褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 高松宮記念の予想(2021)

2021年03月28日 | 競馬予想
 昨日は本命のカレンブーケドールが2着に敗れて結果的に良かった。ちょっとばかり運を上昇させて高松宮記念を絶対に的中させる。
高松宮記念の予想
 しかし、良いメンバーが揃ったし、これは予想のしがいもある。しかし、雨による馬場状態が読むのが難しいし、けっこう面倒だ。雨の影響で有力馬で馬券から外せるのは6番のダノンファンタジーぐらいか。スプリント戦のスピード勝負に加えて道悪の馬場への対応力も問われるレースになってしまった。スピードとパワーを兼ね備えた馬を本命にしたいのだが、そうなるとドロドロの馬場の桜花賞で先行しながら2着に踏ん張ったあの馬が本命だ。

◎ 16 レシステンシア
▲  4 モズスーパーフレアー
▲  9 インディチャンプ
▲ 10 ラウダシオン
△  2 レッドアンシェル
△  3 ライトオンキュー
△ 14 ダノンスマッシュ
△ 17 サウンドキアラ
× 15 マルターズディオサ

 本命は16番のレシステンシア。前走の阪急杯の勝ちっぷりは短距離路線におけるエースの誕生の気配すら感じさせた。今回は初の1200戦になるが、むしろあのスピードは距離が短くなって更に活きるようだ。この枠順ならモズスーパーフレアーが逃げる2番手で競馬ができそうだし、馬場が悪くても桜花賞の時のようなレースが出来るのも心強い。ジョッキーの武豊から浜中騎手への変更だが、浜中騎手だってミッキーアイルと逃げ馬でGⅠレースを勝っているジョッキーで、日本ダービーにおけるロジャーバローズで勝ったレースを見ると先行馬の能力を発揮させることに長けているので問題ない。そして調教が抜群のできなので前走の阪急杯からの出来落ちはない。後続が迫って来る前にスパートして押し切るとみた。

 単穴には3頭選ぶ
 まずは4番のモズスーパーフレアー。昨年は外枠からでも楽に単騎逃げに持ち込んだ快速馬。前走のシルクロードSはハンデとマーク、そして枠順がきつかった。しかし、今回は斤量も55キロだし、この枠順だと楽に逃げれる。レシステンシアが早めに追いかけてくる展開は厳しいが、それでも昨年の覇者として怖い一頭。そして良馬場も良いが、パワーが必要な馬場もこの馬には良い。やっぱりこれ以上は評価を下げられない。

 次に9番のインディチャンプ。叩き良化型らしく。前走の阪急杯より更に調子を上げてきた。マイルの戦いでは一流であるのは疑う余地はないが、ここ2戦の1400Ⅿ戦の内容を見るとややスピード負け。今回は更に距離が短縮されて、しかもGⅠレースとなると厳しい戦いであることは間違いない。しかし、1400Ⅿ戦を使ってきた効果で流れには乗れそうだし、この馬向きの流れになる可能性はある。そして荒れたきた馬場に加えて雨による重馬場化はメンバーで一番恵まれているか。そしてタフな展開になればこの馬のGⅠレースで見せる高いパフォーマンスをこの距離でも見せる。

 次に10番のラウダシオン。前走のシルクロードSで1200Ⅿ戦でも通じることがわかった。今後の路線を考えるとGⅠレースのマイル戦は距離が少し長く感じるし、むしろスプリント戦の方が活躍できる可能性が高い。前走より1200Ⅿ戦への対応は見られそうだし、ここぞという場面で神騎乗をみせるMデムーロの手綱捌きは侮れない。スプリント戦でのエース級にのし上がるチャンスは充分だ。

買い目 三連単フォーメーション
1着 16
2着  2、3、4、9、10、14、17
3着  2、3、4、9、10、14、15、17

買い目 三連単フォーメーション
1着 4、9、10
2着 16
3着 2、3、4、9、10、14、15、17       合計 70点
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競馬 日経賞&毎日杯の予想(2021)

2021年03月26日 | 競馬予想
 今週からはGⅠレースが連戦する。それ以外の重賞レースでも重要なレースが続くのでこの時期の競馬の予想は忙しい。まあ、本日(3/27)の重賞レースは両レースとも手堅く買うことにする。
日経賞の予想
 有馬記念と同じ舞台で行われるレース。当然のことながらこちらはGⅡレースなのでレベルがかなり落ちる。目立った上昇馬もおらず、ここは実力優先で本命を及び相手候補を決める。

◎ 7 カレンブーケドール
▲ 4 ウインマリリン
▲12 ダンビュライト
△ 1 ヒュミドール
△ 2 ワールドプレミア
△ 6 ウインキートス
△11 シークレットラン
× 8 オセアグレイト
×13 ラストドラフト
×14 ゴーフォザサミット
×15 サトノルークス

 本命は7番のカレンブーケドール。まだ重賞勝ちはないが、これまでのGⅠレースにおける惜しい戦いぶりを見るとこのメンバーなら当然勝てる確率はかなり高い。一番の懸念材料であった鞍上も解決。昨年のジャパンⅭの走りを考えると、この馬の本命で仕方ないだろう。

 単穴には2頭挙げるが、本命を逆転するとしたら実績馬であり叩いた効果を認めて4番のウインマリリンと12番のダンビュライトを選ぶ。

買い目 三連単フォーメーション
1着 7
2着 1、2、4、6、11、12
3着 1、2、4、6、8、11、12、13、14、15

買い目 三連単フォーメーション
1着 4、12
2着 7
3着 1、2、4、6、8、11、12、13、14、15     合計 72点

毎日杯の予想
 ここはデビューして2連勝の内容に大物感を漂わせる7番のグレートマジシャン。他のメンバーにも骨っぽい相手もいるが、ここはしっかり決めてダービー候補として名乗り出てくるはずだ。

◎ 7 グレートマジシャン
△ 1 プログノーシス
△ 3 レヴェッツァ
△ 4 ルペルカーリア
△ 6 シャフリヤール
△ 8 ウエストンバート
△ 9 ロジローズ
× 5 ダディーズビビッド

買い目 三連単フォーメーション
1着 7
2着 1、3、4、6、8、9
3着 1、3、4、5、6、8、9     合計 36点
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映画 いぬ(1963) フランス製のギャング映画の傑作

2021年03月21日 | 映画(あ行)
 ハリウッド製のギャング映画となるとアクションの比重が色濃くでるが、フランス製のギャング映画となるともう少し人間性が描かれる。今回紹介する映画いぬだが、ガンファイトやド派手なシーンは控え目。しかし、フランス製らしく非常にキャラクター性が活かされており、全編に渡りシャープな演出が冴えわたる作品だ。しかも、当時フランスで売り出し中のジャン=ポール・ベルモンドが抜群に格好良い。
 さて、タイトルの『いぬ』だが、暗黒街を描いた映画を多く見ている人ならば知っていると思われるが、ギャングに入り込んでいる警察への密告者のこと。実は本作の原題はフランス語でLe Doulos。これを訳すと『帽子』。この言葉がフランスの警察やギャングでは隠喩として密告者のことを意味する。これは映画の冒頭でも説明されるが、このことを意識して観るとラストシーンで少しばかり得することになる。

 邦題の『いぬ』という平仮名のタイトル名がダサいのだが、なかなか格好良いシーンが見られるストーリーの紹介を。
 強盗の罪で6年の刑期を終えて出所したばかりのモーリス(セルジュ・レジアニ)だが、豪邸の金庫破りの仕事に取り組む。簡単に成功できるかと思われた仕事だったのだが、犯行時に警察に取り囲まれ仲間は死に、自らは警察に捕まってしまう。かねてから親友のシリアン(ジャン=ポール・ベルモンド)が警察の密告者であるとの噂があったのだが、今回の件で疑惑が確信に変わる。モーリスは刑務所からシリアンへの復讐を誓うのだが・・・

 色々と登場人物の名前が出てきたりで細かいところで内容が掴みづらい面があるが、実はシリアンは本当に警察の『いぬ』なのか、どうなのか?というのが大きなテーマ。構成が巧みで観ている側をミスリードするような演出が成されている。まあ、真相なんかは想像するところに落ち着くのだが、その後のどんでん返しが最高のエンディング。悲しさ、格好良さ、友情、そして日本人にも通じるようなワビサビの世界を一気に体現してくれる。俺なんかは観終えた後にこれは凄い映画を観た気分になった。
 もちろん途中のシーンでも格好良い場面は出てくる。ジョン・ウー監督のアクションシーンを思い出させるような至近距離での撃ち合い(?)なんかは印象深い。本作を観れば後々の香港ルノワール系の作品に大きな影響を与えていることが理解できる。
 登場人物と名前が一致しなくてストーリーがわかりにくいという意見があるかもしれないが、そんなのは最初だけ。途中からはそんなことは気にならないぐらい面白い。それに女性に対する扱いが酷いなどの批判があるかもしれないが、それを逆手にとったかのような展開も楽しい。男のダンディズムを感じさせたりで、まだまだ褒めたりないような気もするが、ギャング映画の傑作として今回はいぬをお勧め映画に挙げておこう。

 監督はジャン=ピエール・メルヴィル。彼の犯罪映画の数々は後々の多くの映画人に多大な影響を与えた。我が国の北野武監督もその一人。彼のお勧めはアラン・ドロンがクールな暗殺者を演じたサムライ、ナチスドイツに対するレジスタンス組織を描いた影の軍隊、急に運が回ってきた男の運命を描く賭博師ボブ、不思議な縁で結ばれる犯罪者たちを描いた仁義がお勧めです。
 
 
 
 

 



 

 
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競馬 阪神大賞典&スプリングSの予想(2021)

2021年03月21日 | 競馬予想
阪神大賞典の予想
 ここは負ける要素がない9番の哲人アリストテレスが本命で仕方がない。他には重馬場で復活があるかもしれない4番のメイショウテンゲン、昨年のクラシックでは能力を見せ、前走の中山金杯は全く条件が合わない中での敗戦なので度外視できる6番のディープボンド、長距離レースの実力者で立て直した効果が見られる10番のユーキャンスマイルの3頭を相手候補に。

◎ 9 アリストテレス
▲ 4 メイショウテンゲン
▲ 6 ディープボンド
▲10 ユーキャンスマイル
△ 5 ナムラドノヴァン
△ 8 ショウリュウイクゾ
△12 ダンスディライト
× 2 タイセイトレイル
× 7 アドマイヤジャスタ
×11 ツーエムアロンソ

買い目 三連単フォーメーション
1着 9
2着 4、5、6、8、10、12
3着 2、4、5、6、7、8、10、11、12

買い目 三連単フォーメーション
1着 4、6、10
2着 9
3着 2、4、5、6、7、8、10、11、12    合計 72点

スプリングSの予想
 馬場の悪化で予想が難しくなった。10番のボーデンの能力は認めつつも、ここは道悪、中山コース、展開も向きそうで、しかも連勝中の9番のロードトゥーフェイムが本命。気性的な問題、前走はスタートの不利を受けて3着であるが、気性的な脆さ、運の無さを克服するばこのメンバーでも実力上位の1番のランドオブリバティ、前走は1番人気に推されながらも不完全燃焼なレースに終わったしまったが、その分今回は思い切ったレースができそうな6番のアサマノイタズラ、馬場悪化で評価を下げた10番のボーデンを相手候補に取り上げる。

◎ 9 ロードトゥフェイム
▲ 1 ランドオブリバティ
▲ 6 アサマノイタズラ
▲10 ボーデン
△ 5 レインフロムヘヴン
△11 イルーシヴパンサー
△14 ヴィクティファルス
× 3 ヴィゴーレ
× 4 ヴェイルネビュラ
×13 アールバロン

買い目 三連単フォーメーション
1着 9
2着 1、5、6、10、11、14
3着 1、3、4、5、6、10、11、13、14

買い目 三連単フォーメーション
1着 1、6、10
2着 9
3着 1、3、4、5、6、10、11、13、14    合計 72点
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競馬 ファルコンS&フラワーCの予想(2021)

2021年03月20日 | 競馬予想
ファルコンSの予想
 2歳王者であるグレナディアガーズがこのレースから今年の初戦を迎える。春の目標はNHKマイルCであるが、叩き台としてこのレースに向かったきた。デビュー2戦は折り合いの難しさを感じさせる走り。前走の朝日FSの走りからマイルの距離でも折り合いがついて、非常に強いレース振り。それでも折り合いの不安はぬぐえないので今回の1400Ⅿの距離は更にレースがしやすいだろう。斤量が他の馬より重いのもきにするほどではないし、内枠も前走の走りから良さそう。ここは素直にこの馬を本命。
 対抗には前走は全く折り合えなかった10番のロードマックス。今回は流れが速くなりそうで、距離の短縮も良い。脚を矯めることが出来れば前走のようなことは無いはず。福永騎手が馬との折り合いを上手く付けられたら、本命を逆転するか。
 単穴には2頭挙げる。まずは6番のニシノアジャスト。このメンバーなら前走のようなスローペースにならないだろう。ペースが向きそうならば、この馬の末脚が炸裂する可能性はありえる。もう一頭が13番のモントライゼ。前走の朝日FSはさすがにハイペースで飛ばし過ぎ。その前走から距離が短くなるのはプラス材料だろう。この距離なら先行押し切りも可能だ。

買い目 三連単フォーメーション
1着 4
2着 1、6、7、10、12、13
3着 1、5、6、7、10、11、12、13

買い目 三連単フォーメーション
1着 6、10、13
2着 4
3着 1、5、6、7、10、11、12、13

買い目 三連単フォーメーション
1着 10
2着  1、6、7、12、13
3着 4                                    合計 68点

フラワーⅭの予想
 実績やこれまで戦ってきた相手を考えると13番のユーバーレーベンが抜けているはず。しかし、調整過程で誤算が生じたし、乗り難しい馬で後方から大外にしか出すレースしかできないし、乗り役も丹内騎手が初めてこの馬に乗る。馬券圏内から外せないが、ここは×評価ぐらいに下げて他の馬を本命にしたいところだ。
◎ 6 グローリーアスサルム
〇 5 クールキャット
▲ 1 レーヴドゥラプレリ
▲16 イズンシーラブリー
△ 3 ホウオウイクセル
△ 4 オレンジフィズ
△11 ルース
× 9 タウセントシェーン
×13 ユーバーレーベン

 俺の本命は6番のグローリアスサルム。この3戦のレースを観ると末脚は確かだし、前走にしても牡馬の強いところに良い内容のレース振り。展開に恵まれなかったことを考えると強い内容。中山コースがどうなのか?と思えるが、2走前に勝った中山でのレース振りなら機動性があるので4コーナーでは好位に押し上げることができるだろう。距離不足が不安だが馬場状態がスピードよりもタフさを要求されそうだし、その点ではここ2戦で2000Ⅿ以上の距離を使われてことが活きると思う。

 対抗には5番のクールキャット。前走は非常に大味なレース振りで最後に失速してしまうのも無理はない。前々走でも折り合いが難しいそうな馬だと感じるので、今回は距離に不安を感じる。しかし、今回は名手横山典弘。ジョッキー変わりは折り合い面を考えると大きなプラス材料。前走では2番人気に推されていたように能力は評価されている馬。距離が長くなるのが不安だが、それを差し引いてもこれぐらいの評価は必要だ。

 単穴には2頭挙げる
 まずは1番のレーヴドゥラプレリ。2走前はクイーンCを勝つアカイトリノムスメと接戦を演じていたりで、随所に能力を見せている。最内枠から一発を期待できる馬だと思う。一息が入った分が割引かもしれないが、距離には何の問題も無いし、前走で同じ舞台で勝っているのは大きい。単穴評価には挙げたくなる馬だ。
 
 次に16番のイズンシーラブリー。いつもスタートが出遅れて勿体ないレースが多いが、今回は大外で恐らく最後入れか。メンバー的には先行したいし、隣の枠のアビッグチアが逃げそうなので、その馬に自然と付いて行けば好位で収まれるだろう。そのようなレースをするとこの馬が怖い。前走のクイーンCでももう少し道中がスムーズならば勝ち馬との差は詰められた印象がある。ここは三浦ジョッキーの一発の可能性を考えてこれぐらいの評価は必要だろう。

買い目 三連単フォーメーション
1着 6
2着 1、3、4、5、11、16
3着 1、3、4、5、9、11、13、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 1、5、16
2着 6
3着 1、3、4、5、9、11、13、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 5
2着 1、3、4、11、16
3着 6                           合計 68点 
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映画 さらば愛しき女よ(1975) ハードボイルド映画です

2021年03月14日 | 映画(さ行)
 世界一有名な私立探偵であるフィリプ・マーロウの産みの親である推理小説家であるレイモンド・チャンドラー。ハードボイルド小説の草分け的な人物であり、彼の影響を受けた作家はアメリカのみならず日本にも多い。彼の原作は色々と映画化もされているが、今回紹介するのが彼の中でも代表的な作品であるさらば愛しき女よ。主人公のフィリップ・マーロウを演じるのが、この映画が公開された時、57歳ぐらいであるロバート・ミッチャム三つ数えろのハンフリー・ボガード、ロング・グッドバイのエリオット・グールドなんかのマーロウは凶悪犯に立ち向かう若さとタフさを感じさせられたが、ロバート・ミッチャム版のマーロウは、年齢を増したこともさることながら、虚ろな表情も重なり、非常に枯れた味わいを感じさせる。冒頭の登場シーンにおいて弱音を吐いているところだけなら、探偵稼業を引退寸前のような覇気の無さを醸し出してしまっている。
 
 今や警察から追われる身となってしまい、行方不明者ばかり探し出すことに追われる探偵の仕事に嫌気を感じているフィリップ・マーロウの活躍?を描くストーリーの紹介をしよう。
 1941年のロサンゼルスにおいて。警察から追われることになってしまったマーロウ(ロバート・ミッチャム)は潜伏していた安宿からロス市警の友人でもある刑事ナルティ(ジル・アイランド)を電話で呼びだし、今日も2つの死体が飛び出し、合計7人の死人を出してしまった事件の経過を説明していた。
 ある日のこと、やたら力が強いマロイ(ジャック・オハローラン)という大男と出会い、彼からベルマと言う女性を探して欲しいと頼まれる。マロイは7年間刑務所に入っており、その間元カノのベルマから何の連絡も無かったという。早速、マーロウはマロイと一緒に、かつてベルマが働いていたというナイトクラブに行くのだが、その店はすでに当時とはオーナーが変わっており、店の雰囲気もすっかり様変わりしていた。それでもベルマに会いたいマロイはオーナーを恐喝して彼女の居場所を聞き出そうとするのだが、勢い余って正当防衛とはいえ殺人を犯してしまう始末。マーロウはマロイをさっさと現場から離れさせ、彼に興味をもったマーロウは独自でベルマを探し出そうとする・・・

 冒頭からムードたっぷりの音楽とロサンゼルスの夜の風景がマッチしており、ちょっとばかり大人な雰囲気を感じさせる。そして、ロスの夜景を見下ろすロバート・ミッチャム演じるフィリップ・マーロウが登場するのだが、疲労感を漂わせる私立探偵の姿が人生経験豊富な大人の男を感じさせる。そして、この私立探偵が優秀なのが危険だと分かっていても職務に邁進する姿。しかし、それ以上にツボがハマったのが、彼の口から暗めだが多く飛び出す冗談。これが大なり小なりではあるが、100%の確率で笑える。どれだけの堅物のジジイになっても、常にユーモア精神は持ち続けたいと強く思った。
 そして、個性的な登場人物たちも魅力的。かなり純粋すぎる依頼人である大男、常に笑顔を振りまきながら拳銃や鈍器を使う暗殺者、やたら怪力なおばさん、そして男を滅ぼしそうな怪しい目付きをしたシャーロット・ランピリング演じる魅惑的な謎の美女、そして売れていない頃のシルベスター・スタローンなど、個性的な脇役陣も大いに楽しめる。
 まあ、探偵の行く所々で死人が出てくる展開は、この手の分野においては新鮮さはない。しかし、何かといかがわしいロサンゼルスの街は情緒たっぷりだし、とにかく男という生き物は本当に馬鹿なんだということがよくわかる。溌剌とした元気のいい奴なんか出てこないので、明るい気分になれる映画ではないが、酸いも甘いも多くを経験している大人な人には今回はハードボイルド映画さらば愛しき女よをお勧めとして挙げておこう。



 

 
 
 
 
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競馬 金鯱賞&フィリーズレビューの予想(2021)

2021年03月13日 | 競馬予想
 今日の中山牝馬ステークスの予想は上手くいった。しかしながら俺の予想は勢いが長続きしないのが難点。まあ、大阪杯、桜花賞につながる両レースだが、自信はあるのだが・・・。両レースとも軽く予想をしておきます。

金鯱賞の予想
 昨年の無敗三冠牝馬デアリングタクトがいよいよ始動開始。重馬場の桜花賞で中団から差し切った内容ならば馬場が悪くなっても大丈夫。それに距離も2000Ⅿぐらいがちょうど良いと思う。ここは馬券が紙くずになってもこの馬が本命で仕方がない。
 そして単穴候補に超良血馬であり、血統的にまだまだ成長の余地がありそうな3番のブラヴァス、今は距離が伸びた方が良さそうで時計が掛かりそうな馬場も良い8番のペルシアンナイト、前走が案外だが重馬場で快勝したディープインパクト記念弥生賞の内容が忘れられない9番のサトノフラッグ。道悪、距離適性を考慮するとこの3頭ならば本命を逆転する可能性はある。

◎ 1 デアリングタクト
▲ 3 ブラヴァス
▲ 8 ペルシアンナイト
▲ 9 サトノフラッグ
△ 2 サンレイポケット
△ 4 グローリーウェイブ
△ 7 キセキ
△10 ポタジェ
× 6 ジナンボー

買い目 三連単フォーメーション
1着 1
2着 2、3、4、7、8、9、10
3着 2、3、4、6、7、8、9、10

買い目 三連単フォーメーション
1着 3、8、9
2着 1
3着 2、3、4、6、7、8、9、10      合計 70点

フィリーズレビューの予想
 こちらは大荒れの可能性が充分。前走で1200Ⅿを使って参戦してくる馬が多く、ハイペース必至のメンバー。ここは前走で1400Ⅿ以上の距離を使っている馬を本命にしたい。前走の紅梅Sで勝ち馬には差をつけられたが、レースセンス、根性をみせた11番のララクリスティーヌが本命。重賞を勝てていない中堅どころの中井ジョッキーというのが不安だが、ここ2戦続けて乗っているだけに人馬の絆を感じさせるような騎乗を見せて欲しい。

 次に対抗は16番のオパールムーン。阪神JF以来だが、そのレースでも良い末脚は見せた。ファンタジーSでメイケイエールを追い詰めた末脚は阪神の内回り、1400Ⅿ、そして展開が味方しそう。本命とは逆に実績、経験とも申し分のない横山典弘ジョッキーというのも良い。本来ならば何の迷いもなく本命にしても良いのだが、大荒れの予感がするので少し評価は下げた。

 次に単穴候補を2頭挙げる。まずは4番のアンブレラデートを挙げる。ウォッカと鎬を削った名牝ダイワスカーレットのという超良血。これは母も勝った桜花賞に出走させたい馬。前走の感じだとスピードはありそうなのでこれぐらいの距離がベストだろう。その前走は逃げて差されたが、デビュー戦の内容から逃げなくても力を発揮できる。名門藤原厩舎が今年は出遅れているが、クラシック戦線が近づくここに来て存在感を見せる可能性はあるだろう。
 次に5番のシゲルピンクダイヤを挙げる。姉は桜花賞でも2着に入るなど活躍しているシゲルピンクダイヤという良血馬。前走はGⅠレースの壁に跳ね返されたが、デビュー戦でみせた末脚は姉譲りでポテンシャルは感じさせた。その時のメンバーに比べると今回は遥かに楽な相手関係。ハイペースになりそうな展開もこの馬向き。距離、コースにも不安はなく勝てる可能性はある。

 前走で1200Ⅿを使った馬や、逃げてばかりの馬は評価を下げました。

買い目 三連単フォーメーション
1着 11
2着  3、4、5、7、13、16
3着  3、4、5、7、9、13、15、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 4、5、16
2着 11
3着 3、4、5、7、9、13、15、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 16
2着  3、4、5、7、13
3着 11                           合計 68点                     

 

 
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競馬 中山牝馬ステークス予想(2021)

2021年03月12日 | 競馬予想
中山牝馬ステークスの予想
 ハンデ戦、馬場、中山コースなど荒れる要素満載の重賞レース。俺の本命は中距離ならば確実に走る13番のランブリングアレー。相手はハンデに恵まれた感のある5番のシャドウディーヴァ、いよいよ良血開花の予感が漂う9番のドナアトラエンテ、単騎逃げとハンデが怖い11番のロザムールを本線に馬券を組み立てる。

◎ 13 ランブリングアレー
▲  5 シャドウディーヴァ
▲  9 ドナアトラエンテ
▲ 11 ロザムール
△  1 リリーバレロ
△  3 アルーシャ
△  7 フェアリーポルカ
△ 15 サトノダムゼル
×  6 アブレイズ

買い目 三連単フォーメーション
1着 13
2着  1、3、5、7、9、11、15
3着  1、3、5、6、7、9、11、15

買い目 三連単フォーメーション
1着 5、9、11
2着 13
3着 1、3、5、6、7、9、11、15       合計 70点
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映画 イコライザー(2014) メチャクチャ強いです

2021年03月07日 | 映画(あ行)
 映画の中で元CIAの諜報員が主人公というのはよく見られるし、それだけの情報でこの主人公は最強レベルの戦闘力を持っていると観ている我々は勝手に想像力を働かしてしまう。そして、今回紹介する映画イコライザーもその類の一つであり、デンゼル・ワシントン演じる元CIAの諜報員がメチャクチャ強い。しかも、超が付くほどの良い人であり、困っている人を見つけたら助けずにはいられないし、やりたい放題で利益を貪る悪党どもに対しては情け容赦なく鉄槌を下す。
 そして、この凄腕の主人公のライフスタイルが非常に興味深い。CIAを離れた今の生活だが、毎日を昼間はホームセンターで働き、夜は不眠症のために行きつけの24時間営業のダイナーでコーヒーを飲みながら本を読むといった非常に平凡でシンプルな生活を嗜んでいる。そして、住んでいるアパートも必要最小限の物しか置いておらず、きちんと整理整頓がされている。まさにシンプルイズベストを地で行くような生活ぶり。もちろん時間にルーズなところは何一つもない。見た目からして善人であるが、悪党をぶっ殺す手口が残忍過ぎるギャップが魅力的な主人公だ。

 それではデンゼル・ワシントンの安定感のある強さが目立つストーリーの紹介を。
 マサセッチュー州ボストンにおいて。ホームセンターの社員として働くマッコール(デンゼル・ワシントン)は夜は不眠症のために24時間営業ダイナーでコーヒーを飲みながら読書をするのが日課となっていた。ダイナーでテリーと名乗る娼婦アリーナ(クロエ・グレース・モレッツ)と出会い、彼女と言葉を交わすうちに友情が芽生える。
 しかし、ある日のことアリーナが元締めのロシアンマフィアの連中から虐げられていることを知る。マッコールはアリーナを不遇な境遇から抜け出させようとするのだが、そのことを切っ掛けにロシアンマフィアとの激しい戦いに巻き込まれてしまう・・・

 かつてはCIAエージェントだったマッコールだが、今は過去を消してこっそり暮らしている。しかし、このマッコールはただ今の人間にしては珍しく、正義感に強く、夢や希望を持っている人を見れば、手伝いをすることも厭わず、困っている人を見かけたら助けずにはいられない。これだけだと何だか俺とよく似たキャラクターだが、正反対なところは凄腕の殺し屋だってこと。5人ばかりの悪党に囲まれても、わずか19秒で片づけてしまう。この秒殺シーンが非常によく出来たアクションシーンで観ている者を一気に画面に引き込む。
 そして、ロシアンマフィアの方も黙っていない。本国からロシアの元KGBの凄腕の殺し屋テディ(マートン・ソーカス)がやって来る。この英語が達者なロシア人の残忍さも凄い。地元のアイリッシュマフィアを叩きのめし、ボストンの刑事もカネと恐怖で支配する。アクション映画にはインパクトのある悪役が居るか居ないかで出来の良し悪しに表れるが、本作はその点では充分に及第点だ。
 しかし、本作の特徴はとにかくマッコールを演じるデンゼル・ワシントンが格好良いこと。監督もとにかく彼を格好良く撮ろうとしているのが見え見え。武器なんか持たなくても拳銃やナイフを持った悪党どもに堂々と立ち向かっていくし、きっちり落とし前をつけるところなんか男の俺が見ていても惚れ惚れする。そして、最後のクライマックスでは意外な場所で決戦が行われるが、これがアイデア抜群で残酷なシーンでも観ている最中は楽しみまくり。むしろ観終わって暫くしてから、ホームセンターに行くことを躊躇してしまうことになってしまった。
 他にも前半で描く交流が後半に活きてくる展開は友情を感じさせ、そして贅沢な生活をしない主人公の口から発せられる台詞もなかなか印象的。ついついゴルフをしていると完璧を目指してしまう自分がいるが、『完璧より前進』というセリフを聞いてからはミスショットをしてしまう俺自身を許せる気持ちになれそうだ。
 ちなみに続編であるイコライザー2だが、こちらも観ると、より一層マッコールの素晴らしい人間性を理解できる。とくに限定でなくても万人に楽しめる映画だが、夜が眠れずに困っている人にはイコライザーを強くお勧めしておこう

 監督はアントン・フークア。今やハリウッドを代表するアクション映画を連発する監督。ポリティカルサスペンス映画のエンド・オブ・ホワイトハウス、アフリカのナイジェリアを舞台にしたブルース・ウィリス主演のティアーズ・オブ・ザ・サンがお勧め。
 
 
 
 
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競馬 弥生賞ディープインパクト記念予想(2021)

2021年03月06日 | 競馬予想
弥生賞ディープインパクト記念の予想
 弥生賞が始まるといよいよクラシック戦線の到来を感じさせる。しかも、今年は昨年の2歳王者がどんな走りを見せるか注目。その名はダノンザキッド。レースセンス抜群、馬場の状態は問わないし、中山の2000Ⅿはこの馬には合っていると思う。頭数も少ないし、仕上がりも良さそうだし、不安な要素が見当たらないので本命はこの馬。
 そうは言っても他にもまだ能力を見せていないような不気味な存在の馬もいるので1着固定ほどの絶対的な信頼は置けない。単穴候補にはスローペースで楽に逃げれそうな4番のタイトルホルダー、粗削りなレース振りに大きな伸びしろを感じさせる6番のワンデイモア、そしてルメール騎乗で2戦2勝中の10番のシュネルマイスター。この3頭を挙げておく。

◎ 2 ダノンザキッド
▲ 4 タイトルホルダー
▲ 6 ワンデイモア
▲10 シュネルマイスター
△ 1 ゴールデンシロップ
△ 3 テンバガー
△ 7 タイムトゥヘブン
△ 8 ソーヴァリアント
× 5 ホウオウサンデー

買い目 三連単フォーメーション
1着 2
2着 1、3、4、6、7、8、10
3着 1、3、4、5、6、7、8、10

買い目 三連単フォーメーション
1着 4、6、10
2着 2
3着 1、3、4、5、6、7、8、10    合計 70点
 
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競馬 オーシャンS&チューリップ賞の予想(2021)

2021年03月06日 | 競馬予想
 今週から桜花賞と皐月賞へ向けてのトライアルレースが行われる。まだ寒い日も続いたりするがいよいよクラシックが始める競馬の春の訪れを感じる時期がきた。そしていよいよ今日から新しいジョッキー、調教師もデビューを迎える。特に注目しているのはジョッキー時代に大レースを勝ち続けた四位調教師。調教師としても大レースを沸かすような馬を育ててくれることを祈っています。
 今日はなかなかGⅠレースへ向けて需要な一戦がある。気合を入れて予想するのだが、所用で予想のみをアップしておくことになります。

オーシャンステークス
 本命はここでは実績が他のメンバーより一枚上の13番のアウィルアウェイが本命。

◎ 13 アウィルアウェイ
〇  2 アルピニズム
▲  3 カレンモエ
△  4 ビアンフェ
△  8 コントラチェック
△ 15 ダイメイフジ
×  5 アンヴァル
×  9 エイティンガール
× 14 アイラブテーラー
× 16 ラヴィングアンサー

買い目 三連単フォーメーション
1着 13
2着  2、3、4、8、15
3着  2、3、4、5、8、9、14、15、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 2、3、
2着 13
3着 2、3、4、5、8、9、14、15、16

買い目 三連単フォーメーション
1着 2
2着 3、4、8、15
3着 13                       合計 60点

チューリップ賞の予想
 有力馬は軒並み桜花賞へ直行するので例年に比べて遥かにレベルが低い今年のチューリップ賞。人気は1番のメイケイエールだが折り合い、内枠、気性など不安な要素がてんこ盛り。ここは徐々にレース内容が安定してきた12番のタガノディアーナを大外の枠に入ったが、逆にこの馬にはプラスに出ると考える。単穴の3頭は能力の高さの片鱗を見せている馬を選ぶ。

◎ 12 タガノディアーナ
▲  2 ステューティ
▲  5 エリザベスタワー
▲  8 テンハッピーローズ
△  1 メイケイエール
△  3 レアシャンパーニュ
△  4 シャーレイポピー
△  7 タイニーロマンス
× 10 マリーナ

買い目 三連単フォーメーション
1着 12
2着  1、2、3、4、5、7、8
3着  1、2、3、4、5、7、8、10

買い目 三連単フォーメーション
1着 2、5、8
2着 12
3着 1、2、3、4、5、7、8、10       合計 70点
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