褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 嘆きのテレーズ(1953) 最後に畳みかけるサスペンス映画

2022年03月28日 | 映画(な行)
 ハリウッドのようなCGを思いっきり使ってのド迫力サスペンス映画も楽しいが、フランスのCGは使わなくとも人間心理を活かしたサスペンス映画も楽しい。そんな文豪エミール・ゾラの小説テレーズ・ラカンを原作とした映画化作品が今回紹介する嘆きのテレーズ。最初は男女の不倫に端を発したサスペンス映画かと思いきや、後半の二転三転する展開が非常に面白く、想像力を掻き立てるラストシーンを見せつけられて、良い映画を観たなと心の底から思える作品だ。フランスのサスペンス映画は男女の機微が描かれ、大人の気分になれるのが良い。

 早速だがストーリーの紹介をできるだけ簡単に。
 フランスのリヨンにおいて、テレーズ(シモーヌ・シニョレ)は病弱の夫カミーユ(ジャック・デュビー)の世話に追われ、しかも姑のラカン夫人(シルヴィー)は息子を溺愛するあまり、テレーズに対しては冷たく、ひたすらつまらない日々が続いていた。
 ところがある日のことカミーユは仕事場で意気投合したイタリア人のトラック運転手ローラン(ラフ・ヴァローネ)を連れて家にやって来る。テレーズは夫のカミーユと違って逞しさを持っているローランに惹かれるようになり、ローランもテレーズが夫のカミーユを愛していないことに気付き、テレーズを愛するようになる。
 テレーズとローランは駆け落ちしようとするのだが、そのことを知ったカミーユは先手を打ってテレーズとパリの親戚の家に電車で行こうとするのだが、すっかり愛に盲目になってしまったローランは2人の後を追いかけ、ローランはカミーユを電車から突き飛ばして殺してしまう。誰にもバレてないと思っていた二人だったが、彼らを脅迫しようとする人物が現れて・・・

 自己中の男と心身ともに満たされない奥さんの不倫を描いた映画かと思いきや、電車の中で人殺しをしてからのサスペンス感が非常に楽しい。防衛本能が働くテレーズは夫殺しの疑いを掛けられローランとの関係を止めようとするのだが、イタリア人運転手のローランがテレーズのことを諦めずに一緒に駆け落ちしようとする一途さに笑える、じゃなくて泣けてきた。しかし、この映画の本領発揮は後半の更に後半だ。たまたま一緒の電車に乗っていた元水兵リトン(ローラル・ルザッフル)が、テレーズを脅迫するために、おんぼろバイクで現れてから。それにしても本作はよく考えたらロクな大人が出てこないことに気付いた。
 どう考えてもテレーズとローランが一緒に駆け落ちして暮らすことが出来ても幸せになれそうにないな~と思って見ていたのだが、予想外の事が起きて事態が二転三転する展開に驚いた。この2人の未来を想像させる終わらせ方が素晴らしい。勝手な愛やカネに目がくらんでしまった馬鹿な大人達と、言われた通りにする純粋な少女の対比が残酷な結末を表現する。ハリウッドの大袈裟なストーリーに飽きた人、良質なサスペンス映画を観たい人、いつも男を不幸にしてしまう役ばかり演じている印象のあるシモーヌ・シニョレに興味のある人に今回は映画嘆きのテレーズをお勧め映画に挙げておこう。

 監督はフランス映画史に燦燦と輝く名監督であるマルセル・カルネ。この人の映画を観ていれば、フランス映画とはこういうものなんだと少しばかり理解した気分になれる。人生の喜怒哀楽を描いた名作中の名作である天井桟敷の人々、ジャン・ギャバンが渋い霧の波止場陽は昇るわれら巴里っ子、そして安ホテルを舞台に様々な人生を描く北ホテル、チョット流行りの記憶喪失ムービーでもフランスらしさを感じさせるジェラール・フィリップ主演の愛人ジュリエットなどお勧め多数にして、フランス映画らしさを感じさせてくれます。
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競馬 高松宮記念の予想(2022)

2022年03月26日 | 競馬予想
高松宮記念の予想
 1200Ⅿ戦のレースとなればやはりペースが早くなり差し馬の台頭が考えられる。今回もレイハリア、ロータスランド、キルロード、ファストフォース等逃げそうな馬がいるので、ここもペースは早くなるだろう。雨の影響、馬場状態など気になる要素はたくさんあるが、ここは差し馬を本命に狙いたいし、中京1200Mコースとなると差し馬にチャンスが広がるだろう。俺も末脚に期待して本命を決めた。

◎ 18 グレナディアガーズ
▲  2 ナランフレグ
▲  3 シャインガーネット
▲ 13 トゥラヴェスーラ
△  1 サリオス
△  7 レシステンシア
△ 12 エイティンガール
△ 14 ダイアトニック

 俺の本命は18番のグレナディアガーズ。昨年の暮れの阪神Cで見せた末脚には度肝を抜かれた。1600Ⅿだと折り合いに不安があるし、前走の1400Ⅿの内容から、さらに距離が短くなる1200Ⅿは好材料だろう。大外枠は心配だがメイケイエールに邪魔され中れば能力を発揮できる。福永ジョッキーの連続GⅠ連勝に望みをかける。

 単穴には3頭挙げる
 まずは2番のナランフレグ。枠が内過ぎるのは不安だがここ数戦で見せる末脚はもう本物でありGⅠ級を感じさせる。中京1200Ⅿとのコースの相性も悪くない。ペースが上がるGⅠ戦なら更にこの馬の末脚が活きる展開になれば本命と枠順の差で逆転も可能だ。

 次に3番のシャインガーネット。前走で1200Ⅿ戦の適性は示した。中京もこの馬にとって重賞を制覇した舞台なのでコース相性は合う。前走は枠が外過ぎたが今回は一発を狙うには最高の内枠。枠順から見たところ周りは自身よりも後方からレースをしそうなのでスタートさえ切ればレースの流れに乗って戦えるだろう。

 次に14番のトラヴェスーラ。昨年は重馬場の中で4着に突っ込んできた馬。前走の阪急杯はかなりの太目が残ったが、それでも後方から2着に突っ込んできた。前走の阪神の内回りから中京コースに替わるのはこの馬にはもってこいだろう。前走から上積みは必至なのでここはこれぐらいの評価にはしたいところだ。

買い目 馬単1着軸流し
1着 18
2着  1、2、3、7、12、13、14(7番を厚めに買う)

買い目 馬単2着軸流し
1着 2、3、13
2着 18                            合計 10点
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競馬 日経賞&毎日杯の予想(2022)

2022年03月25日 | 競馬予想
今日は簡単に予想。明日も所用なので。
毎日杯の予想
 本命は簡単。菊花賞馬の11番のタイトルホルダー。ここも逃げきってしまいそう。相手は本来はこれぐらいの距離の方が能力は発揮する7番のヒートオンビート、中山コースは得意でタイトルホルダーの強さを知っている横山武史騎乗の12番のアサマノイタズラ、そして昨年の目黒記念の勝ちっぷりがインパクトがありすぎてわすれられない14番のウインキートスを。

◎ 11 タイトルホルダー
▲  7 ヒートオンビート
▲ 12 アサマノイタズラ
▲ 14 ウインキートス
△  1 ディバインホース
△  3 エフェクトオン
△  6 ボッケリーニ
△ 15 スマイル

買い目 馬単軸1着流し
1着 11
2着  1、3、6、7、12、14、15(7、12、14は厚めに買う)

買い目 馬単軸2着流し
1着 7、12、14
2着 11                         合計 10点

毎日杯の予想
 今年は3歳牡馬の力関係は非常に把握しにくい。ここも10頭の少頭数だが素質のありそうな馬が出てきた。俺の本命4番のピースオブエイト。デビューから連勝中だが戦って倒してきた相手も中々のレベル。この馬のポテンシャルは相当あるだろう。前走に引き続き阪神1800Ⅿのコースという経験値も良い。好位からでも良い末脚を持っている。対抗には1番のドウラドーレス。この馬もデビューから連勝中で大物感がある。将来的には本命馬を逆転する能力はある。しかし、現状はレースが粗削り。右回り、阪神コースへの対応が少々不安な分、こちらを対抗に。単穴には逃げが怖い3番のセイウンハーデス、前走は武豊ジョッキーが珍しく失敗した印象のある6番のリャドを挙げる。

◎ 4 ピースオブエイト
〇 1 ドゥラドーレス
▲ 3 セイウンハーデス
▲ 6 リアド
△ 2 コマンドライン
△ 5 ホウホウプレミア
△ 8 テンダンス

買い目 馬単軸1着流し
1着 4
2着 1、2、3、5、6、8

買い目 馬単軸2着流し
1着 1、3、6
2着 4

買い目 馬単軸1着流し
1着 1
2着 3、6                合計 11点
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映画 殺意の瞬間(1956) 男は騙されやすいです

2022年03月21日 | 映画(さ行)
 数多くの傑作を遺したジュリアン・デュヴィヴィエと名優ジャン・ギャバンだが、映画史に遺る名コンビと言っても良いと思うのだが、本作もなかなか派手さは無いがフランス映画らしい渋いサスペンス映画になっている。冒頭から流れるシャンソン風の音楽が非常に心地良いのだが、あまりにも恐ろしい歌詞に俺は凍りついてしまったが、その時だけ目をつぶって聴けば良かった。
 ジャン・ギャバン演じる50歳を超えているように見えるオジサンが主演だが、礼儀正しく思いやりのある良い人なのだが、こういう役を本当に彼は上手く演じる。特に本作の彼はマフィアの親分ではなく有名料理店のコックの役だから、尚更良い人に見える。しかし、いつもジャン・ギャバン演じる主人公の欠点はすぐに女性を好きになってロクな結末にならないこと。本作でも20歳ぐらいの可愛い女性に痛い目に遭わされる。

 男って若くて綺麗な女性には騙されやすいと改めて知らされるストーリーの紹介を。
 アンドレ(ジャン・ギャバン)は離婚をしていて子供はいないが、パリの有名料理店のオーナー兼料理長。毎日、有力者が訪れる有名な店だ。そして、彼には息子以上に年齢が離れているが、ジェラール(ジェラール・フィリップ)という知り合いがいるのだが、まるで本当の父親のように面倒をみてやっている。
 ある日こと、アンドレの元嫁であるガブリエル(リュシエンヌ・ボガエル)の娘であり18歳のカトリーヌ(ダニエル・ドロルム)が、マルセイユからアンドレを訪ねてやって来た。20年も前にガブリエルとは離婚しているので、アンドレとカトリーヌは全く血の繋がっていない他人。しかし、カトリーヌは数日前に母のガブリエルが亡くなって、行く場所も無いのでここにやって来たと告げる。どことなく水ぼらしい姿をしたカトリーヌが可哀想に感じ、彼の家に泊めることにし、仕事も与えるようにしたのだが、実はカトリーヌは結構な悪女であり・・・

 離婚して独り者のアンドレだが、お手伝いのおばさん、そしてディスコを経営している母親が近くにおり、この2人の年配の女性が非常にしっかりしているし、巧みなキャラクター設定で重要な役を演じている。この年配の女性がしっかりしているので、もう50歳の中年以上のオジサンが人生の失敗を繰り返さないように止めている。
 しかし、やばいのが小悪魔的美少女であるカトリーヌ。我々のようなオジサンになると、みっともないのだが、少し若い女の子から声を掛けられると大喜びでウキウキしてしまう。本作のジャン・ギャバンもすっかりカトリーヌのあらゆる嘘に騙されて、息子のように仲の良かったジェラールとは完全に仲違いしてしまい、危うく自分の命だけでなく全財産を乗っ取られそうになる。こういう映画を観ると、全く知らない若い女性から声を掛けられると、喜んでばかりいないで少しは相手の企みを考えるようにしなければいけないと思った。
 少し苦い味がするようなサスペンス映画であり、最初は性格の良さそうな可愛い女の子が次第に本性を見せていく展開にスリルを感じさせる。サスペンス映画とはいえ、中年男の悲哀を感じさせる殺意の瞬間を今回はお勧め映画に挙げておこう。

 監督は前述したジュリアン・デュヴィヴィエ。ジャン・ギャバンとのコンビでは望郷が素晴らしいし、地の果てを行くもお勧め。他にオムニバス風に展開される舞踏会の手帖、幻想的な雰囲気が漂うわが青春のマリアンヌ、アラン・ドロン主演で遺作の悪魔のようなあなた等お勧め多数です。
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競馬 フラワーCの予想(2022)

2022年03月20日 | 競馬予想
フラワーCの予想
 それにしても頼りないメンバーの集まり。しかも中山1800Ⅿというのが非常に予想するうえで悩ましい。逃げるのは4番のコルベイユか。もしかしたら2番のパーソナルハイが逃げる可能性があると思うのだが、陣営のコメントからは何が何でも逃げるという感じではない。しかも、中山の芝も非常にタフな馬場になってきたので、ここはパワータイプの馬を本命に選んだ。

◎ 8 ダイム
▲ 3 シンティレーション
▲ 5 ニシノラブウィンク
▲ 6 モカフラワー
△ 1 スタニングローズ
△ 2 パーソナルハイ
△ 9 キタサンシュガー
△10 デインティハート

 俺の本命は7番のダイム。ここまでの2戦は小倉で戦っているが、非常にタフな馬場でのレースをこなしている。前走の勝利は重馬場ながら4コーナーで先頭に立ってそのまま押し切る強いレース振り。今回は1800Ⅿに距離が短縮されるが、早めに先頭に並びかけるスタイルのこの馬にとっては今までよりも楽なレースが出来るだろう。ペースも早くなるとは思えず、この馬の早めロングスパートが活きそうな流れであり、小倉の重馬場を勝った経験は他の馬より有利に思えるので本命に挙げる。

 単穴には3頭挙げる
 まずは3番のシンティレーション。2勝馬であり重賞経験もありこのメンバーなら上位の評価に挙げたい。実際に今回と同じコースを勝っているのは大きな強みだし、休ませた効果も大きそうだ。しかし、前走の勝ったレースを見ると差しに回るか。良い末脚はあるが展開的には厳しいのでこれぐらいの評価にとどめた。

 次に5番のニシノラブウィンク。なかなか勝ち上がれなかった馬だが、いずれも強敵が相手。前走の重賞は少しごちゃついて力を出せなかった。しかし、今回は1800Ⅿ戦で緩い流れになりそうなので馬群を馬群を捌くのにそれほど困ることはないだろう。スムーズにレース運びが出来れば前走のようなことはない。安定感を考えればこのメンバーなら勝てても不思議ではない。

 次に6番のモカフラワーを挙げる。厩舎の評判が非常に高い馬。前走は崩れたが、敗因は距離にある可能性がある。デビュー戦ではオープン特別を勝ち弥生賞でも人気になったインダストリアに勝っているように能力はある。今回の1800Ⅿの距離はこの馬に向きそうだし、好位で立ち回れる器用さはこの舞台で活きる。

買い目 馬単軸1着流し
1着 8
2着 1、2、3、4、5、6、9、10

買い目 馬単軸2着流し
1着 3、5、6
2着 8                     合計 11点
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競馬 阪神大賞典&スプリングSの予想(2022)

2022年03月20日 | 競馬予想
阪神大賞典の予想
 もうここはディープボンドで本命は決まり。昨年はこのレースを圧勝したが、今年のメンバーは昨年より落ちる。しかも、この馬の凱旋門賞に出走してからの有馬記念のレース振りに2着だったとはいえ成長を感じる。1着固定で馬単流し

◎ 11 ディープボンド
△  3 シルヴァーソニック
△  4 トーセンカンビーナ
△   6 キングオブドラゴン
△  9 マカオンドール
△ 10 マンオブスプリット
△ 12 アドマイヤスバル

買い目 馬単1着固定の流し
1着 11
2着  3、4、6 、9、10、12  
相手の3、4、6の3頭は厚めに買う。             合計 6点

スプリングSの予想
 なかなか混戦のメンバー。勝てるチャンスの馬が多いが俺の本命は不安要素の全く感じられない若手のホープに上り詰めつつある騎手の馬を本命にする。

◎ 3 サトノヘリオス
▲ 1 ビーアストニッシド
▲ 8 アサヒ
▲ 9 ソリタリオ
△ 4 グイランドライン
△ 7 ディオ
△10 アルナシーム
△12 アライバル

 俺の本命は3番のサトノヘリオス。前走のホープフルSは中1週のローテーションが堪えた。マトモに力を発揮すればこの馬があのメンバーの中でも1番強かったと思っている。今回は弥生賞ではなく更に間を空けてスプリングSに出走してくるというローテーションに好感が持てる。流石は今やクラシック戦線の顔とでも言うべき友道厩舎。ここはすっかり馬の勝ち方を覚えたかのような堂々たる騎乗ぶりが目立つ岩田望来騎手の腕にも期待できる。

 単穴に3頭挙げる
 まずは1番のビーアストニッシド。こちらは息子の活躍にかなり刺激を受けている名手岩田康誠。昨日の若葉Sの気迫の騎乗を今回もみせてくれるだろう。枠順を考えるとこの馬が何が何でも逃げると思う。展開はこの馬に相当有利だが、サトノヘリオスも好枠なので息子のマークがかなり厳しい。ここは親子でゴール前の叩きあいが見れそうだ。

 次に8番のアサヒ。本来なら本命に推したい気分もあるのだが、前走の共同通信杯での出遅れを見せられたら流石に本命には推せない。それで普通にスタートを切れることが出来ればアッサリ勝たれても驚けない。これぐらいの評価は必要か。

 次に9番のソリタリオ。前走のシンザン記念では鋭い差し脚を見せた。あのレースが出来るのなら1800Ⅿの距離を心配することはない。しかし、今まで左回りの最後の直線の長いコースばかり使われてきたので右回りの中山コースというのは果たしてこの馬にはどうか?ここはかなりの心配する部分ではある。今回のレースでは主役級の扱いではあるのだが中山コースはかなりの心配ではある。横山武史ジョッキーがどのような騎乗をするのか楽しみではある。

買い目 馬単1着軸流し
1着 3
2着 1、4、7、8、9、10、11

買い目 馬単2着軸流し
1着 1、8、9
2着 3                        合計 10点
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競馬 ファルコンS&若葉Sの予想(2022)

2022年03月18日 | 競馬予想
 最近の予想はあまりにも酷いのでこれからは馬単を中心に買っていこうと思う。まあ、三連単だとカネが掛かってしまう。まあ、世の中を活きていくには無駄にカネを使わないことだ。

ファルコンSの予想
◎ 5 ショウナンハクラク
▲ 8 トウシンマカオ
▲13 レディバランタイン
▲16 ティーガーデン
△ 1 プルパレイ
△ 6 dヴィルズマーブル
△14 オタルエバー
△15 ウインマーベル

 俺の本命は5番のショウナンハクラク。前走は接戦の末の勝利だが、相手が先週のフィリーズレビューを勝ったサブライムアンゼム。非常に価値のある勝利だ。力関係の把握が難しいメンバー構成だが、レースごとにセンスが良くなっているのが良い。ここは本命だ。

 単穴には3頭挙げる
 まzは8番のトーシンマカオ。重賞2着にオープン特別を勝つなど実力はある。しかし、57キロの斤量が最後に堪える可能性があるのが3歳戦ではよくあること。単穴の中では1番高い評価をしている。

 次に13番のレディバランタイン。サウジで勝ちまくったルメールだがコロナで陽性に罹る等、少しばかり今年は不調の兆しを感じる。しかし、このジョッキーが3月中まで重賞未勝利で終わることは普通なら考えられない。馬の能力を少しばかり疑問だが、ルメールの腕でのし上がるか。

 次に16番のティーガーデンを挙げる。姉がソングラインという超良血。奥の深いポテンシャルを秘めている。スタートが悪いのが問題だが、それでもジョッキーが促して好位を取るレースを見ていると、今回の外枠はこの馬には良い。ちなみに調教は抜群の動きを披露、その点で間隔が開いた点は気にするほどでもないだろう。

買い目 馬単軸1着流し
1着 5
2着 1、6、8、13、14、15、16

買い目 馬単軸2着流し
1着 8、13、16
2着 5                         合計 10点

若葉Sの予想
 若葉Sは重賞ではないが、クラシックを占う上では重要なレース。馬単を中心に買うならカネにも余裕があるから予想してみる。しかし、毎年ながら頭数が少ないのが残念。各陣営はもっとクラシックを意識して欲しいと思う今日この頃ですが、なかなか馬の適性、健康面を考えると難しいですね。

◎ 5 ストロングウィル
▲ 1 ショウナンアデイブ
▲ 6 デシエルト
△ 3 フィデル
△ 4 ヴェローナシチー
△ 7 サクセストレーク
△ 9 エイカイマッケンロ

 俺の本命は5番のストロングウィル。前走のきさらぎ賞では折り合いは欠くし、緩い馬場もこたえたようだ。本来は折り合いを欠くような馬ではないし、馬場は心配だが慣れは見込めるだろう。走り慣れた阪神コースで本来の走りを取り戻せれば勝てる。

 単穴は2頭挙げる
 まずは1番のショウナンアデイブ。前走は2着馬が逃げ粘るスローペースを差し切り勝ち。内容は良く、覆面の効果も出た。なかなかの瞬発力をもっているのだが馬場状態が少し心配。ちょっと本命にはしにくいところだ。それでも勝って皐月賞へ向かわせたい馬ではあるので、これぐらいの評価は必要か。

 次に6番のデシエルトを挙げる。ダートで先行して2連勝中の馬。さて芝替わりだが馬場が緩くなりそうなのはこの馬には吉兆。しかも、恐らくこの馬が逃げると思うが、展開も絶好だ。逃げ切り勝ちに警戒は必要だろう。

買い目 馬単軸1着流し
1着 5
2着 1、3、4、6、7、9

買い目 馬単軸2着流し
1着 1、6
2着 5                  合計 8点
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映画 暗殺のオペラ(1970) 真相に驚きました

2022年03月08日 | 映画(あ行)
 巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督の初期の作品は政治的なテーマが含まれている作品が多いが、今回紹介する映画暗殺のオペラもその類にもれない。彼の映画を観ればファシズムという政治的な言葉の意味が少しだけわかるし、イタリアの近代史をちょっとだけ学んだ気分になれる。ちなみに本作はイタリアのサスペンス映画だが、ベルトルッチ監督なだけに非常に良質な政治サスペンス映画になっている。

 少しばかり難解に感じるが、驚きと喪失感をを感じさせるストーリーの紹介を。
 中世の街並みがそのまま残っているイタリアのタラ駅に一人の青年が降りる。彼の名はアトス・マニャーニ(ジュリオ・ブロージ)。彼の父の名前も同性同名でこの町では反ファシズムの闘士として30年ぐらい前に命を落とし、しかし彼のファシズムと戦う姿勢は英雄とされており、彼の名前を使われた道通りがあり、そして彼の銅像まで作られていた。
 彼がタラに来た目的は父の愛人だったドライファ(アリダ・ヴァリ)に呼ばれて、父を殺した犯人を捜して欲しいという依頼だった。タラの町にも昔の父についても興味がないアトスはさっさと電車に乗って帰ろうとするのだが、馬小屋に閉じ込められたり、見ず知らずの男からパンチを食らったり、不快な出来事が起こる。そのことを切っ掛けに父の死の真相を探り出そうと決心し、まだ生きている父の同胞の3人の男と出会ったり、さらに詳しい出来事をドライファから聞き出したり、ドライファの地主のファシズムにのめり込んでいた男と話している内に真相を知ってしまうのだが、それはあまりにものショッキングな出来事で・・・

 30年前の父の死の真相を究明することなんか、さすがに無理難題だろうと思っていたら、けっこう拍子抜けな感じで真相がわかってしまう。なかなかミステリーとして面白く、けっこう惹かれたのだが何とも悲しい結末。これなら美味しそうなスイカを全部食ったら直ぐに帰れば良かったなんて思わさせられた。真実に興味を持ってしまいどうしても知りたいという欲望に捉われる気持ちはわかる。俺も飲み会でピンハネされていることに気付かなかったら、どれだけ幸せだったかと思う。ベルナルド・ベルトルッチ監督と名カメラマンであるヴィットリオ・ストラーロとの名コンビがこの作品から始まるのだが、その構図や自然の描写なんかは流石だと感じさせられるものがある。ベルナルド・ベルトルッチ監督の作品と聞いて心が躍る人、アリダ・ヴァリという女優の名前に惹かれた人、単純なサスペンス映画に見飽きた人に今回は暗殺のオペラをお勧めしておこう

 監督は前述したベルナルド・ベルトルッチ。特に日本ではジョン・ローン主演のラストエンペラーが有名。個人的なお勧めはバート・ランカスター、ロバート・デ・ニーロ共演のイタリアの20世紀の近現代史を描いた1900年、ファシズムから共産党へ苦悩に侵されながらも思想の変更を余儀なくされるジャン=ルイ・トランティニャン主演の暗殺の森、北アフリカの砂漠で冷め切った夫婦が真実の愛を求め彷徨うシェルタリング・スカイ、殆どポルノ映画に近いですがエヴァ・グリーンが素敵なドリーマーズがお勧め
 
 
 
 
 
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競馬 弥生賞(2022)

2022年03月06日 | 競馬予想
弥生賞の予想
 いよいよクラシックの音が聞こえてきた今日この頃。ところが肝心の俺の予想の方は全くのダメダメ。何とかここら辺で今までの鬱憤を晴らすようなどでかい万馬券を獲りたいところだが、なかなかハイレベルのメンバーが揃ったし、おまけに少頭数。あんまり大穴狙いの予想はしにくいところだ。
 さて2歳王者のドウデュースが弥生賞から始動するが、色々と初物づくしでオッズほど信頼できないというのが俺の感覚。あまりにも優等生振りのレースに破壊力を感じないし、今回はけっこうペースも流れそうだし、1番のジャスティンロックが早めに動くようなレースになるとドウデュースも結構厳しいレースを強いられると思うがそれを跳ねのける脚があるかどうか?本命だからこその厳しいレースを味わう可能性がある。俺の本命は逆にレース振りは相当な粗削りだが、逆に大きな伸びしろを感じさせる馬を本命にする。

◎ 9 インダストリア
〇 7 ドウデュース
▲ 2 メイショウゲキリン
▲11 ロジハービン
△ 1 ジャスティンロック
△ 5 マテンロウレオ
△10 アスクビクターモア
× 3 リューベック
× 8 ラーグルフ

俺の本命は9番のインダストリア。前走の勝ちっぷりが大物感たっぷり。その前走は左に行きたがるのを矯正しながらの完勝下劇。今回は色々と馬具を工夫するので直線も真っ直ぐ走れるだろう。狙いはNHKマイルCなんて弱気な事を陣営は言っているが、そんなことをショボい目標をぶっとばすような快走を見せて欲しい。

 対抗は2歳王者の7番のドウデュース。常に着差は大したことがないが、接戦に強いタイプ。2000Ⅿ自体は問題は無いと思うが、今回は圧倒的人気でマークがきつくなりそう。このメンバーだと大外に回して勝てるほど甘いマンバーでは無さそうだし、厳しい。前述した川田騎乗のジャスティンロックが甘いレースを許さないだろう。しかし、そこは名手武豊に2歳王者。これぐらいの評価はしたいところだ。

 単穴には2頭挙げる
 まずは2番のメイショウゲキリン。逃げたらしぶとい馬で、今の中山も馬場の内が良い。しかも横山武史騎手なら絶対に逃げるだろう。競りかける馬も見当たらないので展開に恵まれそう。今まで強敵を相手に戦ってきたが中山2000Ⅿコースのトライアルレースな勝つ可能性を考えておく、

 次は11番のロジハービン。前走の京成杯では長く脚を使って2着に追い込んできた。その時の3コーナーから4コーナーを掛けるコーナーリングはかなりの能力を感じさせた。今回も同じようなレースになりそうだが、Mデムーロ騎手とは手が合っていると思う。内の馬がごちゃつく間に外から差してきても驚けない。

買い目 三連単フォーメーション
1着 9
2着 1、2、5、7、10、11
3着 1、2、3、5、7、8、10、11

買い目 三連単フォーメーション
1着 2、7、11
2着 9
3着 1、2、3、5、7、8、10、11

買い目 三連単フォーメーション
1着 7
2着 1、2、5、10、11
3着 9                        合計68点
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競馬 チューリップ賞&オーシャンSの予想(2022)

2022年03月05日 | 競馬予想
今日は所用で忙しいため。印と買い目だけです。
チューリップ賞の予想
◎ 9 ウォータナビレラ
〇14 ステルナティーア
▲ 3 サークルオブライフ
▲ 6 ナミュール
△10 ラリュエル
△11 ルージュスティリア
△12 シークルーズ
× 2 ジャマん
× 8 サウンドビバーチェ
買い目 三連単フォーメーション
1着 9
2着 3、6、10、11、12、14
3着 2、3、6、8、10、11、12、14

買い目 三連単フォーメーション
1着 3、6、14
2着 9
3着 2、3、6、8、10、11、12、14

買い目 三連単フォーメーション
1着 14
2着  3、6、10、11、12
3着 9                          合計 68点

オーシャンSの予想
◎ 2 スマートクラージュ
▲ 5 ダディーズビビッド
▲10 ナランフレグ
▲14 ビアンフェ
△ 3 ファストフォース
△ 7 ジャンダルム
△11 マイネルジェロディ
× 1 マリアズハート
× 9 デトロイトテソーロ
×12 ビオグラフィー

買い目 三連単フォーメーション
1着 2
2着 3、5、7、10、11、14
3着 1、3、5、7、9、10、11、12、14

買い目 三連単フォーメーション
1着 5、10、14
2着 2
3着 1、3、5、7、9、10、11、12、14         合計 72点
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映画 波止場(1954) これこそ男の中の男です

2022年03月03日 | 映画(は行)
 ついにロシアのプーチン大統領が、ワケのわからん理由でウクライナに侵略を開始した。世界はウクライナを助けろ。そして、ロシア国内の中にもプーチンが武力を行使したことについて批判している人がたくさん居るはずだが、正義を信じるならば勇気をだしてプーチンをひっ捕らえて鉄槌を下せ。
 なかなか平気で人殺しをするような奴に表立って批判することは勇気がいるし、しかも殆どの人間は心の中では批判はしたいが、凶悪な権力者に対して命を賭してまで盾突くことができない。こんな偉そうなことを書いている俺自体が、実は全くの臆病者なのが情けない限りだ。さて今回紹介する映画波止場だが、ギャングの不正にたった一人で立ち向かう男のストーリー。プーチンを怖がっているロシア人には是非観て欲しい映画だ。

 正義と良心の呵責に悩み、そしてボロボロに殴られ、蹴られても立ち上がる男のストーリーの紹介を。
 ニューヨークにある波止場が舞台。元プロボクサーのテリー(マーロン・ブランド)は兄のチャーリー(ロッド・スタイガー)と一緒に、港湾の労働組合を支配するギャングのジョニー(リー・J・コッブ)の手下として働いている。ジョニーは日雇い労働者をピンハネして働かせ、組合費を高くカツアゲし、港湾の利益を殆ど独占していた。
 ある日の夜、テリーの友人のジョーイがアパートの屋上から突き落とされて殺されてしまう。ジョーイは労働組合の不正を犯罪調査委員会で暴露するつもりだったのだが、先手を打ってジョニーの手下どもによって殺されたのだ。ジョニーはジョーイ以外にも自分にとって邪魔になる者は殺害して口を封じ込めていて、多くの労働者たちも殺されるのが怖くて誰もジョニーの不正を告発しようという気になれないでいた。
 ジョーイの死体の側で彼の妹のイディ(エヴァ・マリー・セイント)は泣き崩れていた。結果的にジョーイの殺人に関わってしまうことになってしまったテリーは、悲しみに暮れているイディを見て、良心の呵責に悩まされ、イディに好意を抱くようになる。しかし、イディはテリーが兄の死について何かを知っているとにらんで質問攻め。自分は関係ないと言い張るテリーだったが、イディの事を愛するようになったテリーは、勇気をだして犯罪委員会でジョニーの支配する港湾労働組合の不正、ジョーイの殺人について真実を述べるのだが・・・

 次第に良心に目覚めだすテリーだが、運命は彼に厳しい現実を突きつける。ボスのジョニーはチャーリーに弟のテリーを殺せと指示し、結局弟を殺せなかった兄のチャーリーは見せしめの如く無惨にも殺される。最初こそは同じく兄を殺されていたイディは随分強気に出ており、不正を告発できないテリーに対して弱虫扱いしていたのだが、イディはこの場所がどれほど恐ろしい場所か理解してしまい、テリーと一緒に遠くの西部へ逃げて暮らすことを望み始める。しかし、兄チャーリーを殺されたテリーはボスのジョニーに対して復讐心で一杯だ。そしてテリーは逃げることなくジョニーに立ち向かっていくのだ。イディとテリーの心情が逆転してしまう構成がなかなか上手い。
 そして、勇気あるテリーの行動はさぞかし労働者の仲間達から賞賛されるのかと思いきや、自分の命が惜しい労働者達はテリーを遠ざける。俺がテリーなら金髪の綺麗なネエチャンであるエヴァ・マリー・セイント演じるイディと一緒に遠くへ逃げてしまう所だが、テリーは男の中の男だ。テリーの行動を今のロシア人は見習え。そして、本作にはカール・マルデンが演じるカトリックの神父がいるが、彼の言葉の数々が本当に素晴らしい。テリーを突き動かしたのは無惨に殺された兄の姿もあるが、神父が放つ言葉の数々によってテリーは自らの信念に火が点いたように思える。俺はキリスト教ではないのに、なぜかイエス様に見守られている気分になった。
 骨太なドラマを見たい人、弱者が強者に向かって行くストーリーが好きな人、二十世紀最高の俳優であるマーロン・ブランドに興味がある人、何時までも色あせない名作映画を観たい人・・・等に今回は映画波止場をお勧めしておこう

 監督は名匠エリア・カザン。多くの名作を遺した監督ですが、マッカーシー旋風の赤狩りは彼の人生に暗い影が付きまとい続けているだけに、少しばかり彼の人生を知ると今回紹介した波止場に対して色々と違った角度から見ることができます。他にお勧めは伝説と化したジェームズ・ディーン主演のエデンの東、アメリカ国内におけるユダヤ人差別を描いた紳士協定、テネシー・ウィリアムズの同名戯曲の映画化であり、ビビアン・リー、マーロン・ブランド共演の欲望という名の電車、これまたマーロン・ブランド主演のメキシコの英雄を描いた革命児サパタ等がお勧め。
 
 

 
 
 

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