ザ・競馬予想(儲かるかも?)

競馬予想(三連単予想)をします(主に重賞)。しかし、最近は映画の記事が多いかな?

映画 ボーン・アルティメイタム(2007) 最終決着です

2013年08月31日 | 映画(は行)
 ボーン・アイデンティティボーン・スプレマシーから続く、ボーン・シリーズ三部作の最終章(その後にボーン・レガシーなるものが登場してきたが)。ようやく自分がCIAによって作られた暗殺者であることはわかってきたが、未だに自分がCIAにリクルートされた経緯が思い出せず、何よりも自分の本名、正体がサッパリわからない主人公のジェイソン・ボーン

 そんなジェイソン・ボーンが愛する人を失った苦しみに耐え、自分が行ってきた数々の人殺しの罪の意識に悩まされながらも、ようやく自分探しの旅に終止符を打つストーリーが今回紹介する映画ボーン・アルティメイタム
 ちなみにアルティメイタムの意味は最終通告のこと。しつこく自分の命を狙ってくるCIAに対して、最終通告を叩きつける人間など世界広しと言えどもジェイソン・ボーンぐらいなものだろう。

 とにかく悲壮感漂う主人公のジェイソン・ボーンが世界中を逃げてばかりいたのでは夜もぐっすり眠れないと、自らがジェイソン・ボーンが誕生した場所へ乗り込み、最終決着をつけに行くストーリー展開とは如何なるものか。
 すっかりCIAによるトレッドストーン計画も闇に葬られようとしていたが、イギリスの新聞記者のサイモン(パディ・コンシダイン)はトレッドストーン計画の全貌を掴み、しかも新聞の一面にジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の写真を一面にでかでかと載せて、世間に公表しようとしていた。
 ボーン(デイモン)はサイモン(コシンダイン)との接触を試みようとするが、時を同じくしてトレッドストーン計画の全貌が世間に大きく知らされるとイメージダウンを免れないCIAもサイモン(コシンダイン)抹殺に動き出す。
 サイモン(コシンダイン)はCIAが放った殺し屋に銃殺され、ボーン(デイモン)はサイモン(コシンダイン)が残したメモから情報源がスペインのマドリードにあるCIA支局であることを突き止め、その場所へ向かうが再びボーン(デイモン)はCIAから命を狙われてしまう・・・

 決して自分から武器を持たずに、カミソリで向かってくる相手に対して、その場にあったタオルで対抗するなど非常に勿体ない精神に溢れた主人公に好感が持てるし、しかも格闘シーンが観ていて追いつけないほど早い。このスピード感に置いてけぼりを食らってしまうご年配の人も居そうだが、個人的には非常に斬新で面白く感じる。

 そして単なる逃亡劇に終わらず、昔からの馴染みの女の子が殺し屋に追われているのを、ボーン(マット・デイモン)が殺し屋を追いかけ、さらにそのボーン(デイモン)を地元の警察が追いかける。二重三重に張り巡らせた追いかけっこのシーンに対して、さらにモロッコの美しい背景も重なり、観光気分も味わえるアクションシーンが楽しめる。
 とにかく仲間になりそうな人間を遠くから携帯電話で指示して逃がそうとし、自らを追いかけてくる暗殺者から逃げるだけでなく、逆に暗殺者を追いかける側に回ったりで、本作でもボーン(マット・デイモン)の忙しさは相変わらずだ。

 そして本作でも後半にやってくるカーアクションシーンが激しくて楽しい。けっこう車同様にボーン(マット・デイモン)自身は血まみれで、ボロボロになりながらも、最終決着をこの場でつけるんだという心意気、悲壮感が観ている我々に伝わってくる。
 シリーズ物で三作通して面白さを維持した作品を思い出すのが非常に困難だが、ボーン・シリーズは三作通して面白く、締め方も完璧(ボーン・レガシーはとりあえず横においといて)。
 まだこのシリーズを観たことが無いという人、リアリティを感じるアクション映画を観たい人、マット・デイモンが好きな人・・・等だけではなく万人に自信を持ってお勧めできる映画です

ボーン・アルティメイタム [DVD]
マット・デイモン,ジュリア・スタイルズ,デヴィット・ストラザーン,スコット・グレン
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 監督はボーン・スプレマシーから引き続いてポール・グリーングラス。スピーディーな演出は今回も冴えまくり。同じくマット・デイモン主演のグリーン・ゾーンがお勧め。

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映画 氷の微笑(1992) シャロン・ストーンが大好きになりました

2013年08月28日 | 映画(か行)
 足を組みかえるシーンでシャロン・ストーンのあそこが見えたとか見えないとか、つまらん議論ばかり先行した感のある作品だが、なかなかスリリングな展開が楽しめるエロチックサスペンスの傑作が今回紹介する映画氷の微笑。ちなみにこの映画を観て以来、俺の最も好きな女優のナンバーワンはシャロン・ストーンが10年間死守した。見た目は非常にクールビューティーだが、触れたら火傷してしまいそうなホットさのアンバランスさが俺の気持ちを燃えさせるし、しかも頭が良くて、金髪で体つきがエロいという男からすれば最高の理想像の女。この映画を観てから暫くは、こんな良い女は何処かに居ないかな~と思わず探し回ったが、まったく居なかった。

 いきなりオープニングでエロシーンから始まって興味津々とさせておきながら、裸の女性が騎乗位の態勢で男の手をスカーフで縛ってアイスピックで滅多刺し。最初から刺激的過ぎるシーンが炸裂するが、最後までエロ、バイオレンス、サスペンス、謎々が散りばめられてテンションが全く落ちない。だいたい映画というのはエロとサスペンスが融合していたら、どんな素っ頓狂な内容でも面白く観れるとしたもの。その点では、この映画の場合はシャロン・ストーンの文句のつけようのない美貌とエロさ。おまけにマイケル・ダグラスを先頭に、馬鹿男が数人登場する展開がとにかく笑けて面白く観れる。

 さて、シャロン・ストーンの際立つエロさが堪能できるストーリーとは如何なるものか?
 元ロック・スターがベッドの上でメッタ刺しに殺される事件が発生する。この事件の捜査を担当するのがニック(マイケル・ダグラス)と相棒のガス(ジョージ・ズンザ)。捜査線上に女性推理小説作家のキャサリン(シャロン・ストーン)の存在が浮かび上がってくる。早速彼女を尋問するが、キャサリン(ストーン)はどうやらニック(ダグラス)のことを調べており、次の新作の殺される刑事役でニック(ダグラス)をモデルとして考えているし、しかもたびたびニック(ダグラス)に挑発を仕掛けてくる。

 ニック(ダグラス)はキャサリン(ストーン)を捜査続行するのだが、次第にキャサリン(ストーン)の妖艶な魅力にのめりこんでしまい、脳味噌までファックされてしまう。そんな最中でも警察署の連中が次々殺害され、ついには相棒のガス(ズンザン)まで殺害されてしまう。やっぱり犯人はキャサリン(ストーン)なのか?
ニック(ダグラス)はキャサリン(ストーン)に対して疑惑の目を向けながら、やっぱり危険を冒してキャサリン(ストーン)とのセックスにのめり込むのだが、やっぱりアイスピックが・・・

 刑事が容疑者とセックスするなんてバカだな~と話しだけ聞いていると思われるが、常にノーパン、ビーチクであることを知っており、存在自体がエロさを醸し出しているシャロン・ストーンが目の前に現れたら、マイケル・ダグラスでは無くても俺でさえ危険を承知でも、彼女の体の中に飛び込んでしまう。しかもアイスピックで刺してくれ~なんて馬鹿なことを言い出すかもしれない。

 とにかくセックスシーンは冒頭の衝撃からスリルがあるし、ヒッチコックのサイコやめまいをイメージさせる展開は楽しいし、結局犯人は誰だったかはっきりしない点が逆に何度も再見させてしまう効果がでた。ちなみに俺も4、5回ぐらい見ているはずだが、どうも色々な人物がグルになっており、キャサリンの罠に嵌ってしまっているようだ。それにしても二人の絡みはもちろん興奮するけれれど、ダンスのシーンがかなり興奮させられる。

 少々ストーリー展開は雑でもクールな表情に熱いボディを見せつけるシャロン・ストーンの魅力が堪能できる氷の微笑は男ならばシャロン・ストーンの虜になり、女性も案外エッチ好きな人が多いから楽しめる。エロいだけでなく、推理を働かせることによって普段は鍛えていない脳味噌を働かせることができるし、なんだかんだ言ってもエロい氷の微笑はお勧めです

氷の微笑 [DVD]
マイケル・ダグラス,シャロン・ストーン,ジーン・トリプルホーン
ジェネオン・ユニバーサル


 ちなみに監督はポール・バーホーベン監督。オランダ時代はルトガー・ハウアーと組んでの作品がヒットをとばしたが、正直グロさが突出していてあんまり好きでは無いのだがルトガー・ハウアー/危険な愛がお勧め。
 他にロボコッ、アーノルド・シュヴァルツネッガー主演のトータル・リコールがお勧め。そして再びオランダに帰って撮ったブラックブックもお勧め。

 主演はマイケル・ダグラス。多くの名作に出演する大スター。最近はとやかく原発の事が言われますが、そういった点ではチャイナ・シンドローム一度は観て欲しい映画。
 他にフォーリング・ダウンがなかなか面白い


 クールでホットな女キャサリンを演じるのがシャロン・ストーン。この人のお勧めはやっぱりエロシーンが入っているスペシャリスト硝子の塔でもエロいシーンを見せ付けます

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映画 望郷(1937) 男心が上手く描かれています

2013年08月27日 | 映画(は行)
 俺のカラオケの十八番の曲で長渕剛のしゃぼん玉の中で『帰りたいけど帰れない~、戻りたいけど戻れない~』という歌詞があるが、その部分は自然と俺も熱い気持ちをぶつけて歌う。まあ、俺個人のことは、はっきり言ってどうでもよく、今回紹介する映画望郷ジャン・ギャバン演じる主人公の気持ちが、まさにそれ故郷に対する熱い想いが痛いほど伝わってくる映画だ。

 内容は、遠く北アフリカのアルジェリア(当時フランスの植民地)のカスバ(現在世界遺産に登録されています)に住み着いてしまったジャン・ギャバン演じる主人公が『あ~、今すぐにでもパリに帰りて~』と嘆きまくるお話。だったら直ぐにパリに帰れば良いじゃんと思ったりするが、実はこのジャン・ギャバン演じる主人公は強盗30件以上、銀行襲撃2件も引き起こしている大悪党という設定。早い話がパリから遠くカスバに逃亡中の身。うっかりパリに帰ろうとすれば、警察から徹底マークされているために即逮捕されてしまう暗黒街の超大物だ。

 しかし、俺が見たところ、この超大物犯罪者だが非常にカスバでの生活を満喫しているように見える。カスバの住人からは非常に慕われているし、自由気ままに生活しているし、しっかり彼女もいるし、近くには海が見えて、地中海性気候だから天気も良い。そして、複雑に迷路のように入り組んだカスバの街自体が要塞の役目を果たしており、警察に捕まる心配がない。なんだかとっても羨ましい生活をしている。
 しかも、犯罪経歴だけを見ていると、とても怖そうな人物を想像してしまいそうになるが、これが実はなかなかの好人物。部下からは非常に尊敬され、義理や人情に篤く、非常に礼儀正しい。善と悪のギャップの差が激しい男だが、そんな男だからこそ望郷の念に捉われている様子が非常に切ない。
 しかも、途中から男ならば『この気持ち、わかる~!』と叫びたくなるような、ドラマチックなメロドラマが展開するのだから、たまらない

 さて、非常に特異な街であるカスバを舞台にした、哀愁漂うストーリーとは如何なるものか。
 あらゆる人種が集い(その中には中国人もいる)、路地はまるで迷路のように入り込んでおり、家々は丘陵の斜面に適当に建てられており、まるで東洋と西洋が混雑している様子が怪奇な雰囲気すら漂うカスバの街。パリで数々の犯罪を実行し、カスバの街に逃げ込んできたぺぺ・ル・モコ(ジャン・ギャバン)だが、街の住人には慕われており、東洋人のイネスという愛人がおり、部下もいるように、何時の間にかカスバの帝王のように君臨していた。しかしながら、フランスの警察やアルジェリアの警察のマークが厳しく、ぺぺ(ギャバン)が一歩でもカスバの外へ出ると即逮捕されそうな状況だ。

 次第にぺぺ(ギャバン)はカスバの生活に飽きてきて、カスバの外へ出てみたいと気が起きてくるが、そんな時にパリジャンヌのギャッビー(ミレーユ・バラン)がやって来る。ぺぺ(ギャバン)はギャッビー(バラン)にすっかり一目惚れ。しかも、パリジャンヌの彼女と話している内に益々故郷パリへの想いが募ってくる。ぺぺ(ギャバン)とギャッビー(バラン)は愛し合い、翌日2人はまたカスバの街で会う約束をする。
 すっかりルンルン気分のぺぺ(ギャバン)は再びギャッビー(バラン)がやって来るのを楽しみに待っていたのだが、待てど待てどやって来ない。ついに我慢の限界に達してしまったぺぺ(ギャバン)は自らギャッビー(バラン)に会うために、カスバの街から出てしまう・・・

 それにしても1930年代のフランス映画は哀愁が漂い、本当に胸にグッとくる映画が多い。そんな中でも本作は男心がくすぶられる傑作だ。ぺぺ(ジャン・ギャバン)とギャッビー(ミレーユ・バラン)の会話の中で、お互いがパリのあらゆる名所を言い合うシーンがあるが、これぞフランス映画の真髄を見せ付けるシーン。帰りたいけれど、帰れない気持ちが思いっきり伝わってくる名演出シーンだ。
 そして、有名すぎるラストシーン。途中までは羨ましい奴だと思って観ていたのに、そんな気持ちが一気にぶっ飛んでしまうシーン。俺の心の叫びがこの世の中において全く届かないが、そんな思いをしている男性はきっと俺だけではないはず。まさにそんな思いが凝縮されたラストシーンを観ることができる。
 男心の切なさがガンガンと響き、涙が出てこなくても心の中はびしょ濡れになってしまうフランス映画の名作望郷は男ならば絶対にお勧めだ

望郷 [DVD]
ジャン・ギャバン,ミレーユ・バラン
ファーストトレーディング


 監督はフランスの名匠ジュリアン・デュヴィヴィエ。まさにフランスらしい映画を撮る監督。他に、これまた人生の哀歓を感じさせる舞踏会の手帖がお勧め。不思議な人間の繫がりを感じさせる巴里の空の下セーヌは流れるも良い感じです。同じジャン・ギャバン主演で地の果てを行く、他ににんじんもお勧め。
 主演はフランス映画界の大スタージャン・ギャバン。顔が良いとは思えず、演技が上手いとも思わないが、とにかく渋くて、存在感で魅せる俳優。この人のお勧め作品は多数。とりあえず思いつくまま羅列しておきます。
 地の果てを行く地下室のメロディー現金に手を出すなヘッドライト夜霧の港レ・ミゼラブルわれら巴里っ子大いなる幻影(これは超お勧め)など。

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映画 少年と自転車(2011) ほとんどボロボロですが希望を感じます

2013年08月24日 | 映画(さ行)
 ひたすら社会の底辺に生きる人々を描き続けているベルギーの至宝、ダルデンヌ兄弟監督。そんな世界的名監督が日本で聞いた話をヒントに撮り上げた映画が今回紹介する少年と自転車。このような有名人が日本に興味を持っているというのが、何とも嬉しい気分にさせてくれるではないか。

 しかし、ストーリーの大半が、施設に預けられている少年の非常に衝動的ではた迷惑な行動がほとんど。我がまま、言うこと聞かない、人をバットで殴る、金盗む、ナイフで傷つける・・・等々、一見すると本当にどうしようもない問題児の少年が主人公。俺も観ていて『あ~、この少年の将来は刑務所行きだな』と暗澹たる気持ちで観ざるをえなかった。

 しかし、この主人公の少年の境遇を考えてみると、決してこの少年が好き好んで問題児になったわけではないことに気づく。今は施設に預けられているが、いつか大好きなお父さんと一緒に暮らせることを夢見ている少年。しかしながら、何時の間にやらお父さんは何処かへ消えてしまっているし、何とかお父さんの居場所を探し出してハッピーと思ったら、そのお父さんから非情な通告。
 確かにこの少年の行動は決して褒められないが、彼のやり場のない怒り、苦しみ、悲しみを考えたら誰も頭ごなしに、この少年を非難できる資格を持っている人間など居ないはずだ。

 さて、とことん駄目な人間に向かっていく少年の姿が痛々しいが、やっぱり人間って素晴らしいと感じさせるストーリー内容とは如何なるものか
 施設に預けられている11歳の少年シリル(トマ・ドレ)は自分が父親から捨てられて現実を受け容れることが出来ずに、周囲の大人たちに反抗的な態度をとり続けている。シリル(トマ・ドレ)は学校へ行く振りをして、かつて父親と住んでいて団地に行ってみるが、やはりそこには父親の姿は無く、しかもお気に入りだった自分の自転車まで無くなっていた。
 そこへ学校の先生たちがシリル(トマ・ドレ)を捕まえにやってくるが、逃げる最中に、たまたましがみついた女性サマンサ(セシル・ドゥ・フランス)と知り合いになる。
 サマンサ(セシル・ドゥ・フランス)はシリル(トマ・ドレ)の週末だけの里親になってあげるだけでなく、彼の父親探しまで手伝う羽目になってしまう。

 サマンサ(セシル・ドゥ・フランス)はシリル(トマ・ドレ)の父親の居場所を見つけ、二人で一緒にシリル(トマ・ドレ)の父親に会いに行くが、自分の事だけで精一杯の父親から『もう二度と会いに来るな』と突き放される。
 サマンサ(セシル・ドゥ・フランス)の必死の励ましにも関わらず、ますます孤独感を深めるシリル(トマ・ドレ)の行動は更に悪い方向に転がっていく・・・

 本当に少年姿を観ていたら、どうしようもなくヤバイ方向へ転がっていくので観ていてハラハラドキドキさせるし、印象ほど退屈せずに観ることができる。しかし、この映画は少年の悪ガキぶりがメインであるのは確かだが、個人的にはそれ以上に偶然にも里親になってしまうサマンサ(セシル・ドゥ・フランス)の行動が印象的だった。
 少年以外にも、少年のダメ親父、とんでもない不良グループのリーダーなど、本当にどうしようもない人間が登場するが、そんな中で聖母マリアみたいな存在なのがサマンサ(セシル・ドゥ・フランス)。この女性が本当に優しい。せっかく彼氏が居てラブラブなのに、まるでそんな幸せな生活に邪魔するかのように悪童シリル(トマ・ドレ)が入り込んでくる。しかも、この悪ガキは彼女の言うことは聞かないし、挙げ句の果てに、彼女をナイフで刺して怪我を負わせてしまうし、金銭的な面でも迷惑をかける。
 しかし、それでもサマンサ(セシル・ドゥ・フランス)はこの少年に慈悲の心で接するのだ。

 正直、この世の中自分さえ良ければ、と言う人間が蔓延してしまっている。だが、この映画のようなサマンサ(セシル・ドゥ・フランス)のような人間が少なからず居ることに、我々は人間社会に希望が持てるのだ。
 そして、この映画のエンディングシーンが非常に意味深。もともとダルデンヌ兄弟監督作品の多くは、エンディングシーンは何だか中途半端に感じるシーンが多いが、実は希望的メッセージを込めていることが多い。勿論、それは本作品においても決して例外ではなく、大きくは無いが、ちっちゃな希望の光を感じることが出来る。
 本当に人との出会いが如何に大切かということを教えてくれるし、決して人生に絶望してはいけないということを教えてくれる。何だか生きていても悪いことばかりで、なぜ私は生きているんだか理解できない人に少年と自転車はお勧めです

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 監督は前述したようにベルギー人のダルデンヌ兄弟。新作が発表される度に、常にカンヌ映画祭において上映されるなど世界的に注目を集める監督。前半は素人は撮った映画のように思われてつまらなく感じるが、途中から俄然と面白くなる息子のまなざしがお勧め。他に若者カップルが子供を産んでしまった時に男性と女性の気持ちの違いが、よく描かれているある子供、日本ではあんまり聞きなれない?国籍売買という社会問題を描いたロルナの祈りがお勧め。

 サマンサを演じるのがセシル・ドゥ・フランス。この人のお勧めはクリント・イーストウッド監督、マット・デイモン競演のヒアアフター、とっても感動し、そして癒されます。

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映画 カサブランカ(1942) とにかくボギーが格好良い

2013年08月21日 | 映画(か行)
 ナチスの猛威が振るう第二次世界大戦を背景にした恋愛映画の傑作が今回紹介する映画カサブランカ。戦争がきっかけで男女が離れ離れになってしまう映画は多くあるが、この映画の魅力は男なら真似をしたくなる台詞がテンポ良くポンポン飛び出てくるところ。ずっとモテ期が続いている俺にはそれほど参考にはならないが、まるでモテナイ男ならば参考にしたい台詞が連発する。
 そんな格好良い台詞をいくつか紹介すると
 かつて愛し、再び愛が燃え上がりそうになっている、とっても綺麗な女性に対して"Here's looking at you, kid." (君の瞳に乾杯)なんて台詞が出てくる。実は映画が好きな人ならば有名過ぎる台詞。残念ながら俺には、この台詞の格好良さがわかっていない。しかし、いつか俺好みの金髪、碧眼、長身の三拍子揃った綺麗な外国人女性を見つけたら、この台詞でナンパしてみようと思っている。

 もう会えないかもしれない女性に放つ最後の別れ際の台詞が格好良い。相手の女性はずっと一緒に居たいと思っているのに、かつての思い出を引き合いに出して"We'll always have Paris." (俺たちにはパリの思い出があるじゃないか)。別に俺はパリに住んだこともなければ、行った事もないので、このままその台詞を引用しても駄目なことぐらいはわかっている。しかし、男女の恋愛が終わる時、男側の責任として格好良い台詞で締めることが、とても重要だということがよくわかるシーンだ。

 他に男と女の会話のシーンで次のようなやり取りがあった。
 女性『夕べはどこにいたの?』
 男『そんな昔のことは覚えていない』
 女性『今夜、会ってくれる?』
 男『そんな先のことは、わからない』

 実は男性が言っている台詞はハリウッドの大スター、ハンフリー・ボガードの台詞。よく考えてみれば、どんなピンチでもクールに、そして表情ひとつ変えることも無く対処するボガードが言うからこそ格好良い台詞。
 もし俺が同じように女性から『夕べはどこにいたの?』と聞かれたら、有ったこと無かった事を適当に織り交ぜてベラベラ喋りまくるし、だいたいボガードと同じように『そんな昔のことを覚えていねぇ~よ』なんて言ったら、『あんたボケてんの?』と言われてしまいそうだ。
 そして俺なんかは、女性から『今夜、会ってくれる?』なんて言われたら、どんな重要な予定が入っていてもキャンセルして、女性と会うこと以外に選択肢が思い浮かばない。

 そして、この映画の凄いところは格好良い台詞だけではないところ。やっぱり男は行動が伴わないと駄目だということがよくわかる。この映画の登場人物たちはほとんど全員がナチスに対してビビッている。しかし、ボギー(ハンフリー・ボガードの通称)だけは、ナチスが相手でも表情ひとつ変えずに正々堂々としているところが格好良い。そして、困っている人が居たら率先して手助けするところなどは男の俺が観ていても惚れ惚れする。弱き者を助ける、これぞまさに男の美学。
 そう言えば、私事で恐縮だが、つい最近電車の中で俺が座っている前でお年寄りが立っていたので譲ってあげた。な~んだ、俺って良いとこあるじゃん

 そして相手役の女性のイングリッド・バーグマンが、メチャクチャ綺麗。いくら男性が格好良いことを言っても、相手の女性がブサイクでは値打ち半減。男が『俺たちにはパリの思い出があるじゃないか』なんて台詞をブサイクに言っても、観ている我々は全く感動しないし、きっとこの映画も後世まで名作と語り継がれることが無かったはずだ。だいたい本作は女性が男性2人から愛されている三角関係の設定。彼女ぐらい綺麗な女性でなければ2人の男性から愛されるなんてありえない。

 さて、思わぬ再会が再び愛を燃え上がらせるストーリーとは如何なるものか
 第二次世界大戦においてヨーロッパではナチスドイツが快進撃を続けている。ヨーロッパ中の人々はナチスの恐怖から逃れるために、フランス領モロッコのカサブランカを一旦経由して、ポルトガルのリスボンから飛行機でアメリカへ亡命するというのが、ルートになっていた。

 アメリカ人男性のリック(ハンフリー・ボガード)はナイトクラブを経営しているが、その場所は亡命を希望している人々の集まりだ。しかし、カサブランカにおいても次第にナチスの影響下に染まりつつあった。

 ある日のことリックの酒場にナチスの抵抗運動の闘士として活躍するラズロ(ポール・ヘンリード)と妻のイルザ(イングリッド・バーグマン)が、リック(ボガード)の酒場にやってきた。
 リック(ボガード)とイルザ(バーグマン)はお互いの姿を見て驚く。実は2人はナチス占領下におけるパリで愛し合った仲であり、しかもナチスの猛威が吹き荒れる中、パリから一緒に逃げる約束をしていたのに、その場所にイルザ(バーグマン)は来なくてリック(ボガード)が1人で逃げる羽目になる。実は2人の再会はその日以来。
 そんな2人の再会は、再びお互いの愛を燃え上がれせるのだが、それは過酷な運命への始まりでもあった・・・

 とにかくボギーの台詞、行動が格好良い映画だが、実はこの映画は1942年に公開されている映画。1942年と言えば第二次世界大戦の真っ最中。ヨーロッパがナチスによってボロボロに蹂躙されていた時代。そんな時代にこのような恋愛映画が誕生しているというのは非常に興味深い点だろう。確かにナチス批判、当時ナチスドイツの傀儡であったフランス政府のヴィシー政権批判などの場面が随所に出てくるなど戦意高揚映画としての意味合いが強い。しかし、戦意高揚映画としての側面を持ちつつも、カサブランカのような恋愛映画の名作を撮ってしまうハリウッドの余裕、凄みを感じる。
 しかし、ボギーの最後の選択は本当に男の中の男。ただ今私利私欲に走ってしまう男が多いですが、実は己を犠牲にしてまでも、大好きな女性のための最高の幸せとは何かを考えられる男こそ本当に格好良い男なんだということが理解できるカサブランカは、男なら一度は観ておきたい名作です

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 主演は気障な台詞が似合う格好良大スター、ハンフリー・ボガード。多くの名作に出演していますが、切れ味鋭いサスペンスが展開されるジョン・ヒューストン監督のマルタの鷹、ウィリアム・ワイラー監督で凄みのある悪役を演じている必死の逃亡者、ビリー・ワイルダー監督、オードリー・ヘップバーン競演のロマンチックコメディの傑作麗しのサブリナがお勧め。

 イルザの役にこの映画に関しては絶世の美女という表現が似合うのがイングリッド・バーグマン。美貌だけでなく演技力も備えた女優さんのイメージがあります。アルフレッド・ヒッチコック監督の白い恐怖は綺麗な彼女を観ることできて、お勧め。他に彼女が年をいってからの作品ではアガサ・クリスティー原作、シドニー・ルメット監督のオリエント急行殺人事件、そしてイングマール・ベルイマン監督の秋のソナタがお勧め。

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映画 アフター・ウェディング(2006) 究極の選択です

2013年08月18日 | 映画(あ行)
 今さら何を言ってるんだと思われるかもしれないが、親子関係には大きく分けて二つあることに気が付いた。一つは血のつながった親子。血の結束は固く、血がつながっているからこそ親は子供を愛し、子供も親を愛することができる、なんてことはしょっちゅう聞かされる。
 しかし、よ~く考えたら血のつながっていない親子もいる。養子の関係がまさにそう。たとえ血が繋がっていなくても、長く同じ家で住んでいたら、血の繋がった親子同様にその愛情関係は非常に強いはずだ。ハリウッドの有名セレブの中には実子がいながらも、どんどん養子を引き取っている人がいる。海外では養子を引き取るという考え方が、日本よりもどうやら進んでいるらしい。

 さて、ある日突然のことにおいて、長く一緒に暮らしている養子が居るのに、いきなり降って湧いたかのように実子がいることを知らされ、どちらかを選べと言われたら、貴方ならどうする?
 そんな悩ましい選択を強いられた主人公の男の物語が今回紹介する映画アフター・ウェディング。同時に超貧乏暮らしの男が、傲慢な態度で接してくる大金持ちの男の身勝手な行動に、振り回されるストーリー展開が抜群に面白い映画だ。

 さて、家族の絆、金持ちの傲慢さ、そして家族とは何か?を考えさせられるストーリーとは如何なるものか。
 インドの孤児院で長年働くデンマーク人のヤコブ(マッツ・ミケルセン)だが、既に経営難でニッチもサッチもいかない状態に陥っている。このままでは孤児院は潰れざるを得なく、多くの孤児が路頭に迷うことになりそうだ。
 しかし、ある日のこと、デンマークから匿名で大金の寄付のオファーがやって来る。ヤコブ(ミケルセン)は、これは超ラッキーと思わず手を叩いて喜ぶ、はずが無い。
 彼は何か裏があると思いながらも、渋々インドの孤児院を離れ、デンマークのコペンハーゲンへ向かう。そこで大会社を経営するヨルゲン(ロルフ・ラッセゴード)に出会う。しかしながら、ヨルゲン(ラッセゴード)はまだヤコブ(ミケルセン)に寄付をすることを決めていないどころか、翌日のヨルゲン(ラッセゴード)の娘の結婚式に無理矢理参加させられるのだが、ヤコブ(ミケルセン)は式場で有り得ない人物と再会してしまう・・・

 ヤコブ(ミケルセン)にとって孤児院の子供達は養子ではないが、まるで家族のような存在だ。決して血は繋がっていないが、その固い絆は映画を観ればわかる。孤児院の経営難で悩みながらも、案外ヤコブ(ミケルセン)にとって孤児院の生活は彼にとっては心が安らげる場所。そんな平和な暮らしも傲慢な大金持ちのためにもろくも崩れてしまうが、次々と厄介な出来事がヤコブ(ミケルセン)に降り掛ってくる展開が、観る者を決して飽きさせない。
 その厄介な出来事は決して一緒にやって来るのではなく、一つが解決したと思ったら『ハイ!次はこれ』という感じで、まるでコネタを次から次へと出してくるような感じで、ずっと引きつけられっ放し。おまけに女の子がチョッと可愛いから、余計にひきつけられる。
 そして真相が明らかになるにつれて、最初はムカつく大金持ちの親父さん『良い奴じゃん!』なんて思える展開も意外性があり個人的には感心した。

 さて前述したようにヤコブ(ミケルセン)は究極の選択に悩まされるが、選んだ選択は果たして?俺には彼の選んだ選択が良かったのか悪かったのかはよくわからないが、そのことに対する孤児院で暮らす子供の台詞が何気ないように見えて実は凄い感動的なことを言っている。そこには大人達が想像している以上に子供達のたくましさを感じるはずだ。

 そして、演出的には登場人物達の瞳や唇を映し出す映像が多いのが特徴だ。そこにはまるで人間の心の奥底をえぐり出すような意図を感じるのだが、これが効果抜群。こういうシーンを見ると、この映画が決して生半可な気持ちで観るような生ぬるい作品では無いことがよくわかる。家族の形態って色々あるけれど、家族の絆を感じることができるアフター・ウェディングはお勧めです

アフター・ウェディング スペシャル・エディション [DVD]
マッツ・ミケルセン,シセ・バベット・クヌッセン,スティーネ・フィッシャー・クリステンセン,ロルフ・ラスゴード,モナ・マルム
角川書店


 監督はデンマーク人のスサンネ・ビア。女性ならではの視点と、逆に女性らしくない?力強いメッセージ性を感じる作風は個人的には非常に気に入っている監督。
 彼女のお勧めはかなりハードな恋愛映画で本作と同じくマッツ・ミケルセン主演のしあわせな孤独、ベニチオ・デル・トロ、ハル・バリー競演の悲しみが乾くまでがお勧め。
 他に個人的には彼女の作品の中では中ぐらいの出来だと思いますが、アカデミー外国語賞に輝いた未来を生きる君たちへが一番有名か?

 主演はデンマークのみならずハリウッド映画にも多く出演するマッツ・ミケルセン。本作と同じ監督で前述したしあわせな孤独、ナチス占領下のデンマークを舞台にした誰がためがお勧め。
 他にニュー・ボンドシリーズの007カジノ・ロワイヤルの悪役が印象的です。

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映画 ボーン・スプレマシー(2004) 贖罪の旅です

2013年08月15日 | 映画(は行)
 大人気のボーン・シリーズの2作目がボーン・スプレマシー。1作目のボーン・アイデンティティの続編だ。
 なかなかスピーディーなアクションシーンが楽しい映画だが、今回観てみると自分でも驚いたのだが、主人公のボーンと俺は少しばかり共通点があることに気がついた。それは両方とも暗殺者、と言うのは冗談。実は、お互いにちょっとばかり記憶力が怪しくて、さらに今まで自分が犯してきた罪の意識に悩まされていること。
 
 そんな訳で、まさに今回紹介する映画ボーン・スプレマシーのテーマは贖罪。少々物忘れが激しい主人公ボーンだが、断片的に記憶に残っている出来事のパズルを組み合わせると、実は自分が行ったロシアの要人夫妻の暗殺シーン。
 夫妻に遺された娘に懺悔をするために、ドイツのベルリンでひと仕事を終えた後に、ロシアのモスクワへその娘に会いに行く。それにしても全くストーリーとは関係が無いがロシアの女の子は綺麗だ。
 超人的な格闘技能力と危険察知能力は今回も健在で、しかも相変わらず良い奴だ。わざわざモスクワまで危険を冒してまで、出掛けて行って謝罪しに行く姿は好感度アップ。一瞬、何のためにモスクワへ行こうとしたのか理解できず、もしかしてロシアの女の子をナンパ?と思ったりしたのだが、やっぱり悪いことをしたら謝罪するという姿勢は、暗殺者でも一般の人間でも常識なんだと言う事に改めて気付かされた。

 さて、ボーンの贖罪の旅とでも言うべき、アクション映画のストーリーとは如何なるものか。
 前作から二年後、無事に逃げ切ったボーン(マット・デイモン)とマリー(フランカ・ポテンテ)はインドのゴアで平和に暮らしていた。しかし、ボーン(デイモン)は相変わらず記憶が回復せず、しかも断片的にしか思い出せない出来事に悩まされる。
 しかし、ある時平和に暮らしていた二人の前に刺客が現れる。ボーン(デイモン)とマリー(ポテンテ)は逃げようとするが、その途中にマリー(ポテンテ)が撃たれて死亡。

 またまたCIAが刺客を放って追いかけて来たと思ったボーン(デイモン)は、愛するマリー(ポテンテ)を殺された恨みを晴らすためにCIAと対決しようとするが、前作ではもう一つよくわからなかったトレッドストーン計画の全貌を知り、そして断片的に現われる記憶の正体が明らかになるのだが・・・

 自分の愛する女を殺された恨みから復讐する内容と思わせておいて、実は贖罪の旅が本筋。アクション映画にしては、なかなか凝ったストーリー構成が見事だ。前作では大活躍をしていたマリー(フランカ・ポテンテ)だったが、アッサリ最初の方で退場させてしまい、ボーン(マット・デイモン)が1人で戦う姿は孤独感を高めるなど、観ていて本当に悲壮感が漂う。この悲壮感こそ主人公ボーンの魅力だ。
 当然ながらアクションシーンの面白さは健在だ。格闘シーンやカーチェイスシーンにおけるスピード感抜群のカメラワークは、ちょっと年齢が上になった人にとっては何が何だかわからないシーンが多いかもしれないが、個人的には非常に新鮮な感じを受けた。
 敵から追いかけられながら、敵を追いかける相変わらず忙しい主人公ボーンの魅力がたっぷりと活かされ、ちょっと奥が深いストーリー展開も納得。そして前作のブログの記事でも書いたが最後の音楽もさいこ~。だいたいシリーズ物は2作目にして早くもマンネリ化してしまう映画が多いが、ボーン・スプレマシーに関しては、そんなことは当てはまらない。マジでこのシリーズはお勧めだ

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マット・デイモン,フランカ・ポテンテ,ブライアン・コックス,ジュリア・スタイルズ
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ジェネオン・ユニバーサル


 監督はポール・グリーングラス。めまぐるしく動き回るカメラワークが非常に印象的。ちなみに3作目にあたるボーン・アルティメイタムも監督をしています。
 本作品と同じくマット・デイモン主演の軍事アクション映画グリーン・ソーンがお勧め。っと言いたいところだが、意外にちまたの評判では、カメラワークが早すぎて、何が何だかわからないという不評の声もチラホラ。個人的には本作のボーン・スプレマシーの方が、カメラワークが早いと感じたのだが。どうせなら全くストーリー的にも関係無いが同じくボーンシリーズで売り出せばヒット間違い無しだったと思う。例えばタイトルを『ボーン ゴー・トゥ・イラク』にするとか

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映画 バンテージ・ポイント(2008) 驚きの連続です

2013年08月12日 | 映画(は行)
 最近は俺の頭がボケてきたせいか、特にサスペンス映画を観ていると『はあ~?』と感じて終わってしまう映画が多くなってきた。ラストで犯人が明かされたときに、『あれれ!オマエどこのシーンに出ていたっけ?』や『アンタ、今歩いていた通行人?』など、違う意味で驚愕の結末にショックを受けて呆然としている自分がいる。
 実は案外、俺と同じような悩みを抱えている映画好きの人間が多いはず。そんなすっかり自分の記憶力に自信を無くしてしまった人でも、非常に懇切丁寧に作られているサスペンス映画が今回紹介するバンテージ・ポイント。勿論、ただ丁寧に作られているだけでなく面白さも保証付きだ

 冒頭からアメリカ大統領が狙撃され、続けて大爆発が2回起こる展開は最初から観ている我々の心をグッと掴み、その後の展開も驚きの連続、スリル満点、そしてアメリカの大統領ってマジで!なんて事実?も知ることができるように知的な興奮も味わえる。

 実はこの映画の構成が非常に巧み。先ほども述べたが懇切丁寧なつくりと言うのが、アメリカ大統領が狙撃された前後の時間を、その現場に居たシークレットサービスや観光客などの8人の視点から描かれている点。しかも、1人の視点が終わると次の人物の視点からと言う感じて8回繰り返され、その度に最初の時間に巻き戻される超親切設計。重要人物が多いと、人間の顔と名前を覚えるのが必死で結局肝心なストーリーがサッパリ理解でき無かった、なんていうことは有り勝ちだが、この映画に関しては、そのような心配は無用だ。
 そして次第に新しい事実が発見される度に観ている我々は『へぇ~』と驚き、次第に真相に近づいていくのだ。

 さて、そんな記憶力の足りない人に対しても、親切なまでにわかり易い様に作られているストーリーとは如何なるものか
 スペインのサラマンカの広場で行われていたテロ撲滅の国際会議において、大観衆を前にして演説を始めるか否かにおいて、アメリカ大統領アシュトン(ウイリアム・ハート)が狙撃されてしまう。その場に居合わせたシークレットサービスのバーンズ(デニス・クエイド)はテレビ局のカメラや観光客として来ていたアメリカ人のビデオカメラをチェックすると、驚愕の真実が・・・

 しかし、この映画は政治映画として観るのも非常に面白い。大統領周辺での会話が流石は傲慢な国アメリカだと笑える。しかし、個人的に羨ましいと思うのがアメリカではこのような政治的な背景が絡んだサスペンスにとても秀作が多いこと。しかも、本作のような作品が普通にアメリカでは公開されているということ。いかに多くのアメリカ人が政治に関心を持っているかの表われだろう。
 悲しいことに日本人の多くは政治に無関心だから、政治サスペンスの映画を製作することなど誰も思いつかないし、そもそも製作しても採算が取れそうに無い。

 よって本作は政治的背景について深読みできる映画であり、難しく考えなくてもノーテンキな気分でも観れる映画。しかもサスペンス映画にしては、ラストシーンではなかなか感動させる。久々に俺も万人にお勧めできる映画を紹介した気分になれるバンテージ・ポイントは、まだ観たことが無い人は、今すぐレンタル店へ行って借りて観るべきだ

バンテージ・ポイント コレクターズ・エディション [DVD]
デニス・クエイド,フォレスト・ウィッテカー,マシュー・フォックス,ウィリアム・ハート,シガーニー・ウィーヴァー
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


バンテージ・ポイント [Blu-ray]
フォレスト・ウィテカー,デニス・クエイド,マシュー・フォックス,シガニー・ウィーバー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


 本作品で凄い演出力を見せたのが、ピート・トラヴィス監督。実はこの監督のことは全く知りません。昔シルヴェスター・スタローン主演のジャッジ・ドレッドと言う映画がありましたが、同名タイトルで再映画化作品で監督をしています。

 実は出演者が豪華。主演のシークレット・サービスのバーンズを演じるのがデニス・クエイド。昔はけっこう男前でしたが、さすがに年をとってしまいました。若い頃のお勧めはライト・スタッフ、本当にこれは名作です。年をとってからは時空を超えた父子の関係に感動するオーロラの彼方に、砂漠で不時着してしまったボロボロ飛行機での脱出?劇フライト・オブ・フェニックスがお勧め。

 アメリカ大統領役で名優ウィリアム・ハート。この人も若い時は二枚目で名作に多数出演。ケン・ラッセル監督の異色SF作品アルタード・ステーツ/未知への挑戦、ローレンス・カスダン監督、キャサリン・ターナー競演の官能サスペンス白いドレスの女、ジェームズ・L・ブルックス監督のブロードキャスト・ニュースがお勧め。
 年をとってからはウェイン・ワン監督、ハーヴェイ・カイテル競演のスモーク、ケヴィン・コスナー、デミ・ムーア競演のMr.ブルックス 完璧なる殺人鬼がお勧め。

 アメリカ人の旅行客でフォレスト・ウィティカー。アカデミー主演男優賞に輝いたウガンダの独裁者インディ・アミンを演じたラストキング・オブ・スコットランド、クリント・イーストウッド監督、伝説のジャズマン、チャーリー・パーカーを演じたバード、ジュード・ロウ競演のレポゼッション・メンがお勧め。

 サラマンカの刑事エンリケを演じていたのがスペイン人俳優エドゥアルド・ノリエガ。アレハンドロ・アメナバール監督のサスペンス作品テシス 次に私が殺される、バニラ・スカイのリメイク基のオープン・ユア・アイズ、ギレルモ・デル・トロ監督のスペイン内戦の傷跡をホラー・タッチで描いたデビルズ・バックボーンがお勧め。

 テレビ局の女性スタッフの役でシガニー・ウィーバー。実は出演者の中でこの人が一番有名か。この人の代表作はエイリアンゴースト・バスターズの二大シリーズ作品で有名。それ以外ではケヴィン・クライン競演のアイヴァン・ライトマン監督のデーヴがお勧め。

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競馬 関屋記念予想 1強でしょう

2013年08月11日 | 競馬予想

関屋記念予想


 はっきり言って1強。今回はここは男らしく1着固定の三連単で勝負。恐ろしいのはガミルことだけだ
 ◎ 16 ジャスタウェイ
 △  1 レッドスパーダ
 △  2 ザラストロ
 △  3 レオアクティヴ
 △  4 シルクアーネスト
 △  5 フラガラッハ
 △  7 ランリョウオー
 △ 12 ドナウブルー
 △ 13 ミッキードリーム
 △ 15 ナンシーシャイン
 × 11 シャイニーホーク

 買い目 三連単1着固定
 1着 16
 2着  1、2、3、4、5、7、12、13、15
 3着  1、2、3、4、5、7、11、12、13、15   合計 81点 



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映画 オー・ブラザー!(2000) ゆるゆるの脱獄逃亡映画です

2013年08月10日 | 映画(あ行)
 いつも白髪混じりのへアースタイルがバッチリ決まっていて、少し苦味のかかった低い声がとても落ち着いた雰囲気を醸し出し、ダンディと言う言葉が最も世界中で似合う渋くて、大人の男の色気を感じさせるジョージ・クルーニー。ちなみに俺は『ジョージ・クルーニーに似ていますね』とよく言われる、と言うのは嘘!。なかなか彼のダンディな格好良さは、流石の俺でも遠くに及ばない。
 しかし、そんな格好良いジョージ・クルーニーだが意外や意外、うだつの上がらない役柄も多く演じたりする。特に今回紹介するオー・ブラザー!では、ちょっとぶっ飛んだ役をノリノリで演じていて、そして抜群のコメディセンスを発揮している。

 さて本作の内容だが脱獄逃亡映画と言っても、緊張感はまるでゼロ。むしろ、脱獄三人組を中心にチョイ役まで超個性的な人物が登場するのが非常に笑える映画。脱獄三人組の結末を予言する盲目のお爺さん、銀行強盗とマシンガンをぶっ飛ばすことを生きがいにしている自称3m(ただのデブにしか見えないが)もあるクレイジーな男、片方の目が悪くて巨大な体をしたお金が大好きな見た目から怖い暴力男、とにかく卑劣な手段を使ってでも選挙に受かることのみを考えている政治家達、脱獄三人組を追いかける少々オッチョコチョイの警官たち、水際で水浴びをしているちょっとエロイ3人の美女・・・等など。もちろん脱獄3人組も強烈な個性の持ち主ばかりだ。
 基本的には真面目な奴は全く出てこないので、追いつ追われつのサスペンス映画のはずが無く、この映画のジャンルはお笑い。だいたいコメディ映画と思って見ると、下ネタだらけで大して笑えない映画が多いが、今回紹介する映画オー・ブラザー!は、なかなか笑える。しかも知的なレベルを要求される笑いもあって、1930年代のアメリカ南部の事情を詳しく知っている人は大爆笑。そんな時代のアメリカ南部の事なんて、全く知らねぇ~よ、と言う人には、ゆる~く笑える。
 実はこの映画はギリシャの叙事詩オデュッセイアを基ネタにしている、と言われてもピーンと来ない人が大半。実際に俺自身が全くオデュッセイアって何?って感じ。きっとオデュッセイアについて詳しく知っている人ならば、さらに相当楽しめる映画のはずだ。

 さて、これだけ個性的な登場人物が出てきて、果たしてどんなストーリーが繰り広げられるのか?さて、3人組は目的を達成することが出来るのか?
 1930年代のアメリカ南部が舞台。エヴァレット(ジョージ・クルーニー)、ピート(ジョン・タトゥーロ)、デルマ(ティム・ブレイク・ネルソン)の3人の囚人達は脱獄に成功。そんな3人組はかつてエヴァレット(クルーニー)が120万ドルの大金を隠したという場所へ向かおうとする。しかし、その場所は近々において、ダムが建設され間もなく水没。果たして、この脱獄囚3人組みは大金が水没するまでに、追いかけてくる警官達を振り切って、現金120万ドルを見つけることが出来るのか?
 3人組は道中で、『悪魔に魂を売った』なんて、ワケのわからんことを言い出すギターを弾くのが得意?な黒人青年のトミー(クリス・トーマス・キング)と出会う。トミー(キング)を合わせた4人組は、金儲けを企み、地元の小さなラジオ放送局へに行って、ズブ濡れボーイズと名乗って、懐メロソングのレコーディングをする。金をせびって再び脱獄3人組はトミー(キング)とはいつの間にか別れ、再び目的地に向かって旅を始める。
 3人組は色々変な人々と出会い、警官達も追ってくる。しかし、自分達の知らない間に、いつの間にかずぶ濡れボーイズのレコーディングした曲が全米で大ヒット。そのことは予想もしないような結末を呼び込むのだが・・・

 実はこの映画はカントリー、ブルース、ゴスペルなどの音楽がたくさん聴けるし、また聞き覚えのある曲ばかり流れるのが非常に心地良い。個人的にはゴスペル音楽さいこ~う。確かにストーリー展開は最後の方はかなり強引なご都合主義が見られるが、そんなことは気にならないぐらいの面白さ。またコーエン兄弟監督の映画らしく、宗教、人種差別に対して皮肉っぽく描いていたり、ちょっとした小道具をうまく最後のオチに持ってきたり、意外性のある結末など、コーエン兄弟監督の演出が冴え渡っている
 コーエン兄弟監督の映画が好きだけれど実はまだこの作品を観たことが無い人、ジョージ・クルーニーのファンの人、笑える映画が観たい人、アメリカン・ルーツ音楽が好きな人、そしてとにかく映画が好きな人にはオー・ブラザー!はお勧めです

オー・ブラザー! [DVD]
ジョエル・コーエン
ジェネオン エンタテインメント


 ちなみに監督は前述しているようにコーエン兄弟。個人的にも大好きな映画監督。サスペンス色の強いコメディ、コメディ色が強いコメディを撮る印象があります。ちなみにこの監督のお勧めは、ドンドン事件が大袈裟になっていくファーゴ、マフィアの抗争を描いたミラーズ・クロッシング、とにかく笑えるビッグ・リボウスキ、人生を達観したような雰囲気が出ているバーバー(白黒版が良いです)、冷酷な殺人鬼が怖いけれどオモロイノーカントリー等お勧め多数の今や名匠と呼ばれる監督になりました。

 主演はジョージ・クルーニー。ロバート・ロドリゲス監督のゾンビ映画フロム・ダスク・ティル・ドーン、異色戦争映画でデヴィッド・O・ラッセル監督のスリー・キングスマイレージ、マイライフあたりがお勧め。
 彼は映画監督もこなしますが、彼の監督作品でグッドナイト&グッドラックはマスメディアの本来のあり方を問い質す社会派作品で、地味ですが一度は観て欲しい映画です。

 脱獄3人衆の中の一人で個性派俳優として存在感を示しているジョン・タトゥーロが出演しています。コーエン兄弟作品の常連的な存在。もっとコーエン兄弟作品に出演して欲しいと願っているのは僕だけではないはず。コーエン作品では前述したミラーズ・クロッシングビッグ・リボウスキでは、かなりのインパクトを残しています。
 そしてロバート・レッドフォード監督のテレビ業界をシニカルに描いたクイズ・ショウがお勧め。スパイク・リー監督作品にも多数出演していますがドゥ・ザ・ライト・シングがお勧めです。他に個人的には大した作品とは思わないですが、ジョニー・デップ競演のシークレット ウィンドウは彼の個性が上手く活かされているか。

 他に後半の方でやっとホリー・ハンターが出てきます。数々の名作に出演する名女優。この人のお勧めは若い頃の作品でブロードキャスト・ニュースが良いです。他に名作ピアノ・レッスン、デヴィッド・クローネンバーグ監督の珍作クラッシュ、そして本作品と同じくコーエン兄弟監督の赤ちゃん泥棒がお勧めです。

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映画 ボーン・アイデンティティー(2002) 俺は一体何者なのか! 

2013年08月07日 | 映画(は行)
 シリーズ化された映画で3作連続で面白さを維持した映画というのはあんまり記憶にないが、このボーンシリーズは間違いなくその面白さを維持した。その理由の一つとして全編を通して、スピード感抜群の格闘シーンが挙げられるが、マット・デイモン演じる主人公ジェイソン・ボーンの悲壮感が漂っているムードが、観ている我々の心に響いてくるのが大きい。

 そんな悲壮感が漂いながらも超人的な大活躍するジェイソン・ボーンのキャラクター設定だが、やたら物忘れが激しいのが欠点だが、体に染み付いた格闘能力は抜群で、英語は当たり前だがフランス語、ドイツ語などは完璧に読み書き、話すこともできる。
 そして危険察知能力が抜群で頭が良い。その能力はもはや人間技ではなくて、まるで神をも凌駕してしまったかのようなレベル。とにかく追いかけられても危険察知能力に裏づけされた逃げ足が速い。
 ついでにこの男の格闘能力について述べると、極力銃は使わずに、銃を手にしても直ぐに捨ててしまう(実は射撃の腕は超一流)。自分の肉体だけで向かってくる敵と対決しようとする心意気は男らしいし、元々荷物になるような武器を持たなくても、その場にあったボールペンや冊子を丸めて、とっさに武器として扱い、次々と襲ってくる敵と対峙するなど、命懸けで戦っている最中でも非常に勿体ない精神に溢れたエコ重視の珍しいアクション・ヒーローだ。公共物を次々と破壊してしまうヒーローは是非見習って欲しい。

 ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、重度の記憶喪失のおかげで、まるで自分自身が何者なのかサッパリわかっていないが、次々と暗殺者や挙げ句の果てに警察やCIAにまで追いかけられてしまう。俺は果たして一体何者なのかと自問自答を繰り返し、自分探しのために戦うボーン・シリーズ1作目のボーン・アイデンティのストーリー紹介を簡単に
 フランスのマルセイユ沖の海にて瀕死の状態で発見された男は、全く記憶を失っており、体に埋め込まれたマイクロカプセルを唯一の手掛かりにスイスのチューリッヒ銀行へ向かう。
 
 スイスに到着して夜の公園で寝ていると、警官から職務質問される。しかし、自分でも驚くぐらいの格闘能力を反射的に発揮しその場を逃げる。そしてチューリッヒ銀行に向かい、貸し金庫を開けると吃驚仰天。ジェイソン・ボーンと署名されたパスポートや、他に偽造パスポート数種類。多額の札束、そして拳銃が入っていた。益々、俺は一体何者かと悩むボーン(マット・デイモン)。
 しかし、充分に悩む間もなく警官に追われるが、その場を逃亡するために偶然居合わせたドイツ人女性のマリー(フランカ・ポテンテ)にナンパしたフリをして近づき、車のアッシーにして自分の現住所と思われるパリへ向かうが、どこまで行っても何故か自分の命が狙われる・・・

 実はジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の正体は要人暗殺計画(トレッドストーン計画)のために、CIAが国家予算の3000万ドルを費やして育て上げた工作員イコール暗殺者。もしも日本において民主党政権が続けば、間違いなく事業仕分けの削減対象になっていたような予算の使い道だ。
 しかし、ジェイソン・ボーンは真の暗殺者になれるほどの非情さを持ち合わせることが出来なかったどころか、とにかく本当に良い奴だ。ついつい危な目に巻き込んでしまったドイツ人女性マリーに申し訳ないとばかりに気前良く札束を渡すシーンなんかは嫌味に写るどころか、誠実な人間に見えてしまうのはなぜだろう?
 記憶を失ってしまった男の悲しみが心に響き、逃げてばかりいたのでは解決できねぇ~と逆に反撃に討って出るシーンなどは男の覚悟が表われていて、最終決着に臨む男の格好良さが滲み出ている。
 次々と襲ってくる殺し屋との対決は抜群に面白く、カーチェイスシーンも見どころだ。そして終わり方も良いな~と思わせるし、その直後のエンディング曲が素晴らしいので観終わった後もしばらく音楽を聞きながら余韻に浸れる。
 既に観ている人が多いと思うが、ヨーロッパ中を舞台にして飛び回るから何と無く旅行した気分になるし、悪役が今観れば豪華キャストだったり、『逃げて、逃がして、追いかける』とても忙しいアクションヒーローの行動が何回見ても楽しめる。実はボーン・レガシーを、未だ観ていない俺のような人も復習の意味で観るのも良いかも

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 監督はダグ・リーマン。後に夫婦となるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー競演のMr.&Mrs. スミスはノーテンキなアクション映画を好む人にはお勧め。
 主演のジェイソン・ボーンを演じるのはマット・デイモン。感動するといえばガス・ヴァンサント監督のグッド・ウィル・ハンティング/旅立ちがお勧め。軍事アクショングリーン・ゾーン、クリント・イーストウッド監督のとにかく悲しみから癒されるヒア・アフターがお勧め。

 ボーンと一緒に逃げまくる女性マリーに今や国際的に活躍するランカ・ポテンテ。この人のお勧めは、とにかく走りまくっている印象ばかり残っているラン・ローラ・ランがお勧め。

 ボーンを抹殺しようと必死になるCIAのえらいさんにクリス・クーパー。登場した瞬間に悪役だとわかってしまう俳優。サム・メンデス監督のアメリカン・ビューティー、実話を基にしたスパイ事件を描いたアメリカを売った男が個人的にお勧めしたい。

 他に殺し屋スナイパーでクライヴ・オーウェンが出演しています。スパイク・リー監督のクライム映画インサイド・マン、トム・ティクヴァ監督のアクション映画ザ・バンク 堕ちた巨像、ロバート・アルトマン監督の群集劇ゴスフォード・パーク、モニカ・ベルッチ姐さんと競演の珍作シューテム・アップ、そしてちょっと素っ頓狂な世界と驚愕な撮影テクニックを観ることができるトゥモロー・ワールド等、お勧め作品が多数あることに今、気付きました

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映画 われら巴里ッ子(1954) 人生の哀歓が漂います

2013年08月05日 | 映画(わ行)
 ボクシングを題材にした映画となるとロッキー傷だらけの栄光レイジングブルチャンプ等等、ハリウッドが得意とするお家芸。そして、難とか挫折から這い上がろうとする熱い男のドラマを描いているのが特徴だ。

 しかし、今回紹介するのはボクシングを題材にした映画は同じでも、こちらはフランス映画。同じボクシング映画でもアメリカとフランスでは、こうも描き方が違うのかと感じ、その受ける感動の意味合いがまるで違う。
 アメリカのボクシング映画は観ている我々の心が大きく震えるぐらい大袈裟なまでに感動させてくれるが、今回紹介するフランスのボクシング映画われら巴里ッ子は、人生の哀歓を深く、静かに謳いあげるすっかりハリウッドのボクシング映画やスポ根映画を見慣れてしまった人には大きく不満に思われるかもしれないが、人間の細かな心理の機微を巧みに描ききっているのは、われら巴里ッ子の方が上を行く

 さて、パリの下町を舞台にボクシングの老トレーナー、若きボクサーの2人の人間関係を中心に、人生の甘いも酸いも感じさせるボクシング映画とはいったいどのようなストーリーなのか
 ボクサーの夢を捨てきれずに線路工として働いている青年アンドレ(ローラン・ルザッフル)は、停まった列車の中に社交界で優雅に暮らすコリーヌ(マリー・ダエムス)に対して一目惚れ。彼はコリーヌ(マリー・ダエムス)がその時に落とした金の飾り物を拾い、しっかりと握り締める。

 パリの下町にボクシングジムを開いているヴィクトル(ジャン・ギャバン)。自らは選手としては才能を発揮することは出来ずにいたが、トレーナーとして世界チャンピオンを育てることを夢みていた。
 しかし、自分が育てた将来性のある選手が事故死してしまい、自らの夢を捨てる決心を一瞬する。しかし、死んだ選手の友達であるアンドレ(ローラン・ルザッフル)を見た時に、再び自らの手で世界チャンピオンを育てるチャンスがやって来たと感じる。
 アンドレ(ローラン・ルザッフル)もヴィクトル(ジャン・ギャバン)のジムにやって来て、ヴィクトル(ジャン・ギャバン)は貧乏なアンドレ(ローラン・ルザッフル)のために衣食住の全ての世話をし、アンドレ(ローラン・ルザッフル)も厳しいトレーニングに耐え、メキメキ上達する。

 しかし、アンドレ(ローラン・ルザッフル)はコリーヌ(マリー・ダエムス)と再会してしまい、すっかりボクシングの情熱は冷めてしまい、コリーヌ(マリー・ダエムス)と一緒にパリを出て、結婚することを夢見てしまうが・・・

 冒頭からシャンソン?風の音楽が良い音楽だと思っていたら、イヴ・モンタンが歌っていたのだった。フランス音楽に興味が出てくるのも、本当に映画の効果です。
 それにしてもロッキーを観ると、俺なんかは既にいい年をしたおっさんなのに、まるで子供に逆戻りしたかのように急にハートが熱くなって、気持ちが青春時代のように燃えてくるが、本作を観ると、シミジミと『やっぱり人生は奥が深いよね~』なんて更に大人になった気分がする。

 夢を諦めきれないが、今までの人生経験から良いときも悪い時も知っている老トレーナーのヴィクトル(ジャン・ギャバン)、そして社交界を通して愛だけではこの世の中を渡ることを出来ないことを知っているコリーヌ(マリー・ダエムス)、人生に揉まれてきた大人である2人が、自分の人生の可能性を狭めようとしている青年アンドレ(ローラン・ルザッフル)に対して、言葉だけでなく自らの背中で教える姿がとっても素敵に感じます。
 そして題名が意味する通り、元々パリで生まれ育った人間たちが、喧騒としたパリを出たがっているが、生まれ育った地元を愛する心が伝わってくるのも、チョッピリ感動します。

 単純な勧善懲悪を描いている内容には飽きた人、人生の奥深さを感じたい人、ヌーヴェルバーグ以前のフランスらしい映画を探している人にはわれら巴里ッ子はお勧めです

DVDでは見当たりませんので、VHSを挙げておきます。
 
われら巴里っ子【字幕版】 [VHS]
マルセル・カルネ
東北新社


 監督はフランス映画界の名匠マルセル・カルネ。1930年代~40年代初期にかけてのフランス映画黄金時代を支えた名監督。本作品と同じくジャン・ギャバン主演の霧の波止場がお勧め。そして、世界映画史上において最高傑作と知られる天井桟敷の人々が人間の喜怒哀楽を奥深く描いた名作。3時間を超える長時間映画ですが、もう少し大人になりたいと思っている人にはお勧めです。

 主演はフランス映画界を引っ張ってきて超大物俳優ジャン・ギャバン。はっきり言って、男前ではなく、大して演技をしているようにも見えず、ゴツゴツしたイメージがありますが、居てるだけで存在感があるとは、まさにこの人の事を言うのでしょう。
 名作への出演多数、お勧め多数ですが、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の男心に感動する望郷、ジャン・ルノアール監督の戦争映画にヒューマニズムを叩き込んだ大いなる幻影、礼儀正しく見えるギャングを演じたジャック・ベッケル監督の現金に手を出すな、アラン・ドロン競演のカジノでの現金強奪映画にして、ラストは静かに吃驚させる地下室のメロディー等がお勧めです

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競馬 小倉記念予想 了解です

2013年08月04日 | 競馬予想
 

小倉記念予想


 チョッと馬券が的中したと思ったら、その後が全く調子に乗れない俺。ちょっと短期放牧に出てみたが今週から復帰。きっとリフレッシュ効果は大きいはずだ。こんな事を書くとヒンシュクをかってしまうかもしれないが、正直馬券が的中しないぐらいの事はどうでも良い。実は私生活が全くのボロボロなのが問題だ。はっきり言って精神的に馬券の予想どころではなく、気分的にニッチモサッチモいかない状態。そんな状態で馬券が的中するわけが無いだろう。
 
 しかし、最近は心が吹っ切れた。とにかく他人から、どんな無理難題を押し付けられてもニッコリ笑って、了解で~すと答えることにした。実は今回の俺の本命馬はフランス語で了解を意味する馬が本命だ。

 ◎  8 ダコール
 ▲  2 エクスペディション
 ▲  4 メイショウナルト
 ▲ 14 マイネルクラリマ
 △  3 メイショウサミット
 △  7 マックスドリーム
 △ 12 セイクリッドセブン
 × 10 サトノパンサー
 × 13 ナリタクリスタル
 × 15 ゲシュタルト

 俺の本命は8番のダコール。とにかく非常に成績が安定しているし、確実に追い込んでくる末脚は信頼できる。個人的にはマイネルクラリマが能力的には一歩抜き出ていると思うが、ハンデ戦ということもあり混戦模様。そんな時にこそ、この馬の安定感は光る。展開は読みにくいが、3コーナー付近から一気に流れが早くなるはず。そんな流れを利用して、きっとこの馬が外から差し切ってくれるはずだ。俺のボロボロになってしまった心に希望の灯を点けてくれ!『は~いダコールです』。うわ~、ギャグの調子も悪いし、寒すぎる。本当に大丈夫か、俺

 単穴には3頭を挙げる
 まずは2番のエクスペディション。やたら小倉では成績の良い、浜中ジョッキーが鞍上では流石にこれぐらいの評価は与えなければいけない。しかも馬自身も去年の覇者。一度あることは二度あるのが競馬界の常識。これ以上はグダグダ言わない。とにかく単穴には押さえるべき。

 次に4番のメイショウナルト。形の上では格上挑戦。しかし、前走で負けたことにより53キロのハンデはラッキーすぎる。元々持っている能力は相当なもの。アッサリ勝たれても驚けない。

 次に14番のマイネルクラリマ。前走の勝ちっぷり及びレースの立ち回りの上手さは小倉コースでも活きる。ハンデの58キロも今のこの馬の状態を考えたら、全く心配する必要が無いだろう。これ以上は評価を下げられない。

 勝つのは厳しいが2着に来られても驚けないのが3番のメイショウサミット。恐らく逃げるのはこの馬か?前走は人気が無さ過ぎ。そして今回は53キロの軽ハンデ。途中から流れが激しくなった時にどれだけスタミナが残っているかだが、勝つのは厳しくても2、3着ぐらいなら粘れる可能性はある。ぜひ馬券対象内には入れておきたい馬だ。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 8
 2着 2、3、4、7、12、14
 3着 2、3、4、7、10、12、13、14、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、4、14
 2着 8
 3着 2、3、4、7、10、12、13、14、15    合計 72点 

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映画 自由を我等に(1931) 社会風刺コメディ?

2013年08月03日 | 映画(さ行)
 本当に俺も自由に生きた~い!と日々願っている今日この頃。しかし、この世知辛い世の中において、そんな俺の切実なる願いは一生掛っても叶いそうにない。さて、俺だけでなく、多くの人が共感するようなタイトル名に魅せられそうな映画自由を我等に。メチャクチャ古いフランス映画だが、あの超有名なチャールズ・チャップリンもパクリたくなるほどの名作にして、まるで現代の大量生産、オートメーション化の問題を予見したような映画だ。
 温故知新という論語から出展された素晴らしい四字熟語があるが、世界中で大量に失業者が続出している現代社会に生きる人々においても、1930年代初期の古い映画から学べることは、きっと多いはずだ。

 1930年代初期の映画ということもあってか、トーキー映画ではあるがサイレント映画のような趣もあり、しかもミュージカル風な味付けもされており、フランスの数々の名曲に慣れ親しんでいる人にとっては、なかなか楽しめるのではないだろうか。
 そして、次から次へと連発するギャグ。これが大いに笑える、と言いたかったのだが、流石にギャグが古いのか?、それとも俺の笑いに対する感性がすっかりボケてしまったのか?実は大して笑えなかった。実はこの映画を観るのは二回目。コメディ映画の残念な所に、最初観た時が一番笑えて、繰り返し観ていると段々笑えなくなっていく点が挙げられると思う。そういう意味では、まだ本作品を観たことが無い人は、大いに笑えると思う?

 さて、何かと窮屈な世界において自由を謳歌することに対する歓びを感じることができるストーリーとは如何なるものか
 ルイ(レイモンド・コルディ)とエミール(アンリ・マルシャン)は刑務所に収容されていて、長い台で多くの囚人達が向き合って仕事をしているがルイ(レイモンド・コルディ)とエミール(アンリ・マルシャン)も長い台をはさんで仕事をしている。
 しかし、彼ら2人は自由を求めて脱獄を計画しており、実行するがルイ(レイモンド・コルディ)は巧みに逃げることに成功するが、一方エミール(アンリ・マルシャン)の方は逃げるのに失敗して、再度刑務所送り。2人の運命はその日を境に大きく分かれる。

 ルイ(レイモンド・コルディ)は、その後レコード売りから蓄音機の大会社の社長に人生をトントン拍子で出世していく。もう一方エミール(アンリ・マルシャン)は刑期を終えた後に、のん気に小鳥の声を聞きながら寝そべっていると、不審者に思われたエミール(アンリ・マルシャン)は官憲に捕まり、再び刑務所へ。
 すっかり人生に絶望したエミール(アンリ・マルシャン)は鉄格子にヒモを引っ掛けてクビを吊って死のうとするが、ラッキーなことに鉄格子が壊れて、脱獄に成功する。
 しかも、エミール(アンリ・マルシャン)が逃亡した先は今やルイ(レイモンド・コルディ)の蓄音機の製造会社でボロ儲けしている大会社。思わぬ形で再会した2人だったが、エミール(アンリ・マルシャン)がゆすりに来たと勘違いしたルイ(レイモンド・コルディ)は・・・

 自由を得るためには、とにかく『金だよカネ』なんてことを考えている人が多いかもしれないが、この映画のラストシーンは非常に意味深だ。オートメーション化された時代を皮肉り、そして本当に自由を得るとはどういうことなのかをラストシーンで描いている。
 友情、恋愛等も絡ませながら、ちょっぴり悲哀を感じさせますが、明日へ向かって生きる気力が湧いてくる自由を我等には、私も自由が欲しいと思っている人にお勧めです

自由を我等に [DVD]
ルネ・クレール
紀伊國屋書店


 監督はいかにもフランス映画のエスプリを感じさせる巨匠ルネ・クレール。彼の作品は初期の作品がお勧め。巴里の屋根の下(音楽が良い)、そして巴里っ子たちの喜怒哀楽を切々と描き、笑える巴里祭は超お勧めだ。
 個人的にはフランスからハリウッドに渡って撮ったテレビの人気シリーズの原点としても知られる奥様は魔女も笑えた

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