今回の1,600Mだと普通はこんなスローペースにならないからね。
 逃げれるメンバーなら今後も注目が必要

 2着にセイクリッドバレーが豪快に外から突っ込んで来たけれど流石にこの展開が向かなかった
 今回のレースはペースが遅かったから1,600Mの適正があるかは微妙だけれど、もう少しペースが速かった良かったのにね
 このメンバーでは1番実力があることは証明している。

 3着にリザーブガードなんとなくしぶとい馬だねこの馬の能力を少し侮っていた。しかしもう少し内枠の方が良かった。今回は大接戦の3着だったけれど、もう少し内枠ならもっと楽に3着を確保しただろう。

 他に気になった馬としてスピリタスだけれど、現状の力は精一杯出したんじゃないかな
 ちょっと前走はいくら時計の内容が優秀と言っても相手のレベルが違いすぎた。しかし、今回の重賞経験が良い方に出そうだから今後に期待したい

今年の成績
 的中率 71戦 12勝59敗 的中率 16.9パーセント
 回収率 457,600円使用 回収285,240円 回収率62.3パーセント

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コメント (2)
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