ザ・競馬予想(儲かるかも?)

競馬予想(三連単予想)をします(主に重賞)。しかし、最近は映画の記事が多いかな?

映画 白熱(1949) 狂った男の犯罪映画 

2012年11月29日 | 映画(は行)
 ギャング、マフィアを主人公にした映画は数え切れないぐらいあるが、そんな中でもかなり突き抜けたキャラクター振りを見ることができる映画が今回紹介する白熱だ。

 凶暴、非道で、見た目とは裏腹に意外に頭がきれる。それだけなら普通に色々なマフィア映画で見られる主人公と変わらないが、ジェームズ・ギャグニー演じるギャングの主人公は時々激しい頭痛に襲われるマザコンという素っ頓狂な設定。頭痛持ちになってしまった理由も、きちんと知らされるが個人的には、そんなことあるのか?と笑えた。
 そしてマザコン振りについては、まるで仲間を信用せず、とても美人な奥さんであるヴァージニア・メイヨに対してはいつ俺を裏切るのかと疑っているくせに、母親の言うことには絶対的な信頼を置いており、とても従順。
 少しでも気に食わないことがあると、とても美人な奥さんであるヴァージニア・メイヨに対してでも蹴りを入れるのに、母親の言うことには元々意見が反対でも何の迷いも無く従ってしまう。

 そして母親もどうやら息子に対して、小さい頃からギャングの心構えについての英才教育を行っていたようで、たびたび息子に対して「世界一になるのよ」と説教をするそれに対してギャグニー自身も「うん、わかった」と真剣に応えるのだが、俺の頭では何の世界一なのか、さっぱりわからなかった。
 世界一の金持ちになることなのか?世界一たくさん人を殺すことなのか?世界一のモテモテになることなのか?

 さて、凶悪でマザコン男のギャングが主人公の映画とは、どのようなストーリーなのか。
 カリフォルニア州境にて、コーディー(ジェームズ・ギャグニー)率いるギャング団は列車を止めて、乗務員を殺害して、現金30万ドルを強奪する。
 その後、コーディー(ギャグイーニー)達は母のマー(マーガレット・ウィンチェリー)や恋人のバーナ(ヴァージニア・メイヨ)達がいる山奥の隠れ家で、ほとぼりが冷めるまで滞在することにしていた。しかし、やがて捜査班が迫ったきたことに感づき重傷を負っている仲間は放って置いて、一足早く逃げる。

 ロサンゼルスのホテルに隠れていたコーディー(ギャグニー)達だったが、そのホテルも財務省防犯課のエヴァンスに突き止められコーディー(ギャグニー)達は再び逃走するのだが、彼らの追及から免れることが困難だと悟ったコーディー(ギャグニー)は、列車強盗で犯した強盗殺人で捕まったのでは死刑が免れないために、同じ日に起こった別の場所のホテルの強盗の事件の犯人として自首して、自ら刑務所に入る。
 せいぜい二年間を刑務所で我慢して出所すれば良いという考えだったが、コーディー(ギャグニー)の考えを察知しているエヴァンスは刑務所に、秘密捜査官としてファロン(エドモンド・オブライエン)をコーディー(ギャグニー)と同じ監房に潜入させる。

 暫くは刑務所内でも上手くやっていたコーディー(ギャグニー)だったが、次第に歯車が狂ってくる。コーディー(ギャグニー)が刑務所に入っている期間は、母のマー(ウィンチェリー)がボスとしてギャング団を束ねるはずが、ビッグ・エド(スティーヴ・コクラン)がボスの座を狙い始め、さらにエド(コクラン)とバーナ(メイヨ)はデキてしまい。そして母のマー(ウィンチェリー)がエド(コクラン)に殺害されてしまった事を刑務所内でコーディー(ギャグニー)は耳に入れる。
 コーディー(ギャグニー)は再度、強烈な頭痛に襲われながらも、脱獄してエド(コクラン)に復讐することを決意するのだが・・・

 度々やってくる頭痛が起こるシーンはかなりのド迫力。このシーンを見ると頭痛持ちのキャラクターと聞いて笑ってた人も凍りついてしまう。凶暴な人間が頭痛で転げ回っているシーンは本当に怖い、怖い。
 そして、ヴァージニア・メイヨの悪女ぶりが凄い。とにかく拝金主義に陥った人間の浅ましさを感じることが出来る人間像が描かれている。

 大雑把なイメージのあるハリウッド映画だが、なかなか丁寧に作られた印象がある。母のマー(ウィンチェリー)を捜査官が車で追跡するシーンは非常に印象的。主役だけでなく、脇役に至るまで非常に性格描写がしっかりしており、重要な登場人物は多めだが、コイツ誰だっけ?と余計な事に悩むことなくストーリーに没頭できるはず。
 そうは言っても、この映画の凄い所はコーディー(ジェームズ・ギャグニー)のノンストップで突進していく破滅ぶり。かなり古い映画ですが、現在のハリウッド映画にも大きな影響を与えていることがわかる白熱は万人にお勧めできる映画、ぜひ観てください

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アイヴァン・ゴッフ,ベン・ロバーツ
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 監督はサイレントの時代から活躍しているラオール・ウォルシュ。ハンフリー・ボガードが凶悪犯を演じたハイ・シェラが面白いです。

 主演のコーディーを演じたのがジェームズ・ギャグニー。体は小さいですが、いかつい顔が印象的。多くのギャング映画に主演した大スターですが、ギャング映画にヒューマニズムを叩き込んだ汚れた顔の天使がお勧めです。

 悪女のバーナを演じたのがヴァージニア・メイヨ。個人的にはウイリアム・ワイラー監督の我らの生涯の最良の年が印象的です。

 他にボスを裏切るビッグ・エド役のスティーヴ・コクラン。彼の印象的な作品はミケランジェロ・アントニオーニ監督のさすらいが良いです。

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映画 ナッシュビル(1975) ちょっと頭がおかしい大人が20人以上登場です

2012年11月28日 | 映画(な行)
 カントリー音楽の聖地であるテネシー州のナッシュビルにおいて、およそ20人以上の出演者がバラバラと出てきて、好き放題にしゃべり、好き勝手に行動している。よって、ストーリー性に深みはまるで無く、20人以上登場してくる俳優の中にジョニー・デップやブラッド・ピット級が出演していないので、ますます人物の見分けが非常に難しい。しかも、この映画にははっきりした主役が居ないので、誰を中心に観たら良いのかわからない。そんな超不親切な設計の映画が今回紹介するナッシュビル

 
 テネシー州ナッシュビルにおいて、大統領予備選挙に向けてのハル・ウォーカー大統領候補のキャンペン・カーが選挙公約を拡声器で大々的に流している。その選挙公約の内容は、まるで日本でも民主党が政権を強奪したポピュリズム的な内容。選挙運動真っ最中の時において、ナッシュビルに様々な人間が集まって来る。
 精神的に病んでいる有名カントリー女性歌手、二流歌手、家出して有名歌手になる野心を持っている女性、容姿は良いが音痴の歌手志望の女性、女性を口説きまくっている男性歌手、イギリスからやって来たミーハーなテレビリポーター、有名歌手を追いかけてやってきたベトナム戦争退役軍人、やたら長い三輪バイクを乗っている無口な男・・・等、ちょっと変わった人物たちが、ナッシュビルにやって来た。
 大してつながりの無かった登場人物だったが、最後は登場人物たちがハル・ウォーカー大統領候補のキャンペーン集会でパルテノン神殿に大集合するのだが・・・

 たくさん出てくる登場人物たちだが、それぞれがダメキャラを発揮する。いきなり失神したり、車の衝突事故、不倫、黒人同士の喧嘩、可愛い女の子が病気の叔父さんのお見舞いに来たはずが男遊び熱心だったり、音痴の女性歌手が政治パーティーにおいてストリップをさせられたり、誰もが呆れてしまうぐらいのエピソードが繰り広げられる。これら以外にも多くのエピソードがあるが、正直笑える確率は2割ぐらい。まるで適当なストーリーを組み立てて、その中に変な登場人物を当て込んだだけの印象をうけるが、シュールな結末に収束していく展開は、さすがロバート・アルトマン監督だ。

 しかし、多くのダメキャラ達の姿、政治キャンペーンの内容は当時(1975年)の宗教、人種、政治、モラルなど諸問題を抱えたアメリカ社会を垣間見ることができる。
 そして、カントリー音楽のメッカであるナッシュビルを舞台にしているだけに、聴いたことのある音楽が流れてくる。非常に聴いていて心地よい気分になれる歌が多いが、詩の意味を考えると、アレレ!となる結末のおかげで非常に意味深だ。

 160分という長い時間に耐えられる人、人の顔が直ぐに覚えることができる記憶力が抜群に良い人、くだらないギャグにでも笑うことができる人、ロバート・アルトマン監督の作品と聞いて心がウキウキした人、さらにカントリー音楽が好きな人、これらの条件を全てクリアできるような人に自信を持ってお勧めできるナッシュビルをぜひ観てください

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パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


 監督は名匠ロバート・アルトマン監督。登場人物が多く出てくる群集劇を撮る名人。そして、多くの作品でブラックジョーク的なラストシーンを見せるイメージがあります。
 僕が彼の作品で最も好きな映画は映画プロデューサーを主人公にしたサスペンスザ・プレイヤー。他に笑える反戦映画M★A★S★H マッシュはブラックジョークが炸裂していて、お勧めです。
 他に登場人物がワンサカ出てきて、記憶力が試されるサスペンス映画ゴスフォード・パーク、ダメキャラが多く登場するショート・カッツがお勧めです。

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競馬 ジャパンC予想 日本の馬が強そうです

2012年11月25日 | 競馬予想

ジャパンC予想


 外国馬の参戦で予想が難しいジャパンC。今年も凱旋門賞を勝った馬が参戦してくるなど、日本馬にとってなかなか手ごわい相手がやって来た。しかし、外国馬を迎え撃つ日本馬だが今年の日本馬のレベルは相当高い。1、2着はどうやら日本馬で間違い無さそうだ。
 さて、マトモに能力を発揮したらオルフェーヴルが勝ちそうだが、ときどき素っ頓狂な走りを見せてしまうように堂々と本命には推しづらい。しかも、今回はメンバー的に超スローペースの流れになりそう。そして嫌な予感がする大外枠。日本に帰ってからも体調面での心配が囁かれるなどかなり不安要素が多い。
 オルフェーヴルを本命から外すとなると、やっぱり今年も予想が難しいジャパンCと思っていたのだが、安定感、レース運び、破壊力、データーなどあらゆる面で飛びぬけている馬がいるではないか
 外国馬の参戦でペースは読みにくいが、恐らく1番のビートフラッグの逃げで、超スローペース。有力馬に差し馬が多いことを考えると、後方から大外を回って差してくるのは至難の技。好位で折り合える馬を中心に馬券を組み立てる。

 ◎ 15 ジェンティルドンナ
 ▲  1 ビートフラッグ
 ▲ 13 ルーラーシップ
 ▲ 17 オルフェーヴル
 △  4 フェノーメノ
 △  8 エイシンフラッシュ
 △ 10 ダークシャドウ
 ×  5 レッドカドー
 × 11 ジャッカルベリー
 × 14 ソレミア

 僕の本命は14番のジェンティルドンナ。今年の三冠牝馬が、世代、性別、国籍を飛び越えて歴史的偉業を達成する。ちょっと秋華賞はヒヤヒヤさせられるようなレースだったが、終わってみればやっぱりこの馬は凄かったと思わせるインパクトがあった。イメージ的には強烈な末脚の印象があるが、実はローズSで先行したように差し1本の馬では無い。恐らく今回はスローペースを見越して2番手ぐらいからのレース運びをすると思う。スローペースの決め手勝負はこの馬の望む所。そしてジャパンCというレースは牝馬が好成績を収めるレース。
 東京コースの2,400Mも圧勝したオークスと同じ舞台であるのならば、これも望む所。何から何まで不安要素が無いどころか、強調できる材料ばかりが出てくる。何の迷いも無く本命

 単穴には3頭挙げる。
 まずは1番のビートフラッグ。恐らくこの馬が逃げるだろう。天皇賞(春)が低評価を覆すような強い勝ち方。有力馬に差し馬が揃ったことを考えると、相当この馬の粘り越しが発揮される展開になりそうだ。
 前走のアルゼンチ共和国杯は4着とはいえ、59キロを背負い、休養明けであることを考えると悲観することも無い。着差ほどレース内容も悪くない。元々叩き良化タイプのところもあるし、休み明け2走目という絶好のローテーション。今回は勝たれても驚けない。

 次に13番のルーラーシップ。前走の天皇賞(秋)で1番強いレースをしたのはこの馬だろう。スタートが遅い馬だが、ジョッキーが強気なレースをするウィリアムズ。宝塚記念の時もスタートは遅かったが、いつの間にか好位につけていた。最終的にはそのレースではオルフェーヴルに完敗だったが、大外を回したコースロスを考えると意外に力の差は感じなかった。前走のような最後方に近い位置取りから、大外を回したんでは勝てないが中団ぐらいから運べれば勝つチャンス充分にある。

 そして17番のオルフェーヴル。色々と不安要素はあるが、マトモに走ればこの馬が1番強い。これ以上評価は下げられない。

 そこそこ骨のある外国馬は3着にマークすれば充分。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 14
 2着  1、4、8、10、13、17
 3着  1、4、5、8、10、11、13、14、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、13、17
 2着 14
 3着 1、4、5、8、10、11、13、14、17       合計 72点 

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映画 私の中のあなた(2009) 娘が母親を裁判で訴える

2012年11月21日 | 映画(わ行)
 当初は母娘の絆の固さを描いた映画ぐらいに思って観ていたのだが、そんな想像を遥かに超えて重いテーマが描かれていた。単なるヒューマンドラマでは無く、社会派ヒューマンドラマとでも言うべきか。
 観終わった後に、俺はどうしてこの世に産まれて来たのか疑問を感じてしまった。果たして俺は単なる偶然の産物なのか、それとも綿密な計算の基に産まれてきたのだろうか、ひたすら黙って自問自答する日々が続いている。
 
 ストーリーは11歳の女の子が実の母親を裁判で訴える。どうしてそんな年端もいかない女の子が母親を訴えるのか?そもそもそんなに悪い母親をキャメロン・ディアスが演じるってことがあるのか?

 11歳の女の子のアナ(アビゲイル・ブレスリン)は白血病に冒された姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)のドナーとして遺伝子操作によって産まれてきた。
 アナ(プレスリン)はこの世に産まれてきて以来、白血病の姉ケイト(ヴァジリーヴァ)の命を助けるために、輸血、臓器提供等、自らを犠牲にしてきた。

 ある日、腎不全に陥ったケイト(ヴァジリーヴァ)だったが、いつものように母親のサラ(キャメロン・ディアス)はアナ(プレスリン)の腎臓をケイト(ヴァジリーヴァ)に移植しようとする。
 ところが今回に限ってアナ(プレスリン)は、母親のサラ(ディアス)に反抗をする。アナ(ブレスリン)が言うには姉の命が縮んでも、『もう手術を受けるのは嫌で、自分のことは自分で守りたい』と思うようになったからだと言う。しかも驚いたことにアナ(ブレスリン)は勝率91%を誇る凄腕の弁護士キャンベル(アレック・ボールドウィン)を雇い、両親を裁判で訴える。

 それを聞いたサラ(ディアス)は大そう狼狽する。このままでは姉のケイト(ヴァジリーヴァ)が死んでしまう。そもそもケイト(ヴァジリーヴァ)が白血病に罹っているとわかって以降、家族を守るために弁護士というキャリアを捨てたのに、今更どうしてアナ(ブレスリン)はそのような理不尽なことを言い出すのか?実は仲が良さそうに見えていた姉妹だったのだが本当は仲が悪かったのか?それともこんなタイミングで急に反抗期が来てしまったのか?
 真実を知ったとき、観ている誰もが号泣する・・・

 移植ドナーなんて待っていたら、時間が足りないとばかりに遺伝子操作を手っ取り早く行うなんてことが本当にあるのか?と思いながらも、このストーリー性には大そう惹き込まれた。

 特にケイト(ヴァジリーヴァ)とアナ(ブレスリン)の間の兄弟であるジェシー(エヴァン・エリンソン)は必要かと思ったりしたが、今考えると脇役も大変重要な存在であることに気づいた。
 そして、所々で涙を誘うようなシーンもある。特にケイト(ヴァジリーヴァ)とテイラー(トーマス・デッカー)の白血病患者同士のやり取りは涙無しでは見ることができない。

 生きる意味を考えさせられ、母親の子供を想う気持ちを考えさせられ、家族の絆を考えさせられ、前向きに人生を過ごすことを考え、実はこいつらのやっている事って間違ってるじゃん、なんて色々な事を考えさせてくれる映画。
 暗くなりそうなテーマを扱っていますが、ユーモアがあったりで気分が滅入ることも無く、暖かい気持ちにさせてくれる私の中のあなたは、ぜひ観てください

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 監督はニック・カサヴェテス。彼の映画でお勧めはデンゼル・ワシントン主演のジョンQが良いです。
 最近はソフィア・コッポラ、ジェイソン・ライトマンなど二世監督が活躍していますが、この人も二世監督。ちなみにお父さんはグロリアで有名なジョン・カサヴェテスです。

 主演のサラを演じるのが今更説明不要なキャメロン・ディアス。本作品では殆どスッピンで通すなどお母さん役を熱演しています。
 彼女の代表作となるとマスクチャーリーズ・エンジェルになりますが、個人的にはダニー・ボイル監督、ユアン・マクレガー競演の普通じゃないの彼女がとても魅力的に感じます。
 ちょっと変わった作品では、ノーメイク?で髪の毛ボサボサで出演しているマルコヴィッチの穴は、ぜひお勧めしたい。

 まだ11歳なのに血液、臓器を提供し続けるアナ役にアビゲイル・ブレスリン。お勧めとなるとリトル・ミス・サンシャインは笑えて、感動できます。
 そしてサギ姉妹を演じたゾンビ・ランドもお勧めです。

 凄腕弁護士でアレック・ボールドウィン出演しています。最近はすっかり太ってしまいコメディが板についてきましたが、実は昔は格好良かった。そんな格好良かった頃の作品ではショーン・コネリー共演のレッド・オクトーバーを追え!がお勧めです。
 格好良さとは別にティム・バートン監督のビートルジュースもお勧めです。

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映画 ロリータ(1962) 題名のイメージはヘンタイっぽいですが・・・

2012年11月20日 | 映画(ら行)
 いい年をしたおっさんが、幼女・少女に対して性的嗜好や恋愛感情を持つことをロリコンと言う。ロリコンのイメージを聞いてみると、だいたいが「気持ち悪い」という答えが返ってくるが、恐らくロリコンの語源を流行らせた映画が今回紹介するロリータだろう。

 ちなみに本作のロリータだが、実はウラジーミル・ナボコフという作家の同名小説の映画化であり、立派な文芸小説を原作にした映画化。
 実際に映画として観た印象は確かにいい年をしたおっさんが、異常なまでに少女に執着するといった内容ではあるが、それほどキモい感じはしない。けっこう少女役がマセていて、想像するような危ないシーンなんか全く出てこないというのが原因か。

 実は今回紹介するロリータだがブログに記事としてアップするのは二回目。だいぶ前にアップしているのだが未だに訪れる人が多いのが、非常に不思議である。確かにロリータという言葉で検索して、訪れてくる人が毎日トップファイブには入ってくる。果たしてこれは一体どういうことなのか、俺にはさっぱりわからん?
前のロリータの記事のリンク先はこちら→ロリータ(過去の記事)(はっきり言って読むにあたいしませんが

 さてストーリーはハンバート(ジェイムズ・メイスン)が物が散乱している豪華屋敷に乗り込んでクレア(ピーター・セラーズ)を射殺する場面から始まる。
 そして、4年前に話が飛ぶ。パリからアメリカにやって来たフランス語専門の教授ハンバート(メイスン)は秋から始まる大学での講義に備えるために、夏の間だけの休暇用に未亡人のシャーロット(シェリー・ウィンタース)の営む下宿先を訪れる。さて、ここの下宿に決めようかと迷っていると、庭に水着姿の可愛い女の子を発見。自分の年齢を忘れてしまい、ついつい胸がときめいてしまったハンバート(メイスン)は今まで迷っていたのが嘘のように、ここを下宿先に即決。この女の子がシャーロット(ウィンタース)の娘でもあるロリータ(スー・リオン)だ。

 シャーロット(ウィンタース)はハンバート(メイソン)に熱を上げてしまい、彼に結婚を迫ってくる。ハンバート(メイソン)はロリータ(リオン)との仲がさらに深まることを期待して、心の中で大喜びして結婚するのだ。
 しかし、ある日シャーロット(ウィンタース)はハンバート(メイスン)がロリータ(スー・リオン)を愛していることを知って逆上する。怒りに我を忘れたシャーロット(ウィンタース)は外に飛び出してしまい事故死。
 運良く?ロリータ(リオン)と2人きりになることができたハンバート(メイスン)は、ロリータ(リオン)を車で連れ回し、次から次へとモーテルを転々とし異常なほどの独占欲をロリータ(リオン)に示すのだが、2人の後を怪しい人物が追いかける・・・

 観ている間は冒頭の射殺シーンが頭から離れず、どのような展開が待っているのか想像がつかずちょっと変わった恋愛映画というより、サスペンス映画の気分で観ることができるし、なかなかの驚きのドンデン返しも味わえる。
 ハンバート(メイスン)のロリコン振りは、頭の固い頑固親父がすっかり色気づいてきている愛娘を過剰心配する程度のもので特に想像するよりも気持ち悪く感じることはない。
 むしろ中年オヤジを手玉に取る女の子のしたたかさ、男のアホっぷりがよく描かれている映画だと思う。

 女の子からアレが欲しいコレが欲しいとねだられて、いつか願いが叶うと信じて身ぐるみ剥がされる馬鹿な男性は古今東西に関わらずに存在することがよくわかる。
 
 そして原作はかなり真面目な小説だと思うのだが、そこは鬼才スタンリー・キューブリック監督の映画。適度にふざけた場面があったり、笑える台詞が飛び出してくる。そしてこの映画の楽しみにピーター・セラーズの七変化ぶりも興味深い。
 ロリコンの変態映画を期待して観るとがっかりするが、意外に奥深い人間の本質が描かれており15歳以下以外の全ての人にお勧めできる映画です

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ウラジミール・ナボコフ,ウラジミール・ナボコフ,ジェームズ・B・ハリス
ワーナー・ホーム・ビデオ


 監督は多くの名作を遺した鬼才スタンリー・キューブリック。歴史劇、コメディ、サスペンス、SF、ホラーとあらゆるジャンルにおいて名作をを遺しているのが凄い。彼の映画では有名ではないと思いますが、本作と同じく文芸作品を映画化したバリー・リンドンを紹介しておきます。

 教養があって、性格も真面目なハンバート役のジェームズ・メイソン。多くの有名作品に出演していますが、キャロル・リード監督の邪魔者は殺せ、アルフレッド・ヒッチコック監督の北北西に進路を取れがお勧め。

 ロリータの母親のシャーロットを演じるのがシェリー・ウィンタース
 太った体で泳ぐシーンを見せてくれるポセイドン・アドベンチャー、野心家の青年に愛され、最後はひどい目に遭わされる陽のあたる場所がお勧めです。

 いきなり殺されてしまうクレアを演じるのがピーター・セラーズ。ピンクパンサーシリーズが有名ですが、本作品と同じくスタンリー・キューブリック監督のブラックコメディの傑作博士の異常な愛情は彼の一人三役が見られるお勧め作品です。

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競馬 マイルCS予想 今回は牝馬中心で

2012年11月18日 | 競馬予想

マイルCS予想


 今年のマイルCSは相当レベルが低いメンバー構成に思える。しかしよく見渡せば今年の安田記念の1着から3着の馬が出走するし、前年の勝ち馬も出走する。他にもGⅠホースやGⅠ戦線で上位に食い込んでいる馬もいるのだから、実はハイレベルのレースが期待できる好メンバーが揃ったというのが本当なのか?
 そして土曜日の大雨に対する影響など、不安定な要素が多い今回のレース。なかなか予想が難しいのだが荒れる要素が大いにあるのではないか?しかし、内側の馬場が悪い感じなので最内を突いて抜け出すパターンでは今回は通用しない、狙いは外枠に入った馬が良いか?
 3歳馬と古馬の激突と言うのも今回の予想を難しくしている要因だと思うが、実はこのような混戦であるからこそ牝馬の存在がクローズアップされる。前走で頼りない走りを見せてしまった有力馬が多い中で今回出走してくる3頭の牝馬は調子が良く、意外に1着~3着まで牝馬が独占という結果も有り得るのでは無いかと思っているのだが、果たして

◎ 17 ドナウブルー
▲ 12 シルポート
▲ 15 アイムユアーズ
△  7 グランプリボス
△ 11 ファイナルフォーム
△ 13 ストロングリターン
△ 16 マルセリーナ
△ 18 フラガラッハ
×  1 サダムパテック
× 10 リアルインパクト

 僕の本命は17番のドナウブルー。スタートが良いので位置取りに困らないのがこの馬の特徴。少々ペースが早くなれば後方からでもレースが出きる馬。牡馬相手のGⅠレースだと、もうワンランク上のパンチ力が欲しいが、このメンバー構成なら充分に勝ち負けを演じることができる。出走牝馬の中でも大将的な存在だ。ジョッキーも名手スミヨンというのも良いね。馬場の中央から一歩ずつ抜け出してくる。枠も今回は良いので期待できる。

 単穴には2頭あげる。12番のシルポートだがこの馬が逃げるだろう。他に絡んでくる馬も見当たらず、マイペースの逃げが打てるのなら警戒の必要な馬だろう。最近はハイペースで逃げてバテルレースが続いているが、今回は小牧ジョッキーから川田ジョッキーに乗り替わるが、恐らくそのような点を考慮して乗り替りだろう。マイペースで逃げたら、しぶとい馬。このメンバーなら逃げ切る場面があっても驚けない。

 もう1頭が15番のアイムユアーズ。今年の3歳牝馬クラシックはジェンティルドンナとう強力な馬がいたおかげで、すっかり目立たない存在になってしまったが、マイル(1,600M)の距離ならばこの馬の能力は相当なものだろう。前走の秋華賞は敗因はしっかりしているので今回で人気を下げるようなら狙い目だろう。しかもジョッキーはベテランの域に達してきた四位ジョッキー。最近は大舞台での活躍も見られないが、今回はどうやら結構手応えを持っている雰囲気だ。レースセンスは抜群で器用な馬。外枠も良いほうに出そう。ここでGⅠを勝っても不思議ではない。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 17
 2着 7、11、12、13、15、16、18
 3着 1、7、10、11、12、13、15、16、18

買い目 三連単フォーメーション
 1着 12、15
 2着 17
 3着 1、7、10、11、12、13、15、16、18    合計 72点

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映画 ミモザ館(1935) 母性愛が痛すぎます

2012年11月17日 | 映画(ま行)
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 息子が超ダメ息子なのに釣られて、母親もまるで呼応するように親バカぶりを発揮する映画。本当は血がつながっていないから実の母子ではないのだが、息子同然に可愛がっていた愚か者を必死で守ろうとする姿には母子愛を感じることが出来るが、その母子愛が報われないところは希望は無くても人生の哀愁を感じることができる。

 
 1924年の南フランスにおいて、下宿屋のミモザ館がある。ミモザ館を仕切っている女将であるルイーズ(フランソワ・ロゼー)は夫のガストン(アンドレ・アレルム)との間には子供が生まれなかったが、ピエールという子供を我が子のように可愛がっていた。
 しかし、刑務所に入っていたピエールの実の父が予定よりも早く刑期を終えて、ピエールを引き取りにきた。我が子のように可愛がっていたピエールは実の父親と一緒に、ミモザ館を去って行く。ルイーズ(フランソワ・ロゼー)と夫のガストン(アンドレ・アレルム)は悲しみに暮れる。

 そして時は経ち、1934年。ミモザ館は下宿屋からホテルに変わり、順調な様相を見せていた。しかし、ある日のこと、ルイーズ(フランソワ・ロゼー)は今は実の父親は死んでしまい、1人でパリで暮らすピエール(ポール・ベルナール)から病気だという連絡を受ける。
 心配してパリに出てきたルイーズ(フランソワ・ロゼー)だったが、ピエール(ポール・ベルナール)の生活は荒んでおり、彼の身を心配したルイーズ(フランソワ・ロゼー)は彼をミモザ館に連れて帰るのだが・・・

 ピエール(ポール・ベルナール)のダメっぷりは相当だ。パリでの生活ぶりは金は使い放題で賭博まみれ。賭博場を仕切るやくざの親分の女であるネリー(リーズ・ドラマール)に手を出してしまい、フルボッコ状態にさせられてしまう。
 そしてミモザ館に帰ってきて、マトモな人間になるかと思われたのも束の間、やっぱりヤクザの女のネリー(リーズ・ドラマール)の事を忘れることが出来ずに、ネリー(リーズ・ドラマール)をミモザ館に呼ぶための高額な旅費を捻出するのにルイーズ(フランソワ・ロゼー)のお金を盗もうとする始末。

 いくら息子同然に可愛がっていたとしても普通なら勘当させられても当然なのに、ひたすら慈悲の心に満ちたルイーズ(フランソワ・ロゼー)はピエール(ポール・ベルナール)を許してしまい、ネリー(リーズ・ドラマール)をミモザ館に呼び寄せるための旅費をピエール(ポール・ベルナール)に与えてしまう。
 血はつながっていないのに、親バカ振りを発揮するルイーズ(フランソワ・ロゼー)の姿は惨めに感じることも無く、逆に凛としていて逞しさを感じる。

 しかし、この映画の面白くなるのはミモザ館にネリー(リーズ・ドラマール)がやって来てから。このネリー(リーズ・ドラマール)という女が相当にお金好きで、男好き。最初からピエール(ポール・ベルナール)とネリー(リーズ・ドラマール)の関係が絶対にうまく行かないことを確信しているルイーズ(フランソワ・ロゼー)だが息子同然のピエール(ポール・ベルナール)を守るためにあらゆる手段を使う。
 そんなルイーズ(フランソワ・ロゼー)の行動及び、その事に対する結果に対して、観ている我々は母性愛、年増の悲劇、複雑な女心等を目の当たりにする。ミモザ館という狭い場所で繰り広げられる愛憎渦巻く人間ドラマが描かれたミモザ館は、ぜひ観てください

ミモザ館 [DVD]
フランソワーズ・ロゼー
ビデオメーカー


 監督はフランスのサイレント映画時代から活躍するジャック・フェデー。彼の作品では外人部隊が超お勧め。ちなみに僕が観た映画の中で最も印象的なラストシーンがこの映画です。
 他に女だけの都が良いです。当時にしては珍しい女性賛歌の映画で、なかなか笑えるし、フランス映画にしては爽やかな後味のする映画です。

 ルイーズを演じるのが往年のフランスを代表する女優のフランソワ・ロゼー。ジャック・フェデー監督の夫人でもあるように彼の作品に多く出演しています。
 外人部隊女だけの都は彼女の演技が光っています。
 他にジュリアン・デュヴィヴィエ監督の舞踏会の手帖でも出演シーンは多くありませんが、非常に印象的でした。

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映画 ヒューゴの不思議な発明(2011) みんなが幸せな気分になれます

2012年11月13日 | 映画(は行)
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 人間の狂気と破滅を描いた多くの傑作を撮り続ける現代アメリカ映画を代表する名匠マーティン・スコセッシ監督。そんな彼が珍しくも子供向きに比重をおいたファンタジー性あふれる3D映画が今回紹介するヒューゴの不思議な発明だ。
 冒頭からの映像はダイナミックでワクワクさせるが、いかにも3Dを意識して作られた作品だということがよくわかる。それなのに俺は映画館では観ずに、今さらDVDでやっと観るという事態。恐らく映画館で観た半分の面白さも味わえなかった気がする。しかし、DVDで観たからつまらなかったわけでもなく、充分に楽しめた。もし映画館で観ていたらどれだけ面白かったんだろう。

 3Dの映像の凄さはわかったが、肝心のストーリーは如何なるものか?1930年代のフランスはパリが舞台。パリの駅の屋根裏にある大きな時計台に父を失った孤児であるヒューゴエイサ・バターフィールド)が独りぼっちで暮らしていた。そんな彼の唯一の友達と言うべき存在が父が壊れたまま遺してしまった機械人形
 毎日、彼は駅の時計のネジを巻いて動かし、日常の生活品は駅構内のお店から盗んで暮らしていた。しかし、彼が最も盗みたかった物は玩具屋にある機械人形を修理するためのパーツ部品。ある日、こっそりとパーツ部品を盗み出そうとするが、玩具屋の老主人であるジョルジュ(ベン・キングズレー)に見つかってしまうのだが・・・

 まだまだ小学生ぐらいに見えるヒューゴ少年はどうして盗人の罪を犯してまで機械人形を修理しようとするのか?そしてタイトルが表現しているようにヒューゴはいったい何を発明するのか?そんな疑問は早い時間帯に解決されてしまう。
 実はこの映画の主題はヒューゴが機械人形を修理してからの展開にある。決してヒューゴ少年は好きで大きな時計台の中に住んでいるわけでもなく、他人に迷惑をかけようと思って物を盗んでいるわけでもない。あくまで悲惨な運命が重なった結果、ヒューゴは表立って誰ともしゃべることが出来ずに、しかも生きていくためにパンを盗んでいる。その姿を見ていると悪ガキだと思う人は少なく、むしろ一生懸命に生きているんだなあと思い、哀れさが漂ってくるはずだ。

 そんな哀れなヒューゴが幸せを掴むストーリーかと思って観ていると、実はヒューゴ以外にも大なり小なり悩んでいる人たちがたくさん登場する。機械人形を修理したことを切っ掛けに、すっかりヒューゴは逞しく変身してしまい、逆にヒューゴは人助けをすることになるのだ。
 特に先ほどまで哀れだと思っていたヒューゴが、読書好きで狭い世界しか知らない女の子にパリ全体の街並みを見せて『この世には無駄な物なんて一つもないんだ』と説教を始めるところは、一瞬盗人のお前が偉そうな事を言うなと思ったりしたが、よく考えたらまだ少年ながらも独りぼっちで逞しく生きてきたからこそ言える台詞なんだなあと大いに感心した。
 
 ちなみにこの映画はフランスの映画の発明者であるリュミエール兄弟の名前が出たり、彼の作品が登場するなどフランス映画に対する畏敬の念が込められている。ちなみにベン・キングズレー演じるジョルジュ・メリエスも実在したフランス人映画監督であり、彼の作品である月世界旅行が本作において非常に重要なキーワードとして使われる。この辺はまさにマーティン・スコセッシ監督の映画愛がとにかく伝わってくる。
 まあ、リュミエール兄弟なんて知らない人にとっては映画愛など伝わってこないと思うが。

 映像は見応えがあり、家族の大切さを感じ、古き良き物を知り、主役以外の脇役もしっかり描かれ、ちょっとしたドキドキ感もあり・・・探せばまだまだ良いところがたくさんありそうなヒューゴの不思議な発明はぜひ観てください

ヒューゴの不思議な発明 [DVD]
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 ついでにジョルジュ・メリエス監督作品も
ジョルジュ・メリエスの月世界旅行 他三編/映画創世期短編集 [DVD]
有限会社フォワード
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 監督はディパーテッドでアカデミー監督賞に輝くなどの名匠マーティン・スコセッシ監督
 タクシードライバレイジング・ブルキング・オブ・コメディカジノなど名作多数。人間の狂気、暴力を描かせればこの監督の右に出る者がいません。他に睡眠不足になってしまいそうな悪夢が描かれたアフター・アワーズが彼にしては異色のコメディ映画。なかなか笑えるお勧め映画です。

 玩具屋の老主人のジョルジュを演じたのが名優ベン・キングズレー。彼の代表作となるとアカデミー主演男優賞にも輝いたガンジー。個人的には伝記映画としても最高の映画だと思います。他にも多くの名作に出演していますが、後味は悪いですが見応え抜群の人間ドラマ砂と霧の家がお勧めです。

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競馬 エリザベス女王杯予想 先行馬有利だと思いますが

2012年11月10日 | 競馬予想

エリザベス女王杯予想


 一昨年、昨年と強い外国馬が出走してきて、予想がややこしかったが今年は日本馬ばかりの争いで結構予想は簡単だ、と思っていたのだがよく見ればまるで頼りになりそうな馬がいない。圧倒的に人気しているのが3歳馬のヴィルシーナ。しかし、今年の3歳牝馬戦線のGⅠレースで全て2着の馬にそれほど信頼できるものなのか?今年の天皇賞(秋)のレースを観て思ったことは、古馬の強かさを感じたこと。
 牝馬限定のGⅠレース、エリザベス女王杯においても、若いピチピチギャルの女の子を歴戦の熟女が頭を押さえつける。なんてことがやっぱりありえるか。

 メンバーを見渡すと、徹底した逃げ馬が見当たらずスローペースの可能性が高い。こうなると本命は逃げるか、2番手からレースを運びそうな馬。そして若い3歳馬よりかは、経験豊富な古馬を中心に馬券を組み立てる

 ◎ 3 スマートシルエット
 ▲11 ホエールキャプチャ
 ▲12 ヴィルシーナ
 △ 5 マイネジャンヌ
 △ 7 フミノイマージン
 △ 9 クリスマスキャロル
 △10 オールザットジャズ
 △15 レインボーダリア
 × 6 ピクシープリンセス
 ×13 エリンコート

 僕の本命は3番のスマートシルエット。恐らくはこの馬が逃げるのではないか。先行すればとにかく渋とさを発揮する馬、そして重賞戦線においても上位に顔を覗かせるなどなかなかの経験豊富な馬。雨が降るのもアドバンテージになりそうなだけに、ここはGⅠ制覇の可能性を充分に感じさせる。2.200Mの距離が少し不安だがスローペースの流れなら充分に持つだろう。
 岩田ジョッキーもこの馬にテン乗りでは無いし、この馬の特性を知っている。単勝にも飛びつきたくなるような、オッズの高さ。きっとこの馬が俺の様々なピンチを救ってくれるはずだ。

 単穴に2頭挙げる。まずは11番のホエールキャプチャ。前走の府中牝馬Sは、らしからぬボロ負けだったが流石に叩き台。今回は一叩きして力を発揮できる態勢に持ってきたはずだ。
 去年の同レースでは2番手からの積極策で4着に敗れたように、2,200Mの距離はベストとは言いがたい。しかし、頼りにならない馬ばかりのメンバー構成を見るとこれ以上評価を下げることができない。
 もう1頭が、やっぱり12番のヴィルシーナ。3歳牝馬GⅠ路線は全レース2着。いくらジェンティルドンナが相当強い馬だったとしても、この勝負弱さは不安だ。目の前のたんこぶが抜けたと言えるかもしれないが、詰めの甘さを見させられると本命には推しづらい。単穴評価ぐらいが妥当か。

 穴馬では5番のマイネジャンヌが気になる。有力馬に差し馬が多いが好位で立ち回れる器用さがあるし、最近の成績を見ても調子は良さそうだ。さすがに勝つのは厳しいが、2着になら飛び込んで来ても驚けない。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 5、7、9、10、11、12、15
 3着 5、6、7、9、10、11、12、13、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 11、12
 2着 3
 3着 5、6、7、9、10、11、12、13、15     合計 72点

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映画 ハスラー(1961) ボロボロになった男の再生のドラマ

2012年11月10日 | 映画(は行)
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 ビリヤードの腕はピカイチだが、勝てるゲームでもついつい油断して酒を飲み過ぎて負けてしまい、せっかくナンパしてゲットした女性を不幸な目に遭わせてしまう超ダメダメな男の挫折と再生を描いた映画が今回紹介するハスラー

 イカサマ賭博師であり、一流のビリヤードの腕を持っているエディ(ポール・ニューマン)は不敗神話を持つ伝説の人物、ミネソタ・ファッツ(ジャッキー・グリーソン)に勝負を挑む。最初こそは大量リードするエディ(ポール・ニューマン)だったが、油断して酒に呑まれてしまい、36時間を超えるデスマッチの末に結局は負けてしまう。
 ヤケクソで酒を飲んでいたエディ(ポール・ニューマン)だったが、女子大生のサラ(パイパー・ローリー)に一目惚れ。やがて2人は同棲することになり、エディ(ポール・ニューマン)も今までのイカサマ賭博師としての人生から抜け出そうとするが、そんな彼の精神的弱さにつけ込むように、大金をチラつかせてバード(ジョージ・C・スコット)が近づいてくる・・・

 一睡もせずに36時間ぶっ通しで行われるビリヤード対決シーンだが、戦うプレイヤーのスーツの着こなし方が少しばかり対照的であるが両者とも格好良く、白黒画面が落ち着いた雰囲気を醸し出し、静寂な中におカネが飛び交う様子を見ていると、ちょっぴり大人になった気分がする。

 しかし、この映画が非常に興味深く観れるのは、勝負に勝った負けたと言うような低レベルの次元ではなく、すっかり精神的に堕落してしまった男が、大きなショックを引き摺りながらも再生への道を歩みだそうとする人生に対する教訓めいた事が描かれているからだろう。
 しかし、いつの時代でも真面目に生きようとする人間に対して、お金を見せびらかして破滅への道に誘う悪人が存在することが、この映画を観るとよくわかる。男にとって人生で最も大切にしないといけないのは果たして何か?おカネか、それとも他にもっと大切なものがあるのか
 失った物の代償があまりにも大き過ぎるが、それでも気力を振り絞って立ち上がろうとする男のドラマであるハスラー、ぜひ観てください

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 監督はロバート・ロッセン。正義の塊から欲望まみれの人間に変貌していく政治家を描いた社会派映画のオール・ザ・キングスメンがお勧め。

 主演のエディを演じるのは名優ポール・ニューマン。ちなみに僕が最も好きな俳優です。完全な正義よりもどこかアウトローの印象の役を多く演じていますが、そんな彼の個性が活きた作品に大して有名では無いですがハッドという映画を今回はお勧めに挙げておきます。

主人公を悪の道に誘おうとする悪役バートを演じているのが、多くの作品で印象深い演技を見せているジョージ・C・スコット。彼のお勧めは極右的な軍人を演じたスタンリー・キューブリック監督の博士の異常な愛情、名軍人であり、ちょっと奇人的な実在した人物ジョージ・パットンを演じたパットン大戦車軍団がお勧めです。

 主人公の恋人サラを演じたのがパイパー・ローリー。本作品ではなかなか可愛いですが、ブライアン・デ・パルマ監督のキャリーでは、怖いお母さん役がインパクトあり過ぎ。作品全体も怖いですがお勧めです。

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映画 旅芸人の記録(1975) 激動のギリシャの歴史がよくわかる?

2012年11月07日 | 映画(た行)
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 世界中が絶賛し、日本においても1979年のキネマ旬報ベスト1位に輝くなど国内外で素晴らしい賞賛を受けた映画。そして映画史に名を遺す巨匠中の巨匠であるテオ・アンゲロプロス監督の作品であり、そんな多くの名作を世に送り出してきた彼の中でも最高傑作としての評判が高いのが今回紹介するギリシャ映画旅芸人の記録
 4時間という膨大な上映時間をかけて、1939年から1952年の14年間のギリシャの激動の時代を描き切った映画。この映画を観終わった後は誰もが長時間の疲れを忘れて、ギリシャについてお勉強した気分になれる映画だ。
 ギリシャ危機のニュースを見たり、聞いたりする度にあの国のイイカゲンな国民性が明らかになっているが、そんなノン気なイメージをぶっ飛ばすぐらいのギリシャ人が味わってきた悲劇を観る者に痛感させる。

 ギリシャ全土を回る旅芸人の一座が客を集めて舞台を行おうとするが、イタリア侵攻、ナチスによる蹂躙、イギリスによる政治介入、王党派と共産主義による内戦、軍事政権による独裁等の背景のおかげで、まともに芝居を演じたり、見せることが出来ないストーリー。たかが旅芸人の一座なのに飛び交う銃弾が当たりそうになったり、時には本当に当たってしまったり。または軍の検閲に引っ掛かり危うく銃殺されかかったり、一座の中には銃殺されてしまう者が出てしまったり。なんだか戦争映画の雰囲気すら漂って来る時がある。
 そして個人的に面白い設定だと思ったのが、旅芸人の一座の中でも対立があること。イデオロギーの違いによって密告が行われたり、内部で復讐が行われたり、お母さんが別の男と寝ていたり。まさに旅芸人一座そのものがギリシャという国を反映しているように見えなくもない。

 旅芸人の一座の人数が多く、画面が暗く、しかも遠くからのショットが多く誰が誰なのかよくわからないのが難点。そして次々起こる政変、事件、対立などの多くの出来事を全て理解するのが困難。出演している俳優がカメラに向かって長い台詞で延々と説明してくれるし、更にミュージカル風にいきなり聴こえてくる歌の歌詞でも説明してくれる超親切な設計。それでも俺の頭ではギリシャで起こった出来事を整理するのは厳しかった。
 その国の政治背景が絡む映画は、何の予備知識も無く観るよりは多少の知識が無いと全くの置いてけぼりを食らうことがある。よくテオ・アンゲロプロス監督の映画は難解だと言われるが、どうやら観る側の知識不足が一つの原因としてあるようだ。

 ちなみに今回紹介した旅芸人の記録はひたすら明るく、楽しい映画を求めている人、感動したい人、大してギリシャの歴史に興味が無い人、忍耐力の無い人、そしてテオ・アンゲロプロスと言う名前にまるで心当たりの無い人には全く向かない映画。しかしヨーロッパ系のアート色の強い映画を求める人にはぜひお勧めしたい映画です

テオ・アンゲロプロス全集 DVD-BOX I (旅芸人の記録/狩人/1936年の日々)
エヴァ・コタマニドゥ,コスタス・パウロウ,ヴァンゲリス・カザン
紀伊國屋書店


 ちなみに監督のテオ・アンゲロプロスは映画史の名を遺す名監督の誉れが高いです。最近は3週連続でこの監督の映画を観ています。まだまだ今年中に彼の映画を観ることになりそうです。個人的にはエレニの旅はお勧めです。
 ちなみに彼は今年の1月に交通事故で亡くなっています。現在のギリシャの姿を描いた映画を撮って欲しいと思ったりするのですが、非常に残念です。

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映画 アーティスト(2011) シロクロ、サイレント逆に新鮮です

2012年11月05日 | 映画(あ行)
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 フランス映画なのにハリウッドの影響力を大きく受けたアカデミー賞を作品賞、監督賞など5部門を受賞したのが、今回紹介する映画アーティストだ。しかも、すでによく知られていることだが本作品は白黒、そして更にサイレントという大きく時代に逆行した映画。実際に3D映画が多く作られても、大して面白い作品が登場しない現実において、まさにこのようなチョ~古いタイプの映画が賞賛を浴びるのは、昔を大いに懐かしむ現代人の心の表れか
 
 さて、ストーリーは1920年代後半のハリウッドが舞台。時はまだサイレント映画の全盛時代でありハリウッドの大スター、ジョージ(ジャン・デュジャルダン)は多くの喝采を浴びているが、やがて映画産業のニーズはサイレントからトーキーへ変遷していく。そんな中でジョージ(ジャン・デュジャルダン)は時代の波に乗り遅れてしまいとことん落ち目になってしまう。
 一方、トーキーが流行するにつれて新進女優のベビー(ベレニス・ベジョ)の評価はうなぎ上りで、スター街道を駆け上がる。しかし、彼女はエキストラ時代においてジョージ(ジャン・デュジャルダン)から貴重なアドバイスを貰った経験があり、恩を忘れない彼女はジョージ(ジャン・デュジャルダン)を大舞台に立たせる為にある計画を立てるのだが・・・

 よく考えたらストーリー的には目新しくもなく、なんだか見た記憶のあるシーンが多くあったような気がするが・・・きっとこのような感覚をデジャヴと言うのだろう。それにしてもフランスがアメリカの良き古き時代を褒め称え、そしてアメリカもフランスに露骨に感謝を捧げる。
 それほどアメリカとフランスが仲の良い国には思えないのだが、この両国の共通事項は原発推進国。日本においてあのような大事故が起きて以来、世界において原発反対の声がチラホラ聞こえてきた。そんな時に原発推進大国として世界に威厳を保つために、お互いが褒め合っているような印象を受ける。
 ノーベル平和賞が政治的思惑が背景にあることは歴代の受賞者を見てもよくわかるが、アカデミー賞においても政治的思惑が絡んでいるのは同様だ、と言うのは深読みし過ぎなのか

 俺のようにアレコレ考えながら観るのも良し、純粋に何も考えずにストーリーに没頭するのも良し、とにかく普段はトーキー映画しか絶対に観ないという人でもサイレント映画の良さを充分に楽しめるアーティストは、ぜひ観てください

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 なかなか脇役に渋い人材を配備しています。
 映画会社の社長であり、ジョージ(ジャン・デュジャルダン)と対立するようになるのがジョン・グッドマン。コーエン兄弟監督の映画において非常に印象的な俳優。その中でもビッグ・リボウスキがお勧め。
 
 ジョージ(ジャン・デュジャルダン)の車の運転手係りにジェームズ・クロムウェル。背の高さが印象的ですが、個人的にはL.A.コンフィデンシャルがお勧め。

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映画 しあわせな孤独(2002) 個人的には最も好きな恋愛映画です

2012年11月02日 | 映画(さ行)
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 恋愛映画というのは男女に関係なく独りぼっちで観ていても何となくつまらない。やっぱりラブラブな恋人同士で観てこそ恋愛映画は楽しい。しかし、今回紹介する恋愛映画しあわせな孤独は、本当に恋人同士で観てお互いの愛を深く確認できる映画なのか

 もうすぐ大学卒業を控えているヨアヒム(ニコライ・リー・カース)と23歳の女性でコックをしているセシリ(ソニア・リクター)は、とてつもなくラブラブで婚約を交わす。
 ある日、いつも通りラブラブでセシリ(ソニア・リクター)が運転していた車に一緒に乗っていた2人だったが、ヨアヒム(ニコライ・リー・カース)が車から降りて『愛しているよ』と声をかける間もなく、すぐ側を通り過ぎようとした別の車に豪快に衝突されてしまう。ヨアヒム(ニコライ・カー・リース)は何とか命は助かるが、首から下は完全にマヒ状態に陥ってしまう

 ヨアヒム(ニコライ・リー・カース)を轢き飛ばしたのは医師であるニルス(マッツ・ミケルセン)の妻であるマリー(パプリカ・スティーン)。彼女は娘のスティーネ(スティーネ・ビェルレガード)と口論していて、前方をよく見ていなかったのだ。ヨアヒム(ニコライ・カー・リース)はニルス(マッツ・ミケルセン)が働く病院に運ばれるが、彼は一生を寝たきりで過ごさなければならなくなる。
 すっかり人生に絶望してしまったヨアヒム(ニコライ・カー・リース)は恋人のセシリ(ソニア・リクター)の必死の介護にも冷たい態度で応じ、セシリ(ソニア・リクター)も次第に精神的に疲れてくる。そんな彼女を慰めようとニルス(マッツ・ミケルセン)は彼女の話し相手になってやるが、いつしかセシリ(ソニア・リクター)とニルス(マッツ・ミケルセン)の2人は本気で愛し合うようになり・・・

 前半のアマ~い恋人同士のイチャつきぶりは馬鹿カップル同然にも見えなくもない。しかし、そんなアマ~いシーンがあったけ?と思わせるほどの超ヘビーな展開に突き進む。抜群にインパクトのある衝突シーンから、とにかく浮気、不倫を繰り返すセシリ(ソニア・リクター)とニルス(マッツ・ミケルセン)の行動が、ばれそうでヤバイヤバイと思って観ていると、これ以上の無いぐらいの最悪の展開でバレてしまう。
 そして登場人物たちのブレブレに揺れ動く心理の変化の描き方が露骨過ぎて、恋愛映画にしては二転三転の様相を見せて、観る者を引き付ける。『許す、許さない』『帰れ、帰って来て』『浮気相手、やっぱり家族』『こっちの男、やっぱりあっちの男』・・・とにかく登場人物の誰もが悩み、苦しみ、もがき、そして傷つくのだ。
 そんな傷ついた登場人物たちに訪れる結末は果たして?決してハッピーエンドでは無いですが、ボロボロの中に小さな希望を感じることができるしあわせな孤独をぜひ観てください

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 監督はデンマーク人の女性スサンネ・ビア未来を生きる君たちへでアカデミー外国語賞を獲るなどの実力派監督。彼女の映画は本当に考えさせられる映画ばかりでお勧め作品が多いです。アフター・ウェディング、ベニシオ・デル・トロ、ハル・ベリー共演の悲しみが乾くまでは特にお勧めです。

 家族と浮気相手の狭間で揺れる医師であるニルスを演じるのがマッツ・ミケルセン。デンマークを代表する俳優で最近はハリウッド映画でもよく見かけます。本作と同じくスサンネ・ビア監督のアフター・ウェディング、悪役が印象的な007カジノロワイヤルタイタンの戦いあたりがお勧めです。

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