褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 神戸新聞杯&オールカマー予想

2014年09月28日 | 競馬予想
 明日は朝から楽しいゴルフに行くのでいつもより早めに予想してしまいます。まあ、アレコレ悩みながら予想するよりインスピレーション重視で予想した方が良い結果が出る予感がする

神戸新聞杯予想


 先週のセントライト記念では僕の予想を上回るイスラボニータの強烈なパフォーマンスを見ると、どうやら今週も春の実績馬が強いレースをする可能性が大。当然ここはダービー馬を本命で、馬券が紙くず覚悟で本命の三連単1着固定でいける。

 ◎ 10 ワンアンドオンリー
 △  2 トーホウジャッカル
 △  3 ウインフルブルーム
 △  4 トーセンスターダム
 △  7 ヤマノウィザード
 △  8 サトノアラジン
 △ 11 サウンドオブアース
 △ 15 キネオペガサス
 △ 16 ウェルシーブ
 × 12 マッチボックス
 × 14 ダンディーズムーン

 買い目 三連単ファーメーション1着固定
 1着 10
 2着  2、3、4、7、8、11、15、16
 3着  2、3、4、7、8、11、12、15、14、16                     合計 72点


 

オールカマー予想


 ヴィクトリアマイルでは大幅に馬体を減らしてしまい全く力を発揮できなかったラキシス、2200Mは去年のエリザベス女王杯で2着に突っ込んできたように得意距離。休養明けもここはプラスに働きそう。相手は前走で不利があったニューダイナスティ、今年重賞を2勝を挙げてGⅡレベルなら能力上位のサトノブレス、もしかしたら去年のジャスタウェイのような大化けをするかもしれないハーツクライ産駒のフェイゲームを中心に馬券を組み立てる

 ◎  6 ラキシス
 ▲  7 ニューダイナスティ
 ▲  8 サトノノブレス
 ▲ 16 フェイゲーム
 △  9 グランモンタナ
 △ 11 マイネルクラリマ
 △ 17 アロマティコ
 ×  1 アスカクリチャン 
 ×  4 カレンブラックヒル
 × 10 アドマイヤギャラン

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6
 2着 7、8、9、11、16、17
 3着 1、4、7、8、9、10、11、16、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 7、8、16
 2着 6
 3着 1、4、7、8、9、10、11、16、17           合計 72点

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映画 聖なる嘘つき(1999) 僕なんかは嘘ばかりついていますが

2014年09月24日 | 映画(さ行)
 先日だがロビン・ウィリアムズさんが自殺してしまった。大スターの地位を確固たるものにし、名優として輝き続けていた彼はなぜ自殺の道を選んでしまったのだろうか。富と名誉の両方を得ていた彼の人生は誰もが羨んでいたはずだが、彼の死は改めて人間の幸福って何だろうと考えさせられる。合掌。
 流石に多くの名作、傑作に出演しているだけにお勧め作品が多数だが、今回はそんな中でもあまり有名ではない?と思われる聖なる嘘つきを紹介しよう。

 俺なんかは決して嘘はつかないと心に決めたのに、今までの自分の人生を振り返れば嘘ばかりついている。もしかしたら俺が歩いて来た人生は全て偽りだったのだろうか。そんな俺と同じ苦悩を抱える人達に本作は大いなる癒しを与えてくれる映画だ。まあ、考えてみれば人間なんて誰もが嘘をついて生きている。他人から馬鹿正直者だと言われている俺ですら嘘をつき続けて生きているのだから、案外この世の中は嘘が存在することによってバランスがとれた世界なのかもしれない。

 
 ロビン・ウィリアムズが嘘つきの主人公を演じると聞けば、速射砲のごとき次から次へと口から出まかせの嘘が連発するシーンを想像してしまいそうになるが、嘘なんかついていたことを忘れそうになるぐらい感動してしまうストーリーとはいかなるものか。
 第二次世界大戦中のナチス占領下のポーランドのユダヤ人ゲットーが舞台。外界から隔離されていて、全く情報が入ってこないユダヤ居住区ゲットーでは、ユダヤ人たちはナチスドイツから虐げられ、ナチスドイツが連戦連勝で圧倒的に優勢だと信じ込まされていた。
 ある日の事、ひょんなことからユダヤ人のジェイコブ(ロビン・ウィリアムズ)はナチスドイツの司令部に呼び出されてしまう。彼は無人の部屋で偶然にもラジオの放送を聞く。その内容は意外にもナチスドイツが苦戦を強いられていることを意味する放送だった。
 早速ジェイコブ(ロビン・ウィリアムズ)はユダヤ人の仲間たちに、実はナチスドイツが苦戦していることを知らせる。絶望的な未来しか想像できなかった友人たちはジェイコブ(ロビン・ウィリアムズ)の話を聞いて、少しばかり元気を取り戻す人間も居た。ジェイコブ(ロビン・ウィリアムズ)の元にその後の続報を聞きにくる友人達に、彼はその後の情報など持っているわけがないのだが、彼らの明るさを取り戻しつつある表情にジェイコブ(ロビン・ウィリアムズ)は偽の情報をでっち上げ、もうすぐ戦争は終わり解放される日が間近に迫っている、なんて根拠の無い嘘を言い続けるのだが・・・

 ナチスドイツに占領されている時期のポーランドを描いた映画は多くあるが(戦場のピアニスト、シンドラーのリスト等)、その殆んどが暗くて重い内容ばかりで見ようとするだけで疲れてしまうが、その点では本作はロビン・ウィリアムズ主演映画ということもあり、笑えるし、テンポも良いし、非常に見やすい映画になっている。
 主人公の嘘によって、仲間達を元気にするという内容は多くの人の共感を得ることは間違いない。しかしこの映画の凄いところは同時に嘘によって更なる困難に陥ってしまう人も描いているところ。必死の思いやりのつもりで嘘をついていても、本当に自分の言っていることは周りを幸せにしているのか、実は不幸にしているのではないのだろうか、そんなジレンマに悩まされているのは主人公だけでなく、観ている我々にも問いかけてくるので、この映画は単に感動するだけでなく、ふか~い余韻を与えてくれるのだ。

 そして、この映画を観るともう一つわかってくることがある。人間が生きようとする気力はどこから生まれてくるのか、と言うこと。それは決して富や名誉、お金や権力を持つことではない。絶望という真っ暗な暗闇の中でも、ほんのチッポケな希望の光が薄っすらでも見えると、生きる気力が湧いてくる。本当に俺も全く誰の役にも立っていない嘘ばかり言ってないで、希望に満ち溢れる嘘を言ってみたいものだ。
 そして更に付け加えるとジェイコブ(Jacob)と言う名の主人公だが、その由来は旧約聖書に登場するヤコブ。非常に宗教的示唆に富んだシーンも多く出てくるので、少しばかりその方面も知識があれば、更に楽しめるだろう。
 前述したように嘘を言って後悔している人、他人から嘘つき呼ばわりされて悩んでいる人、それ以外にも嘘などついたことが無いと自信を持って言える人、そしてロビン・ウィリアムズのファンの人、ニュースで彼の名を初めて知った人、結局のところ映画聖なる嘘つきは万人にお勧めできる映画です

聖なる嘘つき [DVD]
ピーター・カソヴィッツ
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


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競馬 ローズS&セントライト記念予想 いよいよ秋のクラシックの足音が聞こえてきます

2014年09月21日 | 競馬予想
 GⅠレースへ向けてのトライアルレースとは、この二つのレースが始るといよいよ秋のクラシックレースが近づいて来たことを感じる。春の活躍した馬達がやはりそのまま強さを見せ付けるのが、夏に力を付けてきた馬が春に活躍した馬を逆転するのか。若い3歳馬のレースを予想する際に、ちょっと悩んでしまう予想ファクターだ。今年の春のクラシック戦線は俺の予想はボロボロ。しかし秋のクラシックレース秋華賞菊花賞を的中させるためにも、今回の予想はギャグなしの真剣に予想する

ローズS予想


 今年の春のクラシック戦線で主役を張ったハープスターは凱旋門賞に出走するために秋華賞にも出走してこないが、それでも3歳牝馬戦線は層が厚いのか、なかなか楽しみなメンバーが揃っているし、トライアルレースである今回のローズSでも熱い女の子の戦いが見れそうだ。まだ阪神開催2週目ということもあり、先行馬、内を通ってくる馬が有利。穴狙いなら先行馬、内枠の馬を狙うのが正解か。しかし、個人的な見解だが今年の牝馬戦線はレベルが高いと思う。春の牝馬GⅠ戦線を引っ張って来た馬が秋のレースでも実力を発揮すると見ているのだが、当然ながらそのような馬たちは今回のレースが休養明け。今回は2歳牝馬王者レッドリヴェール、オークス馬ヌーヴォレコルトが2強だと思うが、その他の馬も隙を突けるチャンスがあるだろう。もちろん俺の本命馬、この2頭の内の1頭だがハッキリ言って簡単に本命は決まった。

 ◎ 14 レッドリヴェール
 ▲  1 ヒルノマテーラ
 ▲  8 レッドオリヴィア
 ▲ 12 ダンツキャンサー
 △  5 アドマイヤシーク
 △  7 アドマイヤビジン
 △ 11 サングレア
 ×  6 ヌーヴォレコルト
 × 10 リリコイパイ
 × 17 プリモンディアル

 僕の本命は14番のレッドリヴェールの方。ハープスターを降した阪神JFでは、まあ相手が油断していたぐらいのラッキー勝ちという印象があったが、この馬の本領を発揮したのがハープスターの2着に負けた桜花賞。もしかしたら勝つかもと思わせた一瞬の末脚、勝負根性はハープスターのライバルとして名乗りを挙げるぐらい価値のあるレース。そのレースで後のヌーヴォレコルトより上位に来ているのも、この馬の強さを今思えば充分に感じさせる。牡馬相手に果敢に臨んだ日本ダービーでは二桁着順に大敗したが、小柄なこの馬に東京までの遠征は馬体重減になって現われ、この馬の本来の調子とは大きくかけ離れたモノだから決したこの馬の評価を下げることにはならない。夏の休養はこの馬の成長を促し、休養明けの緒戦を心配するのはこの馬には無用。目標は先だが、むしろ今回の方が能力を発揮しやすい条件が揃っている。個人的には自信の本命だ。

 単穴には3頭挙げる。
 まずは1番のヒルノマテーラ。最内の1番枠を引いたが最高の枠順。相手は強いが一発を狙える枠順だ。もちろんただ1番枠を引いたから単穴候補に挙げている訳では無い。前走は2着とはいえ勝った馬(セントライト記念に出走するサトノフェラーリ)が強かったし、枠順の差も大きかった。有利なインコースをずっと走ってスムーズにレースが運べれば一発がある。ジョッキーの田中勝春もわざわざ関東から駆けつけて調教に参加していたのも非常に好感が持てる。勝てる可能性はあるぞ。

 次に8番のレッドオリヴィア。未勝利、500万ととりあえずは連勝中の馬。さすがに今回は相手のレベルがまるで違うが、この馬の連勝の内容がスケールの大きさを感じさせる。特に末脚は大物感を感じさせるし、しかもジョッキーに武豊を確保した。荒削りなレース振りにこのジョッキーの手綱捌きが秋華賞へ向けての新星誕生となる可能性ある。もしかしたら能力で強敵を凌駕するかも?

 次に12番のダンツキャンサー。恐らく逃げるのはこの馬か。NHKマイルCは勝ったミッキーアイルに真っ向勝負を挑んで、最後の直線半ばまではもしかしたら勝つ!なんて思わせる好内容。今回は望みどおり逃げることが叶いそうだし、マイペースの逃げを打てそう。開幕2週目の馬場なら粘り込む可能性ある。展開的に勝たれても驚けない。

 6番のヌーヴォレコルトオークスを勝っているように、実力は認めるが過去のオークス馬のこのレースの成績は良くない。特に関東馬の参戦となると、三冠牝馬に輝いたアパパネの姿が重なる。とりあえず3着のところに印を押えておくだけで良いだろう。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 14
 2着  1、5、7、8、11、12、
 3着  1、5、6、7、8、10、11、12、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、8、12
 2着 14
 3着 1、5、6、7、8、10、11、12、17            合計 72点


セントライト記念予想


 毎年、セントライト記念は小物ばかり出走してくるが、どうも今年はその様相が違う。毎年は中山競馬場で行われるトリッキーなコースで行われるだけに強い馬でもちょっと不安なコース設定。しかし、今回は新潟の内回りコースで行われる。毎年関西の有力馬が次週の神戸新聞杯に回ることが多いが、今年は関西から春のクラシック戦線を大いに盛り上げたトゥーザワールドが出走してきた。そして皐月賞を勝ち、日本ダービー2着馬のイスラボニータも出走。春のクラシック戦線で鼻面を合わせて叩き合った両雄が、今回は菊花賞へ向けての前哨戦から激突する。
 単勝10倍を切るのは恐らくこの2頭だけ。しかもイスラボニータは単勝オッズを2倍を切るガチガチの本命扱い。確かに春の実績通りならこのようなオッズになるのも仕方ないのかもしれない。
 しかし、夏を境にパワーを付けてきた馬も居るし、春は敵わなくてもこの秋が楽しみな馬も出走してきた。いつもとは違い、今年のセントライト記念は非常に楽しみな馬が多く揃った印象があり、2強に待ったをかけるような馬もいると見た。確かにイスラボニータは強いが、今回は新星の誕生をディープインパクトの子供から大物誕生の気配を感じたい。

 ◎ 10 ステファノス
 ▲  5 イスラボニータ
 ▲  7 サトノフェラーリ
 △  2 エアアンセム
 △  8 オウケンブラック
 △ 15 デルカイザー
 △ 16 トゥーザワールド
 ×  1 ラングレー
 ×  4 ショウナンラグーン
 ×  6 マイネルフロスト
 × 17 クラリティシチー

 本命は10番のステファノス。今年の牡馬クラシック路線においてディープインパクト産駒の大物が登場していないが、菊花賞へ向けての大物を期待したいのがステファノス。今年の春のクラシック路線は皐月賞で5着があるものの力不足を感じさせた。しかし慌てて日本ダービーを狙わずに確実に3歳オープン戦である白百合ステークスに向かったのが大正解。ここで勝って余力を持ってセントライト記念に登場してきた。その前走においても素晴らしい反応、末脚の破壊力を見せ付けたが、大きな所を狙える馬だということを実感させてくれた。今や名門となった藤原厩舎だが、休養明けでも決して手を抜かない。多くの有力馬がここはステップレースあるいは先のローテーション及び適正を見極めるレースとして出走してくる馬が多い中で、この陣営のモチベーションは頼もしい限り。春から成長した姿を、しっかりこの目に焼き付けさせてくれ

 単穴には2頭挙げる。
 まずはやっぱり5番のイスラボニータ。好位で運べるレースセンス、抜け出してからのスピードの持続力、叩き合っての勝負根性などセールスポイントが多数。サンデーサイレンスの最初の世代の大物フジキセキの最後の世代の子供。そこからクラシックホースが誕生するとはなんとも不思議な競馬の魅力が堪能できるではないか。しかも、この馬は父親の良い所を本当に受け継いだ。枠も好枠をゲットしたし、新潟コースも既に走っているし、左回りコースもお手のもの。これ以上評価を下げられないというのが本当のところ。不安があるとすれば休養明け、そして春の時点で完成されていて更なる成長力をあまり感じられないことぐらい。それでも春の能力を維持していれば、ここでも上位争い。

 もう1頭が7番のサトノフェラーリ。春のクラシック戦線には能力がついてこずに間に合わなかったが、3ヶ月の休養を経た前走では素晴らしいパフォーマンスを見せた。休養明けを叩いて迎える今回は絶好のローテーション。遅れてきた藤澤厩舎の期待馬が、ここで存在感を見せ付けるか。ちなみにこの馬もディープインパクトの産駒。血統的に大物の気配が漂うし、前走の内から突き抜けてきた脚を見れば馬込みに不安は無いし、勝ちっぷりが良い。夏を境にした上昇馬として今回は期待できる。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  2、5、7、8、15、16
 3着  1、2、4、5、6、7、8、15、16、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 5、7
 2着 10
 3着 1、2、4、5、6、7、8、15、16、17       合計  72点

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映画 拳銃の報酬(1959) 強烈なラストシーンと言えばこれ!

2014年09月18日 | 映画(か行)
 よくフィルム・ノワール映画の傑作に挙げられることが多いのが今回紹介する映画拳銃の報酬。実はいきなりだが、俺自身がフィルム・ノワールの本当の意味をわかっていない。俺的には、あんまりラストシーンが気持ち良くない犯罪映画の類で使っていることが多い。
 本作はハリウッドが昔から得意とする大金強奪をメインにした映画。そうなると強盗シーンがもの凄くハラハラドキドキするような展開を期待する人が多いと思うが、チッとも強盗シーンは盛り上がらないし、それまでのシーンに到っても特別凄いと思わせるシーンは何も無い。時々、本作をアクション映画に分類している記事を見かける時があるが、本当にアクション映画と思って観たら肩透かしを食らってしまう。犯罪サスペンス映画と言いたいところだが、これだけ盛り上がりに欠けるとサスペンス映画に分類してしまうのも的外れ。サスペンス風味の中に人種偏見問題をぶち込んだ社会派映画と言ったほうが的を得ていると思う。

 白人と黒人なんて分け隔てても、結局は人間なんて行き着く先はみんな一緒。白も黒も焼け死んでしまえばただの灰。ある意味、人種問題の愚かさを悟った気分になれるストーリーとはいかなるものか。
 元警官でありながら法廷侮辱罪で一年間刑務所暮らしをしていたバーク(エド・ベグリー)は既に年老いて、ぼろアパートに住んでいる。しかし、このままでは負け組みの人生に終わってしまうことに嫌気がししていた彼は一攫千金を狙って、銀行強盗を計画していた。
 彼は旧知の間柄であったスレイター(ロバート・ライアン)と酒場で歌手をしている黒人のジョニー(ハリー・ベラフォンテ)を誘って銀行強盗を実行しようとする。スレイター(ロバート・ライアン)は前科者であり、今では女に食わさせてもらっている落ちこぼれの老人。ジョニー(ハリー・ベラフォンテ)は博打好きが祟って、元妻と愛娘と別れさせられた上に、借金まみれ。ニッチモサッチモいかないダメダメ3人組の男達は、ボロボロの人生に終止符を打つべく銀行強盗を実行するのだが、スレイター(ロバート・ライアン)は異常なまでの黒人差別主義者であることから、事態は思わぬ方向へ転がっていくのだが・・・

 本作をフィルム・ノワール映画の傑作と言う意見には、半分以上は冗談のつもりで聞いておくぐらいにしておいた方が良いと思う。銀行強盗計画にいたっては仲間選びからして、なんでこの2人だったの?なんて思わざるを得ないし、もう少しマシな強盗方法があっただろうと誰もが思うはず。俺なんかはワザと失敗するための銀行強盗計画だったの?なんて思ったぐらいだ。
 しかし、この映画の最大の見どころはラスト数分間に集約されている。特に最後のわずか数秒の間に、人種偏見の愚かさ及び醜さを強烈に感じ、今までの違和感が漂いまくっていたシーンはラスト数秒のためのネタフリだったことに気付いた時は、思わず1人で拍手喝采した。
 正直観る人を選ぶ映画だと思うが、個人的には冒頭からジャズが流れてくる始まり方はお気に入りだし、ダメダメな男達が金の魔力に引き込まれてしまい更にドツボに嵌まっていく様子は好きな展開。100分足らずという比較的短めの時間もオッケ~。本作に登場する黒人俳優がチャリティーソングの名曲ウィ・アー・ザ・ワールドを世に送り出した提唱者であるハリー・ベラフォンテであることを知っている人ならば、本作は更に感慨深いものを感じることができる。内心では観てもらえれば多くの人が大満足できると思っている映画拳銃の報酬を今回はお勧めしておこう

拳銃の報酬 [DVD]
ハリー・ベラフォンティ,ロバート・ライアン,シェリー・ウィンターズ,エド・ベグリー,グロリア・グラハム
紀伊國屋書店


 監督はミュージカル映画の不朽の名作であるウェスト・サイド物語サウンド・オブ・ミュージックを世に送り出した名匠ロバート・ワイズ。彼のお勧め作品はポール・ニューマンが実在のボクサーを演じた傷だらけの栄光、スティーブ・マックイーン主演で1920年代の中国を舞台にした砲艦サンパブロなどがお勧めです。

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競馬 セントウルS&京成杯オータムH予想

2014年09月14日 | 競馬予想

セントウルS予想


 いよいよ秋競馬が始った。今週から始るレースは秋のGⅠレースに直結するレースが目白押しなので俺もしっかり予想しないといけない。さて、今回予想するセントウルSはGⅠレースのスプリンターズSへ向けての前哨戦という意味でも注目のレースだ。しかし、去年まではスプリント界を引っ張る馬がいたが、今年のスプリント界は混戦模様。ここは混戦を断つ大物の登場が期待されるが、果たして今回のメンバーにそんな素材が存在しているのか
 今週は阪神競馬の開幕週もあり絶対に内枠が有利。しかし、このメンバーを見ると逃げないと持ち味が出ない馬ばかりだからハイペースが予想される。しかし、大外一気が決まる馬場でもなく、外を回す馬はさすがに厳しいか。
しかし、内枠に実力馬、勢いのある馬が揃った。正直この内枠をゲットした馬からくじ引きして本命馬を決めようとおもったりもしたが、人間はやはり視野を大きく持たないといけない。メンバー表の右側ばかり見ていては的中でいる馬券も的中できない。
 ちょっと真ん中の枠を見れば、好素材の馬がいるではないか。名スプリンターだったサクラバクシンオーの血を引くこの馬が本命だ

 ◎ 9 バクシンテイオー
 ▲ 3 エピセアローム
 ▲ 4 トーホウアマポーラ
 △ 1 リトルゲルダ
 △ 2 マヤノリュウジン
 △ 6 スギノエンデバー
 △11 アルマリンピア
 ×10 メイショウイザヨイ
 ×12 エーシントップ
 ×14 ダッシャーゴーゴー
 ×15 ハクサンムーン

 俺の本命は9番のバクシンテイオー。条件戦とはいえ素晴らしいパフォーマンスで連勝。追い出してからの反応の良さは重賞レースでも通用する器。馬込みを大して苦労しないし、1200Mはベストの距離。今回はハイペースが予想されるが中団からレースを進めるこの馬には願っても無い展開だ。今回は今までよりも相手のレベルは上がるが、不安よりも期待の方が大きい。スプリント界に新星誕生だ

 単穴には2頭挙げる
 3番のエピセアロームを挙げる。2年前の覇者であるが、その後はもう一つ期待されて成績を残していないが、このメンバーなら実力上位。しかもこの内枠は非常に大きい。前半から激しいポジション取りが予想されるが、そこで好位をキープできれば勝つチャンが広がる。時々差しに回るときが今回は内枠を活かして好位からレースを進めて欲しい。これ以上評価を上げる気も無いが、下げるのも無謀か。
 次に4番のトーホウアマポーラ。前走のCBC賞の勝ち方が圧巻。あのパファーマンスを再度見せれば、今回も上位争い。少々不安なのが、一頓挫があり使いたかったレースに使えなかったのはちょっと不安。しかしながら1200Mはベストだし、好枠をゲット。この馬もこれ以上評価を下げられない。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9
 2着 1、2、3、4、6、11
 3着 1、2、3、4、6、10、11、12、14、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、4
 2着 9
 3着 1、2、3、4、6、10、11、12、14、15               合計 72点

京阪杯オータムH予想


 こちらはGⅢレースのハンデ戦らしい微妙はメンバー構成。GⅢレースは超得意のクラレント関屋記念続き、もう一丁いける。
 こちらは新潟のレースらしくスローペース濃厚。どの馬が逃げるのかサッパリ見当がつかないが、恐らくアーデントあたりか。展開的に前残りが怖いが、馬場も悪くなって最後の直線はバラケそう。外を回る差し馬は相当なコースロスを覚悟しないといけないが、内枠の馬ならインで直線まで我慢できれば、最後は弾ける。ということで予想は以下の通り

 ◎ 3 クラレント
 ▲ 2 キングスオブザサン
 ▲ 4 サトノギャラント
 ▲ 8 アーデント
 △ 5 サダムパテック
 △11 ショウナンアチーヴ
 △14 ネオウィズダム
 × 1 エキストラエンド
 × 9 タガノブルグ
 ×12 エクセレントカーヴ

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 2、4、5、8、11、14
 3着 1、2、4、5、8、9、11、12、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、4、8
 2着 3
 3着 1、2、4、5、8、9、11、12、14            合計 72点


 
 



 
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映画 男たちの挽歌(1986) 男の友情が熱すぎる

2014年09月07日 | 映画(あ行)
 かつての香港映画と言えばジャッキー・チェンに代表されるようなカンフー映画やマイケル・ホイに代表されるコメディ映画の印象がある。己の肉体を駆使して、まるで機械体操のような動きで格闘するカンフー映画もそれなりに楽しかったが、そんな香港映画の流れをぶっ飛ばしたのが、ジョン・ウー監督の名を一躍知らしめた本作男たちの挽歌。激しいガンアクション、ド派手な爆発、大量に流される血と汗など、男ならハートが熱くなれる香港製マフィア映画だ。しかし、それ以上に本作を熱くしているのが男同士の友情。その友情を感じさせるシーンだが、実はちょっと冷静になって考えてみるとアホらしい~行動、台詞が連発しているが、まるで少年のようなピュアな心を持った俺は心が震えまくり。一歩間違えたら白けた気分になりそうな場面でも、これだけハートを熱く燃えさせるとは、これぞジョン・ウー監督作品。やっぱり彼の映画は、こうでなくっちゃいけない

 しかしながらけっこう初めの方は、ずいぶんとのんびりした雰囲気が漂うし、チョウ・ユンファにしてもけっこうコミカルな動きを披露したりして、かなりチャライ奴に見える。親友同士、兄弟、恋人同士のやりとりはけっこう笑えてホノボノとさせる。まあ、最初の方は従来どおりの香港映画らしいコメディタッチがこの頃のジョン・ウー監督にしても抜け切れていないと言ったところか。
 しかし、一旦銃弾が飛び交えば増えていくのは死人の数。そして、この銃撃シーンの最中の男たちの表情が良い。顔中から汗水を垂らしている表情を観ていると、こいつらは全身全霊をかけて闘っているんだな~と感動し、男がストイックに人殺しとはいえ、一生懸命に仕事をしている様子は本当に格好良いし、女性が観ていてもきっとしびれるんじゃないか。チョウ・ユンファなんて二丁拳銃で撃ちまくってからは、ニヤニヤした表情が一変する。

 そして、本作はマフィア映画であるが、人間ドラマの部分でも見応え充分。主人公のマフィアの幹部である兄貴が、弟のために足を洗おうと一生懸命に努力し、償いをするシーンは見ていて泣けてくる。必死でマトモな人間になって人生をやり直すことが、どれほど大変なのか!昔のマフィア仲間が否応なく汚い手を使って、再び暗黒の世界に引きずり込んでくる様子は、まるでこの世のアリ地獄。そんな兄貴の切ない心情を察しながら見ると、きっと誰もが許しを請う事の大変さを痛感するはずだ。

 さて、香港映画界に一大革命を起こしたエポックメイキング的な作品である香港製マフィア映画の内容とは如何なるものなのか。
 香港マフィアの幹部であるホー(ティ・ロン)は病気でベットで寝たきりになっている父親からマフィアの世界から足を洗うように諭される。小さい頃から仲の良かった弟のキット(レスリー・チャン)が大学を卒業したら警官になろうとしていたからだ。キット(レスリー・チャン)は兄のホー(ティ・ロン)の仕事が、贋札を捌くマフィアの世界に身を置いているなど夢にも思っていなかった。ホー(ティ・ロン)は同じ組織で働く弟分であり大親友のマーク(チョウ・ユンファ)に、今回の台湾での贋札を捌く仕事を最後にして、マフィアの世界から足を洗うことを決意したことを語る。
 ところがホー(ティ・ロン)の台湾での仕事は地元の警察にバレバレになっており、本人は負傷した上に警官に囲まれて自首。そして3年間を刑務所暮らしをする羽目になってしまう。その間にマーク(チョウ・ユンファ)はホー(ティ・ロン)の敵討ちに行った際に足を負傷してしまい、キット(レスリー・チャン)は目の前で父親が殺され、兄ホー(ティ・ロン)の正体を知ってしまう。

 3年間の刑期を終えたホー(ティ・ロン)はマフィアの世界から足を洗うことを決意してキット(レスリー・チャン)の元に向かうが、今やキット(レスリー・チャン)は父親を殺したマフィアと同様ににホー(ティ・ロン)に対しても憎しみを抱いていて、叩き出され追い返されてしまう。そして、親友のマーク(チョウ・ユンファ)の元に行ってみると、そこにはすっかり落ちぶれてしまっているマーク(チョウ・ユンファ)の姿があった・・・

 兄のホー(ティ・ロン)が警官になった弟のキット(レスリー・チャン)に対して『俺の人生は間違ってた、お前の方が正しい』と急に偉そうぶって語りだしたりするが、今頃やっと気付いたのかよ~、と叫んでしまいそうになったり、またボロカス蹴られ、殴られ、ドラム缶で叩きのめされて、車から放り投げられたりなどフルボッコ状態になっているマーク(チョウ・ユンファ)を見て、ホー(ティ・ロン)が『早く救急箱を!』なんて、まるでかすり傷扱いの台詞には思わずプッと吐いてしまいそうになったり、かなり粗が目立つ。
 アクションシーンにしたって、推定何百人もいそうな敵の雑魚は銃弾一発で死んでしまうのに、こちらの主人公ときたら脇腹に一発喰らったぐらいでは軽症レベルで済んでしまう。チョウ・ユンファにしてもクライマックスシーンでは防御無しで、気合いと根性で撃ちまくっている様子は人間レベルを通り超えている。
 早い話が色々とツッコミどころ満載だが、観ている最中はそんなシーンですら感動しまくり、心が震えっぱなし。そして音楽がまたグッとくる効果を更に上げている。最近はアクション映画を観ていてもコンピューターの発達のせいで、嘘っぱちなシーンがバレバレで大して盛り上がらないのが多くなってきているが、本作はアナログ風な作りが逆に観ている我々に度肝を抜くような演出を見せてくれる。純粋な男たちの格好良さを堪能できる男たちの挽歌は、最近は何かと気持ちが冷めている人にはぜひお勧めしたい映画だ

男たちの挽歌<デジタル・リマスター版> [DVD]
チョウ・ユンファ,ティ・ロン,レスリー・チャン,エミリー・チュウ
ジェネオン エンタテインメント


 監督は前述しているようにジョン・ウー。個人的に彼の映画で1番好きなのは狼/男たちの挽歌・最終章、これもとにかく燃えます。ハリウッドに行ってから、熱さが足りなくなったのが残念ですが、ニコラス・ケイジ、ジョン・トラヴォルタ共演のフェイス/オフは面白い。他に熱さという点でニコラス・ケイジ主演の戦争映画ウインドトーカーズがお勧め。

 実は今回のチョウ・ユンファは主演ではありませんが、本作の続編からは彼が主演になっております。最近は渋みが増していますが、そんな彼のお勧めはアンリー監督の任侠映画グリーン・デスティニー、チャン・イーモウ監督の王妃の紋章がお勧め。

 弟のキット役はレスリー・チャン。46歳の若さでホテルから飛び降り自殺。大スターになっても色々悩みがあるんですね。彼のお勧めはチェン・カイコー監督のさらば、わが愛/覇王別姫、個人的には中国映画で最も好きな映画でお勧めです。

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