スマートフォンには須らくカメラ機能が付いて来る。写真(静止画像)だけではなく動画も撮れる。しかも相当高画質で。
でもだ、上の記事は肝心なところで基本的な誤りを犯している。それは本物のカメラとスマートフォンに付いているカメラ機能を同列に語っていることだ。
だってそうだろう。合皮(合成皮革)はどんなに高品質なものであっても動物の皮革ではないし、カニカマはどんなに美味しくたって蟹じゃないし、フリースはどんなに暖かくて肌触りが良くてもウールではない。もっと云えば、インスタントコーヒーがどんなに美味しかったとしても(美味しいインスタントコーヒーがあるとは私には思えないが)それはコーヒーではなく「インスタントコーヒー」と云う飲み物だし、インスタントラーメンも然り。冬の散歩の折にキャンプよろしく屋外で食べるカップラーメンはつくづく美味しいと思うけれどそれはラーメンとは別の、カップラーメンと云う食べ物としてのお話。
『なぜ「それでもカメラを使う」のか』とは、最初にも書いたが、本物の蟹とカニカマを同列で論じているようなもので、そもそも命題として成り立っていないのである。
スマートフォンに搭載されている「カメラのようなもの」はそれがどんなに高画質・高機能になっても「スマートフォンのカメラ機能」であってカメラではない。もちろん私だってiPhoneの「カメラ機能」は使う。それも結構頻繁に。カメラのような機能を持った便利なものだから。でもそれあくまでもカメラに似た機能を持った簡便な道具でしかない。だから私は、本物のカメラでしか撮れないものは本物のカメラで、それがたとえ僅かであったとしても持てる技術のすべてを注ぎ、精神を集中し被写体への敬意を込めて撮るのです。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは2月4日に撮影した写真を6点掲載しております。梅は咲けども一番寒い時期迎えている森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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