褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 マラソンマン(1976) スポ根映画かと思ってたら・・・!

2011年05月05日 | 映画(ま行)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします

 僕なりに人生で1番大切な物は何かと考えたところ・・・という結論が出た。どうやら僕は相当運が良いのは自分でも自覚しているし、今までの人生の幾度かのピンチを運だけで乗り切ったと言っても過言では無い自信がある
 どうしてこんな書き出し方をするかと言うと、今回紹介する映画マラソンマンダスティン・ホフマン演じるマラソンが大好きな青年の運の悪さに驚いたからだ。

 マラソン好きの青年の父親はあのアメリカ史上における最悪の歴史の汚点である赤狩りの犠牲者であり、エリートだと信じていた兄貴には実は裏の顔があったり、ナンパした彼女は驚いたことに悪の組織の加担者であり、挙げ句の果てに全く身に覚えの無い事で誘拐、そして拷問され危うく命を失いかける
 
 誰だって突然ナイフで刺されて血だらけになっている人間が自分の部屋に飛び込んできたら驚くし、またいきなり誘拐されて本当に知らないのに”知っているだろう”と脅されても答えようがない。本当にこの世の中は不条理なことが多すぎるし、また自分の行動では解決できないことがたくさんある。気の狂ったじいさんの欲深さのために命を狙われてしまうほど理不尽な事は無い。
 
 今回紹介するマラソンマンを観ると運はやっぱり人生には大切だと感じるし、普段マラソンで体を鍛えておくとこんなに役に立つことがあるんだと気付く。実は僕は運の良さを自覚していながらも、何時までもこんなラッキーなことが続くわけが無いと客観的に考えたりもする。アンラッキーなことが起きた時のためにマラソンを始めようかと、ダスティン・ホフマンが走っている姿を見て本当にそのように思った。

 ちなみに監督はアメリカン・ニューシネマを代表する名作真夜中のカーボーイを撮ったジョン・シュレシンジャー監督。ニューヨークのど真ん中でドブネズミのように生きるジョン・ヴォイトダスティン・ホフマンの2人の男の友情が強烈だった印象がある。
 なかなかマラソンを始めようと思ってもきっかけが無いと思っている人は必見のマラソンマンを紹介します

マラソン マン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
ウィリアム・ゴールドマン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


 ニューヨークにおいて、銀行から出てきた老人がガソリン車に衝突して事故死。その現場の近くを青年のベーブ(ダスティン・ホフマン)はマラソンをしていた。
 パリにおいてドク(ロイ・シャイダー)は何やら怪しい活動をしている。しかも常にドク(シャイダー)は誰かに命を狙われていた。
 南米のウルグアイにおいてナチスの残党であるゼル博士(ローレンス・オリヴィエ)はニューヨークでの老人の事故死を知りニューヨークへ飛行機で向かう。

 ニューヨークの図書館においてベーブ(ホフマン)は美人なエルザ(マルト・ケラー)をナンパ。ある日公園をエルザ(ケラー)とデート中に2人の暴漢に襲われる。暴漢に襲われたことを兄のドク(シャイダー)に手紙で報告すると、その数日後にベーブ(ホフマン)の部屋にドク(シャイダー)がやって来た。二人は再会を喜び合う。
 レストランにおいてベーブ(ホフマン)とエルザ(ケラー)、そしてドク(シャイダー)の3人で食事を愉しんでいた。しかしエルザ(ケラー)がスイス人で無く、ドイツ人だと知ったドク(シャイダー)は急に態度を変えエルザ(ケラー)に怒りだす。

 その夜、ドク(シャイダー)はニューヨークに着いたゼル博士(オリヴィエ)と会う。ゼル博士(オリヴィエ)の側には公園でベーブ(ホフマン)を襲った暴漢の2人も付いていた。ドク(シャイダー)はゼル博士(オリヴィエ)に暴漢に弟のベーブ(ホフマン)を襲わせたことを口にした時、ドク(シャイダー)はゼル博士(オリヴィエ)に刺されてしまう

 ベーブ(ホフマン)が部屋に居ると、刺されたままの状態のドク(シャイダー)がやって来るが彼はそのまま力尽きて死んでしまう。ベーブ(ホフマン)の部屋に刑事とドク(シャイダー)の友人であるジェニウェイ(ウィリアム・ディヴェイン)が入って来た。ジェニウェイ(ディヴェイン)はベーブ(ホフマン)に兄のドク(シャイダー)が国の政府の人間だと明かされ、しかも重大な事件に巻き込まれていたことを知らされる。兄の正体を知らされベーブ(ホフマン)は驚き、更にジェニウェイ(ディヴェイン)からベーブ(ホフマン)自身にも危機が迫っている事を告げられる。

 ベーブ(ホフマン)の部屋に自分を公園で襲った暴漢の2人がやって来て、誘拐されてしまう。ベーブ(ホフマン)が意識を取り戻した時暴漢2人とゼル博士(オリヴィエ)が立っていた。ゼル博士(オリヴィエ)がベーブ(ホフマン)に質問をし何やら聞きだそうとするが、意味のわからないベーブ(ホフマン)は答えることも出来ず、しかも拷問を加えられる。
 無理矢理歯を抜かれるなどの拷問を受けたベーブ(ホフマン)だったが、そこへ奇跡的にジェニウェイ(ディヴェイン)が助けにやって来たのだが・・・誰もがビックリの展開は映画を観てください




 ストーリー中に驚かされる演出が仕掛けられていて、かなり強引な展開が目立つものの非常に楽しめる。赤狩り、ナチスなど歴史的な問題や家族、欲望など色々な要素が含まれているもののそんなちょっと難しいテーマは気にしなくてもサスペンスとして非常に見応えがある。
 とくにドク(ロイ・シャイダー)が暗殺者と争うシーンは映像的な点において感心した。

 しかし、マラソンマンというタイトルは正直なところいけてないように感じるのは僕の思い過ごし?このタイトルから想像するとスポーツ映画を期待する人も居るだろうし、ただ走りが得意なヒーロー物を想像してしまう人が居たとしても不思議では無い。

 ローレンス・オリヴィエと言えばアルフレッド・ヒッチコック監督のレベッカやウイリアム・ワイラー監督の嵐が丘、自身が監督したハムレットの時の若いときの印象が強かったけれど、その若い時の面影が少し残っています。
 そしてどう見ても悪役にしか見えないジェニウェイ役のウィリアム・ディヴェインはアルフレッド・ヒッチコック監督のファミリー・プロットでも目立っていた風貌が本当に個性的です。
 二転三転する展開は楽しめるし、マラソンの大切さもよくわかる映画です

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします











 
 

 

 






 
 

 










   
 



 
 
  
 
 
 

 

 

 
 
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画 ヴェラ・ドレイク(200... | トップ | 競馬 NHKマイルC予想 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(ま行)」カテゴリの最新記事