昨夜池上彰の2013年の世界を見に行こうと言う番組だったと思うのですが見ました。ヨルダンのシリア難民キャンプなど訪ねていました。難民に対する援助方法も変化していました。WFP(世界食糧計画)は以前は食べ物を援助していましたが、今は品物が買えるクーポンを渡していました。自分の食べ物は自分で購入し、調理する。それも難民の自立につながってゆくと説明していました。またキャンプのある土地にお金が落ちるので地元の経済も活性化されると。
圧巻はレバノンでの取材です。ある男性はシリア難民に土地と廃材などを提供し、自由に小屋を作らせていました。彼は言います。一人で100人を援助するのは大変だが100人で一人を援助するのは可能だあると。宗教間の対立について聞かれると宗教が違うから対立するのではない権力を欲しがるものが宗教の違いを利用するのだと答えていました。レバノン人の多くはシイア派。シリアからの難民はスンニ派だそうです。この2派の闘いはイラク戦争でも有名です。
池上氏はイスラム原理主義者ヒズボラの支配的地域に入り、彼らの祭り『アシュラ』を取材していました。巨大な群集は整然と祭りを行っていました。
レバノンは多宗教の国家だそうです。このヒズボラが支配する街にも教会がありました。レバノン内戦でこの国の人々は外国からの介入によりズタズタにされました。その経験を生かし全ての宗教を認めて他宗教の祭りなどには決して介入しないのだそうです。ですから宗教が違うからという対立は無くなったそうです。どの宗教の人でも自由に出入し交流できるセンターもありました。
今まで紛争の原因として民族対立や宗教対立が挙げられています。でも、全ての民族と宗教の独自性を互いに尊重し合えば平和は訪れると言う希望を与えてくれるドキュメンタリーでした。もう一つ権力を少数の人間に与えないようにするにはどうするかという問題もありますが・・・。
レバノン内戦について
http://reocities.com/researchtriangle/network/4110/lebanoncivilwar.html
2012年12月をもって私は平和に関するボランティアをやめました。でも、エスぺランティストとしてやはり平和については考え続けます。
圧巻はレバノンでの取材です。ある男性はシリア難民に土地と廃材などを提供し、自由に小屋を作らせていました。彼は言います。一人で100人を援助するのは大変だが100人で一人を援助するのは可能だあると。宗教間の対立について聞かれると宗教が違うから対立するのではない権力を欲しがるものが宗教の違いを利用するのだと答えていました。レバノン人の多くはシイア派。シリアからの難民はスンニ派だそうです。この2派の闘いはイラク戦争でも有名です。
池上氏はイスラム原理主義者ヒズボラの支配的地域に入り、彼らの祭り『アシュラ』を取材していました。巨大な群集は整然と祭りを行っていました。
レバノンは多宗教の国家だそうです。このヒズボラが支配する街にも教会がありました。レバノン内戦でこの国の人々は外国からの介入によりズタズタにされました。その経験を生かし全ての宗教を認めて他宗教の祭りなどには決して介入しないのだそうです。ですから宗教が違うからという対立は無くなったそうです。どの宗教の人でも自由に出入し交流できるセンターもありました。
今まで紛争の原因として民族対立や宗教対立が挙げられています。でも、全ての民族と宗教の独自性を互いに尊重し合えば平和は訪れると言う希望を与えてくれるドキュメンタリーでした。もう一つ権力を少数の人間に与えないようにするにはどうするかという問題もありますが・・・。
レバノン内戦について
http://reocities.com/researchtriangle/network/4110/lebanoncivilwar.html
2012年12月をもって私は平和に関するボランティアをやめました。でも、エスぺランティストとしてやはり平和については考え続けます。