長実雛芥子

 長実雛芥子あるいは長実雛罌粟と書いてナガミヒナゲシと読みます。英語名のLong-headed poppyの、何の“ヒネリ”もない直訳ですね。今時の道端で咲いているオレンジ色の「雑草」がこのナガミヒナゲシです。同様に道端で薄いピンク色の花を咲かせているのが18日にご紹介した桃色昼咲き月見草(ももいろひるざきつきみそう)です。

 いずれも外来種で、当初は観賞用として栽培されていたものが庭を逃げ出し野生(雑草)化したものです。桃色昼咲き月見草は在来種を駆逐する程の繁殖力は無いようですが、ナガミヒナゲシは強烈な繁殖力を持っているために、1961年に世田谷区で確認されて以来の50年間で日本全域に生育域が広がり、今ではこの季節の風物詩のようにさえなっていますね。


参考:独立行政法人国立環境研究所が作成している侵入生物データ―ベースにもナガミヒナゲシが掲載されています(see here)。駆除されるべき植物だと云うことなのでしょうか。

blog:恩田の森Now(22日撮影のものを23日に掲載いたしました)
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/

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