サラサーテは凄いね

知り合いのお嬢さんが福岡西陵高校の管弦楽部に所属していて、カンタービレコンサートというのをやるので、ということで聴きにいきました。
会場は満員で、何でこんなに集まるの～とか思っていましたら、プログラムを見てみると、実は西陵高校のオーケストラは全国レベルだということが分かりました。例の「のだめカンタービレ」で演奏される曲を中心に構成されていたのですが、実際聞いてみるとやはり超高校級で、ちょっと聴いてみようかなどという気持ちが見事に裏切られました。
ゲストの音楽家の方々もメジャーな人たちで共演もなかなかのもので、聴き応えがありました。プログラムの中の１曲、サラサーテのカルメン幻想曲を福岡出身のバイオリニスト、岡田鉄平さんが演奏したのですが、これが凄すぎる。曲自体がトリッキーなテクニックを必要としますので、弾きこなすこと自体が凄いわけですよ。
私もオールジャンルの音楽を聴いていまして、現代の音楽でトリッキーといえばギターが出てくるわけで、かのクラシックコンプレックスと言われたリッチー・ブラックモア、エドワード、ヴァンヘーレン、アル・ディメオラなどにはかなりのインパクトを受けた記憶があります（この辺のギタリスト、ご存知ない方も多いとは思いますがご了承を）。
でもトリッキー演奏の元祖でありそれを越す人がいないのが、サラサーテだったんだと勝手に納得してしまいました。
サラサーテを気持ちよく弾きこなす岡田さんが、ピアニストの杉浦哲郎さんと「杉ちゃん＆鉄平」というコンビで福岡の「ルームス」というところで８月にライブをするそうで、場所を調べてみたら、おっと大名小学校の向かい側のビルでした。