福島県中通り地方


 夜の間にうっすらと雪が積もり、陽が出ると消える。福島県中通り地方の冬の典型的な天気です。
 3.11の報道であるいは有名になったかも知れませんが、全国の県の中で2番目の広さを誇る福島県は東側(太平洋側)から浜通り(はまどおり)、中通り(なかどおり)、会津地方(あいづちほう)の三つの地域に分けられます。地形による区分ではありますが、それがために気候だけではなく言葉も交通も人々の気質も大きく異なります。

 気候では、特に冬が大きく異なります。会津地方は、西側に隣接する新潟とは山ひとつ隔ててはいるのですが典型的な雪国。浜通りは典型的な太平洋側の気候、つまり首都圏と同じように冬の間中乾燥した晴天が続きます。そして中通りはと云えば、三日周期で会津と浜通りの間を行ったり来たりするのです。その冬の典型的な様子が今日の一枚なのです。三地方の県民性の違いなどについては、また別の機会に書いてみたいと思います。

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コメント
 
 
 
三日周期で会津と浜通りの間を行ったり来たり (pfaelzerwein)
2014-12-27 21:52:01
気象配置によって空気の入る方向が違うのですね。阿武隈山地と奥羽山地のどちら側からの空気の流れが優勢になるかの差なのでしょうか。

三月の時は北から南へのプルームの流れが問題になりましたが、時期によっては南から北へも風が通るのでしょうね。

こうした門構えの写真は、その光の感じと相まって、なにか背をしゃっきりとさせる感じがありますね。
 
 
 
Unknown (郷秋<Gauche>)
2014-12-28 08:17:37
pfaelzerweinさん、おはようございます(JPN)。
気候が気質を作るとも云われていますが、まさにこの気候によって会津、中通り、浜通りと、ひと口に県民性と云っても三つの違った気質が醸成されたのだと思います。
我が実家の門です。写真に撮ると結構立派そうに見えますね。実はごくごく普通の古い住宅です。3.11でも大谷石の塀が倒れなかったのは幸いでした。
 
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