【7日間ブックカバーチャレンジ Day:7】

 「7日間ブックカバーチャレンジ」7日目、最終回は「セロ弾きのゴーシュ」です。ちくま文庫が「宮沢賢治全集」として全10冊、角川文庫が「宮沢賢治全童話」として全9冊をそれぞれ出版しており(していた。最新情報は?)、この中で読むことができます。私が持っているのは角川文庫版(飯野和好氏によるカバーも味わい深い)で、角川からは「宮沢賢治詩集」も出ております。ちくまからは賢治の弟の宮沢清六氏の「兄のトランク」も出版されており、賢治作品の理解を深めるのに役立ちます。

  生前にはほとんど評価されることがなかった賢治の作品ですが、そのどれもこれもが年月を経ると共にますます存在感と輝きが増す、名作特有の資質を持っています。執筆当時にはなかなか理解されなかった独自の世界に時代が追いついてきたと云う事でしょうか。21世紀は無論のこと、次の世紀にも引き継がれていくことは間違いない名作ですね。って、わざわざ郷秋<Gauche>ごときが云うまでのこともないのですが。

 賢治の作品が読まれるようになると同時にたくさんの解説本や絵本も登場しています。私の手元にも十数冊ありますが、もちろん賢治自身の作品ほどの魅力を持つものは少ないですね。宮沢賢治作品の研究をしようというなら別ですが、作品を読み込んでその言葉のひとつ一つを自分なりに味わえばそれで良い、それこそが読書の醍醐味と云うことですね。

※以下は最終日に当たり、Facebookのタイムラインに書いたものです。
 「『7日間ブックカバーチャレンジ』のミッションはこれにて終了です。考えてもみれば、blogには日々駄々文を書き続けておりますが、Facebookのタイムラインに直接長々と書き込むのは初めてであったかも知れません。せっかく書いたので、少し手を入れて(誤字脱字修正も)blogにも掲載したいと思います。その折にはニュースフィードで再度のお目汚しとなりますがお許しください。」

#宮沢賢治 #セロ弾きのゴーシュ #郷秋<Gauche>

【7日間ブックカバーチャレンジ】については7月17日掲載のblogをご参照ください。
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/3c77c1e13e3e63c3435ecb30b2d0f499
#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge

 横浜の住宅地に残された里山の四季の移ろいを毎週撮影し掲載しているblog「恩田の森Now」。ただいまは7月12日に撮影した写真を5点掲載いたしております。梅雨の晴れ間となった森の様子をご覧いだけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

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