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映画 ラストエンペラー(1987) 中国最後の皇帝の数奇な人生

2011年05月17日 | 映画(ら行)
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 アカデミー賞受賞作品と聞くとどれだけ面白い映画かとわくわくしながら観ると、地雷を踏んでしまうことがよくある。大げさすぎる宣伝効果の罠にまんまと嵌ってしまうわけだが、毎年同じ手口の罠に嵌ってしまう僕は正真正銘の馬鹿だなと映画を観終わってからやっと気付く。
 実は今回紹介するラストエンペラーが僕にとってそのような類の映画だった。ところが今回改めて観ると面白かったのであり、流石はアカデミー受賞作品だと妙に納得した
 
 この映画を初めて観たときは中国の近代史に対する知識が少なかったし、長い中国の歴史において最後の皇帝という言葉的な意味の重さが当時の僕には理解出来なかった。今となっては激動の中国の歴史の知識が増えたし、現在の中国共産党の姿がおぼろげながら見えてきた。
 ラストエンペラーと言う映画の内容がボロボロだからつまらないと感じたのでは無く、当時の僕の精神年齢があまりにも低かったということがわかった。時を経て同じ映画を再見すると新しい発見があることを今回改めて知ったし、今まで5、6回観てもどこが名作なのかさっぱりわからない2001年宇宙の旅を再び観ようというチャレンジ精神が湧いてきた。

 伝記映画という分野が確立されているように多くの作品があるが、意外に名作と呼ばれる伝記映画には歴史上は敗北してしまった人物が描かれている事が多い。スタンリー・キューブリック監督のスパルタカスはローマ帝国に反乱した奴隷スパルタカスを描いているが彼はあっさり反乱に失敗しているし、メル・ギブソン監督のブレイブ・ハートもスコットランド独立のために立ち上がった平民であり、最後は悲惨な姿で処刑されてしまうウィリアム・スコットが描かれている。
 そして今回のラストエンペラー朝最後の皇帝であり、その後満州国の皇帝になった溥儀の一生が描かれています。
 お世辞にも溥儀という人物は英雄でもなければ、暴君でもない。長い中国の歴史において最後の皇帝であること以外に語れることが出来ないぐらいだ。しかし、映画は歴史の表舞台に登場しないような人物も描かれる。

 ちなみに監督は巨匠ベルナルド・ベルトルッチ今観れば大したことが無いが、当時にすれば相当エロかったと思われるラスト・タンゴ・イン・パリ、ファシズムに傾倒する男の苦悩を描いた暗殺の森、イタリアの現代史を5時間強の長時間で描いた1900年、フランスの5月革命時の学生達の姿を赤裸々に描いたドリーマーズなど、名作、問題作で目白押し。まさに現代映画界の最高峰に君臨する監督だと言えるだろう。

 中国史上最も激動の時代を生きた皇帝であり、異なる国において皇帝に就いた人物としては非常に稀有な人物を描いたラストエンペラーを紹介します

ラストエンペラー [DVD]
ベルナルド・ベルトルッチ,坂本龍一
松竹


 1950年、ハルビン駅にシベリア抑留から中華人民共和国に送還された多数の戦犯たちが降りてくる。その中に1人の男がトイレに駆け込み自殺を謀るが未遂に終わる。その男こそ清朝の最後の皇帝であった溥儀(ジョン・ローン)だった。
 
 1908年、まだ3歳であった溥儀(ローン)は実質の清の支配者西太后によって紫禁城に皇帝として迎え入れられる。しかし溥儀は紫禁城の外に出ることは禁じられていて、城内での生活も自由が無い。そんな彼の唯一の支えが乳母のアーモの存在だけだった。
 1915年、中国全土に革命が吹き荒れる中、溥儀(ローン)の教育係りとしてイギリスからレジナルド・ジョンストンピーター・オトゥール)が赴任してくる。
 溥儀(ローン)はレジナルド・ジョンストン(オトゥール)から西洋の文化を学ぶと同時に、2人は友情で結ばれる。

 溥儀(ローン)が15歳の時、婉容(ジョアン・チェン)を皇后に、第二后に文繍(ウー・ジュン・メイ)を迎え入れる。しかし1924年クーデターにより溥儀(ローン)達は紫禁城を追い出され、レジナルド・ジョンストン(オトゥール)の忠告を受けた溥儀(ローン)は英国大使館に逃げ込もうとする。

 溥儀(ローン)は天津市の租界地で満州進出を企む日本軍の庇護を受け、自由な暮らしをしていた。その時に溥儀(ローン)と甘粕坂本龍一)との付き合いが始まる。
 やがて文繍(ウー・ジュン・メイ)は溥儀(ローン)の元を離れ、入れ替わるように日本軍の女スパイであるイースタン・ジュエル(マギー・ハン)がやって来る。

 1932年満州国が設立、溥儀(ローン)は満州国の皇帝に就く。彼は満州国と日本は同等の立場を主張し、その通りだと信じていたのだが実質は満州国は日本の傀儡政府に過ぎず、しかも彼が東京を訪れている間に・・・その後の中国文化大革命に至る溥儀(ローン)の運命は映画を観てください



 実質的にまるで権力を持たない清朝の皇帝に奉られ、満州国の皇帝として日本軍に利用され、ソ連に捕まりシベリア抑留・・・溥儀の人生はボロボロ本当に皇帝になんかになりたくないと心から思う。
 自分の罪を告白させられた刑務所での10年間の刑期を終えてから庭師として老後を迎えるが、偉大なる?皇帝としてよりもひっそりと暮らした庭師としての人生の方が溥儀にとってはるかに幸せな人生を過ごしただろう。人生の生々流転を感じさせます

 しかし、この映画の魅力は紫禁城の撮影シーン豪華で荘厳な映像美はまさにベルトルッチ監督の圧倒的演出力を感じます
 今回のラストエンペラー、そして縄張り争いを経て首領にのし上がろうとする若きチャイニーズ・マフィアを演じたイヤー・オブ・ザ・ドラゴンなどこの時のジョン・ローンは大スターでした。しかし東洋人がハリウッドで活躍し続けるのは難しいようです

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