褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 日本ダービー予想 なかなかの混戦模様です

2016年05月29日 | 競馬予想

日本ダービーの予想


 昨年の日本ダービーは皐月賞で圧倒的なパフォーマンスを見せたドゥラメンテが日本ダービーでも圧勝。しかし、今年の日本ダービーは出走馬のレベルが高く混戦模様。ちまたでは皐月賞組が有利の下馬評があるが、今年は別路線組みにも充分にチャンスがありそうだ。
 さて、まずは展開予想だが逃げるのは2番のマイネルハニーが好枠を活かして逃げると思うが、競りかけそうな馬が大して見当たらず2番手以降の隊列を早々に決まりそうだ、というのが普通の展開予想。しかし、悩ましいのが12番のリオンディーズの出方。皐月賞のように好位を取りに行くか、または強烈な末脚を見せ付けた朝日FSのように最高方から構えて追い込みに賭けるか?この2戦の内容を見ていると相当折り合いに苦心している様子が窺え、今回も更に距離が延びて、ペースが落ち着くとなれば、やはり折り合いに苦心しそうだ。この馬があんまり折り合いを欠いてジョッキーが持っていかれるシーンがあると先行勢には相当厳しい展開が予想される。
 それと今週からCコースで行われるが、前日の芝のレースを見た限りでは内の好位で立ち回れた馬が殆んど勝っている。あんまり後方からレース運びをして、4コーナーを回っても後方にいるような不器用な馬ではチョッと苦しい。しかし、東京2400Mという広くて、最後の直線は長いタフなコース。結局は実力のある馬の叩き合い。道中しっかり折り合えて、しかも好位でレースを立ち回り、瞬発力のある馬、そして名手を鞍上にしている馬にダービー馬の称号が与えられるはずだ。
 馬の関係者ならば特に日本ダービーに勝つことは悲願。去年の日本ダービーでは持ち馬が2、3着に惜敗し、未だにGⅠレースを勝てていない有力馬主であるサトノの冠名で有名な里見治オーナー。ここは昨年の無念を晴らす最大のチャンスが再び日本ダービーの舞台で整った。

 ◎ 8 サトノダイヤモンド
 ▲ 1 ディーマジェスティ
 ▲ 5 エアスピネル
 ▲10 スマートオーディン
 △ 3 マカヒキ
 △14 ヴァンキッシュラン
 △18 プロディガルサン
 × 7 ロードクエスト
 ×13 レッドエルディスト
 ×15 イモータル
 
 人気しそうで要らない馬
 12 リオンディーズ

 俺の本命は前述した里見オーナーが所有のサトノダイヤモンド。去年の里見オーナーは鞍上のルメール騎手と同様に非常に厳しいクラシック戦線だった。そんな里見オーナーとルメールのコンビが今年は昨年の悔しさを晴らしそうだ。前走の皐月賞では1番人気に推されながらも3着に終わってしまった。しかしながら今までとは違ったハイレベルの一戦だったし、なんせ前走のきさらぎ賞から間隔を空いたローテンショんは馬の造りも余裕の仕上げ。しかし、今回の日本ダービーに向けては、今や世界にも一目おかれている池江調教師の完璧な仕上げが施された。距離が延びても折り合いに苦心することは無さそうだし、レースも好位から中団の位置で運べそうな安定感。そしてラストで見せる瞬発力はダービー馬に輝くのに値する。有力馬に差し馬が多いのもこの馬には展開的にはレースがし易い立場にいるだろう。前走からの上積み、能力、展開、ジョッキー、調教師と何の不安もない。大混戦のレースを抜け出すのはこの馬。

 
 単穴には3頭挙げる。
 まずは1番のディーマジェスティを挙げる。前走の皐月賞は3強ムードが流れていたが、そんな下馬評を8番人気だったこの馬がアッサリ覆す快走を見せた。ハイペースの流れも味方したが、あのラストスパートは中山コースよりも今回の東京コース向き。実際に東京で行われた共同通信杯では強さを見せているし、コース替わりは心配無用だし、距離が延びるのもむしろ望むところ。そして、出走メンバーの中で今回の日本ダービーを最も欲しているジョッキーが蛯名騎手。多くのGⅠレースを制覇してきた名手が未だに日本ダービーには後一歩というところで手が届かず涙を飲んできた。そんなジョッキーの熱い想いに応えるだけの能力を相棒ディーマジェスティは持っている。最内の1番枠はチョッと内過ぎる気がするが、うまく活かせれば最高の枠。うまく最後の直線で外に出せるか、それとも空いたスペースを内から突っ込んでくるかは難しいが、そこはベテランジョッキーの蛯名の手腕に掛っている。ジョッキー、馬ともにダービーの称号を得るのに相応しく、皐月賞に続き二冠達成のチャンスは充分にある。

 次に5番のエアスピネルを挙げる。例年ならこの馬がダービーで上位人気しても不思議ではないのだが、今年の日本ダービーはレベルが高い。ここ2戦の内容を見るとパンチ力不足の感が否めないが、レース運び及び立ち回りの上手なこの馬にはこの枠順は良い。今週から仮柵の位置がCコースになり、この枠順なら俄然ダービー候補として浮上する。しかも鞍上には既に日本ダービーを5勝している天才武豊。彼自身も一時の不調を抜け出し、今年は天皇賞(春)を制覇し、海外でも多くのレースに騎乗し、しかもフランスのシスパーン賞(GⅠ)をエイシンヒカリで海外の強豪を相手に10馬身差のブッチギリで勝つなど、かつての凄みを取り戻した。多くの有力馬が馬場の外から追い込んでくると思うが、天才のエスコートで馬群の最内を切り裂くように伸びてきても驚けない。ああ~、やっぱり武豊は凄いんだとレース後に改めて気付くようでは遅すぎ。これぐらいの評価は必要だ。

 次に10番のスマートオーディンを挙げる。皐月賞やNHKマイルCには見向きもしないダービー一本に絞ったローテーションは非常に好感が持てる。毎日杯京都新聞杯と重賞を余裕を持たせながら楽勝。余力充分で日本ダービーに向かって来た。東京コースも既に2歳時に東京スポーツ杯2歳Sでラスト3ハロンで32秒台の2歳離れした末脚を発揮しているだけに今回の東京コースは舞台設定はピッタリ。脚質は追い込みタイプだが4コーナーでは好位の外めに取り付ける機動力がある。皐月賞組とは路線が違うが、それだけにこの馬の強さに奥の深い魅力を感じる。この馬なら外から差し切っても驚けない。

 人気しそうで要らない馬
 12番のリオンディーズは折り合いがかなり不安。もっと内枠なら我慢させることも出来ると思うが、微妙に枠が外。デムーロの手綱捌きが怖いが、ここは馬券対象外に出来る

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 8
 2着 1、3、5、10、14、18
 3着 1、3、5、7、10、12、14、15、18

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、5、10
 2着 8
 3着 1、3、5、7、10、12、14、15、18          合計 72点

 

 

  

 
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競馬 オークス予想 本命は決まり

2016年05月21日 | 競馬予想

オークスの予想


 桜花賞を制したジュエラーが戦線離脱してしまい、その後に別路線から有力馬も出てきたが、ここはシンハライトが勝つだろう。鞍上の池添ジョッキーはこの春のGⅠ戦線では非常に悔しい思いをしてきたが、ここはそんな悔しさをまとめて取っ払う大チャンス。もともと大勝負には強いジョッキーだし、石坂厩舎も名牝ジェンティルドンナを輩出している名門厩舎。ここは調整にも抜かりがないだろう。しかし、ここは1着固定で良いような気もするが決して俺は油断しない。

 ◎ 3 シンハライト
 ▲11 エンジェルフェイス
 △ 4 アットザシーサイド
 △ 5 ペプチドサプル
 △12 フロンテアクイーン
 △13 チェッキーノ
 △17 ロッテンマイヤー
 × 1 フロムマイハート
 × 6 アドマイヤリード
 × 8 デンコウアンジュ
 ×14 ビッシュ
 ×16 ジェラシー

 俺の本命は11番のシンハライト。能力が他の馬とは違いすぎる、以上。

 単穴に1頭挙げる
 もしも大本命のシンハライトを負かす可能性があるとすればどの馬か。ここは11番のエンジェルフェイスを挙げる。レース展開を考えるとこの馬が逃げそうだ。有力馬には差し馬が多く、競りかけるような馬も見当たらずスローペースの逃げに持ち込めそうだ。前走のフラワーCの逃げっぷりも良いが、むしろ評価したいのは前々走の方。1800Mのレースを前半3ハロンを34秒台で飛ばして逃げ切った能力は侮れない。シンハライトが内で包まれ馬群を捌くのにもたつくと逃げ切り勝ちもありえる。しかも、管理している藤原厩舎は先週のヴィクトリアマイルでストレイトガールで制覇しているように勢いがある。本命馬を破るとしたらこの馬しかいないだろう。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 4、5、11、12、13、17
 3着 1、4、5、6、8、11、12、13、14、16、17 

 買い目 三連単1、2着固定
 1着 11
 2着  3
 3着 1、4、5、6、8、12、13、14、16、17               合計 70点       
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競馬 ヴィクトリアマイル予想 伏兵が勝つ可能性あります

2016年05月15日 | 競馬予想

ヴィクトリアマイルの予想

 
 東京1600Mを舞台に繰り広げられる古馬の牝馬による戦い。大人のレディ、熟女達がによる熱い女の戦いだ。去年は超ハイペースを演出した最低人気のミナレットがそのまま3着に粘り込み2千万を越える配当がでたが、さて今年はいかなる結果が待っているのか。
 昔はタフな東京1600Mコースはスピードとスタミナの両方を持っていないと乗り越えられない、なんて事が盛んに言われていたが、どうやら最近はスピード重視の傾向が強まってきたと思う。確かに東京1600Mコースでも逃げ切り勝ちが多く見られるようになってきた。俺も、もうそろそろ東京1600Mコースに対するイメージを少し変えていかないとダメかとおもっている。
 まず例の如く展開を予想するとレッツゴードンキは逃げた方が良いと思うのだが、どうやら岩田騎手はあんまり逃げる気がなさそうだし、武豊騎乗のスマートレイアーが逃げそう。しかし、ウチパク騎乗のトーセンビクトリーが外枠からでも強引に先手を主張する可能性もありそうだ。レッツゴードンキは前に馬が居ると追いかけてしまうからいずれにしろスローペースにはならない。昨日の東京のレースを観ていると外からスローペースでも関係なく鬼脚を見せ付ける馬が出てきたりで差し馬の台頭もみられた。
 しかし、過去のこのレースを観ているとペースが速かろうが、遅かろうと逃げた馬が強いし、差し馬が勝つときはブエナビスタアパパネのような歴史的牝馬に限る。確かに今回のメンバーならミッキークインショウナンパンドラはその域に達している予感もするがミッキークインは末脚勝負のイメージがヴィクトリアマイルの舞台では強気なことは言えないし、ショウナンパンドラにしても前哨戦の大阪杯は強豪牡馬相手に3着に入ったように強さは見せ付けたが、あのスローペースの流れを経験したことは今回のスピード勝負に対する適正に疑問が残った。

 少々ペースが早くなったぐらいでは後方からの差し馬では勝つところまで手が届きそうにないし、スピード決着を考えたら内枠からスムーズに逃げた馬の後を先行できそうな馬を本命にしたいところ。おお~、俺の理想とする本命馬が居る。ここに来て充実一途で名手を背にいきなりGⅠ制覇の可能性が出てきたこの馬が本命だ

 ◎ 3 シャルール
 ▲ 2 スマートレイアー
 ▲10 ミッキークイン
 △ 6 マジックタイム
 △11 レッツゴードンキ
 △16 シュンドルボン
 △17 トーセンビクトリー
 × 1 ウインプリメーラ
 × 9 カフェブリリアント
 ×12 クイーンズリング
 ×15 ショウナンパンドラ

 俺の本命は3番のシャルール。ステップレースとして福島牝馬S組は毎年壊滅状態だが、今年はこの馬がアッと言わしてくれそうだ。その前走が2着というのも結果だけ見れば何とも頼りないが、レース振りが勝負所で他の馬が動いてもジッとして最後の直線で大外へ持ち出す味なレース振り。レースの流れが先行馬有利で、しかも小回りな福島コースで大外からあと一歩まで迫った末脚はそうとうな能力を感じさせる。しかし、この馬は大外から伸びてくる差し馬とは違うし、好位でレースを出来るセンスを持っている。そのことを考えると絶好の枠を引いたし、内隣に逃げそうなスマートレイアーがいるのはラッキー枠順、及び枠の並び。労せずして逃げ馬たちの直後の絶好のポジションを占めることができそうだ。名手横山ジョッキーの手綱捌きも非常に心強い限り。GⅠ初チャレンジだが今年アッと言わせるのはこの馬だ。

 単穴には2頭挙げる
 まずは2番のスマートレイアー。追い込み一辺倒からか脚質面が広がり、ここ2戦は逃げ切り勝ちで重賞を制覇。勢い重視ならこの馬が本命だ。恐らくこの馬が好枠を活かして逃げると思う。レッツゴードンキが折り合いを欠くようだとハイペースになる可能性もあるが、今の勢い、スピード重視のレースを考えるとやはりコレぐらいの評価が必要だろう。逃げなくても後方からの末脚には定評があった馬。2番手からレースをすると折り合いを欠くなんてことは心配しなくて良いだろう。ようやくGⅠ制覇に手が届くところまで来た。

 もう1頭は10番のミッキークインを挙げる。大外から鬼脚を見せて勝つ可能性があるとすればこの馬だろう。前走の阪神牝馬Sで見せた決め手は勝ちに等しい内容だったし、今回にむけて非常に良い試運転になったと思う。昨日のレースを見ていたら外からの差し馬も来ているだけにこの馬は抑える必要があるだろう。牝馬同士ならこの馬の能力が高いだけにここはこれぐらいの評価は必要だろう

△、×は展開的に先行馬、差し馬は外枠、1600Mの適正を考えて評価しました。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 2、6、10、11、16、17
 3着 1、2、6、9、10、11、12、15、16、17

買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、10
 2着 3
 3着 1、2、6、9、10、11、12、15、16、17            合計 72点

 
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映画 現金に体を張れ(1956) 脱力感に襲われます

2016年05月09日 | 映画(か行)
 時間軸が過去に戻ったり、アッチコッチに行ったりして描く手法の映画は最近ではそう珍しくもないが、当時の映画の手法としてかなり画期的な作品が今回紹介する映画現金に体を張れ。競馬場を舞台にした大金強奪犯罪の意外な顛末を描いた傑作だ。
 人生の負け犬たちが一発大逆転を狙って大金強奪を企むストーリーの映画なんてワンサカあるが、最近アップしたアスファルト・ジャングルも同じようなタイプの映画。だいたいどの映画も結末は欲に目が眩んで仲間割れを起こしてしまい、悲劇的な結末が訪れるパターンが殆んど。しかし、俺に言わせれば結末以前に計画段階から既に破綻が生じてしまっているために、そりゃ~ダメだろうと思える映画ばかり見せられている気分になったりする。特にこのような映画を観て思うことはアメリカ人は本当にチームワークが悪い。

 さて、本作だが強盗そのものは緻密で計画バッチリ。首謀者の人望が厚いようで、なかなかのリーダーシップを発揮してうまくチームを纏め、しかも分単位どころか秒単位での事細かな時間割まで決められていたり、非常に細かいところにまで気を遣った競馬場での大金強奪の様子が見ることができる。まあ、見ているとチョッと失敗しそうな場面も出てきたりするのだが、これが緊迫感を高める効果を生み出したりしている。
 しかしながら、数名がチームを組んでいると必ず1人はどうしようもない奴が出てくる。本作においても例外ではなく、競馬場の売上金200万ドルを強奪しようすうる大それた犯罪計画なのに、それをバラしてしまう口が軽い奴が登場。また、個人的な事情があるとは言え、バラす相手が悪過ぎ。この映画を観ているとお金って人をダメにすることだけでなく、性悪女ってとんでもない災いを招くことを人生訓として感じることができる。

 さて、競馬場での大金強盗の一部始終だけでも面白く描かれているが、実はそこからの二段落ちに衝撃が走るストーリーを簡単に紹介を。
 刑務所から出たばかりのジョニー(スターリング・ヘイドン)は数名の落ちこぼれや貧困にあえぐ男達を集めて、競馬場の売り上げ金を強奪する話を持ちかける。間違いなく成功するはずの緻密な計画を立てたはずなのだが、メンバーの1人であるジョージ(エリシャ・クック)は美人な妻であるシェリー(マリー・ウィンザー)に近日中に大金が入ることをバラしてしまう。
 さて、いよいよ決行の日がやって来て、まんまと競馬場から大金を強奪することに成功したジョニー達だったのだが、シェリーのとんでもない悪企みの前に事態は意外な方向へ転がっていくのだが・・・

 時間軸がアッチコッチに飛ぶ構成が当時の観客はどう思ったのかわからないが、記憶力の悪い俺にすれば非常に親切な設計。よくサスペンス映画で、コイツ誰だったけ?なんて余計なことを考えさせられて細かい中味が抜けたまま映画を見てしまうハメになることがショッチュウあるが、本作は時間軸が行ったり来たりするおかげで、コイツはそう言えばあの悪徳警官だったよな~って感じで思い出せる仕組みになっている。各々の強盗メンバーの決行当日の行動状況が非常に丁寧かつスピーディーに描かれているために、全くだれるところがない。
 しかし、実はこの映画の見せ場は競馬場での大金強奪シーンが終わってから。メンバー達が大金強奪の祝勝会をあげる前に集まっていたのに、その場が一瞬にして血みどろの地獄絵巻と化すシーンはかなり衝撃的。そして、運良く集合場所に遅れた首謀者のジョニーだったが、彼に訪れる結末は映画史に残るラストシーンを見せてくれる。
 しかし、強奪計画はそこそこ上出来だったのになんでこんな結果で終わってしまったのか?口が軽い男のせいなのか、欲の面の皮が推定30センチの性悪女のせいなのか、それともいきなり飛び出てくる犬が悪いのか。まあ、俺の出した答えは、もっとしっかりしたスーツケースを買っておけ!ということになる。
 犯罪映画が好きな人には大いにお勧めしたいし、スタンリー・キューブリック監督作品と聞いて心が躍る人、そして汗水垂らして働いて手に入れたお金だからこそ価値があることに気付ける映画現金に体を張れを今回はお勧めしておこう

現金(ゲンナマ)に体を張れ [DVD]
スターリング・ヘイドン
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント


 監督は前述したスタンリー・キューブリック。彼のお勧めはたくさんありますが、薄っすら笑える博士の異常な愛情を今回は挙げておこう。


 

 

 

 
 

 

 
 


 
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競馬 NHKマイルC予想  今日は母の日です

2016年05月08日 | 競馬予想

NHKマイルC予想


 今日は母の日。普段は親不孝者の俺だが母の日ぐらいは行動で感謝の気持ちを示したいもの。今日のNHKマイルCはバッチリ的中させて何か素敵な贈り物を母親にプレゼントしたい。まあ、競馬で儲けたお金でプレゼントとは、母親もホントに喜んでくれるかチョット不安。高価なプレゼントよりも気持ちを込めたプレゼントが大切ですね。
 さて、今回のメンバーを見渡すと臨戦過程がけっこうバラバラ、しかも勢いに乗ってチャレンジしてくる馬もおり難解なレースになった。展開予想を考えると逃げ宣言しているシゲルノコギリザメが逃げるが、シュウジもスピードがあり過ぎて控えられそうになく、ティソーナもスピード充分で遅いペースは考えられない。俺の見立てでは1000M通過が57秒台の少々ハイペース。長い東京の直線を考えれば差し馬が台頭してもおかしくない展開になりそうだ。しかし、前走の桜花賞で圧倒的な人気を集めながら4着に敗れたメジャーエンブレムにはこの流れは味方するのか、それとも厳しい流れのペースに巻き込まれるのか!それでは俺の予想を公開しよう

 ◎ 4 メジャーエンブレム
 ○ 7 トウショウドラフタ
 ▲ 3 アーバンキット
 ▲ 5 ロードクエスト
 △ 2 エクラミレネール
 △ 8 イモータル
 × 6 ティソーナ
 ×10 ダンツプリウス
 ×15 ストーミーシー
 ×18 レインボーライン

 俺の本命は4番のメジャーエンブレム。前走の桜花賞は人気を裏切ってしまったが、この馬にしてはスタートが遅かった。スローな流れを好位で控えるレースをしたが、瞬発力勝負は苦手だということを露呈してしまった。しかし、今回は東京競馬場は前々走のクイーンCで強さを見せつけ、この偶数枠の枠順ならロケットスタートを決めそうだ。ペースは早くなりそうなのは瞬発力勝負は避けたいこの馬には願ってもない流れ。前で争う馬を早めに交わしてて逃げ込み態勢を築ければ勝てる。今回と同じ舞台で行われたクイーンCはべらぼうに早いタイムで逃げ切りの完勝した経験はここで活きる。牝馬だが、この時期で牡馬よりも2キロ軽いのは大きなアドバンテージ。今ひとつこのGⅠ戦線では乗り切れないルメール騎手だが、ここは完璧なエスコートで俺に母の日の贈り物のお金を降らしてくれそうだ

 対抗には7番のトウショウドラフタ。ハイペースの流れを味方に浮上してくるのがこの馬。3連勝中の勢いをこのレースでも見せてくれそうだ。前走のファルコンSは不良馬場をこなして差し切り勝ち。レース振りから距離が前走より200M伸びることは全く心配しなくて予想だし、左回り、長い直線とこの馬にぴったり。前々走のクロッカスSで馬群の最内を突いて伸びてきた内容も非常に優秀。この枠順ならジョッキーも腹を括ってインを突いて勝負するだろう。枠順、展開、勢いが目立ちチャンス到来か。

 単穴には2頭挙げる
 まずは3番のアーバンキットを挙げる。前走の毎日杯は完璧なレースを見せたが相手が悪すぎた。しかし、1800Mのレースで折り合いが付き、ちょっと不安なスタートを決められたことは大きな進歩。どうしても外を回るレース展開が多かったが、今回はスタートを決めて枠順を活かせるレースが出来るのではないだろうか。そうなると非常に怖いし、今まで負かされてきた相手に今回はリベンジできそうだ。しかも外国人ジョッキーを迎えたのは良い方向に出る可能性がある。まだまだ成長力を見込めるハーツクライ産駒、ということになれば奥の深さを感じる。大崩れしないタイプだし、色々と弱点を抱えている馬が多いメンバーだけにこの馬が勝っても不思議ではない。

 次に5番のロードクエストを挙げる。前走の皐月賞は完敗だが、この馬には中山コースは合わない。東京に変わる今回なら2歳時の新潟2歳Sに魅せた末脚を見直せる。広々としたコースに替わる今回は前走のように早めに動くようなレースをせずに4コーナーではまだ後方に居るぐらいの直線勝負に賭けるのではないだろうか。展開はこの馬に味方しそうだし、皐月賞のメンバーに比べれば今回も同じGⅠレースだがレベルは落ちる。あっさり差し切り勝ちも充分にありえる。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 4
 2着 2、3、5、7、8
 3着 2、3、5、6、7、8、10、15、18

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、5、7
 2着 4
 3着 2、3、5、6、7、8、10、15、18

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 7
 2着 2、3、5、8
 3着 4                          合計 68点
 
 
 
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映画 コックと泥棒、その妻と愛人(1989)  芸術的な作品?

2016年05月04日 | 映画(か行)
 タイトル名だけ見ると、ただ登場人物を羅列したような何とも味気ない雰囲気が漂うが、中味はなかなかパンチの効いた映画が今回紹介するコックと泥棒、その妻と愛人マイケル・ナイマンによる音楽は素晴らしく、ジャン=ポール・ゴルチエによる衣装は華やかで、天使のような歌声は幸せな気分になり、めくるめくシーンごとにセットや衣装などの色彩が変わっていく場面転換は非常に鮮やか。それに主な舞台は高級料理店の中なので美味そうな料理が出てくる。これだけの情報量だと芸術的で優雅な気分に浸れる映画なのかと思える。
 しかし、実際に本作を観てみるとアラ、ビックリ!暴力、残酷、罵声、エロ、グロのオンパレード。美と醜悪の対比する要素が取り入れられているのだが、鑑賞中も見終わった後も印象に残るのは醜悪の方ばかり。そりゃ~、そうだ、最高の絵を制作しようと、その達人を10人集めて描かさせようとしても、その中に1人でもド下手が存在するとロクな絵が完成するように思えないのと一緒のこと。まあ、多くの人が本作を見終えた後は、もう二度とこんな映画を見るものかと思ってしまうだろう。
 ならば観る者に不快感を与えるだけの内容の映画かと思いきや、これが現在の我々の身近でも思い当たるような節があり、それどころか古今東西に渡って通じる奥深いテーマ性が込められているから、非常に深読みのしがいがあるのだから困ったものだ。まるで金持ちしか行けないような高級レストランを舞台にしただけなのに、人間の食に対する欲望、権力者の横暴、思惑が絡む人間関係、説明できない男女の愛など、実は哲学、政治、社会、道徳、愛など幅広く考えさせれるのだから、本作を観れば観るほど賢くなれる、って自分でも書いていてホントかよ!

 さて、いくら高級で美味い料理が出るとわかっていても、絶対にこんなレストランには行きたくないと思わせるストーリーの紹介を簡単に。
毎晩の如く、妻のジョージナ(ヘレン・ミレン)と部下を連れて、自らがオーナーを務める高級フレンチレストランにアルバート(マイケル・ガンボン)がやって来た。大泥棒であるアルバートは非常に乱暴者で身勝手な人間。ところかまわず大声を出し、気に入らない人間がいると殴る蹴るの暴行を働き、時には残忍な方法で人殺しもする。妻のジョージナは彼のことを嫌っているが、その恐ろしさのおかげで虐待を受けていても逃げることができない。高級レストランのシェフであるリチャード(リシャール・ボーランジェ)も他のお客様にとっては非常に迷惑なアルバートに対して恐れから追い払うこともできない。
 今日も夫のアルバートに連れられて高級フレンチレストランに来ていてジョージナは、常連のお客であり、いつも片隅で本を読んでいるマイケル(アラン・ハワード)と目が合う。ジョージナとマイケルはどちらから誘うともなくトイレへ直行し、エロ行為。
 それからはこの2人は高級レストランで出会うたびに、アルバートの目をこっそり盗んでは、リチャードが厨房近くの一室を貸してくれるおかげもありエロ三昧の日々。ところが2人の関係がアルバートにバレテしまい、彼の暴力を恐れた2人は高級レストランを逃げ出し、マイケルの部屋で愛し合う幸せな時を過ごすことになるのだが・・・

 冒頭から暴れまくるアルバートだが、これが自称”美食家”という、もの凄い勘違い野朗。俺の回りにも、自分で自分の事を何の根拠も無く、俺は凄いんだと言っている奴をチラホラ見かけるが、そういう奴と知り合いになると本当に迷惑すぎることこの上ない。そんな人間が権力を持ってしまった時の怖さをこの映画からは特に感じる。
 だいたい歴史上において良い意味でも悪い意味でも名を遺す人物はけっこうな愛食家が多い。そういう意味では食というのは欲望の象徴でもあるのだが、本作の食欲に対する描き方がなかなか興味深い。アルバートの残忍な人殺しの方法は食べることに対して暗喩的に描かれ、また自称”美食家”の前に出される料理は、そこら中に居るグルメと呼ばれる人も恐らく食ったことがない珍品物。他にも冷凍庫や厨房にある食材がえげつない。俺もマンマと演出家の狙い通りに一瞬食欲が失せたが、しばらくするといつも僕に美味しい料理を提供してくれる人に感謝の気持ちが芽生えてきたのは何故だろう?
 映像美を感じさせながらもグロテスクである映画コックと泥棒、その妻と愛人は、ちょっとばかり他の映画にない魅力に惹かれる珍品中の珍品である映画。ゴールデンウィーク中に見て欲しい映画として今回はこいつをお勧めしておこう

コックと泥棒、その妻と愛人 [DVD]
リシャール・ボーランジェ,マイケル・ガンボン,ヘレン・ミレン,アラン・ハワード,ティム・ロス
ジェネオン・ユニバーサル


 監督は奇才中の奇才であるピーター・グリーナウェイ。その作風は不思議な映像はもちろんですが、難解な作品が多い。個人的には今回紹介したコックと泥棒、その妻と愛人が1番のお勧めですが、他に僕が観た中ではベイビー・オブ・マコン(当時観た時はボカシが多かったですが)は良かったと思います。

 再見して驚いたのはジョージナ役が今やベテラン女優として確固たる地位を築いているヘレン・ミレンだったこと。ロバート・アルトマン監督のゴスフォード・パーク、スティーヴン・フリアーズ監督のクィーンがお勧めです。




 
 
 
 
 
 


 
 
 

 
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