褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

競馬 天皇賞(春)の予想

2016年04月30日 | 競馬予想
 体調不良及び所用のため予想のみアップしておきます
 ◎ 8 シュヴァルグラン
 ▲ 5 フェイムゲーム
 ▲10 アルバート
 ▲15 サウンドオブアース
 △ 1 キタサンブラック
 △ 6 アドマイヤデウス
 △11 タンタアレグリア
 △17 ゴールドアクター
 × 9 トーホウジャッカル

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 8
 2着 1、5、6、10、11、15、17
 3着 1、5、6、9、10、11、15、17

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 5、10、15
 2着 8
 3着 1、5、6、9、10、11、15、17          合計 70点
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映画 ベン・ハー(1959) 現代に生きる我々にも多くのことを問いかける

2016年04月27日 | 映画(は行)
 何かと馬を操った戦車の競争シーンのド迫力シーンが話題に挙がる映画が今回紹介するベン・ハー。しかし、俺に言わせれば確かにセットの豪華さやエキストラの数に圧倒され、そして血肉が沸き踊るような疾走感に興奮することは確かだが、決してそれだけが見せ場の映画ではない。むしろ本作が映画史に残る大傑作と成り得たのは、どんな困難な状況に陥っても決して諦めるな!という人類に対する普遍的なメッセージが描かれていること。俺なんかはちょっと嫌なことがあっただけで、すぐに挫けてしまう脆い人間だが、大なり小なり俺と同じような人は多い。しかも、この世の中にはあまりにも理不尽な出来事が突如として身の上に降りかかってくることが多いのに、なんだか人生に嫌気すら差してくる。あ~、本当に神様って存在するのか?

 タイトル名はチャールトン・へストン演じる主人公の名前がそのままタイトルとして用いられているのだが、ストーリー展開は主人公であるベン・ハーに次々と禍が降りかかってくることの連続。しかし、この映画のストーリー展開の巧妙なところはベン・ハーの半生とイエス・キリストの生涯がシンクロさせているところだろう。そういう意味では歴史映画として評価されている作品であるが、むしろ宗教映画としての側面を垣間見ることができる。新約聖書における印象的な場面が多く登場するので、そちらの知識があると更に楽しめるし、今まで聖書自体に全く興味の無い人でもイエス・キリストの真の偉大さが理解できるはずだ。

 さて、生きるよりも死んだ方がマシに思えるぐらいの不幸が次々に訪れるベン・ハーだが、彼は如何様にしてピンチを乗り越えていくのか!それでは3時間半の大作であるが、いつもの如くコンパクトにストーリーの紹介を!
 ローマ帝国の圧政によりユダヤ人が苦しんでいる西暦1世紀初期の頃が時代背景。エルサレムにおいて、地元のユダヤ人の豪商であるベン・ハー(チャールトン・へストン)は、幼い頃からの親友であり、今やローマ帝国の将校として帰還してきたメッサラー(スティーヴン・ボイド)との久しぶりの再会を喜びあう。ところが今のお互いの立場は征服者と被征服者。2人の友情には大きな亀裂が走り、ある事件を切っ掛けに、ベン・ハーはメッサラーの手によって家族と別れさせられた挙げ句に、重い刑罰であるガレー船の奴隷の漕ぎ手にされる。
 ベン・ハーは家族と再会するために、そしてメッサラーに復讐するために肉体的、精神的苦痛を受けながらも、ひたすら気力を振り絞って生き延びようとするのだが・・・

 歴史的に悲劇が繰り返されるユダヤ人だが、ひたすら迫害されてきたユダヤ人が望んでいたのが救世主(メシア)の誕生。その救世主こそがイエス・キリスト。なんだかキリスト教とユダヤ人って仲が悪いよね~なんて印象があったりするが、そんな印象が強すぎることも本作の本当の凄さを理解できない原因か?まあ、俺自体がまだまだ理解できてないのに偉そうな事を書くことが格好悪いのだが。
 しかし、この映画を観れば前述したように、なぜイエス・キリストは偉大なのかがよくわかる。それは水面の上を歩くことができたり、水をぶどう酒に変えることが出来たからではない。なぜイエス・キリストは十字架を背負ったのか?本作の結末から、イエス・キリストが自らの死と引き換えに、もたらした世界を考えれば偉大さがわかり、大きく感動する。
 さて、ベン・ハーの方だが当たり前の事だが彼は普通の生身の人間として描かれている。大いに悩み、傷つき、復讐心に満ちてしまい、信仰心を失いかける。彼はユダヤ人を代表しているようなキャラクター設定だが、実は彼の存在は、混沌とした世界に生きる悩める現在の人間と大して変わらない。今こそ我々が本当に望むのは救世主の誕生かもしれない。
 なんだか絶望するような気持ちになってしまう今日この頃だが、このような映画を観ると『あ~、きっと誰かがワタシのことをどこかで見守ってくれているんだな~』と前向きな気持ちになれる。日頃は全く他人の役に立っていない俺だが、暗くなりがちなこの世の中に、ほんのチッポケでも希望の灯を感じてもらうために今回は映画ベン・ハーを紹介しておこう、既に観ている人も俺の記事を読んだ後に再見すれば、もっと色々なことに気付くはずだ

ベン・ハー 製作50周年記念リマスター版(2枚組)(初回生産限定スペシャル・パッケージ) [Blu-ray]
チャールトン・ヘストン,スティーブン・ボイド,ジャック・ホーキンス
ワーナー・ホーム・ビデオ


 監督は名匠中の名匠であるウィリアム・ワイラー。西部劇の傑作大いなる西部、舞台劇の映画化探偵物語、息詰まるサスペンス必死の逃亡者が特にお勧め。





 

 
 

 

 

 

 

 
 
 

 

 




 
 


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競馬 マイラーズC予想

2016年04月24日 | 競馬予想

マイラーズCの予想


 このレースの印象だが逃げ馬が非常にしぶとい。最近は開幕週の馬場で行われるから差し馬には非常に厳しいレース。特に今回のメンバーを見渡すと確たる逃げ馬も見当たらず尚更先行馬に展開が向きそうだ。そんな訳で先行しそうな馬から本命馬を選ぶのだが、実績馬よりも、ただ今条件レベルを三連勝中と勢いに乗ってチャレンジしてきた馬を本命にしたくなる。

 ◎ 9 ネオスターダム
 ▲ 7 フィエロ
 ▲11 レッドアリオン
 ▲15 サンライズメジャー
 △ 1 ダノンシャーク
 △ 2 クルーガー
 × 3 エイエムイナズマ
 × 6 エキストラエンド
 × 8 アルマワイオリ
 ×12 アルバートドック
 
 俺の本命は9番のネオスターダム。三連勝中と言っても条件級。さすがに今回は今までと相手のレベルが違うが、元々のこの馬の能力からしたら重賞級で戦っていないとおかしな馬。そんな出世を妨げていたのがレース中に見せる折り合いの悪さ。しかし、ここの3戦は折り合いバッチリで精神面で成長が見られるのが大きい。今回はスローペースの流れになりそうだが折り合いの付く今なら望むところだし、逃げ馬の直後の絶好の位置取りでレースを進めることが可能だ。さすがにGⅡ戦なだけあって強敵も出走してくるが、開幕週の馬場はこの馬に良さそうだし、けっこう瞬発力も兼ね備えているので京都外回りの直線も良い。マイル戦線にはモーリスという絶対的な存在がいるが、マイル戦線に挑戦状を叩きつけるようなレースを見せてくれることを期待できそうだ。

 単穴には3頭選ぶ
 まずは7番のフィエロをあげる。GⅠ戦はあと一歩で勝てそうなところまで来ているが、実はまだ重賞未勝利の馬。これだけの実力馬は未だ重賞を勝っていないとはアラ不思議。だいたい叩き良化タイプというのが重賞を勝てない要因だと思うが、ここは絶好のチャンスを迎えた。休養明けでも仕上げはバッチリで、メンバーを見渡しても今まで戦ってきた相手と比べれば随分と楽になった印象。枠順も力をフルに発揮しそうだし、好位で流れに乗れるレースセンスも活きそう。しかし、デムーロの騎乗停止で鮫島ジョッキーに乗り替りは非常に不安だ。それでも能力的にこれ以上の評価を下げるのは無謀だ

 次に11番のレッドアリオン。強引にでもスタートを切って先行すれば非常に強いレースを見せる。枠はもっと外でも良かったし、せめてサンライズメジャーよりも外の枠が欲しかった気がするが、道中は先行して外めのポジションで進めれば勝機は十分にある。時々スタートで出遅れてしまうのが大きな不安材料だが、それでも先行した時のこの馬は強い。勝てる可能性はあるだろう。

 次に15番のサンライズメジャーを挙げる。この大外枠から逃げると思う。逃げたら非常にしぶとい馬。四位ジョッキーが逃げを主張したら他のジョッキーは控えると思うのだが。そうなったらスローペース確実でこの馬には絶好の展開だ。京都1600Mコースも得意中の得意。この馬に勝てれても全く驚けない。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 9
 2着 1、2、7、11、15
 3着 1、2、3、6、7、8、11、12、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 7、11、15
 2着 9
 3着 1、2、3、6、7、8、11、12、15            合計 64点
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映画 アスファルト・ジャングル(1950) 破滅っぷりが凄いです

2016年04月24日 | 映画(あ行)
 チームを組んで大金強奪を企む犯罪映画というのはハリウッドのみならず昔からたくさん撮られてきた。まさにその分野において映画史に燦々と輝く名作が今回紹介するアスファルト・ジャングル。ちなみにタイトルの意味は、ジャングルで野生の動物が生存競争を繰り広げているのに引っ掛けて、人間の弱肉強食の世界を浮き彫りにする大都会のこと。本作に登場する強盗団やそこに関わってくる人物などが、まさにアスファルト・ジャングルの世界で負け犬に成り下がっているいる連中が大半。どいつもこいつもクズみたいな奴ばかりだが、どん底から這い上がるために宝石を強奪しようと目論むストーリー展開が繰り広げられる。
 まあ、正直な感想として強盗シーンからして大してスリルを感じないし、そもそもこの強盗計画が綿密さから程遠くて適当すぎる。しかも最初から仲間割れしているようにチームワークがボロボロ。サスペンス的な楽しみを求めると大して面白くない映画に思える。
 しかし、本作の特徴は登場人物達のキャラクター設定が丁寧に描かれていること。普通に見れば悪人だらけの登場人物だが、こいつ等がチョッとした瞬間に良心を見せたりするから憎み切れない。 善悪を併せ持つ人間描写のお陰で、破滅へ一直線に向かっていく強盗達の結末は非情なタッチで描かれているが、観終わった後には複雑な余韻が残る。

 さて、負け犬たちが一発大逆転を狙って、更に落っこちていくストーリーを簡単に紹介しよう。
 パトカーが走り回っているアメリカのある大都会において。刑務所から出所したドク(サム・ジャッフェ)は早速賭博場へ向かい、宝石強盗計画を賭博業者のコビー(マーク・ローレンス)に打ち明ける。資金提供者として弁護士でありながら暗黒街を牛耳るエマリック(ルイス・カルハーン)、腕っぷしが強いディックス(スタンリー・ヘイドン)を用心棒、更に金庫破りのルイ(アンソニー・カルーソ)、運転手としてガス(ジェームズ・ホイットモア)を仲間に引き入れる。
 手ごまは整い、計画もバッチリでいよいよ宝石強盗を実行に移し、宝石を盗み出す事に成功するのだが・・・

 この強盗のメンバー達だが、借金まみれ、生活苦と悲惨な状況に陥っている奴ばかり。まあ、それぞれに諸事情があるのだが、それにしても人生に再起をかける方法が強盗しか思いつかないとは本当に困った奴等だが、もう少しマトモに働けよ!と思ったのは俺だけではあるまい。だいたい負け犬になる前にもっとマシな選択はなかったのか?とか、何でまた強盗!?と思ったり、今からでも真面目に働けよ!と観ていてツッコミたくなったが、まあ一発大逆転の発想がアメリカ人らしいと言えばそれまでか。
 しかし、この映画の真骨頂は強盗シーン以降だろう。強盗に関わった人間達に天誅を降すような破滅っぷりの様子、結末に色々な想いが重なる。ダメな時は何をしてもダメだよね~とか、カネって人間をダメにするよね~とか、アメリカ人って個人の能力は高くてもチームワークが悪いよね~とか、日本も一極集中じゃなくて地方創生が大切だよね~・・・等などを思わせる。そんな訳で犯罪映画から人生訓を感じてしまう俺の頭の中って、どうかしてるんじゃないか?と不安になったりする。それはさておき、そう言えば本作にはまだ大して有名ではなかった時のマリリン・モンローが出演していたんだった。
 なんとかして大金持ちになりたいと思っている人、故郷を省みずに都会に出たがっている人、昔の事を何時までもクヨクヨ考えている人には映画アスファルト・ジャングルを今回のお勧め映画として挙げておこう

アスファルト・ジャングル [DVD]
サム・ジャッフェ,マリリン・モンロー,スターリング・ヘイドン,ルイス・カルハーン
ワーナー・ホーム・ビデオ


 監督はジョン・ヒューストン。骨太のタッチが魅力的な監督さん。ハンフリー・ボガード主演のマルタの鷹黄金、ジャック・ニコルソン主演の女と男の名誉がお勧めです。





 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 



 
 
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競馬 皐月賞予想

2016年04月17日 | 競馬予想

皐月賞の予想


 今年のレベルは高い3歳牡馬のクラシック戦線。所用のため予想だけアップしておきます
 ◎ 11 サトノダイヤモンド
 ▲  3 マカヒキ
 ▲ 16 リオンディーズ
 ▲ 18 ディープマジェスティ
 △  1 ドレッドノータス
 △ 14 ロードクエスト
 △ 15 エアスピネル
 ×  4 アドマイヤダイオウ
 ×  9 ナムラシングン
 × 13 プロフェット

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 11
 2着  1、3、14、15、16、18
 3着  1、3、4、9、13、14、15、16、18

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、16、18
 2着 11
 3着 1、3、4、9、13、14、15、16、18           合計 72点
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競馬 桜花賞予想 華やかな女の子の戦いです

2016年04月10日 | 競馬予想

桜花賞の予想


 3歳牝馬のまだあどけない若い女の子の戦い。阪神競馬場の満開の桜が桜花賞を華やかに演出する。さて、今回行われる阪神1600M外回りコース。昨日行われた阪神牝馬特別S同じ舞台設定だが非常に今回の桜花賞に向けての参考レースになった。その阪神牝馬特別Sだが逃げた馬が1600Mを1分33秒1の好タイムでの逃げ切り勝ち。これはもう馬場状態が明らかに内枠有利で先行タイプの馬に利があるのが明白だろう。さすがに捻くれた俺も大本命メジャーエンブレムには逆らえない。チューリップ賞組みが強敵だと思うがここは1着固定で勝負できる。

 ◎ 5 メジャーエンブレム
 △ 1 キャンディバローズ
 △ 4 ソルヴェイグ
 △ 6 ビービーバレル
 △ 7 デンコウアンジュ
 △10 アットザシーサイド
 △12 シンハライト
 △13 ジュエラー
 △15 ラベンダーヴァレイ
 × 2 ブランボヌール
 ×11 レッドアヴァンセ

 俺の本命は5番のメジャーエンブレム。内枠は馬場傾向を考えたら枠順は良いし、しかもこの馬は抜群にスタートが上手い。もしかしたらこの馬が逃げる可能性がありそうだ。しかし、メンバーを見渡すと強引にでも逃げる馬がいるかもしれないが、メジャーエンブレムの良いところは好位の内でもレースができること。この自在性は非常に大きな武器。スピードがあってパワーがある。しかも既に同じ舞台を経験しているのも大きい。ここは何から何まで負ける要素が見当たらない。不動の本命だ。

 △、×に関しては能力から内枠、先行しそうな馬は評価は高め、外枠、差し馬は評価を下げました。

 買い目 三連単1着固定フォーメーション
 1着 5
 2着 1、4、6、7、10、12、13、15
 3着 1、2、4、6、7、10、11、12、13、15             合計 72点


 
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競馬 阪神牝馬特別ステークス予想 ヴィクトリアマイルへ向けての熱い女の戦いです

2016年04月09日 | 競馬予想

阪神牝馬特別ステークス予想


 昨年は阪神1400Mの内回りで行われていたが、今年から阪神1600M外回りで行われる。これで牝馬が目指す春のGⅠレースであるヴィクトリアマイルへ向けてのレースとして、非常に重要性を増し、さらには本番へ向けての叩き台として格好のレースに様変わりした。
 もう往年の力を無くした馬、すっかり走る気がなくなっている馬、発情期の馬なども出走しているように思えるが、なかなか好素質の馬が揃った印象を受ける。そんな中でも本命にしたくなる馬は昨年は少々頭が悪いところを見せながらも、能力の一端を見せてくれた馬。なんと言ってもネーミングが素敵なこの馬がオレの本命だ!

 ◎ 2 ココロノアイ
 ▲ 3 レッドリヴェール
 ▲ 4 アンドリエッテ
 ▲ 6 ミッキークイーン
 △ 7 スマートレイアー
 △ 8 カフェブリリアント
 △ 9 ウインプリメーラ
 × 1 ダンツキャンサー
 × 5 アイライン
 ×13 ストレイトガール

 俺の本命は2番のココロノアイ。昨年は荒削りなのか、頭が悪いのか、騎手の操縦不可能な場面を見せられたが、それでもチューリップ賞を勝つなど能力があることは証明した。昨年の秋華賞はボロ負けだったが、骨折明けでぶっつけのGⅠレースだったから仕方がない。しかし、今回は同じ休養明けと言っても秋華賞のときとは順調度が全然違うし、今年は大人のレディになって心身共に優雅さを身につけて今回のレースに出走してきた。元々の能力は昨年で見せ付けていたし、精神面が成長すれば牝馬同士の戦いならGⅠレースを勝てても良いぐらいの馬。武豊のエスコートで大人になったココロノアイが強さを見せる
 
 単穴には3頭選らぶ
 まずは3番のレッドリヴェール。この馬もGⅠ級の能力は持っているのだが、走る気がある時と無い時の差が大きすぎる馬。昨年の秋以降のレースは全く走る気が感じられなかった。しかし、今回のリフレッシュ放牧でどうやら精神面ではだいぶ立て直した様子が伺えるし、今回は休み明けになるがリフレッシュな状態の方が走る馬。しかも、馬群に包まれた方が闘志に火がつくタイプなので枠順も良いだろう。復活を示すには今回のレースは格好の舞台だ。
 
 次に4番のアンドリエッテ。条件級のレースで躓いていたが、前走では本来の姿を見せて快勝。昨年の牝馬クラシックを盛り上げた馬だけに前走は当たり前の勝利。もちろん牝馬限定の重賞レースのここでも勝負になる。持ち味は末脚だが距離もどうやら1600Mが良さそうだ。遅めのペースになりそうな展開はこの馬には向かないが、前走のように4コーナーで余力を残して上がってくる自在性を身につけている今ならスローにも対応できる。阪神外周りの長い直線で自慢の末脚が炸裂する可能性がある

 次に6番のミッキークイーン。昨年の二冠牝馬なだけに強いのは誰もが知っている。しかし、休養明けはそれほど良いと思えないし、1600Mの距離にも不安が付きまとう。自慢の末脚を発揮できるかどうかチョット不安。しかし、これ以上は評価を下げなれない。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2
 2着 3、4、6、7、8、9
 3着 1、3、4、5、6、7、8、9、13

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、4、6
 2着 2
 3着 1、3、4、5、6、7、8、9、13                合計 72点



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映画 博士の異常な愛情(1964) 笑える?核戦争を描いています

2016年04月07日 | 映画(は行)
 日本を海を隔てて囲む国は核保有国ばかり。そんな恐るべき危険地帯に存在する日本も核兵器の脅威に対して当然ながら核武装するべきだと思っている俺は核武装容認派。しかしながらそんな俺に対してチョット待てよ!と考えさせられる映画が今回紹介する博士の異常な愛情。核戦争勃発の危機を描いた本作は笑い、風刺ばかりを盛り込んだ不真面目な映画。本当に米ソによる核戦争が起こりそうな時代に、こんなアイデアを思いついてしまうスタンリー・キューブリック監督の凄さがよくわかる映画だ。
 この映画に登場する人物設定はアメリカ大統領を始め、政府の役人及び軍のエライさんばかり。まあ、アメリカ大統領はマトモな人物に描かれているが、他は素っ頓狂な奴がほとんど。ウヨクチック過ぎる軍部の司令官、核戦争が起こりそうな状況でも薄ら笑いを浮べて不謹慎な自論を展開する科学者、カウボーイハットを被って意気込みを見せ付けるB52のパイロットなど。たとえ一国のリーダーが無能ではなくても、偶発的に核戦争が起こってしまう可能性があることに、笑いながら恐怖を感じさせられる映画だ。

 我が国日本の核武装容認派は果たしてこの映画の中の出来事は絶対に無いと自信を持って言えるのか!?その一方で核武装反対派は『ゲンパツはんた~い』と叫んでいるだけで核戦争を回避することが出来るのか!?原発の是非、安全保障など国論が真っ二つに分かれつつある現在の日本にも問いかけるストーリーとは如何なるものか。
 アメリカ空軍基地にいるリッパー准将(スターリング・ヘイドン)は精神に異常を来たし、指揮下の水爆50メガトンを搭載したB52爆撃機にR作戦の指令を出す。そのR作戦の全貌とは・・・。次々とB52爆撃機がソ連へ向かっている頃、R作戦を回避するためアメリカ大統領(ピーター・セラーズ)を始め、アメリカの政府高官達がペンタゴンの国防省で作戦会議。まるで噛み合わない議論が続くも、刻々とR作戦実行までのタイムリミットの時間が迫ってくる。しかも、驚いたことにソ連にはアメリカからの攻撃を受けると、全世界を破滅させる『皆殺しの装置』が開発されていたことを知らされ、作戦会議室は更に暗澹とした空気が流れる。
 もはや全世界の人類は死滅するしかないのかと思われたが、核兵器の分野の専門家であるストレンジラヴ博士(ピーター・セラーズ)は斬新な人類生き残りの方法を力説するのだが・・・

 核戦争の恐怖を描いたストーリーだけでなく、1人で三役をこなしてしまったピーター・セラーズの怪演にも注目だ。メイク、声、演じ方が三役で大きく異なるために、これが同一人物だと知ったら驚きだ。しかしながら、今どきピーター・セラーズという器用な俳優を知っている人の方がごく少数なので、その凄さに気付かない人が殆んどなのが残念。
 あくまでも個人的にだが、全体的にユーモアのセンスは冴えており、観ている最中は大爆笑。核戦争の恐怖を描いた映画なのに、こんなに笑って良いのかオレ。特にカウボーイハットのパイロットに訪れる運命にはわろた。他にも冒頭とラストの音楽の使い方のセンスは抜群だし、頓珍漢な登場人物は個性があって楽しい面々だし、観ていて苦痛に感じるシーンは一つもない。それでいて結末の描写は寒気がするほどゾッとする。世界各地で核実験が行われているニュースを聞くと悔しさと怒りが込みあがってくる人が多いと思うが、そんな気分を晴らしてくれる映画博士の異常な愛情をお勧め映画として挙げておこう

博士の異常な愛情 コレクターズ・エディション [DVD]
ピーター・セラーズ,ジョージ・C・スコット,スターリング・ヘイドン
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


 監督は前述したとおりスタンリー・キューブリック監督。大金強奪ムービー現金に体を張れ、近未来映画時計じかけのオレンジ、禁止ワードが飛び交うベトナム戦争を描いたフルメタル・ジャケット、文芸大作バリー・リンドン、実はこれも文芸作品のロリータ、歴史劇スパルタカスなど、この監督はお勧め映画がありすぎです。

 
 
 
 
 
 









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