羽田へ羽田へと草木もなびく

 JR東日本が2025年までに東京都心と羽田空港を結ぶ鉄道新線を建設するとのニュースが流れたのは7月だったか。今度は東京モノレールが、JR東京駅に新ターミナル駅の開設を検討しているとのニュース。事故時の迂回を考えても選択肢は多い方が良いに決まっているのだが、考えてもみれば東京モノレールはJR東日本の子会社だ。共倒れになることはないにしても、過大投資により業績を圧迫しやしないかと、他人事ながら心配になるぞ。

 JR東日本が計画している新線は、田町駅付近から湾岸の大井ふ頭までは休止中の貨物線を使い、そこから地下トンネルを掘り、羽田空港へ。新宿方面とは、りんかい線の大井町駅付近から地下トンネルを掘り、東京貨物ターミナル駅の北付近で新線とつなぐ計画。東京駅-羽田空港間の所要時間は現状の30分から18分に、新宿駅-羽田空港間は40分から23分縮まる見込み。事業費の見込み額は3千億~4千億円。

 一方の東京モノレールは現在の始発駅である「モノレール浜松町駅」からJR東日本の在来線の西側沿いの「上空」を約3キロ延伸し東京駅南側の東海道線上空にターミナルを開設との計画。工期が10年と云うことは、完成は2025年頃とJR東日本の新線とほぼ同時期に開通の見込み。浜松町での乗り換えが不要になることから所要時間は約6分短縮され、第1ターミナルまで21分。事業費は約1095億円。

 都心から羽田空港へは、この他に京急やバスでのアクセスが可能なのだが、果たしてどのルートが勝ち組になるのか。住んでいる場所にもよる訳だが郷秋<Gauche>の場合には、行は渋谷からJR、帰りは必ず座れるバスが一番便利かな。もっともその頃まで生きていられれば、と云う話しだが。


「恩田の森Now」
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18日に撮影した写真を4点掲載いたしました。暑い中にも少しずつ秋の気配が感じられるようになって来たお盆過ぎの森の様子をどうぞご覧ください。

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