褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 眼下の敵(1957) スポーツマンシップを感じさせる戦争映画です

2021年02月28日 | 映画(か行)
 第二次世界大戦を背景にした戦争映画であり、アメリカの駆逐艦とドイツのUボート(潜水艦)の戦いを描いた傑作だ。アメリカVSドイツという図式ながら、決してどちらかを一方的に悪だと決めることなく、両者を驚くほど公平に描いている。そして一対一の戦いを通して、次第に尊敬の念がお互いに芽生えてくる展開に戦争映画でありながらも、スポーツマンシップを感じられるのが良い。
 
 戦艦と潜水艦の戦いのシーンだけでなく、艦長同士の知略を駆使した心理戦も楽しめるストーリーの紹介を。
 第二次世界大戦中の南大西洋において。航海中のアメリカ海軍の駆逐艦の艦長は民間から登用されたマレル(ロバート・ミッチャム)。しかし、マレルは出発してから一度も艦長室から出てくることがなく、船員達の間では船酔いで起き上がれないんじゃないか、ド素人なんじゃないかとの噂で持ち切り。しかし、レーダーがドイツ軍の潜水艦をキャッチ。そこで現れたマレル艦長は抜群の指導力を発揮して、テキパキと部下に的確な指示をし、次第に信頼を得る。
 そして、一方ドイツ軍のUボートの艦長である歴戦の雄であるシュトベルグ(クルト・ユルゲンス)は、この戦争及びナチスに対して批判的ではあるのだが、祖国から重大な任務を与えられており、遂行することに軍人としての誇りを持っている。
 アメリカの駆逐艦を発見したUボートは慌てて海の中に潜り込む。そして、いよいよアメリカ駆逐艦VSドイツ軍潜水艦(Uボート)及びマレル艦長VSシュトベルグ艦長の男同士の戦いの幕が切って落とされるのだが・・・

 女性が全く出てこない映画なのだが、まさか本作を観て男女平等に反するなんてことを言い出す人はいないだろう。また、戦争映画をゲーム感覚で描くことに嫌悪感がある人も大いに楽しめる映画であるだろう。艦長同士の駆け引き、息詰まるバトルなど娯楽色満載。アメリカ駆逐艦から海に向けての爆雷投下シーンなんかは個人的には盛り上がった。
 もちろん本作は楽しいだけの映画ではない。アメリカとドイツの艦長や、アメリカ軍の軍医が語る台詞の数々が戦争、虐殺が無くならない現代の社会に対しても響くところがある。この台詞を聞いた俺はなぜか希望が湧いてきたのだが、まさか戦争映画からこんなに明るい気分にさせてもらえるとはビックリした。しかし、戦争というと悲惨なことばかり語られるが、もちろん多くの美談だってある。本作のガチで戦い合ったマレル艦長とシュトベルグ艦長がお互いの初顔合わせのシーンなんかはもう感動もの。俺がこの映画にスポーツマンシップを感じられたことの意味がわかるだろう。
 ちょっと古い戦争映画を観たい人、男同士の戦いに熱くなれる人、真っ当なリーダーが出てくる映画が観たい人、何はともあれ面白い映画を観たい人に今回は眼下の敵をお勧めに挙げておこう。

 監督はディック・パウエル。個人的には全く知りませんが、本作以外にも監督作品がありますが、俳優及び歌手としても活躍していたようでマルチな才能を持っている人のようです。
 
 
 
 

 
 
 

 

 
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競馬 中山記念&阪急杯の予想(2021)

2021年02月28日 | 競馬予想
 先週は今年初の馬券的中は嬉しかったのだが、GⅠレースであるフェブラリーSを外したのが残念。流石はルメールといったところですね。今日もこの騎手には注意が必要だろう。
中山記念予想
 昨日の中山のレースは高速馬場で明らかにインコースを通る先行馬が有利。ここは何が何でも逃げる7番のバビット。GⅠレースでは力の差を見つけられてしまったが、この相手がメンバーなら距離短縮も相まって逃げきれる。これは本命だ。

◎ 7 バビット
▲ 8 ヒシイグアス
▲11 クラージュゲリエ
▲12 パンサラッサ
△ 1 トーセンスーリヤ
△ 6 フランツ
△10 ゴーフォザサミット
△13 ウインイクシード
× 9 サンアップルトン

 俺の本命は前述の通り7番のバビット。前述の通り今の中山コースは先行有利。コース形態もこの馬に合っている。

 単穴は3頭挙げる
 ばずは8番のヒシイグアス。前走は斤量の恩恵もあったが、それでも道中は非常に苦しい位置取りで勝ち切った。3歳から期待されていた素質馬がようやく本格化してきた。今の充実度ならこの馬が重賞を連勝する可能性は感じる。

 次に11番のクラージュゲリエ。距離短縮、展開に対する不安などあるが、長い休養期間をからようやく立ち直ってきたように感じる。しかし、ルメール騎手ならこれ以上は評価を下げられない。

 次は12番のパンサラッサ。先行してしぶとい馬。このしぶとさは中山向きだし、1800Ⅿも良い。調教の動きも良いので穴馬が勝つとしたらコレだろう。

買い目 三連単フォーメーション
1着 7
2着 1、6、8、10、11、12、13
3着 1、6、8、9、10、11、12、13

買い目 三連単フォーメーション
1着 8、11、12
2着 7
3着 1、6、8、9、10、11、12、13    合計 70点

阪急杯の予想
 こちらは4番のロードアクア、8番のレシステンシアの先行争い。けっこうなハイペースで流れる可能性がある。しかし、阪神内回り1400Ⅿコースだと好位のインで内を矯められる馬に食い指が動いてしまう。そうなると絶好枠の内枠を引いたこの馬が重賞連勝に最も近いか。

◎ 2 ダノンファンタジー
〇 8 レシステンシア
▲10 インディチャンプ
▲13 ジャンダルム
△ 3 カツジ
△ 6 ミッキーブリランテ
△ 7 クリノガウディー
× 5 メイショウチタン
×14 トライン

 本命は2番のダノンファンタジー。前走の阪神Cが非常に優秀な内容。今回も2番枠は絶好。まさに前走の再現のようなレースが期待できそうだ。ハイペースになるのもこの馬には良いし、折り合いがつくと前走のようにスパッと切れる。折り合いを気にしなくていい1200~1400Ⅿがこの馬のベストの距離だろう。ここもチャンスだ。

 対抗には8番のレシステンシア。2歳女王になった一気の逃げきりのレースのインパクトが忘れられない。内のロードアクアの出方次第で逃げるか、2番手かと思うが、いずれにしろハイペースを演出するのはこの馬だろう。調教の動きも抜群。本来ならこの馬を本命にしたいところだが、ロードアクアの出方が非常に心配。もしかしたらこの馬の動きに惑わされてハイペースに巻き込まれる心配がある。その点が心配なので本命には出来なかったが、対抗には推したい。

 単穴には2頭。
 まずは10番のインディチャンプ.。マイルのGⅠレースを連覇しているように実績は他の馬より一枚上。しかし、元々叩き良化タイプであり、前走で1400Ⅿを経験したが意外に弾けなかった。今回も休養明け、1400Ⅿと不安な要素がある。調教は最後は止まり気味だったが、それでも全体時計は早い。距離短縮バージョンの調教だとも受け取れるので決して悪い調教内容ではなかった。よってこれぐらいの評価は必要だろう。

 つぎに13番のジャンダルム。3歳時はクラシック路線を進んだが、やはり母が名スプリンターであったビリーヴの血が出てしまったようだ。それにこの馬は寒い時期の方が走るようだ。色々なペースに対応できる自在性がこの馬の武器。しかも、調教の動きも良かったのでこの馬の能力を十分に発揮できそうな態勢は整っている。穴馬ならコレだろう。

買い目 三連単フォーメーション
1着 2
2着 3、6、7、8、10、13
3着 3、5、6、7、8、10、13、14

買い目 三連単フォーメーション
1着 8、10、13
2着 2
3着 3、5、6、7、8、10、13、14

買い目 三連単フォーメーション
1着 8
2着 3、6、7、10、13
3着 2                           合計 68点
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映画 ブラッド・シンプル(1984) 今や名監督のデビュー作

2021年02月23日 | 映画(は行)
 一流監督ともなればデビュー作からして非凡な才能を見せつける。今や名監督として君臨するスティーヴン・スピルバーグは『激突』、クリストファー・ノーランは『フォロウィング』、ダニー・ボイルは『シャロウ・グレイブ』といった具合だ。そして今回紹介するのがこれまた名監督であるコーエン兄弟のデビュー作であるブラッド・シンプル。この監督の個性がデビュー作品から随所に見られるのが楽しい。ちょっとした出来事がドンドン大事件に向かっていく展開、勘違いだらけの登場人物、小道具の見せ方、流血シーン、そして笑える殺人シーン。数々の傑作群を世に送り出しているが、デビュー作品からその作風が確立されていたことに気づかされる。

 コーエン節が全開するスリラー色の強いストーリーの紹介を。
 舞台はテキサス州。酒場を経営するマーティ(ダン・ヘダヤ)は、従業員のレイ(ジョン・ゲッツ)と妻のアビー(フランシス・マクドーマンド)が浮気をしているのではないかと私立探偵のフィッセル(M・エメット・ウォルシュ)に調査させる。妻が浮気をしていることを確信したマーティはレイを呼びつけて問い詰めるが、話し合いは不調に終わる。
 怒りが治まらないマーティはフィッセルに何とレイとアビーの2人の殺害を依頼する。しかし、事態は思わぬ方向へ転がっていき・・・

 随所にコーエン兄弟の特徴が表れたシーンがたくさん出てくる。全体的に不穏な空気が流れているので不気味さが漂っているのだが、ハラハラドキドキするようなシーンにおいて笑いをちょくちょく入れてくるのがコーエン兄弟らしいところ。少しばかりシュールなギャグが俺には楽しめた。しかし、登場人物達のズッコケ振りが凄い。わざと物事が大げさになるように行動してるのかよ?なんて思えたり、どうしたらそんな勘違いをしてしまう?なんて思わせてくれたりで、アホらしくて見てられない展開のはずが、監督の演出が良いのか飽きさせずに最後まで見られる。とにかく終盤に訪れるクライマックスはヒッチコック監督の『裏窓』を凌ぐ出来栄えで、スリルと笑いを共有できる。
 それほど見た目にインパクトのある人物が出てこないが、ゾンビ並みにしぶとい奴、運が良いのか悪すぎるのか微妙な奴、登場人物のキャラクター設定も笑える。少々の記憶力は要するが今や名匠の域に達した感のあるコーエン兄弟監督のお勧め映画として今回はブラッド・シンプルをお勧め映画として挙げておこう。

 監督は前述しているようにコーエン兄弟。お勧め多数の名監督で彼の作品のファンである映画好きはとても多い。ギャング映画ミラーズ・クロッシング、サスペンスとユーモアの融合が素晴らしいファーゴ、コメディ色が強いサスペンスビッグ・リボウスキ、できればカラーではなくてモノクロの映像の方で観て欲しいバーバー、脱獄コメディ映画オー・ブラザー!、彼らにアカデミー賞をもたらしたノーカントリーあたりがお勧め。

 
 
 

 

 





 
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競馬 フェブラリーSの予想(2021)

2021年02月20日 | 競馬予想
 ようやく今年になって初の的中(京都牝馬ステークス)。やっと予想と印が嚙み合った感じだ。この勢いで今年最初のGⅠレースのフェブラリーSもしとめたいところだ。
フェブラリーSの予想
 それにしても今年のメンバーは抜けて強い馬が見当たらない。GⅠホースにしてもすっかり過去の栄光が漂っていたり、実績馬にしてもなんだか調子が狂ったままの馬がいたりで非常に難解なレース。さて、毎度のごとく展開から考えていこう。逃げるのは内枠に入った2番のインティが行くだろう。しかし、2年前のように超スローペースでは逃げさせてもらえない。5番のサクセスエナジー、8番のワイドファラオが続く展開は先行馬には厳しい流れになりそうだ。それならば差し馬を本命にしたいところだ。今年のこのメンバー構成なら7歳のベテラン馬でも実績上位であり、舞台設定、展開までも味方しそうなこの馬が本命だ。

◎ 9 サンライズノヴァ
▲ 6 アルクトス
▲ 7 ワンダーリーデル
▲14 オーヴェルニュ
△ 2 インティ
△10 エアスピネル
△13 ソリストサンダー
× 3 カフェファラオ
× 4 ヘリオス
×16 レッドルゼル

 俺の本命は9番のサンライズノヴァ。超得意の東京1600Ⅿダートコースでその末脚の威力を見せつけそうだ。既に7歳というベテラン馬だが、今年の他のメンバーのレベルが高くない。前述したとおりペースが流れそうなのは良いし、何から何までこの馬に向く。最近はスタートも良くなったので以前よりもレースがしやすくなっているような気がする。大外を豪快に突き抜けてくることを期待。

 単穴には3頭挙げる
 まずは6番のアルクトス。ちなみに馬名の由来はギリシャ語で北斗七星を表す。前走の根岸Sが59キロを背負って厳しいレース。しかし、レース振りは非常に良かった。その前走は今回のGⅠレースに向けての叩き台の感もあったが、その思惑通り調教は抜群の動きを披露。斤量も57キロになるのは良いし、1600Ⅿの距離も良いだろう。この枠順なら好位でレースが進めることが出来そうだし、前走より状態がアップしているのならば、その時の勝ち馬のレッドルゼルよりかは上位に来るだろう。今回は侮れない一頭だ。

 次に7番のワンダーリーデルを挙げる。こちらは本命馬よりも年上の8歳馬。もう高齢馬のの域に達しているが、前走の根岸Sの追い込みからまだまだ元気そうだ。しかも休養明けは全く走らない馬だったのが、前走ではそれでも2着に食い込んできたように、更に状態がアップしている可能性が大。距離から大きな上積みを加えて、混戦模様のGⅠレースで大仕事をしてしまう可能性はある。

 次に14番のオーヴェルニュを挙げる。目下3連勝中と勢いはこのメンバーでは一番。前走はけっこうなハイペースを好位で追走して勝ちきった内容は優秀。あのレース中の行きっぷりならば1600Ⅿへの距離短縮は良い方に出る可能性はある。もしかしたら前走は不良馬場に恵まれた部分はあるかもしれないが、今回のメンバーならば勢いで勝ってしまう可能性はある。これぐらいの評価は必要だろう。

△はこのメンバーならば能力的に侮れない馬を選び、×は3番のカフェファラオ、16番のレッドルゼルは枠順から評価を落としたが、抑えは必要という認識。

買い目 三連単フォーメーション
1着 9
2着 2、6、7、10、13、14
3着 2、3、4、6、7、10、13、14、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 6、7、14
2着 9
3着 2、3、4、6、7、10、13、14、16    合計 72点
 
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競馬 京都牝馬ステークス&ダイヤモンドステークスの予想(2021)

2021年02月20日 | 競馬予想
 自信のあった先週もロクでもない結果。今週は素直に予想。
京都牝馬ステークスの予想
先週のレース傾向から内枠の先行馬有利。もうそれだけで本命は決まり。

◎ 4 イベリス
▲ 1 カリオストロ
▲ 8 リリーバレロ
▲12 シャインガーネット
△ 7 アイラブテーラー
△10 アマルフィーコースト
△15 ギルデッドミラー
△16 リバティハイツ
×14 ブランノワール

 俺の本命は前述の条件にピッタリの4番のイベリス。前走も牡馬を交えた強敵相手にそれほど差のないレースをしたし、今回はもっと楽に逃げることができそう。他の実力馬が外枠の方へ行ったのもラッキー。自信の本命。

 単穴には3頭挙げる。
 1番のカリオストロはこの枠順なら先行。そして馬場も向くのでこれぐらいの評価はしたい。
 
 8番のリリーバレロ。前走は休養明けで完勝。今回は位置取りはどうなるかわからないが、前走で好位でレースが出来たのは収穫。その前走から引き続き松山騎手が乗るし、今回も好位からレースをするか。追い比べになればこの馬の出番もあり得る。

 次に12番のシャインガーネット。前走は休養明けなので結果が度外視。距離の1400Ⅿに魅力を感じる。叩いた上積みも見込むとこれぐらいの評価は必要だろう。

△×は素直に実力のある馬を中心に印を打つ

買い目 三連単フォーメーション
1着 4
2着 1、7、8、10、12、15、16
3着 1、7、8、10、12、14、15、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 1、8、12
2着 4
3着 1、7、8、10、12、14、15、16     合計 70点

ダイヤモンドステークスの予想
3400Ⅿの長距離レース。しかしながらスローペースが濃厚。長距離適性に加えて決めてを持ってる馬を本命にしたい。
◎ 3 オーソリティ
▲ 4 ヒュミドール
▲13 ポンテザール
△ 6 ブラックマジック
△ 9 メイショウテンゲン
△11 ボスジラ
△14 タイセイトレイル
× 5 サトノガーネット
× 7 ミスマンマミーア
×10 グロンディオーズ
×16 アイスバブル

 本命は3番のオーソリティ。さすがに前走はレベルが高かった。しかし、東京コースで重賞2勝した相性の良い舞台と、前走からの大幅にレベルが落ちる今回は相当なチャンス。折り合い面もそれほど心配することは要らず、むしろ距離が伸びて更に良さが出てきている。このメンバーなら大崩れはしないだろうし、自信の本命。

 単穴には2頭挙げる
 まずは4番のヒュミドール。前々走の東京で見せた末脚は相当な能力を感じさせた。前走のステイヤーズSは負けはしたが、初の重賞挑戦でしかも長距離ということを考えると、悪くない内容。むしろ長距離適性を感じさせるレース振り。前々走の走りからは決めても充分にある。末脚勝負になればこの馬の出番だ。

 次に牝馬の13番のポンテデザール。前走のステイヤーズSでも上位にきたように長距離は得意。しかも前走は休養明け、夏の札幌で見せるパフォーマンスに比べると落ちる冬での好走を考えると更に状態はアップしているだろうし、6歳にしてようやく体力もついてきたか。本来ならジョッキーも加味して本命にしたいぐらいだったが、東京コースが少し不安。しかし、これぐらいの評価はしておかないといけない馬だろう。

買い目 三連単フォーメーション
1着 3
2着 4、6、9、11、13、14
3着 4、5、6、7、9、10、11、13、14、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 4、13
2着 3
3着 4、5、6、7、9、10、11、13、14、16   合計 72点
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映画 ペーパー・ムーン(1973) ロードムービーの王道です

2021年02月15日 | 映画(は行)
 主人公が旅をしながら様々な経験をしていくロードムービーというのは今や映画のジャンルとして成り立っているが、実際に『イージー・ライダー』『パリ、テキサス』『レインマン』など名作がとても多い。そんなロードムービーの多くある設定が、仲が悪かったり、価値観の異なる二人組が旅を経験していく内にお互いの仲が深まっていくパターン。今回紹介する映画ペーパー・ムーンもロードムービーであり、例の如くのパターンを踏襲している。しかし、本作が面白いのは親子ほどの開きがある大人と少女の掛け合い。この2人のやり取りが、他のロードムービーに足りない笑いを誘ってくれる。

 それではロードムービーの面白さを感じさせるストーリーの紹介を。
 1930年代におけるアメリカの大恐慌の時代において。元カノが自動車事故で亡くなり葬儀に現れたモーゼ(ライアン・オニール)。そこには元カノの娘で9歳の少女アディ(テータム・オニール)が居た。実はモーゼは聖書を売りつけて金を騙し取る詐欺師。今も詐欺の仕事で追われていたのだが、孤児になってしまったアディを叔母さんの家まで送り届けることになってしまった。最初こそは全くソリが合わない2人だったが、親子関係を装って詐欺を次々成功させるにしたがって、2人には本当の親子関係のような親近感が湧いてくるのだが・・・

 行く先々で詐欺を働くモーゼだが、少々お粗末な行動が見受けられる。危うく詐欺がバレそうになったり、金遣いが荒く、女癖も悪くて、せっかく金を稼いでもすぐに浪費してしまう。そんなダメダメな大人のモーゼに対して機転を効かして助け舟を出すのが、まだ9歳の少女アディというのが笑える。詐欺に関しては天才少女ぶりを見せつけるのが楽しいし、またモーゼを睨みつける表情が凛としていて、ダメっぷりを発揮するモーゼと対照的で笑える。
 モーゼとアディを演じるライアン・オニールテータム・オニールは名前から想像できるように、本当の親娘の共演。よってストーリーの方も、実はモーゼとアディって本当の親子か?なんて思わせる件があったりして、少しばかり話に重みを感じさせる。
 はっきり言って子供の教育には良いはずが無いような内容だが、ロードムービーの王道を行くようなストーリーは単純でわかり易くて、笑えるのが良い。そして、テータム・オニールを観ていると本当に天才子役だと感じれるのも本作の大きなポイントだろう。少々古い映画でモノクロが苦手という先入観のある人も本作に関してはそんな心配は全くの無用。老若男女問わず誰もが楽しめる映画として今回はペーパー・ムーンをお勧め映画として挙げておこう

 監督はピーター・ボクダノヴィッチ。何かと映画愛を感じさせる作風がハマる人にはハマる。映画愛を感じるラスト・ショー、奇病に罹っている少年と母親の交流を描いたマスクがお勧め。


 

 
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競馬 京都記念&共同通信杯の予想(2021)

2021年02月14日 | 競馬予想
 今日は所用のために予想だけをアップ。まだ今年は馬券を的中させてませんが、なぜか今日は両方とも的中する気しかしません
京都記念の予想
◎ 2 ステイフーリッシュ
〇 8 モズベッロ
▲ 5 ダンズディライト
▲ 7 ワグネリアン
△ 4 ラヴズオンリーユー
△ 9 ダンビュライト
△11 サトノルークス
× 6 レイエンダ
×10 ジナンボー

買い目 三連単フォーメーション
1着 2
2着 4、5、7、8、9、11
3着 4、5、6、7、8、9、10、11

買い目 三連単フォーメーション
1着 5、7、8
2着 2
3着 4、5、6、7、8、9、10、11

買い目 三連単フォーメーション
1着 8
2着 4、5、7、9、11
3着 2                                 合計 68点


共同通信杯の予想
◎ 8 レフトゥバーズ
▲ 2 キングストンボーイ
▲ 3 ステラヴェローテェ
▲11 シャフリヤール
△ 1 ディオスバリエンテ
△ 4 プラチナトレジャー
△ 7 エフフォーリア
△ 9 ヴィクティファルス
×12 カイザーノヴァ

買い目 三連単フォーメーション
1着 8
2着 1、2、3、4、7、9、11
3着 1、2、3、4、7、9、11、12

買い目 三連単フォーメーション
1着 2、3、11
2着 8
3着 1、2、3、4、7、9、11、12     合計 70点  
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競馬 クイーンC予想(2021)

2021年02月12日 | 競馬予想
クイーンC予想
 今年の3歳牝馬のクラシック戦線は非常に難解。阪神JFの1、2着馬がぶっつけで桜花賞に向かいそうなので尚更難しい。過去のこのレースの勝ち馬を見ると2年前にはクロノジェネシスがいたり、クラシック戦線を占う意味では無視できないレース。ちなみに俺の本命は2番のククナ。ちなみにこの馬のお母さんであるクルミナルだが、かつてオークスで本命にしたのだが僅差の3着に負けて、馬券が外れてしまった因縁の馬。その娘である本馬にその時の負け分をせめて元返しぐらいにしては返してもらおう。こんな本命の決め方って馬券の予想と言えないような気がするがしかし、前走のシンザン記念は枠順とスローペースが原因の敗戦なだけに、ここは2走前の走りを評価したい。
 相手候補として前走の大敗だけでは見限れない能力がありそうで、好位で立ち回れそうな脚質が魅力的な14番のインフィナイト、前走は未勝利戦とはいえ好時計勝ちを記録した16番のハッピーオーサム。この2頭を単穴候補として馬券を組み立てる。

◎  2 ククナ
▲ 14 インフィナイト
▲ 16 ハッピーオーサム
△  4 リフレイム
△  6 アカイトリノムスメ
△  7 ステラリア
△  9 アールドヴィーヴル
△ 11 エイシンヒテン
×  3 イズンシーラブリー
× 15 レッジャードロ

買い目 三連単フォーメーション
1着 2
2着 4、6、7、9、11、14、16
3着 3、4、6、7、9、11、14、15、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 14、16
2着 2
3着 3、4、6、7、9、11、14、15、16      合計 72点
 
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映画 マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016) 悩める大人のストーリー

2021年02月08日 | 映画(ま行)
 人生なんて常に選択の連続であり、後悔の連続でもあるというのは大人になればなるほど痛感する。まあ、俺なんかもそのようなことを思いながら日々を過ごしているが、しかしながら後悔どころか、ちょっとした油断で悲劇に見舞われてしまっている人もこの世の中に存在する。そんな大人を主人公にした映画が今回紹介するマンチェスター・バイ・ザ・シー。俺なんかはこのタイトル名を見て、イングランドのサッカーチームを想像したのだが、実はアメリカに実際にある町の名前。この町を故郷とする男に襲い掛かる悲劇、そして面倒くさい選択を迫られる様子が描かれる。

 すっかり自暴自棄になってしまった男に救いの手はあるのか!?それではストーリーの紹介を。
 ボストン郊外で便利屋として働いているリー(ケイシー・アフレック)は、あまりにも不愛想なために客からはクレームの連続。しかも、酒場で見知らぬ人に対して喧嘩を吹っ掛けたりするなど問題が多すぎる男だ。そんな彼の元に故郷の町マンチェスター・バイ・ザ・シーから兄ジョー(カイル・チャンドラー)が心臓疾患で死んでしまったことを告げられる。故郷へ戻ったリーだが兄の遺言書の内容を知ってビックリ。ジョーの16歳になる息子パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人に指名されていたのだ。しかしながらリーはこの町で過去にとんでもないことを経験しており、ずっとこの町に留まることはできない理由があったのだが・・・

 ストーリー構成は過去と現在が交錯する。そのことによって観ている我々は過去にリーがこの町で引き起こしてしまった事故を知ることになる。そりゃ~、こんな経験をしたら故郷から離れたくなるし、もう二度と故郷に戻りたくないよね~なんて俺でも思うかもしれない。しかしながら、兄の遺言によって再び故郷へ引きずり込まれ、否が応でも忌まわしい過去の出来事と向き合うことになってしまうのだ。
 しかも、兄の息子である甥っ子のパトリックがリーにとっては非常に悩ましい存在になってくる。この甥っ子との関係は昔から良好で今もその関係は変わらない。本当は後見人に指名されたことはリーにとっては、これからの人生に希望を与えるように思える。もしかしたら兄もすっかり生きがいを無くしてしまっている弟のリーのために、このような遺言を残したのではないかとさえ思えてくる。しかし、それでもリーには暗さが付きまとう。過去の悲劇を乗り越えようとすることの、苦しさ、厳しさを観ている我々にも突きつけるのだ。
 本作の特徴としては全体的に重苦しく、暗いトーンで進むが、登場人物達の会話のシーンにユーモアがあること。この会話がそれぞれにおいて噛み合っていないのが笑える。そして、そんなシーン要る?なんて場面があったりする。特に、このタイトルの町の風景を映し出すショットが途中で入り込んだりするところ。神経質な俺は、これらのシーンには何かメタファーが込められているのかと深読みしてしまいそうになった。
 時々、すっかり打ちのめされてしまった人に対して、過去のことを引きずって何時までもクヨクヨするな!なんてアドバイスをする人が居る。しかし、そんなアドバイスで立ち直れるのは超ポジティヴな人だけ。多くの人にとっては迷惑なアドバイスにしかならない。そもそも過去の出来事は消え去ることは無いし、過去に受けたショックな経験を忘れることなんかは無理。しかし、それでも大丈夫だということは本作を観ればわかる。色々なことを経験をしている大人達、抜け出せない苦しみにもがいている人、ネガティヴな気分になっている人等に今回はマンチェスター・バイ・ザ・シーをお勧めとして挙げておこう

 

 
 

 

 

 
 

  
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