褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 日本ダービー いよいよ始まります

2013年05月26日 | 競馬予想

日本ダービー予想



 今年もやって来た日本ダービー。俺はこの日のために生きているなんて言うのはチョッとオーバーすぎる表現。しかし、毎年のことであるが、今年はどの馬がダービー馬の称号を手に入れるのか想像するだけでも楽しいし、またどのジョッキーがダービージョッキーを称号を手に入れるのか、そしてどの調教師がダービートレーナーに輝くのか。俺たち競馬ファンにとっては楽しみが尽きないのが、日本ダービー
 しかも、今年の日本ダービーは特にその傾向が強く、日本競馬界に革命をもたらした名トレーナーとして既に名高い藤沢和雄調教師が今年のダービーには3頭を送り込む。悲願の日本ダービー初制覇、そしてダービートレーナーの栄誉に輝けるか。

 過去藤沢厩舎にはシンボリクリエスゼンノロブロイという競馬史に残るような名馬が居たが、その2頭ですら日本ダービーには手が届かなかった。多くのGⅠレースを制覇した名門厩舎だが、なぜかまだ日本ダービーを勝っていないのが競馬界の七不思議。しかし、今年の藤沢厩舎は明らかにダービーを意識している。
 特に2歳時から能力、センスを絶賛されていたコディーノ。デビュー戦から前走の皐月賞まで乗り続けていた日本ナンバーワンジョッキーの1人である横山典弘を降ろして、外人ジョッキーを乗せる非情ともいえるテコ入れ。まさにダービーを獲るためにあらゆる手段を尽くしてきた印象がある。
 他の2頭も人気はないが、無理したローテーションは歩ませず、休養明けを叩いて日本ダービーというまさに馬優先主義を掲げながらも、日本ダービーへ向けての執念を感じさせる。
 さて、藤沢厩舎は果たして日本ダービーを制覇することができるのか?それともまたしても今年も涙を飲むのか?ここまで書けば、俺の本命馬は藤沢厩舎の馬かと思いきや実は違う
 
 藤沢厩舎は既に多くのGⅠレースを制覇しながらも、実は獲り逃してきたGⅠレースも多い。そんな大レースにおいて幾度も藤沢厩舎の前に立ち塞がってきたジョッキーがいる。今年もそんな名門厩舎の野望を天才と呼ばれるジョッキーが立ち塞がるのだ

 ◎  1 キズナ
 ▲  9 エピファネイア
 △  2 コディーノ
 △  5 メイケイペガスター
 △  8 ロゴタイプ
 △ 10 タマモベストプレイ
 △ 16 フロムドグロワール
 △ 17 レッドレイヴン
 ×  7 ヒラボクディープ
 × 13 マイネルホウオウ
 × 16 ペプチドアマゾン

 俺の本命は1番のキズナ。天才武豊の騎乗が名門厩舎の野望を打ち砕く。弥生賞で皐月賞出走の権利を取れなかった後は、日本ダービー制覇へ向けて狙いを一本に絞ってきた。その後の毎日杯京都新聞杯ではいずれもゴール前では流す余裕の勝利。初めて武豊がこの馬に乗って、ラジオNIKKEI杯2歳Sでは、全く人馬の呼吸が合っておらずモロに折り合いを欠いてしまったが、しかし何回もレースを重ねていく内に人馬の呼吸はピッタリ合い、折り合いの心配は全く無くなった。逆にエンジンのかかりが遅いぐらいだ。
 しかし、エンジンのかかりの遅さも中山コースでは致命傷になりかねないが、東京の最後の長くてタフな直線において、そんな心配は無用。枠順も後ろから行く馬だから、ゴチャつく心配も無いし、距離ロス無く運べる点でも良い枠を引いた。
 ちなみに本馬の父は近代日本競馬の結晶であり、最高傑作のディープインパクト。そして母はキャットクイルで、その姉が武豊も乗ってGⅠレースを制覇したことのある名牝ファレノプシス。日本ダービーという大舞台において、最高に能力を発揮できる良血馬。今年の武豊のGⅠ制覇はキズナから始まる。

 単穴には1頭挙げる
 9番のエピファネイア。多くの人がこの馬名の意味が全くわからないと思うが、『クリスマスから12日目にあたる1月6日公現祭』という意味のギリシャ語。結局、調べた自分でも意味がわからない。
 さて少しだけ話が横道にそれてしまったが、ラジオNIKKEI杯2歳Sの勝ちっぷりを見た時は、『アアッ~、今年の牡馬クラシックはこの馬が中心だな』と思っていたのだが、復帰した弥生賞、そして皐月賞で折り合いが難しいという弱点がモロに現われてきた。俺の本命馬のキズナが折り合いの課題をクリアしたのに、エピファネイアはドンドン折り合いが付かなくなってきている。しかも、骨膜が出てしまい、角居厩舎にしては珍しくレース直前の調教では、坂路で軽めの調教。ちょっと不安な要素が出てきた。しかも、調教シーンではフラフラ。
 しかし、2歳時に魅せたパフォーマンスは間違いなくGⅠ級の能力を魅せつけていたし、過去の日本ダービーにおいても折り合いの難しい馬と言われる馬でも本番になるとピッタリ折り合って、日本ダービーを勝ってしまった馬はたくさんいる。ちなみに去年の日本ダービー馬のディープブリグランテもそのような馬だった。
 そしてこの馬の特筆すべき点は血統。父がシンボリクスエスで、母がディープインパクトと同世代で日米両オークスを制覇したシーザリオキズナを上回る良血馬で、大舞台になればなるほど能力を発揮するタイプだ。しかもシーザリオが日米のオークスを制覇した快挙を達成した時のジョッキーが、今回騎乗する福永祐一ジョッキー。大活躍した母の主戦ジョッキーがその息子で日本ダービーを初制覇する。こんな感動的なドラマがあっても良いじゃないか
 福永ジョッキーは去年は1番人気のワールドエースで負けてしまうなど、日本ダービーでは勝ったことがないどころか痛い思い出しかないだろう。不安な情報はあるが、日本ダービーという大舞台がそんな不安を一刀両断する。福永ジョッキーに悲願のダービージョッキーの称号を手に入れるチャンスだ

 皐月賞を制覇して、現3歳世代においてトップの能力を示したロゴタイプ。血統、調教師などを考えると日本ダービーまで勝ってしまうシーンが想像できないのだが。1走毎に凄みを増しているが、個人的にはキズナほどのスケールの大きさを感じない。キズナに先着しないという考え方ならば、△評価が妥当なところか?

 藤沢厩舎の3頭は全て2着までに押さえる。日本ダービー制覇は来年までお預けということで

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1
 2着 2、5、8、9、10、15、17
 3着 2、5、7、8、9、10、13、15、16、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9
 2着 1
 3着 2、5、7、8、10、13、15、16、17     合計 72点

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映画 レッド・オクトーバーを追え!(1990) ショーン・コネリーが格好良いです

2013年05月22日 | 映画(ら行)
 ソ連が崩壊してしまって以降、その影響下にあった東欧諸国では、まるでドミノ倒しのように共産主義国家が民主主義国家に生まれ変わっていった。そんな状況はハリウッド映画にも大きな影響を与える。軍事アクション映画において仮想敵国はソ連だったのが、ソ連崩壊以降の悪者となるとイスラム原理主義のテロリストであったり、スケールが更にアップして宇宙人だったりする。

 ハリウッド映画というところは、馬鹿馬鹿しいほど素っ頓狂な設定のアクション映画を製作する時があるが、現実的な国際問題を取り込んだ知的なアクション映画も存在する。今回紹介する映画レッド・オクトーバーを追え!は米ソ冷戦末期の時代に製作され、当時の二大大国の一発触発の緊張感が漂う軍事アクション映画だ。
 当時この映画を観た時は抜群に面白く、知的なスリルと興奮を得られたものだが、今改めて観ると露骨なまでの反共プロパガンダ振りが大いに笑える。そして、共産主義イコール悪という図式が何だかとても懐かしく感じ、ツッコミたくなるシーンが多いのに驚いた。

 今やすっかり懐かしい米ソ冷戦を背景にした軍事サスペンスのストーリーとは如何なるものか。
 ラミウス(ショーン・コネリー)を艦長とするソ連の原子力潜水艦レッド・オクトーバーが基地を出発し、大西洋を渡りアメリカの東海岸へ向けて出発した。実はレッド・オクトーバーはソ連が開発した完璧な消音装置を付けた優れもの。現段階においてはアメリカ軍の技術を持ってしても静かに潜行するレッド・オクトーバーを探索することは不可能だった。
 
 レッド・オクトーバーがソ連を出発した情報はアメリカ側に入り、CIAの情報分析官であるジャック・ライアンアレック・ボールドウィン)の元にも届いたのだが、次々とレッド・オクトーバーの不審な行動の情報が入ってくるのに及んで、ソ連及びラミウス(コネリー)の真意を計りかねていた。
 
 一方ソ連のモスクワにおいても、レッド・オクトーバーが不審な行動をしているとの情報が入る。しかもラミウス(コネリー)の真の目的を知ったモスクワ側は、ソ連海軍の潜水艦コノヴァロフの艦長のツポレフ(ステラン・スカルスガルド)にレッド・オクトーバーを撃沈せよとの命令が下る。
 アメリカ側はレッド・オクトーバーが本土を攻撃するかもしれないとの予測に立って、原子力潜水艦ダラスがレッド・オクトーバーを待ち構える。

 待ち構えるアメリカの原子力潜水艦ダラスと、追いかけてくるソ連の潜水艦コノヴァロフの間で挟まれる状態になったレッド・オクトーバー。米ソの間で緊張感が走るが、ラミウス(コネリー)の真意を理解したジャック・ライアン(ボールドウィン)は、ラミウス(コネリー)との接触を試みるのだが・・・

 冒頭のタイトルロゴの表現が面白く、最初から面白さが全快。ショーン・コネリーがとても格好良くて、登場シーンからしてテンションが上がって、大盛り上がり。とっても渋くて、貫禄があり、それでいてチャーミング。とにかく存在感が抜群だ。
 潜水艦の追いかけっこが楽しいだけでなく、意表を突いた仕掛けもあり、ちょっとした驚きも味わえるのが良い。

 男ばかり登場するので色気が足りない欠点はあるが、逆に骨太な男たちの重厚なドラマが観られるので、必ずしも欠点とばかり言えない。それよりもツッコミどころが目立つ。例えばショーン・コネリーはソ連の軍人という設定なので最初はロシア語で話しているのに、途中からすっかりロシア語を忘れてしまったのか英語でしゃべりまくっているし、作戦自体が万に一つも成功の可能性が無い低い確率。もっとマシな作戦があるだろうと後で冷静になって振り返ると誰もがそう思うはずだ。
 そして露骨なまでにソ連を悪者扱いにして、逆にアメリカは素晴らしい!というバカ丸出しのプロバガンダ。今となっては、そんなにアメリカって良い国だったけ?なんてシラケタ気分になってしまう。
 他にも色々と挙げればキリが無いが、観ている最中はツッコミどころに気付かないほど面白くて、楽しい映画。俺のように映画感想をブログに書いていたら、次々とツッコミどころが自然に浮かび上がってくるレベルだ。
 米ソ冷戦という懐かしい時代背景だが、面白さは今も全く色褪せていない。ツッコミどころが多いのに、なんとなく知性を感じさせる映画。観たことが無い人はもちろん、観たことがある人も再見すると色々なことに気付くお勧めの映画です

レッド・オクトーバーを追え! [DVD]
ショーン・コネリー,アレック・ボールドウィン
CICビクター・ビデオ


レッド・オクトーバーを追え! スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
ショーン・コネリー,アレック・ボールドウィン,スコット・グレン,サム・ニール,ェームズ・アール・ジョーンズ
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


 監督は本作及びダイ・ハードで知られるジョン・マクティアナン。凄い傑作を連発していますが、個人的には珍作だと思っているジョン・トラヴォルタ、サミュエル・L・ジャクソン競演の閉ざされた森は、意外に面白かったと感じる人が多いような気がします。

 実はこの映画は豪華キャスト。ショーン・コネリー以外にも、素晴らしい俳優がたくさん出演しています。
 ジャック・ライアンを演じたのがアレック・ボールドウィン。今やすっかり体が大きくなり貫禄がついてしまいましたが、実はこの当時は二枚目スター。実は本作を超えるお勧め映画が無いのが残念。元妻のキム・ベイジンガーと競演したゲッタウェイはオリジナルを観ていない人にはお勧めできるかな?

 ショーン・コネリーの片腕的存在でレッド・オクトーバーの副艦長を演じているのがサム・ニール。スティーヴン・スピルバーグ監督のジュラシック・パークで有名になりましたが、他にはピアノ・レッスンがお勧め。他にはSFホラー映画の形態ながらも、現代社会の問題を描き出したデイブレイカーが面白いです。

 ダラスの艦長を演じたのが名優スコット・グレン。サイコ・サスペンスの傑作羊たちの沈黙、炎が主役のバックドラフトなど渋いバイプレイヤーとして存在感を発揮しています。

 レッド・オクトーバーを追いかける潜水艦コノヴァロフの艦長をステラン・スカルスガルドが演じています、この当時はそれほど有名ではありませんが、今や多くの名作、ヒット作に出演する名優。ラース・フォン・トリアー監督の奇跡の海、ガス・ヴァン・サント監督のグッド・ウィル・ハンティング/旅立ちあたりがお勧め。

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競馬 オークス予想 搭載エンジンが違います

2013年05月19日 | 競馬予想

オークス予想


 去年のオークスでは、後に三冠牝馬に輝き、しかもジャパンCではオルフェーヴルを降して制するなど一躍歴史に残す名牝として名を馳せたジェンティルドンナがビックリするぐらい強いレースを見せつけた。
 正直なところ、去年のオークスの時点ではジェンティルドンナの強さがわからず、その代わりに本命に挙げた馬が前哨戦のフローラSで、強いレースをしたミッドサマーフェア。そのミッドサマーフェアだが結果は勝ち馬のジェンティルドンナから2秒もの大差を付けられた13着の大敗。
 その時は俺の馬の見る目の無さを嘆き、やっぱりフローラSから出走する組は過剰評価してはいけないと反省し、ジェンティルドンナの強さを理解できなかった自分の馬鹿さに唖然としてしまった。
 さて、そんな去年のオークスを反省し、今年のオークスこそ絶対に的中させるのだ

 例年桜花賞からの直行組が活躍するレースだが、今年の桜花賞の上位2頭のアユサンレッドオーヴァルはタフさも持っており、桜花賞からオークスへ向けてのコース、距離変わりは望むところか。しかし、桜花賞で非常にチグハグなレース振りをしていたのが武兄弟の2頭。クロフネサプライズメイショウマンボ
 クロフネサプライズはまともに折り合いを欠いたし、メイショウマンボは大外枠は露骨に堪えたし、レース振りも大外を回して早めに先団に取り付く強引さ。せめてもっと我慢すれば良かった。この馬を桜花賞の内容からアッサリ見限るのは早計だろう。
 やはり今年も桜花賞組から本命馬を選ぶのが正しい選択なのか?

 展開はティアーモの出方が気になるが、ジョッキーは控えることも想定しているようで、どうやら陣営の望み通り武豊騎乗のクロフネサプライズの単騎逃げが濃厚。ある程度後続を引き離しての逃げになるか?武豊が逃げると、他のジョッキーも追いかけるので超スローペースは考えづらいが、恐らく1,000M通過が1分1秒をちょっと超えるぐらいの平均ペース。ペース的には先行、差しに関わらず各馬が能力を発揮しやすい展開だ。しかし、武豊が逃げるとなると他のペースの読めないジョッキーは早めに動き出しそうなので、後方待機策の馬の末脚が爆発する可能性が高い。
 よって俺の本命馬は自信満々に後方で待機し、内で脚を矯める馬を尻目に外を回して飛んできそうな馬が本命だ

 ◎ 5 デニムアンドルビー
 ▲ 3 メイショウマンボ
 ▲ 4 アユサン
 △ 1 レッドオーヴァル
 △ 6 サクラプレジール
 △13 エバーブロッサム
 △16 クロフネサプライズ
 △18 トーセンソレイユ
 × 9 ローブディサージュ
 ×14 プリンセスジャック

 俺の本命は去年の反省を活かせず5番のデニムアンドルビー。結局去年の反省は一体ナンだったんだと思われるかもしれないが、勝負事は時には頑固さも必要だ。
 前走のフローラSは超スローペースを最後方から進め、東京の長い直線を待つまでもなく大外をぶん回して4コーナーでは好位の外につける強引なレース振り。しかも最後の直線は止まることなくドンドン加速。2着の馬とは0.1秒差しか変わらないが、内容は着差以上の完勝。この馬は相当な大物だ。前走よりも展開は向きそうだし、2,400Mの距離も全く心配は無いだろう。
 フローラSを勝った馬が、オークスを勝った例が自分でも思い出せないほどデーター的には不利だが、そんな不吉なデーターをぶっ飛ばすぐらいの能力をこの馬が秘めている。しかも、去年は国内のGⅠレースを勝てなかったが、毎年勝っているイメージがある名門角居厩舎。ジョッキーも先週でようやく人気馬でGⅠ制覇したウチパク。ジョッキーの手綱捌きにも期待できそうなので、自信の本命

 単穴候補は2頭挙げる
 まずは3番のメイショウマンボを挙げる。前走の桜花賞は大外枠もダメだったが、ジョッキーも強気に乗りすぎた。しかし、今回は内枠は良いし、持続力のある末脚は東京コース向き。しかも前走の大敗で人気を下げたとなれば、ジョッキーも腹を括っての末脚勝負に徹することができるだろう。本命にはし難いが、勝つ可能性まである穴候補としてうってつけだ。
 
 もう1頭が4番のアユサン。元々、左回りの走りの方が良くて、桜花賞よりもオークスの方が力を発揮するだろうと思われていた馬。今回は人気するし、前走で代打の外人ジョッキーに勝利を持って行かれるなど、今回の若手の丸山騎手は相当なプレッシャーがあるだろう。しかも、今回は当然マークが厳しくなるはずで内枠もあんまり喜べない。しかし、桜花賞の勝ち方は決してフロックでもなく実力でもぎ取った勝利。桜花賞よりもオークスで期待されていたのならば、当然ここもチャンスありだ。心配なのは、内にこだわりすぎて前が詰まるシーンがあるかもしれないこと。ベテランジョッキーなら『こらっ、開けんかい!』と怒鳴れば簡単に開けてくれるが、果たして若手の丸山騎手が『あけてくださ~い』と遠慮気味にお願いしても開けてくれるかどうか?そんなしょうもない心配事は全くの杞憂に終わる可能性が高いので単穴評価からは下げられない。

 勝つのは厳しいが2着までの穴候補として6番のサクラプレジールは展開から考えると怖い1頭だ。差し馬に有力候補が多いが、その中でも好位で立ち回れるこの馬のセンスが活きる展開も有りえる。ちょっとローテーションが良いとは思わないだけに勝つのは厳しいと思うが、次週のダービーでは屈辱の乗り替りを命じられてしまった横山騎手の意地を見せてくれるかも?

買い目 三連単フォーメーション
 1着 5
 2着 1、3、4、6、13、16、18
 3着 1、3、4、6、9、13、14、16、18

買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、4
 2着 5
 3着 1、3、4、6、9、13、14、16、18    合計 72点

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映画 ミザリー(1990) 売れっ子作家ならではの恐怖が・・・

2013年05月14日 | 映画(ま行)
 超売れっ子作家であるスティーヴン・キングの原作は多くが映画化されているが、ちまたの評判ではほとんどの映画は失敗作という烙印を押されてしまっている。しかし、彼の小説の面白かった映画化作品を思いつくまま挙げてみるとスタンド・バイ・ミーグリーン・マイルショーシャンクの空にキャリーデッドゾーンシャイニングミスト。これだけ多くあれば個人的には充分だろうと思うのだが、なかなか世間の目は非常に厳しい。

 ホラー小説家として著名なだけに映画も怖い内容の作品が多いが、今回紹介するミザリーは現実に起こっても不思議ではないリアルさがある怖い映画だ。しかし、本作の主人公のような怖いおもいをしてしまうのは、超売れっ子作家限定。スティーヴン・キングだからこそ書けた小説であり、売れない小説家はこの映画の主人公のような心配は全くの無用。
 
 さて、売れっ子作家に襲いかかって来るとんでもない悪夢のようなストーリーとは如何なるものか。
 ポール・シェルダン(ジェームズ・カーン)はミザリー・シリーズでベストセラーをかっ飛ばした超人気作家。しかし、彼は次へのステップとして新作を創るために、ミザリー・シリーズの主人公ミザリーを死なすことで、このシリーズを終りにする。
 ポール(カーン)は題名はまだ決まってないが新作を書き上げて、ニューヨークにいる編集長の元へ向かおうとする。しかし、雪道を楽しい音楽を流しながら猛スピードで突っ走ると、崖から転落してしまい意識不明の重体に陥ってしまう。

 ポール(カーン)が意識を取り戻すと、ベッドの上。足を動かせない重傷を負いながらも、事故現場の近くで暮らす元看護婦でポール(カーン)の大ファンで熱狂的なミザリー・シリーズの愛読者であるアニー(キャシー・ベイツ)によって助けられたのだ。
 彼はアニー(ベイツ)のおかげで命が助かり、しかも彼女は自分の本の熱狂的なファンであり、しかも献身的な介護をしてくれてラッキーだと思ったのも束の間、ミザリー・シリーズの結末を知ったアニー(ベイツ)は突如、狂気的な態度に変わり、ポール(カーン)に悪夢が襲い掛る

 とにかくアニー(キャシー・ベイツ)の顔のドアップのシーンが多いのだが、その表情が怖い。しかし、個人的にもっと怖かったのが彼女の台詞。全く身動きが出来ないうえに、しかも外界と連絡が取れない状況でにおいて、あのような台詞を聞かされ続けられたら、俺だったら雪山で意識不明のまま凍えて死んだ方がマシだと思うくらい怖い。
 しかしながら、俺と違って決して諦めないポール(カーン)は自由に身動きが出来ないながらも、あの手この手と反撃の手段をひねり出す。どれもあと一歩のところで不発に終わり続けるのが、この映画の楽しいところ。万策尽きたと思ったいたら、売れっ子作家の設定が最後の最後にやっと効果が出てくるのだ。
 かなり痛いシーンも出てきますが、意外にバイオレンスは少なめ。日頃の男性の行動にうっ憤がたまっている女性にこそミザリーは、お勧めしたい映画です

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 監督は名作、ヒット作多数のロブ・ライナー。大人の恋愛映画恋人たちの予感、音楽が有名な青春映画の代表作スタンド・バイ・ミーがお勧め。

 悲惨な目に遭う売れっ子作家ポール・シェルダン役に名優ジェームズ・カーンゴッド・ファーザーでの気性の激しい長男ソニー役が有名でお勧め。他にゴッド・ファーザーと同じくフランシス・フォード・コッポラ監督の友よ、風に抱かれてが渋い反戦ドラマです。

 こわ~いアニーを演じるのがキャシー・ベイツミザリー以降、一躍トップスターの仲間入りを果たした名女優で現在も活躍中。保守的、偏見的なアメリカ南部を舞台にしながらも心暖まるユーモアが光るフライド・グリーン・トマト、ジャック・ニコルソン主演のアバウト・シュミットでの彼女はトンデモないシーンを見せ付けますが、映画自体は生きる希望に溢れた内容でお勧めです。

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競馬 ヴィクトリアマイル予想  本命は簡単に決まりますが

2013年05月12日 | 競馬予想

ヴィクトリアマイル予想


 出走馬表を見ていたら本命は簡単に決まるのだが、3着に飛び込んできそうな馬を考えていたら頭が痛くなってきた。三連単の馬券を購入していて最も悔しい失敗は3着にノーマークにしていた馬が飛び込んで来ること。以前ならば発狂していたこともあったが、最近の俺は精神面での成長が著しく、そんな失敗ぐらいでは動揺しなくなった。だいたい競馬をしていたら後悔しているヒマなどない。毎週毎週、競馬があるから常に前向きでいなければならない。その事は競馬だけでなく人生も同じ事。とにかく競馬も人生も続けていれば絶対に良い事が起こる。
 しかも、今日は母の日。今回はガッポリ稼いで何かプレゼントを母親へ贈りたいものだ。

 さて、今年の傾向としてサンデーサイレンスの直仔で比較的地味な現役時代を送っていた種牡馬が活躍している。重賞勝ちを含め3連勝で桜花賞で人気したクラウンロゼの父はロサード、フィリーズレビューでは鮮やかな勝ちっぷりを見せて、これまた桜花賞の有力候補に名乗り出たメイショウマンボの父はスズカマンボ、そしてフラワーCを勝ち勢いをもってオークスに望むサクラプジールの父はサクラプレジデント、そして先週のNHKマイルCを人気薄で制したマイネルホウオウの父がスズカフェニックス
 サンデーサイレンス産駒として比較的地味な成績で現役時代を終り、種牡馬としても苦戦続きだった馬の子供達が今年は活躍しだした。そんな馬を探して出走メンバー表を見渡せば、おお~バッチリ該当する馬が居るではないか

 レース展開を考えると、確たる逃げ馬がいないが、16番のメーディアが逃げる可能性が高いか。そして重賞で逃げなくても結果をだした18番のエーシンメンフィスが2番手に控える。どうやら今年のヴィクトリアマイルはスローペースになりそうだ。団子状態でペースの遅さを考えると後方から大外を進出する馬は相当苦しい展開になりそうだ。この時点で外枠に入った人気馬は過信しないほうが良いだろう。
 展開的には前残りが怖いが、東京の長い直線を考慮すると瞬発力勝負が濃厚。距離ロスなくインをピッタリ通ってきて、なおかつ末脚の持続力、馬群を捌ける能力に秀でた馬が狙い目。俺の本命馬は父の名前がオレハマッテルゼ

 ◎ 4 ハナズゴール
 ▲ 6 ドナウブルー
 ▲ 8 ホエールキャプチャ
 ▲10 イチオクノホシ
 △ 1 マイネイサベル
 △ 2 オールザットジャズ
 △ 9 アイムユアーズ
 ×11 ヴィルシーナ
 ×13 レインボーダリア
 ×14 アロマティコ

 人気しそうで要らない馬
 17 サウンドオブハート

 僕の本命は4番のハナズゴール。何となくゴール前の接戦になると力を発揮しそうな名前の馬だ。ちなみハナズゴールの父オレハマッテルゼは数多活躍するサンデーサイレンスの産駒の1頭で、現役時代は高松宮記念を勝っている。GⅠはこの1勝だけで、しかも短距離戦なので現役時代はどうしても地味な印象が拭えない。しかもここまで活躍している産駒はゼロに等しいが、ようやく本馬のようにGⅠを狙える子供が出て来た。
 ちなみにインをぴったり回れそうな枠は最高の枠を引いた。前々走の京都牝馬Sでは抜群に上手く立ち回り、インから見事に抜け出しての勝利。馬群で脚を矯めて直線半ばで抜け出す理想的なパターンが可能だ。去年のチューリップ賞では後の三冠牝馬となるジェンティルドンナ等を一蹴した持続する強烈な末脚は東京コース向き。前走の阪神牝馬Sはこの馬にとって距離は短いし、内回りコースも合わず、しかも外外を回るコースロス、そして久々のレースと悪条件が重なったもの。今回は何から何まで条件が一変。かなり信頼できる本命馬だ

 単穴候補には3頭挙げる
 まずは6番のドナウブルー。ちなみに妹は三冠牝馬でありジャパンCまで制した女傑ジェンティンドンナ。姉の意地を見せてGⅠ制覇する可能性が今回が最も高いだろう。実際は去年の同レースでも接戦の2着だ。すっかり今年になって二桁着順が続いているが、牡馬が相手だったり、寒い時期は案外調子が悪いか。ちなみに去年の臨戦過程も前走で11着の大敗からの変身。もしかしたら今年も去年と同様に前走から変身した姿を見せるかもしれない。
 レース振りは好位から運べる。展開的には有利な立場でありGⅠ制覇のチャンス到来。最近の大敗振りだけで軽視するのは禁物だ。

 次に8番のホエールキャプチャ。3歳時はGⅠレースで人気しながらも善戦マン止まり。ようやく去年の同レースで悲願のGⅠ制覇を成し遂げた。しかし、GⅠを撮った途端に5戦連続二桁着順が続くなどスランプに陥った悩める馬だ。
 しかし、調教の動き自体は良い。まあ、大敗続きと言っても相手が強力な牡馬だったり、ダートを走ったり、距離が合わなかったりと敗因は比較的ハッキリしている。実はこの馬のベスト距離は今回と同じ1,600M。そうなると今回は大変身が可能。巻き返しが怖い1頭だ。

 次に10番のイチオクノホシ。何だかとっても素敵な名前だ、と感じているのは俺だけ?なんだか俺にも一億円をゲットするチャンスが出て来た気分になる。今日はWIN5もこっそり買ってみよう
 去年も桜花賞に出走するなど、それなりの実力を見せていた馬だが、さすがに前走の阪神牝馬Sの追い込みはかなり目立っていた。勝ちに等しい内容であり、あの末脚はいかにも東京でこそ威力を発揮しそうだ。展開は向かない可能性が高いが、それでも前走の走りは『実はGⅠ級じゃねぇ~?』なんて思わせる走り。展開が向かなくても、持っている能力で他馬を圧倒する可能性もある。

人気しそうで要らない馬
 17番のサウンドオブハートは本来ならば押さえたい1頭だ。最近の充実度を考えたら、馬券対象から斬ってしまうのは勇気がいる。しかし、外枠がかなり痛い。スローペースが濃厚なだけにこの外枠だと折り合いの不安があり、一瞬の脚は凄いがその使いどころが東京コースでは非常に難しい。自分でも勇気があるな~と思いながらも、ここは馬券対象から外す。
 

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 4
 2着 1、2、6、8、9、10
 3着 1、2、6、8、9、10、11、13、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、8、10
 2着 4
 3着 1、2、6、8、9、10、11、13、14           合計 72点

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映画 声をかくす人(2010) リンカーン暗殺後の物語です

2013年05月11日 | 映画(か行)
 スティーヴン・スピルバーグ監督のタイトル名もそのままズバリリンカーン、他にもリンカーン大統領がヴァンパイアと戦うリンカーン/秘密の書、なんとなく内容がタイトルから想像できるリンカーン VS ゾンビ等など真面目な作品から笑える作品まで色々とリンカーン絡みの映画が最近は多く公開されている。
 現在でも最も人気のある歴代大統領とされるエイブラハム・リンカーンだが、奴隷解放、名台詞など確かにインパクトのある政治家であることは事実だが、個人的な見解としてはそれほど誉められた人間では無いというのが僕の感想。『人民の・・・』で有名な台詞にしても別に彼の頭の中には黒人の事を念頭においていたわけでもなく、しかもインディアンを徹底的に虐めぬいたことを考えれば、所詮は彼の頭の中は徹底した白人原理主義者だろう。その点には人々によって色々と意見があると思うが、この場で文句は受付けない

 さて本作は確かにリンカーン絡みの作品ではあるが、リンカーン暗殺後の隠されたストーリーを暴露した作品。リンカーン暗殺の実行犯をトッ捕まえたら意外にもメアリー・サラットという女性の存在があった。果たして、この女性は本当にリンカーン暗殺の共謀罪を犯していたのか?と言うのがチョッとした内容の一部。このストーリーを通して、司法のあり方、本当の正義、勝てば官軍の愚かな考え方、信仰心等について考えさせられ、そして個人的に1番感激したのは母の子供を愛する家族愛

 アメリカを真っ二つにした南北戦争からリンカーン大統領暗殺を通して、現代にも通用するアメリカの社会問題を描き、さらには心震えるヒューマニズムをぶち込んだストーリーとは如何に
 アメリカ南北戦争によって奴隷解放を訴える北軍が勝つ。しかし、北軍に不満を持つ南軍の残党であるチョッと有名な舞台俳優であるジョン・ウィルクス・ブーストビー・ケベル)を中心とするグループはリンカーン大統領を暗殺し、他の要人にも暗殺未遂を引き起こす。
 北軍は威信をかけて、ジョン(トビー・ケベル)を始めとする暗殺実行部隊に関わった人々を次々捕まえるが、意外にも女手ひとつで下宿屋を経営しているメアリー・サットンロビン・ライト)も捕まっていた。
 彼女の下宿屋が暗殺グループの作戦会議場所になっており、きっとメアリー(ロビン・ライト)もリンカーン暗殺事件の内容を知っているはずだという理由から捕まっていた。しかも彼女の息子であるジョニー(ジョニー・シモンズ)はリンカーン暗殺に関わっており逃亡中だ。

 メアリー(ロビン・ライト)自身は無罪を主張するのだが、彼女の弁護を託されてしまったのが、かつては北軍として戦い、リンカーン大統領暗殺に対して更に南軍の残党を憎しと考えているフレデリック(ジェームズ・マカヴォイ)。彼の中ではメアリー(ロビン・ライト)は有罪で絞首刑は当たり前だと考えているために最初は全く気乗りがしない弁護だったのだが、やがてこの裁判がおかしいことに気付き、次第にメアリー(ロビン・ライト)は無罪であることを確信し始める。
 しかし、メアリー(ロビン・ライト)の無罪を立証するためには、どうしても彼女自身が隠している情報を聞き出す必要があるのだが・・・

 勝者のみが敗者を裁くことによる不公平な悲劇。特に北軍の横柄な連中は非常に腹立たしい。この映画の裁判シーンを見ていると、日本も不公平極まりない東京裁判を思い出す。俺が思うにあの戦争のA級戦犯は、日本に戦争を仕掛けるように持っていったフランクリン・ルーズベルトと、原子爆弾を投下して民間人を大量虐殺したハリー・S・トルーマンの2人のアメリカの大統領。いずれ歴史によって、この2人にこそA級戦犯の烙印を押さなければならない。
 勝つことこそが正義のアメリカって本当に昔も今も変わらない。
 
 ちなみに本作は1865年の実話。まさに145年の時を経てメアリー・サットンの名誉を回復した映画と言えるだろう。このような社会派映画を作ってしまうリベラルと呼ばれる人々はアメリカという国の役に立っているが、それに比べて日本の富、精神、領土を外国に売り飛ばしてしまいかねない日本のリベラルが全く国の役に立っていないのが非常に残念。このような社会派作品を観ていると、なんだかんだ言ってもアメリカという国が羨ましくなるから本当に不思議

 非常に渋い内容の映画ですが、有名スターは多く登場、なかなかセンスの良い映像、音楽などなど、もっと誉めたい部分がたくさんある声をかくす人は社会派作品が好きな人にはお勧めできます

声をかくす人 [DVD]
ジェームズ・マカヴォイ,ロビン・ライト,ケヴィン・クライン,エヴァン・レイチェル・ウッド,ダニー・ヒューストン
アミューズソフトエンタテインメント


 監督は大スターでもあるロバート・レッドフォード。彼の監督作品群は大スターらしくなく渋い作品ばかり。彼のお勧め作品となると社会派作品ではクイズショウ、トム・クルーズ、メリル・ストリープ競演の大いなる陰謀が良いです。
 個人的にはどこかノスタルジックな作風のレッドフォード監督作品が好きなのですが、父親として悩みまくるドナルド・サザーランド出演の普通の人々、ブラッド・ピット主演のリバー・ランズ・スルー・イット、俺好みのスタイル抜群のスカーレット・ヨハンソンが子役で出演しているモンタナの風に抱かれてがお勧め。

 渋い作品ですがかなりの豪華キャスト
 正義を貫けば貫くほど苦しみが大きくなっていくフレデリックを演じるのがジェームズ・マカヴォイ。この人のお勧め作品は名優フォレスト・ウィティカーがウガンダの独裁者インディ・アミンを演じたラスト・キング・オブ・スコットランドが良いです。

 結局最後は悲劇的な運命を迎えるメアリー・サラットを演じるのが、あの名優ショーン・ペンの元妻であるロビン・ライト。彼女のお勧め作品となるとショーン・ペン監督、ジャック・ニコルソン競演のプレッジが良いです。

 メアリー・サラットの娘アンナ・サラットを演じたのがエヴァン・レイチェル・ウッド。本作品では迫真の演技を見せていますが、今後に益々期待したくなる女優さん。ミッキー・ローク主演のレスラー、そして特にお勧めなのがユマ・サーマン競演のダイアナの選択が超お勧め。

 観ている途中は気付きませんでしたが裁判に大きな影響を及ぼすエドウィン・スタントン役で名優ケヴィン・クラインが出演しています。コメディーからシリアスな役柄を簡単に演じ分けてしまう印象があります。南アフリカのアパルトヘイト政策を批判したリチャード・アッテンボロー監督、デンゼル・ワシントン競演の遠い夜明け、ブラックジョーク炸裂のワンダとダイヤと優しい奴ら、心に大きな傷を背負った同士の不思議な恋愛模様が描かれるメリル・ストリープ競演のソフィーの選択がお勧め

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競馬 NHKマイルC予想 大接戦だと思います

2013年05月05日 | 競馬予想
 

NHKマイルC予想


 今年のNHKマイルCはオッズ的に大混戦。単勝10倍を切る馬が今のところ5頭もいる。既に重賞3勝もしているエーシントップが実績的には他の馬を圧倒しているように1番人気だが、それでもオッズを見ていたら成績ほど信頼されていないようだ。
 確かにメンバーを見渡したところ、どの馬にもチャンスがありそうなメンバー構成、と言うよりどの馬にも一長一短があり絶対的に信頼できる馬が居ないというのが正直なところ。まともに予想するのも馬鹿馬鹿しく、こうなったら18頭の馬の名前を書いておみくじで、本命を決めてしまおうか、なんて思ったりするが、実はこういう時こそ予想の腕の見せ所。あくまでも運頼りではなく、理論的に予想して馬券を的中させようではないか
 逃げるのは前走の皐月賞でも逃げて暴走したコパノリチャードか。その前走はかなり厳しい展開になったが、実は今回も有力馬のエーシントップが直後の2番手につけそうなだけに、楽な逃げは望めそうも無い。この2頭が前に行くとなるとハイペースの展開で差し、追い込み馬が台頭するか?
 今年のNHKマイルCは東京の長い直線での力の入った追い比べが楽しめそうだし、ゴール前では二転三転するスリリングな攻防が見ることが出来そうだ。狙いは後方から一気差しを得意とする馬。しかもこのレースは牝馬が好成績を収めている印象がある、となれば俺の本命はあの馬だ

◎ 14 ローガンサファイア
▲  6 レッドアリオン
▲  8 マイネルホウオウ
▲ 17 インパルスヒーロー
△  3 ストーミングスター
△ 15 エーシントップ
△ 16 サトノネプチューン
×  7 ゴッドフリート
×  9 コパノリチャード
× 10 ガイヤースヴェルト


 僕の本命は牝馬でただ1頭の出走馬である14番のローガンサファイア。恐らく最後方からのレース運びをするだろう。ここ2走の鋭い追い込みはかなりインパクトのある内容。東京コースの長い直線で更にその決め手が活きそうだし、展開利もありそうだ。1600Mの距離は成績的に見ても不安だが、それは本格化する前の話。2走前からはメンコを付けたり、脚質転換をしたりで明らかに変わった。今回本命馬のエーシントップを降ろされた浜中ジョッキーもリーディングジョッキーとしてのプライドがあるはず。大外から浜中ジョッキーの豪快なアクションに応えて、17頭全馬をまとめて差し切る。

 単穴には3頭挙げる
 まずは6番のレッドアリオン。前走のニュージーランドTは非常に惜しい2着。スタートで少し出遅れ、馬場の悪い内に入ってしまったのが悔やまれる。はっきり言って勝ったも同然のレースなだけに勿体ない。道中は好位に付けるスピードもあるし、2走前の中京コースでの圧倒的なパフォーマンスから左回りは相当に走りそう。大して実績の無い若手ジョッキーというのが不安だが、エーシントップとの比較からしてもGⅠ制覇のチャンスは充分にある。

 次に8番のマイネルホウオウ。2走前のロゴタイプ相手の3着だったスプリングSが非常に優秀な内容。前走は動き出すのが早いし、外を回しすぎて最後まで持たなかった。今回は枠順も良いところを引けたし、上手くロスなく立ち回れば2走前の内容から突き抜けてきても驚けない。ジョッキーの柴田大知はもはや中堅の位置で大した実績も無いが、最近はマイネル軍団の馬に相当乗っている。今回はジョッキーにしてもGⅠ制覇の千載一隅のチャンスが回ってきた。

 次に17番のインパルスヒーロー。枠が外過ぎる気もするが、もう少し内の枠だったら本命にしていたかもしれない。ただ今3連勝中で前走の勝ちっぷりも優秀。全く底が割れていないだけに非常に怖い存在だ。1600Mは未知の距離だが走りからはこなせそうだ。そして位置取りもペースに合わせて柔軟に対応できるセンスがある。国枝厩舎の大一番での勝負強さは侮れない。

 穴候補として勝つのは厳しいが2着には16番のサトノネプチューンを推したい。ここ2走はボロ負けですっかり人気を落としているようだが、折り合いを欠いての敗戦。今回の距離短縮はこの馬にとっては能力を発揮できる舞台だ。折り合いさえつけば3走前のホープフルSの内容が優秀。岩田ジョッキーの手綱捌きにも期待して2着には押さえたい1頭だ。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 14
 2着  3、6、8、15、16、17
 3着  3、6、7、8、9、10、15、16、17

買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、8、17
 2着 14
 3着 3、6、7、8、9、10、15、16、17      合計 72点

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映画 黄金(1948) 僕も金(きん)が欲しいです

2013年05月04日 | 映画(あ行)
 最近、金価格が大きく暴落するニュースが飛び込んだりしたが、個人的には大して関心の無いニュース。ちなみに俺が調べたところ、ただ今(5/2 16時現在)の金相場は4,737円/g。思わず自分の貯金通帳を見てみたが、10gも買えない。ちなみにあるサイトに載っていた金10gの大きさは27×17×1.6(単位:mm)。ナンダカンダと調べているうちに不思議なことに俺もが欲しいと思うようになってきた。

 そんな貧乏な俺でさえに惹きつけられそうになるが、特にアメリカ人は昔から金が大好き。アメリカ映画において金を採掘するシーンがたくさん出てくるが、その何年間も時間を無駄にするような涙ぐましい努力を見ていると感動したり、アホらしくなったり、不思議な気分になったりする。
 そんなが大好きなアメリカ人の醜いまでの欲望と破滅が露骨に描かれている映画が今回紹介する黄金だ。

 1920年代のメキシコにおいて、まだメキシコ革命の余波が残っている頃が舞台背景。
 メキシコの港町タンピコにおいて、ダブス(ハンフリー・ボガード)とカーティン(ティム・ホルト)の2人のアメリカ人はその日を暮らすのもやっとの生活をしている。このままでは極貧生活から抜け出せない。
 ある日、ボロボロの安い宿で寝ていると、ハワード(ウォルター・ヒューストン)と言う元山師の老人が、メキシコのシエラ・マドレ山脈に金が眠っていると話しているのを聞く。
 ダブス(ボガード)とカーティン(ホルト)は探し出した金を3人で山分けすることを条件に、ハワード(ヒューストン)を案内役に引き込み、常に山賊に襲われる危険に遭いながらも、一攫千金を求めてシエラ・マドレ山脈に向かい、奇跡的に金を掘り当てることに成功するのだが・・・

 宝物を探し出すアドベンチャー映画のジャンルと言えなくも無いが、だいたいその類の映画と言えば子供でも楽しめる内容が殆んど。しかし、本作においては金が見つかることによるワクワク感は大して無いし、ハラハラドキドキ感のサスペンスも大して無い。ちょっと山賊がニコニコしながら現われるのが怖いぐらいだ。
 しかし、この映画の面白いのは金を目の当たりにした時に暴かれる人間の本性を描いていること。ハンフリー・ボガード演じる欲の面の皮推定50センチの強欲アメリカン男が登場するが、金を目の当たりにした瞬間に3人で山分けするなんて約束をすっかり忘れてしまい、独り占めを企んでしまう。このようなシーンを見ていると本当に昔から今までアメリカ人はチームワークが悪すぎるということに改めて気付く。

 最近公開されたマーベルコミックのスーパーヒーローが集結したアベンジャーズなんて映画があったが、個人々が好き勝手に振る舞うあのチームワークの悪さは大笑いした。他のハリウッド映画の現金強奪映画?なんて観ていても、だいたい途中で金を独り占めしようかと企む裏切り者が出て来て失敗するのがオチ。オーシャンズ11みたいにチームワーク良く現金強奪するような映画もあったが、せいぜいあの程度で大して面白くも無い。
 日本人には和の精神があるが、アメリカ人にもその高尚な精神性を教えてあげる必要性があるようだ。

 本作はメチャクチャ古い映画だが、強欲、拝金主義に陥ってしまっている現代の世の中にも通じるメッセージ性がある。そして、脱力感が漂う結末は観ている者に深い余韻を与えてくれる。温故知新なんて素晴らしい四文字熟語があるが黄金は、まさにお勧めの映画です

黄金 [DVD]
ジョン・ヒューストン
ワーナー・ホーム・ビデオ


 監督はハリウッド黄金時代から娯楽作品を撮り続けた名匠ジョン・ヒューストン。本作と同じくハンフリー・ボガード主演のマルタの鷹はテンポの良さが心地良くてお勧め。他に現金強奪物のアスファルト・ジャングル、トゥールーズ・ロートレックの伝記映画赤い風車、そしてジャック・ニコルソン主演の男と女の駆け引きが楽しいコメディタッチのハードボイルド女と男の名誉等もお勧め。

 主演のダブスを演じるのが伝説的大スターハンフリー・ボガート。キザでクールな役が似合う男だが、本作品では醜いぐらいの悪役。マルタの鷹カサブランカはボガートが格好良くてお勧め。他に強烈な悪役を演じたウイリアム・ワイラー監督の必死の逃亡者はサスペンス映画としてお勧め。他にコメディタッチの作品では俺たちは天使じゃない、ビリー・ワイルダー監督、オードリー・ヘプバーン競演の麗しのサブリナがお勧め。

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