褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 宝塚記念予想 三連覇の偉業達成なるか

2015年06月28日 | 競馬予想

宝塚記念予想


 今回はゴールドシップの同一GⅠレースの三連覇の偉業がかかる。もしも達成できればこれは大記録。そんな歴史的瞬間を見ることができるのか?またはメジロマックイーンデュランダルジェンティルドンナのような名馬が沈んでしまったようにゴールドシップも同じ轍を踏んでしまうことになるのか?
 展開だが確たる逃げ馬がいないが陣営が理想はハナと言っている3番のネオブラックダイヤが逃げるか。そして2番手にカレンミロティックが続き、前半はスローペース。しかし、問題はゴールドシップの動き。1コーナーまでに好位に取り付くのか、それとも3コーナー手前から早々に進出開始するのか?この馬の出方によってはレースの流れ、展開が大きく変わる。
 前走の天皇賞(春)はかなり破天荒なレース振りで制したが、今回はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかに期待したいが、競馬の常識から考えると三連覇なんかは無理。ここは三連覇に待ったをかけるだろう馬を本命に選びたいところだ。
 
 スローペース確実なだけに先行馬を中心に狙っていきたいが、今回の舞台である阪神内回りコースは最後の直線は短いが、小回りコースでも無いので少しでも展開が紛れると差し馬にもチャンスのある舞台。5番のカレンミロティックはできればゴールドシップより早め早めで動きたいだろうし、勝負どころではかなりの動きがありそうだ。そして今回の阪神開催だがけっこう外からの差しが決まっている。開幕週の重賞レースであるマーメイドSもペースが遅かったのに、外から差してきた馬が上位を占めた。有力馬が早めに仕掛けるようだと、流れが差し馬に向きそうだし、スローペースになっても瞬発力を活かせる馬が外から差してくる。そうなると最後の3ハロンの脚で31秒台を記録した末脚を持つ馬を本命にしたい。

 ◎ 8 ディアデラマドレ
 ▲ 5 カレンミロティック
 ▲13 ラキシス
 △ 2 トーセンスターダム
 △ 6 デニムアンドルビー
 △11 ヌーヴォレコルト
 △15 ゴールドシップ
 △16 ラブリーデイ
 × 3 ネオブラックダイア
 × 7 ワンアンドオンリー


 俺の本命は8番のディアデラマドレ。去年の夏ごろから見せた末脚は本格化を告げた。今年に入ってマイル(1600M)の距離を使われているが、スタートが悪かったり、ペースに付いていけなかったりで最後は追い込んでくるものの見せ場のない敗退続き。しかし、この馬にはマイルの距離が忙しいのは明らか。むしろ今回の中距離の方が楽についていけるし、この距離なら中団かそれよりやや後方。ここ2戦のように位置取りが相当後ろにならなくて済むだろう。そしてこの馬の阪神コースは3戦3勝とパーフェクト。2200Mの距離も昨年のエリザベス女王杯は3着だったが、1、2着馬は内の伸びる馬場で、しかも難なく捌いてこれたことを考えると、むしろこの馬の能力を充分に見せ付けたと言ってもいいだろし、持っている能力はGⅠ級に限りなく近い。ゴールドシップは早めにロングスパートを掛けるのならば、この馬には良い。スローペースになった時はマイラーズCで見せた31秒台の鬼脚が炸裂しそうだ。白い怪物の三連覇の偉業を阻止するのはチョッとばかし人気薄のこの馬だ。

 単穴には2頭挙げる。
 まずは5番のカレンミロティック。去年のレースでは2着に食い込んでいるように能力は示しているが、海外遠征で好走し今ではGⅠ制覇を成し遂げるところまで近づいている。状態は昨年よりは良い。前走の天皇賞(春)は上手く立ち回ったが、最後は距離の壁に泣かされた感がある。しかし、今回はこの馬にとってはベストの中距離だし、展開的には好位抜け出しのこの馬に向く。過去にはGⅠレースを制覇したことがあるのは宝塚記念しか勝っていない馬が多いが、そんな系譜を継ぐ馬がもしかしたらこの馬かもしれない。
 もう1頭の単穴が13番のラキシス。昨年のエリザベス女王杯では完璧なレースで立ち回ったヌーヴォレコルトを力で捻じ伏せたが、更なる成長を感じさせたのが今年に入ってからの大阪杯。タフな馬場をこなし、キズナに引導を渡したレース振りは凄みを感じさせた。距離、阪神コースに不安はないし、しかもルメール騎手は過去のGⅠレースで大物食いを見せてきた。牝馬とはいえ牡馬との対戦も多く、昨年の有馬記念でも6着とはいえ勝ち馬のジェンティルドンナからは0.2秒差。今回人気しているゴールドシップとは0.1秒差。力は互角と言っても良いぐらい。当然ながらこの馬が勝つ可能性はある。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 8
 2着 2、5、6、11、13、15、16
 3着 2、3、5、6、7、11、13、15、16

買い目 三連単フォーメーション
 1着 5、13
 2着 8
 3着 2、3、5、6、7、11、13、15、16            合計 72点

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映画 カビリアの夜(1957) 大いなる人生賛歌を感じます

2015年06月27日 | 映画(か行)
 騙され続けて人間不信になりそうな瀬戸際に立ちながら、それでも人を信用し続けている俺みたいな非常にいたいけな女性が主人公の映画が今回紹介するカビリアの夜。哀しいことにジュリエッタ・マシーナ演じるカビリアだが全く男を見る目がない。近づいて来た男達からは金を分捕られてしまうだけでなく、危うく殺されそうになったりする。俺に言わせれば、いつもニコニコして良い人そうに見える男に限って腹黒い奴が多いから、そんなのが近づいて来たらすぐに逃げろ。我ながらいつも通り的確なアドバイス。ちなみに自信過剰な奴も気のチッチャイ奴が多い!

 不幸のどん底から抜け出ようと、幸せを望めば望むほど、どんどんドツボにはまっていくストーリー。しかし、これが意外にも観ている最中は陰鬱な気分にはならない。それは何故なのか?カビリアだが、お世辞にも美人とは言い難く、スタイルも惹き付けられるものは何も無い。しかし、どんな不幸な目に遭っても決して笑顔を忘れないし、踊っているシーンは見ていて楽しい。本作を観れば、やっぱり女性の笑顔というのは素敵だな~と感じる。

 さて、この世の中において、もっとカビリアのような女性がたくさん居たら、きっと素敵な世界になるのにと思わせるストーリーとは如何なるものか。
 両親は小さい時に亡くし、今は娼婦として身を立てていたカビリア(ジュリエッタ・マシーナ)。恋人だと信じていた男に河へ突き落とされ、持っていたお金も盗られてしまう。そんな不幸な目に遭いながらも、いつかは良い男を見つけて幸せな結婚生活を夢見ていた。
 イタリアの大スターからナンパされ、彼の豪邸へ連れて行ってもらう出来事がありながらもロクな結果が得られない。しかし、若くて、大人しそうな会計士であるオスカー(ランソワ・ペリエ)という名前の男性から声をかけられる。初めこそ警戒していたカビリア(ジュリエッタ・マシーナ)だが、彼の真摯な態度と言葉にやっと求めていた幸せが手に入ると思われたのだが・・・

 カビリアが出会う男達はとんでもない奴ばかりと思いきや、今回改めて観ると実は良い人も登場していたことに気付いた。洞窟に暮らしているホームレスに無償で施しをしている男。この男の見返りを求めず、ただ困っている人を助けたいという純粋な気持ちはちょっとした一服の清涼剤の役割を果たす。この前後のシーンを考えると、なかなか絶妙なタイミングで善人を登場させている。
 しかし、そんな希望が湧いてくるシーン出てからも非常に辛辣な展開が続く。幸せになりたいという想いは、聖母マリア様の力を持ってしてでも叶えることはできないし、カビリアが持っている物を全て無くしてしまう。だいたい何かを得たいと思えば、何かを失ってしまうのはこの世の道理。カビリアだけでなく、現代に生きる我々にとっても偽りの幸福を求め過ぎるあまり、大切な物を無くしてしまっているのと同じこと。このメッセージは大きな教訓として感じることができるが、悲しいことにやっぱりカネが欲しい。

 ひたすら騙されながらも、それでも人を信じ、人生を信じるカビリア。彼女の生き方は落ち込んだ気分になってしまうが、ラストシーンではわずかな希望の火が灯され、大いなる人生賛歌に昇華する。この世の中を良くするのは男性の笑顔ではなく、輝ける女性の笑顔。そしてニーノ・ロータの音楽は心に沁みるし、幸せを掴んだかのように思えたカビリアの台詞が素敵過ぎて泣けてくる。
 これからの人生に希望を見いだせない人、フェデリコ・フェリーニ監督の映画を観たことが無い人、昔のイタリア映画が観たいと思っている人、ストレートに感動する映画を観たい人に映画カビリアの夜はお勧めだ

カビリアの夜 完全版 [DVD]
フェデリコ・フェリーニ
東北新社


 監督は前述したようにイタリアというよりも世界的な名監督であるフェデリコ・フェリーニ。多くの傑作をこの世に出していますがお勧めは。とにかく余韻が抜群です。ちなみに本作とにも出演しているジュリエッタ・マシーナは彼の奥さんです。

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映画 エリン・ブロコビッチ(2000) 全ての女性に勇気を与える映画です 

2015年06月23日 | 映画(あ行)
 バツ2で、3人の子供を抱える失業中のシングルマザー。そんなボロボロの女性が大活躍する痛快娯楽サクセスストーリーにして実話の映画化が今回紹介する映画エリン・ブロコビッチ。主演のジュリア・ロバーツが大スターとしての圧倒的なオーラーを振り撒き、あのプリティー・ウーマンがパワフル・レディに成長していることを実感できる映画だ。これならリチャード・ギアのような大金持ちの色男と一緒にならなくても、たった1人で3人の子供を養いながら社会に貢献できると思わせるのに充分だ。

 しかし、この映画で観ている者がずっと集中して観続けることになるのが、ジュリア・ロバーツの衣装と言うよりも胸の谷間。これが意外や意外でけっこうな巨乳。しかし、彼女ってこんなに胸がでかかったっけ!?そんな驚きを感じるだけでもお勧めしたい映画として紹介するのに値すると思うのだが、本当に素晴らしいのは多くの女性を勇気づけるストーリー。なんだか結婚することが人生の最終目的であるかのような女性が大多数のような気がするが、本作を観れば結婚なんかは人生の通過点の1つに過ぎないし、ましてや離婚なんて考え方によっては人生の新しいスタート、そんな前向きさを感じさせてくれるのがこの映画の醍醐味だ。

 タイトル名はジュリア・ロバーツが演じる実在の女性の名前。エリン・ブロコビッチって言う名前を聞いても多くの日本人にはピンとこないが、訴訟大好きなアメリカでは大企業から史上最高の和解金3億3千万ドルを分捕った女性として有名人。法律の勉強なんか殆んどしていないのに、なぜそんな大金を勝ち取ることができたのか!?簡単にストーリー紹介を。
 
 離婚歴2回、3人の子供を抱えるシングルマザーであるエリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)は何かと支払いの請求金で追われ、毎日の如く就職の面接試験を受けるが、その奇抜な衣装、下品な言葉を連発、そして大した経歴と言えば地方のミスコンに輝いたことぐらいしかなく、ことごとく不採用の日々を送っていた。ある日、面接の帰りに自動車事故を起こしてしまい負傷、弁護士のエドワード(アルバート・フィニー)に裁判の弁護を依頼するのだが、彼女の余計な一言で和解金をとり損ねてしまう。
 すっかり貯金も無くなったエリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)はエドワード(アルバート・フィニー)の事務所を訪れ、半ば強引に彼のアシスタントとして働くようになる。彼の事務所でファイルの整理をしていると、なんだか怪しいファイルを発見。彼女は自力で調査すると、そこには大企業による環境汚染のために苦しんでいる人々が居る実態を知ってしまう・・・

 人間にとって重要なことは決して学力の高さや、知識が豊富なことではない。本作のジュリア・ロバーツ演じるエリン・ブロコビッチを観ていればわかるが、むしろ知識が足りないことは時にチャレンジする勇気を与える。そして、彼女が誰よりも持っているものが、やる気と正義感。この2つが全面に出ているから、やたら上司に給料アップを求めるシーンを見ていても嫌味に見えない。
 被害に遭っている住民とエリン・ブロコビッチの関係が次第に近くなっていく様子は非常に巧みな設計に思えるし、家族の絆もバッチリ描かれているし、大企業の実態を描いている社会派的な側面も見逃せない。そして、頑張る女性って素晴らしいと思わせるストーリーが良い。本作を見るまで、女は顔が良ければ良いじゃん、なんて思っていたが行動力のある女性って素敵だし、美しい。
 アメリカンドリームに憧れている人、子育てが大変でやりたいことが出来ないと嘆いている女の人、離婚歴に対して何時までもクヨクヨしている女の人、観終わった後に爽快な気分を味わいたい人は映画エリン・ブロコビッチはお勧めだ

エリン・ブロコビッチ コレクターズ・エディション [DVD]
ジュリア・ロバーツ,アルバート・フィニー,アーロン・エッカート,マージ・ヘルゲンバーガー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


エリン・ブロコビッチ [Blu-ray]
スザンナ・グラント
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


 監督はオーシャンズ・シリーズのヒット作で有名なスティーブン・ソダーバーグ監督。個人的には非常に当たり外れの大きい監督だと思っていますが、デビュー作品のセックスと嘘とビデオテープ、フランツ・カフカの小説が好きな人限定で楽しめるのがKAFKA/迷宮の悪夢、アメリカとメキシコの両国を舞台に繰り広げられる麻薬戦争を描いたトラフィックがお勧めです。

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競馬 函館スプリントS&ユニコーンS予想 いよいよ夏競馬が始ります

2015年06月20日 | 競馬予想

函館スプリントS予想


 いよいよ競馬ファンが楽しみな夏競馬の季節がやって来た。小回りコースでの開催が多くなるこの季節。特に今年はデムーロ、ルメールの外人JRAジョッキーがどのよう騎乗を見せるのが非常に楽しみだ。さて、函館競馬場の開催一発目の重賞レースが今回行われる函館スプリントS。比較的最近では短距離GⅠレースを連覇したカレンチャンが勝つなど、秋の短距離GⅠレースであるスプリンターズSに向けて見逃せない一戦だ。
 比較的時計が掛る函館競馬場のレースだが、どうやら今年は比較的芝が軽いみたいだ、しかも開幕週でありスピード決着の可能性が高いだけに、やはりここは逃げ切りが怖いレースだが、メンバー構成を見たらかなりスピード自慢が揃った印象だ。3番のアンバルブライベンの一気の逃げが怖いが、2番のメイショウイザヨイもこの枠なら先手を主張したらハイペース確実でしかも5番のエーシントップ、10番のサトノデブロマット、13番のレンイングランドもスピード充分。これだけ前に行きたい馬が多いと好位から中団で脚を矯める馬を本命にしたくなる。俺の本命はいよいよ条件レースを連勝して充実期を迎えた感のある馬が本命だ。

 ◎ 9 ティーハーフ
 ▲ 3 アンバルブライベン
 ▲ 6 ローブディサージュ
 △ 7 コパノリチャード
 △ 8 タガノアルザル
 △10 サトノディプロマット
 △12 マジンプロスパー
 × 5 エーシントップ
 ×11 セイコーライコウ
 ×14 スギノエンデバー
 ×15 クールホタルビー

 俺の本命は9番のティーハーフ。2、3歳時からそこそこ活躍してた馬だが、5歳を迎えてようやく充実期に入ってきた印象がある。以前は後方からの追い込みスタイルのレース振りで展開に左右される面が多かったが、ここ最近のレースを観ているとスタートは上手だし、以前よりも好位で流れに乗れるようになったし、また馬群から突き抜ける根性も備えた。今なら小回りコースでも能力を発揮できそうだし、逃げ争いをする馬たちを見るような形でレースを進めることが出来そうだ。かつてのようなブキッチョなレース振りでは本命にはできないが、器用さを身につけた今ならこの程度のメンバーの重賞なら勝てる。

 単穴には2頭挙げる。まずは3番のアンバルブライベン。前走の高松宮記念は重賞を制覇した勢いでGⅠレースに臨んだが、さすがに相手のレベルは今までよりは高く、しかも馬場がパワーを要求する馬場がこの馬には全く向かなかったし、通った位置も悪かった。大敗のダメージを癒して3ヶ月ぶりのレースも良い方に作用しそうだし、逃げ戦法にしかないこの馬にとって開幕週の馬場は願ったり叶ったり。簡単に他の馬が控えるようだと一気の逃げ切り勝ちもありえる。
 
 次に6番のローブディサージュを挙げる。去年はこのレースで2着に食い込んだように北海道の芝適正、距離適正を示した。去年はジョッキーは初騎乗だったこともあってか、好スタートを切ったのに、後方からのレースをしてしまったが、乗りなれた今回は三浦皇成騎手も後方まで下げるようなレースはしないだろう。馬込みに入ったほうが闘志に火がつくタイプの馬だけに、良い枠に入った。今年は去年以上の結果もありえる。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9
 2着 3、6、7、8、10、12
 3着 3、5、6、7、8、10、11、12、14、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、6
 2着 9
 3着 3、5、6、7、8、10、11、12、14、15              合計 72点

ユニコーンSの予想


 3歳の若駒によるダートレースの重賞。今回は今後も日本のダート競馬を引っ張ってくれそうな大物感たっぷりの馬が登場する。ドバイでも好レースを見せ、それまでの勝ちっぷりもインパクト充分。ここは1着固定で紐荒れを期待するレースだろう。

 ◎12 ゴールデンバローズ
 △ 4 アキトクレッセント
 △ 6 アルタイル
 △ 7 イーデンホール
 △10 ノンコノユメ
 △13 ブチコ
 △14 タップザット
 △16 ノボバカラ
 × 1 ラインルーフ
 × 2 ダイワインパルス
 × 5 ダノングッド
 × 9 クワドルーブル
 
 俺の本命は12番のゴールデンバローズ。デビュー戦の芝のレースでは2着だったが、次の未勝利戦のダートで驚異の勝ちっぷり。その後も余裕の勝利を続けてヒヤシンスSでも圧倒的な強さを見せ付けたが、その時に降したメンバーも今回出走してくるが完全に勝負付けは済んでいる。その後に青竜Sのメンバーも確かに侮れないが、どいつもこいつもチョロチョロ負けている馬ばかり。それにこの馬の場合はペースの緩急に関わらず、自在のレース運びができるのが大きい。管理する堀厩舎は今は恐ろしいぐらいにノッテいるし、この勢いはしばらくは到底止まりそうにない。ここは圧倒的パフォーマンスを見せ付けてダート界に超新星誕生を決定づけるシーンを見たい。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 12
 2着  4、6、7、10、13、14、16
 3着  1、2、4、5、6、7、9、10、13、14、16           合計 70点

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映画 めぐり逢い(1957) これこそ大人の恋愛です

2015年06月17日 | 映画(ま行)
 わか~い美男美女があらゆる障害を乗り越える情熱的な恋愛映画も良いが、ちょっと渋いオジサンと気品溢れる中年女性の恋愛模様が楽しめる映画が今回紹介する映画めぐり逢い。お互いに婚約者が居ながらも、ニューヨーク行きの航海中の豪華客船でめぐり逢った2人が本当の恋愛を求め合い、愛の絆の強さを確かめ合うストーリー展開。前半の航海中のシーンでは一方的に押しまくる男性とそんな男性の気持ちを見透かしたように焦らしまくる女性の駆け引きが大人の気分を感じさせ、なんだか都合好く進展していく様子がけっこう楽しい。
 ところが後半は打って変わったように試練が襲い掛かってくるのは恋愛映画のド定番を見せられている気分になる。そんな試練に対して、全く空気の読めない男性とあくまでも気丈に振舞い、崇高な精神を持ち続ける女性。2人の男女の描き方が対照的だが、もちろん多いに共感し、感動させてくれるのは女性の方だ。

 さて、豪華客船内で起こった恋愛映画ならば濃厚なラブシーンぐらいは出てきそうなものだが、そんなシーンが無くても充分に綺麗な恋愛模様を描くことが出来る事を証明したかのようなストーリーとは如何なるものか。
 ニューヨーク行きの豪華客船内において、世界中でプレイボーイとして有名なニッキー(ケーリー・グラント)と麗人テリー(デボラ・カー)はひょんなことから出会い、ニッキー(ケーリー・グラント)はいつも通りにあの手この手でナンパする。両者ともに婚約者がいる身であり、テリー(デボラ・カー)はニッキー(ケーリー・グラント)の猛プッシュをなんとか避けていた。しかしながら、テリー(デボラ・カー)はニッキー(ケーリー・グラント)の中に画家としての才能を知り、婚約者が居る者同士なのに2人は次第に愛し合うようになってしまう。
 ついにニューヨークに着く頃、港ではお互いの婚約者が迎えに来ているのだが、すっかり忘れられない者同士の存在になっていた2人は、今日から6ヵ月後にエンパイア・ステート・ビルディングで再会することを約束して別れるのだが、運命は皮肉なことに・・・

 この映画の面白さは次が気になるストーリー展開以外に、演出の妙を挙げることができるだろう。タバコケースや白いスカーフや絵画などの小道具を使った楽しさ、特に映像の写っている場面以外も想像させる階段の使い方なんかは熟練のテクニックを感じさせる。そしてキングコングがぶら下っているシーンで有名なエンパイア・ステート・ビルディングの出し方も上手い。
 なんだか心に響いてくる音楽は良いし、粋でお洒落な台詞がポンポン飛び出してくるのも良い。そして女同士だからこそ理解できるような心が通じ合うシーンなんかは非常に奥が深く感じるし、その後のストーリー展開の伏線になっているのも良い。そして、デボラ・カー演じる女性が本当に顔も心も美しくてサイコ~。そして、パッと見は根性の悪そうな婚約者達だが案外善人だったりするのもポイントが高い。まだまだ褒めないといけない所が、たくさんあったような気がするが、チョッピリ大人になった気分を味わえる恋愛映画を観たい人、なんだかとっても素敵な気分になれる映画を観たい人には映画めぐり逢いはお勧めだ

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競馬 エプソムC&マーメイドS予想

2015年06月14日 | 競馬予想

エプソムC予想


 今週はGⅠレースがなく、毎年のことだが、エプソムCはGⅠレースの狭間で強い馬が出走してこないレースだが、今年は秋の大レースへ向けて楽しみな馬が出走してきた。大逃げが得意、鋭い末脚が持ち味と両極端の人気馬が出走してきたが、俺の本命は東京コースを考えて鋭い差し脚を持っている2番のサトノアラジンが本命。
 相手は逃げが怖い6番のエイシンヒカリ、去年も本レースを制した12番のディサイファが相手候補として馬券を組み立てる

 ◎ 2 サトノアラジン
 ▲ 6 エイシンヒカリ 
 ▲12 ディサイファ
 △ 4 ヒラボクディープ
 △ 5 ユールシンキング
 △ 8 アーデント
 △11 フルーキー
 × 9 フェスティヴタロー
 ×10 マイネルタロー

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2
 2着 4、5、6、8、11、12
 3着 4、5、6、8、9、10、11、12

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、12
 2着 2
 3着 4、5、6、8、9、10、11、12          合計 56点


マーメイドS予想


 東の重賞レースエプソムCは固い決着の可能性が高いが、こちらはマトモに予想をして的中しそうにない大荒れのハンデ戦レースだ。実力馬と言えるのは唯一の重賞勝ち馬であるバウンスシャッセぐらいだが、トップハンデの56キロは重いし、そもそも波が激しい馬。ここは格よりも調子が良さそうな馬を狙いたい。更には比較的軽量で、好位で立ち回れる馬を本命にしたいのだが、そんな馬が16番のウインプリメーラ。メンバーを見渡してもペースが早くなりそうもなく、好位でスタミナを温存できそうなので2,000Mへの距離も対応できる。
 相手は絶好の最内枠を引き、軽ハンデで上位争いに来そうな1番イリュミナンス、先行力が非常に怖いリラヴァティを相手候補として馬券を組み立てる。

 ◎ 16 ウインプリメーラ
 ▲  1 イリュミナンス
 ▲  8 リラヴァティ
 △  2 シャトープラン
 △  9 グレイスフラワー
 △ 12 マリアライト
 △ 15 アドマイヤギャラント
 ×  7 アースライズ
 × 11 メイショウスザンナ
 × 14 カノン

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 16
 2着  1、2、8、9、12、15
 3着  1、2、7、8、9、11、12、14、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、8
 2着 16
 3着 1、2、7、8、9、11、12、14、15            合計 64点

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映画 レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い(1994)  骨肉の争いが最大の見物です

2015年06月13日 | 映画(ら行)
 雄大なモンタナの大自然を背景に、壮大なスケールで愛憎渦巻く人間ドラマが描かれているのが今回紹介する映画レジェンド・オブ・フォール。ひたすら我が儘な行動を繰り返しながらも、何故かみんなから愛される羨ましい主人公を演じているのがブラッド・ピット。愛されキャラを演じているブラピを見ていて、誰かに似ているよね~と考えていたのだが・・・な~んだ俺じゃん。いやいや本当に人気者は辛いと思わせるところなんかは共感しまくりだ。
 実は本作は色々なテーマが有るようで、無いようで一言で語るのは難しい映画だ。ブラッド・ピット演じる主人公の美しさを堪能する気分で観るのが正しい観賞の仕方だと思うが、他の登場人物も様々な想いを抱えており、しかも大河ドラマ的にアメリカの時代背景の出来事を広くカバーしている。インディアン強制移住、第一次世界大戦、禁酒法・・・まで約60年間分を描いているが、その割に所要時間は130分ぐらい。美しい自然が出てきたと思うと血みどろのシーンが出てきたり、ブラピのオーラーが出まくっていたりで退屈感はまるでない。

 殆んどの人はラブストーリーを期待して見る人が多いと思うが、本作のエドワード・ズウィック監督は良質な社会派作品の傑作を連発している人。ハリウッドの映画人は政治的にリベラル系の立場の人が多いが、この映画なんかはけっこうなアメリカ批判をしているように思わせるシーンがたくさんある。だいたいブラッド・ピット演じる主人公のキャラクターがネイティヴ・アメリカン(インディアン)の精神をモロに影響を受けている設定であり、彼が対立するのは兄弟ケンカも含めてアメリカのお役人が殆んどで、他に熊と戦っているシーンがあるぐらい。そのように考えると、にわかに理解しがたい主人公の行動も少しはわかったような気になれる。

 まるでアメリカに背を向けるように放浪ぐせのある男の生き様、さらには良い死に方(?)まで学べるストーリーとは如何なるものか。
 19世紀初めにおいて、インディアン討伐を行っていたウィリアム・ラドロー大佐(アンソニー・ホプキンス)だが、政府の残酷なやり方に失望し、モンタナの山奥で静かに暮らすことを求めた。その地で彼には長男アルフレッド(エイダン・クイン)、次男トリスタン(ブラッド・ピット)、三男サミュエル(ヘンリー・トーマス)の3人の息子に恵まれ、大自然の環境の中で子供たちも成長していく。
 時は経ち、東部のハーバード大学から三男のサミュエル(ヘンリー・トーマス)が婚約者であるスザンナ(ジュリア・オーモンド)を連れて帰ってくる。スザンナ(ジュリア・オーモンド)の美しさに、アルフレッド(エイダン・クイン)、トリスタン(ブラッド・ピット)の2人の兄も魅了される。
 やがて第一次世界大戦が勃発。父親のウィリアム(アンソニー・ホプキンス)の反対にも関わらず、3人の兄弟はヨーロッパ戦線へ出発する。スザンナ(ジュリアン・オーモンド)からサミュエル(ヘンリー・トーマス)の命を託されたトリスタン(ブラッド・ピット)だったが、過酷な戦争はサミュエル(ヘンリー・トーマス)を戦死という結果をもたらす。
 そして戦地から帰ってきたアルフレッド(エイダン・クイン)はスザンナ(ジュリアン・オーモンド)にかねてから想っていたことを告白するのだが、彼女は彼を受け入れることができない。しばらくして、サミュエル(ヘンリー・トーマス)を助けられなかった後悔の意識から故郷へ戻らなかったトリスタン(ブラッド・ピット)だったが、いきなり帰ってきた。実はスザンナ(ジュリアン・オーモンド)は心の中ではトリスタン(ブラッド・ピット)の事を愛しており、2人は結ばれる。
 そのことを知ったアルフレッド(エイダン・クイン)は家を出てしまうのだが、ここからアルフレッド(エイダン・クイン)とトリスタン(ブラッド・ピット)の兄弟確執は本格化するのだが・・・

 ハンサムな兄弟が美しい女性を奪い合う、なんてストーリーは妄想の激しい女性なら憧れそうなストーリーだが、本作はそのような想いを吹き飛ばしてしまう結果が待っている。この映画の凄いところはトリスタン(ブラッド・ピット)が愛した者、または彼を愛した者には、ことごとく不幸が訪れること。その元凶を突き止めるとアメリカという国家そのものだったということに気付くと、なかなかこの映画は味わい深い。
 他にも主人公のトリスタンという名前からして意味深だし、トリスタン(ブラッド・ピット)の宿命のライバルが熊という件も笑えるようで実は考えさせられるし、アメリカの歴史についても考えさせられるし、何だか他にも俺が気づいていないことがたくさんあるような気がする。
 しかし、そんな深読みしなくても充分にこの映画は楽しめる。モンタナの大自然は圧倒的で見ているだけで素敵な気分になれるし、恋愛映画として見ても美しいシーンが多くて楽しめるし、骨肉の争いは人間ドラマとして見応えがあるし、復讐劇としても親子、兄弟、友情など固い結束が描かれているので不快感なんかまるでない。ブラッド・ピットが大好きな人ならば男女を問わずに楽しめるし、アンソニー・ホプキンスや他の登場人物たちが抱える想いは観ている側にも熱い想いとして伝わってくるだけに人間ドラマとして見応えがある。
 現在の大河ドラマは視聴率がかなり悪いとの噂を聞くが、俺に言わせれば毎週の如く1時間近くあるドラマなんかは無駄なシーンを付け足しているのだからダラダラ感があって面白く無いのは当然の事。本作はそのように考えれば中味が130分間でギュッと凝縮されている。今回は映画レジェンド・オブ・フォールを万人にお勧めしたい映画として紹介しておこう

レジェンド・オブ・フォール コレクターズ・エディション [DVD]
ジム・ハリスン
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


レジェンド・オブ・フォール [Blu-ray]
ブラッド・ピット,アンソニー・ホプキンズ,アイダン・クイン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


 監督は前述したように社会派作品の傑作を連発するエドワード・ズウィック、デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマンが一躍スターダムに登りつめる結果になったグローリー、トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之などが競演してラストサムライ、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー競演のブラッド・ダイヤモンドがお勧め。
 そして今となっては懐かしいデミ・ムーアが最も綺麗だったと思えるきのうの夜は…もお勧めに挙げておきます。

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映画 レクイエム・フォー・ドリーム(2000) 見事な落ちっぷりです

2015年06月08日 | 映画(ら行)
 麻薬、薬物、覚せい剤の恐ろしさを描いた映画が今回紹介する映画レクイエム・フォー・ドリーム。あまりにもの不道徳なテーマを扱った作品だが、問題なのは面白く描き過ぎていること。ドキュメンタリータッチに描いていれば、恐らく大して面白くないが文部科学省推薦のお墨付き映画として多くの若者に見せたい内容の映画。しかし、本作はありとあらゆる映像テクニックを使い、刺激的な音楽が使われていたり、アブノーマルなシーンが出てきたり、さすがに学校の先生は生徒達に見せたいと思えないだろう。
 しかしながら、教育とは関係なく映画として観れば、多くの人がはまりそうな作品で強烈な余韻に浸れる。ストーリー的には昔からよくあるパターンで、登場人物たちが夢に向かって突き進もうとして栄光を掴みかけるが、急に坂道を転げ落ちていく展開。しかし、多くあるその手の映画が最後の最後で突き落とされるのに、落ちっぷりの方が時間を掛けてジックリ描かれているのが本作の特徴だ。

 自らの夢を実現するための代償がコレ!と思わせるストーリーとは如何なるものか。
 ニューヨークのブルックリンにおいて。団地に住む未亡人であるサラ(エレン・バースティン)はテレビばかり見ている日々。ある日の事、サラ(エレン・バースティン)に、ダイエットをテーマにした大好きな番組からの出演依頼がくる。サラ(エレン・バースティン)はお気に入りの赤いドレスを着て番組に出演することを夢みていたのだが、すっかり太ってしまって赤いドレスを着ることができなくなっていた。自己流でダイエットに挑戦するが、なかなか成果が表れないことに焦り出したサラ(エレン・バースティン)は、同じ団地の知り合いから聞いたダイエット薬物に手を出し、依存してしまう。
 サラ(エレン・バースティン)のひとり息子であるハリー(ジャレッド・レト)はロクに仕事もせずに親友のタイロン(マーロン・ウェイアンズ)と麻薬に溺れる日々。しかし、恋人のマリオン(ジェニファー・コネリー)とは将来の夢について語り合っていて、素敵なカップルに見える。
 ハリー(ジャレッド・レト)はマリオン(ジェニファー・コネリー)との夢を実現するために、タイロン(マーロン・ウェイアンズ)と麻薬を売りさばくビジネスに手をだしてしまう。最初こそは順調だったのだが次第にトラブル続きになり、ハリー(ジャレッド・レト)とタイロン(マーロン・ウェイアンズ)は自らが更に麻薬漬けになり、マリオン(ジェニファー・コネリー)は覚せい剤欲しさに自らの体を売る・・・

 こいつ等の幻覚、妄想がホラー映画並みに怖い。特にサラ(エレン・バースティン)の幻覚症状のパートはかなりやばいし、ラストの変貌ぶりは化け物。
 なんだかんだ言ってもハリー(ジャレッド・レト)とマリオン(ジェニファー・コネリー)の恋愛の様子はとっても素敵なシーンが多いし、なかなか感動させるのだが・・・。従来の映画においては愛の力は様々な困難に打ち克つのが定番なのだが、本作に関しては愛の力ですら手に負えない状態。そして、失う物があれば得る物がある、と言うのは多くの映画でも語られている教訓だが、本作においては失う物ばかり。ハッキリ言って内容は褒められた物ではないが、様々なテクニックを駆使した映像表現や音楽はなんだか惹きつけられるし、麻薬を自らの体に打ち込んだときの瞳が大きくなるシーンが度々出てくるのだが、このシーンが出てくるたびに俺がラリっている気分になる。
 もうハッピーエンドの映画には飽きた人、後味の悪い映画を見たい人、破滅へ向かっていく映画が見たい人、ジェニファー・コネリーの美少女時代からのファンの人、もしくはすっかり大人になったジェニファー・コネリーが見たい人、ダーレン・アロノフスキー監督の作品と聞いて心が踊る人には映画レクイエム・フォー・ドリームはお勧めしたい

レクイエム・フォー・ドリーム <HDリマスターDVD>
ダーレン・アロノフスキー,ヒューバート・セルビー・Jr,ヒューバート・セルビー・Jr,ボー・フリン,ステファン・シムコウィッツ,ニック・ウェクスラー
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レクイエム・フォー・ドリーム <HDリマスターBlu-rayスペシャル・エディション> [Blu-ray]
ダーレン・アロノフスキー,ヒューバート・セルビー・Jr,ヒューバート・セルビー・Jr,ボー・フリン,ステファン・シムコウィッツ,ニック・ウェクスラー
ポニーキャニオン


 監督は鬼才ダーレン・アロノフスキー、彼のお勧め作品は数学と宗教が融合した難しい内容のπ(パイ)、ミッキー・ローク主演のレスラーが良いです。

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競馬 安田記念予想 ここに来て本格化です

2015年06月07日 | 競馬予想
 

安田記念の予想


 最近は俺の予想が頓珍漢すぎてダメダメだ。先週の日本ダービーは展開からして読み間違え。自信がなくなってきた今日この頃。今日はこれからも色々と所用があり、時間が無いので予想印と買い目だけ書いておきます。6歳にして本格化し、前走のマイラーズCもスローペースで、しかも追い出すのに前が開かずに遅れるロスがありながらも突っ込んできたフィエロが本命。

 ◎ 10 フィエロ
 ▲  6 モーリス
 ▲ 13 ヴァンセンヌ
 △  9 リアルインパクト
 △ 12 クラレント
 △ 14 サトノギャラント
 △ 16 カレンブラックヒル
 ×  1 サンライズメジャー
 ×  2 ダノンシャーク
 ×  4 メイショウマンボ
 × 11 ブレイズアトレイル

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  6、9、12、13、14、16
 3着  1、2、4、6、9、11、12、13、14、16

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 6、13
 2着 10
 3着 1、2、4、6、9、11、12、13、14、16                合計 72点

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映画 ビューティフル・マインド(2001) ノーベル賞受賞者ジョン・ナッシュの半生です

2015年06月06日 | 映画(は行)
 先日(5月23日)のことだが、ノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュが妻アリシアと乗っていたタクシーが交通事故を起こし死亡してしまった、享年86歳。今回紹介する映画ビューティフル・マインドはジョン・ナッシュ氏の半生を描いた伝記映画。天才数学者であり、彼の編みだしたナッシュ均衡は経済の分野でも多大な貢献をし、その業績が認められて彼はノーベル経済学賞を受賞するのである。さぞかし、本作においてジョン・ナッシュ氏の凄さが、ひたすら強調された内容かと思って観ていたら全くの肩透かし。彼の編みだしたナッシュ均衡の説明らしきやり取りが描かれてはいるのだが、俺には正直なところ、よく理解できなかった。しかし、そんな学問的な小難しい内容なんか全く理解できなくてもオッケ~。だいたい本作を観て、ジョン・ナッシュって偉い人だな~と思う人はまず居ない。
 この映画の真骨頂は酷い精神疾患を抱えてしまったジョン・ナッシュと、そんな彼を必死で支え続けようとする奥さんのアリシアの夫婦愛の物語。幻覚を見続けていて、ますます妄想が激しくなる旦那さんに引きずり回される奥さんだが、半ば諦めながらも真実は心の中にあるとの信念を持ち続けて、旦那さん、それ以上に自分自身を励ましているような姿が感動的だ。

 さて、二人三脚で困難に立ち向かう、美しい夫婦の姿が描かれたストーリーとは如何なるものか。
 1947年、プリストン大学院に入学したジョン・ナッシュラッセル・クロウ)は友達付き合いが苦手で、独善的な性格。唯一の友達は同部屋の学生寮に住むチャールズ(ポール・ベタニー)のみ。この世を支配している真理を探し出したい、という想いで1人で研究に没頭する。研究の成果は後の経済学にも影響を与えるナッシュ均衡を発明した。
 そんな彼のズバ抜けた頭脳は、大学の講師をしながらアメリカ政府組織の一員であるバーチャー(エド・ハリス)からも注目され、対ソ連の暗号解読を依頼される。国のために働く喜びを感じ、さらには受講生であるアリシア(ジェニファー・コネリー)と愛し合い、そして結婚。
 しかし、バーチャー(エド・ハリス)からの対ソ蓮の任務は次第に重要性を帯び、しかも何者からか命を狙われるようになってしまうのだが・・・

 前半はサスペンスタッチの要素があり、後半はドンデン返しを喰らわして、ヒューマンドラマの趣きに変貌する構成がなかなか面白い。1本の映画を観て、2本の映画を観たような得をした気分になれる人も居るかもしれないが、俺なんかは前半の部分を後半になっても引き摺っていた為に、ありとあらゆる物が幻覚に見えてしまい、実は奥さんの存在も、ノーベル経済学賞受賞も幻覚でした~、なんてオチがあるのかと思ってヒヤヒヤして観てしまった。
 しかし、ジョン・ナッシュとアリシアの絆の固さを感じさせる言動はとても素敵で観ている我々に美しい心を持たせてくれる。そしてジョン・ナッシュのノーベル経済学賞受賞の功績は、実は妻であるアリシアの存在がとてつもなく大きく、男が大成するには、よくできた女性の力が必要だということが理解できる。
 ノーベル賞の候補のお知らせの発表はこんな降って沸いたかのようにされるのかと驚けるし、またジョン・ナッシュが周囲の人々から尊敬の念を集めるシーンは前半の部分とシンクロして感動させられる。とにかく本作は何かと驚き、感動できる映画だ。しかも、改めて観ると本作のラストシーンは先日の事故を何となく暗示しているようで更に驚いた。
 何かと最近は夫婦仲がギクシャクしているように感じている人、サスペンス映画と恋愛映画をまとめて観たい人、歴代アカデミー作品賞に輝いている映画を観たいのだが、何を観たら良いのかわからない人、先日の事故でジョン・ナッシュという人物を初めて知った人・・・等など映画ビューティフル・マインドはお勧めだ

ビューティフル・マインド [DVD]
シルヴィア・ネイサー,トッド・ハロウェル,カレン・ケーラ,ブライアン・グレイザー,アキバ・ゴールズマン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


ビューティフル・マインド [Blu-ray]
ラッセル・クロウ,エド・ハリス,ジェニファー・コネリー,クリストファー・プラマー,ポール・ベタニー
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


 ちなみに監督はヒット作多数のロン・ハワード。彼のお勧めは多数ありますがトム・ハンクス、ダリル・ハンナ競演のスプラッシュ、メル・ギブソン主演の身代金が良いです。

 出演者では出番が少ないながらも精神科の先生役でクリストファー・プラマー。この人のお勧め作品としてスパイク・リー監督のインサイドマンがお勧め。

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映画 いとこ同士(1959) リアリティに溢れています

2015年06月02日 | 映画(あ行)
 この世の中、真面目に努力すれば、きっと報われると思っている人が多いと思うし、俺もそのように信じているようにしている。しかし、そのように思っている人が今回紹介する映画いとこ同士を観れば、きっとショックを受けるだろう。俺みたいな馬鹿正直に生きる人間は、いざと言う時にひ弱な部分が出てしまうが、好い加減に生きる人間の図太さが非常に羨ましく感じてしまう今日この頃。フランスのヌーベルヴァーグを代表する映画として語られることが多い映画だが、現在にも通用する内容だ。

 堅物とプレイボーイ、性格が全く異なるいとこ同士において、非情なる運命に呆気にとられそうになるストーリーとは如何なるものか。
 田舎から大学へ通うためにパリへ出て来たシャルル(ジェラール・ブラン)は、従兄のポール(ジャン=クロード・ブリアリ )が暮らす豪勢なアパートに移り住む。真面目に部屋に籠って勉強しまくるシャルル(ジェラール・ブラン)と毎日友達をアパートに呼んで酒池肉林のパーティーを繰り広げるポール(ジャン=クロード・ブリアリ )の生活は正反対。
 ある日の事、シャルル(ジェラール・ブラン)は一目惚れしたフローランス(ジュリエット・メニエル)とデートの約束をするが、とんだ行き違いがあってフローランス(ジュリエット・メニエル)はポール(ジャン=クロード・ブリアリ )と一緒に彼のアパートでシャルル(ジェラール・ブラン)が帰ってくるまで待つ羽目になるが、その間にポール(ジャン=クロード・ブリアリ )とフローランス(ジュリエット・メニエル)の仲が恋愛関係に発展してしまう。
 せっかくの恋愛を滅多切りにされたシャルル(ジェラール・ブラン)は、さらに勉強に打ち込むのだが、隣の部屋ではポール(ジャン=クロード・ブリアリ )とフローランス(ジュリエット・メニエル)がいちゃついている日々が続く。
 そして、いよいよ試験の日がやって来た。全く勉強せずにパーティーばかりやっていたポール(ジャン=クロード・ブリアリ )は要領良くカンニングする等して合格。そして次の日にシャルル(ジェラール・ブラン)が試験を受けるのだが、なんと不合格になってしまう。落第してしまったシャルル(ジェラール・ブラン)は自暴自棄になりパリを彷徨い、そしてアパートへ戻り拳銃をポール(ジャン=クロード・ブリアリ )に向けるのだが・・・

 この、いとこ同士だが決して仲が悪いことはなく、むしろ仲が良いぐらいだ。見かけによらず、この2人の関係はなかなか熱いものがあるし、それはラストシーンにも表われる。さて、この2人だが田舎暮らしで何かと母親想いのシャルル(ジェラール・ブラン)と、ちょっと悪そうな人間と絡みながらも何不自由なく都会での生活を楽しんでいるポール(ジャン=クロード・ブリアリ )の生き方、価値観、モラルは正反対。俺なんかは当然の如くシャルル(ジェラール・ブラン)の方に同情してしまう。
 しかし、女は横取りされ、努力はまるで報われない。そして、運命という引き鉄までも自分に向かってくるように、まさに踏んだり蹴ったりの、やってられない結末。しかし、この映画を観終わった後に我々は気付く。やっぱり現実はコッチだよね~ということに。
 正直なところ、ひたすらノーテンキでハッピーな映画を好む人にはお勧めできないが、昔のフランス映画が好き、夢物語よりリアリティのある映画が観たい、ヌーヴェルバーグと聞いて心が踊る人、このブログを読んで本作に興味が湧いてきた人には映画いとこ同士はお勧めだ

いとこ同志 [DVD]
ジェラール・ブラン,ジャン=クロード・ブリアリ
IVC,Ltd.(VC)(D)


 監督はジャン=リュック・ゴタール、フランソワ・トリュフォー、ルイ・マル等と一斉にマンネリ化したフランス映画に革命を起こしたヌーヴェルバーグを代表するクロード・シャブロル。実はこの監督の作品は本作しか観たことがないので、逆にお勧めがあれば教えてください。

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