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映画 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984) ノスタルジックな気分に浸れます

2019年06月15日 | 映画(わ行)
 ユダヤ系ギャングの半世紀に及ぶ友情、恋愛、裏切りを4時間近くのロングドライブで描き上げる叙事詩的ドラマが今回紹介する映画ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ。暴力、エロシーンが多いが、自らの青春時代を思い出させられるようなノスタルジックな気分に浸れる映画だ。今さらながら自分の過去を振り返ってみると、あの時の俺って本当に馬鹿だったんだな~と後悔させられるような自らの行動を色々と思い出す。特に俺と本作のロバート・デ・ニーロ演じる主人公の過去の思い出の共通点だが、「あ~俺はあの時騙されていたんだな~」ということ。しかし、本作のロバート・デ・ニーロは長い年月が彼を成長させたようで過去と真摯に向き合っているように見えるが、俺の場合は過去を愚痴ってばかりいるところに人間としての器量の狭さを感じさせる。そもそも、ロバート・デ・ニーロの場合は少年時代からギャングの素質を持っていたようで「あ~、何であの時、人を殺してしまったんだろ~」なんて悔やむことは一切しない。そのことからも如何に過去と向き合えるかっていうことが、人間性の優劣を知らさせられるバロメーターとなることが理解できるってホントかよ。

 実用書を百冊読むよりも、人生について多く学べるギャング映画のストーリーの紹介を。
 1920年代のニューヨーク、禁酒法が施行されていた時代において。ユダヤ系移民の子であるヌードルス(ロバート・デ・ニーロ)はマックス(ジェームズ・ウッズ)とひょんなことから出会い、仲間を集めて悪事を重ねていた。ヌードルスは人殺しの罪で刑務所に6年間服役するという時期があったが、彼らの友情や酒の密売、密輸の仕事は上手くいって大儲け。しかし、禁酒法が解禁されてしまってから彼らは資金源を失い、彼らの友情も次第にギクシャクしだす。
 そんな折、マックスの提案で全米一の警備をほこる連邦準備銀行を襲撃する計画が立てられる。自分勝手な行動が目立つマックスに対して、何事も慎重なヌードルスはいよいよ対立。ヌードルスは警察に連邦準備銀行を襲撃する計画を密告する。その結果はマックスや仲間は警察に殺されてしまい、ヌードルスは裏切り者として組織から命を狙われることになり逃亡する。
 それから数十年を経て、すっかり年老いてしまったヌードルスは再びニューヨークにやって来た。差出人不明の一通の手紙によってこの地に呼び寄せられたのだ。そしてヌードルスはあの時の衝撃の事実を知ってしまうのだが・・・

 流石に本作を紹介するのを細かい部分も載せてしまうと恐ろしいほど長い文章になる。本当はもっと書き加えたい場面もある。たとえばこの映画から始まった美少女ブームの走りであるジェニファー・コネリーの出演している場面等。
 実はこの映画は時間軸がバラバラ。ほぼ半世紀に渡るストーリーだがロバート・デ・ニーロが出てきたと思ったら、次に彼の少年時代が描かれていたり、また老人になったロバート・デ・ニーロが出てきたりの繰り返し。それは他の登場人物も同じ。少年時代と青年時代は同じ配役でも演じている人間は違うので、過去と現在のシーンで観ている者の頭の中で人物が一致しないと4時間近くが無駄に終わってしまう可能性がある。まあ、ロバート・デ・ニーロの場合は特徴であるホクロをしっかり注意して観ていると混乱することは無いと思うが、実はジェームズ・ウッズが演じているマックスの少年時代の顔をしっかり覚えておく方が肝心だとアドバイスをしておこう。
 拷問のシーン、血がぶっ飛ぶシーン、ロバート・デ・ニーロによるレイプシーンのようなバイオレンスな描写が多いが、なぜか懐かしくなるような気分になる映画だ。それは1920年代の時代を再現したかのようなユダヤ人ゲットーの建造物を含めた風景が優れているのと、ビートルズのイエスタデイを含めた映画音楽の大家であるエンニオ・モリコーネの名曲が心に深くしみ込んでくるからだろう。
 そして年老いてからのロバート・デ・ニーロが過去を振り返る台詞が本当に良い。長時間を見続けていて最後の方でテンションが下がるようなことがあったら観終わった後が辛すぎるが、いよいよ佳境に入ってから本当に良い映画を観ているんだな~ということを感じさせる。
 しかし、個人的にはあのエンディングはどう解釈したら良いのか非常に悩む。まあ、観た人が自分なりに解釈したら良いっか。しかしクエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』のアイデアって本作から影響を受けているんだと今頃気づいた。ギャング映画が好きな人、ロバート・デ・ニーロが好きな人、人生ってこんなもんだよな~と達観したい人、実はセルジオ・レオーネ監督の遺作だったと気づいた人等に今回はワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカをお勧め映画として挙げたおこう。

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 監督はイタリア製西部劇をマカロニウェスタンとして世界に広めたセルジオ・レオーネ。激しいガンファイトと男同士の友情、対決が印象的な作品を撮るイメージがありあます。クリント・イーストウッドを世に送り出した荒野の用心棒が有名。クリント・イーストウッドが賞金稼ぎに扮した夕陽のガンマン、ヘンリー・フォンダ、チャールズ・ブロンソン共演のウェスタンがお勧めです。




 
 
 

 
 
 
 
 
 

 

 
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映画 わが命つきるとも(1966) トマス・モアの生き方に感動です

2018年12月14日 | 映画(わ行)
 最近は人の言うことを聞きすぎて、すっかり自分の信念がブレブレ。自分の情けなさが嫌になる今日この頃。しかし、俺がもっと許せないのがブレまくっている政治家の存在。コロコロと権力のある人の方にばかり引っ付いている政治家を見ていると、どん底まで自分自身を貶めることができる人間性を疑わざるを得ないし、昨日と言っていることが変わるような政治家なんか信用できるはずがない。何の信念も無く、目立ちたいだけで政治家をやっている奴が居るが、本当に税金の無駄。そんな政治家は議員を今すぐ辞めろ。せめて政治家を目指すならば、決して曲げることのない信念を持って欲しいし、いざとなれば自分の命を投げ捨てる覚悟で臨め。
 日本に住んでいると私利私欲、自己保身のために政党をコロコロ変えるような政治家のダメっぷりを見せられる機会が多いが、そんなデタラメな政治家に俺からのアドバイスとして絶対に観ておけ!という映画が今回紹介するわが命つきるともヘンリー八世が英国王だった時に、大法官まで上り詰めたトマス・モアの伝記映画。彼は政治家としてだけでなく、弁護士でもあり、そしてユートピアの著述家としても有名だ。

 決して国王の我儘にも屈せず、滅私奉公に徹し、自らの信念を貫いたがために、断頭台の露となって消えってしまった男の中の男であるトマス・モアの生き様を描いたストーリーの紹介を。
 イングランド国王であるヘンリー八世(ロバート・ショウ)は王妃キャサリンが世継ぎの男子を産まないことを理由に離婚して、愛人であるアン・ブーリンヴァネッサ・レッドグレイヴ)との再婚を望んでいた。しかし、カトリックを国教としているために離婚は許されることではなかった。
 そこでヘンリー八世は、ローマ法王に顔が利く大法官であるトマス・モア(ポール・スコフィールド)に離婚調停のためのお願いをする。しかし、敬虔なカトリック信者であり、高潔な人として知られているトマス・モアは国王の要求を断固として拒否。そのことによってトマス・モアは大法官を辞職し、宮廷内での謀略に巻き込まれてしまい・・・

 この映画を観た人は宮廷の内部事情に驚くだろう。賄賂の横行、自らの出世のために人を裏切り、嘘をつく。金ピカの衣装を身にまとった華やかなヨーロッパの宮廷のイメージがぶっ飛んでしまうが、実のところ現在の日本の政治も大して変わらない。俺は自分の地域に住んでいる政治家の私利私欲にまみれている現場を目にしているので、この映画を観ている最中は、デジャヴの感覚に陥ってしまった。
 しかし、トマス・モアの生き様は格好良い。今の時代に置き換えて観ると、確かに信仰の自由の観点からは少し疑問もある。しかしながら、自らの信念を貫き、決して権力にすり寄らず、私利私欲に興味を示さず、嘘をつく人間には激昂して正しき道を示す。まさに政治家の本来のあるべき姿を観ることができる。そして、俺自身が人間として見習うべき点が多々ある。
 とにかくアッチやコッチにウロウロする節操のない政治家は必見だし、これから政治家を志す人、人間の尊厳とは何かを知りたい人、なぜ現在のイギリスの国王はカトリックではないのか知りたい人、時には命よりも守るべき大切なことがあることを知りたい人・・・等に今回はわが命つきるともをお勧め映画として挙げておこう

わが命つきるとも [DVD]
ポール・スコフィールド,ウェンディ・ヒラー,ナイジェル・ダベンポート,ロバート・ショウ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


 監督はフレッド・ジンネマン。本作のように信念ある人間を描く作品が多い。ゲイリー・クーパー主演の西部劇真昼の決闘、反戦映画の傑作地上(ここ)より永遠に、オードリー・ヘプバーンが真面目に演技をしている尼僧物語、見栄えのしない刑事と暗殺者の戦いを描いたジャッカルの日、女同士の友情が切ないジェーン・フォンだ主演のジュリア等、お勧め映画が多数です。 

 
 
 
   
 
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映画 我が家の楽園(1938) 大いなる理想を描いています

2018年07月29日 | 映画(わ行)
俺なんかは仕事が嫌いで楽しいことばかりして人生を過ごしたいと思い続けて生きてきたのだが、既に人生の半ばを過ぎてしまった。時々、趣味が仕事という羨ましい人に出会うことがあるが、多くの人は俺と同じく仕事前は鬱状態に陥ってしまっている人が多いだろう!って、そんなことは無いっか。
 俺の人生、カネは無くても良いから、とにかく自由に振る舞い、自分の好きなことに没頭したい。そんな俺の理想とする生活を体現している、ある一家を見ることができるのが今回紹介する映画我が家の楽園。ロクに仕事もしていない集まりの一家のストーリーを見せられているだけなら、ますます怠惰な自分が助長させられてしまいそう。しかし、本作が優れているのが、この一家の対極の存在として、他人を蹴り落してまで、金儲けを企む強欲の大富豪が居ることが挙げられる。
 現代社会は世界のルールを無視して、ひたすら金儲けに走る拝金主義者達が蔓延っている。世界だけでなく、俺の周りにも市民のために役に立たないどころか、俺からすれば迷惑的にお金を欲している愚劣な政治家が居たりする。

 さて、1938年というとてつもなく古い映画だが、現代人が見失っている物を思い出させるストーリーとは如何なるものか。
 軍需産業、銀行・・・等を経営しているガービー社長(エドワード・アーノルド)は更に自らの会社を大きくするためにライバル会社を叩くべく、相手工場の周辺の土地を買収するために、そこの住人達に立ち退きを迫るのだが、ある一家だけが頑なに拒んでいた。
 ガービーの息子であり副社長であるトニー(ジェームズ・スチュワート)は、それほど会社のことについては熱心ではなく、秘書のアリス(ジーン・アーサー)を愛しており、彼女と遊ぶことに気が向いていた。
 そんなある日のこと、トニーはアリスの家に行くことになる。そこでトニーは驚く光景を目にする。アリスのお祖父さんであるヴィンダーホフ老人(ライオネル・バリモア)を中心に、そこにいる人達はとても個性的で、自分の好きなことをして楽しんでいる人ばかり。ここの住人達に対して好意的になっていくトニーだったが、実はこの一家こそ頑なに立ち退きを拒んでいる一家だったのだが・・・

 勧善懲悪のストーリー展開だと大して奥深さが無いと思われてしまうことがあるが、本作に関しては当時の社会情勢に対する風刺が効いていて、なかなか興味深い点があった。それでいて全体的にユーモアがあるので、堅苦しさなんか全くなく、俺自身はけっこう笑えた。
 好きなことばかりやっているこの一家を見ていると、アレやコレやで悩んでいることが馬鹿らしくなる。世界だけでなく俺の周囲を見渡しても、宗教、人種、性別、思想、政治、利権の対立が無くならないどころか、嘆かわしいことに新たに生まれてしまったりする。しかし、ライオネル・バリモア演じるヴァンダーホフ老人の態度はそんな対立を軽々と超えてしまっている。あらゆる人種の人を向かい入れ、アナーキズムの考え方は思想、政治の対立をぶっ飛ばす。
 この老人を見ていると、決して金持ちになることが幸せなのではないことがわかるし、本当に大切な物とは何なのかが理解できる。今、このブログを読んでいる人はその場で周りを見渡してみよう。そうすれば大切な物がたくさん見つかるはずだ。

 脚本が良いからなのかストーリー展開は良いし、個性的なキャラクター達は楽しいし、途中でドカンと爆発シーンがあったりするが、そこからの流れは熟練のテクニックを感じさせる。そして何と言っても笑いと感動の両方が味わえるのが良い。しかし、俺が本作において最も共感できるのは、人助けするのにお金なんかは必要ではないというメッセージ。特に議員と呼ばれる職業に就いている人の中に、大きく勘違いしている奴が居るが、議員報酬をもらい、政治資金を集めないと困っている人や貧しい人を助けられないと思っている馬鹿がいる。ちなみに俺なんかは自分でも気づいていないのだが、けっこう困っている人を助けてきたらしい。そんな俺こそ私利私欲には全く縁の無い人間なのだ、なんて自分で言ってしまっているが大丈夫かよ、オレ。
 ストーリー性を重視する人、人助けよりもお金に興味がある人、笑えて感動できる映画を観たい人、金持ちが嫌いな人、もっと趣味に費やす時間が欲しいと思っている人、名匠フランク・キャプラ監督の名人芸を堪能したい人・・・等などに今回は我が家の楽園をお勧めとしておこう。


我が家の楽園 [DVD]
ジェームズ・スチュワート,エドワード・アーノルド
ファーストトレーディング


 監督は多くの傑作を遺してきたフランク・キャプラ。お勧めはクリスマスの日には観たくなる素晴らしき哉、人生!、ロマンチックコメディの大傑作或る夜の出来事、純粋な主人公に感動するオペラハット、ブラックユーモアをふんだんに取り入れた異色サスペンス毒薬と老嬢が良いです。
 

 


 

 

 
 
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映画 惑星ソラリス(1972) ソ連製SF映画の名作

2017年09月05日 | 映画(わ行)
 アメリカの映画の都ハリウッドで『2001年宇宙の旅(1968)』や『スターウォーズ(1977)』のようなビジュアルや音響の面で斬新なSF映画が撮られていた一方で、もう一つの当時の世界二大大国の雄であった共産主義国家のソ連で製作されていたSF映画が今回紹介する映画惑星ソラリス。映像の詩人と呼ばれた名匠アンドレイ・タルコフスキーの代表作にして、現在でも名作として多くのファンを持つ傑作だ。

 しかしながら名作イコール面白い映画とは必ずしもならないのが映画の特徴。SF映画と言っても本作は特に目を見張るようなビジュアル的に優れた映像があるわけでなく、アクションシーンなんか全く出てこない。見た目からしてポンコツの宇宙ステーション、何だかウダウダ言っている登場人物たち、テンポはのろく、そんなシーンいる?なんて場面があったりのおかげで2時間半を超えてしまう長時間映画になってしまった。
 アクション映画を見慣れてしまった人には、きっと退屈に感じるお勧めしがたい作品だ。そうかと言って昔の古いヨーロッパ映画の名作が好きな人にとっても、果たして本作の良さがわかるかどうか微妙。
 映像の詩人、アンドレイ・タルコフスキー監督の個性が強く出ていて、ハマる人にはハマるが、逆に全く心に響かない人も出てくる。観る人を選ぶ作品だ。

 本ブログの映画関連のコンセプトは、その作品を褒めて褒めて、褒めまくること。多くの人に観てもらって、幸せな気分になってもらうことが俺の大きな喜び。
 このままでは誰も本作について興味を惹かれるように思えないので、可能な限り面白可笑しくストーリーを紹介することにチャレンジする。

 海のような物質で覆われた惑星ソラリスを探索中の宇宙ステーションで何やら不可解なことが起きているとの連絡を受けた心理学者のクリス(ドナタス・バニオニス)は、大した興味を惹かれないまま半ば強引に周りから説得されてソラリスの軌道上にある宇宙ステーションへ向かう。
 そこで彼が目にしたのは自殺した友人の死体、ちょっと気が狂ってしまった科学者、居るはずのない人物の痕跡。果たしてこの宇宙ステーションの中で一体何が起こっていたのか?と思っていた矢先に、クリス自身が絶対に在り得ない者を見てしまい・・・

 これ以上書くとネタバレになってしまいそうなのでストーリーの紹介はここまで。まあ、チャレンジは失敗したが少しぐらいはこの映画を観ようかな!と思った人も居るはずだ。
 人類には届かない未知の領域が、この世の中には存在するといった哲学的テーマが本作にはある。きっと本作を観た人、あるいはこれから観る人にはそんなテーマがあったことすら気づかないかもしれない。
 しかし、誰もが気づくテーマとしては、消滅しても再び現れるゾンビのような愛する人を目の前にした時、果たして愛せるのかどうか?ということ。何だか静かにストーリーは進むが、この一点に絞って観ると究極の愛の形に誰もが興味津々と観ることが出来るはずだ、ってホントかよ!
 
 冒頭からきれいな池の水が流れていたり、日本の首都高速が出てきたり、いきなり男女が空中に浮揚したり、家の中なのに雨が降っていたり、過去と現実の境目がはっきりしなかったり、主人公の男性の耳毛がドアップで写されたり、ハァ~?と思わせるシーンが出てくるので難解に感じる。恐らく作り手もワザと難しく感じるように作ったのではないかと思えるぐらいだ。
 実は数回本作を観ているが、俺自身が何だかモヤモヤした気分が残っている。特にラストシーンが非常に意味深で観る人によって色々な感想を持つはずだ。結局のところソラリスの正体は何だったのか?主人公の男性が最後にいる場所は何処?なんて疑問を感じながら、あ~また観たいと俺なんかは思う。
 俺なんかは結構好きなタイプの映画で、なんだかんだ言ってもミステリアスな雰囲気で楽しめる。
 とにかく名作とよばれる映画が観たくて飢えている人、ソ連制作の映画と聞いて興味を持った人、どんな状況でも眠くならない人、本作を観ていなくてもアンドレイ・タルコフスキー聞いて心が躍る人等には特にお勧めしたいし、またそれ以外の人でも睡眠さえたっぷりとって観れば、猛烈に感動する人がいるかもしれない。好き嫌いは激しく分かれそうな気がするが、今回は惑星ソラリスをお勧め映画として挙げておこう

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ナタリア・ボンダルチュク,ドナータス・バニオニス,ユーリー・ヤルヴェト,アナトーリー・ソロニーツィン,ウラジスラフ・ドヴォルジェツキー
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 監督は前述したようにアンドレイ・タルコフスキー。本作を含めて多くの作品が難解だと言われる。ストーリー的にわかりやすくて、見やすい映画としては僕の村は戦場だったがお勧め。僕が観た彼の作品で最も好きなのは、監督自身の平和への想いが感じられるノスタルジアだが、これも今回はお勧め映画に挙げておこう。




 


 
 

 

  

 
 
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映画 ワイルド・ギース(1978) 三代目ジェームズ・ボンドが出演しています

2017年05月30日 | 映画(わ行)
 先日007シリーズの三代目ジェームズ・ボンド役で知られるロジャー・ムーアが亡くなった。実は俺にとってジェームズ・ボンドと言えばショーン・コネリーよりもロジャー・ムーアの方が印象に残っている。
 彼の007シリーズ以外で出演していた映画で個人的にお勧めしたい映画が今回紹介するワイルド・ギース傭兵達を描いた軍事アクション映画であるが、そんな中でもロジャー・ムーアがジェームズ・ボンド役で見せた飄々としたユーモアセンスを本作でも発揮している。

 傭兵と言えば自分自身の理想とする国家感、愛国心などは持っておらず、金を出してくれる国家や組織のために戦争や紛争に参加しているのが俺なりのイメージ。大した志も持たずに、ただ金が欲しいために戦場へ向かう彼らはクズ同然に思えたりするが、本作でも金で動く傭兵たちの姿が描かれている。
 一瞬、金に欲がくらんだダメダメな奴らを見ていると、傭兵なんかやらずにもっと真面に働いて金を稼げよと言いたくなったが、考えて見ればこの世の中において社会に出ても浮かばれない人間なんかたくさん居るし、頑張っても頑張っても報われない人間が多い。戦場でしか生きることができないブキッチョな人間だっているのだ。本作の傭兵達にはイケメンなんかは出てこないし、老人ばかり出ている印象すらあるが、男が自分の命を張って戦う姿はブサイクでも格好良い、と言うことを本作を観れば多くの人が気づくはずだ。

 さて、軍事アクション映画であるが傭兵の悲哀、人間の絆を感じさせる人間ドラマとしても優れているストーリーの紹介を。
 元傭兵として世界各地を転戦していたフォークナー(リチャード・バートン)の元にでかい仕事が舞い込んできた。大富豪家であるマターソン卿(スチュワート・グレンジャー)からの依頼であり、その内容はアフリカの某国の前大統領で、クーデターで囚われの身となっているリンバニ(ウィンストン・ヌショナ)を救出すること。
 すっかり大金に目がくらんだフォークナーはかつての傭兵仲間であるレイファー(リチャード・ハリス)やショーン(ロジャー・ムーア)を仲間に加え、さらに募集した傭兵部隊50人を訓練し、リンバニ救出作戦を実行する。
 作戦は観ている方が拍子抜けするぐらいに簡単にリンバニを救出することに成功するのだが、その直後にマターソン卿が裏切る。フォークナー達は地獄の修羅場を経験することになり次第に犠牲者も増えいき・・・

 前半の仲間集めのシーンがなかなか楽しい。特にフォークナー(リチャード・バートン)とレイファー(リチャード・ハリス)のやり取りが、戦闘シーンやラストシーンで効いてくるのだ。
 もっと笑えるのが訓練のシーン。部下が上司に汚い言葉を浴びせたり、短時間の割に寄せ集めの連中が一人前になっていたりで笑えた。
 かんじんの戦闘シーンだが、迫力のある場面は確かにある。しかし、生きるか死ぬかの場面における男同士の真の友情を感じさせる場面に俺の心は震えた。とにかくピンチに陥ってからは熱いシーンの連発。もうここまでくると軍事アクション映画ではなく、人間ドラマの極致を見せてもらった気分になった。
 傭兵が大国や巨大組織に利用される様子は悲哀を感じさせるし、金さえあれば何でもできると思っている傲慢な奴らに天誅を加えるシーンなんかはスッキリする。そして最後のセリフ「お父さんの話をしよう』。大人の男って格好良い~。
 決してロジャー・ムーアが死んだからではなく、とにかく男同士の友情に熱くなれる映画として今回はワイルド・ギースをお勧めとして挙げておこう

ワイルド・ギース [DVD]
レジナルド・ローズ
東北新社



 

 
 


 
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映画 わが谷は緑なりき(1941) モノクロの映像の凄さを感じます

2017年01月01日 | 映画(わ行)

 映画史に名を残す巨匠ジョン・フォード監督。西部劇の神様と呼ばれるぐらいだから駅馬車荒野の決闘など西部劇の名作が多い。しかし、彼の詩情豊かな映像はヒューマンドラマにこそ生かされると思っているのは俺だけではあるまい。そんなヒューマニズムを謳いあげる彼の頂点に立っている映画が今回紹介するわが谷は緑なりきだ。 
 19世紀末のイギリス、ウェールズの炭鉱の町を舞台に、家族、善意、ノスタルジー、信仰、生と死など、名作なだけに多くのことを見ている我々に問いかける。

 さて、炭鉱町を舞台に描かれる人間模様のストーリーとはいかなるものか。
 かつては炭鉱の町として栄え、緑の谷だったロダンの谷。今や炭鉱の町として成り立たなくなり、すっかり緑も消えて砂塵が吹いていて、町の住民の心からも善意が消えてしまっていた。50年間この場所で暮らしていたヒュー・モーガン(少年時代:ロディ・マクドウォール)は故郷を離れることを決心した。彼が少年だった頃、まだ彼の家族が揃っており、ロダンの谷に緑が溢れ、人間の善意が成り立っていた頃を懐かしみ、回想する。
 モーガン家の男達は、まだ少年のヒュー(ロディ・マクドウォール)以外は炭鉱で働き、女性達は家庭を支える。ロダンの谷は緑に恵まれ、町には常に歌が流れ、人々の善意で溢れていた。しかし、ロダンの谷にも炭鉱業の不景気の波が押し寄せられ、同時に住民の心もどこか荒んでいくにしたがい、モーガン家もバラバラになっていき・・・

 ストーリーはそう単純なモノでもなく、色々なエピソードがモーガン家を中心に積み重なっていく。モーガン家のしきたり、ロダンの谷にやってきた牧師とモーガン家の長女の恋愛、炭鉱場で起きる事故、ヒュー少年に対するイジメなど、悪いことが起きれば良い事も起きるのだが、そのサジ加減のバランスが良くて、非常に落ち着いた気分で観ることができる。
 そしてこの映画がタイトルからは受けるイメージとは異なり、映像はモノクロ。しかし、このモノクロの映像から映し出されるロダンの谷は美しく、見ている我々の想像力をかき立てる映像は歴代映画の中でも群を抜く素晴らしさ。
 そして見る人によって本作について色々な感想がありそうだ。俺が本作を観て、最も感銘を受けたのが、『今の記憶が消せても、過去の記憶は消せない』というフレーズ。確かに過去の出来事においての家族や愛する人との別れの悲しみは一生消せない。しかし、それは決して悪いことばかりではない。逆に言えばいつまでも家族や愛する人は自分の心の中に生き続けるのだ。
 そんな前向きに生きるメッセージを得られるのが本作の良さであり、信仰は自らに重大な決断を促し、歌からは大きな力を得ることができて、愛する故郷をたとえ離れても自らの心の中に在り続けることを本作を観れば理解できる。誰にとっても大切なモノを失った悲しみは大きいだろう、しかし失くして大切なことに気付くことも多くあるはずだ。
 今年最初に観る映画として、今年はどんなに辛いことがあっても前向きに生きるんだという強い気持ちになれて、大いに感動できる映画として、わが谷は緑なりきをお勧めしておこう

わが谷は緑なりき [DVD] FRT-113
ロディ・マクドウォール/アンナ・リー/ウォルター・ピジョン/ドナルド・クリスプ/モーリン・オハラ
ファーストトレーディング


 監督は前述したとおり巨匠ジョン・フォード。映画史に名を残す偉大なる監督なだけに名作かつお勧めは多数。スタインベック原作のヘンリー・フォンダ主演の怒りの葡萄、西部劇の範疇にとどまらず映画史に残る大傑作駅馬車、アイルランドを舞台にチョッと恋愛にブキッチョな男をジョン・ウェインが演じる静かなる男が良いです。


 
 

 
 


   
 
 
 
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映画 ワーロック(1959) 今の日本を取り巻く状況に似ています

2016年09月14日 | 映画(わ行)
 南シナ海に対する領有権を強行的に主張したり、人工島を作ったりとやりたい放題の中国の行為に対してフィリピンがハーグ仲裁裁判所に訴える。結果はもう既に皆さんもご存知のとおりフィリピンの主張が通り、中国の南シナ海での行動は違法とされた。そんなことは誰がみたって当たり前の結果。しかしながら今の中国には法の支配など通じない。
 日本の領土である尖閣諸島が中国に脅かされているただ今の我が国の状況を考えると、国際法が全く通用しない相手に対してどのように対処すれば良いのか?本当にどこかの県知事が叫んでいるように米軍基地を沖縄から撤退させても良いのか?そんな現在の日本を取り巻く状況に似ている映画が今回紹介するワーロック。実は1959年という古い作品で、しかも西部劇。まさかこんな古い西部劇から現在の日本を暗示するような内容の映画を観れるとは夢にも思わなかったし、心の底から驚いた。

 しかし、この西部劇はしょっぱなから驚きのシーンを見せてくれる。町で暴れまくる無法者に対して、町を守るはずの保安官が逃げ出してしまうのだ!これがジョン・ウェインだったら無法者が何人居てもライフルで撃ち殺してしまうはずだが、考えてみれば保安官とて1人の人間。そりゃ~、躊躇なく撃ってくる無法者に出くわしてしまったら安月給だろうが高給取りだろうが、怖くて逃げ出してしまうのも無理はない。だいたいこの町の住人も全く無責任で、保安官が1人で無法者たちに向かっていくのに助けることなんか全くせずに、見て見ぬフリをしてるだけ。どこぞの国の左翼の人間を思い浮かべてしまう。
 冒頭からして単なる勧善懲悪を地でいく西部劇ではないことは観ていてすぐに気づくが、町の住人もただ無法者にやられっ放しではない。集会を開いて無法者対策のミーティングを行うが、さて彼らが異なる意見がぶつかりながらも出した答えは、暴れまくる無法者をとっちめるために凄腕ガンマンである執行官を雇うこと。好きほうだいに暴れ回っている奴等に土下座して『もう、これ以上暴れないでくれ~』とお願いしても、そんなことが通用するわけがなく、媚び続けるだけでは永遠にやられっ放しのまま。俺なんかはもっと早くこの凄腕ガンマンに来てもらえよ!なんてツッコミを入れたくなったが、この映画の凄いところは、その先の暴力で町を治めることの限界を描いているところ。
 確かに世界を見渡しても独裁者による恐怖政治で繫栄している国などない。暴力を武器に俺が法だと叫んでいるかのような独裁者は何時の時代にも現われるが、その国の人民によって作られる法だからこそ国家としてもモラルが成り立つのだ。

 さて、リベラルな視点で描かれたちょっとばかしユニークな西部劇のストーリー紹介を。
 小さな町であるワーロックではエイブ(トム・ドレイク)を首領とする一味が好き勝手に暴れまくっており、この町では保安官ですら一味にリンチに遭い、逃げ出してしまう始末だった。しかし、そんなエイブ一味の中にもギャノン(リチャード・ウィドマーク)だけは自分達の行動を嫌っていた。
 人殺しも平気なエイブ一味の無法ぶりにワーロックの住人達は集会を開き、町を自衛する方法を考えるが、出した結論は凄腕ガンマンであり町から町を渡り歩く執行官であるブレイズデール(ヘンリー・フォンダ)をワーロックに呼び雇うこと。しかし、ブレイズデールにはいつも付き添っているモーガン(アンソニー・クイン)がおり、彼がとんでもないトラブルメーカー。ワーロックの住人達はモーガンの存在に不安を感じていた。酒場においてエイブ一味がやってくるが、そこに悠々と現われたのがブレイズデール。彼の早撃ちの凄さに驚いたエイブ一味はサッサと逃げていくが、ギャノンはこの町に残ることを決め、保安官補佐として止まる。
 銃の力によってこの町をエイブ一味から守ろうとするブレイズデール。極力銃は使わないで話し合いでエイブ一味を町に来させないようにしようとするギャノン。町を治める方法において異なる考えを持つ二人は、やがて対立することになっていくのだが・・・

 実は本作は友情、恋愛、復讐といったテーマも盛り込まれており、なかなか複雑なストーリー。しかし、対決シーンがけっこう多く、しびれる場面も多いので見ていてダルさは感じない。そてにしても本作が現在の日本が置かれている状況と非常に似ているのにビックリする。
 ワーロックという舞台をそのまま日本に置き換えれば、こいつ等が中国で、この2人がアメリカで、こいつが左翼思想の日本人で・・・なんて感じで観られるのも日本人ならでは楽しい見方だと言えるだろう。町から町へ銃を見せ付けて渡り歩く執行官であるヘンリー・フォンダの台詞にも非常に意味深な言葉がある。それはまるで沖縄にある米軍基地のことを言っているのか?なんて思う俺は妄想が酷い
 色々な要素が混ざっている割りに上手くまとめられたように思えるし、熱くなれる友情シーンも用意されているし、何といってもラストシーンにアメリカのリベラル思想の凄みを感じさせられる。日本の現状を考えさせられる気分になれる珍しい西部劇として今回はワーロックをお勧めとして挙げておこう

ワーロック [DVD]
リチャード・ウィドマーク,ヘンリー・フォンダ,アンソニー・クイン,ドロシー・マローン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 監督はエドワード・ドミトリク。この人のお勧め映画は逆に教えて欲しい(笑)。ハンフリー・ボガードが出演しているという理由でケイン号の叛乱を観たことがありますが、ボガードの魅力が活かされず、個人的にはあんまり面白くなかったです。



  
   

 
 

 

 

 

 
 

 
 
 
 

 

 

 

 
 
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映画 ワールド・オブ・ライズ(2008) ヨルダンで思い出す映画と言えばコレ!

2015年02月12日 | 映画(わ行)
 最近、日本人にとって急に耳にするようになった国と言えば、イスラム国ではなくてヨルダン。日本人ジャーナリストが捕えられて殺害されたと見られる事件だが日本人にとっては確かに痛ましい事件だが、ヨルダンの人にとっては、なんかだ急に巻き添えを食らったような、非常にはた迷惑な出来事だっただろう。この出来事を通してヨルダンという国に興味を持った人も少なからず居るだろうし、ヨルダンの首都はアンマンだということを自然に覚えられた人も居るだろう。
 さて、ヨルダンという国および首都アンマンがよく出てくる映画と言えば、今回紹介する映画ワールド・オブ・ライズレオナルド・ディカプリオラッセル・クロウという正真正銘の二大スターが共演しているというだけで、興味が惹かれる人が居るはずだ。
 肝心の内容の方だが、中東に潜むテロリストの親分を探し出そうとするCIA(アメリカ中央情報局)のエージェント達が活躍するスパイアクション映画。タイトル名に含まれるライズ(Lies)とはの意味。登場人物達が嘘に継ぐ嘘を連発し、ド派手なアクションよりも頭脳戦が展開されるように知的な興奮を味わえる映画だ。
 大まかな構図はCIAとヨルダン情報局の連合軍がイスラム過激派集団をとっちめる、という図式のはず。しかし、俺には仲良くタッグを組んでいるはずのCIAとヨルダン情報局の内輪もめの方が印象に残った。

 イスラム過激派組織の恐ろしさ及び諜報機関という組織がいかに冷酷で非情かを思い知らされるストーリーを簡単に紹介を。
 イラクに潜入し、常に死と隣り合わせの危険な任務をこなすCIAの諜報員フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、本国アメリカの安全な場所から電話一本でアレコレ命令を出す上司ホフマン(ラッセル・クロウ)と共に、世界中で爆破工作を続けているテロリストの親分アル・サリーム(アロン・アブトゥブール)を追いかけ続けている。しかし、隠れ家の情報を得てもひっきりなしにアジトを渡り歩くアル・サリーム(アロン・アブトゥブール)を捕えることができずにいた。
 ある最新情報からフェリス(レオナルド・ディカプリオ)はホフマン(ラッセル・クロウ)から例の如く電話一本でヨルダン行きを命令される。そこでDIA(ヨルダン情報局)の責任者であるハニ・サラーム(マーク・ストロング)の協力を仰げと指示される。
 フェリス(レオナルド・ディカプリオ)とハニ・サラーム(マーク・ストロング)は、会った瞬間からお互いに惹かれる物を感じ、協力してアル・サリーム(アロン・アブトゥブール)を見つけ出して、ひっ捕らえようと誓い合う。しかし、決して俺には嘘をつくな!と仁義を重んじるハニ・サラーム(マーク・ストロング)と目的を達するためなら仲間に対する嘘も平気な上司ホフマン(ラッセル・クロウ)の間に挟まったフェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、何かと非常に苦しい立場に追い込まれていくのだが・・・

 現場を命からがら駆け回るディカプリオ演じるフェリスだが、アラビア語を駆使し、イスラム社会に対して非常に理解を示すなど我々がイメージするのとはチョッと違うアメリカ人。しかも、ナンパして口説き落としたのがイラン人女性という徹底振り。一緒に現地で行動する助手であるイスラム系の人間に対しても友情を示すなど、優しさ溢れるCIAのスパイ。しかも、頭の方もかなり切れるので映画の中でも抜群のアイデアを出してくる。
 しかし、彼の上司であるラッセル・クロウ演じる太った上司ホフマンが無能。中東は最悪だと毒づき、協力者が殺されても全く悲しまないような非情さを持っている。コチラの方が我々がイメージするアメリカ人に近いように思える。しかも、部下のフェリス(ディカプリオ)に内緒で裏工作を仕掛け、またその裏工作の内容があほ過ぎるために、たびたびフェリス(ディカプリオ)をピンチに陥れてしまうし、せっかく築いたフェリス(ディカプリオ)とハニ・サラーム(マーク・ストロング)の友情もぶっ壊れそうになったりする。俺にはディカプリオに任せておけば直ぐにテロ組織を壊滅させてくれるんじゃんねぇ~の?なんて思えたりで、余計な事をして部下の足をとことん引っ張りまくる。
 日本においても本当は優秀なのに会社内で馬鹿な上司に引っ張りまわされて、持っている能力の10分の1も発揮できていない人を時々見掛けるが、まさに本作のレオナルド・ディカプリオの立場がそう。きっと多くの人が彼に共感することだろう。
 しかし、イスラム過激派のテロ組織は怖いし、かなり気が狂っている。本作の拷問シーンでのやり取りを見れば、そのことが非常によくわかる。そして、こんな奴等に捕まってしまったら何をしてもダメだということもわかる。どんなに曲がり間違っても、彼等とて同じ人間なんだから、という理由でこちらから会いに行って説得できると思わないことだ。

 今回の件で中東及びヨルダンに興味が湧いてきた人、リアリティを感じられるスパイ映画を観たい人、アメリカなんかよりも中東のイスラム諸国が好きだという人、レオナルド・ディカプリオのファンの人には映画ワールド・オブ・ライズはお勧め。ちなみにラッセル・クロウのファンの人には少しばかり微妙だとアドバイスしておこう

ワールド・オブ・ライズ 特別版 [DVD]
レオナルド・ディカプリオ,ラッセル・クロウ,マーク・ストロング,ゴルフシテ・ファラハニ
ワーナー・ホーム・ビデオ


ワールド・オブ・ライズ [Blu-ray]
レオナルド・ディカプリオ,ラッセル・クロウ,マーク・ストロング,ゴルシフテ・ファラハニ
ワーナー・ホーム・ビデオ


 監督は今や名匠の地位を獲得しているリドリー・スコット>エイリアンブレード・ランナーグラディエイター等、名作、ヒット作が多数。個人的にお勧めは戦闘シーンが凄いブラックホーク・ダウン、聖地エルサレムでイスラム教とキリスト教の対立を描いたオーランド・ブルーム主演のキングダム・オブ・ヘブン、ニコラス・ケイジ主演の見終わった後が気持ち良いマッチスティック・メン、金持ちのスター達が悲惨な殺され方をするシーンが何となく意味深な悪の法則をお勧めとして挙げておこう。

俳優では大スターの二人を見事に食ったのが、ヨルダン情報局責任者のハニ・サラームを演じるマーク・ストロング。近年は本当に絶好調なぐらい話題作に出演しまくっています。ガイ・リッチー監督のシャーロック・ホームズ、ゲイリー・オールドマン主演の裏切りのサーカスがお勧めです。

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映画 わらの男(1957) 中年男の不倫映画です

2014年10月01日 | 映画(わ行)
 不倫は文化なんて名言?を生み出したのが今や60歳を迎えても格好良い石田純一さん。私事で恐縮だが最近、石田純一さんとお会いする機会に恵まれた。目の前にした彼の印象は非常に礼儀正しくて、全く偉そぶった素振りも見せず謙虚な人。見ず知らずの俺とすれ違い時にでも頭を下げて『こんにちわ』と挨拶をしてくれて、女性だけでなく男性にも丁寧に接してくれる。実物を見ても男前だし、女性にモテるのも充分に納得。俺も60歳になっても彼のような格好良い男であり続けたいものだ。こんなところで石田純一を褒めてどうする!なんて多くのツッコミが聞こえてきそうだが、その発言の是非はともかくとして、案外不倫は文化という言葉に納得しそうになるのが今回紹介する映画わらの男。数々のイタリア映画の傑作を生み出したピエトロ・ジェルミ監督が描く中年男の不倫映画。その哀感漂う描写は40歳代以上の中年男性には非常に共感する部分が多い映画だ。

 ハッキリ言って、ストーリーはごく普通。それでは早速その普通のストーリーの紹介を簡単に。
 機会工場で働くしがない中年のアンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は、妻ルイザ(ルイザ・デラ・ノーチェ)と八歳の息子ジュリオ(エドアルド・ネヴォラ)との3人家族。ある日の事、風邪をこじらせてしまったジュリオ(エドアルド・ネヴォラ)はルイザ(ルイザ・デラ・ノーチェ)と共に療養のために田舎の実家に帰っていた。2人が居なくて寂しい想いをしていたアンドレア(ピエトロ・ジェルミ)の楽しみは日曜日ごとに彼らを訪ねること。
 ところが療養場所で若い女性の姿を見て、何だか彼女の存在が気になってしまう。実はその女性は同じ団地内に住んでいるリータ(フランカ・ベットーヤ)と言う若い女性。アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は療養場所からの帰り道のバスの中で一緒になったリータ(フランカ・ベットーヤ)にナンパ同然で話しかけると、それ以降アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)とリータ(フランカ・ベットーヤ)は親密になってしまう。
 アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)はすっかり妻ルイザ(ルイザ・デラ・ノーチェ)や息子ジュリオ(エドアルド・ネヴォラ)に会いにいくのをすっぽかしてリータ(フランカ・ベットーヤ)とせっせと遊びまくるのだが、ついに2人が帰ってくる日を迎え、アンドレア(ピエトロ・ジェルミ)はリータ(フランカ・ベットーヤ)と一切縁を切ろうとするのだが・・・

 観ていて、なんで今まで同じ団地内にこんな可愛い女性が居たのに気付かなかったんだ?なんて一瞬思ったりしたが、俺も街で見かけた綺麗な女性をナンパしたら実は同じ住宅地内に住んでいて、しかも結婚していた!のと似たり寄ったり。まあ~、俺も他人の事をああだこうだと言う資格がまったく無いということだ。
 長年連れ添った古女房がしばらく家に帰ってこないと知ると、若くて綺麗な女性と一緒に遊びたいというこの主人公の気持ちは同じ男性として非常によくわかる。しかし、本作を観ていて痛感することは不倫に到る過程が、男性側に多少の同情の余地があったとしても、結局のところ責任は男性側にあるということだ。それにしてもなぜ、神様は男にこのような試練を与えるのか~?、オウ・マイ・ゴッド
 そしてこの映画を観て最も共感できるのがラストシーンの意味するところ。人間は一度の罪は許されるが、その罪は決して消えることなく、一生背負わなくてはならないということしかし、このメッセージは現実としてわかっていても、女性の涙と同じぐらいキツイということを本作を観ればよくわかる。
 ちなみにタイトル名の意味するところは、わらで作った案山子のように突っ立ってるだけで判断能力のない頼りない男(DVDの説明を参考)のことだそうです。いや~、本当に耳が痛くなるタイトルです。
 中年を自覚している男性諸君、なんだか最近自分の奥さんが可愛く思えない旦那衆、わけがわからず不倫願望に燃えている人、意外にも奥さん連中にもお勧めできそうな映画わらの男は以上のような人には特にお勧めです

わらの男 (トールケース) [DVD]
ピエトロ・ジェルミ,アルフレード・ジャンネッティ,レオ・ベンヴェヌーティ,ピエロ・デ・ベルナルディ
アイ・ヴィー・シー


 監督、主演は前述したようにピエトロ・ジェルミ。ホームドラマの名作鉄道員(これは唯一俺が泣ける映画)、そして思わず悲しくなってくる刑事がお勧め

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映画 われら巴里ッ子(1954) 人生の哀歓が漂います

2013年08月05日 | 映画(わ行)
 ボクシングを題材にした映画となるとロッキー傷だらけの栄光レイジングブルチャンプ等等、ハリウッドが得意とするお家芸。そして、難とか挫折から這い上がろうとする熱い男のドラマを描いているのが特徴だ。

 しかし、今回紹介するのはボクシングを題材にした映画は同じでも、こちらはフランス映画。同じボクシング映画でもアメリカとフランスでは、こうも描き方が違うのかと感じ、その受ける感動の意味合いがまるで違う。
 アメリカのボクシング映画は観ている我々の心が大きく震えるぐらい大袈裟なまでに感動させてくれるが、今回紹介するフランスのボクシング映画われら巴里ッ子は、人生の哀歓を深く、静かに謳いあげるすっかりハリウッドのボクシング映画やスポ根映画を見慣れてしまった人には大きく不満に思われるかもしれないが、人間の細かな心理の機微を巧みに描ききっているのは、われら巴里ッ子の方が上を行く

 さて、パリの下町を舞台にボクシングの老トレーナー、若きボクサーの2人の人間関係を中心に、人生の甘いも酸いも感じさせるボクシング映画とはいったいどのようなストーリーなのか
 ボクサーの夢を捨てきれずに線路工として働いている青年アンドレ(ローラン・ルザッフル)は、停まった列車の中に社交界で優雅に暮らすコリーヌ(マリー・ダエムス)に対して一目惚れ。彼はコリーヌ(マリー・ダエムス)がその時に落とした金の飾り物を拾い、しっかりと握り締める。

 パリの下町にボクシングジムを開いているヴィクトル(ジャン・ギャバン)。自らは選手としては才能を発揮することは出来ずにいたが、トレーナーとして世界チャンピオンを育てることを夢みていた。
 しかし、自分が育てた将来性のある選手が事故死してしまい、自らの夢を捨てる決心を一瞬する。しかし、死んだ選手の友達であるアンドレ(ローラン・ルザッフル)を見た時に、再び自らの手で世界チャンピオンを育てるチャンスがやって来たと感じる。
 アンドレ(ローラン・ルザッフル)もヴィクトル(ジャン・ギャバン)のジムにやって来て、ヴィクトル(ジャン・ギャバン)は貧乏なアンドレ(ローラン・ルザッフル)のために衣食住の全ての世話をし、アンドレ(ローラン・ルザッフル)も厳しいトレーニングに耐え、メキメキ上達する。

 しかし、アンドレ(ローラン・ルザッフル)はコリーヌ(マリー・ダエムス)と再会してしまい、すっかりボクシングの情熱は冷めてしまい、コリーヌ(マリー・ダエムス)と一緒にパリを出て、結婚することを夢見てしまうが・・・

 冒頭からシャンソン?風の音楽が良い音楽だと思っていたら、イヴ・モンタンが歌っていたのだった。フランス音楽に興味が出てくるのも、本当に映画の効果です。
 それにしてもロッキーを観ると、俺なんかは既にいい年をしたおっさんなのに、まるで子供に逆戻りしたかのように急にハートが熱くなって、気持ちが青春時代のように燃えてくるが、本作を観ると、シミジミと『やっぱり人生は奥が深いよね~』なんて更に大人になった気分がする。

 夢を諦めきれないが、今までの人生経験から良いときも悪い時も知っている老トレーナーのヴィクトル(ジャン・ギャバン)、そして社交界を通して愛だけではこの世の中を渡ることを出来ないことを知っているコリーヌ(マリー・ダエムス)、人生に揉まれてきた大人である2人が、自分の人生の可能性を狭めようとしている青年アンドレ(ローラン・ルザッフル)に対して、言葉だけでなく自らの背中で教える姿がとっても素敵に感じます。
 そして題名が意味する通り、元々パリで生まれ育った人間たちが、喧騒としたパリを出たがっているが、生まれ育った地元を愛する心が伝わってくるのも、チョッピリ感動します。

 単純な勧善懲悪を描いている内容には飽きた人、人生の奥深さを感じたい人、ヌーヴェルバーグ以前のフランスらしい映画を探している人にはわれら巴里ッ子はお勧めです

DVDでは見当たりませんので、VHSを挙げておきます。
 
われら巴里っ子【字幕版】 [VHS]
マルセル・カルネ
東北新社


 監督はフランス映画界の名匠マルセル・カルネ。1930年代~40年代初期にかけてのフランス映画黄金時代を支えた名監督。本作品と同じくジャン・ギャバン主演の霧の波止場がお勧め。そして、世界映画史上において最高傑作と知られる天井桟敷の人々が人間の喜怒哀楽を奥深く描いた名作。3時間を超える長時間映画ですが、もう少し大人になりたいと思っている人にはお勧めです。

 主演はフランス映画界を引っ張ってきて超大物俳優ジャン・ギャバン。はっきり言って、男前ではなく、大して演技をしているようにも見えず、ゴツゴツしたイメージがありますが、居てるだけで存在感があるとは、まさにこの人の事を言うのでしょう。
 名作への出演多数、お勧め多数ですが、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の男心に感動する望郷、ジャン・ルノアール監督の戦争映画にヒューマニズムを叩き込んだ大いなる幻影、礼儀正しく見えるギャングを演じたジャック・ベッケル監督の現金に手を出すな、アラン・ドロン競演のカジノでの現金強奪映画にして、ラストは静かに吃驚させる地下室のメロディー等がお勧めです

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映画 別離(2011) イラン映画をもっと観たくなります

2013年03月25日 | 映画(わ行)
 めったにイランの映画を観ることなど無いのだが、今回紹介する映画別離アカデミー外国語賞を獲るなど、世界中で絶賛されている作品。個人的に本家のアカデミー賞作品は大したことの無い映画が多いような気がするが、アカデミー外国語賞に輝く作品は良質な作品が揃っていると思う。
 そんな個人的意見の例にもれず別離も、イラン社会の諸問題が描かれているが非常にスリリングな展開で想像以上に面白い映画だ。
 イランの社会問題を扱った映画と聞かされても、まるで興味も湧かない日本人が多数だと思うが、本作品で描かれている社会問題は格差社会、介護、教育、司法など日本も直面している共通の問題が描かれている。決して、日本人が観ても有り得ないようなトンデモな設定ではなく、リアリティが充分に感じさせられる作品だ。

 イラン社会のみならず、世界的にも共通できる諸問題が描かれているストーリーとは如何なるものか。
 中流階級に属するナデル(ペイマン・モアディ)とシミン(レイラ・ハタミ)の夫婦だが、今や離婚の危機。妻のシミン(レイラ・ハタミ)は11歳になる娘テルメー(サリナ・ファルハーディー)のためにイランを出て外国で暮らしたがっている。しかし、夫のナデル(ペイマン・モアディ)は自分の親父がアルツハイマー及び認知症を患っているために、イランを出ることを望んでいない。
 そこで妻のシミン(レイラ・ハタミ)はナデル(ペイマン・モアディ)と離婚をしてでも、外国で暮らすことを司法で訴えるのだが、離婚の要求は却下。

 しばらくシミン(レイラ・ハタミ)は実家に帰り、ナデル(ペイマン・モアディ)はラジエー(サレー・バヤト)という貧困層に属し、敬虔なイスラム教徒の女性を親父の介護の世話に雇う。
 しかし、ある日のこと、ナデル(ペイマン・モアディ)が家に帰ってくるとラジエー(サレー・バヤト)の姿は無く、しかも親父はベットに縛り付けられて、意識不明の重体に陥っているのを発見。
 怒ったナデル(ペイマン・モアディ)は、帰って来たラジエー(サレー・バヤト)を罵倒し、玄関から追い出すが、その時に彼女は階段で倒れこんでしまった。実はラジエー(サレー・バヤト)は妊娠していて流産をしてしまう。
 果たしてラジエー(サレー・バヤト)は夫のホッジャト(シャハブ・ホセイニ)と一緒に胎児が流産してしまったことに、殺人事件としてナデル(ペイマン・モアディ)を訴える・・・

 
 冒頭の裁判シーンから想像すると単なる娘の教育のあり方をめぐっての家庭の内輪モメのストーリーかと思いきや、次々に色々なテーマを小分けして出してくる。しかも、次第に事態は深刻になっていくから、観ている側からすると退屈せずに観ることができるのだ。
 前述した通り日本と共通する問題が描かれているが、もちろんイランならではの問題も描かれる。イランはイスラム教を国教とする政教一致の国。しかし、この映画においては全くイスラム教が人々の役に立たないどころか、人々の生活を苦しめてしまっていることだ。お金にきれいなイスラム教的な考え方ですら、この国の人々の生活の足を引っ張ってしまっている。敬虔なイスラム教信者の考え方は果たして、これで良いのか?と考えさせられる。

 そして登場人物のキャラクターの描き方が、この映画を奥深い作品にしている。悪い人だと思っていたら意外に良い人だったり、またはその逆だったり。オマエ嘘つきじゃんと思っていたら、あれ~オマエもそうなの?と思ったり。
 簡単に法や正義だけでは判断できない善悪が登場人物を通して描かれているのが、この映画の凄いところ。非常に意味深なラストシーンも余韻がバッチリ残る。脚本の上手さ、映像表現、イランの社会情勢・・・などもっと書きたいことがたくさんあるのだが、あれやこれやがたがた言わなくても観てもらえればこの映画の凄さが理解できるはず。現代的なテーマ、普遍的なテーマを見事に融合した別離はお勧めです

別離 [DVD]
レイラ・ハタミ,ペイマン・モアディ,シャハブ・ホセイニ,サレー・バヤト,サリナ・ファルハディ
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映画 私が、生きる肌(2011) 衝撃的!です。

2013年01月12日 | 映画(わ行)
 毎回凝ったストーリー構成で楽しめるペドロ・アルモドバル監督の作品だが、意外にオチが大したことが無くて殆ど印象に残らない作品もあるが、今回紹介するアルモドバル作品の私が、生きる肌は衝撃的な結末が用意されており、忘れたくても忘れられない映画だ。

 世界的な権威を持つ整形外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)だったが、彼は自分の豪邸の個室に全身を肌色のストッキングの生地でまとった衣装を身につけた女性ベラ(エレナ・アナヤ)を監禁していた。
 ロベル(バンデラス)の妻は事故で亡くなったのだが、ベラ(アナヤ)は妻と瓜二つの顔をしていて、ロベル(バンデラス)もこっそりベラ(アナヤ)を監禁している部屋に入って愛を交わす。
 果たして、ロベル(バンデラス)は妻とよく似た顔の女性を無理やり拉致して監禁したのだろうか?それとも、ちょっと出会っただけの見知らぬ女性を誘拐して、得意の整形技術を施して妻とそっくりの顔に整形してしまったのだろうか?
 そこには想像を超える真相が隠されていた・・・

 一歩間違えれば変態の映画を感動的な恋愛作品に描いてしまうことが得意なペドロ・アルモドバル監督だが、本作品もその例から漏れない。
 アルモドバル監督自身が女以上に女心をわかっている男のゲイ監督。珍しく同性愛ではなく、すっかり精神が狂ってしまった男性と拉致監禁された女の異常な恋愛映画かと思ってたら、衝撃的な真相が明らかになる。この結末は果たしてハッピーエンドなのかアンハッピーなのか

 なんだか最近は驚くことが少ないと思っている人には私が、生きる肌はお勧めです

私が、生きる肌 [DVD]
アントニオ・バンデラス,エレナ・アナヤ,マリサ・パレデス,ジャン・コルネット
松竹


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アントニオ・バンデラス,エレナ・アナヤ,マリサ・パレデス,ジャン・コルネット
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 監督はスペイン映画の巨匠ペドロ・アルモドバル。前述したように女性以上に女性の気持ちがわかるゲイの監督。奇抜なストーリー、ちょっと性的に倒錯した登場人物が出てくる作品を撮るイメージがある。
 お勧めはオール・アバウト・マイ・マザー帰郷(ポルベール)。両作品とも一筋縄ではいかないストーリー展開を楽しめます。

 主演の整形外科医のロベルを演じるのがスペイン人のアントニオ・バンデラス。今やすっかりハリウッドのアクション・スターの印象が強いですが、彼のお勧めはロバート・ロドリゲス監督のデスペラードが、笑えて、セクシーで、使っている武器がオシャレで傑作です。

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映画 わが心のボルチモア(1990) アメリカンドリームの崩壊を描きます

2012年12月26日 | 映画(わ行)
 一攫千金の大チャンスが転がっていると言われるアメリカ合衆国だが、そんな物はハッキリ言って嘘。戦後の日本を支配したGHQの占領政策によって、アメリカは良い国だと多くの日本人は教えられた。そして多くの人がアメリカン・ドリームという言葉に憧れを持った。
 しかし、今は昔ほどでは無いにしても実際はあの国はWASP(ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタント)と呼ばれるエリート意識を持った白人連中が牛耳る極めて排他的な社会であり、アフリカ系の黒人は奴隷として扱われ、白人でもアイルランド系、イタリア系、ユダヤ系等のマイノリティに属する人たちは社会的に虐げられて、中国系、日系の黄色人種も単に労働力としての扱い。誰もが平等にチャンスがあるなんて言われるが、これだけ差別がまかり通っている国においては、チャンスを手に入れる前に潰される。

 だいたいゴールド・ラッシュにおける金を採掘したり、石油を発見したなどのような一攫千金で大金持ちなんて話に至っては、それこそ天文学的な確率での中からの成功者の人たちのことであり、その確率はジャンボ宝くじで1等を的中させるよりも、その数百倍(それ以上か?)は低い。
 個人的にはそんな低い確率を巡って争って勝ち上がっていく事をアメリカン・ドリームとして憧れる事など、ほとんどボケた人の戯言ぐらいにしか思えない。しかし、洗脳とは恐ろしいもので今やあの国は今日でも路頭に迷う生活者が増えているのに、日本人の中にはまだアメリカンドリームに憧れている人が多いのは本当に驚き。

 さて、今回紹介するわが心のボルチモアは東欧からアメリカに渡って来た家族の三世代の時の流れをユーモア、悲哀を交えつつ描かれる。
ストーリー構成は東欧からアメリカに渡って来たお祖父ちゃんが、まだ幼い孫にアメリカに来てから現在に至るまでの出来事を語るという構成。ところがこのお祖父ちゃんが孫に聴かせる話は、同じ話の繰り返しが多く、そして微妙に記憶がアヤフヤだったりでゆる~く笑わせる。

 果たして、東欧から夢と希望を抱いてアメリカに渡ってきたお祖父ちゃんのアメリカの暮らしとは如何なる物だったのか?
 1914年の7月14日、サム(アーミン・ミューラー=スタール)が東欧からアメリカに渡ってきたのはアメリカの独立記念日。その華やかな様子に、彼は夢と希望でいっぱいだった。
 彼は先にアメリカに渡ってきた兄弟たちと一緒に暮らし、壁紙職人としてくらしていた。
 やがてサム(アーミン・ミューラー=スタール)は同じ東欧出身の移民であるエヴァ(ジョーン・プローライト)と結婚し、息子ジュールス(エイダン・クイン)をもうける。
 さらにジュールス(クイン)はアン(エリザベス・パーキンス)と結婚し、2人の間にはマイケル(イライジャ・ウッド)が生まれる。
 それ以来、サム((アーミン・ミューラー=スタール)は孫のマイケル(ウッド)に東欧からアメリカにやって来てからの苦労話を語るのが日課となっていた。
 やがてジュールス(クイン)はいとこのイジー(ケヴィン・ポラック)と共同で家電販売店を経営するが、宣伝効果もあり、大繁盛しようとしていたのだが・・・

 
 この映画の大きな流れの見所として、アメリカに渡ってきた当初は兄弟四人を中心に結束が固かったのだが、故郷から父親を呼び寄せたり、それぞれが結婚して子供が産まれ、驚くほどの大家族になるにつれて、次第に家族がバラバラになってしまう所。
 兄弟の中でも勝ち組、負け組みが存在し、それが嫉妬を生み出し、つまらないことを切欠にバラバラになっていく様子は核家族化している日本社会に生きる者たちが見ても決して他人事ではない切なさを感じる。

 時々悲惨な事が起こったりするが、すぐにオチを入れて笑わせるなど暗い雰囲気は全く無い。最終的にはアメリカンドリームの崩壊を見せつけられるが、どことなくラストシーンはほんの少しの希望を感じさせる。
 ちょっぴり笑えて感動し、家族って良いなと思わせられるのは勿論のこと、移民としてのアイデンティティーが世代を重ねるごとにアメリカナイズされていく描写は上手いです。大家族って良いな~と感じることができるわが心のボルチモアはお勧めです

わが心のボルチモア [DVD]
バリー・レビンソン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


 監督は多くの名作を撮っているバリー・レヴィンソン。ロビン・ウィリアムズ酒主演のグッドモーニング、ベトナム、ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ競演のレインマン、ウォーレン・ベイティー主演のバグジー、ロバート・レッドフォード主演のナチュラル等、ノスタルジックな作品を撮らせると良い映画を作ります。
 他にマイケル・ダグラス、デミ・ムーア競演の大企業内でのパワハラ、セクハラを描いたディスクロージャーもお勧めです。

 主役のサムを演じるのがアーミン・ミューラー=スタール。大ベテランの俳優ですが最近でも悪役などで存在感を発揮しています。
 デヴィッド・クローネンバーグ監督のイースタン・プロミスがお勧め。他にトム・ティクヴァ監督のザ・バンク 堕ちた巨像、トム・ハンクス主演の天使と悪魔がお勧め。

 孫のマイケル役でイライジャ・ウッドがまだ少年ですが出演していました。代表作はロード・オブ・ザ・リングシリーズ。他にロバート・ロドリゲス監督のシン・シティでは無口な殺し屋を演じていたのが印象的です。

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映画 私の中のあなた(2009) 娘が母親を裁判で訴える

2012年11月21日 | 映画(わ行)
 当初は母娘の絆の固さを描いた映画ぐらいに思って観ていたのだが、そんな想像を遥かに超えて重いテーマが描かれていた。単なるヒューマンドラマでは無く、社会派ヒューマンドラマとでも言うべきか。
 観終わった後に、俺はどうしてこの世に産まれて来たのか疑問を感じてしまった。果たして俺は単なる偶然の産物なのか、それとも綿密な計算の基に産まれてきたのだろうか、ひたすら黙って自問自答する日々が続いている。
 
 ストーリーは11歳の女の子が実の母親を裁判で訴える。どうしてそんな年端もいかない女の子が母親を訴えるのか?そもそもそんなに悪い母親をキャメロン・ディアスが演じるってことがあるのか?

 11歳の女の子のアナ(アビゲイル・ブレスリン)は白血病に冒された姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)のドナーとして遺伝子操作によって産まれてきた。
 アナ(プレスリン)はこの世に産まれてきて以来、白血病の姉ケイト(ヴァジリーヴァ)の命を助けるために、輸血、臓器提供等、自らを犠牲にしてきた。

 ある日、腎不全に陥ったケイト(ヴァジリーヴァ)だったが、いつものように母親のサラ(キャメロン・ディアス)はアナ(プレスリン)の腎臓をケイト(ヴァジリーヴァ)に移植しようとする。
 ところが今回に限ってアナ(プレスリン)は、母親のサラ(ディアス)に反抗をする。アナ(ブレスリン)が言うには姉の命が縮んでも、『もう手術を受けるのは嫌で、自分のことは自分で守りたい』と思うようになったからだと言う。しかも驚いたことにアナ(ブレスリン)は勝率91%を誇る凄腕の弁護士キャンベル(アレック・ボールドウィン)を雇い、両親を裁判で訴える。

 それを聞いたサラ(ディアス)は大そう狼狽する。このままでは姉のケイト(ヴァジリーヴァ)が死んでしまう。そもそもケイト(ヴァジリーヴァ)が白血病に罹っているとわかって以降、家族を守るために弁護士というキャリアを捨てたのに、今更どうしてアナ(ブレスリン)はそのような理不尽なことを言い出すのか?実は仲が良さそうに見えていた姉妹だったのだが本当は仲が悪かったのか?それともこんなタイミングで急に反抗期が来てしまったのか?
 真実を知ったとき、観ている誰もが号泣する・・・

 移植ドナーなんて待っていたら、時間が足りないとばかりに遺伝子操作を手っ取り早く行うなんてことが本当にあるのか?と思いながらも、このストーリー性には大そう惹き込まれた。

 特にケイト(ヴァジリーヴァ)とアナ(ブレスリン)の間の兄弟であるジェシー(エヴァン・エリンソン)は必要かと思ったりしたが、今考えると脇役も大変重要な存在であることに気づいた。
 そして、所々で涙を誘うようなシーンもある。特にケイト(ヴァジリーヴァ)とテイラー(トーマス・デッカー)の白血病患者同士のやり取りは涙無しでは見ることができない。

 生きる意味を考えさせられ、母親の子供を想う気持ちを考えさせられ、家族の絆を考えさせられ、前向きに人生を過ごすことを考え、実はこいつらのやっている事って間違ってるじゃん、なんて色々な事を考えさせてくれる映画。
 暗くなりそうなテーマを扱っていますが、ユーモアがあったりで気分が滅入ることも無く、暖かい気持ちにさせてくれる私の中のあなたは、ぜひ観てください

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 監督はニック・カサヴェテス。彼の映画でお勧めはデンゼル・ワシントン主演のジョンQが良いです。
 最近はソフィア・コッポラ、ジェイソン・ライトマンなど二世監督が活躍していますが、この人も二世監督。ちなみにお父さんはグロリアで有名なジョン・カサヴェテスです。

 主演のサラを演じるのが今更説明不要なキャメロン・ディアス。本作品では殆どスッピンで通すなどお母さん役を熱演しています。
 彼女の代表作となるとマスクチャーリーズ・エンジェルになりますが、個人的にはダニー・ボイル監督、ユアン・マクレガー競演の普通じゃないの彼女がとても魅力的に感じます。
 ちょっと変わった作品では、ノーメイク?で髪の毛ボサボサで出演しているマルコヴィッチの穴は、ぜひお勧めしたい。

 まだ11歳なのに血液、臓器を提供し続けるアナ役にアビゲイル・ブレスリン。お勧めとなるとリトル・ミス・サンシャインは笑えて、感動できます。
 そしてサギ姉妹を演じたゾンビ・ランドもお勧めです。

 凄腕弁護士でアレック・ボールドウィン出演しています。最近はすっかり太ってしまいコメディが板についてきましたが、実は昔は格好良かった。そんな格好良かった頃の作品ではショーン・コネリー共演のレッド・オクトーバーを追え!がお勧めです。
 格好良さとは別にティム・バートン監督のビートルジュースもお勧めです。

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映画 ワイルドバンチ(1969) とにかくハートが燃えます

2012年10月10日 | 映画(わ行)
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 ハリウッド映画と言えば勧善懲悪型のアクション映画が好まれる傾向がある。たしかにその路線を僕自身は否定しないし、それはそれで見応えがある映画はたくさんある。しかし、今回紹介する映画ワイルドバンチは悪役が悪役に追いかけられ、さらに悪役が別の悪役に討ち入りする。早い話が善人なんかは1人も出てこない悪者オンリーの作品だ。
 しかも、この映画は西部劇というのがミソ。西部劇で活躍するガンマンと言うのは、主役は善人でありヒーローだと相場が決まっていた。悪党をぶっ殺す正義を体験するヒーローはまさにアメリカの象徴。そんな正義の仮面を被ったアメリカ、いや西部劇のヒーローを排除して、悪党同士のガチンコ対決が観ることができる。
 1960年代後半においてベトナム戦争の泥沼に入り込んでしまったアメリカ社会の変遷が、アメリカの伝統、誇りである西部劇ですら大きく変わってしまったことの意味を考えるのもなかなか楽しいこの映画の観方だろう。

 冒頭から強面ばかり集まったワイルドバンチと呼ばれる強盗集団と、それを待ち構える腕利きガンマン達との銃撃戦が凄い。通りすがりの女、子供を巻き込んでの銃撃戦は大量の弾丸が飛び交い、眠たい人はきっと目が覚めるはずだ。
 個人的には最も面白いアクション、銃撃戦が観られる映画だと思っているのだが、何と言ってもこの映画の最大の見所は、あくどいメキシコ政府軍を懲らしめるために、決死の覚悟でワイルドバンチの4人のおっさんが総勢何百人もいる敵の真っ只中に飛び込んでいくシーン。本当につまらないことのためにわざわざ自分の命を捨ててまで戦いを挑むシーンは、男性諸君は誰もがハートが熱くなるはずだ。一方女性からみれば『何のために戦ったの?』と全く理解不能かもしれない?

 最近は自らの保身ばかり気にする弱すぎる男性が多いが、男には命よりも守らなければいけない大切なことがあることを教えてくれるワイルドバンチを紹介します

ディレクターズカット ワイルドバンチ 特別版 [DVD]
サム・ペキンパー,ウォロン・グリーン,ウォロン・グリーン
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 テキサス州において、パイク(ウィリアム・ホールデン)を首領とする強盗集団”ワイルドバンチ”は鉄道会社の銀貨を盗み出そうとする。しかし強盗計画は罠であり、待ち伏せをしていたガンマンから襲撃を受けてしまう。そのガンマンの中にはパイク(ホールデン)のかつての仲間であったソーントン(ロバート・ライアン)の姿があった。
 命からがら逃げたワイルドバンチの一行はメキシコへ逃げるが、ソーントン(ライアン)を中心とする賞金稼ぎたちも追いかけてくる。マパッチ将軍(エミリオ・フェルナンデス)率いるメキシコ政府軍の中にワイルドバンチの面々は逃げ込む。
 彼らはマパッチ将軍(フェルナンデス)からアメリカの軍用列車を襲い、大量の武器を盗み出すことを大金と引き換えに依頼され、実行するのだが・・・とにかくハートが熱くなるガンファイトは映画を観てください



 スローモーションを使ったアクションシーン、撃たれても撃たれてもなかなか死なないなどこの映画はジョン・ウー監督の作品に大きな影響を与えていると思います。ちなみに今回紹介したワイルドバンチは僕が観た映画の中で2番目に好きな映画です

 監督は多くのバイオレンス映画の傑作を生み出したサム・ペキンパー。この監督のお勧めはスティーヴ・マックイーン主演のアクション映画ゲッタウェイ、死体の首争奪戦?が楽しいガルシアの首、ちょっとお馬鹿な男女を通して、失われていく西部の時代を描いた砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード、リー・マーヴィンの高笑いが怖い戦争映画戦争のはらわた、ダスティン・ホフマン主演のたった一人ぼっちでヤケクソになりながらも多数の悪党と戦うわらの犬など。

 ワイルドバンチの首領パイクを演じるのがハリウッド黄金期の大スターウィリアム・ホールデン。本作品では見た目からして怖い顔ですが、元々は二枚目スターとして活躍。ビリー・ワイルダー監督の麗しのサブリナ第十七捕虜収容所、デヴィッド・リーン監督の反戦映画の傑作戦場にかける橋、シドニー・ルメット監督のネットワークなど多くの名作に出演しています。

 パイクの頼れる仲間であるダッチを演じるのがアーネスト・ボーグナイン。けっこう最近、95歳でお亡くなりになられました。合掌。
 実はこの人も多くの名作に出演しています。フレッド・ジンネマン監督の反戦映画の傑作地上より永遠に、ちょっとブサイクだけれど、心は優しいなかなか結婚できない男を演じたマーティ、周囲に何も見当たらない砂漠から墜落した飛行機で脱出しようとする飛べ!フェニックス、豪華客船が航海中に真っ逆様にひっくり返るパニック映画ポセイドン・アドベンチャーなど。

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