褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 オールド・ボーイ(2003) 韓流嫌いでも観るべき

2012年06月27日 | 映画(あ行)
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 最近は少しづつ韓国の映画を観るようになって、僕なりにだいたい韓国映画のイメージが出来上がってきた。モラルが欠けている、ドS、執念深い、残虐、エロい、行動が馬鹿馬鹿しい。そして今回紹介する韓国映画オールド・ボーイを観て、もう一つ新たな印象が出来上がった。それは韓国人は大した理由も無いのに自殺をしてしまうということだ。それにしてもロクな印象が1つも浮かんでこないのが不思議。
 ちなみに今回紹介する映画オールド・ボーイは日本の漫画が原作。しかし、僕のイメージ通り映画の内容は完全に韓国らしさが満載だ。特に残虐性にはやっぱり韓国はこれだよ、これと思わず叫びたくなった。
 
 さてストーリーの方だが、ちょっと飲み過ぎた親父が、気付いたら殺風景な部屋に監禁されてしまっていた。ところが監禁生活は15年間の長きに渡り、ある日突然解放される。全く監禁された理由がわからない主人公の親父は、知り合った若い女性の力を借りながら?、自分を監禁した黒幕を執念深く探し出し、なぜこんな理不尽な目に遭わなければならなかったのかを追求する・・・というより、黒幕の方からご丁寧に会えるように連絡してくれる。
 そして真実を知った時に、主人公の親父と同様に観ている我々も驚き、そしてショックを受けてしまった主人公の親父の行動にきっと誰もが失笑してしまう仕掛けになっているのだ。

 前述した僕の韓国映画のイメージが全て盛り込まれているが、負のパワーが炸裂してかなり強烈な映画。今振り返れば、なんだか大雑把な映画だったような気がしないでもないが、2時間という貴重な時間を決して一瞬たりとも退屈することの無い面白い映画。

 主人公がいつの間にかカナヅチを手に取って振り回す暴力シーンは、思わず目を背けてしまうと思っていたのだが、意外にもコミカル感があってこんなシーンも韓国映画ならありだよな~と変な納得感があった。
 それよりも生きたままの生タコを丸飲みするシーンが頭から離れない。しかし、今思えばあのシーンは一体全体、何のためにあったのか必然性が全く思い出せない。確認のために再度観ることも考えたが、多くの残酷なシーンをまた観ないといけないのかと思うと2回も観る気になれなかった。
 他にもトンチンカンなシーンが多く出てくるが、そんなシーンも含めて面白い映画。とにかく韓流はなんでもかんでも嫌いなんだと言う人にぜひお勧めしたいオールド・ボーイを紹介します

オールド・ボーイ プレミアム・エディション [DVD]
チェ・ミンシク,ユ・ジテ,カン・ヘジョン
ショウゲート


 妻と娘がいる平凡なサラリーマンのオ・デス(チェ・ミンシク)は酔っ払って、警察のお世話になった帰りに、何者かに誘拐される。気が付くと、テレビが置いてある殺風景な部屋に監禁されていた。
 ある日、テレビのニュースを観ていると妻が殺されたことを知り、その容疑者が行方不明になっている自分になっていることにオ・デス(チェ・ミンシク)は驚き、ショックを受ける。
 そんな監禁生活が15年もの長きに渡り続くが、ある日突然解放される。

 オ・デス(チェ・ミンシク)はどうして自分がこんな理不尽な目に遭わされたのか、そして黒幕は誰なのか。その黒幕に復讐するために、寿司屋で知り合った若い女性ミド(カン・へジョン)の力を借りて黒幕を追求しようとするが・・・ショッキングな真相は映画を観てください



 それにしても韓国人の復讐は凄いです。韓国人と付き合うのは本当に難しいことを痛感させられます。バイオレンスな映画が好きな人は勿論、血が出る映画が嫌いな人も一度は観ることをお勧めしたい映画です。

 監督はパク・チャヌク。北朝鮮と韓国の国境38度線で起こった事件が描かれた本格的サスペンスJSA、そしてエロいヴァンパイアが登場する渇きなど、韓国映画界を引っ張る奇才です。

 主役のオ・デスを演じるチェ・ミンスクシュリで北朝鮮側の工作員を演じた俳優です。

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競馬 宝塚記念予想 大混戦になりました

2012年06月23日 | 競馬予想

宝塚記念予想


 今年の宝塚記念はまさか、まさかの大混戦模様。去年は暴君のごとき強さを見せつけたオルフェーヴルだが、今年は馬に真剣さが足りないようだ。流石にこんな不真面目な馬を本命にする気は起こらない。
 だいたい宝塚記念はハイペースになって差し馬が台頭することが多いが、どうやら今年もハイペースになりそうなメンバー構成。3コーナー過ぎから各馬が動き出し、激しい攻防が見られそうだ。ハイペースな上に、さらに4コーナーでは先頭に立つ勢いで早めに捲くって来るタイプの馬が多いことを考えると、4コーナーでも後方で我慢して最後の直線に賭ける馬。今年も追い込み馬の大外一気が見られる可能性が高いのではないか
 オッズが示す通り、確かに大混戦の気配。オルフェーヴルが頼りにならないことを考えると、本当に予想する側にとっては非常に悩ましいように思われるが意外に簡単に本命馬は決まった。

 ◎  2 ショウナンマイティ
 ▲  1 ウインバリアシオン
 ▲  9 ビートフラッグ
 ▲ 11 オルフェーヴル
 △  4 マウントシャスタ
 △  7 ルーラーシップ
 △ 12 フェデラリスト
 ×  3 ヒットザターゲット
 × 10 ナカヤマナイト
 × 15 トゥザグローリー

 僕の本命は2番のショウナンマイティ。スローペースで追い込みが効かないレースに泣かされることがあるが、2走前の大阪杯では超スローペースを大外から差し切り、さらに差をつける凄みのあるレースを見せた。あの脚はGⅠ級。前走は2着に敗れたとはいえ最後の3ハロンを32秒台で飛ばしてきた脚は、負けたとはいえ凄みを感じさせるパフォーマンスを見せた。
 しかし、今回はスローペースは考えづらくこの馬に展開は向きそうだ。4コーナーではまだ後方に居そうだが、ゴール前では大外強襲が見られるはず。展開、充実度、能力、安定感などを考えると迷わず本命

 単穴には3頭挙げる
 まずは1番のウインバリアシオン。この馬も最後の直線に賭けるタイプの馬。しかし、この馬は勝ち味に遅い。最近は勝っていないどころか、惜しかったというレースもない。しかし、ジョッキーは勝負強い岩田騎手。馬の勝負弱さをジョッキーの勝負強さでカバーする。
 馬自体は確かに能力があるし、展開も向きそう。久々の勝利がGⅠレースの可能性はある。

 次に9番のビートフラッグ。前走の天皇賞(春)は恐るべきパフォーマンスを見せたのに、この人気の無さはどうしたことか?この馬は先行するといっても、スローペースの瞬発力勝負は分が悪いが、ハイペースの展開でスタミナ勝負に持ち込めれば、再びアッと言わせる可能性がある。今回は早めに動きそうな馬が多いので、展開面では厳しいが天皇賞(春)のレース振りは実は相当強かった。なめたら痛い目に遭いそうなので、単穴評価は必要だ。

 次に11番のオルフェーヴル。普通に持っている能力を発揮すれば、このメンバーが相手でもブッチギリで勝つのだが、前述したように真面目さが足りない。人間の世界では真面目に働くことこそが美徳であるのだが、馬の世界でも真面目に走ることが大切なはず。果たして今回は真面目に走るのか、それとも再び違う方向へ向かって走っていくのか。今回もあの時と同じように阪神内回りコースというのがちょっと嫌な予感がする。
 しかし、簡単にこの馬を斬ってしまうことは出来ないだろう。特に今の俺は精神的に弱っているので、なるべく馬券の予想は手堅くいきたいものだ。これより評価を落とすことは出来ない。

 人気が無さそうなところでお勧めしたい馬は4番のマウントシャスタ。3歳馬とはいえ、斤量の53キロは恵まれすぎだろう。NHKマイルCの悪夢を前走で完全に払拭したし、改めて能力を確認できた。さすがに勝つのは厳しいが、2着なら飛び込んできても驚けない。
 念のために言っておくが、ちなみに俺がお勧めする穴馬はほとんど来ない

買い目 三連単フォーメーション
 1着 2
 2着 1、4、7、9、11、12
 3着 1、3、4、7、9、10、11、12、15

買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、9、11
 2着 2
 3着 1、3、4、7、9、10、11、12、15     合計 72点

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映画 レナードの朝(1990) 生きる歓びを感じることができます

2012年06月20日 | 映画(ら行)
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 ただ何となく毎日を生かされていると考えている人にとって、生きるってこんなに素晴らしい事だったんだと気付くことができる映画。最近は忙しくて睡眠不足で眠たいんだと愚痴をこぼす人が多いが、この映画を観終わった後は多くの人が寝ている時間が勿体ないと感じるはずだ。
 ちなみに俺もこの映画を観終わった後は睡眠時間を削ってでも早起きしようと思った。

 さてストーリーだが、30年間も通称眠り病(実際に目をつぶって本当に眠っているわけではありません)に罹ってしまい、その間全く自分で身動きができず、こん睡状態に陥ってしまった男と、そんな治療不可能と思われる難病から救い出そうとするお医者さんの2人の友情の話。
 とにかくいつも眠たいと感じている人もこの患者の姿を見ていて羨ましいと思う人は居ないはずだ。

 とにかくこの病院に入院している患者たちの姿を見て驚く。パーキンソン病は聞いたことがあり、またテレビで実際に患っている人も見たことがあるがこの映画に登場している患者たちの病気の様子はそれ以上に酷い。そして、この映画に登場する医師や看護婦達も患者たちが全快するなどと全く思っておらず、諦めムードが漂っている。そんなやる気の無い医師や看護婦の姿に腹が立つ人も居ると思うが、実際問題として誰もがこれは治せそうに無いと思えるはずだ。

 しかし、そんな絶望的な状況で現われるのが、ちょっと口下手で真面目さだけが取りえの赴任してきたロビン・ウィリアムズ演じるセイヤー医師。彼の患者と真剣に接する態度は周りの医師からは好奇の目で見られるが、看護婦たちの心を突き動かし、奇跡的に患者達を快方に向かわせるハッピーな展開に進んでいく。
 しかし、そんなハッピーな気分で見られるのは半分くらいまで。残りのラスト半分は悲劇に向かっていく。そんな悲劇に向かっていく過程で、生きることの意味を問い質し、真の自由とは何かを感じさせ、諦めない気持ちが大切だと感じ、篤い友情に感動するなど観る人によって様々な見方ができる映画。特にセイヤー医師の行動は本当に褒められるべきだったのかという問題に突き当たる。

 患者たちを必死で助けようとするセイラー医師にはロビン・ウィリアムズ、そして重症の眠り病に罹ったまま30年の長きに渡り、ほとんど寝たきりだったレナードにはロバート・デ・ニーロ。名優2人の競演が楽しめ、特にロバート・デ・ニーロの演技の上手さが肝心のストーリーより感動してしまう。名作とは多くのテーマを内包し、観る人によって様々な感想を抱かせるが、まさにそんな映画であるレナードの朝を紹介します

レナードの朝 [DVD]
スティーブン・ザイリアン
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


 1969年のブロンクスにて。慢性的神経病患者が多く入院している病院にセイラー医師(ロビン・ウィリアムズ)が赴任してくる。そこに居る医師や看護婦たちは患者たちが快方に向かうとは全く考えていなかったが、セイラー医師(ウィリアムズ)の真剣に患者と向き合う様子にやがて看護婦のエレノア(ジュリー・カブナー)の心は突き動かされ、彼女はセイラー医師(ウィリアムズ)に積極的に協力する。
 患者たちの中でも最も重症だと思われたのが30年間身動きできず、ほとんど昏睡状態のレナード(ロバート・デ・ニーロ)。セイラー医師(ウィリアムズ)はレナード(デ・ニーロ)に大いに興味を持つ。

 セイラー医師(ウィリアムズ)は薬学の講演でパーキンソン病患者用の薬がある事を知り、まだ公式に認められていない薬を周囲の反対を押し切ってレナード(デ・ニーロ)に使ってみることを決心する。そして奇跡が起き、レナード(デ・ニーロ)は自ら起き出し、そして話しかける。その様子を見たセイラー医師(ウィリアムズ)は喜び、驚く。

 次々と他の患者にも薬を使用するとレナード(デ・ニーロ)と同じように起き出し、話すこともできる。素晴らしい奇跡が起こったのも束の間、人生の半分以上を寝たきりで過ごしてきた彼らに新たな問題が生じてしまうのだが・・・生きることの意味を考えさせられる展開は映画を観てください



 実話を基にした出来事を映画化。人生の半分以上を昏睡状態で過ごしてしまうことの恐ろしさを感じることができます。そして、一瞬でも病院内から外へ出て色々な物を見て、経験する患者たちの姿に生きることの素晴らしさを気付かせられます。
 今回紹介したレナードの朝とジャック・ニコルソン主演のカッコーの巣の上では舞台設定が似ており、見比べて観るのが面白いと思います。

 ちなみに監督は女性であるペニー・マーシャル。最近は特に監督作品が激減していますが、トム・ハンクスの出世作であるビッグは笑えるし、他に女性が大活躍するプリティ・リーグは感動作で、女性にお勧めしたい。
 再び監督業に乗り出すことを期待しているのは僕だけでは無いでしょう。

 とても誠実なセイラー医師を演じるのがロビン・ウィリアムズ。とにかく人の好い人を多く演じる印象がありますが、クリストファー・ノーラン監督のインソムニアでは、なかなかの悪を演じています。多くの名作に出演していますが個人的にはグッドモーニング、ベトナムアンドリューNDR114がお勧めです。しかし、本当に1番お勧めしたいのがジョン・アーヴィング原作のガープの世界です。

 そして本作品ではあまりにも上手すぎる演技を見せたロバート・デ・ニーロ。彼の出演している他の作品を観ると、これぐらいの演技は彼にとってはそれほど難しい役では無いのかもしれません。多くの名作に出演している俳優で説明の必要のいらない大スターですが、僕は彼の出演作品ではアクションとコメディが合わさったようなミッドナイト・ランが1番好きです

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映画 暗黒街の顔役(1932) 古典的ギャング映画の傑作です

2012年06月17日 | 映画(あ行)
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 今も昔もハリウッド映画に欠かせないギャングムービー。その火付け役となった映画が今回紹介する暗黒街の顔役だ。ちなみに原題はScarface(スカーフェイス)。ブライアン・デ・パルマ監督、アル・パチーノ主演の名作スカーフェイスのリメイク基。ブライアン・デ・パルマ監督作品のスカーフェイスは暴力描写が過激だが、さすがに1930年代の映画ということもあり暴力描写は控え目。しかし、その代わりと言うわけでもないが次々と人殺しがテンポ良く実行されていく様子が非常に小気味良い。
 
 さてストーリーはマフィアのボスの用心棒にしか過ぎなかった男が、次々と縄張り争いを繰り広げる敵方ギャングを虐殺、そして自らのボスを殺害してトップに成り上がっていく。マフィアという世界が少々行儀悪いが、これぞアメリカンドリームだと感じ、そして栄光から一瞬にして奈落の底に落ちていく様子がまるで今のアメリカ社会を予感しているように思える。

 さらに、この映画を面白くさせている要因として主人公のキャラクターが挙げられる。情け容赦なく人殺しを実行し、ナンバー・ツーの地位に満足せずボスの座を乗っ取り、愛する女性への贈り物としてこの世の全ての富を与えるために戦い続ける。さらに顔に×印の傷が凄みを増し、最近流行りのワイルドだろ~な男。決して古いと馬鹿にしてはいけない暗黒街の顔役を紹介します

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ベン・ヘクト
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 マフィアのボスであるコステロの用心棒であるトニー(ポール・ムニ)が敵方のボスであるロヴォ(オズグット・パーキンス)に買収されて、コステロを殺害する場面から始まる。

 コステロの縄張りを奪ったロヴォ(パーキンス)は、その立役者であるトニー(ムニ)の腕を見込んで彼をナンバー・ツーに取り立てる。しかし、トニー(ムニ)はナンバー・ツーの地位に飽き足らず、やがては街を全て支配してボスの座を奪い取る野心を持っていた。さらにロヴォ(パーキンス)の美しい情婦であるポピー(カレン・モーリー)をも奪い取る心算だ。

 この街の実力者であるギャフニー(ボリス・カーロフ)との抗争には怖じ気付いているろロヴォ(パーキンス)の忠告を無視するかのようにトニー(ムニ)は弟分のリナルド(ジョージ・ラフト)と共にギャフニー(カーロフ)の縄張りを荒らし、さらにはギャフニー(カーロフ)を殺害する。

 トニー(ムニ)の勢いが強まっていくことを恐れたロヴォ(パーキンス)は殺し屋をトニー(ムニ)の元へ差し向けるが、逆にトニー(ムニ)は返り討ちに合わせ、ロヴォ(パーキンス)を殺害する。トニー(ムニ)はついに街の絶対支配者となる。
 しかし、彼には近親相姦的に愛する妹のチェスカー(アン・ドヴォラーク)が居り、妹をあまりにも束縛し過ぎることから思わぬ展開が待ち受けるのだが・・・リメイク版のスカーフェイスと見比べるためにも映画を観てください



 ちなみに原題のスカーフェイスの意味は”傷のある顔”です。ちなみに主人公のモデルは最も有名なマフィアであるアル・カポネ。この映画で出てくる事件の数々は実際に起こった事件を参考にしているようです。
 ちなみに色々と細かい演出が楽しめる映画。最初の殺害シーン、床屋さんでの拳銃を隠すシーン、ボウリング場でのピンの動きなどなど印象的なシーンが多いです。

 監督は名匠ハワード・ホークス。戦前から戦後にかけて名作を連発しています。コメディからアクション映画まで幅広い分野の映画を撮っていますが、コメディにおいてはケイリー・グラント、キャサリン・ヘプバーン共演の赤ちゃん教育、同じくケイリー・グラント主演のヒズ・ガール・フライデーの両作品は笑えます。
 そして西部劇においても名作を遺していますがジョン・ウェイン主演の赤い河リオ・ブラボーは傑作です。

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映画 身代金(1996) 本当にチームワークがバラバラです

2012年06月14日 | 映画(ま行)
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 経済の発展している国にとって、宿命的に付きまとう問題が経済的格差社会。特に金持ち優遇政策をとってきたアメリカにとって金持ちと貧乏人の差が両極端すぎるのは非常に問題だ。しかも拝金主義に陥ったアメリカのモラルの低下は大金持ちには何でもお金で解決できるとばかりに傲慢さが漂い、貧困層は大金持ちに嫉妬してしまい真面目に働くことを忘れて犯罪に奔る。あの国には心の裕福さを説いても無駄かもしれない。実は日本も民主党のマニフェストのバラマキ4Kと言われる子供手当て、高速道路無料化、高校無償化、農家の戸別所得補償制度はまさに全てカネ、カネ、カネ、カネ。こんな政権を誕生させてしまった日本人のモラルの低下はアメリカ人より深刻だ。

 さて、今回紹介する映画身代金は一代で大手航空会社を設立し、美人な奥さんもいる大金持ちで、とても羨ましいお父さんが主人公。しかし、愛する一人息子を誘拐されたことによって、少々血迷った行動に出てしまう。犯人グループから要求された身代金を最初は大人しく払うつもりだったのだが、急に心変わりして犯人を捕まえるための懸賞金にしてしまう。せっかく息子を取り戻すためにFBIを雇ったのに台無しだと思って観ていたら、ここから映画は俄然と面白くなるのだ

 簡単に言ってしまえば、今まで少々悪質な手段を用いてでも成り上がってきたお父さんと、お金持ちに嫉妬している犯人グループの大なり小なりモラルを欠いた者同士の対決。そしてお父さん側は妻とFBIが息子さんを生きて帰ってこさせるために必死になるが結局はお父さんの単独行動によって全てがぶち壊し、犯人グループも最初から一致団結できていないところがアメリカ人らしくて笑える。個人の能力に頼りがちなアメリカ人は本当にチームワークが悪い。

 マンネリ化、アイデア不足に陥っているように思えるサスペンス映画が量産されていく中で、大胆なアイデア、ストーリー展開、アメリカ人のチームワークの悪さが楽しめる身代金を紹介します

身代金 特別版 [DVD]
メル・ギブソン,レネ・ルッソ,ゲイリー・シニーズ,デルロイ・リンド
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント


 一代で大手航空会社を設立したトム(メル・ギブソン)は美しい妻ケイト(レネ・ルッソ)と9歳の息子のショーン(ブローリー・ノルティ)の3人家族。家は豪邸で大金持ち。誰もが羨ましがるような生活を送っていた。しかし、自ら設立した会社が愛おしいために賄賂の問題でマスコミ、警察から少々マークされているのがチョッとした悩みだ。
 そうは言っても何不自由の無い暮らしをおくっていたトム(ギブソン)だったが、何者かに息子のショーン(ノルティ)が誘拐され、犯人グループから200万ドルの身代金を要求されてしまう。

 トム(ギブソン)は犯人の要求どおり200万ドルを払ってショーンを取り返して、その後は事件解決をFBIに任そうとしていたのだが、やがて200万ドルを犯人に支払っても息子のショーンが殺されると直感する。電話でのやり取りだけで、なかなか姿を見せない犯人に対してイラついてきたトム(ギブソン)は、テレビに出演して200万ドルを犯人を捕まえるための懸賞金に出すと無謀な宣戦布告をしてしまう。
 その放送を観ていた妻のケイト(ルッソ)は発狂し、FBIのホーキンス捜査官(デルロイ・リンドー)は愕然とし、世間はトム(ギブソン)の行動に対して冷ややかな反応を見せていたが、そのことは意外にも犯人グループの足並みの乱れを誘い・・・果たして息子は無事に取り返せるのか?危機一髪の状況が楽しい展開は映画を観てください



 父親のメル・ギブソンと犯人グループのリーダーであるゲイリー・シニーズの電話での応酬は名シーンだと思います。
 観終わった後に、大金持ちになって世間で目立つことが如何に愚かなことかを理解できるし、実はこの映画に登場する人物は殆どが善人では無いことに気付きました。

 監督はヒット作多数のロン・ハワード。初期の頃はスプラッシュコクーンのようなファンタジーが多かったのですが、アポロ13ダヴィンチコード天使と悪魔といったようなサスペンスフルな映画が多くなってきました。他にもビューティフル・マインドのようなドラマを撮るなど、幅広い分野の作品を撮れる名監督です。
 個人的にお勧めしたいのがまるで鼠と象の論戦が繰り広げられるフロスト×ニクソン。無名のテレビ番組の司会者と元アメリカ大統領の対決が面白いです。

 お父さん役は大スターメル・ギブソン。今さら説明の必要の無い大スター。監督としても名作ブレイブ・ハート、超問題作パッション、そして残虐描写の多いアポカリプトなど今後は出演作品より監督作品で楽しみです。
 主演作品多数の大スターですが、陰謀のセオリーではちょっと変わった役柄を演じているので時間のある方は観てください。

 奥さん役でレネ・ルッソ。よく考えたらメル・ギブソンとはリーサル・ウェポンシリーズで共演していました。とても美人な人ですが、他にクリント・イーストウッド共演のシークレット、ダスティン・ホフマン共演のアウトブレイクなどアクション映画に出演しているイメージがあります。
 個人的にお勧めしたい映画がロバート・デ・ニーロ、エディ・マーフィ共演のショウタイム。なかなか笑える映画です

 悪徳警官の役でゲイリー・シニーズが出演しています。いつも美味しいところを持っていく貴重な脇役です。トム・ハンクス共演のフォレスト・ガンプアポロ13、ニコラス・ケイジ共演のスネーク・アイズなどもっと評価されても良い俳優です。

 そしてもう一人、FBIの捜査官でデルロイ・リンドーが出演しています。大柄な黒人俳優でマルコムXクルックリンなどスパイク・リー監督作品によく出演しています。他にもラッセ・ハルストレム監督のサイダー・ハウス・ルール、ダニー・ボイル監督の普通じゃないなど名監督の作品に多く出演しています。

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映画 紅いコーリャン(1989) チャン・イーモウ監督のデビュー作です

2012年06月05日 | 映画(あ行)
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 1920年代の中国の山東省の寒村を舞台に、中国人の純朴さに感動し、そして後半では日本軍の残虐行為に驚く。グルグルの左巻き思想の人が観ると大いに感動できる反日映画だ。
 僕にとって中国という国は中華料理の美味さ以外は大して尊敬できる点は無いのだが、中国映画は好き。特に映画に登場する中国人たちの純朴さには大いに感動する。アジア映画と言えばジャッキー・チェンに代表される香港映画が中心だったが、日本のみならず世界的に中国映画の存在をアピールしたのが今回紹介するチャン・イーモウ監督のデビュー作である紅いコーリャンだろう。

 正直なところ中国の変な風習、行動が目立ち、個人的にはそれほどチャン・イーモウ監督作品の中でそれほど秀でた作品だとは思えない。特に後半の日本軍の残虐行為はなんだか中国共産党の軍がチベットや新疆ウイグル自治区に対して行っている残虐行為をそのまま日本軍に置き換えているように思えた。間違っても学校の先生は子供たちにこの映画を見せて、日本人は戦時中にこんな悪いことをしていたんだと言うような教え方をしてはいけない。

 そして極めつけが、コーリャン畑から収穫して作るお酒の作り方に吃驚。映画の中では名酒の誕生ということになっているが、あんな酒を飲めるわけが無いだろうと思わずツッコミを入れてしまった。他にも理解し難い中国人の行動がたくさんあり、後で考えると実は何が言いたかったのかよくわからない映画。
 実はこの映画は内容よりも紅色を強調した映像が観る人に強烈な印象を叩き込む。酒の色の紅、夕日の紅、そして血の紅。そして大きく広がるコーリャン畑が印象的な使われ方をされており、そこに住む人々の運命を暗示しています。
 チャン・イーモウ監作品の特徴と言えば、上海ルージュHEROに代表されるような鮮やかな色彩感覚が挙げられるが、デビュー作からその兆候がハッキリ見られる紅いコーリャンを紹介します

紅いコーリャン [DVD]
莫言,陳剣雨,朱偉
紀伊國屋書店


 1920年代の中国山東省において。18歳になったばかりの九児(コン・リー)は親子ほど年の離れたハンセン病を患っている酒屋の主人の所に嫁ぎに来る。神輿に担がれてやって来た九児(コン・リー)だったが、その途中で山賊に襲われそうになるが神輿を担いでいた男たちに助けられる。
 その村の風習で、結婚式の3日後に実父に連れられて実家に帰る九児(コン・リー)は、山賊に襲われた場所を通り掛った場所で再び何者かに襲われるが、その人物は神輿を担いでいた男の1人である余占鰲(チアン・ウェン)だった。2人はコーリャン畑で結ばれる。

 九児(コン・リー)は実家から嫁ぎ先へ戻ると、驚いたことに旦那は行方不明。彼女は旦那に代わって酒屋を切り盛りし、番頭の羅漢(トン・ルーチュン)の協力を得て酒屋の商売は順調だった。やがて九児(コン・リー)が山賊に誘拐されるなど事件が起こるが、余占鰲(チアン・ウェン)と結婚し、子供の豆官(リウ・チー)が産まれるなど幸せな日々を送っていたのだが、そこへ日本軍がやって来て・・・トンデモな日本軍は映画を観て確認してください



 ちょっとトンチンカンな行動が見られますが、それも含めて中国人の純朴さの表われ。大いに感動する人も居れば、なんだよこの映画は?と賛否両論に別れる映画だと思います。

 監督は今や中国のみならず、世界的名匠のチャン・イーモウ。最近はお金をたくさん使った大作を撮るイメージがありますが、本来はドラマ性に優れた作品を撮る監督。チャン・ツィー主演の初恋のきた道は本当に良い映画でお勧めです。派手な映画が好きな人には王妃の紋章がお勧め。他にジェット・リー主演のHEROはアクション映画としてお勧めです。

 主演のコン・リーはよく考えたら、この作品がデビュー作でした。チャン・イーモウ監督と多くの作品でコンビを組んでいますが、その中では活きるが良いです。ちなみにチャン・イーモウ作品以外ではチェン・カイコー監督のさらば、わが愛/覇王別姫がお勧め。ちなみに僕が観た中国映画の中では一番好きな映画でもあります。

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競馬 安田記念予想 今こそ真価を見せるとき

2012年06月03日 | 競馬予想

安田記念予想


 最近の俺の競馬の予想はボロボロ。これだけ木っ端微塵に打ちのめされると挫けそうになってしまう。しかし、その人の真価は苦境に陥った時にこそ発揮されるもの。今回の安田記念は俺の真価及び生き様を見せてやる
 そして競馬界においても今やかつて無いほどの苦境に追い詰められている騎手がいる。毎年の如くリーディングジョッキーに輝き、そして毎年GⅠレースを制覇してきた男、その名は武豊。ついに去年はGⅠレースを制覇することなく終わってしまった。今年も今のところ大した有力馬に恵まれずGⅠレースで勝つどころか、存在感すら見せていない。しかし、この男の凄さを今回の安田記念で見せ付けるだろう。

 さて、香港馬の参戦や日本馬もGⅠホースが数頭出走しているものの最近のレース振りが大敗しているのが殆ど。何が勝っても驚けないメンバー構成になって本当に予想のしがいがある展開はシルポートの単騎逃げが見込め、先行馬が有利な流れになると思う。ここはペース判断にすぐれたジョッキー及び、先行できる脚質の馬を中心に組み立てるのが正解か。

 ◎ 16 ローズキングダム
 ▲  2 ガルボ
 ▲  7 サダムパテック
 ▲ 13 シルポート
 △  4 ストロングリターン
 △  9 フィフストペトル
 △ 15 リアルインパクト
 ×  8 コスモセンサー
 × 10 アパパネ
 × 11 エイシンアポロン

 僕の本命は16番のローズキングダム。最近はすっかり影の薄くなってしまった馬だが、この馬もまさに今が苦しい時期の馬。ジョッキーに武豊を持ってきて、人馬共に復活劇を見せることが出来るか。この馬は長距離は合わない。むしろ今回のマイルの距離はこの馬にとって起爆剤になるかも。元々2歳王者に輝いた馬だから1,600M戦は望むところ。長距離だと折り合いに苦心するが、マイルなら折り合いに苦労することも無さそうだし、武豊ならペースを考えてレースは絶好の位置取りに付けると思う。最近の成績は奮わないが、持っている能力、実績、これまでのパフォーマンスは他の馬より一枚上。今まで苦しんできたジョッキー、馬、そして俺。三者三様の形で立ち上がるときが来た。

 単穴には3頭挙げる
 まずは2番のガルボ。前走はスローペースを外から差しきったように調子の良さそうな1頭。そしてレースセンスの抜群のこの馬にとってこの内枠は絶好だ。ジョッキーも勢いに乗っているし、実績馬たちが頼りにならないこのメンバー構成ならGI制覇のチャンス到来。この枠順なら大注目だ。
 
 次に7番のサダムパテック。もうダメかなと思っていたら前走は鮮やかに復活。この馬の距離適正は1,600Mのマイル。ジョッキーに名手ウイリアムズを得て念願のGⅠ制覇の舞台は整った。このジョッキーならペースが遅いと思えば、強気に前の位置で勝負してくるだろう。復活して今ならGⅠ制覇のチャンスだ。

 次に13番のシルポート。東京コースの1,600M戦で逃げ切り勝ちは有り得ないと思っていたのだが、どうやろその固定観念に囚われてはいけないことに今年のNHKマイルCで気付いた。その時の反省を今回直ぐに活かすところが俺の凄いところだ。単騎逃げ確実のこのメンバーならチャンスはある。特に前走のマイラーズCは自らハイペースの流れを作り出しての逃げ切り。すでに7歳馬の大ベテランになった馬だがまだまだ元気一杯。絶好調の今ならGⅠを舞台に逃げ切り勝ちの可能性はある。

 出走してくれば、上位に顔を出してくる香港馬ですが今年の2頭は差し馬なので展開が向かないと思い消しました。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 16
 2着  2、4、7、9、13、15
 3着  2、4、7、8、9、10、11、13、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、7、13
 2着 16
 3着 2、4、7、8、9、10、11、13、15                    合計 72点

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コメント
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