褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 50回目のファースト・キス(2004) 良質のラブコメです 

2019年02月24日 | 映画(数字、アルファベット)
 誰もが一生の思い出として残っているのがファーストキス。しかし、俺のファーストキスはどんな感じだったっけ!と思い出を遡ってみるのだが、ファーストキスの味を思い出せない。きっと甘~いチョコレートの味だったと思うのだが。そんな懐かしい気分を思い出させてくれるようなタイトル名が付けられているのが今回紹介する映画50回目のファースト・キス。よく考えるまでもなく誰にとってもファーストキスというのは一生に一度の思い出のはずなのだが、この決して有り得ないようなタイトル名は一体どういうことだ!

 それでは早速だが、意味深なタイトル名の理由がバレない程度にストーリーの紹介を。
 常夏のハワイで獣医師をしているヘンリー(アダム・サンドラー)。彼は観光に訪れるお客さんをナンパして一夜の恋愛を楽しむプレイボーイだ。ある日の朝、カフェに居るととても魅力的な女性であるルーシー(ドリュー・バリモア)を見かける。いつも通りに彼女に対しても気を惹くことにことに成功。会話は弾み、ギャグはウケる。翌日の朝も同じ場所で会う約束をして、その場はルンルン気分で別れる。
 そして翌日、ヘンリーは同じ場所に座っていたルーシーを見かけ、喜び勇んで昨日と同じように下ネタギャグを交えて声を掛けるのだが、彼女から変態扱いされた挙句に、昨日とは別人のような態度を取られてしまう・・・。

 俺も大好きな彼女に前日はウケていたギャグをそのまま使ったら今日は全くウケなかったなんてことは経験しているが、女心は本当に秋の空以上に変わりやすい。どうせ本作もそのようなパターンだろうと思っていたら、もっと悲しい出来事が関わっているストーリーだった。
 しかし、本作のアダム・サンドラー演じる男がドリュー・バリモア演じるキュートな女性に毎日猛アタックを仕掛けるが、この場面が大笑いできる。暗くなりそうなストーリーをジメジメと描かずに明るく描いているのが良い。そして、そんな2人の周囲の人間のキャラクター設定が抜群に巧みだ。どう考えても乗り越えられそうにない恋愛を成就させようとする周囲の人間達のサポートには優しさが溢れており、何だかとっても素敵な気分になれる。
 そして、ドリュー・バリモアだがアルコールにドラッグ漬けの荒んだ少女時代のイメージがあったりするが、本作の彼女はそんなことを全く感じさせない。よく大人になって立ち直ることができたな~、なんて本作を観ていて妙なところで感心してしまった。
 爽やかな気分になれる結末はラブコメ映画として期待通りだし、俳優だけでなくアザラシやペンギン達の好演も楽しい気分になれるし、ハワイの常夏の景色も目に優しい。最近は日本でも山田孝之と長澤まさみの共演でリメイクされたが、よほどの長澤まさみのファンでない限り、何はともあれ原案の本作を先に観ておけば間違いない。とにかくラブコメが観たくて、まだ本作もリメイク版も観ていない人に今回はお勧めとして50回目のファースト・キスを挙げておこう。

50回目のファースト・キス コレクターズ・エディション [DVD]
ドリュー・バリモア,アダム・サンドラー,ロブ・シュナイダー,ダン・エイクロイド
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


 監督はピーター・シーガル。コメディに卓越したセンスを見せるイメージがある。アクションとコメディを融合させたスパイアクション映画ゲットスマート、本作と同じくアダム・サンドラー主演のスポコンとコメディを融合させたロンゲスト・ヤードがお勧めです。


 
 

 

 








 
 
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競馬 中山記念&阪急杯の予想(2019)

2019年02月24日 | 競馬予想
 さて、本日は東西で二つの重要なレースが行われる。特に中山記念の方は大して頭数は揃わなくても豪華メンバーが集まった。阪急杯もレース結果によっては主役なき現在の短距離界だが、このレースをきっかけにブレイクする馬が登場するか。

中山記念予想
 それにしても豪華なメンバーが揃った。これだけ強い馬と弱い馬がハッキリ区別できると無理に穴狙いに徹しない方が良いだろう。しかし、強力な馬が6頭いるが、この取集選択が大変。しかも中山コース1800Ⅿという舞台設定が少しだけ予想を困難にさせる。例の如く展開を読むとここは連闘で臨んできた2番のマルターズアポジーが何が何でも逃げるだろう。この馬の他の馬を引き離しての逃げならペースはそこそこ早くなる。問題は2番手以降の動き。恐らく2番手にはエポガドーロが付けると思うが、この馬の動き次第で先行有利か差し有利かに分かれるだろう。しかし、有力馬に差しタイプの馬が多いことを考えるとエポガドーロが早めに動き出すというのは考えずらい。そうなると先行した馬が流れを味方に付けて粘り込むか。
 そして別定戦ではあるが、斤量差も注意したいところ。そうなると俺の本命馬は決まった。

◎ 3 ラッキーライラック
▲ 1 ウインブライト
▲ 7 ステルヴィオ
▲ 9 エポガドーロ
▲10 スワーヴリチャード
△ 5 ディアドラ
△ 8 ハッピーグリーン
× 2 マルタージアポジー

 俺の本命は3番のラッキーライラック。もしかしたら昨年の牝馬クラシックはこの馬が三冠牝馬に輝くかと思ったが、アーモンドアイの出現によって大きく株を落としてしまった。しかし、前走の秋華賞は崩れてしまったがそれ以外は安定したレースを見せているし、他の有力馬次走のGⅠレースへ向けての叩き台の意味合いもあるが、この馬は秋華賞のダメージから回復するべく万全の調子でこのレースに臨む。今回は陣営も必死。秋華賞の惨敗の汚名を返上するには絶好の舞台だ。そして内隣枠にマルタージアポジーがいる枠順が良い。これなら自然にインの絶好のポジションをとれる。恐らく目の前にエポガドーロが居ると思うので、この馬を目標にレースをするだけなのでジョッキーも乗りやすいだろう。それに斤量の53キロも他馬との比較で有利だ。ちなみに馬名の由来は、ライラックの花のことで、その中でも5枚の花弁を持っているライラックのことを言う。そして、さらに書けば『幸運のシンボル』。この馬にとっては昨年は不運だったが、今年は名前の通り幸運を引き寄せそうだ。

 単穴は4頭挙げる
 まずは1番のウインブライト。重賞を4回勝っている馬。しかも、そのうち中山コースで3勝を挙げている。この馬にとっては絶好の舞台設定。相手は強力な馬が多いが、この舞台設定なら譲れないぐらいの気持ちだろう。前走の中山金杯では斤量を58キロを背負ったいたことを考えると着差以上に内容は評価できるだろう。これ以上は評価は下げられない。

 次に7番のステルヴィオを挙げる。昨年のマイルチャンピオンシップの覇者。1800Ⅿは得意の距離だ。実際に本レースと同じ舞台設定のスプリングSを勝っている。脚質は差しタイプだが中山コースならこの馬の自在性が活かせる。ジョッキー変わりは少し不安だが、それでも馬が力を発揮できればこの馬が勝ちそうだ。

 次に10番のスワーヴリチャード。本当ならこの馬が一番能力がありそうだ。しかし、スタートが悪い時があるので本命にはしにくい馬。この枠順だとスタートを五分に出ても後方からになりそうだ。展開はこの馬には向かないが、Mデムーロ騎手ならスローペースになりそうだと感じたら位置取りを上げにかかるか。しかし、そんな余計なことはしたくないだろう。ドバイへ向けての前哨戦だが休養明けでも充分に走れる馬。ここを勝ってドバイへ弾みをつけるか。

△評価の5番のディアドラは有力馬の中では一番展開に向かないし、脚質も不利なのでこの評価。8番のハッピーグリーンはジャパンカップの走りなら、あわよくば2着に突っ込んでくる可能性はある。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 1、5、7、8、9、10
 3着 1、2、5、7、8、9、10

買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、7、9、10
 2着 3
 3着 1、2、5、7、8、9、10          合計 60点


阪急杯予想
 短距離界にエースが居ない状況なだけに、このレースから候補に名乗り出てくる馬がいるのか。それとも古豪が存在感をみせつけるのか。阪神1400Ⅿの内回りという中途半端な舞台設定に思える。しかし、開幕週の短距離レース。もうこれは先行する馬から狙っていくのが賢明な予想。鋭い差し脚の馬もいるが割り引いて考える。

 ◎16 ミスターメロディ
 ▲ 3 ロジクライ
 ▲ 9 ダイメイフジ
 ▲14 ダイアナヘイロー
 △ 1 レッツゴードンキ
 △ 2 ヤングマンパワー
 △ 6 スターオブペルシャ
 △18 エントシャイデン
 ×11 ロードクエスト

 俺の本命は16番のミスターメロディ。この外枠は痛いが、しかしこのメンバー構成なら前半に無理しなくても好位をキープできるだろう。前走の阪神Cでは強いレースをしたし、まだまだ伸びしろがある4歳馬。もしかしたら短距離王へ名乗り出るようなインパクトのある勝ち方を見せてくれるか。

 単穴は3頭挙げる
 まずは3番のロジクライ。この馬には絶好の枠。労せずして好位で流れに乗れる。前走は休養明けでありハイペースに巻き込まれたのが大敗の原因。今回はそれほどペースが上がるようなメンバー構成でもなく、開幕週の馬場もこの馬に味方する。GⅠレベルには達しない馬だが、この程度のレベルの相手ならこの馬にも勝てるチャンスだ。

 つぎに9番のダイメイフジ。成績が良かったり、悪かったりでムラがあるが現在は好調だと思って良いだろう。前走にしてもこの馬のスピードは充分に見せた。このメンバー構成なら先行するのは容易だ。1400Ⅿの距離も全く問題ない。あんまり人気がないが、この馬が勝つのなら充分に納得できる。

 つぎに14番のダイアナヘイロー。展開はこの馬が逃げるだろう。開幕週の馬場はこの馬には絶好だし、今では1200Mよりも1400Ⅿの方が良いぐらい。武豊の2週連続の逃亡劇が見られる可能性が高いが、今回は好位組も早めに仕掛けてくるので、少し辛い部分もあるが、開幕週の馬場を活かして押し切ってしまうか。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 16
 2着  1、2、3、6、9、14、18
 3着  1、2、3、6、9、11、14、18

買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、9、14
 2着 16
 3着 1、2、3、6、9、11、14、18     合計 70点 



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競馬 フェブラリーSの予想(2019)

2019年02月17日 | 競馬予想
 いよいよ今年最初のGⅠレースであるフェブラリーSが行われる。ダート界の良いメンバーが揃ったし、ジョッキーも楽しみな面々が揃った。最近は特に思うことだが、女性の活躍しない分野は発展しないし、活気がないということ。悲しいことにガチガチの男性社会である日本の競馬界の現状がそれを表している。海外では女性ジョッキーがGⅠレースを制覇したり活躍していたりするのだが、日本では女性ジョッキーの活躍する環境が全く整っていないのが現状。もうここはJRAの唯一の女性ジョッキーが自ら男性社会に風穴を開けることを期待したい。そんな俺の本命は願望も込めて女性ジョッキーが騎乗するあの馬が本命だ。

 ◎ 11 コパノキッキング
 ▲  2 ユラノト
 ▲  3 ゴールドドリーム
 ▲  6 インティ
 △  8 モーニン
 △ 10 サンライズソア
 △ 13 ノンコノユメ
 ×  1 クインズサターン
 ×  7 サンライズノヴァ
 × 14 オメガパフューム

 俺の本命は11番の藤田菜々子ジョッキー騎乗のコパノキッキング。女性ジョッキーが初めてGⅠレースに騎乗する。しかし、俺に言わせればこれぐらいのことで大きなニュースとして取り上げられていることが情けない。さて肝心の馬のコパノキッキングだが相当な能力を秘めている。前々走のカペラSの豪快な追い込みは強烈なインパクトがあったし、前走の根岸Sでもかなりのメンバーが揃っていたが楽勝。今回は初めての距離になる1600Ⅿを不安視されているが前走の勝ちっぷりを見ていると、どこに距離に対する不安があるのか全く俺にはわからない。11番という枠順もこの馬には良かったんではないか。この枠順なら藤田菜々子ジョッキーもこの馬の能力をフルに発揮できる騎乗ができそうだ。そうは言っても馬主のDr.コパさんの英断は競馬界の発展のためにも良いことだし、このようなチャンスを引き寄せる藤田菜々子ジョッキーも凄い。彼女も着実にステップアップしているが、ここは更なる飛躍を実現するためにもGⅠ制覇を成し遂げろ。

 そうは言ってもGⅠレースは馬はもちろんだが、ジョッキーにとっても非常に厳しいレース。一流ジョッキーが彼女たちの前に立ちはだかる。
 まずは2番のユラノト。前走の根岸Sではコパノキッキングの豪脚に屈してしまったが、内容は非常に良かった。馬体重も増えていたように今回のレースに向けて上積みが見込める。そしてこの馬の好位で立ち回れる器用さは大きな武器であり、その器用さを活かせる絶好の内枠。この枠順でレースの流れに乗れれば勝てるチャンスあり。福永祐一ジョッキーも親父の威光でデビュー当初は乗鞍に恵まれていたが、昨年はその父親も果たせなかった日本ダービーを制覇するなど今やトップジョッキーの一人として君臨している。ここはダービージョッキーとしての貫録を見せつける可能性はある。

 次に3番のゴールドドリーム。ここ2走は2着続きだが、ここにきて調子を上げてきた。この馬の強靭な末脚はこのメンバーでもトップクラス。そして、今やJRAのトップジョッキーとして信頼できるルメール騎手。藤田菜々子ジョッキーにとってGⅠ制覇の前の大きな壁として立ちふさがっているのがルメール騎手の存在かもしれない。最後の東京ダートコースでの長い直線で藤田菜々子とルメールの壮絶な追い比べを見たい。

 そして6番のインティ。現在6連勝中という結果も凄いが、パフォーマンスも素晴らしい。そしてジョッキーは日本競馬界のレジェンドである武豊。そんなレジェンドの重みと、日本ジョッキー界を引っ張ってきたプライドが藤田菜々子ジョッキーの前に立ちふさがるか。展開はサクセスエナジーが逃げて、その2番手にこの馬がつけるか。他にもスピードのある馬がいるので、今までのように楽に先行できるようなレースはできないので、これまでに経験したことのないタフなレースになるだろう。しかし、この馬が本気を出したらどれだけ強いのか。まだまだ誰もが気づいていない底知れない能力を秘めている可能性がある。あっさり先行して後続を完封してしまう可能性は大いにある。

 
買い目 三連単メーション
 1着 11
 2着  2、3、6、8、10、13
 3着  1、2、3、6、7、8、10、13、14

買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、3、6
 2着 11
 3着 1、2、3、6、7、8、10、13、14          合計 72点
 
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競馬 京都牝馬ステークス&ダイヤモンドステークスの予想(2019)

2019年02月15日 | 競馬予想
 今年の一発目のGⅠレースが非常に楽しみだが、その前日の重賞レースも興味が惹かれる。私用で時間が無いので、いつもより軽めに予想を。
 京都牝馬ステークス予想
 外差しが決まりだした京都コース。先行タイプの馬も多く展開も差し馬向きの流れになりそうだ。外枠の差し馬と1400Mが向きそうな馬を狙っていく。
 ◎ 15 リテーナ
 ▲  1 ディメンシオ
 ▲ 11 ワントゥワン
 △  4 リバティバイツ
 △ 10 デアレガーロ
 △ 14 ミスパンテール
 △ 17 カラクレナイ
 △ 18 カイバーザル
 ×  2 ベルーガ
 × 12 アルーシャ

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 15
 2着  1、4、10、11、14、17、18
 3着  1、2、4、10、11、12、14、17、18

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、11
 2着 15
 3着 1、2、4、10、11、12、14、17、18              合計 72点


 ダイヤモンドステークス予想
 伝統の長距離レースのハンデ戦。ハンデにも恵まれ、折り合いにも不安がないユーキャンスマイルは本命で仕方ないが、軽ハンデ馬も警戒が必要か。
 ◎ 10 ユーキャンスマイル
 ▲  6 ララエクラテール
 ▲  8 サンデームーティエ
 ▲  9 グローブシアター
 △  1 ルミナスウォーリア
 △  2 カフェブリッツ
 △  4 ピッツバーグ
 △  7 ソールインパクト
 
 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  1、2、4、6、7、8、9
 3着  1、2、4、6、7、8、9

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、8、9
 2着 10
 3着 1、2、4、6、7、8、9          合計 60点



 
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映画 グッドナイト&グッドラック(2005) ジョージ・クルーニー監督作品です

2019年02月10日 | 映画(か行)
 最近はよく周りから『ジョージ・クルーニーに似ていますね』なんて言われることが多い俺だが、渋い大人の男の魅力など共通点が多数あるので否定はしない。そんな恰好良いジョージ・クルーニーだが俳優としては勿論のことだが、監督としても活躍中。政治的発言が多い人物としても知られているが、彼らしさがよく表れている作品が今回紹介するグッドナイト&グッドラックだ。
 1940年代から50年代にかけてのアメリカで吹き荒れた、共産党員やそのシンパ等を次々とつるし上げた上院議員ジョゼフ・マッカーシーによる通称マッカーシーズムこと赤狩り。共産党員やそのシンパを露骨に排除しようとするのも問題だが、自らと意にそぐわない者を勝手に共産党主義者と決めつけて弾劾するその姿勢は、まさに中世の時代における異端者を火あぶりにした魔女狩りそのもの。そんなやりたい放題のマッカーシーに対して、当初は恐れをなして誰も非難しようとする人間が居なかったのだが、言論の自由及び真実の報道を守るために立ち向かった男がアメリカ三大ネットワークの一つであるCBSのニュースキャスターであるエドワード・R・マロー。どのニュース番組を観ても聞いても殆ど同じような内容の放送ばかりしている日本のマスメディア関係の人々に、ぜひ観て欲しい映画。この映画を観れば本当のジャーナリズムとは何かを理解できるだろう。

 それではエドワード・R・マローが番組の最後の締めに使われる言葉がそのままタイトル名になっている映画のストーリーの紹介を簡単にしてみよう。
 1950年代の冷戦時代のアメリカにおいて。マッカーシズムが吹き荒れる中、ある空軍の兵士が証拠も無いのに共産党主義者として軍をクビになる。CBSの人気キャスターであるエドワード・R・マーロウ(デヴィッド・ストラーザン)はプロデューサーであるフレンドリー(ジョージ・クルーニー)やその他のスタッフ達とともにその事件を番組で取り上げることにする。
 番組はなかなかの好評判であったのだが、やはりと言うべきか上院議員マッカーシーからの攻撃が始まった。マーロウは勝手に共産主義者としてでっち上げられ、それはCBS全体にも暗い影を覆いはじめる。しかし、エドワードやフレンドリー達はテレビ界の将来をかけてマッカーシーズムと真っ向から戦いに臨むのだが・・・。

 よくアメリカ合衆国を表す言葉として自由の国と言われることがあるが、本作を観るとそんなのは嘘だということがわかる。まだ60年前のアメリカにも言論弾圧及び思想の弾圧が行われていたのだ。この映画の中でマーロウが演説するシーンがあるが、その中で、物凄く良いことを言っている。悲しいことに俺の暗記力と記憶力では素晴らしい台詞を一字一句をすべて覚えることが出来ないのが残念なのだが、テレビ界を中心とするマスコミの役割、そして自由主義と共産主義の戦いは暴力ではなく議論によって優劣が決することがマーロウが教えてくれる。こういう映画を観ると全く国のために役に立っていない日本のリベラルと違って、アメリカではリベラルの役割がいかに重要かがよく理解できる。
 ちなみに本作はセピア調のモノクロ画面にジャズの音楽を多用しており、煙草の煙がモクモクと吹き上がっている場面が目立つように大人向けの渋めの映画。そしてマーロウだがテレビ番組中でも喫煙しながらの名司会ぶり。何かと煙草を吸う人にとっては不自由な世の中になってきているが、本作はそのような現代社会に警告を発しているような側面が垣間見える。時々、やたらとアドバイスが好きで『アレをやったらダメ、コレもヤッチャ~ダメ』ばかりのダメ出ししか出来ない人と出会うことがあるが、そのような人は本作で見られるマッカーシーズムを推し進めた狭い器量と偏見しか持てない人間と大して変わらないことを自覚する必要があるだろう。
 ちょっと昔の出来事を扱った映画だが、現代に生きる我々は歴史から多くの物を学び、善悪の判断をも歴史に頼らざるを得ない時もある。まさに温故知新という四字熟語の大切さが理解できる映画として本作をお勧め映画として挙げておこう。それでは皆さん、グッドナイト・アンド・グッドラック

グッドナイト&グッドラック 豪華版 [DVD]
ジョージ・クルーニー,グラント・ヘスロヴ
東北新社


 監督は前述したようにジョージ・クルーニー。俳優としても多くの名作、傑作に出演作品が多いですが、監督作品となると他では大統領予備選挙の舞台裏をスリリングに描いた政治映画スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜がお勧めです。

 

 
 
 
 
  

 

 

 
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競馬 京都記念の予想(2019)

2019年02月10日 | 競馬予想
京都記念予想
 今日も東西で重賞が行われるが、東京の重賞である共同通信杯はアドマイヤマーズが出走してくるだけに興味深い一戦だが如何せん少頭数過ぎるので予想はしません。しかし、京都競馬場で行われる京都記念を全力で予想する。
 頭数はもっと揃っても良いと思うのだが、この時期の重賞戦線ならそれでも揃った方か。今回はダービー馬も出走するし、骨のあるメンバーが揃い楽しみな一戦になった。例の如く展開を考えるが、どの馬が逃げるのか全くわからない。内枠からノーブルマーズが逃げる可能性が高いか。しかし、どの馬も折り合いに不安のあるような馬がいないのでスローペースに落ち着くか。展開的には逃げそうなノーブルマーズが有利のはずだが、果たして本当に逃げるのかどうか怪しいし、スローペースの展開を見込んで思い切って逃げに出るジョッキーがいるかどうか?
 京都外回り2200Ⅿコースだとスタート後の直線が長いから、余計に相手の出方を見ながらのレースになりそうだがそうなると外枠の馬の方がレースはしやすそうだ。実力馬がすんなり好位のポジションに収まることができれば、その馬が勝つだろう。そうなると、やっぱり本命はあの馬だな。

◎ 10 ステイフーリッシュ
▲  1 ハートレー
▲  2 ノーブルマーズ
▲  7 パフォーマープロマス
△  4 ケントオー
△  8 タンビュライト
△ 11 タイムフライヤー
△ 12 マカヒキ
×  5 ブラックバゴ

 俺の本命は10番のステイフーリッシュ。昨年の同じ舞台で行われた京都新聞杯のレースの勝ち馬だ。得意距離コースでもあり、前走の中山金杯での不利な外枠でのレースよりも明らかに有利な設定。その前走でもジョッキーは好位を取りたがっていたことを考えると、今回はある程度前目の位置でレースを進めると思う。外枠の馬は後方からの馬ばかりだし、本当は内枠が欲しかったと思うがこの枠の並びと最初のコーナーに飛び込むまでに好位を労せず取れると思う。前走での厳しい条件で、早めに動かざるを得ない展開。最後は止まったが、あの思い切ったレース振りは今回のレースで活きるだろう。馬自体の調子はローテーション的には今がピークだと言えるし、競馬の世界では2年連続勝利というのはよくあること。その点で昨年のこのレースでクリンチャーで制覇した藤岡佑介ジョッキーというのは心強い。オッズ的にも混戦模様だがこの馬が堂々と先頭でゴールを駆け抜ける。

 単穴には3頭挙げる
 まずは1番のハートレイ。2歳時にはクラシックを意識させられた馬。去勢手術などを経て長期休養するなどレース間隔を詰めて使えなかったが、今回は前走から空きすぎない間隔でこのレースに臨んできた。前走は着順は5着とはいえ、着差は勝ち馬から0.2秒差の接戦。その前走が3カ月振りなのを考えれば、叩いた効果が見込める。スローペースになりそうなだけに位置取りが心配だが、京都外回りコースで枠順を活かしてインでロスなる脚を矯めることができれば弾ける可能性がある。あんまり人気が無いようだが、このメンバーなら勝てるチャンスはある。
 
 次に2番のノーブルマーズを挙げる。恐らく東京の共同通信杯ではアドマイヤマーズが勝つので、マーズつながりでこの馬に勝たれるのが怖いってナンチャッテしかし、宝塚記念では3着に食い込んで実力馬。GⅠレースで上位の実績はこのメンバーでは大威張りだ。もしかしたらこの馬が逃げる可能性もあるが、超スローペースになりそうなだけに展開の恩恵も受けそうだが本当は内で脚を矯めたいところだろう。その辺りの作戦がジョッキー的には悩ましいのがつらい。しかし、この馬の宮本調教師は昨年の勝ち馬のクリンチャーと同じ。これまた2年連続勝利の可能性がある。よって、この馬はこれ以上は評価を下げられない。

 次に7番のパフォーマープロミスを挙げる。前走の有馬記念は流石に厳しい戦いだった。GⅠレースで好勝負できるほどの馬ではないが、昨年はGⅡレースで2勝を挙げている。GⅡレースなら上位に評価しておきたい馬だ。しかも、このメンバー構成なら尚更だろう。好位からレースができるし、瞬発力勝負にも対応できるのは前々走のアルゼンチン共和国杯で証明済み。今の京都のパワーのある馬場はこの馬には向いていると思う。何かと現4歳馬の世代の強さが強調されているが、7歳馬の古豪がベテランの意地を見せる可能性ある。

 △評価では前走の気配からケントオーが不気味。成績を一目見てもう終わってる馬のようにも思えるが、久々にアピールする機会を得る可能性が今回はありそうだ。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  1、2、4、7、8、11、12
 3着  1、2、4、5、7、8、11、12

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、2、7
 2着 10
 3着 1、2、4、5、7、8、11、12       合計 70点


 
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競馬 きさらぎ賞&東京新聞杯の予想

2019年02月03日 | 競馬予想
 さた今日は東西で重賞が行われる。どうも最近はペースの読み間違いが原因で馬券の予想が散々たる結果。今回の重賞こそは、しっかりペースを読んで的中させたいものだ。
きさらぎ賞の予想
 クラシックへの登竜門であるきさらぎ賞。ここ数年は頭数も少なく大して荒れようのないレース。今年も8頭立てと面白味に欠ける。これだけ少頭数だと展開を考えても無駄。まあ、実力のある馬を本命にするしか仕方がない。

◎ 3 ヴァンドギャルド
△ 1 タガノティアマンテ
△ 2 エングレーパー
△ 4 ダノンチェイサー
△ 5 コパノチェイサー
△ 6 ランスオブプラナー
△ 7 アガラス
△ 8 メイショウテンゲン

 本命は多くの人が二者択一で悩むと思うが、ここは3番のヴァンドギャルドを本命にする。昨年のリーディングトレーナーである藤原英厩舎。まだ今年のクラシックへ送り込むような馬の存在は見当たらないが、調教師としてはこの馬にクラシックへの期待をしていることは想像できる。前走のホープフルSでは致命的な不利を受けてしまったいるので結果は気にしなくていい。この少頭数で気になるのが折り合い。前走のホープフルSでは超スローペースでも折り合っていたし、その点ではこの馬には心配いらない。ジョッキーにもMデムーロを迎えて臨戦態勢は整った。ここは藤原厩舎の期待馬として、ここを勝ってクラシックへの道を切り開く。

 △評価では7番のアガラスだが、今回の本命馬ヴァンドギャルドも出走していた東京スポーツ杯2歳Sで不利を跳ね返して2着に突っ込んできた。しかし、今回はそれ以来の久々のレース。馬の能力は証明済みだが、毎年の如く活躍馬を輩出している藤原厩舎の馬の方が信用ができる。関東馬が東京のレースではなく、関西のレースにやってくるぐらいだから本気モードではあるが、それでも輸送の心配はある。3番のヴァンドギャルドに比べて不安は多い。
 しかし、このメンバー構成なら2着にはどの馬が突っ込んできても驚けないので本命馬以外の残りの馬には△評価です

買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 1、2、4、5、6、7、8
 3着 1、2、4、5、6、7、8          合計 42点

東京新聞杯の予想
 今年のマイル戦線は確たる主役の馬が見当たらない。今年の安田記念へ向けてこのレースから大物が飛び出してくるかどうか。17頭と頭数は揃ったし、楽しみな馬も多く注目の一戦だ。展開は何が何でも逃げるという馬は存在しないが、内枠から3番のテトラドラクマが逃げるか。最近は消極的なレース振りが目立つ田辺騎手だが、ここは予想する俺としても先手を主張して逃げて欲しいところ。そうなるとレース自体はスローペースの流れになりそうだ。外を回らせられて距離ロスが避けられない外枠の差し馬は能力があっても評価は下げざるを得ない。ここに来てすっかり本格化し、絶好の枠をゲットして馬を本命にしよう。

◎ 2 インディチャンプ
▲ 3 テトラドラクマ
▲ 5 タワーオブロンドン
▲10 ロジクライ
△ 1 サトノアレス
△ 6 レッドオルガ
△11 ジャンダルム
△12 ショウナンアンセム
×15 レイエンダ

 本命は2番のインディチャンプ。前走の勝ちっぷりを見れば3歳時から期待されていた馬がようやく本格化を迎えたようだ。今回は前走の条件戦と違って重賞で骨のあるメンバーとの対決になるが、3歳時の春から重賞路線で善戦していた馬。これぐらいの相手なら戦い慣れたものだし、気後れする必要など全くない。しかも、この絶好枠ならスローペースでも折り合いに苦心することは無さそうだし、距離ロスなく最後の直線に入ることができる。急に大物が出てくるステイゴールド産駒らしく、この馬にもそんな期待を込めて本命。

 単穴には3頭挙げる
 まずは3番のテトラドラクマ。前走は久々のせいかレース感が戻っていなかったようだ。しかし、馬体重は増えていて、それなりのレース振り。パワーアップは感じられる。逃げそうな馬が見当たらないので、今回は思い切って逃げて欲しい。昨年のクイーンCの強さからも東京のマイルはこの馬に合っている。スローペースでなくても、1000Ⅿ通過が59秒ぐらいの流れならこの馬の粘り込みには注意する必要がある。

 次に5番のタワーオブロンドン。2歳時から能力を見せていた馬。名門藤澤厩舎にとって今年のマイル戦線にはこの馬を活躍させたいところだろう。一番人気を集めたNHKマイルCでは消化不良なレース振りで惨敗。しかし、前走では2着に負けはしたが、ラストの3ハロンで32秒台の豪脚を繰り出して追い込んできたように負けて強しの内容。身心ともにリフレッシュして臨む今回は当然有力馬の一頭だ。ジョッキーも名手ルメールだし、非の打ち所がないが、スローペースの流れに不安がある。それに57キロのハンデがインディチャンプとの比較でとうか。幸いにも内枠を取れたので上手く立ち回ることが出来れば、アッサリこの馬が勝つ可能性ある。

 次に10番のロジクライを挙げる。東京コースは相性が良いし、先行するこの馬には展開も恵まれそうだ。GⅠレースではかなり荷が重そうだが、GⅢレースぐらいならまだまだ一つや二つ取れる器だ。ちょっと外目の枠だが、このメンバー構成なら簡単に先行できる。スローペースの流れを2番手の絶好につけて粘り切る可能性はある。

 △では展開とジョッキーを考えると12番のショウナンアンセムは穴候補として挙げておきたい。前々走のようなスローペースの流れになれば、同じレースに出走していたタワーオブロンドンと今回も好勝負必死。この馬なら2着に突っ込んで来ても驚けない。

買い目 三連単フォーメーション
1着 2
2着 1、3、5、6、10、11、12
3着 1、3、5、6、10、11、12、15

買い目 三連単フォーメーション
1着 3、5、10
2着 2
3着 1、3、5、6、10、11、12、15             合計70点



     
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