感謝の日

 60回目の誕生日を迎えることができました。まずまず健康で、まずまず幸せで、まずまず恵まれた生活の中で今日を迎えることが出来たことに感謝いたします。この世に生を授けてくれた父と母とそして神様に感謝いたします。これまで育ててくれた、縁を与えられた多くの方々に感謝いたします。たくさんの方に多くのものを与えて頂き今日を迎えることが出来たと云うのに、人には何も差し上げることができずに来た60年の人生には恥じ入るばかりですが、それでもお許しいただけるのだとすれば、明日からは心して新しい人生を歩み始めたいと思います。

 十刊十二支。10と12の最少公倍数は60。1955年、乙未(きのとひつじ)年の1月5日に生まれた郷秋<Gauche>。60年かけて十刊十二支をひと回りし、2015年乙未年の1月5日の誕生日には振り出しに戻って零歳からやり直すことが出来るのだそうだ。だから赤子と同じく赤いちゃんちゃんこ。子供の頃の60歳などとんでもない年寄りに見えたものだが、いざ自分がその歳になってみると「まだまだ行けるじゃん!」と云う気分。ではあるのだが、やはり若い人から見ると、ジジイなんだろうな。

 いや、人がどう見るか、どう思うかではない。大切なのは自分の心持である。やりたいことは山程ある。いや、そんなにたくさんの事をしようとしている訳ではないが、もっと深く取り組みたいいくつかの事がある。なんだか薄っぺらな自分を少しでも厚みのあるものとした。それが無理だとしても、その努力をしたい。慌てずゆっくり少しずつ一歩ずつ、自分なりのやり方でやってみよう。結果はともかく、そうすることにきっと意味があるのだ。来たるべき時の為に、その時に後悔することがないように。


 と云う訳で今日は、1953年1月5日、三歳の誕生日を迎えた郷秋<Gauche>。松の内に生まれたので正月=誕生日で、誕生日らしいことをしてもらった記憶がほとんどないのだが、それでもちゃんと写真を残してくれた亡き父に感謝。ちなみに右手奥の、多分リンゴ箱に風呂敷を掛けた台の上の花は、何故か生け花を嗜んだ父が生けたものであるはず。

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Unknown (郷秋<Gauche>)
2018-01-05 09:11:57
何を勘違いしたのか、1958年の1月5日です。
 
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