唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
春夏秋冬
あるところに私の写真を展示することになりました。最初は四つ切ワイドを2点言われたのですが、どうせ展示するなら春夏秋冬各1点、計4点展示できないかと聞いてみたのですがNo、との回答。それではせめて3点はと聞いてみたところ、3点ならとOKがでました。
3点の場合には春夏秋冬、4つの季節から風景を2点と花の写真を四つ切ワイドに4点盛り込んだものととっさに考えていました。OKをもらってから考えてみると4分割して春夏秋冬を1点ずつというのも芸がないなと思い、そのバリエーションで作成したのが今日の1枚です。
でも、これは失敗。クリックして大きな写真でご覧頂いても、おそらくはお気づきになる方はいないと思うのですが、四つ切ワイドに伸ばして見るとバレバレ。実は「狐の剃刀」のピントが合っていないのです。蕊に合わせなければならいピントが花弁にいってしまっているのです。もう一度作り直しです。トホホ。
とは言いながら、せっかくですので花の説明を。左下から時計まわりに、狐の剃刀(夏/きつねのかみそり)、秋桜(秋/コスモス)、蔦紅葉(秋/つた)、擬宝珠(夏/ぎぼうし)、金欄(春/きんらん)、蕗の薹(早春/ふきのとう)。すべて恩田の森で撮影したものです。
八木・宇多アンテナ
VHSはご存知の通り、今から30年前の1976年に日本ビクター発表したカセット方式のテープを記録媒体とした家庭用のビデオデッキである。VHSの登場以前はオープンリール方式のビデオ装置があったが、一般家庭で利用するような代物ではなかった。ちなみに中学生当時の郷秋<Gauche>はオープンリール方式のビデオ装置の操作をクラスで唯一許され、理科担当の先生から「ビデオ装置操作技師」として任命されていた。VHSデッキならば自動的に回転ヘッドに巻きつけてくれるテープを手で巻きつけて巻き取り側のリールに挿む係りなのであった。
さて、VHSの登場にやや遅れてソニーが発表したベータマックスとの規格争いを制して家庭用ビデオの標準となったVHSだが、この争いは「ビデオ戦争」とまで言われたもので、敗れたソニー陣営(とユーザー)は実に悔しい思いをしたものであった。
元へ。今日、書きたかったのはビデオデッキの話ではなかった。VHSが「IEEEマイルストーン」に認定される以前に日本のオリジナル技術として「IEEEマイルストーン」に認定された製品及びシステムが5件もあったという(世界では74件)ことを書きたかったのである。
その5件とは、八木アンテナ、富士山頂レーダー、東海道新幹線、セイコーのクオーツ時計、シャープの電卓だということだが、郷秋<Gauche>は今回のVHSについての報道で初めて知った。富士山頂レーダー以降は知らない方もいないほど有名なものであるが、「八木アンテナ」をご存知の方は、多くないかも知れない。
この「八木アンテナ」、正確には「八木・宇多アンテナ」といい、1925年に東北帝国大学(現東北大学工学部)の八木秀次博士が宇多新太郎博士とともに発明したもので、このアンテナ、実は誰でもが目にしているものなのである。
漫画に出てくる魚の骨のような形をしたアンテナで、ようするに家庭用のテレビ放送やFM放送受信用のアンテナである(勿論送信用にも使われる。ただし不特定多数が受信する放送のための送信には不適で、一般的には通信用として利用される)。
八木・宇田アンテナは当時の日本の学会・産業界ではほとんど注目されなかったが、欧米ではいち早くこのアンテナ理論に着目し、この技術を利用しレーダーを開発した。1942年、旧日本軍がイギリスの植民地だったシンガポールに侵攻した際に捕虜としたイギリス兵が持っていた技術書の中に“Yagi”という文字を見つけ、「これは何だ」と問うたところ「日本人のお前が知らないのか」と指摘され双方が驚いたと言う逸話が残されている。
利用する電波の波長の1/2の長さの輻射器(この部分にのみ電波を供給する)の前に輻射器よりもやや短い導波器を数本から十数本を1/4波長程度の間隔で並べ、輻射器の後ろにはこれよりもやや長い反射器をやはり1/4波長程度の間隔で置くのが八木・宇田アンテナ一般的な構造である。
この形式によりアンテナは反射器から導波器の方向への鋭い指向性を持ち、その方向に対してより強い電波を発射する。受信時には前方以外からの信号やノイズが軽減され、また送信時にはより少ない電力で遠くまで電波を飛ばすことが出来るという、大変優れたアンテナなのである。現在は実に多くの種類のアンテナが存在するが、その多くは八木・宇多アンテナアンテナの原理を応用、発展させたものなのである。
そんなわけで、八木・宇多アンテナは、電気通信技術領域での発明として、おそらくは片手に入る程の偉大な発明であり、「IEEEマイルストーン」に選定されていることは当然のことである。日本人としては大いに誇るべきことなのである
今日の1枚は、なるせの森の尾根道。春夏秋冬、晴れで雨でも、その日毎に違った表情を見せてくれる尾根道。いつまででも佇んでいたい懐かしい道。
ノーベル文学賞
[ストックホルム 12日 ロイター] 2006年ノーベル文学賞が12日発表され、トルコ人の小説家オルハン・パムク氏が受賞した
日本国内の文学賞にもまず無関心な郷秋ではあるが(へそ曲がりな郷秋は芥川賞や直木賞受賞作品のほとんどを意図的に避けている)、今年のノーベル文学賞は気になっていた。なぜなら、日本人作家、村上春樹氏がその候補の一人と噂されていたからである。
噂の根拠は今年3月に氏がチェコの文学賞「フランツ・カフカ賞」を受賞したことにある。2001年創設で今年で6回目という「若い賞」ではあるが、2004年と2005年の受賞者がそれぞれの受賞年にノーベル文学賞を受賞しているというのだ。たまたま氏が田村カフカと名付け少年を主人公とした「海辺のカフカ」という作品を書いていたこともあって、ノーベル文学賞受賞の期待が更に高まっていたらしい(商魂たくましい出版社、マスコミ各社がその噂を煽っていたのかも知れない)。
郷秋が村上氏の業績を過小評価しているなどとは決して思って欲しくない。「村上春樹」をキーワードにしてこのblog内を検索して欲しい。むしろ、郷秋は、氏の相当熱心な読者である。しかしだ、氏がノーベル文学賞受賞者としてふさわしいかどうかは、また別な話である。
郷秋は、遠藤周作こそが、川端康成の次の(日本における)ノーベル文学賞受賞者であるべきだと確信していたが、残念ながら遠藤はその栄誉に浴することなく帰天した。もっとも遠藤の場合には、その作品に描かれていた「キリスト教信仰」がヨーロッパのそれとは余りにもかけ離れたもの(それこそが日本人の「身の丈に合った」キリスト教信仰であると、遠藤は確信していたわけであるが)であったがために、ヨーロッパ人には受け入れ難いものであったためであることが想像されるが、そのことが彼の作品の欧州における評価を低める要因となっていることは想像に難くない。
そんなことを考えるに付け、遠藤でさえも成し得なかったノーベル文学賞受賞を、基本的にはエンターテインメント作家である村上氏が手にしたのでは、遠藤氏の永年の労苦が報われないではないか。当然の結果であると、ここであえて言っておきたい。当の村上氏自身も、まさか期待はしてはいなかったであろうと思いたいと郷秋である。
今日の1枚は、今が旬の柿。
11対9で、駅伝の勝ち
F1は日本での視聴率が低くても世界的にはメージャーで、1レース当たり20億人が見ているというから、勿論、出雲の大学駅伝の比ではない。でも、待てよ。20億人って、今の地球の人口の1/3じゃないか。F1はとりわけヨーロッパや南米では人気が高いようだけれど、1/3って、にわかに信じ難い数字だよな。
でも、最初に書いた11対9は正確ではないにしても、大きく外れた数字ではないようだ。だって、出雲から昨日帰ってきた息子が「11対9でF1に勝ったぞ」と言うのだから。
A380、デリバリーが更に遅れる
A380の納入遅れが確実になったことを受けて一部のエアラインではキャンセルを検討。また納入を待つエアラインに対しても膨大な補償金が必要となり、エアバス社の経営に大きな影響を与えそうである。
A380は総二階建て、標準的な3クラスで555人、オールエコノミーなら一度に800人を運べると言う、ボーイング747(ジャンボジェット)を上回る超大型機である。郷秋<Gauche>としてはあのズングリとした超大型機に興味津々で、早くANAとJALが発注しないものかと思っていたが、こういう事態になってみると、両社共に賢明だったのかなという気もしてくるものだ。
旅客機は機体単独で運行できるわけではなく、その機体を受け入れる空港のインフラが整備されていなければ就航できない。その点A380は、たとえば1、2階両方のデッキに同時に架設できるボーディングブリッジがあるのかとか、いろいろ心配ではあった。
もっとも大量の旅客が見込める空港だけでいいわけだから、日本国内で言えば、新千歳、成田、羽田、関西、福岡、那覇の6空港程度だろうとは思うけれど、空港会社としての負担も多いはずである。その点ボーイング社が開発を進める787(標準型で210~250席、長胴型で最大330席)は、A380とはまったくキャパシティは違うけれど、従来機をよりリファインした先進的な機材としての魅力があるといえる。ちなみにA380には食指を動かさなかった国内2強だが、両社ともに787は発注済で、ANAに対しては2008年5月には引き渡しの予定となっている。
そんなA380を抱えるエアバス社と787のボーイング社、果たしてどちらに軍配が上がるのか、野次馬、郷秋<Gauche>は興味津々である。
椿の実
私は、すべるのが嫌で塗りではなく白木の箸を使っていますが、使っているうちに木の脂分が抜けて白っぽくなってきてしまいます。そんなとき、椿の実をペンチで割って中の実を二つに切ったものを箸にこすり付けて抜けてきてしまった脂分を補っています。
F1 2006年第17戦日本GPを振り返る
ミヒャエルには8度目のチャンピョンを獲得して引退して欲しいところだが、冷静に考えれば、アロンソが圧倒的に有利だ。今回とは待った逆のことが起きない限りミヒャエルのチャンピョン獲得はありえないのだから。
さて、スーパーアグリ。予選定位置から琢磨がかろうじてモンテイロをかわし15位フィニッシュとなったが、目をつぶってでも走れるはずの鈴鹿、ホンダエンジンそして琢磨のドライビングテクニックを考え合わせればなんとも寂しい結果である。
昨日も書いたようにSAの2006年は、デビューすることにのみにその意味があったとも言える。なぜならば、2007年以降F1エントリーチームに対する厳しい制限が課せられているからである。ならば、参入がかなわない多くのチームのためにも2007年は大いなる飛躍の年としなければならないだろ。
F1 2006年第17戦日本GP予選結果を読む
PPこそマッサに譲ったものの、赤い2台がフロントローを独占。そしてセカンドローにはなんと、今シーズン不調を囲ってきたトヨタの2台である。来年からの富士での開催に向けて弾みを付けたいということなのかも知れにないが、いったいどんなマジックは使ったのか。
青の2台はその後ろである。そしてその後ろにホンダの2台。今シーズン中盤以降のBS優位はここに来ても揺るがない。今日の記事のタイトルには「読む」と書いたが、読むまでもなく見えてくるのは「ミヒャエル有利」である。
さて、SAF1。SA06登場間近の時期には、ニューマシンが登場すれば少なくともミッドランドを、更にはトロロッソをも下し、時にはポイントにもて届くのではないかとの楽観的な憶測が流れもしたが、鈴鹿でさえ、琢磨の腕を持ってさえ、トロロッソのスコット・スピードに1秒2も置いていかれるありさまである。
「すべては鈴鹿で走るためにしてきたこと」と言い切る鈴木亜久里であるが、今年は、兎にも角にも、F1に参戦したことが唯一の成果となった1年であったようである。
今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
本供養
郷秋<Gauche>の友人で、金沢で古書店を営むchikahachiさん(「郷秋<Gauche>の独り言」にはshinoさんという別名で登場することが多い)が、古書月間である今月、石川県古書籍商組合のイベントとして開催してくれることとなりました。
経緯をご存知ない方には「開催してくれることとなりました」という言い回しが奇異に感じられたことでしょうね、きっと。実は、こんな経緯があるのです。
本供養のイベント開催の経緯
1. 郷秋<Gauche>が今年の7月にタダで図書館を作る方法という記事を書い
た。町の図書館の蔵書を全国の個人等からの寄贈でまかなおうという大胆
な発想です。
2. この記事に対しては本に興味をお持ちの方から幾つかのコメントを頂きまし
た。
3. せっかく送られてきた本も、半分は利用価値がなく廃棄されるのではないか
と、chikahachiさん。
4. 確かに本は捨てにくい。ならば「本供養」をしてはどうかと、郷秋<Gauche>。
5. 古書の組合でどこかの神社か寺とタイアップして本を供養するとして集め、古
書市場を開いて収益の一部をどこかにチャリティするすのはどうか。検討して
みたいとchikahachiさん。
つまり、「郷秋<Gauche>の独り言」に書いた記事、そしてお寄せいただいたコメントから生まれたアイディアをchikahachiさんが見事、具現化してくれたわけなのです。ですから「してくれることとなりました」なんです。嬉しいです。chikahachiさんとしては5.のコメントを書かれた時点で、すでに秋の古書籍商組合のイベントのことが頭にあったのかも知れませんが、わずか2ヶ月でイベントとして企画・実現されたchikahachiさんには大きな○。アイディアを出した折に「事業化の暁には売り上げの5%で結構ですよ」と書いた郷秋<Gauche>には×。トホホ。
本供養のアイディア、郷秋<Gauche>は売り上げの5%を頂戴しようと言う下心で考えたわけですが、chikahachiさんは、「書籍のプロたる古書店の眼で選別をさせて頂き、役割を終えたものについてはリサイクルへ、まだまだ利用の出来る本や後世に伝えていくべきものについては、当組合運営の交換会にて入札やセリを行い、その本を必要とされている方々の元へとお届けして社会に還元して参ると共に、それにより得られた収益は、ユネスコに寄託し、『ユネスコ世界寺子屋運動』による、世界中の恵まれない子供達の教育・識字運動の一助に」なるように考えてくれました。まさに ”Do for others.” 本とに素晴らしいです!
10月28日(土)と29日(日)の両日、金沢神社境内への直接持込となりますので、金沢市内・近郊にお住まいの方に限られるかとは思いますが、捨てるに捨てられないでいた本をお持ちの方は、「本供養」に参加されてはいかがでしょうか。神社さんでの供養ですが、この際、お寺の檀家さんもクリスチャンもムスリム(マ)も、恵まれない子どもたちのための教育・識字運動でもありますのでぜひご参加を!
本供養の詳細はこちらをご覧ください。
関連Site & blog
石川の古本屋
近八書房
近八の古書徒然日記
タダで図書館を作る方法
タダで図書館を作る方法(続報)
矢祭町(図書の寄贈について)引き続き「児童図書」や「中・高校生向きの本」を中心に受入れ中。
D200S
どうしてD200がD200Sになるのかと言うことについては、1年半前に書いたNikon D70をD70s'(ダッシュ)にする!をぜひご覧ください。
TRT御用新聞
お手元に神奈川新聞をお持ちの方は、ぜひとも今日の17面を見て欲しい(お手元に神奈川新聞をお持ちの方は、まず、いないな。いても約2名。でも、こう書かないと、話が先に進まない)。
正面右側にSA06、左にRA106、145*90mmとまずまずの大きさの写真。右から山本左近、佐藤琢磨、ジェンソン・ボタン、ルーベンス・バリチェロが、それぞれのマシンン前輪に腰を下ろした写真だ。記事のタイトルは「一つでも前狙う」(「を」を抜かす必然性が、果たしてあるのか。と言うことはこの際おいておこう)、少し小さく「自動車F1」「日本GP前に佐藤ら抱負」。
6日からのレースを前に、上海から日本入りしたばかりのホンダF1、SAF1の4人のドライバーが都内のホテルで会見したと言う記事なのだ。F1ファンが見ればホンダF1、SAF1の2台のマシンと4人のドライバーの写真なのだが、問題は、写真のキャプション、「自動車F1日本GPに望むスーパー・アグリ・ホンダなどのドライバーら」だ。「ホンダ・レーシングF1」の名前はどこにも出て来ないのだ。
ホンダF1の立場はどうなっているのかね。日本のチーム、日本人ドライバーにエールを送りたいならジェンソンとルーベンスを外してSAF1の二人だけの写真にすればいいのに。この記事を見て、ホンダは神奈川新聞にクレームを付けないのだろうか。
今日の1枚は、一昨日に続き、森の田んぼの稲刈り、ひと休みの図の別ショットです。
Three news about the "MONO"
唯一の国産旅客機として41年間日本の空を飛び続けたYS-11が、先月30日、沖永良鹿児島間のフライト(JAC)を最後に日本の空から引退。YS-11の後釜は4年前から導入が進められ既に8機が導入されているボンバルディア社のQ400(DASH8-400型機) 。
JCAで最後まで活躍した2機はフィリピンに輸出されることになっている。自分のクルマのことを考えてみれば当たり前の話なのだが、ヒコーキも新型機が導入されればこれまでのものは下取りされ中古機市場で取引される。YS-11はフィリピンなどの他、プーケットエアでも運行されていることはマニアの間では有名な話。
カールツァイスからニコンFマウンMFレンズ続々登場
本家Nikonでも大幅にラインナップが縮小され風前の灯のマニュアルフォーカス・レンズだが(yodobashi.comによれば20/2.8、28/2.8、35/1.4、50/1.2のみ)カール・ツァイスからDistagon T* 2.8/25、同2/35、Makro-Planar T* 2/50、同2/100が登場するらしい。 As for the details. --> Click
既にカールツァイスからはPlana T* 1.4/50、同1.4/85の2本が発売されているからこれでNikon Fマウント用のMFレンズは6本となり、本家の4本を上回ることになる。カールツァイスとは言っても作っているのは日本のコシナである。
ちなみに郷秋<Gauche>は知人のK氏所有のPlana T* 1.4/50に対してオファーを出しているところである。明日にはヤフオクで落札した75-150のズームも到着と、実はひそかにNikon MFレンズのラインナップ拡充中の郷秋<Gauche>なのであります。
ThinkPadのバッテリーも回収
デルとアップル社製のノートPCに搭載されたソニー製のリチウムイオンバッテリーが全世界的に回収されているが、IBMのThinkPadに搭載されたバッテリーも最悪の場合には発火の可能性があるとして、回収が開始された。郷秋<Gauche>が日々駆使しているThinkPadのXシリーズも対象となっているが、該当はX60、X60sだけで、郷秋<Gauche>のX31は対象外との事で一安心。ガスや油を使うものは常に発火の可能性があるとして注意をはらうけれど、バッテリーが発火するとは、普通思わないからかえって危険だとも言えるな。航空機への持込が規制されるようなことがないといいけれど。
いつもながら記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、小紫(こむらさき)。風雅な名前故にそう呼びたいということなのか、山野に生えている落葉低木の紫式部(むらさきしきぶ)と名前が混同されることがあるが、(おそらく)園芸用に改良されたこれが小紫で、紫式部は観賞用にはいささか寂しい。共にクマツヅラ科。
F1 2006年 第16戦中国GPを振り返る
曇り、路面はウエットでスタートしたレース。終盤にはスリックの方が良いタイムが出るまでにレコードラインが乾いて来たが最後の最後に再び雨という天気。この天気に翻弄されたレースとなったが、終わってみれば、またしてもミヒャエルだ。
これでドライバーズポイント逆転かと思われた中盤以降、第2スティントで順位を落としたアロンソが鬼気迫る勢いでミヒャエルを追いかけ2位を奪取したことで、ミヒャエル、アロンソ共に116ポイントとなるが、勝利数で上回るミヒャエルがアロンソを逆転しランキング1位となる。
ミヒャエルは日本、ブラジルでもアロンソを上回るポイントを獲得し、8度目のチャンピョンに輝くことだろ。史上最強のドライバーは8度のチャンピョン獲得と言う金字塔を打ちたて、そしてF1の舞台から去っていく。
そんなミヒャエルのいなくなった来シーズンのF1がつまらなくなるかと言えば、否だ。昨日のレースは、アロンソ終盤の走りや惜しくもリタイヤとなったライッコンネンの走りは賞賛に値するものであり、ミヒャエルのいない来シーズンも、F1は間違いなく私たちを楽しませてくれること確信するに値するレースであった。
それにしてもミヒャエル、格好良すぎるぞ。
中国GPのリザルトはこちらをご覧ください。
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