ザ・競馬予想(儲かるかも?)

競馬予想(三連単予想)をします(主に重賞)。しかし、最近は映画の記事が多いかな?

競馬 スプリンターズS予想 GⅠにしてはペースが遅そう

2012年09月29日 | 競馬予想

スプリンターズS予想


 今年も香港馬が尖閣諸島ではなく、スプリンターズSを狙って来日してきた。特にラッキーナインは日本の馬にとっては相当な強敵。去年も同レースに出走してきたが、直線で不利があったので度外視できるし、前走の安田記念は大敗したが距離的に参考外。日本でのレース経験もあるし、休養明けと言えども力を発揮できるだろう。何と言っても日本馬が参戦しても歯が立たない香港スプリントCの覇者。あまりにも人気が無さ過ぎの気がするのだが。
 ◎  5 ラッキーナイン
 ▲ 11 パドトロワ
 ▲ 13 ダッシャーゴーゴー
 ▲ 16 ロードカナロア
 △  6 エーシンヴァーゴウ
 △  8 スプリングサンダー
 △ 14 カレンチャン
 △ 15 エピセアローム
 ×  3 ドリームバレンチノ

 僕の本命は充分に強さがわかっている5番のラッキーナイン。今年はメンバー的にそれほど早いペースにもなりそうにないし、この馬のスピードなら普通に先行できるだろう。枠順も良いし、外枠に先行馬が揃ったことを考えると、最内をロス無く回っての好位抜け出しが望める理想的な枠順、枠の並び。去年の悔しさをアッサリと晴らしそう。
 
 単穴には3頭挙げる。まずは11番のパドトロワ。恐らくこの馬が逃げるだろう。最近のスプリンターズSの傾向として、少々の早いペースでも逃げ馬が粘る。ましてや今回は他に逃げ馬が見当たらず、展開利が見込める。去年のレースでは逃げて2着に粘っているが、今年の方が充実度は上。勝つチャンスは充分にある。
 次に13番のダッシャーゴーゴーを挙げる。前走のキーンランドCは逃げたパドトロワを捉え切れなかったが、内容は勝ちに等しい内容。一時期スランプ状態だったが、状態は戻ったと思って良いだろう。本来の能力を発揮すればGⅠのこのメンバーでも好勝負どころか勝つチャンスもある。
 次に16番のロードカナロア。大外枠に入ったのはチョッとマイナス。しかし抜群にスタートが上手な馬。もしかしたら二番手ぐらいからのレース運びになるか。最近は勝ち味に遅いのが不安だが、勝負強い岩田ジョッキーならGⅠホースに導く可能性は充分。

 穴馬で面白いのが6番のエーシンヴァーゴウ。チョッと近走は不甲斐ないレースが続いているが、去年の同レースでは3着に来ているなど侮れない馬。楽に好位をキープできるスピードがあるし、本来の調子が戻れば勝てないまでも2着ぐらいに飛び込んで来ても驚けない。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 5
 2着 6、8、11、13、14、15、16
 3着 3、6、8、11、13、14、15、16 

買い目 三連単フォーメーション
 1着 11、13、16
 2着 5
 3着 3、6、8、11、13、14、15、16        合計 70点

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映画 エル・スール(1983) スペイン語で『南』という意味です

2012年09月27日 | 映画(あ行)
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 誰にでも他人に言えない秘密があるが、俺にも他人に打ち明けられない大きな苦悩を抱える秘密が・・・う~ん、しばらく考えてみたが思いつかなかった。今回紹介するスペイン映画エル・スールは少女から大人に駆け上がろうとする多感な時期にある女性が、誰にも決して打ち明けることが出来ない、と言うよりも打ち明けても解決できそうにない苦悩を抱えたお父さんとの思い出を回顧するストーリー。

 使いようによっては、莫大な金持ちになれそうな特殊能力を持っているお父さんなのに、案外ショボイことで悩みまくっている。果たしてこのウジウジしたお父さんは性格に問題があるのか、それとも深刻なノイローゼに罹ってしまったのか
 だが何時まで経っても初恋の人が忘れられない男性ならば、きっとこのお父さんの絶望的なまでに苦悩するお父さんの姿に共感することができるはず。まるで何の悩みのないノーテンキな俺でも、ウジウジしたお父さんの姿に特に違和感を感じなかった。羨ましくなるほどの特殊能力ですら全く役に立たないことに、ひたすら虚無感が漂ってくる。

 そして、少女時代においては特殊能力を使うお父さんを大好きだった娘が、次第に成長していく様子の変化が巧みに描かれている。まるで神様のような絶対的な存在である父親だったのに、次第にお父さんの過去を知るにつれて、なんだかお父さんがとっても苦しそうだと気付いていく描写は女性の成長していく姿の象徴的シーン。
 この映画を観終わった後に誰もが、父と娘のレストランでの会話シーンを思い出し、胸が締め付けられるほどの悲しみを感じることが出来るはずだ。

 そして実はスペインというのは案外、複雑な事情を抱えている国。スペイン内乱バスク独立運動など歴史的、民族的な問題でいつ爆弾が破裂しても不思議では無い国。どうしてサッカーにおいてバルセロナFCレアル・マドリードという超有名世界的ビッグクラブを二つを擁しながら、やっと今頃になってサッカーW杯に優勝したのかがなんとなく理解できる。

 そんなスペイン内乱の影を大きく感じることができ、ヨーロッパ映画らしい綺麗な映像に酔いしれることができるエル・スールを紹介します

エル・スール [DVD]
オメロ・アントヌッティ,ソンソレス・アラングーレン,イシアル・ボリャン,オーロール・クレマン,ロラ・コルドナ
東北新社


ビクトル・エリセ DVD-BOX - 挑戦/ミツバチのささやき/エル・スール
アナ・トレント,フェルナンド・フェルナン・ゴメス,オメロ・アントヌッティ,オロール・クレマン
紀伊國屋書店


 15歳の女性であるエストレリャ(イシアル・ボリャン)は、なんとなく嫌な予感がしていた。しかし、その予感が現実の物になってしまう。彼女は父との思い出を振り返る。エストレリャ(イシアル・ボリャン)は7歳?の時に父アグスティン(オメロ・アントヌッティ)に連れられて、母フリア(ロラ・カルドナ)と一家3人でスペインの南部から北部へやってくる。
 父アグスティン(オメロ・アントヌッティ)は振り子を使って水脈を発見するなど特殊能力を持っているがエストレリャ(イシアル・ボリャン)は、そんな父アグスティン(オメロ・アントヌッティ)を尊敬し、また大好きであった。

 エストレリャ(イシアル・ボリャン)が初聖体拝受式のために、スペイン南部から父アグスティン(アントヌッティ)の母親ドナ・ロサリオ(ジェルメーヌ・モンテロ)と乳母ミラグロス(ラファエラ・アパリシオ)がやって来る。その夜エストレリャ(イシアル・ボリャン)はミラグロス(ラファエラ・アパリシオ)から父アグスティン(アントヌッティ)の南部で暮らしていた時の出来事を教えてもらう。それ以来、エストレリャ(イシアル・ボリャン)は父アグスティン(アントヌッティ)の過去の苦悩を次から次へと知ってしまうことになり・・・思わず絶句してしまいそうになる絶望的シーンがありながらも、ほんの少しの希望を感じる事ができますので、ぜひ映画を観てください



 実はこの映画を二十年前にも観ていますが、まるで印象に残っていませんでした。しかし知り合いから、とても良かったですよと言われて再見する気になりましたが、本当に良い映画でしたなんだか僕も二十年間を無駄に生きていたのでは無い事が証明されたようで嬉しいです。

 監督は10年に1回の割合で作品を発表するスペインの巨匠ビクトル・エリセ。名作の誉れ高いミツバチノささやき、そしてマルメロの陽光あたりが有名。
 両作品とも観ていますが、前者は俺の芸術を理解するレベルが低すぎるのか、正直何処が良いのかよくわかりませんでした。男性の僕が観て喜ぶような映画ではなかった気がします。後者はひたすら画家が絵を描くシーンを延々と見せられるのですが、かなり退屈でした。
 もしかしたら両作品とも再び観ると、一気に僕の中での評価が変わるかもしれないです。

 ウジウジ父さんを演じたのがオメロ・アントヌッティ。タヴィアーニ兄弟監督のグッドモーニング・バビロン! 父 パードレ・パドレーヌなど名作に多数出演している名優です。個人的にちょっと怖いお父さんを主に演じている印象があります。比較的最近ではスパイク・リー監督のセントアンナの奇跡に出演していました

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映画 トスカーナの贋作(2010) 現実と虚構の狭間で揺れています

2012年09月22日 | 映画(た行)
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 どうも最近は楽しい夢を見ることが多い。豪邸に住んでいて、大金持ちで、ハーレム状態で、しかも旅行、競馬、ゴルフ、麻雀三昧の日々。そして目が覚めても気分がなかなか夢の状態から抜け出せない。なんだ俺は貧乏だったんだと気付くのは、今日も仕事に行かないといけないんだと考えてしまった時。そして俺は毎日、猛烈なウツ状態に襲われるのだ。どうせなら一生眠り続けたい。
 果たして、夢の中の生活と実際の生活の落差に苦しみ、もがき続ける俺は相当な精神的な病に襲われているのか、もしかして夢の中の生活が実生活で、実際の生活が夢の中なのか自分自身の頭がかなりおかしくなっていることに気付いた時に観た映画が今回紹介するトスカーナの贋作です

 
 さてストーリーは男性作家とギャラリーを営む女性が、本物と贋作について議論していく内に、2人の間で現実と虚構の世界が曖昧になっていき、まるで夫婦同士のような関係になっていく話。お互いに見知らぬ同士だったはずなのに、突然夫婦プレイが始まり出し、俺の頭の中は混乱に陥ってしまった。
 アレレ~、この2人は実は夫婦だったのか?もしかしてこの2人は魔法にでもかけられてしまったのか?本物の夫婦よりも、夫婦らしく見える2人の男女の姿に我々はこの映画を観終わった後、どのような感想を持つのか

 ヒステリックなぐらいにわめき散らす女性、困惑しながらもそんな女性をしっかりと受け止めようとする男性。男女の違いが、そして男女のあるべき姿がよく伝わってくる。そして現実と虚構の区別に果たしてどれだけの意味があるのかを考えさせられるトスカーナの贋作を紹介します

トスカーナの贋作 [DVD]
ジュリエット・ビノシュ,ウィリアム・シメル
キングレコード


 イタリアのトスカーナにおいて、本物と贋作について書かれた新作を発表した英国人作家のジェームス(ウィリアム・シメル)が講演に来ていた。彼の講演を聞きに来ていたギャラリーを営む女性(ジュリエット・ビノシュ)は息子に急かされるように退席する。その時彼女(ジュリエット・ビノシュ)は自分のギャラリー店の住所を記したメモを残していた。

 早速彼女(ビノシュ)のギャラリー店を訪れたジェームス(シメル)。2人は車でトスカーナの名所を廻るドライブに出かけるが、車内で2人は本物と贋作についての議論で白熱してしまう。2人は立ち寄った喫茶店で女性店員から夫婦だと勘違いされたことを切っ掛けに、まるで長年連れ添った夫婦の如く2人は振る舞ってしまうが・・・中年男女の意味深な恋愛模様はぜひ映画を観てください



 会話中心の映画なので少々退屈するかもしれませんが、なかなか人生の勉強になるような奥深い台詞が色々と出てきます。中年に差し掛かった男女にお勧めです。

 監督はイラン映画の魅力を世界に知らしめた今や世界的巨匠の存在であるアッバス・キアロスタミ。ちなみに僕は彼の映画は1本だけ観ましたが題名を全く思い出せません内容はイランの大地震に遭った友達を、お爺ちゃん?と一緒に訪ねるような内容だったと思います。誰かわかる人は教えてください。

 ギャラリーを営む女性主人公を演じるのはジュリエット・ビノシュ存在の耐えられない軽さではメチャクチャ可愛いかったですが、40歳代半ばを超えた本作品ではすっかり良い感じに年齢を重ねています。ちなみに彼女の主演作品でお勧めはラッセ・ハルストレム監督のショコラ。なんだかとっても素敵な気分になれる映画です。

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映画 大人は判ってくれない(1959) 少年時代を回顧して

2012年09月20日 | 映画(あ行)
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 いや~本当にあの頃に戻りたい。だけど小学校、中学校時代には戻りたくないな。なぜなら答えは単純で面白くなかったから。本当にその頃は我慢の連続で息苦しくて仕方がなかった。だから青春映画と呼ばれる映画を観ても、スポーツや友情や恋愛にエネルギーを使うみたいな映画を観ていても、今ひとつ個人的に気分が良くない。意外に俺みたいに少年時代は不満だらけだった人は多いかもしれない
 そんなロクでもない少年時代を観る事ができる映画が、今回紹介するフランス映画大人は判ってくれない

 この映画の主人公の12歳の少年はなかなか悪い子供。授業中は裸の女性の写真?を回しては先生から怒られ、そして成績も悪い。家に帰れば、うだつのあがらないお父さんと、うるさい母親の口げんかを毎日聞かされ、勉強できる環境ではないために宿題をやらない。
 そして学校をサボってしまっては、学校を休んだ理由に『母親が死んだから』と平気で嘘をつく少年が主人公だ。そして父の話をこっそり聞いて、父の会社にタイプライターがある事を知ると、こっそり盗んで売り飛ばしてお金にしようとするような、どうしようもなく悪い少年だ。とにかくこの少年のすることは空回りしまくり悪循環から逃れられない。
 確かに子供も子供だが、親も親。お母さんが見知らぬ男とチュ~しているところを偶然にも見つけてしまったら、さすがに12歳の子供にはショックが大きい。

 実はこの映画は、堕落した子供を徹底的に非難する映画ではない。今や立派になった大人が自らの少年時代を振り返り、『私の子供時代はもっとマシだった~』『私が子供だった時はもっと悪い子だった~』のような感想を持ったり、まだ幼い子供がいる人にとっては『自分の子供だけはこんな出来の悪い子供に育てないようにしよう』と心に誓う人もいるかもしれない。
 しかし、一般的な見方としては親から見捨てられた少年の姿に大きな余韻が残る映画。ラストシーンはただカメラが子供の表情を撮っているだけだが残酷さが滲み出てくる。

 古い映画だけれど、子供の教育は古今東西問わずにあることを実感することができる大人は判ってくれないを紹介します

あこがれ・大人は判ってくれない〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選1〕 [DVD]
フランソワ・トリュフォー,マルセル・ムーシー
日本ヘラルド映画(PCH)


 12歳のアントワーヌ(ジャン・ピエール=レオ)は学校ではいたずらが過ぎて、先生に怒られてばかり。家に帰ると両親はケンカばかりしている。
 そんな毎日の繰り返しにアントワーヌ(ジャン・ピエール=レオ)は嫌気がさしてしまっている。

 ある日、アントワーヌ(ジャン・ピエール=レオ)は学校へ行く途中に友達と出会ってしまい、一緒に学校をさぼってしまう。日頃のウップンを晴らすことが出来たと思いきや母親が見知らぬ男とキスをしている場面に出くわしてしまう。
 そのことを切っ掛けにアントワーヌ(ジャン・ピエール=レオ)の悪行は益々エスカレートしてしまい・・・余韻がバッチリ残るラストシーンはぜひ映画を観てください



 少年時代というか、青春時代を描いた映画としては熱くなる内容よりもグダグダした感じの方がなんとなく客観的に観ることが出来るので好きです。そんな青春映画としてジム・ジャームッシュ監督のストレンジャー・ザン・パラダイス、フェデリコ・フェリーニ監督の青春群像はお勧めです。

 監督は1950年代後半のフランス映画のマンネリ化を打破するかの如く起きたヌーヴェルバーグを代表する1人であるフランソワ・トリュフォー。今回紹介した大人は判ってくれないは彼の長編映画デビュー作品であり、彼がまだ27歳の時の作品です。
 トリュファー監督のお勧め作品として、活字による表現の自由を禁止した意味深な世界が描かれている華氏451、本人も映画監督の役で出演している映画愛が詰まったアメリカの夜が良いです。

 アントワーヌを演じたジャン・ピエール=レオは本作品ではまだ本当に子供ですが、前述したトリュフォー監督作品アメリカの夜では、すっかり成長した姿を見せてくれます。

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映画 女の都(1980) イマジネーション豊かです

2012年09月16日 | 映画(あ行)
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 電車を利用することが多いが、乗車席に座って外の風景をボッ~と見ている時間がけっこう好き。特に電車の中から見る田舎の景色を見ていると、ちょっと感傷的になっている自分の新しい面が発見できたりして良い気分になるのだ。
 つい最近も電車に乗っていて、いつもの如く外の景色を見ていたら、僕の前にとっても綺麗で胸の大きい女性が座ってきた。その瞬間から俺は外の景色を見ながらも、頭の中は目の前に座っている女性のことで精一杯で外の景色は全くどうでもよくなってしまった。こんな気持ちは女性は全く理解できなくても、男性諸君ならば大いに賛同してくれるはずだ。

 さて、今回紹介する映画女の都は、まさにそんな俺みたいな外の景色よりも目の前に座った女性が気になって仕方のない男性が主人公。しかし、この男性が俺と違うのは年齢が初老に達するぐらいの年配というだけでなく、目の前に座っていた女の人が電車から降りると自分も電車を降りて、女の人を追いかけてしまうところ。流石の俺でも、わざわざ当初の目的を変更してまでも電車を降りてストーカー行為には及べない。
 電車を途中下車してまで、森林深くまで女性を追いかける男性主人公にさまざまな悪夢が襲い掛かるのがだが、果たしてこれは世の中のエロい男性に向けたお仕置きを目的とした映画なのか?、それともいつまで経っても頭の中はエロイことばかり考えている男のアホさを女性に理解してもらうための映画なのか?

 綺麗な女性にフラフラ付いていくかと思えば、男性の強敵であるフェミニストの女性に攻撃されかかったり、年を増した太ったおばさんから逆レイプを喰らいそうになったり、ラリッタ女性たちが乗った車に轢かれそうになったり、お尻の綺麗な美少女についつい喜んで付いて行ったり、巨根博士の女性1万人斬り達成記念に紛れ込んだら、その中に自分の奥さんが居た等等、情けない男性の行動及び頭の中を描いた映画だが、一体全体どのような人が今回紹介した女の都を楽しめるのか

 しかし、前述したような素っ頓狂な出来事を意外にも楽しめる人がいるかもしれないと同時に、実は映画史に偉大なる監督として名を遺すフェデリコ・フェリーニ監督の豊かなイマジネーションを楽しむための映画というのが、この映画の正しい見方。そのイマジネーションが猥雑だったり、理想の女性を求めすぎたり、男にとっては虚しい現実であったり、ちょっと驚いたり笑えたりでフェデリコ・フェリーニ監督の内面が赤裸々に語られている非常に興味深い作品になっている。

 とにかくフェデリコ・フェリーニ監督の初期の傑作群に大いに感動した人、男性でエロい人、男性の考えていることを理解したい女性にお勧めしたい女の都を紹介します

女の都【HDマスター】 [DVD]
マルチェロ・マストロヤンニ,アンナ・ブルクナル,エットレ・マンニ,ドミニク・ラブリエ
IVC,Ltd.(VC)(D)


女の都 【HDマスター】[Blu-Ray]
マルチェロ・マストロヤンニ,アンナ・ブルクナル,エットレ・マンニ,ドミニク・ラブリエ
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 電車の中から心地良く外を眺めていたスナポラツ(マルチェロ・マストロヤンニ)の前の席に、サングラスを掛けたイカシた女性が座る。その女性を好奇心旺盛で見ていたスナボラツ(マストロヤンニ)だったが、彼女がトイレへ行こうと立ち上がると、スナボラツ(マストロヤンニ)も一緒にトイレまで付いて行ってしまう。
 トイレの中で行為に及ぼうとしていたのだが、途中で女性は下車してしまい、森林の方へ向かって歩いていってしまった。
 
 すっかりこの女性に興味を持ってしまったスナボラツ(マストロヤンニ)もまるで釣られるかのように途中下車して、女性を森林まで追いかけていくが、大きなホテルにたどり着く。ホテルの中に入ると、先ほどの女性の姿も見えたが、他にもたくさんの女性が居て大喜びのスナボラツ(マストロヤンニ)だったが・・・女好きの男性に次々襲いか掛る悪夢の様子は映画を観てください



 監督は前述したようにイタリア映画に燦然と名を遺す巨匠中の巨匠フェデリコ・フェリーニ。個人的には大好きな監督。特に初期作品の青春群像ガビリアの夜甘い生活に到る作品は個人的にベスト100に入るほど好きな作品。
 8 1/2以降の作品も非常に評価の高い作品を撮り続けていますが、突拍子なイマジネーションは凄いと思うものの、初期作品に見られる心の奥底まで震える感動的な部分がすっかり抜けてしまったのが残念に思います。

 主演のマルチェロ・マストロヤンニはイタリアを代表する名優。ひたすら女タラシの人物を軽妙に演じる印象が強いです。多くのフェデリコ・フェリーニの作品に出演していますが、前述した甘い生活における主人公が虚無感に襲われる様子が、日本人が想像するローマではなくて、廃墟と化したローマが描かれていて興味深く、お勧めです。
 他にヴィットリオ・デ・シーカ監督、ソフィア・ローレン共演の名作ひまわりはあの音楽が有名ですが、戦争によって引き裂かれる男女の姿に感動するお勧め作品です

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映画 アンダーワールド(2003) ヒロインが格好良いです

2012年09月13日 | 映画(あ行)
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 古典的モンスターの代表格であるヴァンパイア(吸血鬼)一族と狼男族が生き残りを懸けた戦いを繰り広げるストーリーだと思って観ていたら、なんだか途中からヴァンパイア一族が仲間割れ。ケイト・ベッキンセイル演じる呪われた宿命を背負う美人ヴァンパイアが孤軍奮闘で、狼男軍団と格好良い男を取り合う展開に発展してしまう。しかし、単純なストーリーかと思いきや、ヴァンパイアの掟、裏切り、モンスター族の祖先のカギなどがテーマに含まれ、少しばかり奥が深くなっている。

 この二つの種族が戦うとなれば、目を背けてしまうほどの壮絶な噛みつき合いを見ることになるのかと思っていたら、意外にもちょっとハイテクな銃で激しく撃ち合っていた。確かに噛みつき合いよりも、銃で撃ち合う方が子供受けしやすくて楽しいのは明白だ。

 ちなみに美人女優として誉れ高い主役のケイト・ベッキンセイルは黒いレザー服に身を包み、二丁拳銃を使いこなすシーンは非常に格好良い。そして華奢な体つきながら、とても怖そうなモンスターに立ち向かっていく姿は悲壮感、孤独感が漂いまくり思わず俺が守ってやるなんて思ってしまう。まあ、はっきり言ってヴァンパイアなんかを守ろうとすると噛み付かれてしまうのがオチになってしまうが。

 そしてひたすら暗い画面はダークな世界観を醸し出すことに成功し、気分的な爽快感は全くないが、そのスタイリッシュな映像を気に入る人は多いのではないだろうか。ちょっと健康的な女性より、病的な女性が好きと言う人にお勧めしたいアンダーワールドを紹介します

アンダーワールド スペシャル・エディション [DVD]
ダニー・マクブライド
ハピネット・ピクチャーズ


アンダーワールド [Blu-ray]
ケイト・ベッキンセール
ギャガ・コミュニケーションズ


 ヴァンパイア族(吸血鬼)とライカン族(狼男)の数百年間にも及ぶ戦いが続くが、その戦いもヴァンパイア族の勝利で終わるまでもう一歩というところまで来ていた。ライカン族を処刑する腕利きの女ヴァンパイアのセリーン(ケイト・ベッキンセイル)は、街をうろつくライカンを追跡をしていたが、地下鉄内においてライカンと壮絶な銃撃戦を繰り広げる。
 逃げるライカンを地下の奥深くまで追いかけたセリーン(ベッキンセイル)だったが、彼女はそこでたくさんのライカンの悲鳴を聞くことになる。まだまだ多くの生き残りのライカンがいることを彼女は痛感してしまう。

 セリーン(ベッキンセイル)は早速、ヴァンパイア族のアジトへ戻り、リーダーのクレイヴン(シェーン・ブローリン)に多くのライカンが生き残っていることを報告するが、レイヴン(ブローリン)は彼女の話に耳を貸さない。
 さらにライカンが人間のマイケル・コーヴィン(スコット・スピードマン)を捕える計画を立てていることを知り、セリーン(ベッキンセイル)はマイケル(コーヴィン)の自宅へ向かうが・・・とっても綺麗で格好良いケイト・ベッキンセイルは、ぜひ映画を観てください



 監督はレン・ワイズマンアンダーワールドシリーズを、ほぼ全編に渡って監督をしているヒットメーカー。他にブルース・ウィルス主演の大ヒットシリーズのダイ・ハード4.0はかなり楽しめる娯楽映画です。最近はアーノルド・シュワルツネッガー主演のカルト的アクション映画の同名作品のリメークであるトータル・リコールを撮っています。

 主演の女ヴァンパイアのセリーン役はケイト・ベッキンセイル。実はこの人は監督のレン・ワイズマンとこの作品をきっかけに結婚してしまいました。この人を一躍有名にした反日アクション巨編映画パール・ハーバーが印象的。他に本作品とは逆にヴァンパイア退治のお手伝いをするヴァン・ヘルシング、意外に面白かったホラー映画モーテルなどがあります。

 狼男族(ライカン)から狙われるマイケル・コーヴィン役のスコット・スピードマン。サラ・ポーリー主演の死ぬまでにしたい10のことで、ありがた迷惑なセックスの相手役で出演していました。

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映画 王妃の紋章(2006) これぞ中国映画です

2012年09月10日 | 映画(あ行)
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 9月9日は重陽の節句。別名は菊の節句。どうやら、この日は中国にとっては縁起の良い日であるらしい。今まで9月9日なんて別に何とも思わなかったのだが、これからは個人的にお祝い事をする日に決めた。
 さて、今回紹介する王妃の紋章は中国のが終わった五代十国時代を舞台にした超豪華歴史絵巻。内容は、ある王家のファミリーの単なる内輪でのもめ事を、ざっと一万人以上の人々の命を巻き込む大袈裟な家庭内喧嘩。たかがその程度のことぐらいは本人同士で解決しろよと思ったりするが、そんなことに駆り出される一兵卒の気持ちを考えたら、本当にお気の毒としか言いようがない。
 中国の歴史劇を装っていながら、家族の仲の絆はボロボロで、一族郎党皆殺し、大量殺戮の様子を見ていると、あの国は昔から今まで大して変わっていないことがよくわかるし、中国の本質がよくわかる。

 大袈裟なのは家庭内喧嘩だけでなく、キラキラ光る衣装も凄い。寄せて上げての金ピカ衣装は男性目線でなくても違和感がありまくり。歴史劇映画の楽しみに、世間離れしたコスチューム・プレイがあるのは確かだが、これだけかゆい所にもカネが掛っているのを見せ付けられると、流石に拒絶反応を起こす人も出てくる。

 そして、重陽にちなんだ菊の数量が凄い。これだけの菊を集めるのは大変だっただろうなと思っていたら、アッサリ菊をメチャクチャにしてしまい、サッサと片付けてしまうあたりは非常に拍子抜け。本当にあの国に対しては、つまらない心配をするだけ馬鹿をみる事がよくわかった。
 まさにチャイナ・パワーが炸裂しているのが、全編を通して伝わってくる。

 中国のことを偏見で見ている人間にはアレコレと色々と考えてしまうが、とにかくアクションも衣装もセットも派手なのが好きという人にはお勧めできる王妃の紋章を紹介します

王妃の紋章 デラックス版 [DVD]
チョウ・ユンファ,コン・リー,ジェイ・チョウ,リウ・イェ,チン・ジュンジエ
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 中国、唐が滅んだ後の五代十国の時代、戦争もなく民が平和に暮らしているある王朝が舞台。国王(チョウ・ユンファ)と王妃(コン・リー)の仲は完全に冷え切っており、王妃(コン・リー)は前妻の息子である皇太子・祥(リウ・イエ)と数年に渡り不倫をしていた。国王(チョウ・ユンファ)は王妃(コン・リー)に毎日、決まった時刻に薬と称して遅効性の毒を飲ませていた。王妃(コン・リー)もそのことに薄々と気付いていたが、飲み続けていた。

 永久の繫栄を願う日である重陽の日(9月9日)を前に、久々に僻地で修行に出ていた第二王子・傑(ジェイ・チョウ)が帰ってくる。久々に王宮に国王(チョウ・ユンファ)、王妃(コン・リー)、皇太子・祥(リウ・イエ)、王妃(コン・リー)が産んだ第二王子・傑(ジェイ・チョウ)、そして第三王子・成(チン・ジュンジエ)が揃う。
 久々に再会した王妃(コン・リー)と第二王子・傑(ジェイ・チョウ)だったが、傑(ジェイ・チョウ)はすっかり衰弱してしまった母の様子に驚くが、病を押しながらも菊の刺繍をする母の姿に悪い予感がしていた。

 皇太子・祥(リウ・イエ)は王妃(コン・リー)と不倫を続けながらも、宮廷医の娘である蒋嬋(ジァン・チャン)と付き合っていたのだが、そのことが王妃(コン・リー)にバレてしまい、彼女が宮廷内に放つ密偵と出会うが・・・。

 王宮内において各人の様々な陰謀が絡み合う中、ついに重陽の節句の日の豪華な宴が近づいてくる。しかし、意外な人物までもが陰謀に加担してくるが・・・ハデハデな戦闘シーンは、ぜひ映画を観てください



 監督は中国のと言うより、世界的巨匠のチャン・イーモウ紅いコーリャンHERO等では強烈な色彩表現はこの監督の個性が光る。本作はそんな監督の強烈な色彩表現が遺憾なく発揮されています。
 この監督のお勧めはチャン・ツィー主演の初恋のきた道が、中国人の純朴さがよく描かれ、とっても素敵な映画です。

 国王を演じた主演はチョウ・ユンファ。この人のお勧めはジョン・ウー監督の男たちの挽歌シリーズが良いです。個人的には狼・男たちの挽歌・最終章は、とても熱い映画。この映画は本当に燃えます。

 いつも辛そうな表情ばかりしていた王妃にコン・リー。本作の時には既に40歳を超えていますが、デビュー作品が紅いコーリャンであるように若い時は、チャン・イーモウ監督作品の常連でした。チャン・イーモウ監督作品では活きるが中国の激動の近代史が描かれていて、見応えがあります。
 この人のお勧めはチェン・カイコー監督のさらば、わが愛/覇王別姫。僕が観た中国映画では最も好きな映画です。

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映画 さすらい(1957) せっかくモテモテなのに

2012年09月08日 | 映画(さ行)
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 最近のイタリア映画は本当に大したことが無いと言うより、ほとんど観る機会さえ無い状態だが、1940年代後半から1960年代前半にかけてのイタリア映画の凄さは奇跡的。今回紹介する映画さすらいもそんなイタリア映画の黄金期を代表する作品だ。
 現代社会に生きる多くの人がすっかり目標を見失い、行き当たりばったりな生活をしているが、そんな人が観ると猛省を促される映画。ちなみに俺もこの映画を観て大いに自分の生き方を反省した一人だ。

 さてストーリーは、長年愛人関係にあった女性に振られてしまい、ヤケッパチになって故郷を飛び出るが、行く先々で様々な女性にモテるとても羨ましい子連れの男性が主人公だ。しかし、実のところモテキ続行中でありながら、主人公の薄汚い格好、やるせない虚無感、荒涼たる風景などを見せられているうちに、羨ましい気持ちが次第に吹っ飛んでしまう。そもそもこの主人公に対して少しでも羨ましい気持ちを持って観ていたのだろうか?
 自らを愛してくれる女性が次々出てくるのに、自分が本当に愛しているのは誰かに気付いた主人公が孤独を感じ、精神を破壊された末の決断に観ている我々は心を大きく揺さぶられる壮絶なラストシーンに対する感じ方は十人十色。最悪だ、不条理だ、悲しい、どうしてこうなるの?など色々な感じ方があるが、個人的には『人生ってこんなものだよな』と妙に達観しながら観ていた、そんな境地に達した俺はもしかしたら何かを悟ったのだろうか

 反省させらえたり、絶望的な気分になったり、何かを悟ることができたり、観る人によって様々な感じ方を受け容れることができるさすらいを紹介します

さすらい [DVD]
ミケランジェロ・アントニオーニ,エンニオ・デ・コンチーニ
アイ・ヴィ・シー


 北イタリアの寒村にアルド(スティーヴ・コクラン)は住んでいて、製糖工場で働く労働者。彼には7年間を愛人関係を続けていたイルマ(アリダ・ヴァリ)がいて、彼女の間には娘がいた。
 ある日、イルマ(ヴァリ)の本当の旦那が戦地で死亡したとの報告が入る。アルド(コクラン)はこれでやっとイルマ(ヴァリ)と結婚できると大喜び。しかし、意外にもイルマ(ヴァリ)の返答は実は自分には若い男がいるからアルド(コクラン)とは一緒になることができないという非常な宣告。

 なんとかアルド(コクラン)はイルマ(ヴァリ)に説得を試みるが、彼女の決心は翻ることが無いと知った彼は娘を連れて、何の目的も無い旅にでる。かつての恋人エルヴィア(ベッツィ・ブレア)、ガソリン屋を営む女性ヴィルジニア(ドリアン・グレイ)、娼婦で体調を壊しているアンドレイーナ(リン・ショウ)など女性と知り合いになるが、彼の心には故郷にいるイルマ(ヴァリ)のことが常にあり、やがて自分の女はイルマ(ヴァリ)しか居ないんだということにやっと気付き、故郷に戻って来るのだが・・・悲しみを断つには死ぬことしかないのか、ぜひ映画を観てください



 ちなみに監督は愛の不毛を描きつづけたイタリア映画界の巨匠ミケランジェロ・アントニオーニ。実は自分でも愛の不毛て何?って感じですが、男女の理屈では考えられない愛を描いた作品は定評があります。この監督の映画はそれほど面白くないのが欠点ですが、非常にコアなファンが多い監督。本作品のさすらいが最もお勧めですが、豪華キャストで比較的最近(っと言っても15年以上前の作品ですが)の作品で愛のめぐりあいはお勧めです。

 イルマを演じるアリダ・ヴァリが出てくる女性の中では最も有名。キャロル・リード監督の今も語り継がれる名作第三の男、女の情念は恐ろしいことを思い知ることが出来るルキノ・ヴィスコンティ監督の夏の嵐、戦争の悲劇を描いたかくも長き不在など後世に残る名作に出演している名女優です。

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映画 時計じかけのオレンジ(1971) 未だに色あせない映画です

2012年09月06日 | 映画(た行)
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 真正面から金属バットで殴られるほどの衝撃を受けた映画は今まで2本あるが、今回紹介する時計じかけのオレンジはそのうちの1本(もう1本はファニーゲーム)。初めて観たときは、心の底から驚いた映画だ。
 ちなみに、今の俺の気分はアルトラデポチカインアウトしたい。俺に文句を言う奴にはトルチョック。意味がさっぱりわからない人は、映画を観れば理解できる。

 だいたい名作と言われる映画は多くのテーマを内包し、時代を問わず普遍性がある。時計じかけのオレンジには、暴力、セックス、権力、人権、自由など現代にも通じるテーマが描かれ、そして挑発的な映像表現は現代においても視覚に強烈に訴える。そして、よく耳にするクラシック等の音楽の使い方がユニーク。
 テーマ、映像ともに、約40年前の作品だというような古さを感じさせないどころか、今観ても前衛的な作品。スタンリー・キューブリック監督の時代の先見性に驚き、人間の奥底に潜む醜さ、徹底された管理社会の愚かさの描き方が面白すぎる。

 
 さて、ストーリーはひたすら暴力、レイプを繰り返すアレックス(マルコム・マクダウェル)の、やりたいほうだいの様子が前半では描かれている。ところが極悪不良グループの仲間の罠にはめられ、アレックス(マクダウェル)は刑務所行き。
 刑務所においてはアレックス(マクダウェル)は意外にも模範囚として振る舞うが、罪が大きすぎてなかなか刑務所から出ることができない。しかし、ある日のこと政府がすすめる凶悪犯の人格を機械的に変更するプロジェクトにアレックス(マクダウェル)は、自らすすんで実験台に立つ。その結果、今までとはまるで違い、すっかり暴力を振るうことが出来なくなり、反抗するどころか全て相手の言いなり。
 完全に人格を矯正されて、刑務所を出ることができたアレックス(マクダウェル)だったが・・・その後の展開が非常に奥が深く、観ている我々に様々な問題提起を投げ掛けてくる。もしかしたら最後まで観ても、何が言いたいのかサッパリわからないと言う人もいるかもしれない。

 昔から地上波の民放では本当につまらない映画ばかり放送しているが、ぜひノーカット版で放送して欲しい時計じかけのオレンジを紹介します

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スタンリー・キューブリック,アンソニー・バージェス
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マルコム・マクドウェル,パトリック・マギー
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 近未来のロンドンが舞台。ベートーベンの曲を愛するアレックス(マルコム・マクダウェル)たち四人の若者は、夜のひと仕事前にバーでドラッグ入りのミルクを飲んでいた。飲み終わった後に、四人は外へ出かける。
 まず手始めに、老人の浮浪者を叩きのめし、次に別の不良グループが女をレイプしているのに遭遇し、大乱闘。その後はスポーツカーでぶっ飛ばし、覆面をして邸宅に押し入り、作家の老人を縛り上げ、目の前でシンギイ~ン、イン、ザ、レイン~と『雨に唄えば』を歌いながら奥さんをレイプする。
 ひと仕事が終わると、アレックス(マクダウェル)は自宅に帰って気分よく眠り、翌日はいつものように学校をサボる。

 ある日、夜中にお金持ちの女性が住む豪邸に強盗に入る四人組みだったが、昼間のささいなケンカが原因でアレックス(マクダウェル)は仲間の裏切りに遭い、警察に捕まり、刑務所行き。アレックス(マクダウェル)は政府がすすめる凶悪犯の人格を矯正する実験に、自ら志願して受けるのだが・・・非常に意味深なアレックス(マクダウェル)の運命は?ぜひ映画を観てください



 監督は名匠、鬼才スタンリー・キューブリック。作品数はそれほど多くないですが、あらゆる分野において傑作を遺している作品群を観れば映画史に名を遺す巨匠だということがわかります。
 お勧め作品は、競馬場現金強盗を乾いたタッチで描いた現金に体を張れ、ローマ帝国最盛期の奴隷の反乱を描いたスパルタカス、核戦争の恐怖を不謹慎にもブラックユーモアで描いてしまった博士の異常な愛情、ある青年の奇妙な人生を描いたバリー・リンドン、ベトナム戦争を舞台に放送禁止用語連発のフルメタル・ジャケットあたり。
 他にロリコンという言葉の元になった、れっきとした文芸作品を映画化したロリータ、スティーヴ・キング原作のホラー映画シャイニング、個人的には何処が良いのかサッパリわからないSF映画の金字塔2001年宇宙の旅なども評価が高いです。

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映画 マネーボール(2011) 野球シーンよりも交渉シーンが面白いです

2012年09月03日 | 映画(ま行)
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 野球映画と言っても、野球のシーンよりもフロント業務のシーンが面白い、いっぷう変わった野球映画が今回紹介するマネーボール。スターを集められない貧乏球団が、いかにして常勝チームとして成り上がって行くのか。そんな過程が楽しめ、またある人にとっては、実際の自分の仕事においても役立てることが出来ないものかと思わず考えさせられる

 打率や本塁打よりも、四死球を選んででも塁に出る出塁率、防御率よりも与四死球の少ない投手を重要視するマネーボール理論。当時のメジャー・リーグの世界においては画期的?だったマネーボール理論によって、頑固で偏屈な思考回路に陥ってしまった老人以上に自らの信念を病的なまでに貫き通そうとする若手GM(ゼネラル・マネージャー)が主人公だ。
 旧態依然としたベテランスカウトマン、監督等から猛反発を喰らいながらも、まるで野球経験の無い有名大学出身のオタク系太っちょ君を自らのブレーンにして、これまでの伝統を打破しようと悪戦苦闘する様子は、何だか現大阪市長の姿が重なって見えるが、主人公のGMは現在でも実在しているし、実話がベースになっている。

 さて、この映画の面白いところは前述したように野球場での試合のシーンよりも、GMと選手との交渉場面。特に球場内のロッカーにGMがいきなり現われて、選手にトレード通告するシーンは流石はメジャー・リーグと思わせる。『今すぐに何時何分の飛行機に乗って、何処何処のチームへ行ってくれ!』といった感じだ。
 昨日までアメリカの西海岸のシアトル・マリナーズでプレーしていたのに、いきなり今日になって東海岸のニューヨーク・ヤンキースでプレーすることになったイチローや、つい最近メジャーに昇格したと思ったら、2ヵ月後には戦力外通告を受けてしまった松井秀喜などをよく知っている日本人にとっても、様々な想いに浸ってしまうシーンが展開する。

 いかにして貧乏球団が20連勝を達成するほどの常勝軍団になり得たのか、そしてGMである主人公の最後に見せる決断に対して観ている我々はどのような感想を持つのかを考えさせられるマネーボールを紹介します

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 2001年のポストシーズンにおいて、オークランド・アスレチックスは強豪ニューオーク・ヤンキースに敗れて、ワールド・シリーズへの挑戦を断たれる。オークランド・アスレチックスの若きGM(ゼネラル・マネージャー)であるビリー・ビーンブラッド・ピット)は、今オフに移籍確実のスター選手達が抜けていくことに対する穴埋めに悩んでいた。
 貧乏球団ゆえに資金のやり繰りが出来ずに、選手の補強の見通しが立たず、このままでは来期のチームの成績は低迷をまぬがれない。

 ある日、他球団のオフィスへ選手のトレードの交渉に行くと、そこにスタッフとして働いていたオタク系で見た目もパッとしない超有名大学出身のピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)と出会う。
 野球経験は無いが、変わった視点から膨大なデータを収集して分析するピーター・ブランド(ヒル)の理論に興味を持った、ビリー(ピット)は彼を引き抜き、自らの補佐に据える。

 ビリー(ピット)は他球団からはまるで評価されていないが、ピーター・ブランド(ヒル)の理論では高評価の選手を低予算で次々と獲得。そんなやり方にスカウトマンや現場の監督(フィリップ・シーモア・ホフマン)らの反発を生み、開幕当初はまるで成績が上がらなかったのだが・・・強烈な信念でチームを立て直していくビリー・ビーンの行動は映画を観てください



 監督はベネット・ミラー。この人のお勧め作品は作家トルーマン・カポーティが傑作冷血を誕生させた秘話を描いたカポーティがお勧め。
 非常に寡作ですが、もっとたくさん映画を撮って欲しいし、今後も楽しみな監督です。

 主演は説明不要の大スターブラッド・ピット。確かに格好良いのですが、最近は渋みも出てきました。元々演技の幅が広い俳優なだけに今後も注目したいですが、個人的にはカリフォルニアで見せたような超の付く悪役がもう一度観たいです。

 名門大学の出身で、ビリー・ビーンの貴重な補佐役を演じたジョナ・ヒル。実はこの人の作品は殆んど観ていません。お勧め作品があったら逆に教えて欲しいです。

 監督役でフィリップ・シーモア・ホフマンが出演しています。今回は出番が少なかったのが残念。この人のお勧めは同じ監督のカポーティ。主役、脇役と多くの名作に出演しています。今となってはアル・パチーノ主演のセント・オブ・ウーマン/夢の香りの生徒役が非常に貴重だったように思えます。

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映画 トゥモロー・ワールド(2006) トンデモな設定にビックリです

2012年09月01日 | 映画(た行)
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 ただ今日本を始め、世界各国を悩ましている問題が少子化。しかし、今回紹介する映画トゥモロー・ワールドは少子化どころか、18年間世界中において全く新生児が誕生しないトンデモな設定の世界が描かれている。18年間人間が誕生しないと言うことは、当たり前のことだが0歳から17歳の人間が存在しないと言うことだ。
 人類絶滅の危機が現実化を帯びた世界において、果たして希望の光は見えるのか

 さて、ストーリーは近未来において、世界中は原因不明だがこの18年間において全く子供が産まれてこない。いよいよ人類絶滅が現実化を帯びてくる中で、もはや希望、秩序を失った人類によって世界中は治安の悪化が進んでしまい、あらゆる国家は滅んでしまったがイギリスだけは強力な軍隊を持って治安を維持していた。
 そんなイギリスにおいても国外からの不法移民が増加してしまい、治安はますます悪くなるばかりでテロも日常茶飯事。

 ある日のこと、イギリスの環境省で働いている官僚である主人公は通勤途中に突然元妻が率いるテロリストに拉致されてしまう。思わぬ形で元妻と再会した主人公だったが、果たして元妻が主人公を拉致した目的は?それは不法移民滞在者の黒人女性を本当に存在するのか、どうかわからない人権団体へ送り届けるための、政府の通行許可証を手に入れること。
 非常にありがた迷惑な元妻の要求のために、周囲が全て敵だらけになってしまい黒人女性を連れて逃げまくる羽目になってしまった主人公。しかし、未来に対する唯一の希望の光をその黒人女性に見た主人公は、存在のあやふやな人権団体に黒人女性を無事に送り届けるために追っ手を振り切り、銃弾が飛び交う中を突破しようとするが。果たして無事に彼女を守りきることが出きるのか?そしてその希望の光とは?

 実はストーリー自体は、よくある巻き込まれ型サスペンスで逃亡劇。しかし、この映画はよく観てたら驚きの映像が見られる。ラスト近くの戦場シーンの約6分間長回し効果によって抜群の臨場感を得ることができるし、個人的にはそのシーンよりも乗用車で主人公と元妻が乗っている車が群衆に追いかけられるシーンに驚いた。

 次々と主人公の仲間的な存在が退場していく場面は絶望的になりますが、最後には大きな感動が待っているトゥモロー・ワールドを紹介します

トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション [DVD]
クライヴ・オーウェン,ジュリアン・ムーア,マイケル・ケイン,キウェテル・イジョフォー,チャーリー・ハナム
ポニーキャニオン


 近未来2027年のイギリスが舞台。人類は原因不明の出産能力を失ってしまい、ここ18年間に及び新生児が誕生しない異様な状況に陥っていた。いよいよ人類絶滅の危機が現実化を帯びてきた世界は、希望、秩序を失い、治安の悪化を辿り、殆んどの国家が消滅。唯一イギリスだけが、強力な軍隊を持って治安をギリギリ維持していた。
 しかし、今やイギリスも不法移民がますます増加し、テロも頻発に起こっていた。今日もアルゼンチンで世界最年少の18歳の少年が刺殺されるニュースが流れている。

 ロンドンの環境省で働く官僚のセオ(クライヴ・オーウェン)は出勤途中に反政府組織FISHのメンバーに拉致される。
 FISHのリーダーは元妻のジュリア(ジュリアン・ムーア)。セオ(オーウェン)はジュリア(ムーア)と同じく、かつては平和運動に参加していたが二人の間の子供を原因不明の病気で失って以来、彼は毎日を生きる意味を失い、無気力な日々を送っていた。

 ジュリア(ムーア)が官僚の元夫のセオ(オーウェン)を拉致した理由は、不法移民滞在者の黒人女性をこっそりと存在自体が怪しい人権団体のヒューマン・プロジェクトに送り届けるため、政府の『通行許可証』を手に入れること。最初こそはジュリア(ムーア)の要求に渋っていたセオ(オーウェン)だったが、未だに実は彼女に対する愛が冷めていないことを確信したセオ(オーウェン)は『通行許可証』を手に入れ、再びジュリア(ムーア)に会いに行くと、そこには黒人女性キー(クレア=ホープ・アシティー)が同乗していた。

 ところがセオ(オーウェン)とジュリア(ムーア)と黒人女性キー(クレア=ホープ・アシティー)を乗せた車に、群集が襲い掛かってきて、しかもジュリア(ムーア)は撃たれてしまい・・・周囲が敵だらけの中を逃げまくるセオ(オーウェン)は無事に黒人女性を守りきれるのか?ぜひ映画を観てください



 ちなみに監督は文豪ディケンズの大いなる遺産を撮っているアルフォンソ・キュアロン。最近チョイチョイ活躍しているメキシコ人監督の1人と言えるでしょう。プロデューサー業を兼ねているので、監督作品数はそれほど多くありませんが、今回のトゥモロー・ワールドを観たところ、今後の監督作品が楽しみです。

 実はこの映画はキャスト陣が豪華です。
 主演は最近頭角を現してきたクライヴ・オーウェン。ロバート・アルトマン監督の傑作群集劇サスペンスゴスフォード・パーク、スパイク・リー監督の狡猾な犯人役のクライム・サスペンスインサイド・マン、トム・ティクヴァ監督のザ・バンク 堕ちた巨像がお勧め。そしてモニカ・ベルッチ共演の馬鹿アクションシューテム・アップも捨てがたい。

 元妻でテロリストのリーダー格のジュリアン・ムーアは多くの名作、佳作に出演している実力派女優。ロバート・アルトマン監督のショート・カッツ、ポール・トーマス・アンダーソン監督のブギー・ナイツマグノリア、コーエン兄弟監督のビッグ・リボウスキ、フェルナンド・メイレレス監督のブラインドネス等、お勧め作品が多数です。他にシルヴェスター・スタローン、アントニオ・バンデラス共演のアクション映画暗殺者も面白いです。

 そしてクリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズでの執事役が印象的なマイケル・ケインも出演しています。本作品の彼を観ていると、実はジャン・レノに似ていることに気付きました。ブライアン・デ・パルマ監督の猥雑なサスペンス殺しのドレス、ラッセ・ハルストレム監督のサイダーハウス・ルール、ジュード・ロウとガチのバトルが楽しめるスルースがお勧め。彼が脇役に徹した作品も含めるとお勧め作品が更に増えてしまいます。

 テロリストでジュリアン・ムーアの部下を演じる黒人俳優のキウェテル・イジョフォーも注目したい俳優。この人のお勧め作品はスティーヴン・フリアーズ監督、オドレイ・トトゥ共演のロンドンの必死に生きる不法移民の厳しい現実社会を描いた堕天使のパスポートがお勧め。他にキンキー・ブーツでは彼の演技は大きな見どころ、他にスパイク・リー監督の社会風刺コメディセレブの種など多くの注目作品に出演しています。

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