褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 道(1954) フェリーニと言えばこれ!

2013年07月31日 | 映画(ま行)
 映画の常識として必ずしも名作イコール面白いとは限らないということが挙げられる。俺もこれは名作だと聞いてワクワクしながら観たものの、あまりにものつまらなさにショックを受けて、立ち上がれない事がよくあった。しかし、今回紹介するは名作と呼ばれることに誰もが納得し、自分の人生を登場人物に重ね合わせることができる傑作だ。

 
 実はこの映画は5、6回ぐらいは観ているのだが、何だか観るたびに印象が変わる。絶望的に感じる時もあれば、意外に楽しいじゃんと思ったり、どうしてこうなるの?と思ったり。やっぱり名作と呼ばれる映画は、これぐらい奥が深くないといけない。ちなみに今回観て感じたことは、大いなる人生賛歌の映画のように思えた。確かにラストはハッピーエンドとは言えないが、人生に絶望している人が観ると、私だってこの世の中の役に立っているんだと思えるシーンや台詞がたくさん連発する

 そして何と言っても、バンクーバー五輪のスケートでも高橋大輔選手が起用した音楽が、とにかく名曲過ぎる。ゴッド・ファーザー、太陽がいっぱい等の映画音楽の巨匠として知られるニーノ・ロータの最高傑作だと個人的には思っている。本当に心に染みるし、一人でボッ~としていると勝手に心の中で流れてくる音楽だ。

 さて、きっと誰もがこの映画は本当に名作だ、と思えるストーリーとは如何なるものか?
 ぼろいオートバイで旅回りをしている大道芸人ザンパノ(アンソニー・クイン)は、安いお金で助手として、少々頭は弱いが純粋な心を持ったジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)を雇う。
 しかし、ザンパノ(クイン)は粗野で横暴な上に、ジェルソミーナ(マシーナ)はまるでザンパノ(クイン)のストレス解消の道具のような扱い。たまらずにジェルソミーナ(マシーナ)は逃げ出すのだが、捕まっては酷い仕打ちを受けてしまう。
 
 ザンパノ(クイン)とジェルソミーナ(マシーナ)はキ印(リチャード・ベイスハート)と呼ばれるチョット口数の多い陽気な綱渡り芸人のいるサーカス団と合流する。ジェルソミーナ(マシーナ)はキ印(ベイスハート)と親しく話したり、彼の弾くバイオリンの音楽(この音楽が良い!)に心が惹かれたりするのだが、ザンパノ(クイン)とキ印(ベイスハート)の折り合いは悪く、2人は警察沙汰の事件を起こしてしまう。
 サーカス団は去っていき、ザンパノ(クイン)が刑務所の中にいる間、キ印(ベイスハート)はジェルソミーナ(マシーナ)に素晴らしいアドバイスをして去っていき、ジェルソミーナ(マシーナ)はザンパノ(クイン)が刑務所から出てくるのを一人で待ち続けるのだが・・・ここから先は感動的なシーンが連発だ

 キ印(リチャード・ベイスハート)が、何の取り得も無いどころか自分の人生に絶望しているジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)に語る台詞には涙が出る。キ印(ベイスハート)が石ころを取り出して『こんな石ころでも、たぶん何かの役にたっているんだよ』。ひたすら軽くて、ノーテンキそうなお前が言うな!とツッコミを入れたくなるが、こんな軽い奴が言うからこそ逆にたまらない。だからこそジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)みたいな、純真な人間には心に響くのだ。そしてその台詞は、多くの人生に絶望している人、自分の存在意義がまるでわからなくて悩んでいる人には勇気を与えてくれるはずだ。

 しかし、この映画はそんな素晴らしい台詞が出てきてからも、その後の展開も辛辣だ。再び笑顔と生きる希望を見出したジェルソミーナ(マシーナ)のその後にたどる運命は悲しく、そしてひたすら横暴だったザンパノ(アンソニー・クイン)が最後にやっと人間らしさを取り戻すが、その後の彼の人生を想像すると、ひたすら棘の道を歩くのみ。生きて罪を背負う人生を想像させる。
 しかし、この映画には人間愛が詰まっている。ジェルソミーナ(マシーナ)が時々見せる笑顔、そして楽しい動き、彼女の純真さに感動し、大きな罪を犯してしまったザンパノ(クイン)に対してはペナルティを与えられながらも、人間らしさを取り戻せた。
 絶望的なぐらい真っ暗な中に、ほんの僅かな小さな光が輝いている映画、ちなみに俺もこの映画を観るたびに生きる気力がフツフツと湧いてくるし、何の取り得も無い俺でも、きっと役に立っているんだと気持ちが前向きになれる。最近はショックなことが多すぎて立ち直ることが出来ない人には是非お勧めしたい映画。もちろん未だ本作を観たことが無い人にもお勧めです

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 監督はイタリアが生んだ世界映画史に名を残す巨匠中の巨匠フェデリコ・フェリーニ。個人的には初期の作品に感動する映画が多いし、俺の好みの映画が多い。苦しみ、もがきながらもダラダラした時を過ごしている大人達を描いた青春群像、こんな純粋な心を持った女性が居るのか、と思わせるカビリアの夜、イカサマ宗教家を描いた、そして我々日本人が大好きなローマを舞台に自暴自棄な人生に身を費やすマルチェロ・マストロヤンニ主演の甘い生活がお勧め。

 主演のザンパノはアメリカの俳優アンソニー・クインが演じています。この人の他の有名作はデヴィッド・リーン監督のアラビアのロレンスが有名でお勧め。他にあんまり有名では無いですが、ヘンリー・フォンダ、リチャード・ウィドマークと競演している西部劇ワーロックは、なかなか現代のアメリカの問題を考えさせられる作品でお勧め。

 ジェルソミーナを演じるのがフェリーニ監督の実際の奥さんでもあったジュリエッタ・マシーナ。本作品でも彼女は奇跡的な名演技を披露しています。同じくフェリーニ監督のカビリアの夜がフェリーニ監督のところでも述べましたが、やっぱりお勧め。

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映画 奇人たちの晩餐会(1998) 大笑いできますが・・・

2013年07月28日 | 映画(か行)
 去年のサッカーの日本対フランスの対戦で日本が勝ったのだが、その時にフランスの番組でGK川島選手の腕が4本ある合成写真を流し、番組の司会者が『原発の影響ではないか?』と発言したことに対し、日本の有名人たちなどが抗議声明を出した。しかし、俺にすれば『あ~あ、やっぱりフランス人だから仕方ね~よな』ぐらいの感覚。
 なぜならば今回紹介するフランス映画のコメディである奇人たちの晩餐会を観れば、その理由がよくわかる。本作のようなコメディをシュールと言うのか、どうか俺にはよくわからないがとりあえず簡単にストーリーの紹介を

 パリの高級マンションに住んでいるピエール(ティエリー・レルミット)は、毎週1回友人達を集めてパーティーをしている。しかし、そのパーティーの内容だが、各々がこれは!と思う馬鹿を連れて来て、馬鹿中の馬鹿のナンバーワンを決定すること。
 ピエール(ティエリー・レルミット)は、今回こそはとスーパー馬鹿を見つけだそうと、あらゆる情報網を駆使して探し出そうとするのだが・・・スーパー馬鹿が居た~それはいつもマッチ棒(マッチ棒使用数34万以上、使った糊の本数30本以上)で模型を作っているパリの官庁に勤めるピニョン(ジャック・ヴィルレ)。
 しかし、ピエール(ティエリー・レルミット)はぎっくり腰を起こしてしまい、しかも奥さんには逃げられてしまう。パーティーを仕方なく欠席しようとするのだが、自宅にピニョン(ジャック・ヴィルレ)がやって来て、その想像以上の馬鹿っぷりにピエール(ティエリー・レルミット)は振り回されることになるのだが・・・

 ストーリーの説明中に我ながら嫌になるぐらい何回も馬鹿という言葉を使っているが、実際の映画の中でも馬鹿という台詞が何回も出てくる。さすがにこれだけ馬鹿という言葉を連発されると怒りが込みあがってくる、と言うのは嘘。
 実は俺自身がドッカン、ドッカンの大爆笑の連続。今まで観た映画の中でも最も笑えた映画のナンバーワン候補と言っても過言ではない。はっきり言って、他人を馬鹿にしたようなモラル最低級の映画。果たしてこんな映画で腹を抱えるほど大笑いしていた俺は人間としてどうなのか?今頃自問自答しているところだ。
 しかし、スーパー馬鹿ピニョンを演じるジャック・ヴィルレが、相当良い味を出しているのも大きな要因としてあると思うのだが。

 フランスのコメディ映画は人権コードに引っ掛かってもおかしくない作品が割にある。ちょっと昔のフランス映画でまぼろしの市街戦と言う反戦をテーマにした映画もあったが、この映画も相当やばい。確かに笑える映画としてはお勧めだが。
 めったにフランスのコメディ映画を観ない人、俺のモラルの度合いの低さを確認したい人、とりあえずモラルの良し悪しを度外視して笑える映画が観たい人には奇人たちの晩餐会はお勧めだ

奇人たちの晩餐会 リマスター版 [DVD]
フランシス・ヴェベール
パンド


 ちなみに監督はフランシス・ヴェベール。この人のお勧め作品は、ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデューというフランスの二大スター競演のメルシィ!人生がお勧め。しかし、この映画も相当人権的にどうかと思います

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映画 ザ・ロード(2009) 文明崩壊の世界での親子のサバイバル

2013年07月26日 | 映画(さ行)
 原因不明の大災害による環境破壊によって、文明崩壊、動植物消滅の危機、法と秩序がもろくも砕け散った世界を舞台にしたSF映画。生き残った人間達はわずかな食料を求めて弱肉強食のサバイバルを強いられる中で、悪人と呼ばれる無法者どもは人間を見つけては人肉を貪り食う。
 そんな中で決して、悪人とならないことを心に誓い、アメリカ大陸をひたすら南へと旅をする父親(ヴィゴ・モーテンセン)とまだ幼い息子の絶望的状況を描いたロードムービーが今回紹介するザ・ロード。容赦なく襲ってくる無法者から果たして、この親子は逃げ延びることが出来るのか?はっきり言って観ている最中は、どう考えても悲劇的結末しか想像できない展開が続き、息苦しくなってくる。
 
 父親と息子が持参している物は、ショッピングカートの中に防水具と毛布と双眼鏡と石鹸、そして拳銃。俺が思い当たるところではこれぐらいの物しか持っていないように思われた。たったそれだけの持ち物しかなくても生き残る方法を、父親がまだ幼い息子に身をもって教え、決して悪人にはなるなと息子に諭す。
 悪人にはなるなイコール人肉を食うなと言うことだが、どう考えても人間として当たり前のことを教えているだけ。しかし、法と秩序がまるで通用しない世界においては、人間としてのモラルを維持することが、どれだけ大変なのかがよくわかる。

 そもそも、このお父さんだが決して格闘技に優れているとか、強靭的なパワーを持っているとか、凄い魔法を持っているわけではなく、ごく普通のお父さん。息子にサバイバル方法と人間としての心得を教える前に、このお父さんが悪人の襲撃に怯え、いつ自分が餓えに耐え切れずに悪人になってしまうかもしれない、肉体的にも精神的にもギリギリの状況だ。

 そして持っている拳銃には常に2発だけ銃弾が込められている。その目的はウヨウヨと悪人が襲い掛かってきて、本当に絶望的状況になった時、父親と息子の自害用。大ピンチに陥るたびに、父親は息子の眉間に銃口を押し当てるが、マジに息苦しくなるシーンだ。さて、こんなシーンを実際に小さい子供を持っている父親が見ると果たしてどんな気持ちになるのか

 一見すると本作のテーマは、とにかく頑張って生きることと思えなくもないが、実は結末に近づけば近づくほど『生きる』ことよりも、もっと違うことを訴えていることに気付く。とにかくこの映画には『火』が象徴的に使われている。生きるために必要なことは決して人肉を食うことではなく希望の火であることに気付いた人は、きっとこの映画を見終わった後の感動度合いが大きく違うだろう。
 
 絶望的状況が大きく支配している中で、ほんの少しだけ希望の光を見出せるザ・ロードは決して明るい気分になれる映画ではないが、今も人生に苦しみ、もがいている人にこそお勧めしたい映画だ

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 主演は大器晩成型の演技派俳優のヴィゴ・モーテンセンロード・オブ・ザ・リングで一躍大スターに駆け上がった。個人的にはショーン・ペンの初監督作品のインディアン・ランナーのどうしようもない悪がきの弟役の印象が大きく、作品もお勧め。
 他に鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督のヒストリー・オブ・バイオレンスイースタン・プロミスがお勧め。特に後者の方では、前代未聞のサウナでの決闘シーンが見れます。

 実はこの映画は脇役に大物を揃えています。
 出番は少ないですが母親役でシャーリーズ・セロン。金髪、長身、碧眼と俺の好みが三拍子揃った大好きな女優さん。もう僕のブログでは何回も紹介し、褒めまくっている女優さんです。今回はとってもキュートな彼女を見る事ができるミニミニ大作戦を紹介しておきます。

 ボロボロの世界で長生きしている老人役でロバート・デュバルが出演しています。この人のお勧めはゴッド・ファーザーゴッド・ファーザーPARTⅡのトム役でしょう。この人の存在はストーリーに深みを与えていました。ゴッド・ファーザーPARTⅢに出演しなかったのが本当に惜しい。他に同じフランシス・フォード・コッポラ監督の地獄の黙示録もお勧め。

 最後の方にガイ・ピアースも出てきました。この人のお勧めはクリストファー・ノーラン監督のメメント、本当にこの映画は素晴らしい。そしてラッセル・クロウ、キム・ベイジンガー競演のL.A.コンフィデンシャルがお勧め。

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映画 モーターサイクル・ダイアリーズ(2004) 革命家チェ・ゲバラの若き日の旅行映画

2013年07月21日 | 映画(ま行)
 ちょっと昔にスティーブン・ソダーバーグ監督、ベニチオ・デルトロ主演のチェ 28歳の革命チェ 39歳の別れと今でも南米を中心に世界中で人気のある革命家チェ・ゲバラを描いた二部作があり、日本でもヒットしたのはまだ記憶に新しい?。
 しかし、正直なところあの映画を観ただけでは、どうしてチェ・ゲバラが本気で世界を変えようと革命に情熱を燃やしたかは、わかりにくいと思う。
 そんなチェ・ゲバラニ部作の前日譚にあたり、彼の中に革命家としての熱い情熱を突き動かす切っ掛けが描かれているのが、今回紹介する映画モーターサイクル・ダイアリーズ
 実は俺の本名をこんな所で明かすことは出来ないが、昔、南米出身の人達と仕事をしていた時に、俺の事をチェ・バラダと呼ばせていたのが非常に懐かしい思い出だ

 個人的な余談はどうでも良く、本作についてだがチェ・ゲバラが前述したとおり革命家に目覚める前の話。南米大陸を友人と2人で12,000キロもの距離を縦断するストーリー。その後の彼の革命家としての果てしなき闘争、そして過酷な運命を知る者にとっては、なかなか意味深で感動的シーンが連発だ。

 チョイチョイ喘息を起こしてしまうチェ・ゲバラの人生に多大な影響を与えた南米大陸縦断旅行とは如何なるものか。
 1952年、アルゼンチンのブエノスアイレスに住む医学生エルネスト(チェ・ゲバラ)(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、少々調子乗りの友人アルベルト・グラナード(ロドリゴ・デ・ラ・セルナ)と一緒に、1台のぼろバイクで南米縦断12,000キロ極貧旅行に出かける。
 しかし、2人は旅行中に最下層の労働者、ハンセン病患者等との出会いを通して、南米諸国の社会、文明などあらゆる問題点に直面する・・・

 途中でバイクが動かなくなったり、南米独特の大自然の脅威に曝されたり、金が無くてマトモな所で泊まれなかったりでけっこう大変な目に遭っている。しかし、青春映画っぽさも感じるから大して悲壮感もないので決して途中で見飽きることもない。そしてマチュピチュ遺跡が見られるなど、南米大陸を感じられるのもこの映画の魅力の一つだ。

 正直、本作を観る前にチェ・ゲバラの事をちょっとぐらいは勉強してから観た方が良いと思うが、チェ・ゲバラと言う名前を聞いても全くピンと来ない人でも、青春ロードムービーとして楽しめ、ちょっと旅行した気分にぐらいはなれる映画です

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アミューズソフトエンタテインメント


 ちなみに監督はブラジル人のウォルター・サレス。この人のお勧めはビハインド・ザ・サン。マジでこの映画は心が震える超お勧め映画だ

 主演のチェ・ゲバラを演じるのがガエル・ガルシア・ベルナル。ちょっとひ弱そうなイメージが女性の心を鷲掴みにしている印象のあるラテン系俳優。この人のお勧めは、犬好きにお勧めのアモーレス・ペロス、そして抜群に面白いサスペンス映画Dot the i ドット・ジ・アイがお勧め

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映画 25時(2002) 刑務所行きまでの25時間を描く

2013年07月15日 | 映画(数字、アルファベット)
 アメリカという国は有罪判決を受けてから刑務所行きまで25時間の猶予がある。だから猶予中にトンヅラする奴もいるわけだ。恐らく日本なら大きな罪で有罪判決を受けたら、直ぐに刑務所へ直行か?悲しいことに俺には司法に関する知識が乏しい。
 さて、今回紹介する映画25時は麻薬所持で有罪判決を受けた主人公の、刑務所行き前の最後の自由時間の25時間を描いた秀逸な人間ドラマだ。
 たった25時間の出来事なんて大したドラマなど描くことなんかできるわけねぇ~だろなんて思われるかもしれないが、欲望、怒り、裏切り、友情、親子愛、後悔、命、人種差別、宗教、そしてアメリカをショックのどん底に叩き込んだアメリカ同時多発テロ、俺が思い当たるだけでもこれだけ多くのテーマをぶち込んだ。特にワールド・トレードセンター(WTC)が崩壊した跡地のグラウンド・ゼロを真上から撮られるシーンがあるが、きっと感極まる人も多いはずだ。

 さて、刑務所でとっても苦しい七年間の刑期を迎える前の、絶望的な25時間を主人公はどのように過ごすのか?
 舞台はニューヨーク、ブルックリン。麻薬の売人だったモンティ(エドワード・ノートン)は麻薬捜査局によって逮捕されており25時間後に刑務所に入る予定。刑期は七年間。きっと刑務所の七年間は苦しみしかないだろう。彼は数ヶ月前に助けた犬、ドイルを連れてバドソン川を眺めている。
 モンティ(ノートン)には刑務所に行くまでの残された時間内に、清算しなければならない事がたくさんあった。モンティ(ノートン)は母校で教師をしている親友であるジェイコブ(フリップ・シーモア・ホフマン)に会いに行き、さらにはウォール街で株のディーラーとして凄腕を発揮する幼馴染みのフランク(バリー・ペッパー)に電話し、刑務所行き前の最後の夜に、親友3人で集まりパーティーをしようと提案する。
 
 さて自宅に戻ったモンティ(ノートン)だったが、恋人のナチュレ(ロザリオ・ドーソン)が待っていた。ナチュレ(ドーソン)は彼に刑務所行き前の最後の夜だから、今晩は一緒に居たいと言い出すがモンティ(ノートン)はそのことについては、応えない。彼は麻薬の在処を麻薬捜査局に情報を売ったのは、ナチュレ(ドーソン)だという疑惑を持っていた・・・

 昔、ルイ・マル監督の作品で鬼火という映画があったが、あの映画は自殺を決意した男が知り合いの現状を知るために次々と訪ねるが、さらに虚無感を増していくストーリー。ちょっとあの映画を思い出した。

 しかし、日本人にはアメリカの刑務所の内部のイメージが掴みにくいが、どうしてエドワード・ノートン演じる主人公があそこまでビビッてしまうのか?そのために友達のフランク(バリー・ペッパー)に自分の顔をボコボコに殴らさせるが、その理由が今思うと笑けるが果たして、アメリカの刑務所内の現実はそうなのか?

 本当にこの映画は印象的なシーンが多い。トイレの中で鑑の自分に向かって叫ぶシーンがあるが、これぞスパイク・リー監督ならではの名演出とエドワード・ノートンの気合いの入った熱い演技が見事にマッチした名シーン。俺もこのシーンを自分の考えている言葉に変えて、真似てみたのだが・・・やっぱり俺はアホだ
 ラストは父親がエドワード・ノートンを車に乗せて刑務所に向かおうするシーンがあるのだが、自分でも何でかわからないが切なくなり、そして息苦しくなる。そこにはニューヨークを愛する人間の想いをビシビシと感じるだけでなく・・・う~ん、これは言葉で説明するのが難しいから、とにかくこの映画を観てくれ。 
 さらにスパイク・リー監督の映画といえばラップミュージックが流れてくる印象があるが、今回は非常に重厚な音楽が流れる。この音楽が本当に名曲で、魂が揺さぶられる。決して、大袈裟に言っているわけでもなく、マジだ

 サスペンスとヒューマン性がマッチした見応えのあるドラマ。そして観終わった後の余韻がバッチリ。パリよりもニューヨークの方が大好きという熱い気持ちを持っている人は必見の25時はお勧めだ

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角川エンタテインメント


 監督はブラック映画の雄、スパイク・リー。個人的には今回紹介した25時から作品の変化を感じる。
 昔は黒人を主役にした映画ばかり撮っていた気がするが、その時の代表作としてドゥ・ザ・ライト・シングマルコムXがお勧め。今回紹介した25時以降のお勧め作品を挙げると、デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディー・フォスター、ウイレム・デ・フォー等、超豪華スター競演のインサイド・マン、社会風刺劇のセレブの種、そして本当に奇跡が連発する寓話的ストーリーセントアンナの奇跡等がお勧めだ。

 主演のエドワード・ノートンは、まだ若いが既に名優の雰囲気が漂っている。彼のデビュー作でリチャード・ギア競演の真実の行方、デヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット競演のファイト・クラブ、人種偏見の解決の難しさを痛感するアメリカン・ヒストリーX等がお勧め。

 友人役でフリップ・シーモア・ホフマン。この人の代表作と言えばカポーティー。作家を目指す人は見てはいけない映画だが、作家って本当に大変だということがよ~くわかる映画です。他にもポール・トーマス・アンダーソン監督作品の常連でハード・エイトブギー・ナイツマグノリアパンチドランク・ラブあたりもお勧め。他にはミッション・インポッシブル3での悪役が印象的。

 もう一人の友人役でバリー・ペッパー。この人のお勧めは・・・けっこう色々な優秀な作品に出演していますが、実は他の作品では印象がありません

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競馬 函館記念予想 まともに予想しても・・・

2013年07月14日 | 競馬予想

函館記念予想


 北海道シリーズの重賞一発目である函館記念。ところが本当に難しいメンバー構成になってしまった。けっこうお年寄りでも頑張るレースなので、年齢が8歳以上なら即切ってしまう俺にとっては注意が必要だ。しかし、今年の8歳以上の出走馬を見ていると、どう考えても無理な馬ばかりにしか見えない。まあ、だいたいマトモに予想しても的中しないレースではあるが、それでも理論的に予想して馬券をゲットさせるぞ。
 さて、それにしても今回は前に行きたい馬が揃った。やっぱりここは展開面から考えて本命には差し馬を狙いたいところ。そんな中でも絶好位の内枠を引き、休養明けを叩いて上昇中の馬がいるではないか。成績的には重賞で頭打ち状態だが、まだまだ伸びる可能性のある外国産馬が本命だ

 ◎ 1 アンコイルド
 ▲ 6 エアソミュール
 ▲ 9 サトノギャラント
 ▲15 アスカクリチャン
 △ 5 レインボーダリア
 △10 トウカイパラダイス
 △12 コスモネモシン
 △16 メイショウウズシオ
 × 8 トウケイヘイロー

 僕の本命は1番のアンコイルド。まだまだキャリアも浅く、伸びシロのある馬。重賞で頭打ち状態が続いているが、休養明けを叩いた今回は昨年に四連勝した勢い以上の能力を発揮できるはずだ。内枠も上手く立ち回れば勝てるチャンスがあるだろうし、前に行きたい馬が多いことを考えると、比較的馬群もバラケ易い展開になりそうだからスムーズに内目から伸びてくるシーンが目に浮かぶ。
 最近はちょっと目立たない吉田隼人。もっと活躍しても良いジョッキーだと思うのだが、久しぶりの重賞制覇を目指して頑張れ

 単穴には3頭挙げる
 まずは6番のエアソミュールだが最近の成績の通り、やっぱり能力がある。しかし、気性にネックがあるだけに意味のわからない負け方をする時があるので、ちっと本命にはしにくい馬。ペースが早くなりそうなのは、この馬には良いのでこれ以上は評価は下げにくい。

 次に9番のサトノギャラントを挙げる。父はシンボリクリエス、母はスティンガー。まさに藤澤厩舎のゆかりの血統にして良血馬。いよいよ期待の良血馬が能力を見せるときがやってきた。最近はスタートで後手を踏むことが多いのが、本命にはしにくい。持っている能力はもしかしたら出走メンバー中ナンバーワンかもしれないが、小回りで直線の短い函館コースで致命傷になりかねない。展開的には向きそうだが、もう少し流れに乗ることが出来れば良いのだが。しかし、これ以上は評価を下げられないだろう。

 次に15番のアスカクリチャン。去年は七夕賞を勝っているように、夏が調子の良い馬。そういった点からもこの馬は要注意だ。前走の新潟大賞典は不利を受けて戦意喪失。その前走は度外視して良いだろう。しかもジョッキーは岩田康誠。勝負に賭ける渾身の騎乗を見せてくれるはずだ。勝つチャンスはあるぞ。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 1
 2着 5、6、9、10、12、15、16
 3着 5、6、8、9、10、12、15、16

買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、9、15
 2着 1
 3着 5、6、8、9、10、12、15、16          合計 70点 

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映画 ポワゾン(2001) アンジーの美乳が見れます

2013年07月13日 | 映画(は行)
 とても格好良くて、美人で、セクシーな女優アンジェリーナ・ジョリーが乳房を切除するというニュースがちょっと前に流れた。遺伝子の関係で乳がんにかかるリスクが高いための決断だったらしい。
 あ~あ、もうアンジー(アンジェリーナ・ジョリーの愛称)の本物のオッパイを見ることが出来ないと、悩んでいる人にお勧めしたいのが、今回紹介する映画ポワゾンだ。

 特に見せ場は16分50秒ぐらいから始まるエロシーン。もちろんアンジーのオッパイがばっちり見ることができるし、アントニオ・バンデラスとの絡みもポルノ並みの激しさ。ハッキリ言って俺自身、16分50秒からのシーンを巻き戻してばかり観ていたから、ストーリーは大して覚えていないのだが・・・できるだけ簡単にストーリー紹介を

 19世紀後半のキューバが舞台。コーヒーの輸出事業の経営で大儲けしているルイス(アントニオ・バンデラス)は愛になど興味がなかったが、富の象徴というだけでアメリカ人女性と結婚するために花嫁を募集する。
 送られてきた相手の写真を見て、それほど容姿は大したことが無かったが、それでもルイス(バンデラス)は、このアメリカ女性と結婚することを望んでいた。
 ところがやって来た女性は写真とはまったく別人でメチャクチャ美人のジュリア(アンジェリーナ・ジョリー

 これは超ラッキーと喜び勇んだルイス(バンデラス)は速攻でジュリア(ジョリー)と結婚し、愛し合ったのも束の間。いつの間にかルイス(バンデラス)の銀行口座のお金は全て、ジュリア(ジョリー)に持ち逃げされてしまうのだが・・・

 もっとエロシーンの時間を長くするか、もっと何箇所も入れたら良かったと思ったのだが・・・と言うのは嘘。普通の映画だからエロさはこの程度で充分。
 しかし、アントニオ・バンデラス演じる金持ちが情けなすぎる。騙されてもアンジェリーナ・ジョリーみたいな女性なら、一途になって追いかけてしまう理由はわからないではないのだが。この映画を観ると、俺も含めてやっぱり男は単純でアホだな~という結論に達した。

 よってストーリーや結末は破綻しているような気がしますが、アンジェリーナ・ジョリーのオッパイが観たい人にはポワゾンは、ちょっとだけお勧めです

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マイケル・クリストファー,ウィリアム・アイリッシュ
松竹


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アントニオ・バンデラス,アンジェリーナ・ジョリー,ジョーン・プリングル,アリソン・マッキー
ギャガ・コミュニケーションズ


 とっても格好良いイメージがあるアンジェリーナ・ジョリー。イーサン・ホーク競演のテイキング・ライブスでも、オッパイを見せてくれます。
 彼女のお勧め作品はクリント・イーストウッド監督のチェンジリング。母親が子供を愛する気持ちがビシビシと伝わってきます。とても格好良い彼女が観れるということでは、やはりトゥームレイダーウォンテッド。他には個人的にロバート・デ・ニーロ監督、マット・デイモン競演のグッド・シェパードが好きです。

 今回はちょっと惨めで格好悪いのがアントニオ・バンデラス。本当はラテン系の熱さが伝わってくる格好良い男。ロバート・ロドリゲス監督、サルマ・ハエック競演のデスペラードは個人的に大絶賛で、全ての人にお勧めしたいアクション映画の傑作です。他にリチャード・ドナー監督、シルヴェスター・スタローン競演の暗殺者も面白い。
 最近ではペドロ・アルモドヴァル監督の私が、生きる肌はインパクトがあります。

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映画 21グラム(2003) タイトルは軽すぎますが・・・

2013年07月12日 | 映画(数字、アルファベット)
 俺の部屋の掃除をして、集めた埃が全部で21グラムだったら、それは重いのか軽いのか?実はタイトルの21グラムの意味するところは、人間が死んだ時に21グラム軽くなる?らしいということが由来になっている。死んだ時に抜け出る魂の重さが21グラムということらしいが、タイトルの軽さに反して、ストーリーは恐ろしいぐらいにヘビーだ。
 笑い、アクションなど楽しい娯楽要素は全くのゼロ。よってノーテンキな映画を観たい人には全くお勧めできない映画が今回紹介する21グラムだ。

 この映画のテーマはズバリ心臓心臓移植を切っ掛けに、本来出会うはずのない3人(ショーン・ペンベニチオ・デル・トロナオミ・ワッツ)の運命が絡みだし、衝撃的な結末を迎えて、観ている我々は命の重さを痛感?する仕掛けだ。後味の悪さは俺が観た全ての映画の中でもトップクラス級。とことん苦しみ、悩み、もがき続ける3人の様子を観て、多くの人は絶望感に打ちのめされるだろう。

 さて、一つの心臓によって、まるで呼応するように3人が呼び寄せられるストーリーとは如何なるものか。
 余命一ヶ月を宣告され、心臓のドナーを待つ身のポール(ショーン・ペン)。旦那と娘2人と幸せに暮らしていたクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)。前科者でありながも、信仰心だけを生きがいに奥さんと2人の子供と暮らしていたジャック(ベニチオ・デル・トロ)。
 まるで顔見知りでも何でもない3人だったが、ジャック(ベニチオ・デル・トロ)がクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)の旦那と娘2人をひき殺してしまう。
 その後、ポール(ショーン・ペン)はクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)の旦那の心臓移植を受けることができてメデタシメデタシ、と終わるわけが無い。3人の運命が絡み、そして3人が出合った時に衝撃的結末が・・・

 実はこの映画はストーリー構成が凝っていて、時系列や場所がアッチコッチに飛びまくる。かつてクエンティン・タランティーノ監督が撮ったパルプ・フィクションをイメージすれば良いだろう。
 しかし、パルプ・フィクションは最後はオチが決まったが、本作においては単に話がわかり難くなっただけのように思ったのは俺だけか?まあ、監督の趣味だからと言われてみれば、それまでだが。

 ハッキリ言ってストーリー展開は、何だかワザと悪い方に自分から転がってるんじゃないの?と思えなくも無いが、一つの命が去れば、また新しい命が生まれてくる。そんな当たり前のことに改めて気付かせてくれる21グラムは、絶望の中にも薄暗くとも淡い希望の光を見ることができる映画です

21グラム [DVD]
ギジェルモ・アリアガ・ホルダン
東北新社


21グラム Blu-ray
ショーン・ペン,ナオミ・ワッツ,ベニチオ・デル・トロ,シャルロット・ゲンズブール,メリッサ・レオ
TCエンタテインメント


 監督はメキシコの俊英アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。日本からも役所広司、菊池凛子が出演していたバベルで有名か。しかし、この監督のお勧めはアモーレス・ペロス。特に犬好きにはお勧め中のお勧め。気のせいかもしれませんが、けっこう犬が死ぬシーンが多かったような・・・。他にバビエル・バルデム主演のBIUTIFUL ビューティフルは父が子供を想う気持ちに感動します。

 実はこの映画は演技派3人の競演が見物ですが、けっこう脇役も豪華。
 まずはショーン・ペン。現在のハリウッドを代表する名優。今となっては昔マドンナと結婚していたことなんか忘れてしまいそうになります。この人のお勧めは1本だけ挙げるとなると、やっぱりクリント・イーストウッド監督のミスティック・リバーです。

 演技派女優としても立場を確立しているのがナオミ・ワッツ。個人的にはドストライクで大好きな女優さん。この人のお勧めはユアン・マクレガー競演のステイ。他にデヴィッド・リンチ監督のマルホランド・ドライブは僕には意味がハア~?でしたが、彼女の魅力は堪能できます。

 ちょっとボッ~とした目が印象的なベニチオ・デル・トロ。この人のお勧めはスサンネ・ビア監督、ハル・ベリー共演の悲しみが乾くまでがお勧め。他にスティーブン・ソダーバーグ監督、マイケル・ダグラス競演のトラフィックがお勧め。

 他にもフランスの女優のシャルロット・ゲンズブール。僕と同じ年齢で子役の時から活躍していますが、本当に今まで頑張ってる。この人のお勧めはラース・フォン・トリアー監督のメランコリア。チョイと鬱病気味の人の方が楽しめるかもしれません。

 他にメリッサ・レオが出演していました。この人のお勧めはザ・ファイターでの母親役が印象的です。

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映画 ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003) アメリカの軍隊が好きになります

2013年07月07日 | 映画(た行)
 どうもテレビなどを観ていて思うのだが、イスラム教に対してかなりの偏向報道がなされているように思う。確かにイスラム原理主義者の行動は理解し難いものがあるが、どうもイスラム教社会の世界がテロリストばかり報道されるのが非常に不満だ。個人的には何かと束縛されているような気がするが、教義に従って無利子で経営しているお金に綺麗なイスラム銀行のイメージが強い、と言うかキリスト教の方が歴史的に考えると、たくさん争いごとで人を殺してるじゃね~か

 さて、俺にはイスラム教徒を極悪に非道に描き、アメリカ軍を大絶賛しているようにしか見えない映画が今回紹介するティアーズ・オブ・ザ・サン。あまりにもハッキリした勧善懲悪振りが笑える映画だ

 アフリカ、ナイジェリアの内乱を背景にした軍事アクションのストーリーとは如何なるものか?
 ナイジェリアにおいて、親米キリスト教徒反米イスラム教徒の対立が勃発し、反米イスラム教徒側が政権を握りキリスト教徒の人間をを次々に殺戮中。そんな中で米国政府は現地のアメリカ人を救出するために、ある作戦の指令をアメリカ海軍特殊部隊(ネイビーシールズ)のウォーター大尉(ブルース・ウィリス)に出す。
 それは戦地に残っている女性医のリーナ(モニカ・ベルッチ)を救出せよ!任務終了後で疲れていたウォーター大尉(ウィルス)とその部下達だったが、それなら数時間で終了する簡単な任務だと引き受け、ちょっと一休みした後にリーナ(ベルッチ)の救出作戦に向かうのだが、あまりにものリーナ(ベルッチ)の我が儘さのお陰でウォーター大尉(ウィリス)達は、まるで地獄の戦場に叩き落される・・・

 たった1人だけモニカ・ベルッチ姐さんをヘリコプターに乗せれば任務完了なのに、ベルッチ姐さんの『ここに居る人を全員助けてあげて』と至極真っ当な意見を言われて、ジャングルの奥地を長距離で移動することになってしまい、しかも後方からイスラム教徒側の300人を超える軍隊が、オリンピック選手並みの速さで追いかけてくる。

 俺がブログでアップする映画は、本当にお勧めの映画だけ。実はこの映画はクライマックスの戦闘シーンが本当に凄いと言う理由だけでお勧めだ。約7名のアメリカ軍が70名の人間を救出するために、次から次へと繰り出してくるイスラム教徒の300名を超える鬼畜兵に立ち向かっていく。たった1人を助ければ良かった筈なのに、『なんで俺たちがこんな目に遭わなきゃならないんだ』なんて愚痴をこぼす奴なんか、アメリカ軍には1人も居ない。日頃愚痴だらけの俺なんかは、誇り高きアメリカ兵の姿を見て反省しきりだ。
 本当に頭上すれすれを飛び交う銃弾の雨あられ。しかもその最中はモニカ・ベルッチ姐さんはワ~、ワ~騒ぐだけ。全く割に合わない目に遭わされたアメリカ兵達だが、結局その元凶となったモニカ・ベルッチ姐さんの謝罪の言葉が最後まで一つも無かったのには驚いた。

 それにしても俺には理解できないシーンがあった。とにかく今までの軍隊人生を任務を遂行することのみに生きがいを感じていたブルース・ウィリスが原住民の人達をそのまま残し、モニカ・ベルッチ姐さんだけをヘリコプターに乗せて帰ろうとするシーンがあるのだが、何を急に心変わりしたのかそのまま折り返し、原住民の元に戻ってくる。俺には思い当たる適当な理由が、モニカ・ベルッチ姐さんのでかい胸の谷間ぐらいしか思い浮かばなかったのだが

 アメリカにとって悪夢の9.11同時多発テロの後に公開された映画だと考えればそんなショックを吹き飛ばすための映画だったのかと考え込んだりもしてしまうが、基本的にはアメリカが大好きな人が楽しめる映画、そしてブルース・ウィリスが相変わらず渋くて格好良いので、もちろん彼のファンが観ても大いに楽しめる。細かいツッコミどころを気にしなければ単純に楽しめるティアーズ・オブ・サンは決して飽きさせないし、単純な映画が好きな人にはお勧めだ

ティアーズ・オブ・ザ・サン [DVD]
ブルース・ウィリス,モニカ・ベルッチ,コール・ハウザー
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


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 監督はアントワーン・フークア。最新作のエンド・オブ・ホワイトハウスが絶賛公開中?のようにアクション映画を撮るイメージがあります。デンゼル・ワシントン主演のトレーニング・デイ、クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ主演のキング・アーサー、マーク・ウォルバーグ主演の1人では役に立たない狙撃手ザ・シューター/極大射程・・・実は個人的にどれも大して面白いとは思わないのだがけっこうトンデモな展開を見せる映画を撮ります。

 主演は今さら説明の要らない大スターブルース・ウィリスダイ・ハードの大ヒットで一躍大スターとなった彼はタフガイ・スター。とりあえず今回はヨボヨボのブルース・ウィリスが見る事ができる16ブロックをお勧めに挙げておこう。

 本当に迷惑ばかりかけていた女医のリーナ役がイタリアの宝石と呼ばれたモニカ・ベルッチ。個人的にはメチャクチャ大好きな女優さんで ベルッチ姐さんと個人的には呼んでいる。どこが良いかと言えば、とにかく胸がでかい
 この人のお勧めはジュゼッペ・トルナトーレ監督のマレーナが超良い。他に時系列逆バージョン映画のアレックスは珍作だが、彼女の魅力は堪能できる。他にジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン競演のアンダー・サスピション、テリー・ギリアム監督、マット・デイモン、ヒース・レジャー競演のブラザース・グリム、メル・ギブソン監督の気合いの残虐映画パッション、旦那のヴァンサン・カッセル競演のドーベルマン等、意外にお勧め作品が多くあった。

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映画 ハンコック(2008) 独立記念日に観たくなります

2013年07月05日 | 映画(は行)
 7月4日はアメリカの独立記念日、と言っても個人的には興味ゼロ。しかし、アメリカでは花火を見物客に目掛けて撃ち込むなど大盛り上がり。どうやらあの国は銃も花火も規制した方が良さそうだ。
 実はアメリカ独立記念日に観たくなる映画が、ウィル・スミス主演のアメリカ超礼賛映画インデペンデンス・デイでは無くて、無敵のヒーローが暴れまくるハンコックの方だ。

 悪い奴が居たら懲らしめに行くために直ぐに駆けつけ、危険な目に遭っている人が居れば直ぐに助けに現われるスーパーヒーローハンコックの大活躍振りとは如何に。
 もの凄い速さで空を飛びまくり、銃で撃ちまくられても弾丸は体を貫通しない頑丈さ、そして片腕一本で車を投げ飛ばす圧倒的パワー、おまけに羨ましいことに不老不死であるハンコック(ウィル・スミス)。
 今日もハンコック(スミス)は悪者を捕まえるためにものすごい速さで現場に駆けつける、警察でも捕まえるのに苦労しているのにハンコック(スミス)はアッサリ捕まえるのだが、同時に割に合わないぐらいに公共物を大破壊。そんな彼の行動は賞賛されるどころか、マスコミや一般市民から非難の嵐。おまけに小さな子供からも『クズ野朗』と言われてしまう不人気振り。
 ナンデ人の命を助けているのに嫌われているのかと悩んでしまったハンコック(スミス)はアル中依存症になっている。そんな時、危うく電車で轢かれそうになった広告宣伝マンのレイ(ジェイソン・ベイトマン)の命を救うのだが・・・

 
 人助けをしても嫌われるスーパーヒーローハンコック、おお~、これってそのままアメリカじゃんなんて俺なんかは観ていて直ぐに気付く。何でもないノーテンキな映画を装いながらも、ハンコックがある人との出会いを切っ掛けに心身ともに変わっていく様子など、なかなか意味深だ。強い者が存在し続けるためには、強い者が必要だと言う事か
 前半の勢いが最後まで続けば良かったが途中からは俺の頭では理解不能な展開が続き少々パワーダウンしている感が否めないが、所々で笑えるから、ま~良いっか
 とにかくアメリカに興味がある人、別にアメリカなんてどうでも良いよと思っている人、どちらも楽しめることができるハンコックはアメリカの独立記念日の前後に観ることをお勧めしたい映画だ

ハンコック エクステンデッド・コレクターズ・エディション [DVD]
ウィル・スミス,シャーリーズ・セロン,ジェイソン・ベイトマン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


ハンコック スペシャル・エディション [Blu-ray]
ウィル・スミス,シャーリーズ・セロン,ジェイソン・ベイトマン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


 監督はアメリカ人にとっての愛国映画を撮るイメージのあるビーター・バーグ
 比較的最近ではバトルシップがお勧め。ジェイミー・フォックス主演のキングダム/見えざる敵、これぞアメリカだと感じ、戦闘シーンはとてつもなく面白く、お勧めです

 主演のウィル・スミスは、今さら説明するまでも無いですがアクション映画からヒューマン映画までこなす大スター。最後まで観れば驚きと感動が待っている7つの贈り物を今回はお勧めしておこう

 ちょっと意外性のある役でシャーリーズ・セロン。金髪、長身、碧眼と俺の好みが三拍子揃った美人女優。ブサイクな役作りもこなしてしまう実力派女優でもあります。この人のお勧め作品はたくさんありますが、キム・ベイジンガー競演のあの日、欲望の大地では、脚本も良く、ストーリーも感動します。
 他にはラッセ・ハルストレム監督のサイダーハウス・ルールが彼女の美しさが非常によくわかる。ハッキリ言って余談ですが、女性の裸は後姿が素晴らしいことを教えられました。もちろんストーリーも抜群です個人的に現在最も大好きな女優さんです

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