褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 僕の村は戦場だった(1962) ソ連発の反戦映画です

2020年01月27日 | 映画(は行)
 映像の詩人なんて呼ばれることの多いソ連出身の映画監督アンドレイ・タルコフスキー。その美しい映像は今日においても魅了される人は多いが、その一方で『難しくて意味がわからん』『テンポがとろい』『眠たくなる』だの批判する人もいる。しかし、今回紹介する映画僕の村は戦場だったは彼の他の作品に比べてストーリーがあり、わかり易い作品。彼の映画はどの分野が相当なのかわからないのもあるが、本作は反戦映画の分野に入る。ソ連といえば日本から見ればヤクザっぽい武闘大国のイメージがあったりするが、そんな国でも立派な反戦映画を撮ることができる。
 戦争を背景にした映画となると、過剰なぐらいの暴力や残虐なシーンが出てくることがある。しかし、本作は少しばかり銃声が聞こえたり、弾道の灯りが見えたりするぐらいで目を背けるようなシーンは出てこない。それでいて戦争ってやっぱり悲惨だよな~と観ている者に訴える表現が上手い。

 モノクロ作品でありながら美しい映像が散りばめられ、子供を主役にした珍しい反戦映画のストーリーの紹介を簡単に。
 舞台設定は第二次世界大戦、ドイツと戦っている最中のソ連において。まだ12歳の少年であるイワン(ニコライ・ブルリャーエフ)はソ連軍の斥候として働いていた。大尉だの中尉だのエラいさんの大人たちは、イワン少年の身を案じて彼を戦場から外して幼年学校へ行かそうとする。
 しかし、イワン少年は優しい大人たちの提案を頑なに拒否。彼を戦場の最前線に駆り立てるのは肉親を爆撃で殺されたドイツ軍に対する憎しみ。やがて戦争も終わり・・・

 まだ12歳にもなってないような少年を戦争で危険な任務につかそうとするとは、ソ連の軍人はひどい奴ばかりだと思っていたら、ストーリー紹介にも述べたようにかなり優しい大人達。むしろ大人達はイワン少年に愛情を注いでいるようにも見える。しかし、戦争は純粋な少年の心に憎しみの気持ちをもたらしてしまい、少年の怒りが表される目がひたすら悲しい。本作を観れば戦争は命を奪うだけでなく、人間の心を蝕んでしまうことがダメだ。この少年の結末には思わず涙を出させる。
 本作はアンドレイ・タフスキー監督の長編デビュー作である。しかし、デビュー作品から彼らしさが一杯。火や水の使い方、たびたび出てくる夢のシーン、セピア色での白樺のシーン、空中浮遊・・・等など。他のタルコフスキー作品を観たことがある人が本作を初めて観ると彼らしい作風を楽しめる。
 そして今回改めて観て気づいたのが、音楽やセットに黒澤明監督を感じさせること。この2人は交友があったのは有名だが、それは本作からも感じさせる。アンドレイ・タルコフスキー監督の作品は好きなのだが、なぜか本作は観てない人、あるいはアンドレイ・タルコフスキー監督の名前は聞いてことがあるけれど自分には敷居が高いと思って避けている人、ソ連の映画を観たくなった人、ストーリー展開よりも映像に興味がある人・・・等に今回は僕の村は戦場だったをお勧め映画として挙げておこう。





 監督は前述したアンドレイ・タルコフスキー。観る人を選ぶ映像作家だが、個人的にはお気に入りの監督。SF映画の金字塔として名作に挙げられる惑星ソラリス、彼の遺作サクリファイス、タルコフスキー監督の平和への想いが伝わってくるノスタルジアがお勧めです。


 
 
 

 
 

 




 
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競馬 東海S&アメリカJCC予想(2020)

2020年01月26日 | 競馬予想
 今日も所用で忙しく予想のみのアップ。今日こそ初馬券的中するように皆さんも祈ってください(笑)
東海Sの予想
本命は前走で脆さを露呈してしまったが、3連勝中の内容の素晴らしさにGⅠ級のスケールを感じさせるエアアルマスに期待。
◎ 7 エアアルマス
▲ 1 モズアトラクション
▲13 インティ
▲14 キングズガード
△ 2 コマビショウ
△ 4 スマハマ
△12 ヒストリーメイカー
× 3 アングライフェン
×11 ビルジキール
×15 ヴェンジェンスス

買い目 三連単フォーメーション
1着 7
2着 1、2、4、12、13、14
3着 1、2、3、4、11、12、13、14、15

買い目 三連単フォーメーション
1着 1、13、14
2着 7
3着 1、2、3、4、11、12、13、14、15     合計 72点


アメリカJCCの予想
GIホースであり凱旋門賞からの帰国初戦を迎えるブラストワンピースが出走する注目の一戦。しかし、俺の本命は中山コースは超得意のウラヌスチャームが本命。対抗には斤量と調子が戻ってきたラストドラフト
◎ 1 ウラヌスチャーム
〇 2 ラストドラフト
▲ 3 ミッキースワロー
▲11 ブラストワンピース
△ 5 スティッフェリオ
△ 9 ニシノデイジー
△10 ステイフーリッシュ
× 8 グローブシアター
×12 サトノクロニクル

買い目 三連単フォーメーション
1着 1
2着 2、3、5、9、10、11
3着 2、3、5、8、9、10、11、12

買い目 三連単フォーメーション
1着 2、3、11
2着 1
3着 2、3、5、8、9、10、11、12

買い目 三連単フォーメーション
1着 2
2着 3、5、9、10、11
3着 1                              合計 68点
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映画 15時17分、パリ行き(2018) 今までの人生が無駄ではないことがわかる?

2020年01月20日 | 映画(数字、アルファベット)
 ちょっと最近だが、東海道新幹線の車内で刃物を持った男が乗客3名の男女を切りつけて殺傷する事件があった。走行中という新幹線という逃げ場所も隠れ場所も限られている中で、刃物を持っている男が突っ立っていることを想像するだけでも恐ろしい。
 日本のような治安が良い国でこんな事件が起きるとはショックだが、やっぱり海外でも似たような事件があった。アムステルダム発フランス行きの高速鉄道タリス内で起きたイスラム過激派の男による銃乱射事件。今回紹介する映画15時17分、パリ行きは、偶然にもその場に居合わせてしまった3人のアメリカ人の若者を描いた映画。この時の列車内の様子を描くだけでもスリリングな内容の映画が出来上がると思うのだが、本作の監督はクリント・イーストウッド。彼ほどの巨匠ともなると我々のような凡人とは着眼点が違う。相変わらず彼の映画は色々なテーマを内包しているだけに観終わった後に色々と考えさせる。
 そして、本作で触れておかなければならないのは、3人の若者を演じるのが俳優ではなく、実際にその場に居合わせた3人を本人役に起用していること。果たしてその効果は?

 実際の事件を描いた映画なだけにネタ晴らしオッケーの作品。今回は非常に簡単にストーリーの紹介を。
 アメリカ人の3人の若者が休暇を利用してヨーロッパ旅行にやってきた。その3人がイタリア、ドイツ、オランダを回って、アムステルダム発パリ行きの高速列車タリスに乗るのだが、フランス国境内に入った後にイスラム過激派の男が銃を乱射。多くの乗客たちがパニックになり逃げまどう中、3人の若者が敢然とテロリストに立ち向かう。

 この3人の若者は小学校時代からの友人。彼らの小学生時代からの様子が描かれているが、実はこの3人はけっこうな駄目っぷりを披露してくれる。少学生時代の学校に迷惑をかけ、親を泣かせてしまうシーンが描かれたりする。夢に向かって頑張る姿も描かれていたりするが、何かと欠点が現れてしまい思い通りにいかない。休暇中の旅行時の行動にしてもメインは女の子のナンパかよ、なんてシーンも多くあったりする。大して社会の役に立つことが無さそうだった彼らが、なぜ銃を撃っているテロリストに立ち向かうことができたのか?その答えとなるようなヒントが色々と散りばめられている設定がなかなかニクイ。
 俺が本作から特に感じることが出来たのは、今までの人生は決して無駄ではなかったということ。まあ、俺なんかは今までの人生の50年近くを目的もなく、ボケ~と過ごしていた。しかし、そんな俺でもここぞという時には力を発揮する場面があるように思えて自信が湧いてきた。これは俺だけではなく、すべての人に当てはまるはずだ。
 なんだか若者のロードムービー的な要素があってリラックスできたり、ヨーロッパの名所を楽しめたり、宗教との接し方を学べたり、誰しも英雄に成りえることがわかったりする。そして3人の若者を当事者に演じさせた奇抜なアイデアはきっと昼飯を食っている最中に思い浮かんだ程度のことだったと思うのだが、意外にもその効果がラストへ向かって効いてくる。
 特に俺って何のために生きているんだよ、なんて嘆いている人に今回は15時17分、パリ行きをお勧め映画として挙げておこう。

15時17分、パリ行き [DVD]
アンソニー・サドラー,アレク・スカラトス,スペンサー・ストーン
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント


 監督は前述したクリント・イーストウッド。今や90歳の一歩手前の大御所。未だにその情熱は冷めやらず日本でも新作リチャード・ジュエルが公開中。お勧め映画となると多すぎるのだが、個人的に一番好きな映画としてミスティック・リバーを挙げておこう。


 

 

 

 

 
 
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競馬 日経新春杯&京成杯の予想(2020)

2020年01月19日 | 競馬予想
 今日は色々と楽しみなレースが重賞で2レースある。今日は非常に理論的に予想できたのだが、所用のために忙しく予想だけをアップしておきます。
日経新春杯予想
◎ 6 モズベッロ
▲ 2 レッドジェニアル
▲ 4 レッドレオン
▲13 アフリカンゴールド
△ 1 メロディレーン
△ 7 タイセイトレイル
△11 サトノガーネット
× 3 マスターコード
× 5 チェスナットコート
×14 プリンスオブペスカ

買い目 三連単フォーメーション
1着 6
2着 1、2、4、7、11、13
3着 1、2、3、4、5、7、11、13、14

買い目 三連単フォーメーション
1着 2、4、13
2着 6
3着 1、2、3、4、5、7、11、13、14   合計 72点

京成杯予想
◎ 6 ゼノヴァース
▲ 1 クリスタルブラック
▲10 ビターエンダー
▲12 スカイグルーヴ
△ 4 ロールオブサンダー
△ 7 ディアスティマ
△ 8 ヒュッゲ
△ 9 キムケンドリーム
×11 ヴィアメント

買い目 三連単フォーメーション
1着 6
2着 1、4、7、8、9、10、12
3着 1、4、7、8、9、10、11、12

買い目 三連単フォーメーション
1着 1、10、12
2着 6
3着 1、4、7、8、9、10、11、12    合計 70点

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競馬 愛知杯の予想(2020)

2020年01月17日 | 競馬予想
 今年は中京競馬場ではなくて、小倉競馬場で行われる愛知杯。メンバー的にタフなレースになりそうだ。ここは素直に実力馬を信頼して予想する。
◎ 8 パッシングスルー
〇14 フェアリーポルカ
△ 1 サヴォワールエメ
△ 2 センテリュオ
△ 3 レイホーロマンス
△ 5 デンコウアンジュ
△ 6 アルメリアブルーム
△ 7 アロハリリー
△10 ランドネ
△12 カレンシリエージュ
△16 サラキア

買い目 三連単2頭軸マルチ
軸  8、14
相手 1、2、3、5、6、7、10、12、16        合計 54点



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映画 アルゴ(2012) アメリカとイランの仲が悪い理由がわかる?

2020年01月14日 | 映画(あ行)
 いきなり年始からアメリカとイランの間で緊張感が走った。ひとまずは戦争のリスクは少なくなったような状況だが、まだ予断は許さない。しかしながら、アメリカとイランはなぜこんなに仲が悪いのか?その理由が少しだけわかる映画が今回紹介するアルゴ。冒頭からイランとアメリカの第二次世界大戦後から1979年のイラン革命に至る両国の関係と経緯が説明される。
 ちなみに本作はアメリカ映画の最高の栄誉であるアカデミー賞受賞作品。しかしながらアカデミー受賞作品だからといって必ずしも傑作ばかりではないし、面白いとは限らない。むしろ、当時のアメリカの政治的な状況に求められる作品が受賞することが多い。ちなみに本作は2012年の作品であるが、この年にアカデミー賞を受賞した意義はどこにあったのか?

 サスペンス映画の体裁をとりながらも、バリバリに政治的要素が感じられるストーリーとは如何なるものか
 1979年のイラン革命において、反米感情が爆発したイランの過激派グループがアメリカ大使館を占拠。密かにアメリカ大使館を脱出した6人のアメリカ人外交官たちは、近くにあるカナダ大使館の公邸に身を潜める。
 イラン人に見つかると処刑必至のため、ビクビクして一歩も外へ出ることが出来ない6人の居場所を特定したアメリカ諜報機関のCIA。そんな彼らを救出するために、CIAの職員であるトニー・メンデス(ベン・アフレック)は素人もビックリ仰天の方法を提案し、単身でイランに乗り込むのだが・・・

 救出作戦の内容が素っ頓狂過ぎるのだが、驚いたことに実話を基にした映画。会社の偉いさん連中が問題解決のために延々と会議をしている時に、時々何もわかっていないような人間が思いつきで発言したら、実はそれが最高のアイデアだった、なんてことがある。本作における救出作戦が、まさにド素人レベルのアイデア。しかし、本作品の場合はド素人ではなく、人質救出のプロが提案するのだから面白い。しかも、この救出作戦の内容が映画愛を感じさせるだけにアカデミー作品賞を与えたくなる理由もよくわかる。

 それにしても本作のような映画を見せられると、日本人として考え込んでしまう時がある。この映画で救出される6人は『もう限界だ』なんて言いながら、実際は3ヶ月程度我慢しただけ。我が国の拉致被害者は何年間我慢しなければならないのか?敵国に乗り込んで自国民を救出してしまうアメリカと言う国はなんだかんだ言っても羨ましい国だ。
 やたらと緊張感を煽る演出はスリルを味わえて楽しいし、2012年という年はアメリカの大統領選挙だったということを思い出してもらえれば更に楽しい。ハリウッドの映画人には民主党支持者が多いが、本作なんかは民主党のプロバガンダ的な意味を持つ作品だということを観終わった後に感じることができる。そこまで考えると本作がアカデミー作品賞を受賞した理由がハッキリわかる。

 政治的要素を感じさせる映画ではあるが難解な映画ではないし、歴代アカデミー作品賞受賞作品の中でも面白い方の部類にはいる映画。そしてタイトルの意味を知った時に映画愛を感じることができるアルゴは、過去のイランアメリカ大使館人質事件を描いているが、タイムリーな映画としてお勧めしておこう。

アルゴブルーレイ&DVD (2枚組)(初回限定版) [Blu-ray]
ベン・アフレック,ジョージ・クルーニー,グラント・ヘスロヴ,クリス・テリオ
ワーナー・ホーム・ビデオ


 監督は本作で主演も兼ねるベン・アフレック。最近はまた役者業を活発化していますが、個人的にはもう監督業に専念しろと言いたい。なかなか彼の監督作品は少ないながらも傑作ぞろい。監督デビュー作品であるゴーン・ベイビー・ゴーン、そしてザ・タウンの両作品は余韻をバッチリ感じさせるお勧め作品です。










 



 

 

 


 

 

 

 
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競馬 フェアリーS予想(2020) 

2020年01月12日 | 競馬予想
 中山1600Ⅿコースで行われる3歳牝馬のレース。まだキャリアの少ない上に当てにならない若い牝馬同士の対決。しかもトリッキーなコース設定と過去の例からも見られるように荒れる要素が満載のレース。例年なら全馬に勝つ可能性のあるレース。しかし、今年の出走馬には大物らしき馬が出走してくる。

◎ 11 アヌラーダプラ
△  1 スマイルカナ
△  3 ソーシューフォリア
△  4 ダイワクンナナ
△  5 ポレンティア
△  7 ペコリーノロマーノ
△  8 チェーンオブラブ
△ 10 シャインガーネット
×  6 セイウンヴィーナス
×  9 ウインドラブリーナ
× 14 カインドリー
× 16 ハローキャンディ

 俺の本命は11番のアヌラーダプラ。ちなみに馬名の由来は地名でありスリランカにある古都名だ。デビュー戦は超スローペースを馬なりでさっさと先頭でゴールを駆け抜け、前走も先を見据えての後方からのレース。連勝という成績もだが、その内容が素晴らしい。しかも鞍上はシンザン記念でいきなりの好騎乗を見せつけるルメール。今年のルメールは年始から爆発だ。
 ここはガミル可能性もあるが、1着固定の3連単でヒモは幅広く買う。

買い目 三連単フォーメーション1着固定
1着 11
2着 1、3、4、5、7、8、10
3着 1、3、4、5、6、7、8、9、10、14、16   70点

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競馬 シンザン記念予想(2020) 

2020年01月11日 | 競馬予想
 いきなり金杯からずっこけてしまった。今年は三連単ばかりではなく臨機応変にその他の馬券の買い方も取り入れていこうと思う。今回は馬単で買うことにする。この時期の三歳馬の重賞はキャリアも浅くて能力の見極めが難しいが、過去の勝ち馬にはタニノギムレット、ジェンティルドンナ、ミッキーアイル、アーモンドアイといったクラシックやNHKマイルCを勝つような名馬が誕生しているように今後の競馬の予想のためにも目を離せない一戦だ。しかし、今年は少頭数の10頭。この頭数ならペースは落ち着きそうだ。どうやら明日の京都競馬場の天気は便妙だが恐らく良馬場で行われるだろう。それにしても京都の芝コースは時計が掛かっていてちょっとパワーが要る馬場。さて9番のルーツドールだが前走の東京コースでの勝ちっぷり、血統から現在のところ単勝1倍台の圧倒的な人気に推されているが、まだキャリアも浅いしここは評価を下げるのもありか。ちなみに俺の本命は競馬界のレジェンドが鞍上の馬だ。

◎ 5 オーマイダーリン
〇 4 タガノビューティー
▲ 1 サンクチュエール
▲ 6 プリンスリターン
△ 2 ヴァルナ
△ 3 コルテジア
△ 8 カバジェーロ
△ 9 ルーツドール

 俺の本命は5番のオーマイダーリン。今年51歳を迎える日本競馬界の宝でありレジェンドであり武豊騎手が鞍上だ。初戦こそは道悪もあり絶好の位置取りから、なだれ込んだだけのレース振りだったが、しかし前走で後方からレースを進めると内容が一変。あの末脚は相当の能力を感じさせた。今回はペースは遅くなりそうだが、強力な先行馬がおらず、そしてこの頭数。外差しも決まっているような馬場状態を考えると、この馬に不利な要素が見当たらない。人気は他の牝馬の2頭が上位を占めているが、勝つのはこの馬だ。

 対抗は4番のタガノビューティー。前走は初の芝のレースでGⅠレース。4コーナーで一気に進出してきたときはこの馬が勝つのか思うほどの勢い。流石に最後は止まって4着だったが、芝でも能力を見せることができた。個人的にはダートの方が能力を発揮する馬だと思うが、前走の内容そしてこのキャリアの浅い馬が多いメンバー構成なら充分に勝つチャンスがあるだろう。この馬も後方からレース運びなるが、流石にジョッキーも今回は前走のように早く仕掛けることは無いだろう。そういえばこの馬の母父は武豊にダービー初制覇をもたらしたスペシャルウィーク。その馬主だった臼田浩義さんが実は昨年亡くなっていた。この馬に更なる後押しがあるかもしれない。

 単穴には2頭挙げる
 まずは1番のサンクチュエール。前走では勝ち馬の豪脚に屈したが、能力があるところは見せた。楽に好位を取れるレースセンスはこのメンバーでは随一だし、鞍上のルメールというのは非常に手ごわい。前走は馬体重も増えていたのも、最後の直線でもたついた原因か。そういう意味では関東圏から輸送になるが心配することもないだろう。時計がかかる今の京都の馬場もこの馬には合っている。これぐらいの評価は必要だろう。

 次に6番のプリンスリターンを挙げる。前走のGⅠレースは5着だったが大健闘。4コーナーでは非常に苦しい位置取りになった割によく5着にきた。レース振りからこれぐらいの距離があった方が良いし、思っている以上に能力があるかもしれない。血統、厩舎、騎手と地味だらけなだけに成績以上に人気しないタイプの馬だが、前走の内容なら重賞を勝てる能力はある。意外にその時は早く来そうだ。


買い目 馬単1着固定。
1着 5
2着 1、2、3、4、6、8、9(5→4へを厚めに)  

買い目 馬単2着固定
1着 1、4、6
2着 5                    合計 10点(各500円+α)     

 
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映画 ウォール街(1987) 金融映画の金字塔

2020年01月07日 | 映画(あ行)
 ここ数年で少しばかり流行っているのが金融関係を舞台にした映画。そんな中でも今回紹介するウォール街はその分野において金字塔と言うべき存在を放っている名作だ。しかしながら経済をモチーフにした映画は多くの人が難解に感じてしまい避けてしまう傾向が多い。なぜなら経済用語についていけない人が多いし、経済の仕組みを理解していない人が多いからだろう。
 しかし、本作において注目したいのは金融についての勉強ではなくて、お金に取り付かれてすっかりモラルが崩壊してしまっているアメリカ人が見れること。ここに登場する強欲な投資家の姿にアメリカという国の本質が垣間見える。俺はカネなんかよりも義理や人情を大切にする人間だ、なんて大声を出して叫ぼうとしたのだが、自分のブログのタイトルを思い出してしまい吹いてしまった。
 
 今となっては1980年代の株式市場の記録映像みたいな側面を感じたりしてしまうが、世界の金融センターであるウォール街を舞台に男たちの飽くなき野望、弱肉強食の世界を描いたストーリーの紹介を。
 若き証券マンであるバド(チャーリー・シーン)はニューヨークで暮らしていたが、家賃、税金、ローンに苦しんでおり、航空会社の整備士である父親のカール(マーチン・シーン)から頻繁に借金をしていた。そんな貧乏生活を抜け出し、一攫千金の夢に賭けているバドが目をつけたのが、裸一貫から大金持ちに成り上がった投資家ゴードン(マイケル・ダグラス)。バドはやっとの思いでゴードンと面談する機会に恵まれ、父親の会社の内部情報をゴードンに漏らす。
 当初はゴードンはバドに大して興味を示さなかったのだが、彼の功名心を利用してゴードンのライバルであるラリー(テレンス・スタンプ)を蹴落とすためにバドに情報収集を命じる。すっかりゴードンの豪勢な生活ぶり及びそのカリスマ性に惹かれたバドは着実に成果を出し、やがてゴードンから紹介された美女ダリアン(ダリル・ハンナ)と高級マンションを手に入れるのだが・・・

 ひたすら自分のカネを増やすことしか考えていないマイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーのキャラクターが強烈。名セリフである『欲は善である』と演説で堂々と言い放つシーンがあるが、何だか嫌味なセリフに聞こえたりするが、確かに文明の進歩の源は人類の欲望がもたらしたよな~なんて言いくるめられて、妙に感心している自分がいた。ライバルを蹴落とし、身近にいる者を利用しまくり、弱り切った者を自らの欲望のために最後の止めを刺そうとする映画史に残る悪キャラはまさにアメリカ社会そのもの。勝つか負けるか、生きるか死ぬか。1%の富裕層と99%の貧乏人というイビツなあの国の社会構造は資本主義経済の成れの果てを表している。
 しかしながら俺がこの映画に共感するのが、ゴードンとは真逆のキャラであるバドの父親カールの台詞の数々。同じアメリカ人の台詞でもこのブルーカラーに属するお父さんの台詞は日本人にも古き良き時代を思い出させる。例えば『金は今日を生きていく分があれば良いんだ』『俺は財布の厚さで成功を測るような人間ではないんだ』『他人の売り買いでなく、自分で物を創れ』『金っていうのは後で悔やむことをさせるんだ』・・・等など。本当に中国の企業から賄賂を受け取ってしまう日本の政治家にも聞かせてやりたい台詞の数々だ。
 まあ、経済が絡む映画と言っても専門用語は、空売り、インサイダー取引ぐらいのことを知っていれば大丈夫。そもそも本作はなんだかんだ言ってもビジネススーツを身にまとった男たちの情け容赦ない戦いに熱くなれるストーリー。日本の株式市場が年始の初っ端から急落したなんてニュースが流れてきているが、今年一発目のお勧め映画としてウォール街を挙げておこう。

ウォール街 (特別編) [DVD]
マイケル・ダグラス,チャーリー・シーン,ダリル・ハンナ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


ウォール街 [Blu-ray]
マイケル・ダグラス,チャーリー・シーン,ダリル・ハンナ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 監督はアメリカ社会にメスを入れる社会派作品の傑作を続々と生みだすオリバー・ストーン。本作の続編にあたるウォール・ストリートは2010年の作品ですがリーマンショック後に制作された映画であり、時代背景を考えながら観ると面白い。その他にはラジオパーソナリティが過激な発言を繰り出すトーク・レディオをお勧めとして挙げておこう。



 
 
 
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競馬 京都金杯&中山金杯の予想(2019)

2020年01月05日 | 競馬予想
 明けましておめでとうございます。昨年は後半は少々は良かったものの前半の負けっぷりが酷く、全然ダメダメ。今年こそはデカい配当の馬券もセコイ配当の馬券も根こそぎ的中させるように頑張りますのでよろしくおねがいします。今や競馬ファンの中では格言にさえなっている『一年の計は金杯から』。競馬初めからエンジン全開でいきます。

京都金杯の予想
 京都1600Ⅿ外回りコース。最後の直線は長く、各馬の実力を発揮しやすいコースだと思われていそうだが、やはり開幕の馬場でありコース設定もあり内枠が有利。2番のマルターズアポジーが逃げ、モズダディーメイショウショウブがちょっと離れた2番手でレースが進むか。他にも1400Ⅿでスピードを見せている馬がいるので2番手に好位でレースを運ぶ馬が必ずしも有利とはいえないだろう。差し馬が有利の末脚が爆発するような展開になりそうだ。しかも、ハンデ戦ということを考えると予想ファクターが多く難解なレースになった。しかし、京都コース、ハンデ、枠順と恵まれた馬を見つけた。もちろんその馬が俺の本命だ。

◎ 3 サウンドキアラ
▲ 6 ダイアトニック
▲13 カテドラル
△ 1 エメラルファイト
△ 4 オールフォアラブ
△11 ハッピーグリーン
△17 メイショウグリーン
△18 ソーグリッタリング
×15 モズダディー
×16 エントシャイデン

 俺の本命は3番のサウンドキアラ。京都コースとは抜群の愛称を誇り、ハンデはかなり恵まれた。しかもペースはそこそこ速くなりそうなのもこの馬には良いだろう。そしてこの内枠はかなりラッキー。何もかもこのレースでは運がこの馬が引き寄せている。今年の競馬初めはこの馬が俺にプレゼントをくれる。

 単穴には2頭あげる。
 まずは6番のダイアトニック。ハンデの57キロ、1600Ⅿの適性に疑問はあるが、前走にしたってGIレースで外枠では着順が悪くても仕方ない。折り合い、レース振りを考えると1600Ⅿならこなせそうだ。血統的にもマイルの距離に不安はなさそうだし、これから更に力を発揮すればこのメンバークラスの1600Ⅿならば充分に勝てる。そしてこの絶好枠ならばこれぐらいの評価は必要だろう。

 次に13番のカテドラル。前走のGIレースのマイルチャンピオンシップでは6着だったが、途中で進路を邪魔されるロスがあった。もう少し差を詰めれるレースだっただけに今回も侮れない。末脚が活きる流れになりそうなのは良いし、良馬場で行われそうなのは良い。大レースでも善戦している馬。ハーツクライ産ならば、まだまだ能力の上積みが見込まれるだけにこれぐらいの評価は必要だ。

買い目 三連単フォーメーション
1着 3
2着 1、4、6、11、13、17、18
3着 1、4、6、11、13、15、16、17、18

買い目 三連単フォーメーション
1着 6、13
2着 3
3着 1、4、6、11、13、15、16、17、18     合計 72点



中山金杯の予想
 今年の重賞レースとしてはこちらが早くスタートするので、一発目のレース。昨年末からレースが続いているので芝のコンディションはそれほど良くはないか。馬場的には外差しの馬にもチャンスがあるだろう。しかし、中山コースならば先行できる器用なタイプの馬を狙っていきたい。2番のブラックスピネルが逃げを示唆しているが、タニノフランケルも折り合いを欠きそうだ。しかし、中山コースの特性を考えたらその直後を走れる馬を積極的に狙っていく。

◎ 8 ウインイクシード
▲ 9 ギベオン
▲17 ザダル
△ 3 クレッシェンドラヴ
△ 5 レッドローゼス
△ 7 トリオンフ
△15 カデナ
× 2 ブラックスピネル
× 4 ノーブルマーズ
×12 タニノフランケル
×13 イレイション

 俺の本命は8番のウインイクシード。先団に取り付けることが出来る脚は中山コース向き。前走は2着だったが勝った馬のセダブリランデスが相当強い馬。ゴール前で詰め寄った脚はこの馬の能力を示した。ハンデの55キロも妥当なところだし、この枠順も良い。鞍上の松岡騎手に戻るのも良いだろう。このメンバーの中では安定しているし、軸には最適。

 単穴には2頭挙げる
 まずは9番のギベオン。前走はデットーリー騎乗で一番人気を裏切る痛恨のレース振り。スローペースで馬群に包まれて全く力をだせなかった。今までの実績から実績は上位なのでハンデもこんなもんだろう。今回はスローペースにはなりそうにないし、馬群も捌けやすいだろう。この馬の能力は発揮しやすい展開にはなりそうだ。中山コースが向いているとは思わないが、実力的にはこれぐらいの評価は必要だろう。

 次に17番のザダル。中山コース巧者であるだけに本命にしかったのだが、この大外枠で評価を下げた。しかし、これから伸びそうな4歳馬だし、休養でパワーアップしている。もしかしたらこのメンバーでもブッチギッテ勝つ可能性があるだけの大物の予感。今回は今後を占うレースになりそうだ。

買い目 三連単フォーメーション
1着 8
2着 3、5、7、9、15、17
3着 2、3、4、5、7、9、12、13、15、17

買い目三連単フォーメーション
1着 9、17
2着 8
3着 2、3、4、5、7、9、12、13、15、17    合計72点

コメント
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