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褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 木靴の樹(1978) まるで絵画を観ているようです

2015年08月30日 | 映画(か行)
 19世紀を代表するパルビゾン派の画家であるジャン=フランソワ・ミレー。『晩鐘』、『落穂拾い』などで知られる画家だが、まるで彼の絵画が動いているような錯覚を起こす気分になりそうな映画が今回紹介する木靴の樹。ミレーが多くの作品で農民の働く姿を描いているが、本作も19世紀前半のイタリアの農村が舞台で何組かの農民たちの暮らしが描かれている。
 ここに描かれている農民たちは地主に搾取されまくっている小作人達。彼らの生活は極貧とも言えるものだが意外に悲壮感がない。彼ら小作人同士の間には協調性があり、音楽があり、祈りがある。今や現代社会は楽して金を儲けようとする拝金主義が蔓延り、日本においても子供をしつけられない親が増えてしまい、隣人との関係が疎遠になってしまった結果、凶悪な犯罪事件が起こったりする。すっかり正しきモラルが崩壊してしまった現代に生きる我々に、労働の尊さ、家族のあるべき姿、この世の中を支配するのは決して金持ちではなくて農民であることを教えてくれる有りがたい映画が木靴の樹だ。
 物語自体は色々なエピソードの積み重ね。タイトルの木靴の樹から俺なんかは『木で作った靴を履いてるの?』なんてことを想像したが、そんなこともこの映画を貫くテーマでもなく、小さなエピソードの一つに過ぎない。しかしながら、最後はこのタイトルが観ている我々に響いてくる設定だ。

 
 さて、貧しいながらも自らの境遇を決して蔑むことなく、力強く生きる農民たちの姿を描いたストーリーとはいかなるものか。
 北イタリアの農村において。バティスティ(ルイジ・オルナーギ)一家など何組かの家族が地主のもとで小作人として働いている。しかし、農地、住みか、農具、家畜、そして川の辺の木々に至るまで地主の所有物のなかで、収穫の3分の2が地主にむしり取られていて、小作人達の生活は非常に貧しい。
 ある日のこと、子だくさん貧乏のバティスティ家だが、働き手が欲しいにも関わらず6歳になる息子ミネク(オマール・ブリニョッリ)は神父の勧めもあり往復12キロもある学校へ通わせることにする。しかし、ミネクは学校からの帰りに履いていた靴を壊してしまい、家にたどり着いたミネクの足は痛々しい。そんな息子を哀れに思った父親のバティスティは彼のために地主所有の木を伐採し、靴を作ってやるのだが・・・

 実は本作はプロの俳優は使わず地元の素人を使い、撮影も人工照明を一切使わず自然の光のみ。そんなこともあって農民たちの生きていく様子がドキュメンタリータッチで描かれている効果が表れ、リアリティに溢れる映画になった。収穫の様子、豚をするシーン、農民たちの生活などリアルそのもの。そして色々なエピソードは心が暖まるのもあり感動的。なんだか奇跡的なことが起こったり、チョッと笑えるシーンもある。そして大地、信仰、家族など色々と考えさせられる。しかしながら、ラストシーンはけっこうな驚きの結末でアリャ!となってしまうように心地良さが無いが、それでも農民たちの逞しさはなぜか希望を感じさせる。
 比較的ストーリーは淡々と進むのに3時間というのはちょっと長い。俺の場合だが昔に映画館で観たことがあるのだが、その時は3時間の上映時間の殆んどが睡魔との戦い。この映画を観る前のアドバイスとしては睡眠時間をたっぷり取ってから観るのが良いだろう。
 何かとモラルが狂ってしまったような日本だが、本作を観れば古き良き日本人が持っていた価値観を感じることができる。カンヌ国際映画祭の最高の賞にあたるパルム・ドール賞に輝くなど名作として知られている作品。イタリア映画の名作に興味がある人、貧しい生活に我慢ができない人、3時間の長時間に耐えられる人、良い映画を観たいと思っている人には映画木靴の樹はお勧めだ。

木靴の樹 [DVD]
ルイジ・オルナーギ
東北新社


木靴の樹 Blu-ray
ルイジ・オルナーギ,フランチェスカ・モリッジ,オマール・ブリニョッリ,カルメロ・シルヴァ
紀伊國屋書店


 監督はイタリア映画伝統のネオリアリズモを継承するエルマンノ・オルミ。ルトガー・ハウアーを主演に起用した聖なる酔っ払いの伝説がお勧めです。

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競馬 キーンランドC予想 なかなかの混戦模様ですが

2015年08月30日 | 競馬予想

キーンランドC予想


 いよいよ今年も夏競馬も終わりに近づき、そして今年も気づくことが、『あ~、今年もボロボロやん』。俺が本命印をうった馬は来ても、2、3着に俺の印を打っていない馬がきたりして、イライラさせる結果が今年は多い。そんな俺のウップンを晴らしてくれそうなレースが北の大地の都である札幌競馬場で行われるキーンランドC。札幌1200Mコースで行われるスプリント戦。オッズ的には10倍を切る馬が5頭いるように上位は非常に混戦模様。しかし、俺の見立てではどう考えても1強ムードなのだが。
 しかし、今回のメンバーを見渡すと1200M戦なのに逃げ馬がいない。逃げる馬がちょっとわからないが、もしかしたら前残りのペースを読んで名手横山典弘騎乗のオメガヴェンデッタが行くか?レース展開では先行する馬が怖いが、それでも今やすっかり充実期に入り、前走の函館SSではGⅠ級の末脚を披露した馬を本命にしたいところだ。

 
 ◎ 10 ティーハーフ
 ▲  9 エポワス
 ▲ 12 オメガヴェンデッタ
 △  4 スギノエンデバー
 △  5 レッドオーヴァル
 △  7 マジンプロスパー
 △ 15 レンイングランド
 ×  1 タガノアルザル
 ×  2 サクラアドニス
 × 13 ウキヨノカゼ
 × 14 ペイシャオブロー

 俺の本命は10番のティーハーフ。前走の函館SSは前半の行きっぷりが悪かったが、エンジンをかけてからの末脚はGⅠ級であり、過去のスプリント路線の名馬と比べても遜色のない強さを見せ付けた。今回のメンバー構成を見ると、1200M戦にしては遅い流れになりそうだが前走のように早めに大外を捲くって他の馬と桁違いのエンジンの違いを見せ付けるだろう。この馬は馬群がダメでもないから、好スタートを切って位置取りがいつもより前になったとしても本来はそのようなレースもできる馬。ここも制覇してそのまま秋のGⅠレースであるスプリンターズSで本命に名乗りを挙げる

 単穴には2頭挙げる
 まずは9番のエポワス。すでに7歳だが、ここに来て充実してきた。しかも年齢の割にあまりレースを使っておらずまだまだ若さがみなぎっている。好位から立ち回れる器用さは小回りの札幌コースでは大きな武器だし、展開もこの馬向きになるだろう。名門藤澤厩舎がジョッキーに香港の名手モレイラを起用してきたことからも本気度充分。ティーハーフが大外から脚を使って迫ってくるのを、好位で矯めた脚を爆発させることができれば、この馬に逆転のチャンスはある。

 次に12番のオメガヴェンデッタを挙げる。逃げ馬不在のメンバーだけに、そんな展開を読んで横山典弘の逃げが怖い。他に逃げを主張する馬がいれば2番手ぐらいからレースを進めることができるだけに、展開的に一番推したい馬だ。短距離レースでは多くの名馬を輩出している安田隆行厩舎。もしかしたら短距離のスターが今の日本競馬には不在だが、今回のレースを勝つようだと明るく希望に溢れる未来が広がる。ちなみに母親は重賞3勝を含み、通算10勝を挙げているビハインドザマスク、血統的にも今後の更なる成長力が見込める。ここは名手のエスコートがこの馬の持っている滞在能力を目覚めさせる可能性が充分だ。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 10
 2着  4、5、7、9、12、15
 3着  1、2、4、5、7、9、12、13、14、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9、12
 2着 10
 3着 1、2、4、5、7、9、12、13、14、15               合計 72点

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競馬 札幌記念&北九州記念

2015年08月23日 | 競馬予想

札幌記念の予想


 北の大地で行われる札幌記念。毎年ハイレベルなメンバーが出走するレースとして注目されるが、近年はこのレースの勝ち馬が秋のGⅠレースである天皇賞(秋)において、好走するなど今後のレースを見極めるためにも、予想する方にとっても非常に重要な一戦だ。今年もGⅠホースが2頭出走し、なかなかの好メンバーが揃った。
 レース展開は12番のトウケイヘイローの単騎逃げが濃厚。しかし、今回のメンバーの多くが早めに動き出す馬や強気なジョッキーが揃った。トウケイヘイローの逃げは怖いが、3コーナーからマンハッタンフィズハギノハイブリッドが動き出す急な流れは差し馬の台頭を促すか。GⅠホースの2頭は前走よりも状態は良さそうなのが怖いが、個人的には中距離路線になれば能力を充分に発揮できそうな来年の2月いっぱいで定年を迎える名伯楽が送り出す、この馬が本命だ。

◎ 7 ラストインパクト
▲ 1 ラキシス
▲12 トーホウジャッカル
△ 4 ダービーフィズ
△ 5 ヒットザターゲット
△ 8 ヤマカツエース
△11 ディサイファ
△14 ハギノハイブリッド
× 9 ステラウィンド
×15 サクラアルディート

 僕の本命は7番のラストインパクト。去年の秋にGⅡレースを連勝して、すっかり本格化した。今年に入って阪神大賞典、天皇賞(春)という古馬の長距離の王道に挑んだが、3000M以上の距離だと、どうやら最後の末脚が鈍ってしまうようだ。今回は2000Mなので最後の末脚が鈍ることは考えづらいし、有馬記念、天皇賞(春)のGⅠレースを見ていても着差はそれほど開いていないのでこのメンバーなら勝てるだろう。そして実はGⅠレースの大舞台には弱いのに、GⅡレースになるとやたら勝ちまくる馬がいるが、もしかしたらこの馬はその典型的なタイプの馬かもしれない。ここを制すれば天皇賞(秋)が自ずと視界に入ってくる。俺のために最後の衝撃のレースを見せてくれ

 単穴には2頭挙げるが、両方ともGⅠホースを挙げる。
 まずは1番のラキシス。前走の宝塚記念では大外からよく追い上げたと思うが、レースセンスの良い馬なので内枠が欲しかった。今回はその内枠をゲット。有力馬たちが大外を回している時に、インでジックリ脚を矯めて最後の直線で馬群をこじ開けて伸びてくる勝ちパターンに持ち込める可能性ある。上手く立ち回れば牡馬陣を撃破できる。

 次に12番のトーホウジャッカル。前走の宝塚記念は菊花賞以来という長期の休みを強いられながらも4着と善戦。流石は菊花賞馬だという強さを一端を見せた。今回はその宝塚記念を叩いて今回の札幌記念。菊花賞馬なだけに今回の2000Mは距離不安を感じさせるが、やたら速いレコード勝ちということもあり中距離も充分にこなせる下地はある。走ってみれば圧倒的強さを見せ付ける可能性は充分にある。秋の古馬GⅠ路線を前に、主役に躍り出る勢いをこのレースで見せ付けるか。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 7
 2着 1、4、5、8、11、12、14
 3着 1、4、5、8、9、11、12、14、15

買い目 三連単フォーメーション
 1着 1、12
 2着 7
 3着 1、4、5、8、9、11、12、14、15

北九州記念の予想


 デビューから5連勝というパーフェクトな成績で本レースに出走してきたビッグアーサー。今回の結果と内容次第ではロードカナロア以来、絶対の短距離王者がいなくなってしまったが、短距離王者を継承するかもしれない。しかし、確かに函館SSを圧倒的な強さで制したティーハーフを軽く捻っており、今回のレースでも期待させれる。しかし、前走の内容は個人的には少々物足らなかった。意外に直線に入ってからの手応えの割に追って伸びない面もあり、本命を打つほどの自信が俺にはない。
 展開は6番のニザエモンが逃げるが、内からマイネルエテルネルベルカント等も速い。毎年前半の600Mが32秒台の超ハイペースになる傾向があるように、小回りの小倉コースといえども大外から差し込んでくる馬に展開は嵌まりそうだ。ここは差し馬及び外枠に入っている馬を狙い撃ちしたいところだ。

◎ 15 マヤノリュウジン
○  1 サドンストーム
△  3 ベルカント
△  5 ビッグアーサー
△  7 ミッキーラブソング
△ 10 サトノディプロマット
△ 11 バーバラ
△ 18 オーミアイリス
×  2 マイネルエテルネル
×  4 バクシンテイオー
×  9 レオパルディナ
× 13 ベルルミエール

 俺の本命は15番のマヤノリュウジン。10ヶ月以上ぶりの休み明け、8歳の高齢馬、ハンデ戦における斤量が57キロなど、買えない要素が多すぎる馬。しかし、休養明けは割と走るほうだし、調教の動きも長期休養、高齢などを全く感じさせなかった。追い込み馬であるこの馬には外枠は良いし、展開に紛れが生じればこの馬の持っている末脚なら他の馬を一網打尽できる力はある。例年軽量馬が活躍するイメージがあるだけに斤量の57キロは辛いところだが、常に56~57キロを背負って走っているので斤量に泣いて走れないなんてことはないだろう。そして追い込み脚質の割に小倉コースも得意。この馬にアッサリ勝たれても驚けない。
 対抗には1番のサドンストーム。この馬も典型的な追い込み馬でどうしても展開に左右される。しかし、GⅠレース、道悪などでも確実に追い込んでくるだけにその末脚は安定感が抜群だ。血統も香港のGⅠホースであるラッキーナイン、函館SSで圧倒的な強さをアピールしてティーハーフが兄弟という超良血馬。遅咲きの血統が更なる成長力を見せ付ける。問題はこの最内枠。上手く馬群を捌いて抜け出せるかが不安だが、不利さえなければ豪快に突っ込んでくる可能性はある。安定感では本命を上回り、展開が向くとすればこの馬にも勝機は充分にある。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 15
 2着  1、3、5、7、10、11、18
 3着  1、2、3、4、5、7、9、10、11、13、18

買い目 三連単1着2着軸固定
 1着 1
 2着 15
 3着 2、3、4、5、7、9、10、11、13、18

買い目 三連単1着3着軸固定
 1着 1
 2着 3、5、7、10、11、18
 3着 15                                     合計 86点・・・・・チョッと多すぎです(笑)

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競馬 関屋記念&エルムS予想

2015年08月16日 | 競馬予想
 今日は所用で時間がないので超軽く予想をアップしておきます。

関屋記念の予想


 どうも今の新潟コースは先行馬有利。メンバー構成を見てもスローペース濃厚であり、先行タイプの馬を狙っていく。
 俺の本命は大外枠の12番レッドアリオン、12番の大外枠と言っても先行するのにそれほど苦労しないだろし、スタートが遅いこの馬にとっては帰って絶好の枠順といえる。新潟の軽い芝は得意なように思える。別定戦とはいえここ2走からは斤量が下がるのも有利。ここは自信の本命。
 相手はスタートを五分に切って先行すれば怖い2番のエールプリーズ、元々スプリンターなだけに簡単に先行できそうなスマートオリオンも重賞連覇は可能。

 ◎ 12 レッドアリオン
 ▲  2 エールプリーズ
 ▲  3 スマートオリオン
 △  1 サトノギャラント
 △  5 カフェブリリアント
 △  6 アルマディヴァイン
 △  9 ゴールドベル
 ×  4 マジェスティハーツ
 ×  7 シャイニーブリッジ
 ×  8 アルバタックス
 × 11 エキストラエンド


 買い目 三連単フォーメーション
 1着 12
 2着  1、2、3、5、6、9
 3着  1、2、3、4、5、6、7、8、9、11

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、3
 2着 12
 3着 1、2、3、4、5、6、7、8、9、11              合計 72点

エルムSの予想


 ダート戦線の脇役クラスによる札幌1700メートルダート戦。中途半端な距離で行われるが印象と違って意外に例年固く収まっている。札幌のダートは他のダートの競馬場と違う。よって他の競馬場のダートコースは得意でも札幌のダートはダメとか、またはその逆もある。ここは札幌ダートが得意な馬を狙っていく。
 俺の本命は3番のカチューシャ。札幌ダート戦は2戦2勝。これは札幌ダートが得意だろう。前走は大敗しているが、鞍ズレを起こしておりまともに走れなかった。前走による馬の疲れがあるわけがないし、そもそも走っていないのと一緒。ここは武豊をジョッキーに迎えて真剣に勝負にきた。マトモに走れば先行できる馬なだけに小回りのコース形態も向くのだろう。
 相手は先日種牡馬のマンハッタンカフェが死亡したが、不思議と父が死亡した後子供が急に走り出すことがあるように、今回のレースで2頭出走してくるマンハッタンカフェ産駒のうちの9歳という高齢馬ながら、本レースでも好成績を残し、まだまだGⅢレースなら勝てる能力を維持していそうな8番のエーシンモアオバー、今回も自慢の先行力が活かせそうで、実績はメンバー中ではトップクラスの12番のクリノスターオーを中心に馬券を組み立てる。

 ◎  3 カチューシャ
 ▲  8 エーシンモアオバー
 ▲ 12 クリノスターオー
 △  1 フレイムコード
 △  2 ヒラボクプリンス
 △  4 ジェベルムーザ
 △  5 グレープブランデー
 △ 13 ソロル
 ×  9 マイネルバイカ
 × 10 ゴールスキー

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 1、2、4、5、8、12、13
 3着 1、2、4、5、8、9、10、12、13

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 8、12
 2着 3
 3着 1、2、4、5、8、9、10、12、13            合計 72点

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映画 肉体の悪魔(1947) フランスの恋愛映画の傑作です

2015年08月11日 | 映画(な行)
 肉体の・・・というタイトル名から想像できるように、エロエロのアダルト映画、と言うのは嘘。フランス人作家レイモン・ラディゲの同名タイトル小説の映画化。簡単に言ってしまえば、男子高校生と10歳以上も年上の軍人の人妻の不倫映画。今となればストーリー性に大して意外性があるとも思えず、ありふれた不倫映画のように思える。しかし、原作者であるレイモン・ラディゲは20歳で夭折し、しかも本作の小説が17歳の時に書かれた処女小説だったと知ると、そのみずみずしい感性には驚き、スキャンダルなストーリー展開は恐ろしさを知らない若さを感じさせる。

 
 それでは早速だが不倫映画のストーリー紹介を簡単に。
 第一次戦争末期において、パリ近郊のリセの高校に通うフランソワ(ジェラール・フィリップ)は、学校内に建てられた臨時病院に看護婦助手としてやってきたマルト(ミシュリーヌ・プレール )に一目惚れ。フランソワはマルトをナンパしようとするのだが、マルトには現在のところ戦地へ出征しているラコンブ(ジャン・ララ)という婚約者がいた。そんなことでは諦めがつかないフランソワはマルトに情熱的にアタックし、デートに引きずり出そうとする。
 マルトもフランソワの行動は非常にはた迷惑に感じながらも、次第にフランソワの情熱と若さに惹かれてしまい約束のデート場所まで行くのだが、マルトの母親の妨害、そしてフランソワも実ってはいけない恋だと理解して、デートの待合場所へ向かうのを止めて、彼女を忘れるために田舎へ逃避する。
 さて、半年後偶然にもフランソワとマルトは出会ってしまう。マルトは今ではラコンブ(ジャン・ララ)と結婚していた。それでも2人はラコンブが出征していて帰ってこないことを良い事にして、マルトの部屋で愛し合う。その恋愛も第一次世界大戦が終了するまでの期間限定だとお互いに覚悟するのだが、あろうことにマルトは妊娠してしまい・・・

 フランソワ(ジェラール・フィリップ)とマルト(ミシュリーヌ・プレール)のラブシーンが非常に美しい。雨に濡れたフランソワを暖かく包み込むマルト、これだから年上の女性って良いんだよ。露骨なラブシーンなんか無くても充分に官能的で愛し合っている2人を描きだしているシーンだ。約束のデートの場所で1人で待っているマルトのシーンも非常に印象的だ。このシーンがあるからこそ2人の恋愛が燃え上がる。
 しかし、観終えた後に17歳の男って頼りないことがわかる。恋愛には周囲に状況に臆することなく立ち向かって行くのに、肝心なところでひ弱さをだしてしまう。そして、そんなときに貴重な役割をしているのがフランソワの父親。この父親が本当に立派だ。馬鹿息子のフランソワに対して、『困ったことがあれば相談しろよ』とアドバイスしたり、『マルトは本当はお前を愛しているんだろ』なんて言ってマルトとの恋愛を叶えさせようとしたり。そんなの父親として当たり前のアドバイスだろ!、息子に不倫の恋愛を肯定させてどうする!なんて突っ込みはしてはいけない。自分の子供の責任は父親が取るという古き良き父親像がそこにはある。まあ、そんなことに気付くのは俺を含めてごく一部だけだと思うが。
 色々と問題点を挙げれば、ジェラール・フィリップが17歳に見えなかったり、ストーリー上の設定ではマルトはフランソワよりも10歳以上年上のはずなのに、演じているジェラール・フィリップとミシュリーヌ・プレールが実際には1922年生まれの同い年であったりで、見た目で年の差が全くわからなかった、なんてことがあるので原作を読んでいない人が本作を観る時はチョッとばかりその点で注意が必要だ。
 戦争の終わりが恋愛の終りなんて哀しさを感じさせるし、戦争の終わりが希望の始まりにならないラストシーンに淡い理想を抱いている我々の心を打ち砕く。17歳の少年の視点は大人達の厳しい現実の更に上を行く結末を用意していることに誰もが驚くはずだ。
 フランス映画に興味がある人、ジェラール・フィリップと聞いて心が踊る人、不倫映画を観るとなぜかドキドキする人、さらにはフランス文学に興味がある人に映画肉体の悪魔はお勧めだ

肉体の悪魔 [DVD]
ミシェル・ケルベ,ジャン・オーランシュ
ジュネス企画


 監督はクロード・オータン=ララ。フランス文学の映画化作品を撮っていることが多いですが、本作と同じくジェラール・フィリップ主演の赤と黒がお勧めです。

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競馬 レパードS&小倉記念予想

2015年08月09日 | 競馬予想

レパードSの予想


 3歳馬限定の新潟1800Mのダートレース。斤量も馬齢によるもので極めて公平なレース。それゆえに現在の3歳馬のダート戦線の強豪たちが集結したレースになった。今年の3歳ダート戦線はゴールデンバローズが個人的には相当な大物だと睨んでいたのだが、前走のユニコーンSでは俺の期待を裏切る大敗。けっこう相手も強いが、ユニコーンSの借りは、倍返し以上で返済してもらう。他には岩田騎手騎乗のクロスクリーガーの先行力は侮れない。逆転もありえるか
 ◎ 1 ゴールデンバローズ
 ▲ 9 クロスクリーガー
 △ 2 ダイワインパルス
 △ 4 センチュリオン
 △ 7 ランドオンウインド
 △ 8 カラパナイーチ
 △11 ノボバカラ
 × 3 ラッキープリンス
 ×10 シンゼンガンプ
 ×14 オールブラッシュ

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 1
 2着 2、4、7、8、9、11
 3着 2、3、4、7、8、9、10、11、14

 買い目 三連単1、2着固定
 1着 9
 2着 1
 3着 2、3、4、7、8、10、11、14             合計 56点

小倉記念の予想


 こちらは夏の名物レースである小倉記念。大荒れの期待出来るハンデ戦だ。実績馬、上り馬、安定勢力、一発や、上がり目の無さそうな馬などバラエティに富んだメンバーが揃った。そんなメンバー構成の中でも中心視したいのが好走凡走を繰り返す15番のアズマシャトルだ。重賞でも好成績を収めている馬だが、時に凡走してしまう。前走は4着だったが、相手レベルを考えれば凡走の部類だろう。それならば今回は狙える。前走はスローペースで苦しんだところがあったが、今回のメンバーならそれほど遅いペースにもならず、差脚が生きる流れになりそうだ。ジョッキーも若手の松若騎手。期待の若手が今回の重賞制覇を切っ掛けにブレークする。
 相手は距離は若干微妙も好枠をゲットし、平坦コースは合いそうな3番のウインプリメーラ、本レースと相性が良く、夏の小倉は得意な13番のメイショウナルト、最近の着順は悪いが昨年のクラシック戦線で掲示板を賑わせた能力は見限れない14番のタガノグランパが怖い。
 ◎ 15 アズマシャトル
 ▲  3 ウインプリメーラ
 ▲ 13 メイショウナルト
 ▲ 14 タガノグランパ
 △  1 パッションダンス
 △  5 ペルーフ
 △  6 マローブルー
 ×  8 ノボリディアーナ
 × 12 マディラ

 買い目 三連単フォーメーション 
 1着 15
 2着  1、3、5、6、13、14
 3着  1、3、5、6、8、12、13、14

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、13、14
 2着 15
 3着 1、3、5、6、8、12、13、14              合計 63点


小倉記念の万馬券的中証明書です


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映画 うたかたの恋(1936) 実在の事件を題材にしています

2015年08月06日 | 映画(あ行)
 歴史上の大スキャンダルであるオーストリア皇太子ルドルフと男爵令嬢マリー・ヴェッツェラの心中事件(マイヤーリング事件)を題材にした恋愛映画が今回紹介する映画うたかたの恋。何度も映画化の題材として取り上げられ、日本人にも宝塚歌劇団でも上演されていることで知っている人が多いか。実はこの映画はけっこう最近に観たのだが、新聞を読んでいたら驚いた。なんとマリー・ヴェッツェラが母親に宛てた遺書が見つかったという。実際に映画の中でも遺書らしき物が手渡されるシーンが登場する。
 さて、この皇太子ルドルフだが日本人が思っている皇太子像とはエラク異なり、なかなかユニークな皇子様だ。俺から見れば何の不満があるのかわからないのだが、宮廷の優雅な生活を嫌い、学生の社会運動に参加したり、リベラル系の新聞の社長とお友達になったりと、なかなかの変わり者だ。
 俺なんかは日本の皇室の方々は日頃のストレス解消はどうしているのかと気になっていたのだが、ヨーロッパ全土をほぼ支配した名門ハプスブルク家のお坊ちゃんともなれば、そのストレス解消方法は凄いというか案外俺と変わらない。こっそりと外へ出かけて酒を飲み、女遊びをしている。そして酔った勢いで持っている拳銃を鏡に向かって乱射。このようなシーンを見ていて、あれほど隆盛を誇っていたハプスブルク家がけっこう早く歴史から消え去ったのも納得できた。
 ちょっと理解し難い行動が多く観ていて興ざめしてしまいそうになったのだが、さすがに同情してしまったのが、皇子様といえども本当の恋愛ができないこと。無理矢理他国のブサイクな皇女と結婚させられるシーンを見ていたらちょっと可哀相。実はこの映画の主なテーマはロミオとジュリエットでも描かれているような、障害があればあるほど燃える恋愛模様。
 ちなみにルドルフは30歳、マリー・ヴェッツェラは17歳。決してひと回り以上の年齢の差が障害になっているわけではない。19世紀後半におけるヨーロッパ社会の風習、政治、宗教が2人の恋愛の前に立ち塞がっていることに悲劇を感じつつも、心中という結果に、『あ~、これで良かったんだ』と思わせる。

 さて、謎多きマイヤーリング事件だが遺書が見つかったことに今後の新たな展開に興味が惹かれる人も多いはず?それでは簡単にストーリーの紹介を。
 ルドルフ(シャルル・ボワイエ)はオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフの跡継ぎと期待されながらも、あろうことか当の本人は社会運動にのめり込み、皇太子とは思えないような行動を繰り返す。国のためを考える父フランツ・ヨーゼフや宰相ターフェの策略もあり、ルドルフは他国の皇女と結婚を無理強いさせられる。国家のために犠牲を強いられたルドルフは他の女や酒にはけ口を求めるようになってしまう。
 ある日のこと、遊園地をぶらりと訪れていたルドルフはマリー・ヴェッツェラ(ダニエル・ダリュー)と出会い、お互いに心を惹かれるようになり、それ以来何度もコッソリと会っていたのだが、やがてそのことは父フランツ・ヨーゼフや宰相ターフェの知ることになってしまい・・・

 マリー・ヴェッツェラを演じるダニエル・ダリューが神秘的な美しさを表現し、シャルル・ボワイエならずとも多くの男性が彼女の純真な瞳に吸い込まれそうになる。それにしてもマリーという女性は17歳にしては、しっかりしているし、皇太子の方がけっこうなダメダメに見えてしまうのが今から思えば笑える。
 フランス映画らしく舞台のバレーやダンスシーンなど非常に芸術的センスが溢れている映画。1930年代のフランス映画って芸術を描きながら、同時に心に沁みるような場面を用意しているから素敵。本当にフランス映画全盛の1930年代の作品って俺の感性を磨いてくれる。
 1930年代のフランス映画が好きな人、マイヤーリング事件に興味があるレアな人、大ヒット映画タイタニックのような大きな障害があればあるほど燃える恋愛映画が観たい人、俺と同じように新聞の小さいページから偶然見つけた人等に映画うたかたの恋はお勧めしたい

うたかたの恋 [DVD]
シャルル・ボワイエ,ダニエル・ダリュー,ジャン・ドビュクール,マルト・レニエ
ジュネス企画


 マリー・ヴェッツェラを演じているのがダニエル・ダリュー。フランス映画黄金時代を代表する女優であり、今もご存命中であり、まさに生けるレジェンド。彼女のお勧めはジェラール・フィリップ共演の赤と黒を挙げておきます。

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競馬 アイビスサマーダッシュ&クイーンS予想

2015年08月02日 | 競馬予想
 最近の俺の予想はさっぱり。暑さが増すに連れて俺の予想だけでなく体調も急降下。それに競馬以外の遊びの用事も増えて大忙し。そんな状態では今週も的中できると思わないが、とりあえず馬券を考えることに意義がある。さて、個人的なボヤキはこれぐらいにして今回も超簡単に予想のアップを済ませる。

 

アイビスサマーダッシュの予想


 わずか1分足らずで決着が付いてしまう電撃の直線1000Mのスプリント戦。軽い新潟の芝ということもありスピード勝負。しかし、以前は外枠から逃げる馬が殆んど勝っていたような気がするが、最近はようやくジョッキーも直線千Mのレースのペース配分がわかってきたようで脚を矯めて伸びてくる馬もいる。今回のメンバーを見ているとエイシントップが逃げるか。特に早い逃げ争いはみれないようなので先行勢に展開が向くような気がする。そしてこのレースの特徴として牝馬が3連単に絡むことが多いこと。そして別定戦なのだが斤量がけっこうゴール前で響いてくるイメージがある。

 ◎ 13 ベルカント
 ○ 11 レンイングランド
 △  4 フレームヘイロー
 △  5 サカジロイヤル
 △  6 リトルゲルタ
 △ 10 エーシントップ
 △ 12 アースソニック
 △ 14 セイコーライコウ
 ×  2 マコトナワラタナ
 ×  8 ベニーハウンド
 ×  9 シンボリディスコ

 本命は13番のベルカント。最近はすっかり成績が芳しくないし、前走は取り消しなど順調さに欠いている印象がある。しかし、そんな不安をぶっ飛ばしたのが調教の動き。ここに来てどうやら調子を上げてきたようだ。元々折り合いが難しいところがあり距離はこれぐらいの方が良いだろう。54キロの斤量はセイコーライコウとの比較で有利だし、外枠をゲットしたのは大きい。今年も牝馬が馬券に絡むとすればやっぱりこの馬だろう。ミルコ・デムーロ旗手がスタートさえバッチリ決めれば観賞まである。

 対抗には11番のレンイングランド。前走は初の古馬相手の重賞で、スピード負けしてしまったが、それが幸いしたのか後方から鋭く末脚を伸ばす新境地を見せた。古馬とのスピード勝負に慣れて今回はある程度は前に付けることがきでるだろう。何と言ってても血統的にも母親のマリンフェスタが相当な快速馬。斤量も53キロで3歳馬の恩恵を受けているのも良い。そして枠も外の方で良いので逆転があるとすればこの馬か。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 13
 2着  4、5、6、10、11、12、14
 3着  2、4、5、6、8、9、10、11、12、14

 買い目 三連単1着、2着固定
 1着 11
 2着 13
 3着 2、4、5、6、8、9、10、12、14

 買い目 三連単1着 3着固定
 1着 11
 2着  4、5、6、10、12、14
 3着 13                             合計 78点

 

クイーンS予想


 北の大地は北海道の札幌競馬場で行われる牝馬限定のレース。それにしても頭数は少ないし、条件クラスの馬も出走するなどレベルの低い戦いだ。今週から札幌競馬場が開催だから当然ながら前残りの要注意。4コーナーでは先団に取り付けないと勝つのは厳しいだろう。ちなみに俺の本命は好位で立ち回ることができて、まだ条件級の馬だが能力はオープンクラスの実力がある馬が本命だ。

 ◎ 3 ブランネージュ
 ○ 4 ノットフォーマル
 ▲ 2 レッドリヴェール
 ▲ 5 フレイムコード
 △ 1 フーラブライド
 △ 6 イリュミナンス
 △ 7 レイヌドネージュ
 ×10 メイショウスザンナ

 本命は3番のブランネージュ。前走で1000万条件を勝ったばかりだが、実力は昨年のクラシック戦線で掲示板をにぎわせていた馬だけに能力は牝馬限定の重賞レースぐらいは勝てるだけの器。今回のレース展開を考えるとノットフォーマルが逃げるが、2番手で立ち回れることができそうだ。ペースも遅くなりそうでこの馬には展開も向く。ここに来て体もグラマーになりパワーアップした印象がある。重賞制覇のチャンスがきた。

 対抗には4番のノットフォーマル。フェアリーSではアッと言わせる逃げ切り勝ち。オークスはこの馬には距離が長すぎた。斤量は52キロだし、それを活かすためにも逃げるだろう。幸いなことにノーマークの逃げになりそうで、展開的には勝つまである。1800Mぐらいの距離も合いそうで怖い馬だ。

 単穴には2頭挙げる
 まずは2番のレッドリヴェール。前走のヴィクトリアマイルではようやくこの馬の力の一端を見せた。普通に前走ぐらい走ればこの馬が勝つが、波の大きい馬。馬体維持、精神面など課題が大きいだけに本命にはしにくい馬。それでもこれ以上の評価は下げられない。
 次に5番のフレイムコードを挙げる。こちらは前走は1600万クラスを勝ってオープン馬。この程度のレベルのレースなら重賞レースでも即通用。しかもこの馬は先行できるのが良い。しかし、枠順がブランネージュの外というのが気になる。ブランネージュよりも外を回るレースをしたんでは勝てないと思うが。しかし、上手く先行争いを捌いてブランネージュよりも良い位置を取れれば勝機がある。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3
 2着 1、2、4、5、6、7
 3着 1、2、4、5、6、7、10

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、4、5
 2着 3
 3着 1、2、4、5、6、7、10

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 4
 2着 1、2、5、6、7
 3着 3                           合計 59点

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映画 駅馬車(1939) 名作中の名作と言えばこれ

2015年08月01日 | 映画(あ行)
 西部劇として今でも語り継がれる傑作としてだけでなく、映画史上に燦然と輝く名作と言えば今回紹介する映画駅馬車。名作と呼ばれる映画の中には大して面白くない映画があったりするが、本作に関してはそんな心配は全くの無用。駅馬車に乗り合わせた人々の人間模様を丁寧に描きつつ、駅馬車に一斉にインディアンが襲い掛かってくるクライマックスのシーンはスリル、スピード感、危険度は他の映画の追随を許さない。もしかしたらマッドマックス2のタンクローリーを暴走族が追いかけてくるシーンなんかよりも凄いかもしれない。

 まさにハリウッド映画が西部劇の全盛時代の幕開けを告げる記念碑的、伝説的な名作のストーリーとは如何なるものか。
 アリゾナ州トントからニューメキシコ州ローズバーグへ向けて、1台の駅馬車が発車しようとしていた。その時アパッチ族が反乱を起こし居住区を出たとの連絡が入る。道中が非常に危険なために駅馬車の出発を見合わせる声もあったが、乗客の中には命知らずの者が居り、アパッチ族に襲撃されることを覚悟のうえで出発する。
 出発して間もなく銀行家ヘンリー・ゲートウッド(バートン・チャーチル)が乗り込んできて、しばらくすると脱獄囚のリンゴ・キッドジョン・ウェイン)がライフルを片手に持って駅馬車の前に立ち塞がる。リンゴ・キッド達を乗せた駅馬車は乗客たちの様々な思惑も乗せ、ひたすらローズバーグへ向かって大平原を突っ走るのだが、恐れていたアパッチ族が襲撃してくる・・・
 
 座席が向かい合わせで座って6人しか用意されていない駅馬車の狭い空間の中に7人(途中から8人)の乗客が詰め寄り、馬を手綱で操縦する人間が2人。そして、この乗客達がなかなかの個性的な面々。町を追い出された娼婦、体調が優れない女性、インチキ賭博士、酔っ払いの医者、気が弱い酒商人、金を横領している銀行家、そして途中から脱獄囚がライフルをぶっ放して強引に乗り込んでくる。
 いわゆる社会のはぐれ者達が多く乗り込んでいるが、一見したところダメダメな人間が実は優しさを持ち合わせた人間だったり、その逆パターンだったり、また各々が色々と事情を抱えていたりで、そんなキャラクター設定が人間ドラマとして非常に奥の深い作品として役割を果たしている。
 そういえば、グレタ・ガルボ主演のグランド・ホテルという名作があったが、それぞれの人間模様を描いているという点で実は両作品は非常に似ている作品。優雅なホテルと狭苦しい駅馬車の中という違いが目立ち過ぎて今まで気付かなかったのも無理はないっか?

 
 さて最大の見所のアパッチの襲撃シーンだが、今ではありえないスタントシーンを我々は目にすることができる。今の時代なら飛んでいる飛行機から飛行機へ飛び移るシーンなんかは特撮を使って簡単に出来てしまうが、1939年の公開される映画では大した特撮なんか使えない。本作では走っている馬から馬へ飛び移るシーンがあり、続けて撃たれて落馬し、その上を馬が走り、さらに馬車が通過するというスタントシーンが見れる。その後にスタントマンが立ち上がるシーンまで撮られているから、あれは本物の人間だ。あんなシーンを再度チャレンジしたら今度こそ命は無いだろう。

 他にも色々なシーンが印象的だが、大平原を走る駅馬車を俯瞰的に撮ったショットから一瞬にしてアパッチ族をアップで撮るシーンがあるが、あれは怖い。これから起こることの前触れのシーンとして恐怖を増長させる。社会の底辺に陥った者同士の恋愛、リンゴ・キッドが決闘のために3発の銃弾を残していたり、危険な道中で赤ん坊が生まれたり、駅馬車に乗っていた乗客の人間性とそれぞれの運命、そして2人の女性の信念の強さと勇気。そしてモノクロ映画なのにモニュメントバレーの美しさを感じることができる。
 西部劇と言えばなんだか男性が見るための映画という印象があるが、むしろ本作は心優しい女性にこそ見て欲しい。ヒューマニズムとアクションが見事に融合した名作駅馬車を今回はお勧め映画として挙げておこう

駅馬車 [DVD]
ジョン・ウェイン,クレア・トレヴァ
ファーストトレーディング


 監督は映画史に名を遺す大巨匠ジョン・フォード。豪快な作品のイメージがあるようだが、実は詩情豊かな作品を撮ることに長けている。主に西部劇で有名だが、個人的にはヒューマニズム的な作品に惹かれる。ジョン・スタインベック原作、ヘンリー・フォンダ主演の怒りの葡萄、自然豊かなアイルランドを舞台にし、野を超え、山を越え、川を越えて殴り合いが続く本作と同じくジョン・ウェイン主演の静かなる男がお勧めです。

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