ザ・競馬予想(儲かるかも?)

競馬予想(三連単予想)をします(主に重賞)。しかし、最近は映画の記事が多いかな?

競馬 アーリントンC予想 好素材のメンバーが揃いました

2015年02月28日 | 競馬予想

アーリントンC予想


 去年はミッキーアイルが、このレースを制し、そのままNHKマイルCを勝ってGⅠホースになるなど注目のレース。果たして3歳マイル戦線の主役に躍り出るのが果たしてどの馬か。阪神競馬開幕初日であり、しかも天気も良さそうで絶好の馬場状態でレースが行われそう。ここは1、2着は先行決着の可能性が高いと考えて予想を組み立てるのが正解か?
 例の如く展開を考えると、まだ若い3歳馬のレースなだけに難しいが、新馬戦で圧倒的な逃げ切り勝ちを決めたマテンロウハピネスが行くか。2番手に内からナイトフォックス、外からナリタスターワンで比較的隊列が早く決まりそう。たとえネオスターダムが逃げたとしても先行争いが激しくなるとは考えにくい。
 勝ち馬は恐らくこの3頭から出てくると思うが、安定感を買うと自ずと本命馬は決まった

 ◎ 12 ナリタスターワン
 ▲  2 ナイトフォックス
 ▲ 11 マテンロウハピネス
 △  1 ナヴィオン
 △  6 ヤマカツエース
 △  7 ネオスターダム
 △  8 ヤングマンパワー
 △  9 エイムハイ
 ×  4 アルマワオイオリ
 × 10 ネオルミエール

 俺の本命は12番のナリタスターワン。休養明けを間に挟んで2戦2勝中。特に前走はスタート良し、最後の脚も良しの完璧なレース運び。間隔が開いての、あのレース振りなだけに更に今後が楽しみになった。大外枠なのはチョット不安だが、直ぐ隣に逃げそうな馬が居るのはラッキーな枠の並び。逃げ馬の直後に付ける理想的な展開に恵まれそうだ。開幕週の馬場も味方し、差し馬の有力馬たちの追撃を軽く一蹴する。

 単穴には2頭挙げる。まずは2番のナイトフォックス。この馬は何が何でも内枠が欲しかったタイプの馬だろう。前走のジュニアカップで負かした馬も今回は出走するが、最後はなんとか凌ぎ切っての勝利なだけに少々パンチ力に欠ける印象がある。しかし、立ち回り自在な脚質、内枠、そして武豊と重賞でも勝てる条件は揃った。せこく内側を立ち回り、レース後は流石は武豊!なんて結末があっても驚けない。
 
 次に11番のマテンロウハピネスを挙げる。前走は新馬戦だったがボロ勝ち。大幅にレベルが強化される今回だが、楽しみの方が大きい。決して逃げないとダメな馬とも思えず、内からネオスターダムが逃げても、折り合いを欠く心配は要らないだろう。展開面及び馬場状態を考慮して、この馬の前残りには警戒が必要だ。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 12
 2着  1、2、6、7、8、9、11
 3着  1、2、4、6、7、8、9、10、11

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、11
 2着 12
 3着 1、2、4、6、7、8、9、10、11            合計 72点

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映画 エル・マリアッチ(1992) ロバート・ロドリゲス監督のデビュー作品です

2015年02月26日 | 映画(あ行)
 最近も『シン・シティ 復讐の女神』などでその鬼才ぶりを発揮しているロバート・ロドリゲス監督だが、彼の名を一躍有名にした作品がたったの7,000ドルで制作された監督デビュー作である今回紹介する映画エル・マリアッチ。大した予算がなくても面白い映画を撮ることができる見本のような作品だ。アクション、ギャグ、スピード感、ラテン系の綺麗なオネエちゃん、アホっぽさ等、娯楽映画の要素がふんだんに取り入れられているのが良いのだ。
 ストーリー展開は、たまたまフラフラ~とメキシコの小さな町にやって来ただけの主人公であるエル・マリアッチ(ギター弾きの歌手)が、人違いが原因でギャングが放つ殺し屋から次々に命を狙われて追いかけられてしまう内容。『何で俺が、命を狙われるの?』なんてキョトンとした表情をしながら、とにかく逃げまくる主人公のエル・マリアッチの運の悪さが笑える。
 しかし、運が悪いと言っても、追いかけてくる殺し屋達の頭の悪さのおかげで運良く助かったり、ギターを弾きながら歌を歌うだけが取り得の主人公のはずだが、逆にいざという時には殺し屋たちも顔負けの銃さばきを見せたり、驚くほど俊敏な動きを見せて殺し屋たちを血祭りにあげるような、テキトーな展開が非常に笑える斬新なアクション映画だ。

 ハリウッド映画のような超人的な人間が活躍して悪い奴を懲らしめてスカッとした気分になるような映画も良いが、時にはショボイ奴が活躍して結果的に悪い奴を懲らしめる映画も良いよね~、と思わせるストーリーとはいかなるものか。
 メキシコの小さな町が舞台。刑務所を運良く脱獄したアズール(レイノル・マーティネス)はかつての仲間であり、自分の金を横領した町を牛耳るギャングのモーリシオ(ピーター・マルカルド)が送り込んでくる暗殺者を逆に次々と殺していた。
 殆んど時を同じくして、ギターケースを抱えたマリアッチ(カルロス・ガラルドー)が、この町にたどり着く。チープなホテルで泊まろうとしていると、なぜか銃を持った奴等が自分の命を狙ってくる。町中を逃げまくるマリアッチ(カルロス・ガラルドー)は、女主人ドミノ(コンスエロ・ゴメス)が経営するバーで隠れさせてもらうのだが・・・

 それにしても、マリアッチ(カルロス・ガラルドー)がアズール(レイノル・マーティネス)と間違えられて命を狙われる理由が笑える。顔も全く似ていなければ体形も全く違うのに、なんで人間違いだけの理由で殺されそうになってしまうのか?それは、ここでネタ晴らしをするより映画を観てもらう方が良いだろう。
 そして更にこの映画の面白いところにアズール(レイノル・マーティネス)とモーリシオ(ピーター・マルカルド)の争いにおいて活躍する2人の部下達が笑わせる。こんな馬鹿な部下ばかりいるギャングの組織が本当にあったら、直ぐに壊滅するんじゃねぇ~の!?なんて思わせるほどのお粗末な部下達。しかも、親分に対して忠誠心が全く無いのだから尚更笑えるのだ。そしてアズール(レイノル・マーティネス)の持ち物にも注目だ。 

 最近はすっかり売れっ子監督になってマチェーテシン・シティのヒットシリーズでCG使いまくり、豪華キャスト使いまくりで、やたら無駄な大金をつぎ込んでいるイメージのあるロバート・ロドリゲス監督の映画だが、もう一度本作を撮った頃のハングリー精神を思い出せ!とアドバイスをしたくなる映画エル・マリアッチは、なかなかの快作でお勧めだ

エル・マリアッチ コレクターズ・エディション [DVD]
ロバート・ロドリゲス
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


エル・マリアッチ(Blu-ray Disc)
カルロス・ガラルド
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


 監督のロバート・ロドリゲスは前述したヒットシリーズ以外にも、本作の続編に当たるデスペラード,レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラードの2作もお勧め。
 そして逃亡物とホラーの要素を組み合わせたジョージ・クルーニー主演のフロム・ダスク・ティルドーンもお勧めです。

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競馬 フェブラリーS予想 今年一発目のGⅠレース

2015年02月22日 | 競馬予想

フェブラリーS予想


 今年はまだ1つも的中しない俺の予想だが、まさかここまで的中しないとは!去年の天皇賞(秋)から的中しないとは、もう恥ずかしくて逃げ出したくなる気分だ。そんな沈みきった俺の心に再び火をつけてくれるような気がするレースが今回のフェブラリーS。今年一発目の東京ダート1600Mコースで行われるGⅠレースだ。去年はコパノリッキーが最低人気で優勝して、この世の中って何が起きるか本当にわっからねぇ~!なんて唖然としていたが、今年はそのコパノリッキーが1番人気で堂々と主役を張っている。本当に時の移り変わりの激しさは馬の世界も現実の世界も一緒。この世の中の不思議さをちょうど1年前に想いを馳せて実感している今日この頃です。
 さて、今年のフェブラリーSホッコータルマエが早々に出走を回避して、コパノリッキーが圧倒的人気をするのかと思っていたが、メンバーを見渡すとなかなかの好メンバーが揃っていて、GⅠレースらしさが漂っている。去年は最低人気で勝ち、今年は1番人気なんだから絶対にコパノリッキーが勝つだろう、なんて理屈どおりに決まらないのが競馬の醍醐味。今年も去年と同様で、実は弱そうに見えて本当は強かったんですと言うような馬はこのメンバーに居るのかどうか。もう能力の限界が見えているように見えて、実はまだまだ本当の能力を隠していましたなんて馬がこのメンバーの中にいるのか?それとも強い馬はやっぱり強いとなるのか?いや~、競馬って色々な想像を掻き立てるから本当にたのし~

 さて、今年のメンバーを観ていたら展開の予想はそれほど悩まなくてすむ。内からコーンベリーが逃げて、2番手でコパノリッキーが追いかける。まさに前走の東海Sを圧勝したのと同じパターンにコパノリッキーが持ち込めそうだ。しかも前走より斤量は軽くなって57キロで出走。しかもけっこうなハイペースで先行前潰れの中で堂々の4コーナー先頭からの推し切り勝ちのパフォーマンスを見た限りでは、チョットこの馬に逆らえないように思える。スタートも本来は上手な馬であり、武豊ジョッキーならそんな心配までする必要がないと思うのだが。
 
 ◎  4 コパノリッキー
 ○ 10 ベストウォーリア
 ▲ 14 インカンテーション
 △  1 ローマンレジェンド
 △  5 カゼノコ
 △  8 レッドアルヴィス
 △  9 サンビスタ
 △ 11 ワイドバッハ
 ×  7 グレートブランデー 
 × 13 ワンダーアキュート

 俺の本命は4番のコパノリッキー。逃げ宣言しているコーリンベリーが自分より外の枠ならかなり悩ましいことになりそうだったが、さらに内の枠に入ったことで、2番手からレースを進めることになるだろう。しかも、コーリンベリーがかなりのペースでぶっ飛ばしそうなのも幸いしそうだ。離れた2番手追走から満を持して追い出しをかける。まさか名手武豊が追い出しのタイミングを誤ると思えないし、有力馬に腹を括って追い込みに賭ける馬が多いのも幸いし、早めに並びかける馬やジョッキーが居ないのもこの馬には幸い。この馬にとっては持てる能力をフルに活かせる舞台設定が整った。去年のGⅠレースでは見せ場が全く無かった武豊だが、今年はいきなりGⅠレースを勝ちそうだ。今回は強い馬が強いレースをして勝つ

 対抗には10番のベストウォーリア。強いレースを見せる時と、簡単に負けるときの落差が大きいが、東京コース、1600Mの距離ならば能力を発揮すれば本命馬を脅かす存在になる。今までのレース振りから2000Mでは距離が長過ぎて、負けたレースの敗因はそのことにつきるレースばかり。展開面では本命馬に流れが向きそうだが、折り合ったときの決め手はGⅠ級。名手戸崎圭太の手綱捌きに導かれてコパノリッキーと叩き合う名勝負が見られるか、1600Mの距離ではこの馬の方が強かったという結論が示される可能性ある。

 単穴には1頭挙げる。14番のインカンテーション。名前の由来は『呪文、呪術』。呪いをかけてDr.コパさん(コパノリッキーの馬主)の風水パワーを蹴散らす可能性はあるだろう。本来は好位で流れに乗るレースが出来るタイプ。しかし、ここ3走ぐらいは出遅れて後方からの位置取りばかり。特に2走前のチャンピオンズCは全くレースにならなかったので参考外。前走の東海Sもあの位置取りから3着に突っ込んで来た内容なら、コパノリッキーとはそれほど能力に差が無いと思う。そして今回は意を決してのウチパクへの乗り替り。ここぞというときには気合いの入ったレースを見せるジョッキーなだけにこの乗り替りはプラスに作用するだろう。スタートをバッチリ決めて、好位で流れに乗れば勝つ可能性ある。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 4
 2着 1、5、8、9、10、11、14
 3着 1、5、7、8、9、10、11、13、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10、14
 2着 4
 3着 1、5、7、8、9、10、11、13、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  1、5、8、9、11、14
 3着  4                          合計 78点


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映画 エデンの東(1955) ジェームズ・ディーンと言えばコレ

2015年02月21日 | 映画(あ行)
 旧約聖書によると人類史上最初の人殺しはカインとアベルによる兄弟の間で起こった殺人事件。兄のカインが、神に愛された弟アベルに嫉妬したがために起こった出来事。そんなカインとアベルの兄弟の確執を題材にして書かれたジョン・スタインベックの同名小説の映画化作品が今回紹介するエデンの東。たった3本の出演作品で伝説と化したジェームズ・ディーン主演の名作だ。
 本作のジェームズ・ディーンは格好良いとは思えず、むしろ俺の方が格好良いぐらいだ。だいたい最初の登場シーンからして今で言う完全なストーカー。その後もウジウジしているし、目付きもヤバイし、チョット暗い。それでいてハタ迷惑な行いを繰り返すなど、正直なところ友達にはなりたくないタイプの人間。格好良いジェームズ・ディーンが見たいと思って、本作を観ると恐らく期待ハズレの結果に終わるだろう。
 しかしながら、本作のジェームズ・ディーンの魅力は格好良さではなくてナイーヴなところ。それが多くの女性の母性本能をくすぐった。俺なんかは決して弱いところを見せないことに男の美学を感じ、女の前では決して涙を見せないと心に誓っているのだが、本作のジェームズ・ディーンはとにかく泣きまくり。これからは俺も気に入った女の子の前では泣き落とし作戦を実行だ

 さて、何かと優秀な兄貴と比べられることに苦しみ、ひたすら愛を渇望し、何をやっても裏目に出てしまっているジェームズ・ディーンの哀感漂うストーリーとはいかなるものか。
 1917年、アメリカ合衆国カリフォルニア州サリナスにおいて。農場を経営するアダム(レイモンド・マッセイ)には真面目で優秀な兄アロン(リチャード・タヴァロス)と少々品行に問題のある弟キャル(ジェームズ・ディーン)の2人の息子がいた。
 キャル(ジェームズ・ディーン)は兄のアロン(リチャード・タヴァロス)のことは褒めてばかりいるのに、なぜか自分には冷たい父親のアダム(レイモンド・マッセイ)は自分を嫌っていると思っている。そのことについて悩んでいることを兄アロン(リチャード・タヴァロス)の恋人であるアブラ(ジュリー・ハリス)に相談をしていくうちに二人の仲は次第に親密になっていく。
 ある日のこと、アダム(レイモンド・マッセイ)は事業に失敗し、大損をしてしまう。キャル(ジェームズ・ディーン)は激しくなるヨーロッパでの戦争によって高騰する豆の先物取引で儲けて、損失した分のお金を父の誕生日にコッソリプレゼントをし、父からの愛情を得ようとするのだが・・・

 旧約聖書の創世記の『カインとアベル』の逸話を現代(1917年~)に置き換えたストーリーだが、それでもバリバリの宗教感が漂ってくる映画。とんでもないぐらい大きな罪を犯し、悲劇を呼び込んでしまったキャル(ジェームズ・ディーン)に対して訪れる運命はまさに宗教的。旧約聖書では、たびたび馬鹿な行いをしてしまう人間に対して寛大な心で接する神様が登場するシーンが出てくるが、本作のラストシーンがまさにソレ
 そして、名作らしく色々なテーマが内包されている。親子愛、恋愛、兄弟愛、戦争、赦し、贖罪、・・・。
 誰からも愛されないことほど辛いものは無い事を知り、今までの人生を罪の意識で悩まされている人には魂の救済を得られる気分になる映画エデンの東は最高の音楽を聞きながら大いに泣ける、お勧めの映画です

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ジェームス・ディーン,ジュリー・ハリス,レイモンド・マッセイ,ジョー・ヴァン・フリート,リチャード・ダヴァロス
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 監督は名匠エリア・カザン。多くの名作を世に送り出しましたが、ハリウッドにも吹き荒れた赤狩りは彼の過去にも暗い影を残しています。アメリカ国内におけるユダヤ人偏見を描いたグレゴリー・ペック主演の紳士協定、マーロン・ブランド主演の優しいだけの男が信念を貫く波止場等がお勧めです。

 主演は永遠の大スタージェームズ・ディーン。彼の赤いジャケット、シーンズ姿の格好良さが堪能できるのが理由なき反抗、野心満々の成金を演じたジャイアンツは彼の老け役も観ることができますが、エリザベス・テイラーの美しさが印象的です。

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映画 レスラー(2008) これが男の生き様です

2015年02月17日 | 映画(ら行)
 かつて、日本で行われたボクシングの試合でネコパンチを披露して大いに笑わせてくれたミッキー・ロークだが、なんと去年の11月にロシアで62歳にしてボクシングに復帰。29歳の選手を相手にダウンを2回奪うなどの完全無欠のKO勝ち。これは、恐るべきミッキー・ロークのタフネス振りを褒め称えるべきなのか、それとも相手の29歳の選手にボクシングを今すぐにでも辞めるようにアドバイスすれば良いのか、それとも他に何か真実が隠されているのか!?

 あのネコパンチ以来、すっかりソッポを向かれ公私共にどん底を味わったミッキー・ロークが主演したボクシング選手ではなくて、落ち目になったプロレスラー役で出演している映画が今回紹介するレスラー
 最初、彼がプロレスラー役で主演すると聞いた時はギャグ映画かと思って笑う場面が多数出てくるのかと思っていたのが、さにあらず。俺の想像力の浅はかさを思い知らされるほどの当時56歳のミッキー・ロークの役作りが完璧。かつての美形だった頃の面影はすっかりなく顔はデコボコだが、体型は56歳だと思えないと言うか、そこら辺にいるプロレスラーと大して変わらないほどのビルドアップ振り。さらには自らのこれまでの生き様を投影したかのようなキャラクター作りは、彼の背中から男の哀愁が漂ってきて感動的。しかも実際のプロレスをするシーンにおいても、56歳とは思えないぐらいのパワフルで俊敏な動きを見せてくれる。
 その結果として、本作品において男ミッキー・ローク健在を印象付けた。

 そして共演者で興味深いのが、かつていとこのビニーで見た目からして処女っぽい愛くるしさで注目を集めたマリサ・トメイ。さすがに彼女も何時までも永遠の処女のイメージのままでは長く女優人生が続くわけがない。そんな彼女が40歳半ばを迎えた時に、本作品にシングルマザーのストリッパー役で出演しているのだが、まさに女優としてのプライドが伝わってきて涙が出そうになる。確かに年齢の割りに普通の人よりも見た目は綺麗だと思うが、かつての清純そうだった頃を知る者にとって、映っているシーンの顔の表情は角度によっては、やっぱり老けたよな~と思ったり、40歳代半ばの体を晒してストリップダンスをしているシーンを見せられて、なぜかショックを受けたり。俺なんかは彼女が登場するたびに心が寂寥感に包まれてしまったのだが、なぜなんだろう。
 しかし、彼女の自虐的チャレンジは決して無駄ではなかったのは、今や個性派女優として貴重な存在感を示していることが証明している。

 過去の栄光がはるか昔の物になり、すべてを失った男の物語とはどのようなストーリーなのか。
 20年前には人気レスラーであったランディ(ミッキー・ローク)だが、今はすっかり落ちぶれて、トレーラーでその日暮らしの日々。週末はスーパーでバイトをして、平日は昔の最盛期では考えられないようなキワモノ的興行を行っているプロレス団体に所属し、色々な意味で痛い試合をしている。
 そんなランディ(ミッキー・ローク)の唯一の心の拠り所は、安物のストリップ劇場に出掛けて、ひそかに思いを寄せるキャシディ(マリサ・トメイ)に会いに行くことだった。
 そんなランディ(ミッキー・ローク)だったが、かつての名勝負から20周年記念の企画としてランディVSジ・アヤトラ戦が組まれることが決定。多くの観客を抱えるメジャー団体での活躍のチャンスが巡ってきたと喜ぶランディ(ミッキー・ローク)だったのだが、ある試合の終了後に、長年に渡る筋肉増強剤を使用してきた影響がたたり、心臓麻痺を起こして倒れてしまう。
 何とか一命を取り留めたランディ(ミッキー・ローク)はプロレスから引退することを決意。長く疎遠になっていた娘ステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)とはキャシディ(マリサ・トメイ)の協力もあり、再び父娘との関係が結ばれ新しい人生を歩めるかと思ったのだが、ランディ(ミッキー・ローク)は全てを台無しにしてしまうような失敗をしてしまい・・・

 本作が非常にユニークなプロレス映画になっていることとして、その舞台裏が描かれていることがある。対戦相手と試合の流れを確認したり、また額から流血する用意のために小さい刃物を手首のテープに巻きつけて隠したりするシーンが出てきたりする。さらには『どこかでその筋肉増強剤を安く手に入れることができないか?』なんてレスラー同士での会話が出てきたり、試合中でも『早く、俺をフォールしろ!』なんて会話が飛び出したり、プロレスファンにとっては知りたくもないことを懇切丁寧に教えてくれるシーンが多く登場してくる。
 しかし、そのようなレスラー同士のやり取りが非常に感動させる。メインの座を掴み取るレスラーとは決して自らの力だけで主役を得たのではない。脇役に徹するレスラーのおかげもあってメインの座を張れるのだ。そこには尊敬される側と尊敬する側の友情がこの映画では描かれている。プロレスラー同士の友情とはこのように美しい物だったのか!まさに目からうろこが落ちたような気分だ。

 ミッキー・ローク演じるランディはプロレス以外は何をやっても駄目な男。肉体が限界に来ているのに彼の最後の選択は本当に正しかったのだろうか?しかし、彼の目の前には既に選択に悩むような分かれ道など無く、茨の道がまっすぐに一本あるだけ。それはあの偉大なイエス・キリストが全ての罪を背負って、十字架に向かって行く姿と重なる。
 その人の価値はどん底状態の時にこそ真価を問われることを知り、男には自らの命よりも大切な物があることを教えてくれる映画レスラーは、全ての男性は必見だし、男とはここまでブキッチョな生き物なのかを知りたい女性にもお勧めだ

レスラー スペシャル・エディション [DVD]
ミッキー・ローク,マリサ・トメイ,エヴァン・レイチェル・ウッド
NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)


レスラー [Blu-ray]
ミッキー・ローク,マリサ・トメイ,エヴァン・レイチェル・ウッド
Happinet(SB)(D)


 監督は鬼才中の鬼才ダーレン・アロノフスキー。この人の映画の魅力はテクノロジーを活かした映像ですが、時々CGを使いすぎて失敗することもある。しかし、本作のレスラーでは、ほとんどCGなんか使わずに、ミッキー・ロークという素材だけで勝負した印象があり、まさにそれが大成功を収めた。
 この人のハイテクノロジーを活かした傑作として彼の長編デビュー作であるサスペンス映画の傑作π(パイ)、麻薬、薬物の怖さを描いたレクイエム・フォー・ドリームがお勧め。
 ハイテクノロジーを使いすぎて失敗したと個人的には思っているファウンテン 永遠につづく愛はレイチェル・ワイズが綺麗だという理由だけでお勧めです。

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競馬 京都記念&共同通信杯予想 いきなり対決です

2015年02月15日 | 競馬予想

京都記念


 去年の天皇賞(春)以来、骨折休養を経てキズナがターフに帰ってきた。しかも、ハープスターとの激突という最高の舞台設定のおまけつきで。順調に使われてきた馬もおり、我々が想像している以上に厳しい戦いになりそうだが、日本のホースマン達が夢みる凱旋門賞制覇はこの馬とこの人武豊のコンビに成し遂げてもらいたい。予想というより俺の願望を込めてキズナが本命だが、買い目は少しひねってみる。

 ◎ 4 キズナ
 ▲ 9 スズカラディウス
 △ 3 レッドデイヴィス
 △ 5 ヒラボクディープ
 △ 6 ラブリーデイ
 △ 7 トウショウモンステラ
 △ 8 ハープスター
 △11 ハギノハイブリッド
 × 1 アクションスター


 本命は前述通り4番のキズナ。骨折休養明けはチョッと心配だが、真の一流馬は乗り越えて来た試練。まだ目標は先だが、それでも最高の形で格好は示す。新たな女傑誕生に待ったをかけるのはキズナであり、ここは願いも込めて本命。

 競馬に絶対は無いことはゴールドシップが身を持って証明してくれたが、今回の俺は決して油断しない。恐らくハープスターよりも後ろでレースを進めそうなキズナの追い出しが遅れるようだと、逃げ馬にチャンスが出てくる可能性が。そんな展開を利して勝てるかもしれないのが9番のスズカラディウス。2走前にそこそこのレベルの戦いで逃げて後続を封じ込んだレース内容は良かった。前走のステイヤーズSはいくら何でも距離が長過ぎ。今回の2200Mのレースなら逃げが決まりやすい距離設定。2強対決を尻目にこの馬に逃げ切り勝ちをされても驚けない。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 4
 2着 3、5、6、7、8、9、11
 3着 1、3、5、6、7、8、9、11

買い目 三連単フォーメーション
 1着 9
 2着 4
 3着 1、3、5、6、7、8、9、11          買い目 56点



共同通信杯予想


 西の重賞京都記念はガチガチの決着が予想されるが、東の重賞共同通信杯はクラシック出走を確実にするために熱い戦いが期待させられ、荒れる可能性あるように予想しがいのあるレースになった。歴代覇者を見ていても去年のイスラボニータやゴールドシップなどクラシックに直結するレースの印象すら最近はある。中1週のローテーションは気になるが、生まれた時、いや種付けが決められた時からクラシック制覇が義務付けられている宿命を背負わされている超良血馬が俺の本命だ。

 ◎ 8 ドゥラメンテ
 ▲ 2 ティルノナグール
 ▲ 3 アヴニールマルシェ
 ▲ 6 ソールインパクト
 △ 1 リアルスティール
 △ 9 ショウボート
 △10 アンビシャス
 △11 ダノンメジャー
 × 5 ミュゼエイリアン

 俺の本命は8番のドゥラメンテ。母親アドマイヤグルーヴエリザベス女王杯を連覇するような名牝であり、その系譜はエアグルーヴからダイナカールに繋がっていく日本競馬が紡ぎだした母系の血統。本馬はアドマイヤグルーヴの最後の子供になる。デビュー戦こそ取りこぼしてしまったが、その後の連勝の内容が素晴らしいパフォーマンスを見せ付けた。まだ線が細いような気がするが、それでいてあのパフォーマンス。超良血馬がいよいよその秘めたる能力を発揮しだした。東京コースでこの頭数なら持っている能力を充分に発揮できる。他のメンバーも骨っぽいが、今回のレースの内容次第では牡馬クラシック路線の主役を張れる逸材。ちなみに名前の由来は音楽用語で『激しく、荒々しく』という意味。ベートーヴェンを思わせる激しい曲調の如く、府中の長い直線で豪快なパフォーマンスを魅せてくれ

 単穴には3頭挙げる。まずは2番のティルナノーグ。デビューから2連勝した時は、2015年のクラシックはこの馬で決まり、みたいな雰囲気があったが、その後の2戦続けての負けっぷりはどうしものだろうか?後方から追い込んでくるスタイルの馬だけに展開面に左右されるのがこの馬の泣き所だが、それにしてもちょっと期待外れの内容。もう期待するのは辞めておこうと思うのだが、そんなことを思っている時に不思議と何食わぬ顔をして勝ったりするのが競走馬のワケのわからんところ。持っている能力は相当高いものをみせられているだけに復活が怖い。ちなみに名前の由来は『アイルランド神話に登場する神々の住んでいる国の名』のこと。ギリシャ神話の神々はすっかり堕落した自国の財政破綻振りにショックを受けて沈黙し続けたままだが、アイルランド人の他国の侵略に立ち向かい、自らのアイデンティティを取り戻すために戦った歴史はまさにアイルランド神話の神々のお力の賜物。今こそ己の存在感を再度示すために素晴らしい走りを見せてくれ。

 次に3番のアヴニールマルシェ。重賞で連続2着と惜しい内容が続いている。最近の藤澤厩舎はクラシックを意識したローテーションを組んでいるが、この馬はまさにそんな期待を集めている馬。惜しい内容の2着続きなだけにこのレースは何が何でも勝って、藤澤厩舎悲願の日本ダービー制覇へと堂々と名乗り出たいところだろう。ちなみに本馬の祖母にあたるキョウエイマーチは快速で鳴らした、歴代最強の桜花賞馬。良血が揃う藤澤厩舎の中でも期待の1頭であることは想像できる。ちなみに名前の由来はフランス語で『未来への行進』という意味。そこには込められた意味は現状はクラシック制覇への想いが感じられる。自ら輝かしい未来への扉をこじ開ける力がこの馬にはある。能力的には勝てる可能性は疑いのないところであり、これ以上評価をさげられない。

 次に6番のソールインパクト。重賞では3戦して3、4、4着と負けているがいずれも僅差での惜敗。重賞ではこの馬は通じないなんて浅はかな考えが止めた方が良いだろう。少しでも運が向けばこの馬が勝つ可能性は充分にあった。持っている末脚の破壊力はこのメンバーでも通用するし、中山コースより東京向きであるのは明白。今まで乗っているジョッキーを見ていても期待されている馬だとわかるし、今回は内田騎手を鞍上に迎えて、勝つ気満々。ウチパク(内田ジョッキー)の渾身のムチ捌きによって、馬に更なる闘魂を注入させれば勝てる可能性ある。最近の成績から人気が下がり気味だが、そんなことに反発するような走りをみせれば勝てる可能性ある。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 8
 2着 1、2、3、6、9、10、11
 3着 1、2、3、5、6、9、10、11

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、3、6
 2着 8
 3着 1、2、3、5、6、9、10、11         買い目 70点

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競馬 クイーンC予想 逃げ切りに期待です

2015年02月14日 | 競馬予想

クイーンC予想


 メンバーを見渡したところ、差し馬に有力馬が揃った。これだけ後方から行く馬が揃うと狙いは先行する馬。もう本命は逃げ馬を狙い撃ちする。

 ◎ 3 スマートプラネット
 ▲ 2 ダノングラシアス
 ▲ 6 キャットコイン
 △ 1 シングウィズジョイ
 △ 4 ロッカフラベイビー
 △ 8 ブルックデイル
 △ 9 ホワイトウィンド
 △11 ロカ
 ×12 クイーンズターフ
 ×14 ミッキークイン

 俺の本命は3番のスマートプラネット。流石に前走の阪神JFはGⅠレースなだけあって、この馬にとっては厳しい流れ。しかし、今回は他に逃げそうな馬も見当たらず、しかも鞍上の田辺裕信ジョッキー(画像)は思い切った騎乗でなかなかの存在感を見せつけている。ここはスローペースの流れを味方につけて粘りきることを期待したい。

 単穴には2頭挙げる。まずは2番のダノングラシアス。過去の本レースを振り返ると、けっこう実績馬が活躍する傾向がある。このメンバーなら重賞レースで2着がある成績は胸を張れる。しかも、スローペースの流れが濃厚で、この内枠は良い。しかも岩田ジョッキーなら期待もできる。馬群を捌いて勝つ可能性ある。

 次に6番のキャットコイン。デビューから2戦2勝。そして先日亡くなった偉大なる種牡馬ステイゴールドの娘。ここは父の血の威力が後押しする可能性がありそうだ。スタートが上手でないこの馬にとって後ろからの競馬になりそうなのは展開的に厳しそうだが、そんな心配を凌駕してしまう能力を秘めている可能性がある。これ以上は評価を下げられないだろう。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 1、2、4、6、8、9、11
 3着 1、2、4、6、8、9、11、12、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、6
 2着 3
 3着 1、2、4、6、8、9、11、12、14          合計 72点

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映画 ワールド・オブ・ライズ(2008) ヨルダンで思い出す映画と言えばコレ!

2015年02月12日 | 映画(わ行)
 最近、日本人にとって急に耳にするようになった国と言えば、イスラム国ではなくてヨルダン。日本人ジャーナリストが捕えられて殺害されたと見られる事件だが日本人にとっては確かに痛ましい事件だが、ヨルダンの人にとっては、なんかだ急に巻き添えを食らったような、非常にはた迷惑な出来事だっただろう。この出来事を通してヨルダンという国に興味を持った人も少なからず居るだろうし、ヨルダンの首都はアンマンだということを自然に覚えられた人も居るだろう。
 さて、ヨルダンという国および首都アンマンがよく出てくる映画と言えば、今回紹介する映画ワールド・オブ・ライズレオナルド・ディカプリオラッセル・クロウという正真正銘の二大スターが共演しているというだけで、興味が惹かれる人が居るはずだ。
 肝心の内容の方だが、中東に潜むテロリストの親分を探し出そうとするCIA(アメリカ中央情報局)のエージェント達が活躍するスパイアクション映画。タイトル名に含まれるライズ(Lies)とはの意味。登場人物達が嘘に継ぐ嘘を連発し、ド派手なアクションよりも頭脳戦が展開されるように知的な興奮を味わえる映画だ。
 大まかな構図はCIAとヨルダン情報局の連合軍がイスラム過激派集団をとっちめる、という図式のはず。しかし、俺には仲良くタッグを組んでいるはずのCIAとヨルダン情報局の内輪もめの方が印象に残った。

 イスラム過激派組織の恐ろしさ及び諜報機関という組織がいかに冷酷で非情かを思い知らされるストーリーを簡単に紹介を。
 イラクに潜入し、常に死と隣り合わせの危険な任務をこなすCIAの諜報員フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、本国アメリカの安全な場所から電話一本でアレコレ命令を出す上司ホフマン(ラッセル・クロウ)と共に、世界中で爆破工作を続けているテロリストの親分アル・サリーム(アロン・アブトゥブール)を追いかけ続けている。しかし、隠れ家の情報を得てもひっきりなしにアジトを渡り歩くアル・サリーム(アロン・アブトゥブール)を捕えることができずにいた。
 ある最新情報からフェリス(レオナルド・ディカプリオ)はホフマン(ラッセル・クロウ)から例の如く電話一本でヨルダン行きを命令される。そこでDIA(ヨルダン情報局)の責任者であるハニ・サラーム(マーク・ストロング)の協力を仰げと指示される。
 フェリス(レオナルド・ディカプリオ)とハニ・サラーム(マーク・ストロング)は、会った瞬間からお互いに惹かれる物を感じ、協力してアル・サリーム(アロン・アブトゥブール)を見つけ出して、ひっ捕らえようと誓い合う。しかし、決して俺には嘘をつくな!と仁義を重んじるハニ・サラーム(マーク・ストロング)と目的を達するためなら仲間に対する嘘も平気な上司ホフマン(ラッセル・クロウ)の間に挟まったフェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、何かと非常に苦しい立場に追い込まれていくのだが・・・

 現場を命からがら駆け回るディカプリオ演じるフェリスだが、アラビア語を駆使し、イスラム社会に対して非常に理解を示すなど我々がイメージするのとはチョッと違うアメリカ人。しかも、ナンパして口説き落としたのがイラン人女性という徹底振り。一緒に現地で行動する助手であるイスラム系の人間に対しても友情を示すなど、優しさ溢れるCIAのスパイ。しかも、頭の方もかなり切れるので映画の中でも抜群のアイデアを出してくる。
 しかし、彼の上司であるラッセル・クロウ演じる太った上司ホフマンが無能。中東は最悪だと毒づき、協力者が殺されても全く悲しまないような非情さを持っている。コチラの方が我々がイメージするアメリカ人に近いように思える。しかも、部下のフェリス(ディカプリオ)に内緒で裏工作を仕掛け、またその裏工作の内容があほ過ぎるために、たびたびフェリス(ディカプリオ)をピンチに陥れてしまうし、せっかく築いたフェリス(ディカプリオ)とハニ・サラーム(マーク・ストロング)の友情もぶっ壊れそうになったりする。俺にはディカプリオに任せておけば直ぐにテロ組織を壊滅させてくれるんじゃんねぇ~の?なんて思えたりで、余計な事をして部下の足をとことん引っ張りまくる。
 日本においても本当は優秀なのに会社内で馬鹿な上司に引っ張りまわされて、持っている能力の10分の1も発揮できていない人を時々見掛けるが、まさに本作のレオナルド・ディカプリオの立場がそう。きっと多くの人が彼に共感することだろう。
 しかし、イスラム過激派のテロ組織は怖いし、かなり気が狂っている。本作の拷問シーンでのやり取りを見れば、そのことが非常によくわかる。そして、こんな奴等に捕まってしまったら何をしてもダメだということもわかる。どんなに曲がり間違っても、彼等とて同じ人間なんだから、という理由でこちらから会いに行って説得できると思わないことだ。

 今回の件で中東及びヨルダンに興味が湧いてきた人、リアリティを感じられるスパイ映画を観たい人、アメリカなんかよりも中東のイスラム諸国が好きだという人、レオナルド・ディカプリオのファンの人には映画ワールド・オブ・ライズはお勧め。ちなみにラッセル・クロウのファンの人には少しばかり微妙だとアドバイスしておこう

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レオナルド・ディカプリオ,ラッセル・クロウ,マーク・ストロング,ゴルフシテ・ファラハニ
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 監督は今や名匠の地位を獲得しているリドリー・スコット>エイリアンブレード・ランナーグラディエイター等、名作、ヒット作が多数。個人的にお勧めは戦闘シーンが凄いブラックホーク・ダウン、聖地エルサレムでイスラム教とキリスト教の対立を描いたオーランド・ブルーム主演のキングダム・オブ・ヘブン、ニコラス・ケイジ主演の見終わった後が気持ち良いマッチスティック・メン、金持ちのスター達が悲惨な殺され方をするシーンが何となく意味深な悪の法則をお勧めとして挙げておこう。

俳優では大スターの二人を見事に食ったのが、ヨルダン情報局責任者のハニ・サラームを演じるマーク・ストロング。近年は本当に絶好調なぐらい話題作に出演しまくっています。ガイ・リッチー監督のシャーロック・ホームズ、ゲイリー・オールドマン主演の裏切りのサーカスがお勧めです。

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映画 第七の封印(1957) 人間の生死を通して神の存在を問いかける

2015年02月09日 | 映画(た行)
 セブン7つの贈り物などのようにキリスト教圏内の映画でタイトル名に数字の7(七)が入っていると、それは宗教絡みの内容である映画であることが殆んど。もちろん今回紹介する映画第七の封印もバリバリの宗教映画。ちなみにタイトルの由来は新約聖書のヨハネの黙示録から採られており、子羊が七つの封印を開封する場面に由来する。

 時代背景は中世の時代で北欧が舞台。十字軍が聖地奪回とばかりにエルサレムへ遠征し、殺戮、略奪を繰り返し、異教徒、邪教に対する魔女裁判が行われ、疫病が蔓延しているヨーロッパの暗黒の歴史を観ている気分になる映画。観ている多くの人は『あ~、中世のヨーロッパなんかに生まれてこなくて良かった』なんて思うはずだ。
 こんな堕落しきった世界になっているのに、なぜ神様は沈黙したままなのか?そもそも本当に神様って存在するのか?なんて事がテーマに描かれているが、しかも、この映画をわざわざ難解に感じているようにしているのが黒装束で白塗りの顔をした死神が登場すること。一歩間違えれば、ギャグ映画になってしまいそうな設定だが、全体的に厳格なムードが漂い、死神に取付かれてしまって余命がわずかであることを知ってしまう切なさが込みあがってくるように、死神の存在が本作をなかなか奥深い作品にしている。
 そして、死神と十字軍に遠征した騎士がチェスをして対決するシーンがあるのだが、死神が黒、騎士が白の駒を持って戦うシーンは、まさに死が覆っている暗黒の世界に、わずかな生の光を見いだそうとする世界観を表わしているように俺には思えた。

 さて、人間の生死を通して神の存在を問いかけるストーリーとはいかなるものか。
 騎士のアントニウス(マックス・フォン・シドー)と彼の従者であるヨンス(グンナール・ビョルンストランド)は10年間にも及ぶ十字軍遠征において、心身ともに疲れきってしまい、北欧の故郷に帰ってくるが、そこでは疫病が蔓延していた。
 十字軍遠征では虐殺、略奪を目の当たりにしており、故郷では疫病によって多くの人が死んでいる。このような状況の世の中にアントニウス(マックス・ファン・シドー)は自分の存在価値に懐疑的になっており、果たしてこの悲惨な状況を神様はどのように思っているのか、どうして神様はただ沈黙しているだけなのか、神様に対して不信を感じるようになっていた。そんな折に、アントニウス(マックス・ファン・シドー)は死神(ベント・エケロート)と出会い、いきなり『お前には死んでもらう』なんて唐突に言われてしまう。ちょっとばかり慌ててしまったアントニウス(マックス・フォン・シドー)だったが、死神(ベント・エケロート)に自分が勝てば命をすぐに奪われないように取引きをしてチェスの勝負を死神(ベント・エケロート)に挑む。
 チェスの勝負は長引き、その合間にアントニウス(マックス・フォン・シドー)は妻のいる居城を目指す。道中でアントニウス(マックス・フォン・シドー)は様々な人間に出会う。すっかり堕落しきった人間、魔女裁判にかけられている女性、ドMの狂信者たち。そんな人々と出会うことによって彼はますます人間の生と死に対して悩むようになっていき、本当は神様なんて何処にも居ないんじゃないかという思いが強くなる。しかし、その一方で貧しいながらも何となく幸せそうな旅芸人一座の夫婦と出会うことによって、少しばかり穏やかな気持ちも芽生えてくる。
 そしていよいよチェスの勝負は佳境に入ってくるのだが、アントニウス(マックス・フォン・シドー)は死神(ベント・エケロート)が旅芸人一座の夫婦の命を狙っていることに気付いてしまうのだが・・・

 俺なんかは神様は居ると信じているのだが、何処に居るかと言えばそれは俺の心の中に存在して、俺の心を支配している。俺の行動は即ち俺の神の思し召し。ただ祈っているだけでは神様は何も答えてくれない。勇気を持って行動する人間を神様は好むことは間違いない。しかしながら俺にはその肝心要の勇気が無いので、俺の神様はなかなか祝福してくれない。
 しかし、中世のヨーロッパに生まれなくて良かったと思いながらも、実は現在の国際的社会も大してこの映画の時代背景と変わらない。勝手にイスラム国と名乗っているテロリストの連中は日本人にも問題を引き起こし、エボラ熱なんて今以上に世界中を巻き込んでさらに多くの命を奪いかねない。そして全くモラルの欠片も無い国が、覇権国家として台頭してきている中で果たして世界はどの方向に向かっていくのか!?このままいくと世界は破滅に向かっていくような気がするが、その時救世主は再びこの世に降誕するか?
 なんだか日本人には全く理解できない内容かと思いきや、国内外に多くの問題を抱えている日本こそ第七の封印には大きく共感できることがある。『滅びの中に救いがあり、絶望の中に希望がある』。なんで自分がこの世に存在しているのか疑問に感じて悩んでいる人、いつも神様って本当に居るの?と考え続けて貴重な時間を無駄にしている人、とにかくまるで希望が持てない人には特にお勧めしたい

第七の封印 <HDリマスター版> 【DVD】
マックス・フォン・シドーほか
キングレコード


 監督は本国スウェーデンのみならず、世界中の映画人から尊敬されている巨匠中の巨匠イングマール・ベルイマン。彼の映画を観ると本当に生きるって辛いよね、と思わせます。お勧めは名誉ある教授が過去を振り返る心象風景が印象的な野いちご、本作と同じく本当に神様って居るのかよ!と思わせておいて感動的なシーンを用意している処女の泉、名女優イングリッド・バークマンの遺作であり、母と娘の罵りあいが見せ場たっぷりの秋のソナタ等がお勧めです。

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競馬 東京新聞杯予想 マイル路線に新星誕生か

2015年02月08日 | 競馬予想

東京新聞杯予想


 西でも注目の重賞が行われるが、あちらは頭数が少ないので見るだけのレース。予想するレースとしてはこちら東京新聞杯の方が楽しい。ちょっと中堅どころの実力馬とこれから台頭してくるかもしれない新勢力の馬の激突。しかし、逃げそうな馬が見当たらないだけにスローペースが濃厚だが、こういう時になぜかハイペースになったりするから競馬の予想は難しい。
 しかし、2番のアンコイルドは騎手をみたら逃げるかもしれないし、7番のフェスティヴタローは逃げたいだろう。意外にペースは上がるかもしれない。そして外差しの効くような馬場になりつつあることも考えると・・・去年の3歳クラシックで上位争いを演じ、マイル路線への投入で大いなる飛躍を狙うこれから上昇一途のこの馬が本命だ

 ◎ 16 タガノグランパ
 ▲ 10 フルーキー
 ▲ 12 エキストラエンド
 ▲ 14 サトノギャラント
 △  4 シャイニープリンス
 △  5 マイネルメリンダ
 △  7 フェスティヴタロー
 ×  3 リルダヴァル
 ×  6 ヴァンセンヌ
 × 13 アルフレード

 俺の本命は16番のタガノグランパ。この外枠はガッカリだが3歳クラシック戦線で上位争いを繰り広げた能力はこのメンバーなら充分に太刀打ちできる。しかも左回りのコースもかなり得意そう。前走のマイルCSは長距離路線からいきなりのマイルは流石にペースが違いすぎた。今回はそれ以来のレースだが、この馬の鋭い差し足はマイル向き。東京コースで更に末脚が爆発しそう。

 ▲は実績重視、東京コースが得意の3頭を選びました。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 16
 2着  4、5、7、10、12、14
 3着  3、4、5、6、7、10、12、13、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10、12、14
 2着 16
 3着  3、4、5、6、7、10、12、13、14          合計 72点

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映画 インビクタス/負けざる者たち(2009) ネルソン・マンデラのリーダーシップ、カリスマ性がわかります

2015年02月08日 | 映画(あ行)
 20世紀を代表する南アフリカ共和国の偉大なる政治家であるネルソン・マンデラ。反アパルトヘイト体制の闘士として白人を恐れさせ、黒人からは尊敬を集めるそのカリスマ性。そして命懸けのパフォーマンスさえ厭わない政治力。世界中が民族、宗教の問題で対立が表面化する今日この頃において、そのような問題を楽々とクリアして見せたネルソン・マンデラの凄さを感じさせられる映画が今回紹介するインビクタス/負けざる者たち。なんだか過去の遺恨を晴らすことばかり考えているかのような、只今の世界各国のリーダー達の懐の狭さには情けない限りだが、ネルソン・マンデラの凄さが今さらだが益々身に沁みてくる。かつて自分を獄中に27年間もぶち込んだ白人たちに対して、復讐ではなくて共存共栄することによって未来を切り拓こうとしたネルソン・マンデラの信条は現在の世界中で起こっている争いを解決する道標となり得るだろう。
 マンデラの獄中生活を主に描いた映画はマンデラの名もなき看守に任せておいて、彼が大統領になってからの政治家マンデラが描かれており、1995年に彼の自国である南アフリカ共和国で開催されたラグビーワールドカップにまつわる実話を背景にしているのが本作。

 冒頭のシーンからなかなか興味深いシーンを見せてくれる。富裕層の白人はラグビー、貧困層の黒人はサッカーと完全に塀で区切られているが、このシーンだけでアパルトヘイト政策の特徴をズバリと見せてくれる。南アフリカにとってラグビーはまさに白人が好んでするスポーツの象徴であり、逆に黒人からは嫌われているスポーツ。しかし、黒人であるマンデラ大統領はあえてラグビーを盛り上げることによって国民の一体感を作り上げ、人種差別国家の汚名返上に乗り出す。悪く言えばスポーツの政治利用だが、スポーツの持っている威力を最大限に活かそうとしたマンデラ大統領はやっぱり偉い。

 ちなみにタイトル名のインビクタス(invictus)を聞いても、全く何のことだかサッパリわからない日本人が殆んどだが、ラテン語で『征服されない』『屈服しない』の意味。マンデラ自身の人生そのものであり、ラグビーの南アフリカ代表にその精神を叩き込んだストーリーとは如何なるものか。
 1994年、南アフリカにおいて初の黒人大統領が誕生する。その名はネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)。しかし、彼は大統領になって早々から、更に激しくなる黒人と白人の対立、拡がる経済格差、不況などの問題で目白押し。自身も家族と上手くいっていないなど多くの悩みを抱えていた。
 まず手始めに、彼はクビを切られると思っている白人官僚を取り込み、今まで黒人ばかりだった用心棒に白人も登用するなどして人種間の問題を取り払おうとし、多くの国と積極的に外交を繰り広げる等して国内の諸問題を解決しようとしていた。
 さらに来年の1995年に自国で開催されるラグビーワールドカップに目をつけ、あらゆる試合で連戦連敗を続けていた南アフリカ代表(スプリングボクス)に注目。マンデラ(モーガン・フリーマン)は主将のフランソワ・ピナール(マット・デイモン)を官邸に呼び出し、必ず優勝するように無言のプレッシャーをかけるのだが・・・

 ネルソン・マンデラのリーダーシップ、カリスマ性に政治家としての凄みを感じさせ、それでいてスポーツ映画らしい爽やかな感動も観ている我々に届けてくれる。なんだかクリント・イーストウッド監督の映画って後味が悪いよね~、なんて思って敬遠している人も本作においてはそんな心配は全くの無用だ。
 人種間の融和を図り、国民の一体化を成し遂げたネルソン・マンデラの功績は計り知れないほど大きいのは確かだ。しかしながら現状の南アフリカの状況は彼自身が思い描いていたのとは程遠いのも事実。今や世界有数の治安の悪い都市ヨハネスブルクを抱え、富裕層と貧困層の格差は拡がる一方、相変わらず低い黒人の教育レベル、エイズの蔓延など問題だらけ。
 しかし、この事実から世の中が劇的に良くなる方法など滅多に有り得ないということに気付く。民主主義の政治においては、一歩だけ進んで半歩下がることの繰り返し。人類の歴史そのものがまさにそのような状態であることを我々は胆に命じる必要があるだろう。
 クリント・イーストウッド監督らしく色々なテーマが込められ、スポーツ映画として観ても臨場感は抜群だし、非常に心地良い気分が得られる。そして、彼の映画は毎度のことながら音楽が素晴らしい。クリント・イーストウッド監督作品のファン、それ以外の人々にも映画インビクタス/負けざる者たちはお勧めだ

インビクタス / 負けざる者たち [DVD]
モーガン・フリーマン,マット・デイモン,レレティ・クマロ,マット・スターン
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インビクタス / 負けざる者たち [Blu-ray]
モーガン・フリーマン,クリント・イーストウッド,ジョン・カーリン,ティム・ムーア,ゲイリー・バーバー,ロジャー・バーンバウム,アンソニー・ペッカム
ワーナー・ホーム・ビデオ


 今さらクリント・イーストウッド監督のお勧め作品を紹介するのも気が引けますが、本作のように感動できる作品としてブロンコ・ビリーパーフェクト・ワールドを挙げておこう。

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映画 ファーゴ(1996) どんどんエスカレートしていく様子が楽しい犯罪サスペンスです

2015年02月01日 | 映画(は行)
 雪が降り積もっている時に観たくなり、なんだか笑える殺害シーンをたくさん見ることができる映画と言えば、今回紹介する映画ファーゴコーエン兄弟監督の作品の中でも最高傑作と呼び声が高い名作だ。コレといった有名な大物俳優は登場しないが、個性的な面々が揃いも揃って素っ頓狂な言動を次から次へと繰り出してくれる様子が非常に楽しいサスペンス映画。いきなり冒頭からTHIS IS A TRUE STORY(これは実話です)なんて文が流れてくるが、今思えば、これを一つとっても洒落が効いていることがよくわかる。

 大まかなストーリだが、理由はよくわからんが借金でクビが回らなくなった男が、義父が大金持ちであることを利用して、自分の妻を見知らぬ男達に誘拐させて身代金を要求してもらい、その身代金で借金をチャラにしようと計画する。俺なんかは思わずナルホド!と感心させられるような素晴らしいアイデアだと思ったのだが、ところが事態は誘拐事件だけでは収まらず、殺人事件に発展。しかも、手を尽くそうとすればするほどドンドン殺人事件が発生。とにかく何をしても空振りしてしまい、悔しがって腹を立てる様子が笑える。
 そして、とにかく人間的、精神的、道徳的にダメダメな奴等が多く登場する中で、とても素晴らしい人間性を発揮するのが事件を追いかける婦人警官。しかし、この婦人警官のキャラクター設定がまた笑える。既に大きなお腹をした妊婦さん。雪道ですべりそうになってヒヤッとさせたり、殺された人を見て気持ち悪くなってオウェ~と吐いているように見せて実はツワリだったのかと思わせたり、妊娠の影響なのか食いまくり。なんだか次から次へと起こる殺人事件に立ち向かっていくには心許ないように思えたりするのだが、抜群の推理力と行動力を見せてくれる非常に頼もしい婦人警官だ。

 これって本当に実話かよ!なんて思わせるストーリーを更に詳しく紹介を。
 自動車セールスマンのジェリー(ウィリアム・H・メイシー)は借金を返済するために、前科のある自動車整備士の紹介で2人組みのチンピラ、カール(スティーヴ・ブシェミ)とグリムスラッド(ピーター・ストーメア)とノースダコタ州ファーゴにある酒場で出会い、借金返済のための綿密に思える打ち合わせをする。
 それは妻のジーン(クリステン・ルドルード)を2人組みのチンピラに誘拐してもらい、自動車業界の大物で大金持ちの妻の父親ウェイド(ハーヴ・プレスネル)に身代金を要求。そして身代金をジェリー(ウィリアム・H・メイシー)とチンピラの2人組みと山分けし、借金を返済する計画を立てていた。
 計画通りにチンピラの2人組みはジーン(クリステン・ルドルード)を誘拐して、車に押し込み逃走。ところが途中でパトロール中の警官に尋問を受けてしまう。なんとかカール(スティーヴ・ブシェミ)は警官を騙そうと色々と言い訳を試みるが、隣に乗っていたグリスラム(ピーター・ストーメア)が警官を撃ち殺してしまい、さらに側を車で通り過ぎた目撃者を追いかけて殺害してしまう。
 殺人事件を担当するのが婦人警官で妊婦でもあるマージ(フランシス・マクドーマンド)。彼女は色々な情報からジェリー(ウィリアム・H・メイシー)が殺害事件に関係があることを突き止め次第に真相に近づいていくのだが、事態は思わぬ方向へ進んでしまう・・・

 映像的には非常に雪景色が印象的であり抜群の効果を発揮する。白い雪に染まる赤色の流血が悲惨さを感じさせたり、時々ユーモアを感じさせたりするのだが、どちらか一方に偏ることがなく、そのサジ加減が抜群だ。
 そして、個性的な登場人物たちだが、2人組みのチンピラの設定がなかなか楽しい。カール(スティーヴ・ブシェミ)は小男でやたらしゃべりまくるが、反対にグリムスラッド(ピーター・ストーメア)は大男で無口。この2人の全く息が合っていないコンビネーションが笑わせる。
 とにかく殺害シーンが笑えるブラックユーモアは、この監督の持ち味が充分に発揮されていて、一体何人が殺されるのか数えながら観るのも本作の変わった楽しみ方だし、誰が1番悲惨な殺し方をされるのか注意して見るのも楽しい見方だろう。
 何だか俺の記事だけでは陰惨たる内容の映画だと思われそうだが、最後は人間の幸せって大金持ちになることじゃないよね~と感じらるチョッとばかり幸せな気分になれる映画。実は本作は多くの殺害シーンを見せながら、大いなる人間賛歌を謳った映画なのだ。
 笑えるサスペンス映画が観たいと思う人、コーエン兄弟の映画が好きなのに何故か本作をまだ観ていないようなごく少数の人、ブラックユーモアを理解したい人、自分の部屋から外を見れば雪が降り積もっている景色が見られる人には映画ファーゴはお勧めしたい映画です

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 監督はアカデミー作品賞、監督賞にも輝くなど今や名匠としての地位を確立しているコーエン兄弟。デビュー作のブラッド・シンプル、異色マフィア映画ミラーズ・クロッシング(ちなみに今のところ俺が最も好きなコーエン兄弟の作品です)、冷酷無慈悲な殺人鬼をバビエル・バルデムが演じるノーカントリー、ジョージ・クルーニー主演のユルユルの脱獄ムービーのオー・ブラザー!などお勧め映画多数です。

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競馬 シルクロードS&根岸予想 軽く予想しちゃいます

2015年02月01日 | 競馬予想
 今年も予想が的中しないまま2月に突入。しかも、全く予想のポイントがずれているから情けない。今日はこれから用事があるので簡単にアップしておきます
 

シルクロードS予想


 重賞実績など能力をしめしているカオスモス。レベルの低い重賞を勝っている馬よりは、この馬の強敵相手に戦ってきた経験を買いたい。外枠から好位で流れにのる。相手はハイペースの流れを利用して差してくる馬を中心に馬券を組み立てる
 
 ◎ 16 カオスモス
 ▲  2 サドンストーム
 ▲  5 ワキノブレイブ
 ▲  9 エイシンブルズアイ
 △  4 バクシンテイオー
 △  7 ベステゲシュンタ
 △ 14 ベルカント
 ×  3 アンバルブライベン
 × 12 スギノエンデバー
 × 15 セイコーライコウ

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 16
 2着 2、4、5、7、9、14
 3着 2、3、4、5、7、9、12、14、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、5、9
 2着 16
 3着 2、3、4、5、7、9、12、14、15        合計 72点


 

根岸S予想


 お年寄りや芝のGⅠホースも登場してくるなど非常に多彩なメンバー構成。枠順、展開、レースセンス、なんだか勝手に今年は大活躍するように思える三浦皇成騎乗のエアハリファの安定感を買いたい。相手は鋭い差し脚を持っている馬を中心に馬券を組み立てる。

 ◎ 6 エアハリファ
 ▲ 9 キョウワダッフィー
 ▲12 レザーハット
 ▲13 ワイドバッハ
 △ 2 キクノストーム
 △ 5 ポアゾンブラック
 △16 サトノプリンシパル
 × 1 ロゴタイプ 
 × 4 サトノタイガー
 ×10 グレートブランデー

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6
 2着 2、5、9、12、13、16
 3着 1、2、4、5、9、10、12、13、16

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9、12、13
 2着 6
 3着 1、2、4、5、9、10、12、13、16         合計 72点

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