セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

「美女と野獣」(2017年版)

2017-04-25 22:50:43 | 外国映画
 「美女と野獣」(「Beauty and the Beast」、2017年、米)
   監督 ビル・コンドン
   脚本 スティーヴン・チョボスキー
       エヴァン・スピリオトポウロス
   撮影 トビアス・シュリッスラー
   プロダクション・デザイン サラ・グリーンウッド
   音楽 アラン・メンケン
   作詞 ティム・ライス
   歌曲アレンジ マイケル・コザリン
   スコアアレンジ クリストファー・ベンステッド
   衣装 ジャクリーヌ・デュラン

   出演 エマ・ワトソン
       ダン・スティーヴンス
       ルーク・エヴァンス
       ジョシュ・ギャッド  ケヴィン・クライン

 アニメ版は観てないので比較出来ない者の感想と割り切って下さい。
(汗)
 一緒に行った娘によれば、アニメ版にかなり忠実との事でした。

 昔と違いプリンスがヒロインを救うのではなく、今風にヒロインがプリ
ンスを変えていく所を除けば、ディズニーの世界を見事に実写化した
作品だと思います。(ゲイ要素あるけど)
 CG/VFXの多用もリアル世界ではないファンタジーの世界を構築す
るのにピッタリだと思いました。

 聡明で勝気、行動力のあるヒロイン。
 最近のディズニーの定番だけど、これがエマ・ワトソンにぴったりの
嵌り役。
 色使いも「ラ・ラ・ランド」に似て彩やか、きっちりディズニーの世界を
再現しています。
 特に「美女と野獣」のイメージとして焼き付いている野獣とベルのダ
ンスシーン、野獣の青とベルの黄色いドレスが織り成すコントラストの
妙、背景の作り方も素晴らしくアニメの実写化で最も成功してるファン
タジックシーンではないかと想像します。(まぁ、エマが可愛いから映え
るんで、ディズニーアニメ実写化の成否はヒロイン次第だと理解した(笑))
 やっぱり、芯になるナンバーのあるミュージカルは楽しい、夢の世界
を堪能しました。
 ディズニー好きは勿論、そうでない方も充分楽しめる素敵な作品だと
思います。

※アニメ版観てないから解らないけど(汗)、「ラ・ラ・ランド」同様、オマ
 ージュと思えるシーンが幾つか。
 「水着の女王」、「雨に唄えば」、「サウンド・オブ・ミュージック」、「ルパ
 ン三世 カリオストロの城」

 H29.4.23
 TOHOシネマズ 日本橋


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「タレンタイム 優しい歌」(「Talentime」)Songs Collection  観た人、限定

2017-04-23 00:05:15 | 映画音楽館
 「タレンタイム〜優しい歌」(「Talentime」、2009年、マレーシア)
   2017年 日本一般公開

※これは自分用
 映画の流れに沿ってラスト・シークエンスまでUPしてます
 未見の方には完全な事前情報
※作曲はピート・テオ
 (「O Re Piya」は「Aaja Nachle」(’07・印)より、作曲・サリム・スレイマン)
 作中の歌はプロ歌手がアテてます
 
 オーディション風景(プレリュード(前菜)~笑)
  https://www.youtube.com/watch?v=d-Wr5wuPBXk

 「just one boy」
  https://www.youtube.com/watch?v=awluSsHUfA8
   バックミュージックと全然合ってない、いい加減すぎ(笑)

 「Angel」
  https://www.youtube.com/watch?v=GtgQvWK414U 

 「O Re Piya」(タミル語)
  https://www.youtube.com/watch?v=B8rcL3BTMVM

 「I Go 」
  https://www.youtube.com/watch?v=AWwl9GNkmpg

※オマケ、「Aaja Nachle」(’07・印)で「O Re Piya」の使われたシーンも貼っとこ(汗)
  https://www.youtube.com/watch?v=uz3uTEZGSZY
  インドの伝説的舞姫マードゥリーの復帰作だったとか  
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ご挨拶&目次

2017-04-21 22:50:11 | 雑記
 ビデオデッキが普及して街にレンタル屋さんが増えていった頃、反比例するように姿を消していった名画座。映画の2本立て、3本立てを良心的な値段で上映してくれた小さな映画館たち。ロードショウ落ちした作品を待つ場所、昔の名作に巡りあう場所。ビデオも、ましてやDVDの無い時代、僕達は観たい映画を捜し求めて各名画座の上映作品を探し回りました。このサイトでは、そんな時代に上映されてた作品について、個人的感想、連想、その他諸々を書いていきたいと思います。拙い文章はお許し下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 (H25.1.19 追記)
 上記の主旨で始めたブログですが、書いておきたい古い映画のリストも少なくなったので、これからは、近年の作品を書くことが多くなると思います。 
                                              
                                                                              管理人 鉦鼓亭

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 掲載リスト (アイウエオ順)     
       (洋画) 
 ・「アーティスト」(2011年)
 ・「愛の嵐」(1973年)
 ・「愛は静けさの中に」(1986年)  
 ・「アザーズ」(2001年)
 ・「アナと雪の女王」(2013年)
 ・「アパートの鍵貸します」(1960年)
 ・「アルマゲドン」(1998年)
 ・「或る夜の出来事」(1934年)
 ・「アンドロメダ・・・」(1971年)
 ・「アンネの日記」(1959年)雑感 
 ・「イヴの総て」(1950年)と「サンセット大通り」(1950年)
 ・「インデペンデンス・デイ」(1996年)感想パッチワーク
 ・「イントレランス」(1916年)
 ・「ウィークエンド・ラブ」(1973年)
 ・「映画に愛をこめて アメリカの夜」(1973年)
 ・「映画に愛をこめて アメリカの夜」その2(1973年)
 ・「ブラック・スワン」と「英国王のスピーチ」(2010年)
 ・「駅馬車」(1939年・米)
 ・「エクス・マキナ」(2015年)
 ・「L.A.コンフィデンシャル」(1997年)
 ・「お熱いのがお好き」(1959年)                           
 ・「狼は天使の匂い」(1973年)
 ・「オーケストラ」(2009年) 
 ・「おかしなおかしな大追跡」(1972年)
 ・「昼下がりの情事」(1957年)と「おしゃれ泥棒」(1966年)についての一考察、ベーカー街221Bに於いて
 ・「男と女」(1966年)
 ・「大人は判ってくれない」(1959年)
 ・「オペラ座の怪人」(2004年)
 ・「おみおくりの作法」 2013年)
 ・「汚名」(1946年)
 ・「オリエント急行殺人事件」(1974年) 
 ・「鍵」(1958年)
 ・「カサブランカ」(1942年)
 ・「かもめの城」(1965年)
 ・「眼下の敵」(1957年)
 ・「北ホテル」(1938年)
 ・「きっと、うまくいく」(2009年)
 ・「きっと、うまくいく」その2(2009年)
 ・「キャバレー」(1972年)
 ・「グッバイガール」(1977年)
 ・「グッバイ、レーニン!」(2003年)
 ・「グレートレース」(1965年)
 ・「黒いオルフェ」(1959年)
 ・「恋におちたシェイクスピア」(1998年)
 ・「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」(2007年)
 ・「荒野の決闘」(1946年)
 ・「サイダーハウス・ルール」(1999年) 
 ・「サボテンの花」(1969年)
 ・「寒い国から帰ったスパイ」(1965年)
 ・「さらば、わが愛/覇王別姫」(1993年)
 ・「イヴの総て」(1950年)と「サンセット大通り」(1950年) 
 ・「幸福」(1965年・仏)
 ・「シェフ~三ツ星フードトラック始めました」(2014年) 
 ・「シェルブールの雨傘」(1963年)極私的名ラストシーン第2位
 ・「ジェレミー」(1973年)
 ・「死刑台のエレベーター」(1957年)
 ・「地獄に堕ちた勇者ども」(1969年)
 ・「シベールの日曜日」(1962年)からあれこれ 
 ・「シャレード」(1963年)
 ・「情婦」(1957年)
 ・「白雪姫と鏡の女王」(2012年)
 ・「西部戦線異状なし」(1930年)
 ・「ゼロ・グラビティ」(2013年)
 ・「タイピスト!」(2012年)
 ・「ダーク・シャドウ」(2012年)
 ・「ダイヤルMを廻せ!」(1954年) 
 ・「太陽がいっぱい」(1960年・完全ネタバレ)極私的名ラストシーン第1位、おまけ、第3位「第三の男」
 ・「ダウンタウン物語」(1976年)
 ・「たそがれの維納」(1934年)
 ・「タレンタイム~優しい歌」(2009年) NEW!  
 ・「探偵<スルース>」(1972年) 
 ・「誓いの休暇」(1959年)VS「二十四の瞳」(1954年) 
 ・「地下水道」(1956年)
 ・「地上最大の脱出作戦」(1966年)
 ・「飛べ!フェニックス」(1965年)
 ・「泥棒成金」(1955年)
 ・「夏の夜の夢」(2014年)
 ・「ノッティングヒルの恋人」(1999年)
 ・「激しい季節」(1959年)
 ・「八月の鯨」(1987年)
 ・「パットン大戦車軍団」(1970年)
 ・「ハリーの災難」(1955年)
 ・「PK」(2014年)
 ・「ピクニック」(1936年)
 ・「ヒドゥン・フェイス」(2011年)
 ・「ひとりぼっちの青春」(1970年)
 ・「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」(1995年)
 ・「ヒューゴの不思議な発明」(2011年)
 ・「昼下がりの情事」(1957年)と「おしゃれ泥棒」(1966年)についての一考察、ベーカー街221Bに於いて
 ・「ファミリー・プロット」(1976年)
 ・「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999年)
 ・「フォロー・ミー」(ネタバレ)(1972年) 
 ・「フォロー・ミー」その2 
 ・「ふたり」(1972年 R・ワイズ監督)(後半部でネタバレ)
 ・「ブラック・スワン」と「英国王のスピーチ」(2010年)
 ・「ブラザーサン・シスタームーン」(1972年) 
 ・「ブルーバレンタイン」(2010年)(ネタバレ・・・でしょう)
 ・「ブルックリン」(2015年) 
 ・「ヘッドライト」(1956年)
 ・「別離」(2011年)  
 ・「冒険者たち」(1967年) 
 ・「ポケット一杯の幸福」(1961年)
 ・「マイ・インターン」(2015年) NEW!  
 ・「マイネーム・イズ・ハーン」(2010年)
 ・「マダム・イン・ニューヨーク」(2012年) 
 ・「まぼろしの市街戦」(1966年)&広川太一朗 
 ・「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(2011年)
 ・「マルタの鷹」(1941年)
 ・「みじかくも美しく燃え」(完全ネタバレ)(1967年)
 ・「道」(1954年)
 ・「三つ数えろ」(1946年)
 ・「ミツバチのささやき」(1973年)
 ・「女神は二度微笑む」(2012年)
 ・「めぐり逢わせのお弁当」(2013年)
 ・「やさしい女」(1969年)
 ・「山の郵便配達」(1999年) 
 ・「ライアンの娘」(1970年)
 ・「ラストサムライ」(2003年)
 ・「ラスト・ショー」(1971年)
 ・「レベッカ」(1940年)
 ・「レ・ミゼラブル」(2012年)
 ・「恋愛小説家」(1997年)
 ・「ロイ・ビーン」(1972年)  
 ・「ロシュフォールの恋人たち」(1966年)
 ・「ロスト・ボディ」(2012年)
 ・「ロミオとジュリエット」(1968年)
 ・「私が、生きる肌」(2011年)
    
       (邦画)
 ・「赤ひげ」(1965年)
 ・「悪魔の手毬唄」(1977年)
 ・「安城家の舞踏会」(1947年)
 ・「太秦ライムライト」(2014年)
 ・「雨月物語」(1953年)
 ・「運命じゃない人」(2005年)
 ・「おくりびと」(2008年) 
 ・「鴛鴦歌合戦」(1939年)
 ・「女殺し油地獄」(1957年) 
 ・「鍵泥棒のメソッド」(2012年)
 ・「隠し砦の三悪人」(1958年)
 ・「かぐや姫の物語」(2013年)
 ・「風立ちぬ」(2013年)
 ・「神様のくれた赤ん坊」(1979年)
 ・「君の名は。」(2016年)
 ・「蜘蛛巣城」(1957年)
 ・「ここに泉あり」(1955年)
 ・「この世界の片隅に」(2016年)
 ・「西鶴一代女」(1952年)
 ・「最後の忠臣蔵」(2010年)
 ・「さよなら渓谷」(2013年)
 ・「山椒太夫」(1954年) 
 ・「サンダカン八番娼館 望郷」(1974年)
 ・「七人の侍」(1954年)
 ・「七人の侍」その2
 ・「忍ぶ川」(1972年)
 ・「シムソンズ」(2005年)
 ・「新幹線大爆破」(1975年)
 ・「洲崎パラダイス 赤信号」(1956年)
 ・「砂の器」(1974年)
 ・「そして父になる」(2013年)
 ・「太平洋奇跡の作戦 キスカ」(1965年)
 ・「小さいおうち」(2013年)
 ・「天国と地獄」(1963年)
 ・蟹江敬三さんを悼む 「天使のはらわた 赤い教室」(1979年) 
 ・「誓いの休暇(1959年)VS「二十四の瞳」(1954年)
 ・「のぼうの城」(2011年) 
 ・「野良犬」(1949年)
 ・「冬の華」(1978年)
 ・「マタンゴ」(1963年)&東宝特撮映画
 ・「乱れる」(1964年) 
 ・「用心棒」(1961年)
 ・「羅生門」(1950年)

       (映画感想)
 ・「ネバーエンディング・ストーリー」(1984年)
 ・「ミロクローゼ」(2011年)
 ・「第七の封印」(1957年)
 ・「淵に立つ」(2016年)
 ・「世界一キライなあなたに」(2016年)
 ・「リップヴァンウィンクルの花嫁」(2016年)
 ・「エターナル・サンシャイン」(2004年)
 ・「無防備都市」(1945年)
 ・「江分利満氏の優雅な生活」(1963年)
 ・「リべリオン」 (2002年)
 ・「リトル・ランナー」(2004年)
 ・「A.I.」(2001年)
 ・「血を吸うカメラ」(1960年)
 ・「塔の上のラプンツェル」(2010年)
 ・「クライング・ゲーム」(1992年)
 ・「吸血鬼ゴケミドロ」(1968年)
 ・「完全なる報復」(2009年)
 ・「僕らのミライヘ逆回転」(2008年)
 ・「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)
 ・「チャンプ」(1979年)
 ・「シャイニング」(1980年)
 ・「コーチ・カーター」(2005年)
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映画雑記のリスト

2017-04-21 21:38:07 | 雑記
 アイウエオ順

 ・「アイアンマン」(2008年)
 ・「愛人/ラマン」(1992年)
 ・「アイドルを探せ」(1963年)
 ・「彼は秘密の女ともだち」(2014年)と「悪魔のワルツ」(1971年)(ネタバレ)
 ・「あの頃エッフェル塔の下で」(2015年)
 ・「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」(2014年)
 ・「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」(2014年)
 ・「宇宙人ポール」(2010年)
 ・「永遠の0」(2013年) (邦画)
 ・「カリフォルニア・ドールズ」(1981年)
 ・「カルテット!人生のオペラハウス」(2012年)
 ・「彼は秘密の女ともだち」(2014年)と「悪魔のワルツ」(1971年)(ネタバレ)
 ・「奇跡のひと マリーとマルグリット」(2014年)
 ・「グランド・イリュージョン」(2013年)
 ・「グランド・ブダベスト・ホテル」(2014年)
 ・「ゴジラ」(1954年)
 ・「GODZILLA ゴジラ」(2014年)
 ・怖い映画あれこれ
 ・「コンタクト」(1997年)
 ・「魚が出てきた日」(1967年)祝 DVD発売決定!
 ・「料理長(シェフ)殿、ご用心」(1978年)
 ・「ジョー・ブラックをよろしく」(1998年)
 ・「ジョンとメリー」(1969年)
 ・「死霊の盆踊り」(1965年)
 ・「スモーク」(1995年)
 ・「砂の器」(1974年)
 ・「セクレタリー」(2002年)
 ・「セッション」(2014年)
 ・「宋家の三姉妹」(1997年) 
 ・「そこのみにて光輝く」(2014年)
 ・「超高速!参勤交代」(2014年)
 ・「遠い空の向こうに」(1999年)
 ・「共喰い」(2013年) (邦画)
 ・「バーバレラ」(1967年)
 ・「ハッピーエンドが書けるまで」(2012年)
 ・「ハドソン川の奇跡」(2016年)
 ・「バルフィー!人生に唄えば」(2012年)
 ・「パリジェンヌ」(1961年)
 ・「ハンナ・アーレント」(2012年)
 ・「ひきしお」(1971年)
 ・「美女と野獣」 (2014年) 
 ・「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」(2012年)
 ・「ボギー!俺も男だ」(1972年)
 ・「舞妓はレディ」(2014年)
 ・「幕が上がる」(2015年)
 ・「モネ・ゲーム」(2012年)
 ・「モンパルナスの灯」(1958年)
 ・「やかまし村の子供たち」(1986年)と「カルテット!人生のオペラハウス」(2012年)
 ・「ゆりかごを揺らす手」(1992年)
 ・「歓びを歌にのせて」(2004年)
 ・「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」(2012年)
 ・「ラ・ラ・ランド」(2016年)
 ・「6才のボクが、大人になるまで」(2014年)



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「歓びを歌にのせて」

2017-04-11 08:43:19 | 映画雑記
 「歓びを歌にのせて」(「Så som i himmelen」、英「As It Is in Heaven」、2004年、スウェーデン)
   監督 ケイ・ポラック
   脚本 ケイ・ポラック
   撮影 ハラル・グンナル・ポールゴール
   音楽 ステファン・ニルソン
   出演 ミカエル・ニクヴィスト
       フリーダ・ハルグレン
       ヘレン・ヒョホルム

 一流の指揮者ダニエルは8年先までスケジュールが決まってる生活に疲
れ果て、心臓麻痺を起してしまう。
 リタイアしてスウェーデンの寒村に引っ越すが、教会の聖歌隊の指導を頼
まれて・・・。

 う~ん、これも良い作品ではあるけど、何だかなぁ・・でした。
 いろいろと雑念が沸いて、物語の世界に入り込めなかった感じ。
 一つは既視感でしょうね、「天使にラブソングを」とか、田舎の閉塞感の中、
謹厳実直の建前に終始する夫ともっと感情を大切にしたい妻との葛藤は「ラ
イアンの娘」に似てるし、閉ざされた世界に入ってきて調和を乱してしまうの
は「バベットの晩餐会」を連想してしまいました。
 それと、話の展開にやや不自然さも感じました。
 何度か深刻な諍いが起きても、その後の練習では何事も無かったようにし
てる、ガス抜きにしては内容が深刻すぎる。
 僕も以前、街のイベントで練習の責任者を何年かやってた事があって、揉
めたり不満が溜まると後々までずっと根にもたれるんですよ、それをナダメ
ルのが苦労の80%。
 世界で一番、隣人との関係性が薄いと言われてるスウェーデンだからなの
かな、人の事は人の事なんでしょうか。(笑)
 もう一つ、レナが余りに不憫。
 彼女、立ち直れるのだろうか。映画なのに心配してしまうレベル。
 自然描写が美しいスウェーデン映画の特徴は本作も出ていて、自然の中
に点在する家々の様子の美しさはこの国ならではだと思います。
 ガブリエラの独唱は、彼女自身を反映してるかのようで素晴しいシーン。
 只、一番好きだったのはレナとダニエルの自転車練習シーンの微笑ましさ
かもしれません。

 見所の沢山有る作品ではあります。

 H29.4.9
 DVD
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「ラ・ラ・ランド」

2017-04-06 22:33:03 | 映画雑記
 「ラ・ラ・ランド」(「La La Land」、2016年、米)
   監督 デイミアン・チャゼル
   脚本 デイミアン・チャゼル
   撮影 リヌス・サンドグレン
   プロダクションデザイン デヴィット・ワスコ
   音楽・作曲 ジャスティン・ハーウィッツ
   作詞 ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール
   音楽監督 スティーヴン・キジツキ
   振付 マンディ・ムーア
   衣裳 メアリー・ゾフレス
   出演 ライアン・コズリング
       エマ・ストーン
       ジョン・レジェンド

 (冬)ジャズピアニストのセバスチャンはL.Aの大渋滞の高速道路で女優
    志望のミアと最悪の出会いをする。
 (春)二人は偶然に再会を果たすが・・・。

 良い作品だと思います。
 シネフィルの監督らしく随所にニヤッとさせられるオマージュが一杯だし物
語も悪くなく、ミュージカルとしての完成度も高い、そして、終了後の余韻もち
ゃんと有る。
 そりゃ、F・アステア&G・ロジャースやジーン・ケリーのような華麗なステッ
プ、ダンスに較べれば見劣りはするけど、最初から監督は売れないジャズピ
アニストと女優の卵という設定を重視し完成度を求めていないと言う事なの
で、納得出来ます。
 色彩設計も人工的な「シェルブールの雨傘」よりナチュラル志向でコントラ
ストと調和はとれてると思う。
(序盤の共同生活してる廊下の壁とかモロ「シェルブール~」ですが)
 なのに、何なんでしょうね、観賞後「悪くはないのだけど・・・」とテンションが
上がり切らないのは。
 終わり方がアレなのは、映画会社のロゴに「The End」の懐かしさで中和し
てるから問題ないと思うし、オマージュした「シェルブールの雨傘」のエンディ
ングは充分、余韻に浸りきれて素晴しいのだから終わり方ウンヌンの問題じ
ゃないと思う。
 ナンバーだって、それなりに良い曲だし「ピーターパン」を連想する博物館
のダンスシーンも、如何にもミュージカルって感じで素敵なんですよね。
 結局、突き詰めれば「レ・ミゼラブル」と同じでナンバーが平均的で突出し
たものがないと言う事、この作品のメイン・ナンバーは「City of Stars」だと思
うけど、「ウエストサイド物語」の「Tonight」、「サウンド・オブ・ミュージック」の
「ドレミの歌」、「マイ・フェア・レディ」の「踊り明かそう」のようなインパクト、親
しみやすさに程遠く、二人のダンスも監督の狙いで古いスターの劣化版でし
かない。
 ミュージカルがクリアすべきレベルに達してるけど突き抜けてはいない。
 音楽もダンスも80~90点辺りで綺麗にまとめてるだけ、物語で役者が幾
ら頑張ってもミュージカルの根本が突き抜けてないからミュージカル映画とし
て平均点の上止まり。
 結局、行き着いた結論はそこでした。
 確かに今の時代、昔のように世界中の人々が口ずさむような曲が出にくい
のは解りますが、近年だって「オペラ座の怪人」やインド映画「恋する輪廻 オ
ーム・シャンティ・オーム」のようにキャッチーで一度聞いただけで忘れられな
くなる曲を持つミュージカルは有るんです。
 ふっと口ずさんでしまうメロディ、つい真似したくなるステップ、難しいのは重
々承知の上、長く残るミュージカルとそこが違うと思いました。

 エマ・ストーンとライアン・コズリング。
 初見のエマ、上手いと思うけどオスカー獲る程の出来かと言えば、ちょっと
疑問。
 作品の中の感情、クレッシェンドとデクレッシェンドの幅に演技が追いつい
ていない気がしました、決して大袈裟に演じろという意味ではないです。
 ライアンは贔屓にしてる役者さんなので僕のハードルが高く、ソツ無くこなし
たなという印象。
 内に秘めた感情を演技としてさりげなく表現してる部分はエマより上手いと
思うけど、今迄の演技から抜けたものがあるかというと特に見当たらなかった
気がします。

 う~ん、面白かったんですけどね・・・何かが足りなかった。(汗)

※序盤の共同生活シーンで黄色いドレスの人、「エクス・マキナ」のソノヤ・ミ
 ズノだったんだ。
 全然、解らなかった、そもそも、あそこに東洋系ハーフが居た事すら気付か
 なかった。(汗)
 「エクス・マキナ」の時は完全に日本人顔だったから油断したのかな。
 それと、スクリーンの大きさに対して席が近すぎた。最初のナンバーは絵を
 観ると字幕を追えず、字幕を追うと絵が疎かになるという失態、このナンバ
 ー辺りから慣れてきたけど、やっぱり、まだ調節し切れてなかったのかも。
 同じスクリーンで二度目の失敗、バカは懲りないと自覚。
※監督のデイミアン・チャゼル、シネフィルの監督というのは解った。
 このタイプでタランティーノは長命だけど、P・ボグダノビッチはピークの短い
 人だった。
 「セッション」、「ラ・ラ・ランド」の流れって、ボグダノビッチの「ラスト・ショー」、
 パロディ満載の「おかしなおかしな大追跡」によく似てる。
 チャゼルは2作目でオスカー、ボグダノビッチは3作目の「ペーパー・ムーン」
 でオスカー、でも、ボグダノビッチはそこで終わっちゃった、気を付けないとね。

 2017.4.1
 TOHOシネマズ日本橋
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「タレンタイム~優しい歌」

2017-04-05 00:03:33 | 外国映画
 「タレンタイム〜優しい歌」(「Talentime」、2009年、マレーシア)
   監督 ヤスミン・アフマド
   脚本 ヤスミン・アフマド
   撮影 キョン・ロウ
   音楽 ピート・テオ
   出演 パメラ・チョン
       マヘシュ・ジュガル・キショール
       モハマド・シャフィー・ナスウィップ
       ハワード・ホン・カーホウ

 個人的には題材の一部に共通性の有る「シング・ストリート 未来へのうた」
の何倍も印象に残った。
 それはイギリスの青春群像よりアジアの青春群像の方に親近感を感じただ
けかもしれない、それでも他民族、多宗教、日本では考えられない複雑さで
はあるけれどイギリスの若者達の悩みより、同じアジアの空気を吸ってる僕
にはマレーシアの若者達の方にシンパシーを感じました。

 タレンタイム(タレント・タイムと訳すのかな)、日本で言えば文化祭の選ば
れた人達による芸能コンテスト。歌、楽器、踊りそれぞれの得意技で少人数
競技会を行い優勝者には賞金も出る。
 そこで優勝を目指す生徒達とサポート役、その家族達を描く群像劇。

 同じアジア人なのにアジア人って欧米系より識別が難しい。(汗)
 始めから幾人もの主要人物が順繰りに登場してくるのですが、殆ど誰が誰
やら状態、漸く30分くらい経って主要人物達の区別がついてきた感じ。
 その辺、初めて観る他国の人用には出来てないし、シーンの繋ぎも欧米は
元よりインドに較べても雑に感じます。
 でも、識別がつくようになりリズムも掴めた後は良かった。
 マレー系、華僑系、インド、パキスタン系、イスラム、ヒンドゥ、仏教、キリスト、
多種多様な人種と宗教が混在するマレーシア。
 これを見ると日本人は実に偏狭だなと感じてしまいます。
 宗教が違えば恋もままならぬ、隣人との付き合いもそれが見えない幾つも
の壁となって現われ、四方八方に拡がってる、この複雑さを日本人は頭で理
解できても肌身に感じる事は出来ないと思います。
 映画もマレー語、英語、中国語、タミル語(インド)が入り乱れてる。(中国語、
タミル語は字幕では〈 〉で表示されますが、意思疎通に不自由しない辺り、
一種のファンタジーなのかも)

 この作品、欧米の作品に較べれば洗練さに於いて程遠い、でも、ファンタジ
ック、理想ではあるけど訴える力は強い、観た後、心の何処かに少しだけでも
暖かく優しいものが充たされる。
 異教徒の恋人達の目の前でオムツ姿の赤ん坊たちが思い々々に遊んでる
シーン、赤ん坊たちには宗教や民族の壁なんかない。
 インド映画の「PK」に似て民族、宗教の壁を乗り越えようという理想が、この
作品には有ります。
 それこそが理想に過ぎなくても、今現在の私達の世界に必要な寛容なので
はないでしょうか。
 素晴しい作品だと思います。

 ・映画紹介
  http://www.moviola.jp/talentime/ 公式
  登場人物の繁雑さは、これを見ておくと把握しやすいのだけど、書き過ぎ
てる部分もあるような。
  僕は迂闊にもハフィズがムルーにバラすまで気付かなかったし、映画もそ
う作ってたと思う。
  (もう一度観ないと解りかねるけど、ハフィズが「安全運転で!」と最初に
声を掛けるシーンはミスリードを狙ってたんじゃないかな(笑))
  予告編、歌は「Angel」の方が好きだけど、「I Go」の二胡が奏でるメロディ
ーを聴くとウルウルしてしまいます。(汗)

※主要登場人物たちの半分は、どうやって金が廻ってるのかまるで解らない、
 だから僕はファンタジーが入ってると思ってます。(言語部分や上手く行きす
 ぎの所も含めて)
※登場人物の中に死神のメタファといえる人物が登場しますが余り必要と思
 えなかった、あの果実、マレーシア、イスラムに於いては何か特別の意味が
 有るのか・・・僕には解りませんでした。
※「春の感涙祭」向きの作品でした、1週間早まった。(笑〜でも、次の週末、
 まだ、やってるか分からないし)

 2017.4.2
 シアター・イメージフォーラム
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映画手帳 2017年1月~3月

2017-04-01 00:00:00 | 外国映画
 ☆新作 ※再見

   (1月)
※「映画に愛をこめて アメリカの夜」、「アルマゲドン」、
「山の郵便配達」(TOHOシネマズ日本橋)、「山椒太夫」(角川シネマ新宿)、
「ブラウン・バニー」、「西鶴一代女」(角川シネマ新宿)、
「ネバーエンディング・ストーリー」、「シング・ストリート 未来へのうた」
「仕立て屋の恋」

   (2月)
「アラバマ物語」(TOHOシネマズ日本橋)、「マイネーム・イズ・ハーン」

   (3月)
☆「バンコク・ナイツ」(テアトル新宿)、「人魚伝説」、
「ミッドナイト・イン・パリ」、「僕の村は戦場だった」、
「西部戦線異状なし」、「マイ・インターン」


1. 「山の郵便配達」
1. 「西部戦線異状なし」
3. 「西鶴一代女」
4. 「ミッドナイト・イン・パリ」
5. 「山椒太夫」
6. 「マイネーム・イズ・ハーン」
7. 「アルマゲドン」
8. 「アラバマ物語」
9. 「僕の村は戦場だった」
10.「マイ・インターン」
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「マイ・インターン」

2017-03-29 00:12:24 | 外国映画
 「マイ・インターン」(「The Intern」、2015年、米)
   監督 ナンシー・マイヤーズ
   脚本 ナンシー・マイヤーズ
   撮影 スティーヴン・ゴールドブラット
   音楽 セオドア・シャピロ
   編集 ロバート・レイトン
   衣装 ジャクリーン・デメテリオ    
   出演 ロバート・デ・ニーロ
       アン・ハサウェイ
       レネ・ルッソ
       アンダーズ・ホーム

 定年退職後の自適生活も妻に先立たれ生き甲斐を見出せずにいるベン、そ
んな時、町でシニア・インターン(老年新入社員)募集の広告を見つける。
 会社は若き起業家ジュールスが経営する服飾通販会社、自宅で一人で始め
た事業は順調に発展、1年半で200人を超える社員を抱えるまでになってい
た。

 昔読んだ、堺屋太一さんの「豊臣秀長」にも有りましたね、急成長の為、人材
不足で内部はいつもテンテコ舞いって。
 面白い作品だと思います、特に女性にはウケがいいんじゃないでしょうか、僕
の評価も諸手を挙げてとはいかないけど悪くはないです。

 で、何時もの事ながらグチグチと。(笑)
 ・Aは才能有るビジネスマン、仕事も家庭も八面六臂の行動力で頑張ってる、
Bは子供を抱え家事、幼稚園の往復だけの単調な毎日、Aが忙しくゆっくり夫
婦の会話も出来ない、そんな閉塞感からフッと浮気に走ってしまい・・・。
 Aが男、Bが女なら結果も含めて映画100年の歴史に掃いて捨てる程有る
話、この作品は単にA、Bの性を逆にしただけで、そう考えれば話自体に目新
しさは殆どない。
 ・この物語、大人用の「ドラえもん」。(笑)
 違うのは、ジュールスがのび太と正反対の超有能でベンのドラえもんも便利
なグッズを出す訳じゃない。
 でも超有能だろうと何だろうと仕事を過剰に抱えれば余裕は無くなり、心のど
こかで悲鳴を上げてる、そんな時に現れた年寄りのドラえもん、大人用だから
便利グッズは使わないで的確なアドバイスでサポートしてくれ、全てがメデタシ
メデタシ。
 万能の神様みたいなドラえもんが傍に居るのなら、話は鬼に金棒です。
 ・この作品のヒロインを演じたA・ハサウェイ、顔芸一つで映画1本こなしまし
たね。
 ちょっと一流の役者として如何なものかと・・・、TVじゃないんだから。
 遣り過ぎるからあざとく感じてしまい、同じ顔芸が目立ってた「世界一キライ
なあなたに」のエミリア・クラークよりも印象悪いです。(エミリア、チャーミング
だし~男は美人より可愛げのある方が好き(美人は3日で飽きると言うから))
 
 と、いろいろ書き散らかしたけど最初に言ったように作品は面白く、飽きる事
はないと思います、後味も宜しい。
 誰にでもお薦め出来る作品。
 グチグチは個人的ガス抜きと思って下さい。(汗)

※公園で太極拳って「ノッティングヒルの恋人」でも出てきたけど、欧米の日常
 風景なんだろうか、それとも中国市場への戦略?
 「寿司は水銀が心配」みたいな台詞、挨拶に「サヨナラ」を使う事で日本向け
 は帳消しなのかな。(笑)
※序盤でジュールスは時間節約の為、オフィスを自転車で移動してるけど、話
 が本筋に入ると歩いて移動してる。
 つまり最初の疾走状態から地に足を付け、迷いながらも着実に歩を進めてる
 って事なのかな。
※原題だとデ・ニーロがメイン、邦題はハサウェイをメインとして女性向けにア
 ピールしたかったのでしょう。
 どちらが主役かと言えば、やはり原題でしょうね。(大差ないけど)

 H29.3.26
 DVD
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「西部戦線異状なし」

2017-03-23 23:57:08 | 外国映画
 「西部戦線異状なし」(「All Quiet on the Western Front」、1930年・米)
   監督 ルイス・マイルストン
   原作 エーリヒ・マリア・レマルク
   脚本 マクスウェル・アンダーソン
       デル・アンドリュース
       ジョージ・アボット
   撮影 アーサー・エディソン
   音楽 デヴィッド・ブロークマン
   出演 リュー・エアーズ
       ルイス・ウォルハイム
       ラッセル・グリーソン

 長年、後回し後回しにしてきた「西部戦線異状なし」、もっと若い時、10代の
頃に観ておきたかったと今更ですが後悔しています。
 勿論、今の歳で観ても文句なしの傑作ですが、感受性の強い時ならば衝撃
はもっと強かっただろうと。

 第一次世界大戦が勃発、教師は熱に浮かされたように祖国愛を生徒たちに
訴え軍へ志願させる。
 高校を出て戦場へ駆けつける若い兵隊、そこで見たものは苛烈極まる現実
だった・・・。

 1930年の作品ですから今から見ればシーン、カットの繋ぎが粗っぽいので
すが、そんな事が些細な事に思える程、強く訴えてくるものがあります。
 流石、1世紀近く経っても反戦映画の傑作と言われ続ける作品でした。
 内容も戦場の現実と虚しさ、無意味なまでの殺し合いを描いたものだから、
僕なんぞがあーだこーだ言う気も起きない、でも、それでは記事がここでお終
いになっちゃうので、無理矢理、テーマと離れた事を2,3書いておきます。
 ・「イントレランス」もそうだけど人件費がメチャ安だからか人海戦術が凄まじ
  い。
  突撃からの白兵戦はコマ落しで撮影してるようで、有り得ないほどのスピー
  ド感、それが却って殺し合いにリアル感を与えてて凄い。(翌日、昼食時に
  一部見た「スターリングラード 史上最大の市街戦」では逆に白兵戦をスロ
  ーモーションで見せるのですが、あざとくて興醒めしました)
 ・飛行機が少ない時代、戦場から離れていれば物資・食糧不足は有っても呑
  気で居られたのが第二次大戦と違うなと。それ故、休暇帰省した時の異邦
  人感が鮮烈。
 ・これだけの有名作、映画ファンを何十年もやってればどうしても何処かでラ
  ストを知ってしまう。
  でも結末を知ってるとか殆ど関係なかったです。
  只、蝶の存在は忘れてた・・「みじかくも美しく燃え」と重なり、個人的ですが
  蝶々が死亡フラグになってしまいました。(汗)

 ダラダラ書いてしまいましたが、興味が有る方は是非一度ご覧になって下さ
い、こういう作品は観るのが一番。
 最初から登場人物が多くて誰が誰やら混乱しますが気にせず観ていれば、
3,4人以外は誰が誰やら状態でも余り関係ない事に気付くんじゃないでしょう
か。
 最前線で死体の山を築くのは名のある高級将校ではなく無名の兵隊たちな
のだから。
 その一人一人に親兄弟、妻、子供たちが居て掛け替えのない息子、夫であ
ろうと戦場でぶつかり合えば動く駒、動く標的にすぎなくなってしまう。
 そして「西部戦線異状なし」・・・なのです。

※連休に「僕の村は戦場だった」、「西部戦線異状なし」を観て、これで観るべ
 きと思っていた戦争映画必修作品は概ね片付いたかな、あと気になるのは
 選択科目という感じの「第十七捕虜収容所」と「攻撃」が残ってるくらい。(観
 てない戦争映画はゴマンと有るけど、個人的に「観ておかなきゃ」という作品
 はもう殆ど無くなりました)

 H29.3.20
 DVD
  
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春ですね

2017-03-23 22:39:17 | 雑記
 気が付けば21日(火)に桜が咲いてました、只、その後が続かず未だほんのチラホラ
 って感じです。

 見上げれば 桜花一輪 春来たる

 桜咲いたか まどろみ破る 人の声

 ・う~ん、一句目は「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」の盗作だな、こりゃ・・・。(汗)
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近況報告

2017-03-18 22:29:16 | 雑記
 先週の9日に風邪っぽくなり気を付けてたのですが11日には肺炎の自覚症状、
12、13日辺りはどうなるかと思ったけど何とか軽度と中度の境辺りで踏みとどまってくれたみたい。
 毎日、仕事を終え食事したら布団へ直行という日々でしたが漸く17日から痛みが半減、快方に向かい
だしたみたいです。
 この連休は映画のDVD観る以外は寝てようかと。(笑)
 12日にも映画は観たのですが(汗)、流石に記事書く余裕はなくて保留にしてあります。
 今日、明日辺り「ラ・ラ・ランド」行く予定だったけど来週以降となりました、残念。(笑)

 今日、TUTAYAへ行ったのだけど決めきれずまとめ借り。
 それはいいとして5本目のタイトルを失念してしまい、結局、別のを借りてしまいました。
 記憶で「ピカレスク」だろうと思ったら「バーレスク」だった・・・。(爆)

 さて、今日も早目に寝るとしましょう、尤も横になりながら「オーム・シャンティ・オーム」の
続きを1時間くらい観るつもりですけど。

 皆さまも暖かさに油断されませんように、お身体に気を付けてお過ごし下さい。
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インド映画番付 H29.2現在

2017-03-11 15:52:53 | 雑記
 番付作るほど観てないのだけど。(笑)
 取り敢えず8勝1敗の8勝の方だけで。

     東                    西
 きっと、うまくいく      横綱  恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム
 PK              大関  マダム・イン・ニューヨーク
 女神は二度微笑む    関脇  バルフィ!人生に唄えば
 マイネーム・イズ・ハーン 小結  めぐり逢わせのお弁当
 -------------------------------

 「きっと、うまくいく」>好き度で言えばオールタイム第3位と言ってもいいくらい。
             とにかく、脚本が素晴しいし、観た後の爽快感が最高。
 「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」
            >シャンティにイイトコ見せようとするシーンなんて半分でいいし、
             他も、もう少し短く出来ると思うけど、嵌る人には猛烈な中毒性が
             ある。
             何より主要ナンバーにハズレ無しというのが凄い。
             ナンバーのレベルと高打率は「ウエスト・サイド物語」、「サウン
             ド・オブ・ミュージック」、「オペラ座の怪人」と並ぶ四天王と個
             人的に思ってます。
             歌と踊り満載のマサラタイプ完成品と言ってもいいくらいで、これ
             を超す作品は中々、難しい気がする。
             楽しさ、面白さは今年、宝塚星組のプレお披露目で上演され好評だ 
             った事でも、有る程度、保証されてるのでは。
             飲んで踊って、クラッカーと紙吹雪乱舞の「マサラ上映」、一度、
             経験してみたいですね。(笑)
 「PK」       >同じ監督だから、主題に対するアプローチは「きっと、うまくいく」
             と似た感じだけど、主題が「神と信仰」というデリケートな分、こ
             ちらの方は「毒」がある。
             河豚も毒持ちだから美味いというか癖になる。(金ないから無理だけど)
             DVD出たら、しっかり何度も観直したい。
             ヒロインは「きっと、うまくいく」よりチャーミング。
 「マダム・イン・ニューヨーク」>
             ヒロインのシャシが品があって美人で魅力的。(そのお歳には全然見え
             ない)
             散々、焦らしてやっと顔を見せるオープニング・タイトルは、あの美貌
             あってこそ。(本作が10数年振りのカムバック作品ですが、インド・
             オールタイム・ベストアクトレスに選ばれる程の国民的女優さん、ちな
             みにベスト男優のA・バッチャンもチョイ役で出て来ます)
             多くの女性の共感を得てる作品。


※「マサラ上映」
  観客参加型のイベント上映。
  近頃は応援上映、アテレコ上映とか参加型イベント上映も増えてるようですが、このテの企画で最も
  成功してるのは「ロッキー・ホラー・ショー」(1975年)と30年後のこの「恋する輪廻」でしよう。
  (「ロッキー〜」は世界中何処でもだけど、「恋する輪廻」のマサラ上映は日本だけ)
  何れもノリやすい音楽と踊りがあるミュージカル・タイプ、そして茶々を入れる隙と楽しさがある。
  「ロッキー・ホラー・ショー」なんてナンセンスの塊で全編隙だらけだし、「恋する輪廻」だって真
  面目な作品とは言え突っ込みどころ満載、でも、その突っ込みを余裕で包み込むバワーと陽気さがあ
  る。
  Rock好きは「ロッキー〜」ヘ、エキゾチック・ミーハー系は「恋する輪廻」ヘGO!(笑)

  参考 「マサラ上映」の様子
      https://togetter.com/li/1042492
             
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「バンコクナイツ」

2017-03-05 18:36:31 | 雑記
 「バンコクナイツ」(2016年、日・仏・タイ・ビルマ)
   監督 富田克也
   脚本 富田克也   相澤虎之助
   撮影 向山正洋   古屋卓麿
   出演 スベンジャ・ポンコン
       伊藤仁
       川瀬陽太  

 バンコクの日本人向け売春街。
 そこで働く娼婦ラックと5年振りに再会したオザワとの関係を軸に、タイの現在を売春街からの視点で描いていく。
 そこに日本からはじき出された根なし草達と、家族の為、故郷を出ざろう得ないタイ、ビルマの根なし草の女達の世界を重ね合わせる。

 この作品、3時間も掛けて何が言いたいんだろう?
 最後の30分なんて話を終わらせる為のテキトー感満載で、只でさえ散文詩のような捉え所のない話を余計に散漫にしてる。
 自分の中で勝手に完結して人は置き去り、解る人だけ解ればいいという作品。
 日本のスナックに行って、東南アジア系のホステスの身の上話を聞けば解るような事を、映像で執拗に見せられるだけ。
 という事で、僕には時間の無駄以外、何ものでもなかったです。
 只一つ、口減らしの為、得度式に向かう行列のシーン、楽しさと哀しさをを一体としたような映像と音楽で、そこだけが印象に残りました。

※貧しい村では働き手以外、男は寺へ女は身体を売る。戦前以前1千年の日本の歴史を見るようではあるけど、何だか上から目線をロクデナシ日本人達の描写で無理矢理中和して誤魔化してる気がします。

 2017.3.4
 テアトル新宿
 
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「マイネーム・イズ・ハーン」

2017-02-19 23:58:01 | 外国映画
 「マイネーム・イズ・ハーン」(「My Name Is Khan」/「माइ नेम इज़ ख़ान」、2010年、印)
   監督 カラン・ジョーハル
   脚本 シバニ・バティージャ
   撮影 ラヴィ・K・チャンドラン
   音楽 シャンカル・イフサーン・ローイ
   出演 シャー・ルク・カーン
       カジョール
       ジェニファー・エコルス

 インドで暮らすアスペルガー症候群のハーン(イスラム教徒)、優しい母親
が亡くなり一人サンフランススコの弟夫婦の元へ身を寄せる。
 弟の仕事の手伝いをする内、バツイチ子連れのインド人マンディラ(ヒンド
ゥ教徒)と親しくなり結婚。
 マンディラは宗旨は変えず姓だけをハーン(これはイスラムの代表的な姓)
に改め独立して美容院を始めた。
 そこへ9.11のテロが起き・・・。

 予告編

 「My name is Khan. But I'm not a terrorist.
   and this is my son, he is not a terrorist」

 インド版「フォレスト・ガンプ」という趣の作品。
 只、「フォレスト・ガンプ」はアメリカの良心を通してアメリカ現代史を描いて
いく側面が有ると思うのですが、この作品は宗教・民族間の対立を描いてい
ます。
 イスラームを信仰する人達への差別に対する抗議。
 母親が子供時代のハーンに言い聞かせる言葉、「この世には良い人と悪い
人の二種類しかなく、それはどの宗教でも同じ」、単純化しすぎてるけど突き
詰めれば結局そこへ行き着くしかないのかもしれません。
 去年、公開された「PK」と趣旨は同じだと思います。
 でも、宗教差別を無垢な愛情によって克服する話で涙が出る作品だとして
も真面目に162分語られるのはチト辛い、どちらが良と言うのは無意味だけ
ど歌と笑いを混ぜて語った153分の「PK」の方が僕には響く。(「フォレスト・
ガンプ」にイマイチ乗れなかった僕だからなのか)
 それと終盤30分がうまく行き過ぎな感じがちょっとかな、これ以上尺延ばさ
れても困るけど。(笑)
 決して悪い作品じゃなく、興味と時間の有る人には見て欲しい作品なのです
が・・。

 キング・オブ・ボリウッドの称号を持つシャー・ルク・カーン、特徴ある役故の
やり易さは有るにしても、決して顔と身体だけじゃなく称号に相応しい演技力
が有る所を見せつけてくれます。
 そこに大スター特有のオーラも入って良かったです。
 ちょっと目当てだったのはシャー・ルクとの名コンビと言われるカジョール、
日本で言えば吉永小百合&浜田光男、山口百恵&三浦友和みたいな感じな
のかな、彼女が映画で演技してるのを見る事。
 シャー・ルクの「恋する輪廻」でゲストの一人としてちょこっと出てたのを見て
はいるけどダンスシーンだけだから。
 まぁ、その時もちょいとオバサンぽく見えたけど、あれから3年後のこの作品、
歳相応な感じがしてしまいました(汗)、が、演技力は流石だったと思い
ます。(シャー・ルクとは10歳違いなんだけど同年齢位にみえた~シャー・ル
クが若く見えるんだけどね)
 でも、フィルムフェア賞(インドのアカデミー賞)は出番の少ないママジェニー
を演じたジェニファー・ニコルスに持っていかれちゃいましたね、残念。

 この作品も「PK」も事件を起こすのはイスラム教徒という共通点が有る、ヒ
ンドゥ教徒の多いインドだからだろうけど、2作続けて同じだとちょっと考えてし
まいます、両作とも宗教間の争いを批判してる作品だからこそ。(この作品は
主人公の台詞が引っ掛かってイスラム側から上映差し止めの裁判が起きてる
~ちなみに「PK」はヒンドゥ教徒から同趣旨の裁判を起こされてます)
 それと「イスラム教徒の大多数は善良な人々」と言うのは間違ってないと思
うけど、大きなテロを行うのは決まってイスラム教徒という事実もある。
 搾取する側される側、それにキリスト教とイスラム教の因縁(元を正せば枝
分かれした同根なのに)諸々が重なってるのは何となく解るけど、被害者意
識の強いモスクの一部導師が炊き付けてるのも事実でしょう、傍から見ると
神父・牧師より影響力が強い導師の唯我独尊を何とかして欲しいと思います
ね。
 僕の住まいから50mも離れてない所に小さいモスクがあり、今は(出来た
頃はトラブルが多々有ったし、僕もモスクへ抗議に行った事がある)穏やか
に共存、交流していてイスラム系のTV局が取材に来たり事件が起きるとNH
Kが取材に来てたりするけど、もし日本人が多数巻き込まれる事件があれば
この雰囲気も一変するでしょう。
 この作品でも描いてるように暴力は八つ当たりの暴力になって無関係な人
々にハネ返る。十字軍だのジハードだの神軍だの、神の名を勝手に合理化し
た自分達の欲望、願望に過ぎない、そんな事で自分の生まれ育った町が荒ん
でいくのは見たくないです。

 何だか(いつも)話が支離滅裂になってしまいました。(汗)

※シャー・ルク・カーンは名前通りイスラム教徒、奥さんのガウリーはヒンドゥ
 教徒、この作品と同じでお互いの宗教を尊重する事で夫婦仲は上手くいっ
 てるみたい。
※Khan、英語スペルは同じなのにシャー・ルクはカーンでタイトルはハーン、
 混乱を避けたのだろうか?(笑)
※これでインド映画は8勝1敗、日本人に合いそうなのを厳選して輸入した結
 果とは言え驚くべきスコア。

 2017.2.19
 DVD
 劇場未公開
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