glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

姉からの小包

2005-09-04 08:24:24 | Weblog
 姉から小包が届きました。開くと先ず泥ネギが目に入りました。その下にキチンペーパーの破れ目からオレンジ色のカメレオンのようなブツブツ肌の植物が見えている。恐る恐る包みを開くとルビーのような真っ赤な点々。


 それは熟れきったゴーヤでした。その他に緑のゴーヤ数本、インゲン、茄子、ミョウガの梅酢漬けが入っていました。

 姉の小包はいつもこんなです。春には<生もの横にするな!>とかかれた小包を配達員が抱えてやって来ました。中味はネギの苗でした。
  

 電話をするとゴーヤは熟れると弾けるのだそうです。弾ける所を私に見せたあげたかったと言うことでした。
 
 姉は後数年で80歳になります。倒れた夫を看病して15年過ぎました。その夫は脳溢血、脳梗塞、ぜんりつ腺癌の手術に耐えて、寝たきりにならず、速度は遅いけれど自分のことは自分でします。最近は週に3日デイケアに通う習慣がつき姉も少し生活の余裕ができたようです。

 兄弟姉妹というのは凄く不思議な関係です。姉と私は12才違いで、その間に数人の兄と姉がいます。姉は弟妹を育てたと豪語します。いつまで経っても兄弟姉妹の上下関係は変わりません。
 互いに独立して生活するようになってから上下関係は薄らいだと思っていたのですが、姉の子育てが終わり、孫が高校生になる頃から姉の注意はこちらに向き始めました。なぜか弟達に放たれない矢が私に向かって来ます。

 姉にと取っては私は姉が出ていった時の12歳の妹なのです。いつも諭され、ハイハイというべき存在なのです。時には猛烈に腹が立ち、時には激しく反抗しましたが最近は諦めています。

 どちらかが命尽きるまで、このような上下関係が続くのでしょう!
  
コメント (9)
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