今日も合間時間でアメリカ小児歯科学会のガイドラインを読んでいて、キシリトールとシーラントのセクションをチェックしました。
キシリトールの虫歯予防効果については、私たちが今まで論文等読んで来て考えているポリシーと同様でした。
すなわち、キシリトールで虫歯予防効果は期待できないと言うことです。理論的には、大量に持続的に投与すればむし歯菌が減少して予防効果がありますが、人間の日常生活では非現実的な回数と量ということです。
歯科医院専売の100%キシリトールでもその程度ですから、キシリトール配合という製品は他に糖が含まれているのが普通ですので、むし歯の原因になると考えたほうが無難です。
ガムですと唾液の分泌もプラスに影響して、1日5回以上ほど噛めば予防効果があると言われています。
タブレットですと効果は減少しますね。
予防とまでは考えず、むし歯の原因とならない甘味料と考えるのが適当でしょう。
虫歯をつくらないと言う面では他の甘いお菓子よりベターとは思いますが、 人間の味覚の発達という面では、ある年齢になったらしっかりとした本当の砂糖の甘さを知る事も重要ではないかと言うのが私見です。
節度ある摂取と、フッ素や歯磨き、フロス、シーラントといった虫歯予防法のバランスで虫歯ができなければOKでしょう。
甘い物も含め、美味しく食べるために歯があるわけですからね。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam
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