ベッテルには「幸運の女神軍団」がついていた

 一昨日、「ベッテルには「幸運の女神軍団」がついているのか」と題した小文を書いたが、女神は一人ではなく「幸運の女神たちの大応援団」がついていることがわかった。そうは云っても並のドライバーでは雨の中のレースを走りきり表彰台の一番高いところに上るなど至難の業であるから、ベッテルが一級のドライバーであることは間違いないようである。

 そうれはそうと、昨年良いところがまったくなかったレッドブル・レーシングのマシンが、雨の中であったとは云え常にトップをキープするだけのパフォーマンスを示したことはまったくの驚きであった。良いドライバーがチームとマシンを第一級に育て上げるのは、ミヒャエル・シューマッハとベネトンそしてフェラーリ、フェルナンド・アロンソとルノーが近年の好例だが、果たしてベッテルとレッドブル・レーシングの関係が先例と同様のものであるかどうかを第3戦が終わったばかりのいま判断するのは早計であるが、今シーズンが終わる頃には自ずと答えが出ることであろう。

 ところで、郷秋<Gauche>は地上波で観戦しているわけだが、「フジテレビ、あれはないだろう」と声を大きくしたい。「あれ」とは番組の頭に流された「トヨタ優勝!」もどきの「あれ」である。特に今回はレース終了から地上は放送開始までタップリ時間があったから、勿論事前に用意されていた「あれ」には違いないが、トヨタ優勝を確認した上で「尺を合わせて」差し込んだものだと郷秋<Gauche>は思ったぞ。つまり上海GPで、ついにトヨタが初優勝したのだと。

 まっ、確かにトヨタは表彰台の一番高い所のかなり近い所まで来ているようには思うけれど、チームの総合力がいまひとつ及ばないような気がする。それとやっぱり「ツキ」かな。2006年のハンガリーGPのホンダとバトンのような形で初優勝したとしても、トヨタとしては余り嬉しくもないだろう。優勝する以上は次のGPもその次のGPも優勝もしくは少なくとも表彰台をかけた戦いが出来る程でなければ、意味がない。どんな形であっても優勝は優勝であるけれど、「まぐれ」と陰口を叩かれない形での優勝を、是非ともトヨタに期待したいものである。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、あかねの森の民家の庭先の木香薔薇(もっこうばら)。バラであり、殊更に「木香」と名乗る以上は良い香りがするのだろうとクンクンするのだがまったく匂わない。調べてみると、芳香があるのは「黄花の一重や白花」とのこと。つまり黄色の八重咲には香りはなようだ。春先から詰まりっぱなしの郷秋<Gauche>の鼻が殊更に悪いというわけではないらしい。ほっ。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« れんげ畑 Micro(マイク... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。