褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 宝塚記念の予想(2021)

2021年06月27日 | 競馬予想
宝塚記念の予想
 上半期のGⅠレースである宝塚記念。ここまでの俺はGⅠレースでは皐月賞しか的中していないていらく。そんな鬱憤を晴らすべく上半期最後のGⅠレースは安全策で的中させる。展開は内枠に逃げそうな馬が2頭いるが、スピード、折り合い面を考えると2番のレイパパレの方が逃げるか。気になるのは大外13番のキセキ。もしかしたらこの馬も暴走するかもしれない。この馬が折り合いが付かないとかなりのハイペース。宝塚記念はハイペースになることが多いレースだが、いずれにしろレイパパレの逃げるペースなら早めのペースになるだろう。しかも、4コーナーを回る頃には7番のクロノジェネシスも早めに捲るとなると先行馬にはかなりきつい展開になりそうだ。差し馬有利とみて馬券を組み立てる。

◎ 10 カレンブーケドール
〇  9 アリストテレス
▲  7 クロノジェネシス
▲  8 カデナ
△  2 レイパパレ
△ 11 モズベッロ
△ 13 キセキ
×  1 ユニコーンライオン
× 12 ミスマンマミーア

 俺の本命は10番のカレンブーケドール。GⅠレースどころか未だに重賞すら勝ててない馬。しかし、牝馬ながらタフなレースになった天皇賞(春)で3着に食い込むなどトップレベルの馬であることは確か。個人的にも好きな馬であり、応援したくなる馬。なんとかここでタイトルを獲って欲しいという願望を込めて本命に推す。自在性のある馬だから位置取りは中団ぐらいか。前走の天皇賞(春)は早めスパートで最後は脚が上がってしまったが、引き続き名手戸崎騎手が手綱を取るのだから前走と同じ轍は踏まないはず。スパートのタイミングを見計らって初のビッグタイトルを制覇する。

 対抗には9番のアリストテレス。昨年の菊花賞はコントレイルと大接戦の2着だったが、あのレースはコントレイルにしてもステイヤーではないし、しかもあの手応えで差し切れないところを見ると、どうやらこの馬の適性は中距離、今回の2200Ⅿなら更に前走の天皇賞(春)よりも舞台は合う。この馬も位置取りは中団ぐらいになると思うが、ハイペースになりそうなのでこの馬向きの流れになると思う。この馬もGⅠレースを勝てたないが、宝槻記念はGⅠレース初制覇というのが多いレース。ここはカレンブーケドールと同様にこの馬にもチャンスだ。

 単穴には2頭挙げる。
 まずは7番のクロノジェネシス。昨年のこのレースをブッチギリ、そして有馬記念もブッチギリ。現役最強馬と言っても過言ではない。ドバイシーマクラシックが力は見せたが結果が伴わなかっただけで、能力オチはみられない。しかし、今まで乗ってきた北村友一騎手からの乗り替わりでルメール騎手というのが果たしてどうか。レース自体においてルメールが乗るのだからマイナスになると思わないが、調教の点で気にはなる。仕掛けのタイミングが遅いルメール騎手だが、この馬の勝ちパターンは4コーナーで早めに捲るレース。その点でこの乗り替わりは少し心配だ。そんな心配は杞憂に終わる可能性が大だが、信頼して本命にまでは挙げずらいのも確か。それでもこれ以上は評価を下げられない。

 次に8番のカデナ。13番のキセキが暴走しての超ハイペースになったら突っ込んでくる穴馬がコレ。前走の安田記念はベストの距離ではないのに最後はよく追い込んだ。馬群の中からでも怯まずに伸びてくるし、今回も外を回さずに不利を承知でインを突いて伸びてくればチャンスある。安田記念よりは今回の方がこの馬には舞台設定が合う。あくまでも展開次第のところはあるが、この馬に勝たれても驚けない。

買い目 三連単フォーメーション
1着 10
2着  2、7、8、9、11、13
3着  1、2、7、8、9、11、12、13

買い目 三連単フォーメーション
1着 7、8、9
2着 10
3着 1、2、7、8、9、11、12、13

買い目 三連単フォーメーション
1着 9
2着 2、7、8、11、13
3着 10                            合計 68点
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映画 傷だらけの栄光(1956) 台詞が身に染みる 

2021年06月23日 | 映画(か行)
 ハリウッド映画のお家芸であるボクシング映画。多くの人はボクシング映画と聞いて思い浮かべるのはシルベスター・スタローン主演の役名がそのままタイトルになったロッキー(及びそのシリーズ)。今の40歳代以上の男性にとって、ロッキーは憧れであり、疲れ切ったオジサン達のハートを奮え立たせる存在であるが、実はボクシングの世界王座としてロッキーは実在した。そんなロッキーこと元ミドル級世界チャンピオンであるロッキー・グラジアノの半生を描いた映画が今回紹介する傷だらけの栄光。主演のポール・ニューマンは本作を切っ掛けに一躍スターダムの座を駆け上がる。
 ロッキーもそうだが、凡そボクシング映画なんてものは社会の底辺から一気に世界チャンピオンに成り上がるパターンが多い。貧乏人でも金持ちになれるアメリカンドリームを表現するのにボクシングというのはうってつけ。本作もまさにそんなボクシング映画の王道を見れる。

 さて、ストーリーも楽しめるが、それよりも本作の原題であるSomebody Up There Likes Me(天の誰かが俺を好いている、ぐらいの意味)の台詞が身に染みるストーリーの紹介を。
 少年時代から窃盗、暴力を繰り返していたロッキー(ポール・ニューマン)は少年院に放り込まれては脱走を繰り返し、刑務所にぶち込まれてもトラブルを引き起こし、軍隊に放り込まれても脱走する。元々パンチ力のあったロッキーにボクシングの素質を見出していたのが刑務所の刑務官。刑務官にボクシングを勧められ、嫌々ながらもボクシングのトレーニングをする。
 そんなかいもあって刑務所を出てボクサーになると、デビュー戦から連戦連勝。これから順風満帆な人生が始まるかと思われたのだが・・・

 ストーリーの前半は素行の悪いロッキーの行いが描かれている。俺なんかは、お前なんか一生刑務所にぶち込まれてろ、なんて思いながら見ていた。しかし、そんなダメダメな奴を決して見捨てない人間も現れる。何度も挫けそうになったりするロッキーが、なぜ世界チャンピオンまで登りつめることができたのか。そんなことを考えながら本作を観ると、こんな私でもきっと誰かに愛されているなんて思えるはずだ。そして、ロッキーが最後に語る原題にもなっている台詞『Somebody Up There Likes Me』が、困難にぶち当たっている人間、暗闇の真っ只中にあるこの世界にたいして、希望の灯になっていることに気付く。
 編集及び構成が巧みなおかげで話がテンポよく進むので観ていてダレルことはないし、それでいて丁寧にロッキーの半生が描かれている。ちょっと残念なのが、すでにポール・ニューマンが少しばかり年を食っているのが気になるし、それ以上に対戦相手のチャンピオンが老けすぎていること。よって肝心のボクシングシーンにおいてハラハラドキドキ感みたいなのが削がれてしまっている。しかし、そんなものを補って余りあるのが何度も繰り返すが『Somebody Up There Likes Me』の台詞の素晴らしさ。たまに英語において感動的な言葉を目にしたり、聞いたりすることがあるが、俺もこの台詞は完璧な英語の発音を駆使して、ちょっと格好をつけたくなった時に使うことに決めた。
 かなり古い映画だが、ボクシング映画がなぜこれほどまでに多く撮られ、そして好きな人が多いのかが理解できる傷だらけの栄光を今回はお勧め映画として挙げておこう

 監督はウェストサイド物語サウンド・オブ・ミュージックといった名作ミュージカルを撮ったロバート・ワイズ。観終わった後に人種差別について考えさせられるサスペンス映画拳銃の報酬がお勧めです。

 
 
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競馬 安田記念の予想(2021)

2021年06月05日 | 競馬予想
 マイルのGⅠレースである安田記念。マイルの距離ならアーモンドアイよりも強いと思えるグランアレグリア。相手関係も含めて死角がまるでないので本命はこの馬で仕方がない。しかし、先週の日本ダービーで改めて競馬に絶対は無いってことを確認させられた。もしグランアレグリアが負けるとしたら、この馬よりも前の位置を取れそうな馬。それらの馬を単穴▲候補に挙げる。

◎ 5 グランアレグリア
▲ 1 サリオス
▲ 6 ダノンプレミアム
▲ 7 ラウダシオン
△ 8 インディチャンプ
△11 ダノンキングリー
△12 ケイデンスコール
×10 カデナ
×13 シュネルマイスター
×14 カテドラル

買い目 三連単フォーメーション
1着 5
2着 1、6、7、8、11、12
3着 1、6、7、8、10、11、12、13、14

買い目 三連単フォーメーション
1着 1、6、7
2着 5
3着 1、6、7、8、10、11、12、13、14            合計 72点
 
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映画 ヒーロー/靴をなくした天使(1992) 本当のヒーローとは何か?

2021年06月03日 | 映画(は行)
  目立ちたがり屋に多く見受けられるのが、やたら英雄(ヒーロー)に成りたがる者。ただ今の時代において様々なSNSを利用して自分自身で発信する者が多いが、その中には自分を等身大以上に見せかけようとして嘘やハッタリを並べてヒーロー気取りの輩を見受けられる時がある。そもそもヒーローなんて成ろうと思ってなれるものではない。ここぞという時に現れるのがヒーローなのだ。
 大人になってしまった男性の中には少年の頃には、僕も大きくなったら英雄(ヒーロー)になるんだ!なんて叫んでいた人も多いと思うが、果たしてヒーローって何だろう?そんな疑問を少しだけ解決できた気分になれる映画が今回紹介するヒーロー/靴をなくした天使

 今こそヒーローの出現を待ち望まれているのだが、残念ながらヒーローが生まれにくい状況であるのも確か?そのように考えるとなんだが絶望した気分になったりするが、本作を観ると少しばかり明るい気分になれる。それではストーリーの紹介を。
 ちんけな詐欺師であるバーニー(ダスティン・ホフマン)は離婚した元妻と暮らしている息子と会うために廃車寸前の車を運転していたのだが、目の前で飛行機が墜落。嫌々ながらも乗客を救出して、早く息子に会いたいためにその場をそそくさと去っていく。
 しかしながら、墜落した飛行機の乗客の中にいた敏腕女性レポーターのゲイル(ジーナ・デイヴィス)は自分を含め、乗客全員を助け出した謎のヒーローを探し出すために、マスコミを挙げて賞金100万ドルをチラつかせる。たちまちカネの必要に迫られたバーニーはその報道を知ってニンマリするのも束の間、なんとホームレスのババ(アンディ・ガルシア)がヒーローとしてテレビに写っており、世間から大人気を得ていた・・・

 とにかく何をやっても上手くいかないダスティン・ホフマン演じる詐欺師のダメっぷりが笑える。目の前で飛行機が墜落してしまう不運さも笑えるが、せっかく訪れた英雄(ヒーロー)になれるチャンスを逃してしまう半端ないツキの無さが笑える。今まで俺は自分の運の無さを嘆いていたが、実は俺って幸運じゃんなんて思えたきた。
 しかし、ショボい詐欺師もそうだが、嘘つきのホームレス、私利私欲で動く女性レポーター等、ロクでもない登場人物ばかり出てくるので、ヒーローを探し出すのが困難だったのだが、本作の台詞で明快にヒーローが何処にいるのかを教えてくれる。意外にもヒーローって近くに居ることを知ることが出来るし、ヒーローとは何か?そしてヒーローの存在価値まで教えてくれる。そして、噓八百をSNSを使って流しまくる愚か者のおかげで人間不信に陥ってしまっている人も居ると思うが、そのような人たちに対して、これからの生き方を教えてくれるので非常に有難い。
 基本的にはハートフルな気分になれるのだが、都合よくヒーローを生み出したり、逆に突き落としたりするマスメディアに対する皮肉が描かれている点も本作の素晴らしいところ。ハリウッド映画ってエンタメの中に社会性を入れてくるのが本当に上手い。
 そして、本作のオチが端的だが凄い。それまでは感動的にヒーローという物を描きながら、貴方は本当にヒーローになれますか?と問いかけられてるような結末はインパクトがある。この問いかけに対して何の迷いも躊躇もなくイエスと答えることが出来れば、貴方は間違いなくヒーローに成れる。
 財布やそして靴などの小物の使い方が上手く、大まかな内容だけでなく細部に至るまで巧みな映画で、玄人も素人も唸らせる優れものである。笑えるし、感動できるし、癒される気分にもなれるし、偉そうなことばかり言っているだけの目立ちたがり屋を見抜ける方法までも知ることが出来る?映画ヒーロー/靴をなくした天使を今回はお勧め映画に挙げておこう。

 監督はスティーヴン・フリアーズ。コメディ、シリアス、社会派、文芸作品・・・等、幅広い分野において良品を撮り続ける職人気質な監督。有名なラクロ原作の古典的作品を映画化した危険な関係、詐欺師一家の予想外な顛末を描くグリフターズ/詐欺師たち、ロンドンを舞台に不法移民達が必死に生きようとする様子を描いた堕天使のパスポートをお勧めに挙げておこう。
 



 





 

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