日本の樹木最大の花

 ホオノキは樹高30mにもなる高木落葉樹。背丈も大きくなりますが、その葉も30~40cmと日本産の樹木としては最大級です。ホオノキは葉だけではなく花も大きく日本最大とのことです。確かにホオノキの花より大きな樹木の花は見た事がないですね。

 ご覧の通り蕾に近い開き始めの時期でさえ大人の拳ほどの大きさですから、花弁が開くと直径20cm近くになるでしょうか。ホオノキは葉が大きいことから他の樹木との見分けは容易ですが、その花はご覧になった方は多くはないかも知れません。大きな葉が出てから花が咲きますので葉に隠れて花が見えにくいこと、高木ですから人の目線の中には入って来づらいことなどがその理由でしょうか。

 「ホウ」の名は「包」に由来するようですが、葉には殺菌作用もあるといわれ古くから朴葉味噌、朴葉焼きなどの料理に利用されるなど利用価値も高いようです。小学校の図工で使った版画の板がこの木で出来たものだったように記憶していますが、どうでしょうか。

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