褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 ツリー・オブ・ライフ(2011) ブラピー主演だけれど・・・

2012年04月30日 | 映画(た行)
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 カンヌ国際映画祭の最高の賞であるパルムドール受賞、ブラッド・ピット主演。この二つの言葉を聞くと非常に期待したくなる映画。しかし、多くの人がそのようなことに期待して観ると、きっと期待が失望に変わる映画。むしろあの名作天国の日々を撮ったテレンス・マリック監督(他にシン・レッド・ライン、ニュー・ワールドなど)の作品と聞いて心躍る人が期待するべき作品だ。
 所々で挿入される意味深で綺麗な映像、そして心地良いクラシック音楽がとにかく眠気を誘う。まさにこれぞテレンス・マリック監督映画。決して貶しているのではなく、褒めているのだ。

 ストーリーは今や実業家として成功を収めつつあるジャック(ショーン・ペン)だが、少年時代を回顧する。優しかった母親、そして弟の早すぎる死、そして、とにかく怖かったお父さん(ブラッド・ピット)のことが数十年を経た現在でも大きなトラウマとして残っている。
 そんなトラウマのせいで日々満たされない生活を送っていたジャックだったが、そんな彼に訪れる想像を絶する光景とは家族愛を描きながらあらゆる生命の誕生まで描いた壮大な物語。観ている我々も眠気を我慢した結果、大きな感動が待っているわけだ。

 正直、ダサい眼鏡を掛けたブラッド・ピットは格好良くもなく、普通のおっさんにしか見えないため彼を目当てでこの映画を観ると地雷を踏んでしまうことになりかねないが、ちょっと哲学的な映画を観たい人にお勧めしたいツリー・オブ・ライフを紹介します

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 今や実業家として成功を収めつつあるジャック(ショーン・ペン)だったが、同僚の声も耳に入らないほどの虚無感に襲われている。彼の心を支配しているトラウマとは?少年時代の1950年代のテキサス州で暮らしていた頃のことを回顧する。

 少年時代のジャックの家族は父(ブラッド・ピット)、母(ジェシカ・チャスティン)、そして2人の弟が居た。
 ジャックは弟とは仲が良く、そして母(チャスティン)も優しい人だったが、力こそ正義だと考える暴力的な父(ピット)の前ではただ怯えているだけだった。

 怖い父、幼くして死んでしまった弟、あまりにも優しい母のことが数十年を経ても苦い思い出として忘れられないジャック(ペン)だったが、そんな彼がただ目的も無く向かった場所には・・・眠たくなるのを我慢して観た人は、きっと癒されると思いますので、ぜひ映画を観てください



 なんだかスタンリー・キューブリック監督の2001年宇宙の旅と似ている気がする映画。映像、音楽、人類の夜明けなど共通する点が多いです。何が言いたいのか結論は観た人に委ねられている点まで共通しています。

 ちなみに監督はテレンス・マリック。若きサム・シェパード、リチャード・ギアが共演している天国の日々は、とても綺麗な映像が印象的。一度は観て欲しい映画です。
 戦争シーンよりも自然描写の方が印象的なガダルカナル島での戦いを描いた異色反戦映画シン・レッド・ライン、植民地支配のためにアメリカにやって来たイギリス人と原住民の女性との恋を描いた、これまた綺麗な映像と心地良いクラシック音楽が印象的なニュー・ワールドなど、寡作ながら根強いファンからの支持を得ている監督です。

 そして大スターの2人が共演しているのも、この映画の大きな特徴。
 主演はブラッド・ピット。この人はとても格好良いのですが、汚れ役も得意。今回の役は普通のおっさんを演じていましたが芸域の幅の広さを感じさせます。色々と名作、ヒット作に出演していますが、カリフォルニアでの悪役はインパクトがありました。そしてテリー・ギリアム監督の12モンキーズは個人的にかなりのお勧めで、キャラの立った役で出演しています。

 そしてもはや大ベテランの域に達しつつあるショーン・ペン。テレンス・マリック監督作品ではシン・レッド・ラインに出演していました。若い時から演技派のイメージがあります。彼の若い時のお勧め作品としてクリストファー・ウォーケンと共演したロンリー・ブラッド、ロバート・デュヴァルと共演したカラーズ 天使の消えた街、ロバート・デ・ニーロと共演した俺たちは天使じゃないをここではお勧めしておきます。今、気付きましたが若い時から超大物俳優と次々と共演していたことに今さらながら驚きました

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競馬 天皇賞(春)予想 勝つ馬は決まってるけれど

2012年04月29日 | 競馬予想

天皇賞(春)予想


 前走の阪神大賞典では、思わぬ頭の悪さを露呈してしまったオルフェーヴル。本当に競馬は改めて何が起こるかわからないことを実感した。今回は不安視する声も聞かれるが、本番の今回はブッチギッテ勝つだろう。問題は相手探し。願望を込めてるとトーセンジョーダンは蹴りたいのだが・・・今の俺にはそんな勇気すらない
◎ 18 オルフェーヴル
△  1 ビートフラッグ
△  7 ユニバーサルバンク
△  8 ギュスターヴクライ
△ 11 ウインバリアシオン
△ 12 クレスコグランド
△ 14 ローズキングダム
△ 16 トーセンジョーダン
×  3 ナムラエクセンレント
×  5 ジャガーメイル
×  6 ゴールデンハント
× 15 ヒルノダムール

 12番のクレスコグランドは個人的にはかなり強いと思っています

買い目 三連単フォーメーション
 1着 18
 2着  1、7、8、11、12、14、16
 3着  1、3、5、6、7、8、11、12、14、15、16   合計 70点

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映画 ステップフォード・ワイフ(2004) 理想の夫婦とは

2012年04月19日 | 映画(さ行)
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 今となっては信じられないことだが、ひと昔前までは結婚したら女性は仕事を辞めて家庭に入るものだと考えられていたらしい。しかし、現在は結婚しても男性以上の能力を発揮してバリバリ仕事をこなす女性などは大して珍しいことでもなんでもない。実際に旦那よりも奥さんの方が収入が高いですなんて例はたくさんある。
 今の若い女性にとって、結婚しても専業主婦なんかまっぴらゴメンで高いレベルで仕事をテキパキこなすキャリアウーマンこそが理想的な未来像である。なんて本当にそんな世の中が女性にとって良き社会なのか、そもそもそんなに女性は仕事をしたがっているのかまた逆に男性は女性の社会進出に対して果たしてどのような感想を持つのか

 理想の夫婦のあり方をテーマにした映画が今回紹介するステップフォード・ワイフです。なんだかとても重いテーマを扱っている映画であるが、ブラックジョークのオンパレードで個人的にはけっこう笑えた。そしてサスペンスあり、コメディあり、SFありで非常に映画らしい内容、作りになっている。

 さて、ストーリーはニコール・キッドマン扮するテレビ番組の女性敏腕プロデューサーが、ある不祥事をきっかけにクビになってしまう。ショックで落ち込んでいる彼女を癒すために、夫はステップフォードと呼ばれるとても治安が良く、家の中はあらゆる物がオート化されていて、しかも綺麗に整備された街に引っ越すことを提案する。
 やがて子供を連れてステップフォードに引っ越してみると、そこで暮らす女性たちは、綺麗な服を着飾り、夫に従順で、みんな化粧をしていて笑顔を絶やさない。そんなステップフォードの街に対して夫は非常に満足するが、あまりにも完璧な主婦たちの姿にニコール・キッドマンは何か不自然な物を感じ始め・・・というストーリー。

 観ている我々はステップフォードに暮らす女性たちの本当の姿に驚き、さらにステップフォードを牛耳る黒幕の考え方に対しては観る人によって感想が違うという仕掛けになっている。個人的には妙に納得してしまったのだが、そんな自分は果たして正常なのか、異常なのかちょっと悩んでしまう。それでは、ちょっと大人の夫婦にぜひお勧めしたいステップフォード・ワイフを紹介します

ステップフォード・ワイフ [DVD]
アイラ・レヴィン,スコット・ルーディン,ドナルド・デ・ライン,エドガー・J・シェリック,ガブリエル・グランフェルド
角川エンタテインメント


 ジョアンナ(ニコール・キッドマン)はニューヨークを本拠地にするテレビ番組の敏腕女性プロデューサー。しかし、彼女の製作した番組で不祥事が発生してしまいテレビ局をクビになってしまう。すっかり意気消沈してしまった彼女に対して、夫であるウォルター(マシュー・ブロデリック)はコネチカット州のステップフォードという街へ引っ越すことを提案する。
 ステップフォードは治安は良く、自然は豊か、家の中はオート化、まるで不自由の無い場所に思われた。夫のウォルター(ブロデリック)はすっかりステップフォードに住む男性たちと仲良くなり、この地での生活は非常に満足をしていた。しかし、ジョアンナ(キッドマン)はこの街の女性たちが、あまりにも完璧な主婦ぶりを発揮している様子を見て違和感を覚えてしまい最近同じく引っ越してきた女性作家のボビー(ベット・ミドラー)とステップフォードの住人について調べてみるが・・・なかなかの驚きの展開は映画を観てください



 原作者はアイラ・レヴィンこの人の作品は死の接吻ローズマリーの赤ちゃんブラジルから来た少年などが映画化されていますが、どれも傑作になっています。ちなみに今回紹介したステップフォード・ワイフは1975年の作品であるステップフォードの妻たちのリメイク。そちらは未見ですが本作品とどのような異なる点があるのか非常に興味があります。

 この映画は本当に豪華キャストであり、多くの名優が出演しています。
 主演のジョアンナを演じるニコール・キッドマンはトム・クルーズと離婚してから個性的な作品に出るようになりました。ラース・フォン・トリアー監督のドッグヴィルは一度は観て欲しい映画です。

 ジョアンナの夫であるウォルターを演じるのがマシュー・ブロデリック。ちょっと観ない間にすっかりおじさんになっていた驚きました。この人はウォー・ゲームの少年役のイメージがありますが、ショーン・コネリー、ダスティン・ホフマンと共演したファミリー・ビジネス、そしてアメリカ南北戦争を題材にしたグローリーがお勧めです。

 ステップフォードの男性協会の会長を演じているのが名優クリストファー・ウォーケン。A級、B級関係なくあらゆるジャンルの作品に手当たり次第に出演している印象がありますが、お勧めとなるとディア・ハンターデッド・ゾーン。そしてショーン・ペンと親子を演じているロンリー・ブラッドもここではお勧めしておきます。

 クリストファー・ウォーケンの奥さんを演じているのが名女優グレン・クローズ。この人は危険な情事のインパクトが強烈ですが、多くの名作に出演しています。ガープの世界愛と精霊の家、ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマンと共演しているエアフォース・ワンあたりがお勧めです。

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競馬 皐月賞予想 大混戦の気配

2012年04月15日 | 競馬予想
 

皐月賞予想


 今年の皐月賞は大混戦。しかも中山コースというのが馬に器用さを要求されるコースなだけに単に実力がある馬が勝つとは限らない。そこが毎年のごとく皐月賞を予想するのに悩む点だ。しかし、メンバーを見渡すと逃げたい馬が2頭いるし、4コーナー早め先頭というタイプもいる。差し馬に有利な流れになりそうな気配だが、果たしてそして今年のトライアルレースをどう見るか?
 そんな中で自在性があり、末脚の破壊力のあるこの馬が僕の本命だ
 ◎ 14 ゴールドシップ
 ▲  2 アダムスピーク
 ▲  9 ワールドエース
 ▲ 18 グランデッツァ
 △  3 トリップ
 △  5 アーデント
 △  6 ディープブリランテ
 ×  8 サトノギャラント
 × 11 マイネルロブスト
 × 13 シルバーウエイブ

 僕の本命は14番のゴールドシップ。前走の共同通信杯では完全に逃げた馬の勝ちパターンだったが、怒涛の末脚を発揮した。しかもスタートが良かったのは、今回の皐月賞に向けて非常に好材料。2走前のラジオNIKKEI杯2歳Sではメチャクチャな乗り方だったのに2着に来た内容はこの馬の高い能力を物語っている。そのレースの勝ち馬、3着の馬よりかは高い評価が必要だ

 単穴には3頭挙げる
 まずは2番のアダムスピーク。前走の弥生賞での負けっぷりが評価を大きく下げているが、休養明けでスムーズなレースをさせてもらえなかった。当然今回は巻き返し可能だ。そしてこの内枠はチャンスが広がった。好枠を利用して上手く立ち回れば本命は逆転する可能性ある。
 次に9番のワールドエース。スケールの大きさなら出走メンバー中ナンバーワン末脚の破壊力だけを見ればスター候補だ。しかし、現状はスタートが悪く後方から大外へ持ち出すレース運びしか出来ない。果たしてこのメンバーを相手に、しかもトリッキーな中山コースでそんな大味なレースで勝てるのかは疑問だ。しかし、想像以上の強さを見せ付ける可能性もあるのでこれぐらいの評価は必要。
 次に18番のグランデッツァ。それにしてもこの大外枠は良くない。好位でうまく立ち回れる馬なだけに尚更だ。それとゴールドシップとの直接対決の印象からは、ちょっと分が悪い気がする。しかし、前走は確かに強かったし、デムーロ騎手というのはかなり不気味だ。

 穴馬としては中山2,000Mという特殊なコース形態を考えれば、内枠の差し馬だろう。そうなると5番のアーデントは2着には押さえたい衝動に駆られる。

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 14
 2着  2、3、5、6、9、18
 3着  2、3、5、6、8、9、11、13、18

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、9、18
 2着 14
 3着 2、3、5、6、8、9、11、13、18           合計 72点

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映画 闇の列車、光の旅(2009) 希望を求めてアメリカへ

2012年04月14日 | 映画(や行)
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 アメリカの最大の悩みの1つとして、中南米からの不法移民の増加が挙げられるだろう。それにしても景気が絶不調のアメリカへ命を懸けてでも移民しようとする中南米の貧困相の暮らしは想像以上にボロボロだ。
 ストーリーはアメリカから強制送還させられたお父さんとおじさんが再びアメリカを目指すために、半ば無理矢理連れて行かれる少女がいる。彼らは屋根の上にまで乗客が満載の長距離列車に乗ってホンジュラスからアメリカの国境を目指す。しかし、よく考えたらホンジュラスからアメリカへ行くには、さらにメキシコを無事に通過しないといけなかった。

 そしてメキシコで待ち構えるのが、彼らの懐を狙うギャング団。このギャング団で行われる儀式、行動、生活が恐ろしいほどリアルに描かれている。たとえばギャング団に入るために人を殺さなければならないこと、敵のアジトのギャングを殺して飼っている犬に食わせるようなシーン、さらに殺されたギャングが四つ裂きにされているシーンなど。そしてとにかく入れ墨が怖い。これらのシーンを見てメキシコへ旅行するのは控えようと思ったりする。
 そんな恐ろしいギャング団が情け容赦なく、なけなしの金を持ってアメリカへ移民しようとする彼らに襲いかかって来る

 ところが無法っぷりが目立つギャング団の中にも、少しだけマトモな心を持った少年がいた。その少年は例の如く移民しようとしている人々を乗せた長距離列車を襲う計画を実行する一員に選ばれるが、彼は組織を裏切り、偶然にもホンジュラスから来ていた少女を助けてしまう。
 そして、この少年少女は惹かれあい、さらに長い長い国境までの逃避行が繰り広げられる。やけにギャング団の追いかけてくるスピードが速かったり、各地にギャング団のネットワークが形成されていたり、そしてとにかく裏切り者には執念深く追いかけてくるギャング団。
 そんな絶望的な状況の中でこの少年少女はまだ大人とは言えない年齢ながらも勇気と知恵を振り絞り、そして愛の力でアメリカの国境までたどり着けることが出来るのか

 逃亡劇のスリルを感じ、中南米の貧困相が置かれた状況が少し理解できた気分になり、そして生きる希望に満ち溢れたラストシーンに涙する闇の列車、光の旅を紹介します

闇の列車、光の旅 [DVD]
パウリーナ・ガイタン,エドガー・フロレス,クリスティアン・フェレール,テノック・ウエルタ・メヒア,ディアナ・ガルシア
Happinet(SB)(D)


 メキシコ南部において、ギャング団のグループの1人であるカスペル(エドガル・フローレス)はギャング団の掟を破って、ギャング団以外の女の子とこっそり付き合っていた。しかし、そのことがリーダーの1人であるリマルゴにばれていしまい、罰としてアメリカ行きの移民列車を襲う計画に参加させられてしまう。
 一方、ホンジュラスにおいて少女のサイラ(パウリナ・ガイタン)はアメリカから強制送還された父親の再びアメリカに戻りたいという願いのために、半ば無理矢理、父親とおじさんの3人で長距離列車の屋根に乗り込みアメリカの国境へと向かう。

 サイラ(パウリナ・ガイタン)たちがメキシコに着いたとき、そこへギャング団のカスペル(エドガル・フローレス)とリマルゴ達に遭遇してしまう。リマルゴはサイラ(パウリナ・ガイタン)を犯しそうになるが、それを見たカスペル(エドガー・フローレス)はリマルゴを殴り殺す。
 サイラ(パウリナ・ガイタン)はカスペル(エドガー・フローレス)に惹かれるようになり、2人は一緒にアメリカの国境へ向かうことになる。しかし裏切り者の烙印を捺されたガスペル(エドガー・フローレス)はギャング団から猛烈な追跡を受けてしまい・・・果たして彼らは無事にアメリカの国境へたどり着くことが出来るのかは映画を観てください



 それにしても世界中を見渡せば、凄いギャング団がいることに驚きました。中南米の貧困層を描いた社会派映画であり、恋愛ドラマでもあり、逃亡劇のスリルがあり、絶望的状況の中に少しの希望を見出せる映画です。それにしてもこれだけ怖い人が襲ってきたら僕なら何もかも忘れてしまうところですが、この少女の暗記力、記憶力には驚きました。

 ちなみに監督は日系アメリカ人のキャリー・ジョージ・フクナガ。次作は文芸の名作であるジェーン・エアの映画化のようです。今後も注目したい監督です

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映画 未来を生きる君たちへ(2010) 復讐はダメなのか

2012年04月09日 | 映画(ま行)
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 今回紹介するデンマーク映画未来を生きる君たちへ。デンマーク語の原題はHævnen、意味は復讐だ。人類の歴史は復讐の歴史で血塗られている。アメリカ同時多発テロに端を発するキリスト社会とイスラム社会の軋轢、イスラエルとハマースの対立が続くパレスチナ問題等。大昔から続いていて、現在においても解決の糸口すら見つからないような戦争、紛争が起こっている。やられたらやり返すことを繰返す復讐の歴史は、いつ終止符がうたれるのか

 極めて傍若無人に振る舞う人間がリーダーになってしまう世の中において、暴力を受ける側はひたすら痛みを受け続けることが正義なのか?本当に暴力には暴力で対抗してはいけないのか?復讐イコール絶対悪だと叫び続ける人達の欺瞞を問い質し、絶望的な暴力社会の中で僅かな希望の灯を見出そうする人々が描かれているのが今回紹介する未来を生きる君たちへ。アカデミー外国語賞を受賞するなど非常に評判の高い作品です。

 理不尽な無法者が存在するアフリカの難民キャンプと、幸福度世界一と言われるデンマーク。まるで相反するような二つの国を舞台にストーリーは展開するが、この二つの国を結びつけるのが、その間を行ったり来たりする医師であり、お父さんである主人公。
 1人でも多くの命を助けようとマトモな医療設備が整っていないアフリカの難民キャンプに医師として赴き、そしてデンマークに帰ると学校でイジメに遭っている少年のお父さん。復讐は絶対にダメだということを信条にしている医師であるお父さんが痛感してしまう過酷な現実とは
 アフリカの難民キャンプで次々と運び込まれる犠牲者の悲惨な姿にアフリカの問題が浮かび上がり、そして福祉が充実していて、教育水準が高いデンマークにおいても学校のイジメや差別意識があることに驚く。復讐はダメなことは誰でも理解できるが、そうは言ってもやり返さないとやられっ放しになってしまいかねない状況に対しては誰もが明確な答えを出せていないと思う。
 長らく日本は平和だと信じてきたが、実は近隣においてミサイル実験を堂々とする国があることにやっと気付いた日本人も他人事ではない未来を生きる君たちへを紹介します

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 まともな医療設備の無いアフリカの難民キャンプにおいて、デンマーク人の医師のアントン(ミカエル・パーシュブラント)は地元のスタッフと一緒に患者たちの治療で大忙し。そんな中で”ビッグマン”と呼ばれる悪党の手によって腹を切り裂かれた妊婦が運び込まれる。
 アントン(ミカエル・パーシュブラント)は奥さんとは別居中でエリアスと言う名の息子がいるが、エリアスは学校で酷いイジメに遭っている。エリアスの学校に母親を亡くしたばかりのクリスチャンが転校してくる。クリスチャンとエリアスは直ぐに友達になる。
 ある日、エリアスがイジメに遭っているのを助けようとしたクリスチャンだったが彼は怪我を負わされる。そして怪我を負わされた相手にクリスチャンはナイフを持って復讐に向かうのだが

 やられたらやり返さなければイジメられ続けると主張するクリスチャンに対し、復讐の愚かさを説くクリスチャンの父親。そしてデンマークに帰ってきたアントン(ミカエル・パーシュブラント)も、クリスチャンと息子のエリアスに復讐の愚かさを自らの身をもって証明しようとする。

 再びアフリカの難民キャンプへ向かったアントン(ミカエル・パーシュブラント)だったが、そこへ”ビッグマン”が脚の怪我でやって来るのだが、自らの信念に従い”ビッグマン”に対して治療を施そうとするが・・・人間同士が憎しみ合い、傷つけあい、そして迎える結末は?ぜひ映画を観てください



 色々と悲劇的な要素が次から次へと小出ししてくる印象がありますが、最後は希望の光を感じることが出来ます。

 ちなみに監督は傑作を連発している感のあるデンマークの女史スサンネ・ビア本当にこの人の作品は絶望的な中にほんの小さな希望の光を感じさせてくれます。個人的にはしあわせな孤独という映画が最もお気に入りです。
 他に次から次へと主人公を悩ます出来事をたたみ掛けてくるアフター・ウェディング、ベニチオ・デル・トロとハル・バリーの二大スターが共演している悲しみが乾くまでもお勧めしたい映画です

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競馬 桜花賞予想 今回はマトモに走ると思うのだが

2012年04月08日 | 競馬予想

桜花賞予想


 今日(4/8)は僕の誕生日ハッキリ言って本題とは全く関係がない。しかし、誕生日プレゼントは桜花賞の的中馬券が欲しい。
 さて、今年の桜花賞はチューリップ賞の勝ち馬が回避、今年のクラシック路線の主役だと思われたあの女傑ブエナビスタの妹ジョワドヴィーヴルが前哨戦を取りこぼす等、なんだか混戦模様が漂ってきた。
 絶対的な逃げ馬が居ないだけにちょっとペースが読みづらいが、そこそこ行きそうな馬がいるし、ペースが落ち着くと折り合いに難のある馬もいるから直線に入ってからのヨーイドンのようなスローペースは考えづらい。最後の坂のある長い直線で実力馬による叩き合いが見られるだろう。

 ◎ 17 ジョワドヴィーヴル
 ▲  2 エピセアローム
 ▲  5 パララサル
 ▲ 10 ジェンティルドンナ
 △  8 マイネエボナ
 △ 11 アイムユアーズ
 △ 14 ドーセンベニザクラ
 ×  9 イチオクノホシ
 × 12 プレタノート


 僕の本命馬は17番のジョワドヴィーヴル。名前の由来はフランス語で生きる喜び今の俺にとってしみじみと噛みしめたくなるような言葉だ。阪神JFを勝った時は、これで今年の3歳の牝馬クラシック路線はこの馬で仕方が無いなと思ったものだが、前走のチューリップ賞がなんとも不甲斐ないレース振り。休養明けがダメなのか、馬群から抜け出すような根性が足りないのか、それとも実は弱いのか?
 本当の敗因はよくわからないが、この馬の能力は誰もが認めるところ。お姉さん以上の活躍も充分に見込める馬がここを取りこぼすことは考えずらい。枠順が外過ぎる気はするが、豪快に大外を回って差し切るレースを期待したい

 本命馬を負かす可能性のある馬を3頭挙げる
 まずは2番のエピセアローム。ちなみにこの馬の名前の由来はスパイシーな香り前走のチューリップ賞はかなり折り合いを欠いたが、それでも2着に飛び込んできた。まともに力を発揮せずにジョワドヴィーヴルを3着に降しているのから、今回は実はかなりのチャンスかも。この枠は折り合いに不安のあるこの馬にとっては良い枠だろう。不安なのが馬群を経験したことが無いだけに能力を発揮できない可能性があること。この内枠が吉か凶か。うまく立ち回れば本命を逆転するかも。

 次に5番のパララサル。現在3連勝中と勢いに乗っている。レース振りがかなり荒削りだが、スケールの大きさを感じる。もしかしたらジョワドヴィーヴルよりも強いかも、と思わせる馬。ほとんど逃げ馬天国だった中山開催において後方から追い込んで勝ち切っているようにかなり能力を感じる。問題は今までと相手のレベルが違うだけに本当にこのメンバーで通用するかどうかが悩ましい。しかし、実はこの馬が一番強かったことにレース後に気付いたのでは後の祭り。ここは逆転候補に挙げる。

 次に10番のジェンティルドンナ。前走のチューリップ賞は本調子では無かったとのこと。今回は大幅な上積みを見込める。枠順もこの馬にとって良いところ。一瞬の切れ味は相当だし、岩田ジョッキーというのもやっぱり不気味だ。

 他に勝つのは厳しいが2着ならありそうな穴馬なら8番のマイネエボナ。好位で立ち回れるレースセンスは魅力的だし、いつも人気が無くても2着に飛び込んで来る意外性は、GⅠレースの穴馬に期待できる。混戦にも強そうなので2着に踏ん張るかも

買い目 三連単フォーメーション
 1着 17
 2着  2、5、8、10、11、14
 3着  2、5、8、9、10、11、12、14

買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、5、10
 2着 17
 3着 2、5、8、9、10、11、12、14         合計 63点

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