NikonのAPS-CノンレフレックスはZマウント?

 まずはこちらをご覧ください。
Nikon APS-C Mirrorless Coming with Z-Mount ?

 ノンレフレックス(ミラーレス)機には、シャッターボタンを押すたびにミラーがパタパタと上下するレフレックス機構が必要ありませんのでフランジバック(レンズマウント面からイメージセンサーまでの距離)を短くすることができます。

 ニコンの例で云えば、長い伝統を持つFマウントのフランジバックは46.5mmですが、ノンレフレックス用のZのフランジバックは16mmしかありません。単純計算ではボディの厚みを30.5mmも薄くすることができます。大きくて重たくかつ高価なペンタプリスムも不要となりますので、軽量小型のボディを作ることができるのですが、短いフランジバックは良いことばかりではありません。

 それまで展開していたSLR(一眼レフ)用のフランジバックの長いレンズが使用できなくなると云う現実的問題があるのです。これに対する最善の策は短いフランジバックに合わせた新しいマウントと専用のレンズを作ることですが、それは新しいマウントとフランジバックに合わせたレンズを何十本も用意する必要があることを意味しているのです。

 これではまったく現実的ではありませんね。だってそうでしょう。Nikonは伝統のFマウントに加えて新しいZマウントを登場させました。さらにAPS-Cノンレフレックス機用のマウントを作ったら、マウント違いの同じ焦点距離のレンズを三種類用意しなければならないことになるのです。ですから、新たに開発するノンレフレックス機用に新しいマウントを用意するのはまったくナンセンスな話と云うことになります。

 じゃあどうする? 
1. 過剰スペックを覚悟でZマウントを使用する。
2. 専用レンズは用意せずFマウントレンズ用のアダプターを使用する。
3. Fマウントレンズの使用を前提にペンタックスのK-01のような厚みのあるボディとする。
 この三択になるでしょうか。

 最近購入したD3500のボディを底面から見て思ったのですが、D3500のボディはノンレフレックス機かと思うほど薄くて、レンズマウント部分だけがまるでノンレフレック機に「一眼レフ」用のレンズを使うためのアダプタを装着したかのように盛り上がっているのです。K-01のようにボディ全体が厚いのではなく上手にデザインすれば、こんな形のノンレフレックス機もありかな?と思ったりもする訳です。

 色々書きましたが、最も可能性が高いのはやはり1番でしょうか。ただし、現在のFマウントレンズにDX専用とFX・DX兼用の二種類があるように、ZマウントでもDX専用とFX・DX兼用の二種類が登場する。さらにZ to Fの廉価なマウントアダプタが登場する。と、こんなところでしょうか。

 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori には、ただいまは3月2日に撮った写真を、6点掲載いたしております。すっかり春となった森の様子をご覧いただければ幸いです。

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