福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

小児矯正治療のメリット その2

2009-01-16 | 歯並び、矯正の話
前回のブログの患者さんの実際のお口の中の変化です。
上の真ん中の歯(中切歯)がかなり出っ張って、2番目の歯(側切歯)は逆に内側に位置して左側は上下逆に噛んでいます。このデコボコは、かみ合っている下の前歯の歯並びにも影響を与えています。
またこれは統計的にも明らかなのですが、上の前歯が出っ張っていると、ぶつけて歯を外傷する確率も高くなります。







4か月間上の歯並びの幅の拡大、その後ブラケットを付けて5か月間歯並びの改善で一段落。下の歯並びのデコボコもありますので暫く中休み後、乳歯の生え変わりを待って全体的な治療を再開します。
側切歯の歯肉のラインが低い状態ですが、これは時間とともに改善していくでしょう。






歯のサイズが大きい患者さんでは最終的治療で永久歯を抜かないと並ばない場合がありますが、早期治療によってその可能性が減少します。歯並び噛み合わせのためとはいえ、誰だって永久歯は抜きたくないですからね。
私のスタンスとしては、デコボコが著しい、逆に軽度の患者さんは生え変わりを経過観察するようにしています。
著しい患者さんでは、早期治療の限界がありますので結局歯を抜く治療になってしまうため、軽度の患者さんでは乳歯の生え変わり過程で自然の改善が期待できるので、生え変わった後矯正治療をしてもそれほど期間がかからず、トータルな治療期間が短くなるからです。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
                             http://www.futatsuki-dental.com/
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