ロベルト・クビツァ?

 ロバート・クビサなら知っているけれど、ロベルト・クビツァって誰?
 勿論同一人物。ポーランド人初のF1ドライバーだ。BMWのマシンを駆り今シーズン既に12ポイントを獲得し、ランキング7位に位置している。

 最近では6月10日に行われたカナダGPを大事故に遭遇しながら決定的なダメージも無く、今週末のフランスGPには元気な姿を見せてくれるであろうドライバーとして、さらに、クビサとは同国人であった前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の名前を記したヘルメットを着用していたことから、ヨハネ・パウロ2世が起こした「奇跡」によって生還できたのではないかと噂さしきりのロバート・クビサである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000020-jij-int を参照されたし。

 それにしても「ロバート・クビサ」(Robert Kubica)ほど沢山の名前の「読み」を持っているドライバーは珍しいかも知れないな。ファーストネームのRobertは、英語読みなら「ロバート」、ドイツ語読みだと「ロベルト」となるのだろう(多分)。これはわかる。問題はKubicaだ。

 昨年デビューした当時には「クビカ」と標記される事が多かったが、その後「クビサ」と書かれる事が多くなり、今シーズンは「クビサ」が主流となっているようだ(まだ「クビカ」も見かける)。ここに来て新顔の「クビツァ」の登場である。イギリス在住の Kanaさんは、ご自分のblogの中で「ロバート・キュービッサ」と書かれている。おそらくイギリスではそのように発音されているのだろう。確かに「クビツァ」「キュービッサ」の方が、「クビカ」や「クビサ」よりも本物に近いような気がするけれど、「気がする」だけだ。ポーランド人が発音したKunicaを聞いた事が無いのだから判断のしようがない。

 クビカかクビサか。はたまたクビツァかキュービッサか。いったいどれに落ち着くことであろうか。そういえば、バリチェロと書かれる事が多いルーベンス・バリチェロだが、CGはいまだに「バリケロ」と書いている。確か、クルサードもクルタードだったんじゃないかな。

 かく言う郷秋<Gauche>も「ミハエル」ではなく「ミヒャエル」、「ライコネン」ではなく「ライッコネン」と書くことにこだわっている。でも「ライッコネン」は間違いなく「ライッコネン」ですよ。フィンランド人の友人が「巻き舌にしてライッコネン」と教えてくれたんだから、間違いない。

今日の1枚は、実家の庭で咲いていた「隅田の花火」。
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コメント
 
 
 
校正係またしても隅を突く (shino)
2007-06-30 13:23:09
問題はKunicaだ
ポーランド人が発音したKunicaを

開国語の日本語表記は本当に悩ましいですね。
そういえば郷秋さん、Championも頑なに(汗)チャンピョンですよね。
ATOKでチャンピオンを変換すると英語のスペルも出てくるのですが、チャンピョンだと出て来ません。

私は新聞などでの表記でメーンというのが何故か嫌で、メインとしているのですが、これはATOK変換でどちらでも英語のスペルに変換されるところを見ると、どちらも有田との判断なのでしょう。

つまり、チャンピョンはかなり少数派なのではないかと云いたい訳なのです。
 
 
 
それは (koura)
2007-07-03 14:29:44
私も是非知りたい。
いろいろあっていらいらする
 
 
 
こだわり (郷秋)
2007-07-03 22:44:35
shinoさん、こんばんは。
>チャンピョンはかなり少数派なのではないかと
メジャーは、黙っていてもメジャーなのです。だからメジャーなものについて論じる必要は、実はないのです。メジャーな方々が論じていますから。
しかしながら、時として、大切なもの、真実が隠れているのはマイナーなものの中です。ですから、マイナーなものこそ大切にしないといけないわけなんです。つかり、「チャンピョン」は、尊重されるべき価値を十分以上に持っているというわけですね。って、無理な理論展開?
 
 
 
ポーランド語ネイティヴ (郷秋)
2007-07-03 22:46:11
kouraさん、こんばんは。
ポーランド語ネイティヴスピーカーが近くにいれば、是非ともお聞きしてみたいものですね。
 
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