歯並びの良し悪しは、歯と歯列の大きさのバランスが主たる要因です。
上下の歯並びのバランスも個人差がありますので、デコボコ度が異なることはあります。
反対咬合系の小児患者さんの場合、下顎が前方に誘導されている要素があれば、早期のアプローチが望ましいことになります。
そうでない場合は、上顎下顎の成長がほぼ終了した段階での治療開始になります。
歯科矯正では、特に下顎成長のコントロールは不可能なので、成長期が終了した段階での嚙み合わせ歯並びから、治療計画を立てます。
この患者さんは、以前奥歯の部分矯正はしましたが、下の前歯のデコボコが気になるとのことで全体的な治療をご希望です。
噛み合わせが浅く、上下噛み合っていない部位もあります。
奥歯の前後関係をみると、しっかり下顎が前方で、骨格的には反対咬合系です。
抜歯矯正の対象で、下の前歯は内側移動、上の奥歯は前方移動して、歯並び噛み合わせとも改善するのが、スタンダードな治療方針です。
上顎の成長は10歳ころまで、下顎成長はその後の思春期成長とシンクロしますので、全体的な矯正治療は最も遅いスタートになります。
ふたつき子ども歯科 http://fc-dental.jp.net
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