褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 宝塚記念予想  悲願のGⅠ初制覇に期待です

2014年06月29日 | 競馬予想

宝塚記念予想


 この梅雨の季節は本当に悩ましい。雨の影響がレースにどれだけ及ぼすのか。特に今年の場合は本当に天気が気になる。なぜなら俺は明日(宝塚記念当日)はゴルフだからよって今回の宝塚記念は早めに予想する。
 今回の宝塚記念は3強とか言われているが、果たして本当にそうなのか?しかし、3強と言われている馬たちだが、どいつもこいつも全編の信頼をおくには心許ない奴らばかりだ。ゴールドシップは能力を出した時は歴史的名馬級の強さを見せるが、これまでも度々とんでもない凡走をしてしまう頭の悪さがネックだし、ウインバリアシオンはそこそこの実績はあるが、未だにGⅠを勝てていないように勝負弱さが気になるし、すでに歴史的名牝級の実績を残しているジェンティルドンナも馬場が悪いと能力が発揮できない傾向がある。本当なら3強以外から本命を探したいところだったのだが・・・ナンダカンダ言ってもやっぱり安定感で本命を選ぶとしよう

 ◎ 7 ウインバリアシオン
 ▲ 1 ホッコーブレーヴ
 ▲12 フェイゲーム
 △ 2 デニムアンドルビー
 △ 8 トーセンジョーダン
 △10 メイショウマンボ
 △11 ゴールドシップ
 × 3 ヴィルシーナ
 × 5 カレンミロティック
 × 6 ジェンティルドンナ


 俺の本命はやっぱり7番のウインバリアシオン。GⅠ勝ちが無いと言っても、あの怪物オルフェーヴルと同期では仕方無い。前走の天皇賞(春)はちょっと距離が長かったかもしれない。今回も後方からのレース運びになりそうだが、これぐらいの頭数ならこの馬の差し足の決め手を発揮しやすいだろうし、馬場が悪くなってもこなせそうだ。ここが最大の初GⅠ制覇のチャンス。今回逃すようだと恐らくもうGⅠホースになれないだろう。1年8ヶ月の故障によるブランクは馬にとっても、関係者にとっても相当な苦労があったはず。しかし、世の中は案外苦労したことが報われることも多いはず。馬や関係者の方々の苦労はもちろんのことだが、俺のこれまでの苦労をぶっ飛ばすような走りを魅せてくれ

 単穴には2頭挙げる
 まずは1番のホッコーブレーヴ。前走の天皇賞(春)の末脚の威力は本物だろう。しかし、相変わらず高い評価がされないのはなぜなのか?休養明けを境にして大きく化けた馬としてGⅠレースを勝っても不思議ではない能力を持っているし、まだ馬齢も6歳。8歳で初GⅠ制覇を飾るような馬もいるだけに6歳になって急に強くなっても不思議でもなんでもない。どれだけ好走しても人気が上がらない馬というのはいるが、そんな低評価に反発する走りを見せる可能性は充分にあるし、勝たれても驚けない。

 もう1頭が12番のフェイゲーム。前走の天皇賞(春)は一線級が相手だとこの距離は少し長い気がした。それでもよく追い込んでいるし、勝ち馬から0.4秒差なら充分に褒められる。そして今回の2200Mの距離への短縮はこの馬には良いだろう。最近はハーツクライ産駒の成長力の凄さはGⅠレースでも目立っている。実はこの馬もハーツクライ産駒。きっとこの馬も大いなる成長力を秘めているはずだし、もしかしたら本格化していることに誰も気付いていないのかもしれない。穴馬としてお勧めしたいし、勝たれても驚けない。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 7
 2着 1、2、8、10、11、12
 3着 1、2、3、5、6、8、10、11、12

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、12
 2着 7
 3着 1、2、3、5、6、8、10、11、12            合計 64点

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映画 コレラの時代の愛(2007) コロンビアが舞台です

2014年06月26日 | 映画(か行)
 チョッと前(4月の中頃)になるがコロンビアというより、南米を代表するノーベル文学賞受賞作家であるガブリエル・ガルシア=マルケスが亡くなられた。彼の作風は世界の知識人と呼ばれる人達に影響を与え、日本でも大江健三郎が彼の影響を受けていると言われる。先日のFIFAワールドカップ2014ブラジル大会で日本代表はコロンビア代表チームに敗れてしまったが、コロンビアが舞台であり、ガブリエル・ガルシア=マルケスの代表作品である小説コレラの時代の愛の映画化が今回紹介する作品。
 初恋の相手である女性を、50年以上を経ても一途に愛し続ける男の物語。ちなみに主役の男優はコーエン兄弟監督のノーカントリーでは、人を殺すことに一途なオカッパ男を演じたバビエル・バルデムだ。
 決して相手の女性は、いささかも美貌の衰えがないヴァンパイアみたいな女性ではなく普通の人間。当然のことながら年数を重ねるごとに顔はシワだらけになり、黒髪も白髪になり、歩き方も非常に心許ないし、体のラインもすっかり崩れてしまっている。容姿の衰えは目に見えてわかるほどなのだが、それでも同じ女性を愛し続ける。そんな純粋な男の物語なのだから感動するのは当たり前の話のように思えるが、ノーベル賞を獲る人が書く小説はやっぱり我々の想像を超えるトンデモなストーリー展開が繰り広げられる。果たしてこの男の生き方に、どれだけの人が共感できるのだろうか、またどのような人が共感できるのか。
 この男の言っていることは純情そのものだが、その行為自体は何だか?が付きそうなストーリーとは如何なるものか。

 飼っていた鳥(オウム?)を捕まえようと高い木によじ登っていた 老人フベナル(ベンジャミン・ブラット)が足を滑らせて死亡。夫であるフナベル(ベンジャミン・ブラット)の葬儀で悲しみに暮れるフェルミーナ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)だったが、彼女の前にいきなり年老いた男フロレンティーノ(バビエル・バルデム)が現われる。そしてフロレンティーノ(バビエル・バルデム)が彼女に言い放つ。『この時を待っていたんだ!』
 さて、すっかりお互いに70代を超えてしまった2人の間には、今までの50年以上もの長きの間に何があったのだろうか?
 時は戻り、1897年のコロンビア、カルタヘナにおいて。電報配達人の仕事に就いているフロレンティーノ(バビエル・バルデム)は配達先の裕福な家庭で暮らすフェルミーナ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)に一目惚れ。それから2人は文通を通してお互いに恋に落ちる。
 しかし、彼女の父親であるロレンソ(ジョン・レグイザモ)は娘を貧乏人と結婚させたくないために、2人の仲を引き裂く行為に出る。すっかり離れ離れになった2人だったが、恋愛感情は冷めなかったのだが、ロレンソ(ジョン・レグイザモ)の策略もあり、フェルミーナ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)はフベナル医師(ベンジャミン・ブラット)と結婚してしまう。
 彼女の結婚に立ち上がれないほどのショックを受けたフロレンティーノ(バビエル・バルデム)だったが、いつか再び彼女に愛を告白しようと、何年もその時を待とうと心に誓うのだが・・・

 告白のタイミングをずっと待っていたら50年以上も経ってしまった。その間、この男は何をしていたのか?俺なんかは、どうせなら力づくで彼女を奪い取ったら良いやん、と思ったりしたのだが、この男が取った選択は彼女の夫が死ぬまで待つ事。念願が叶って、やっと告白ができたわけだ。しかし、夫が死んで悲しみに暮れているところへ『この時を待っていた』なんて失礼にもほどがある。こんな罰当たりな奴がこの女性と結ばれるわけがないだろうと思ったり、どうせ年老いた女性と本当は恋愛したくないからワザと適当なことを言っているのか、なんて思ったりしていたのだが、この男が女性を一途に思う気持ちは、チョッとドン引きしてしまうぐらい本物であることがわかってくる。
 まあ、彼女の相応しい男になるために貧乏人から抜け出すために上流階級の仲間入りをしようとする辺りのくだりは、なんとなく納得できる。しかし、この男は彼女が結婚してしまった時に決心した事の1つとして、『僕は彼女と結ばれるまで純潔を誓う』なんて、男を全く知らない女の子のようなことを言ったりしているが、実際はある事を切っ掛けにして、片っ端から女を抱きまくる。しかも気持ち悪いことに、1人目は・・・、2人目は・・・、3人目は・・・、というふうに抱いた女性の特徴をノートに書き込んでいる。何だかただの変態な気がしなくもないが、なぜそのようなことをするのかもっともらしい説明があったような、無かったような・・・
 そして、更に驚くのが女を抱いた人数。さすがにカサノバの千人斬りには及ばないが、軽く三桁を超える人数。しかも年老いていくのに伴いペースが落ちていくところか、さらにペースを上げていくから驚き。なぜコレほどまでに次から次へと女を引っ換え、取っ換え抱きまくるのか?これまたもっともらしい理由づけがされている。その理由が、1人の女性を愛し続けるために色々な女を抱きまくる、ということ。きっと多くの人はハア~?と思うはずだ。個人的にはな~んとなくわかるような気がするし、けっこう共感できるのだが
 
 コロンビアの大自然、ラテン音楽、タイトルにあるコレラ菌の流感や国内内戦などの激動の展開が、退屈になりそうな内容にちょっとしたスパイスとして効いている。そして内容が内容なだけにエロいシーンも多いが、けっこうそのようなシーンがコミカルで笑えたりする。50年以上にも渡る壮大な恋愛映画と思わせておきながら、実はコメディー映画たったのか?なんて思えるコレラの時代の愛は、ワールドカップで少しでもコロンビアという国に興味が湧いてきた人はもちろん、ちょっと変わった感動を味わいたい人にお勧めしたい映画です

コレラの時代の愛 [DVD]
ガルシア=マルケス,ロナルド・ハーウッド
ギャガ


 主演はノーカントリーのバビエル・バルデム。スペインを代表する名優。コーエン兄弟監督のノーカントリー、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督で父子の絆に感動するBIUTIFUL ビューティフル、アレハンドロ・アメナバール監督の尊厳死という重いテーマについて考えさせられる海を飛ぶ夢、ミロス・フォアマン監督、ナタリー・ポートマン共演の宮廷画家ゴヤは見た等、お勧め多数です。

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競馬 函館スプリントS予想 復活ののろしを上げます

2014年06月22日 | 競馬予想

函館スプリントS予想


 どうやら圧倒的人気は高松宮記念ヴィクトリアマイルのGⅠ戦線を連続3着したストレイトガール。確かに昨年の函館のレース振りからも実力、コース的に全く何の問題もないように思える。しかし、GⅠ連戦による疲れ、前走で東京1600Mの距離を使ったことによる今回のスピード優先の小回りコースへの対応が鍵になるなど自信を持って本命にするには心配な点もある。実際にGⅠレースを勝っていないだけにそれほど過信できない。それにハイペースの展開が予想されるが、果たしてバテテくる馬をこの内枠で巧く捌けるのかどうか?
 ここは穴狙いで予想するのが賢明なレースだろう。メンバー表を見渡すと、オオッ~GⅠホースが居るではないか。しかもストレイトガールは56キロを背負わされるのに、俺の本命にする馬はGⅠホースなのに54キロで出走。チョッとばかり高配当を狙って予想する。

 ◎ 10 ローブディサージュ
 ▲  5 スマートオリオン
 ▲  9 クリスマス
 ▲ 12 セイコーライコウ
 △  2 ストレイトガール
 △  6 フォーエバーマーク 
 △ 11 レオンビスティー
 ×  1 ハノハノ
 ×  8 アースソニック

 本命は10番のローブディサージュ。2歳女王だが、その後のレース振りに精彩がない。しかし、この馬はマイルのレースでも折り合いが付かないことが多く自分から自滅するパターンが多い。今回は初の1200Mのスプリント戦に投入だが、ペースに戸惑う心配どころか大きな変身が望める。まあ、個人的にはこの馬は1400M以下のレースがあっていると思う。実際に阪神牝馬S(1400M)では3着に来ている。実はこの馬のスプリント能力を見抜いた俺の予想はやっぱり凄いとみんなから褒められる予感がするのだが

 単穴には3頭選ぶ。
 ますは5番のスマートオリオン。好位で立ち回れるレースセンスは今回の函館の1200Mコースでは最大限に活きそうだ。枠順も内過ぎず、外過ぎず最高の枠順。コース相性も良いし、ジョッキーに武豊。GⅠレースではパンチ力不足でもローカルのGⅢレベルの重賞レースは絶好のチャンス。安定感なら俺の本命馬を上回る

 次に9番のクリスマス。この夏にクリスマス。なんだか大昔の歌でMERRY X'MAS IN SUMMER という歌を思い出したのだがなぜだろう?3歳馬ということもあり斤量は50キロ。コレは相当有利な条件。かつてこの馬を乗った武豊が、この馬には短い距離が合っていると言ったのを俺は覚えている。最近の俺は記憶力の低下と共に馬券の成績も下降気味。本当に競馬の予想をする時は記憶力が大切だと痛感することがこの頃多い。今までは折り合いを心配して後方からのレースばかりが、1200M戦となれば話は別。軽量の50キロを生かして好位で流れに乗るレースをすれば一発があるかもしれない。

 次に12番のセイコーライコウを挙げる。すでに7歳馬だが最近は絶好調なようで休養明けから2連勝。ここに来て馬が充実してきた。この勢いはさすがに怖い。小回りコース、函館コースなど不安要素は多々あるが、それよりも目下の勢いがあるのならば不安要素をぶっ飛ばす激走を見せるかもしれない。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  2、5、6、9、11、12
 3着  1、2、5、6、8、9、11、12

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 5、9、12
 2着 10
 3着 1、2、5、6、8、9、11、12             合計 63点

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映画 華麗なるギャツビー(1974) アメリカ文学作品の映画化です

2014年06月21日 | 映画(か行)
 第一次世界大戦後の1920年代のジャズ・エイジを代表する作家であるF・スコット・フィッツジェラルドの代表作であるグレート・ギャツビーの映画化作品が今回紹介する華麗なるギャッツビー。既に何回か映画化されている作品であり、最近でもレオナルド・ディカプリオ主演で映画化されたのも記憶に新しいところ。レオナルド・ディカプリオ版の華麗なるギャツビー(2013)の映画評論は他の人のブログに任せて、こちらでは1974年に公開されたロバート・レッドフォード主演バージョンを紹介する。
 ちなみに俺は学生時代に原作を読んでいるのだが、正直何が言いたいのかサッパリわからなかったし、今となってはまるで印象も残らない。しかし、グレート・ギャツビーが何回も映画化され、現在でもアメリカ文学の最高峰たる存在に位置し、多くの読者に読み継がれるのはなぜなのか?そんな疑問を解決するためだけに同じ小説を2回も読む気が起こらないが幸いにして映画は観る気になれる。

 どうも文字だけを読んでいたのでは、その情景が頭の中に全く思い浮かばないという俺と共通の悩みを抱えている人にとっては映画というのは本当にありがたい。そして映像化された作品を観ると、なるほどアメリカ人が大好きそうな内容であり、最近になっても人気者のレオナルド・ディカプリオを引っ張り出してまで映画化したくなる理由がよくわかる。
 本作の描いている1920年代のアメリカといえば第一次世界大戦後の空前の好景気に沸き、そこからは新しい価値観、文化が生まれ、西欧の伝統の殻をぶち破り独自の道を切り拓くことになるアメリカの最も華やかだった時代。本作を観れば、小説を読んでいてもあまりにも浮き世離れし過ぎて何だかシックリ来ない人にも、その豪華絢爛たる世界観が楽しめる。
 そして、本作品が何ゆえに1970年代半ばに制作されることになったのか?それはプロデューサーが単にF・スコット・フィッツジェラルドのファンだったからなのか、よほど原作のグレート・ギャツビーに想い入れがあったからなのか?それとも・・・?

 
 お金さえあれば悩み事なんかは直ぐに解決できて、何でも望みが叶う。やっぱり世の中は、お金が全てなんだよな~という考え方は果たして正しいのか、正しくないのか?豪勢な生き方を選んだ男の人生の結果について考えさせられるストーリーとは如何なるものか。
 ニューヨークの郊外ロングアイランドにおいて、ニック(サム・ウォーターストン)は、毎晩豪勢なパーティーが繰り広げられる大邸宅の隣人ギャツビー(ロバート・レッドフォード)が一体何者なのか?とずっと気になっていた。
 ところがある日のこと、ニック(サム・ウォーターストン)の元にギャツビー(ロバート・レッドフォード)からパーティーに参加の招待状が届く。ニック(サム・ウォーターストン)はパーティーに参加するがギャツビー(ロバート・レッドフォード)は姿も見せず、彼の正体はスパイだの人殺しだの様々な憶測が飛び交っていた。
 ニック(サム・ウォーターストン)は何回かパーティーに参加する内に、ギャツビー(ロバート・レッドフォード)と会うようになり、次第に親しくなっていく。そしてギャツビー(ロバート・レッドフォード)の謎めいた生い立ちを知るようになり、更に彼がなぜ毎晩豪勢なパーティーを開催するのかを知ることになるのだが、果たしてその真相とは・・・

 ハリウッドの二枚目スターだったロバート・レッドフォード演じるギャツビーが毎晩パーティーを開催する理由なんかは早いうちに観ている者に知らされる。なんだか有り余っているお金を無駄に浪費するために使っているような気配が漂うが、本当の理由を知った時、俺なんかは同じ男として、なるほど!と感じた。大金持ちになりたい夢を叶えるためには、それなりのパワーとなる源が必要だと思うのだが、この辺りの説得力は抜群で俺の心にも大きく響く。
 この映画が製作された1970年代半ばのアメリカと言えばベトナム戦争の泥沼にはまり込んでしまい、衰退を辿り始めて迷走している最中。そんな時にアメリカの最も華やかな時代を舞台にした映画を撮ることはまさに懐古趣味的な側面が見て取れる。しかしながら、本作のギャツビーが辿る運命を考えると、大金持ち及び大金持ちになりたがっている人々に対しての皮肉的なメッセージを感じることができる。
 本作の見どころはギャツビーの辿る運命は勿論だが、1920年代を再現した豪華衣装、豪華な雰囲気が見逃せない。特にデイジーを演じるミア・ファローの衣装はピカピカ光っていて、見ていて目が痛くなるほど。だいたいあんな衣装は日本人で着こなせるのは叶姉妹ぐらいなもんだろう。
 とにかく金持ちになりたい人、逆に金持ちになりたくてもなれないとひがんでいる人、この世の中は全て金で動いているんだと考えている人には映画華麗なるギャツビーを観れば、本当の幸せはお金では買えないことがわかるはずだ

華麗なるギャツビー [DVD]
ロバート・レッドフォード,ミア・ファロー,カレン・ブラック
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


華麗なるギャツビー [Blu-ray]
デイヴィッド・メリック
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



 原作です
グレート・ギャツビー (新潮文庫)
野崎 孝
新潮社


 主演のギャツビーを演じるのは、かつてのハリウッドの二枚目スターロバート・レッドフォード。最近は俳優としてだけでなく、映画監督としても佳作を連発しています。
 彼のお勧めの映画は有名どころでは明日に向かって撃て!スティング等が挙げられます。他にダスティン・ホフマンと共演した大統領の陰謀がお勧め。

 派手な衣装で登場するデイジーを演じるのがミア・ファロー。かつてはウディ・アレン監督作品に多く出演。その中でもカイロの紫のバラがお勧め。他にロマン・ポランスキー監督のローズマリーの赤ちゃんがチョッと怖いですがサスペンスタッチの盛り上げ方は抜群に面白く、お勧め。

 他にデイジーの旦那トム役でブルース・ダーン。最近も話題作のネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅に出演するなど息の長い活躍を見せる名優。彼のお勧め作品はアルフレッド・ヒッチコック監督の遺作になったファミリー・プロット、ジョン・フランケンハイマー監督、ロバート・ショウ共演のブラック・サンデーがお勧め。

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映画 96時間(2008) 父の日に観たくなります

2014年06月14日 | 映画(数字、アルファベット)
 父親が一家の大黒柱という考え方は、はるか昔の事。今や父親の存在なんかは金を稼いでくることしかメリットが無く、ましてやすっかり仕事もせず隠居同然の生活をしているオヤジなんかは粗大ゴミみたいなもの。今の時代、父親には威厳なんかは微塵もなく、特にお年頃の女の子にとって父親なんかはウザイ存在でしかない。
 しかし、今回紹介する映画96時間の主人公のお父さんのような強くて頼もしい姿を見せられると、日頃は父親に感謝することなど全く無くても、父の日ぐらいは何かプレゼントを贈ろうと思う気になるはずだ。
 とにかく愛する娘のために猛ハッスル振りを見せるお父さんの大活躍が楽しいストーリーとはいかに。

 かつてはCIAの秘密工作員として国のために働いていたブライアン(リーアム・ニーソン)だが、今は引退してカリフォルニアで隠遁生活を送っている。別れた元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)は大富豪と再婚しており、娘のキム(マギー・グレイス)はレノーア(ファムケ・ヤンセン)の方に引き取られていた。そんなブライアン(リーアム・ニーソン)の唯一の楽しみは愛娘のキム(マギー・グレイス)と会うこと。
 ところがある日のこと、キム(マギー・グレイス)は女友達と一緒にフランスへ旅行すると言い出してきた。当初ブライアン(リーアム・ニーソン)は彼女がまだ17歳であることを考慮して、海外旅行に行くことに反対していたが、娘の自主性を重んじるレノーア(ファムケ・ヤンセン)達に押し切られ、結局は娘のフランス旅行行きを認めてしまう。しかし、ブライアン(リーアム・ニーソン)の悪い予感は的中。娘と女友達は何者かに誘拐されてしまう。
 ブライアン(リーアム・ニーソン)は、元CIAのコネと僅かの情報から96時間以内に娘を助け出さなければ永遠に出会うことができないことを悟ってしまう。どう考えても絶望的な状況だが、愛する娘を救出するためにパリへ向かうのだが・・・

 俺なんかは『もう17歳の娘なんだから海外旅行ぐらい行かさせてやれよ!』なんて思うのだが、実際に17歳の娘を持つ父親にとっては一大事。特に笑顔がキュートな17歳の娘が自分の知らない所で何をしているのかを想像するだけで落ち着かない。実際にリーアム・ニーソン演じるお父さんは娘に対して超過保護であり、超甘々。しかし、このお父さんは前半は娘にデレデレのダメ親父なのだが、娘が誘拐されたことを知ってからのスーパーパパ振りが凄いし、面白い。
 CIAで鍛え上げられた格闘能力、何時間も睡眠もせずに必死に娘を探し回ることができる体力、娘を探し出すためという理由はあれど悪役を更に上回る拷問シーン、そして見せしめのために、全く事件に関わっていない人の腕に銃弾をぶち込むシーン。しかもその時に吐く台詞が『そんなキズは軽い』だってさ。しかも自らが絶体絶命のピンチに陥った時の火事場の馬鹿力を見せ付ける場面においては、その姿から前半のダメ親父っぷりなど全く感じさせない。
 そして本作の印象的なシーンとして、誘拐される直前までのお父さんと娘の携帯電話でのやり取り。短い時間のやり取りだが、たったこれだけのシーンが恐ろしく重大な情報を得ることになるとはチョッとした驚きと感動を得る。単純明快なストーリーの中に面白い工夫を凝らした名場面だと個人的には思う。

 それはさておき、この世の中には普段は自分の父親に対してガッカリしている人も多く居ると思うが、きっと本作を観た後はアラ、不思議!?。なんだか急に父親が頼もしく見えてしまう人もいるはずだ。父の日も近いことだし、父親の有り難さを感じることができる96時間をお勧め映画として挙げておこう

96時間 [DVD]
リーアム・ニーソン,ファムケ・ヤンセン,マギー・グレイス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


96時間 [Blu-ray]
リーアム・ニーソン,ファムケ・ヤンセン,マギー・グレイス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 監督はピエール・モレル。フランス製のリアルアクションが堪能できるアルティメットがお勧め。

 主演は今や名優の域に入っきたリーアム・ニーソン。スティーブン・スピルバーグ監督のシンドラーのリストでスターの仲間入りを果たして以来、多くのヒット作、名作に出演。今回は1998年に公開されたジェフリー・ラッシュと共演したレ・ミゼラブルをお勧めに挙げておこう。

 そして元妻役のファムケ・ヤンセン。この人を有名にしたのはX-メンにおけるジーン・グレイ役でしょう。蛇足ですが本作ではすっかり老けてしまいました。

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競馬 安田記念予想 馬場が悪化しそうですが

2014年06月07日 | 競馬予想

安田記念予想


 去年は楽々で的中させた思い出のレース。どうやら今年も楽々で獲ることができそうだ。東京は雨が降り続き馬場が悪化しそうだ。良馬場なら頭固定で大丈夫だと思っていたのだが、雨降りが少々予想を悩ましくさせ、他の馬にもチャンスが出てきた。逆に道悪が全くダメそうな馬も存在する。
 展開を考えると、やはり3歳馬のミッキーアイルが逃げることは間違いないだろう。しかしカレンブラックヒルの存在を考えるとそれほどペースが落ち着きそうにない。展開を考えると後方から末脚に賭ける馬にもチャンスがありそうだが、さすがに道悪が残るとなると厳しそう。本命は世界一の評価を受けているあの馬で問題はないが、道悪を活かして逆転できる馬はいないのだろうか?ちょっとだけ悩んで単穴を見つけ出す。

 ◎ 10 ジャスタウェイ
 ▲  1 グランデッツァ
 ▲  8 ミッキーアイル
 ▲ 13 フィエロ
 △  7 ホエールキャプチャ
 △  9 ダノンシャーク
 △ 14 クラレント
 ×  3 カレンブラックヒル
 ×  5 エキストラエンド
 × 12 グランプリボス

 本命は10番のジャスタウェイ。他に本命にできそうな馬はいないか考えたが、俺には思いつかなかった。しかし、ショボイ相手のレースでも勝ちきれない善戦マンだった馬が去年の天皇賞(秋)を恐るべき強さで勝ってからは、その後は名馬級の活躍。それまでまるで勝てなかった馬が急に勝ちだすとは、まるで俺の馬券みたいな感じがするのは気のせいだろうか。2走前の中山記念の内容から道悪を苦にするとは思えず、ジョッキーの乗り替わりもマイナスになるとも思えない。1600Mの距離がもしかしたら短いかもしれないが、そんな心配は杞憂に終わらせるだろう。とにかくいつも通り柴田善臣ジョッキーがいつも通りに普通に乗ってきたら勝てる。

 正直ジャスタウェイの頭は固いような気がするのだが、オークスのハープスターのようなこともありえる。逆転できるかもしれない馬を3頭挙げよう。
 まずは1番のグランデッツァ。3歳時の皐月賞では1番人気にも推された逸材だ。復帰してダートを使われていたが、前走の都大路ステークスで度肝を抜く強さを見せ付けた。たかがオープンのレースだったとはいえ、それほどレベルが低かったようにも思えず、あの強さ。もしかしたら実力でジャスタウェイを逆転できるかもしれない。道悪も3歳時のスプリングSの内容からマイナスになるとも思えない。途中1年8ヶ月の長すぎるブランクから見事に立ち直った姿がGⅠレースという桧舞台で見られても不思議ではない。

 次に8番のミッキーアイルを挙げる。前走のNHKマイルCは勝つには勝ったが、もっとブッ千切って勝つことを想像していた俺にはちょっと期待外れだったが、それでも最後の直線で見せた粘り腰はさすがの強さ。道中も遊びながら走っている感じもあり、まだまだ奥が深そうな気がする。3歳馬の挑戦は楽では無いと思うが、4キロ差のアドバンテージは相当でかい。時おり見せるロケットスタートから簡単に逃げることができるようだと勝てる可能性ある。道悪をこなせるようだと大人達を撃破するか。

 次に13番のフィエロを挙げる。メンバー中1番大した実績は無いが、最も道悪が向きそうな馬。そして5歳馬であるが、まだ9戦しかしてないように更なる上昇が期待出来る馬。中京コースのレース振りから左回りも良さそうだし、まだ未知なる部分を秘めている。大1番には強い岩田ジョッキーの存在も大きい。普通に勝たれても驚けない。

 骨折休養明けと条件は厳しいが東京は相当走る12番のグランプリボスは3着に押さえておきたい。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  1、7、8、9、13、14
 3着  1、3、5、7、8、9、12、13、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、8、13
 2着 10
 3着 1、3、5、7、8、9、12、13、14             合計 72点

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映画 街角 桃色の店(1940) 軽妙なルビッチ・タッチが楽しめます

2014年06月04日 | 映画(ま行)
 今ではSNS(ソーシャル・ネット・ワーキング・サービス)(FB、LINEなど)を通して出会ったことも無い人なのに、知り合いになった気分になることがある。俺なんかはよくFB(フェイスブック)を利用するのだが、そこで顔の面識は無いがお互いにコメントを書き込んだりして言葉を交わしたりすることがある。ちなみに俺のブログの文体やFBに投稿する内容から、どうやら俺は相当な癒し系の人間だと思われているみたいだ。しかし、俺と出会ったことのある人ならわかっていることだが、実際の俺は渋くて、クールなキング・オブ・スーパーイケメン。なかなかその人の書く文章からだけでは人物像はわからないというのが本当のところだ。
 比較的最近のニュースでも猫の首輪にSDメモリーカードを仕込み、遠隔操作を行った元IT会社の社員が逮捕される事件があったが、俺はもっと背か高く、格好良い容姿を想像していたのだが、実物をテレビで見てビックリ。ポッチャリでオタクっぽいし、年齢の割に老けているし、想像していたのとは違ってなんだかガッカリした気分になった。しかし、それ以上にガッカリしたのが、こんな奴に騙される弁護士が居るということ。日本の弁護士は本当に大丈夫なのか~。
 それはさておき、今ではそれが良いのか悪いのかわからないが、多くのSNSの発達によって多くの人がつながり、そして好きな人への告白も電子メール(e-mail)を使うことによって簡単になった?しかし、昔はそんな電子メール(e-mail)なんてものが無かった時代は好きな人への告白及び呼び出す手段は文通。そんな文通手段が大いに活かされたロマンチック・コメディ映画の傑作が今回紹介する街角 桃色の店。この邦題だとなんだか怪しいお店での出来事を想像してしまいそうになるが邦題をつけるセンスが悪過ぎ。店員6人?だけの雑貨店を舞台に庶民の悲喜こもごもの様子が描かれる。

 際立った個性的な人物は登場しないが、なかなか愉快な奴らが登場する。チョッと見たところ頑固そうだが実は寂しがり屋の雑貨店のボスであるマトチェック氏、ボスが現われるとついつい隠れてしまう少々年齢のいった店員、自転車で使いっパシリをさせられる生意気な若造、チョッとした根性悪な店員など脇役たちが盛り上げ、笑わせてくれる。
 そして主役がジェームズ・スチュアート演じる雑貨店を仕切る責任者であるクラリク。このジェームズ・スチュアート演じるクラリクの設定だが、ボスが言うことでも間違っていると思えば反論する正義感に溢れる好人物。そんなクラリクだがマトチェック氏からの信頼は篤く、しかも店の店員で唯一人だけマトチェック氏からディナーに誘われているように非常に気に入られている。そんなクラリクだが新聞の広告で知り合った女性の文通相手とは、なかなか会う勇気が出ない。本作品は1940年制作の映画だから相当古いが、文通をメールに置き換えたら現在でも通じる設定だ。

 さて、殆んどが雑貨店の中で物語が進むこじんまりとした内容だが、ところどころでは軽妙な笑いが繰り広げられるロマンチックコメディのストーリーとは如何なるものか。
 ハンガリーの首都ブタペストのある街角の雑貨店において。決して大きくはない雑貨店を経営しているオーナーであるマトチェック(フランク・モーガン)は見た目は頑固そうな老人だが、実際は奥さんは居るが、子供が居らず少々寂しそう。雑貨店には店員が6人いるが、その中でも責任者であるのがこの店に働いてから9年になるクラリク(ジェームズ・スチュアート)だ。クラリク(ジェームズ・スチュアート)は見知らぬ女性と文通しているが、その文章からきっと素敵な女性に違いないと確信しているのだが、なかなか会う勇気が出ないでいた。
 ある日のこと、クララ(マーガレット・サラヴァン)という名の女性が半ば強引に雇ってもらおうと押しかけてきた。店は6人の店員でも多過ぎるぐらいなのでクラリク(ジェームズ・スチュアート)は彼女の申し出を断わるのだが、そこへマトチェック(フランク・モーガン)がふらっと現われ、クララ(マーガレット・サラヴァン)は得意の売り込み及び接客業をマトチェック(フランク・モーガン)に見せつけ、見事に店員になる。
 ところがクラリク(ジェームズ・スチュアート)とクララ(マーガレット・サラヴァン)はウマが合わず2人はケンカばかりしていたのだが、実は・・・

 ハッキリ言ってストーリーの結末は予想通りで、斬新さなど全くない。しかし、冒頭から店の前での店員たちの会話は笑えるし、クララ(マーガレット・サラヴァン)がマダムに商品を売りつけるシーンなど爆笑できるシーンが多くある。途中からマトチェック(フランク・モーガン)とクラリク(ジェームズ・スチュアート)の仲が、ある勘違いから重苦しい雰囲気になるが、それを吹き飛ばすような顛末は非常に心地良い。そして、使いっパシリの少年の結末も観ている我々を幸福感に満たしてくれる。
 もちろんクラリク(ジェームズ・スチュアート)とクララ(マーガレット・サラヴァン)の恋の結末なんて、それまでの展開が馬鹿馬鹿し過ぎて逆に胸がキュンとなってしまう。それまでは女の方に対して、早く文通の相手に気づけよ!なんてイライラするが、これも素敵なラストシーンに対する前フリだったのかと大いに納得した。

 全体的に軽妙なタッチで笑わせて泣かせるし、昔の映画の方がロマンチックコメディの分野では上なんじゃないの?なんて俺なんかは思っているのだが、本作を観ればきっと多くの人が俺に賛同してくれるはず。昔の映画でロマンチックコメディと言えばローマの休日しか知らない人には、ぜひお勧めしたいし、エルンスト・ルビッチ監督の名前を聞いた事はあるが、まだ彼の作品を観たことが無い人は、まずこれから観たらどうだろうか
 ちなみにトム・ハンクス、メグ・ライアン競演のユー・ガット・メールは本作のリメイクです。

街角 桃色の店 [DVD] FRT-143
ジョセフ・シルドクラウト/ジェームズ・スチュワート/フランク・モーガン/マーガレット・サラヴァン
ファーストトレーディング


 監督は前述したようにエルンスト・ルビッチ。軽妙にして笑わせる作風はルビッチ・タッチと呼ばれるが、お勧め作品は生きるべきか死ぬべきか、そしてグレタ・ガルボ主演のニノチカ、そして天国は待ってくれる等。この人の映画はけっこう笑えます。

 主演はハリウッド黄金期に活躍した大スタージェームズ・スチュアート。フランク・キャプラ監督の素晴らしき哉、人生!、同じくキャプラ監督で、きっとこんな生活をしてみたいと思える我が家の楽園。ビリー・ワイルダー監督で、殆んど一人芝居の翼よ!あれが巴里の灯だ、アルフレッド・ヒッチコック監督の裏窓、同じくヒッチコック監督のめまいがお勧めです。

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競馬 日本ダービー予想 悲願のダービー制覇をかけた熱い戦い

2014年06月01日 | 競馬予想
 

日本ダービー予想


 かつてイギリスのエライさんに『ダービー馬のオーナーになるには、一国の宰相になることよりも難しい』なんて名言を吐いたのがウィンストン・チャーチル元英国首相。競馬関係者にとっては日本ダービーに勝つことは大いなる目標であり、野心でもある。それは馬主だけでなく調教師、騎手、そして馬にとっても同じ。俺だってダービーオーナーと呼ばれたい。
 そして今年もダービーに向けて熱い戦いは始る。俺も日本ダービーを的中させるために競馬をやっていると言っても過言ではないし、この日のために毎年生きる気力を奮い立たせる。去年は武豊キズナ福永祐一の悲願のダービー初制覇の野望を打ち砕いた。そして勝利インタビューで武豊が『僕は戻ってきました~!』と高らかに復活宣言をするなど、日本ダービーを勝つことはあれほどの名ジョッキーをしても興奮するものなのかと大いに感動した。そして今年はどのようなドラマが日本ダービーで待っているのか。もう俺の心は今でもワクワクし過ぎて胸が高鳴るのが自分でもわかる。
 さて、レース展開だがレースを引っ張ると思われたウインフルブルームがまさかの出走取り消し。こうなると逃げるのはエキマエが押し出されるように逃げることになりそうだ。しかしエキマエが逃げるようなレース展開ならスローペース濃厚。しかも二番手を追走する有力馬でありトゥザワールドも早めに逃げる馬を捕まえに行くことなどするわけがなく、後方待機組みは相当苦しい展開を強いられそうだ。後方から大外を回して勝つような展開は今年は見込めそうにない。展開的にはイスラボニータトゥザワールドに相当有利な展開になると思う。今年はスタミナをそれほど求められる展開にはならず、少々距離適正が無くてもスピード重視の馬でも対応できるだろう。
 さあ、今年は誰がダービージョッキーの栄誉に輝くのか。俺の本命に挙げる馬は、2年前の日本ダービーでは外から猛然と追い込みながらハナ差でダービージョッキーの栄冠を逃してしまい、悔し涙を流したベテラン蛯名正義騎乗の馬が皐月賞に続き二冠を達成するはずだ。

◎ 13 イスラボニータ
○  2 ワンアンドオンリー
▲  6 ショウナンラグーン
▲ 17 トーセンスターダム
△  4 アドマイヤデスス
△  5 トゥザワールド
△ 16 レッドリヴェール
× 11 ハギノハイブリッド
× 18 ワールドインパクト

 僕の本命は13番のイスラボニータ。初の左回り、距離適正など色々と不安説が囁かれながらあっさり皐月賞。好スタートからガッチリ押さえ込んだ蛯名正義ジョッキーの好騎乗が光ったレース振り。あそこで折り合いを付けたことが皐月賞だけでなく、今回の日本ダービーにも活きる騎乗ぶり。正直なところこの馬にとって今回の2400Mの距離は長いと思うのだが、スローペースが予想される今回は大してスタミナは必要がない。今回の勝ち馬に求められる条件は好位につけられるレースセンスと折り合い。スローペースで最後の3ハロンが相当早くなりそう展開が予想される今回は前に位置する馬が有利。そして好位につけながらも尚且つ切れる脚が使える馬。そのような条件を完璧にクリアし、前走の皐月賞でも折り合いの問題もクリア。GⅠを勝った10勝分をダービーの1勝に代えても良いと、言い切るほどダービージョッキーの称号に飢えている蛯名正義が悲願の日本ダービー初制覇の最大のチャンスがやって来た。

 対抗には2番のワンアンドオンリーを挙げる。さて、この馬の場合は調教師である橋口調教師に焦点を当てよう。数々のGⅠを制覇し、海外のGⅠを制覇したこともあるように名白楽。もう定年まで今年を含めて2年。数々の名馬を育て上げ、日本ダービーにも毎年の如く管理馬を出走させているが未だにダービートレーナーの称号に手が届かない。しかも、ダンスインザダークハーツクライといった名馬ですら日本ダービーは2着どまり(ちなみにローズキングダムでも2着)。もう残りのチャンスも今年を含めて2回だけ。今年は何が何でも日本ダービーを勝ちたい橋口調教師が今年は自身が管理したハーツクライ産駒のワンアンドオンリーを送り出す。
 この馬の持ち味は父のハーツクライを彷彿させる末脚の破壊力。弥生賞トゥザグローリーにハナ差まで迫り、皐月賞では4着に敗れたが、ゴール前では1番目立つ脚を披露した。だいたいその2戦は中山コースで行われたが、この馬には中山コースは合わない。馬場が広く、直線の長い東京コースの方が合っている。問題はレース展開がこの馬には苦しいこと。スローペースに嵌まって末脚不発のケースが充分に考えられる。しかし、幸いなことに内枠を確保した。2歳の時のラジオNIKKEI杯2歳Sを見た感じでは馬群がダメということは無いし、4コーナーで外に回さなくても内を回ってくれば差し届く末脚の破壊力を持っている。そしてなかなかエンジンが掛らないレース振りはこの舞台でこそ威力を発揮する。シナリオ的には橋口調教師の悲願の日本ダービー初制覇こそ最も感動するドラマだ。

 単穴には2頭挙げる。まずは6番のショウナンラグーン。実はこの馬の大久保洋吉調教師もGⅠ5勝を挙げた歴史的名牝馬メジロドーベルを育て上げた名調教師。しかも来年の2月で定年を迎えるために、今回の日本ダービーが最後の出走でありラストチャンスだ。しかも本馬のショウナンラグーンの祖母は前述したメジロドーベル。メジロドーベルの主戦ジョッキーだった愛弟子吉田豊ショウナンラグーンの鞍上に迎えて調教師として最後の日本ダービーに出走するとは、これまた不思議な運命を感じるし、ロマンを感じる。何だか人気が大して無いし、競馬のロマンだけで勝つ馬を予想してんのかよ!、なんて文句の声がきこえそうだが、予想している本人は真面目に本馬が勝つ可能性があると思って予想している。
 前走の青葉賞はスローペースの流れを後方で待機し、外々を回る苦しい展開。しかし最後は外から33秒台の脚を駆使して他の馬をブッコ抜いて来た。決して展開に恵まれたわけでも無いし、他の馬との能力の違いをまざまざと見せ付けた勝利であるのは明らか。そして今回と同じ東京2,400Mコースを経験しているのは非常に大きい。この馬も後方から追い込みがスタイルなだけに展開が向かない可能性があるのが心配。しかし、この馬も内枠をゲット。流石に前走とは相手のレベルが違うから外々を回っていたのでは勝負にならないが、この枠順なら距離ロス無く脚を矯めることができるし、しかし内隣の枠のトゥザグローリーが飛び出してくれるので、中団のインのポジションを確保することも可能だ。吉田豊ジョッキーが今でもジョッキーとして活躍できるのも師匠である大久保洋吉調教師のおかげ。今回の日本ダービーを勝てば、最高の恩返しになる。これはこれでとっても素敵なドラマのフィナーレだ。

 さてもう1頭の単穴に17番のトーセンスターダムを挙げる。ジョッキーは既に日本ダービーを何回も勝っている武豊、調教師の池江泰寿は45歳の若さながら既にオルフェーヴルで日本ダービーを制覇している今や日本を代表する調教師。今回だけでなく、毎年悲願のダービー初制覇という文字が新聞等に躍るが、そんな夢や野望を打ち砕くのは若くして数々の栄誉に輝くコンビかもしれない。前走の皐月賞では11着に大敗してしまったが、今までは小頭数立てのレースなど厳しいレースをしたことが無かった。それに器用さを要求される中山コースはこの馬に合わなかった可能性もある。今回は小細工が要らない、力任せのレースが通用する東京2,400M。充分に能力が発揮できる17番の外枠もこの馬にとっては良いと思う。前走だけでこの馬の能力を判断するのは早計。もしかしたら隠されている能力があり、それが発揮されるようなことがあれば天才ジョッキーと若き名調教師に更なる賞賛が贈られるかもしれない。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 13
 2着  2、4、5、6、16、17
 3着  2、4、5、6、11、16、17、18

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、6、17
 2着 13
 3着 2、4、5、6、11、16、17、18

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2
 2着 4、5、6、16、17
 3着 13                                     合計 68点


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